情報の強者 ITとカースト:インド・成長の秘密と苦悩
 Day by Dayのコーナーにようこそ。
 分析・解説記事としての「News & Analysis」、食道楽のための「EATING OUT」、勉強家のための「LINK」、そしてややまとまった意見・感想を載せた「CYBERCHAT」、友人達の論文を集めた「FRIENDS」のどこにもは当てはまらない情報や私自身の意見を、この「Day by Day」で拾っていきます。
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2017年02月20日(月曜日)

 (14:32)ソフトウエアの書き換え待ちでディーラーのショールームにいますが、担当者と話しているとなかなか面白い。

 一番面白かったのは、「最近は特定の車の故障はメーカーが最初に察知して、私たちに連絡をくれるんですよ。で、私たちがお客様に連絡します.......」と。つまり以前からKOMATSUが自社のパワー機器でおこなっていたこと(その機器がどこにあって、状態を把握...)が乗用車でも日常になった、と。

 つまり路上を走っている車のちょっとしたパーツの問題とか、機器故障などはまず車のコンピューターが感知し、それを車が電話回線でメーカーに連絡。メーカーがその感知を認識・分析して、それを当該ディーラーに連絡。そしてお客さんに連絡が来ると。

 以前は当然車に乗っている人、つまり我々運転者が最初に車の異常を感知した。それから修復の為に車をディーラーに持ち込んだり、修理工場に出したり。しかし今はかなりの車が「自己察知→メーカー連絡」のパターンになりつつあるらしい。

 むろん、いろいろな問題がある。例えば「中古車はどうだろう」とか。購入ディーラーを経由しないで車を中古市場に出せば、持ち主が不明になる。その場合はトレースできるのか、以前の持ち主に連絡が行ってしまうのか、とか。

 そのうち、ケイタイの不具合も我々よりメーカーが先に察知する可能性がある。例えば「あなたのスマホの充電口は風呂の湯で錆が来ていますよ」とか。ありがたい一方で、迷惑でもある。

 MIRAIの走行距離に関しては、「どうにかしてよ」と私。そりゃあまり理想的な走りをしているのではない、と分かっていますが、「650と宣伝している以上、もうちょっと走って貰わないと」と。これも私。ディーラーの担当者も、本当にうまく安定して走る人で「500キロ弱」と。

 ところで暇なので待合室でニュースをチェックしていたら「マレーシア政府、正男氏捜査批判の北朝鮮大使を呼び出し」の記事が。当たり前でしょう。他の国で事件を起こしたと見られるのに、辺り構わずの高圧的な態度。

 さすがのマレーシア政府も頭にきているようで、「殺して、自分の国に死体を持ち帰る」ということを許してはいけない、という判断に傾きかけているように見える。しかしマレーシアに残しておいても...という問題はある。

 思った通り、金正男の長男には暗殺のリスクがあると中国政府が警告。父親にもしていたらしいが、彼はマレーシアで事件にあった。だから息子はロンドン留学の計画があったらしいが、取りやめてマカオに居るという。

 今の体制が崩れない限り、北京にいる正妻の子供共々、彼は常に命を狙われる。悲惨な事だと思う。


2017年02月20日(月曜日)

 (11:32)先週の金曜日だかにトヨタのディーラーから電話がかかってきて、「リコールかかってますので、近いうちに」と。その時は忙しかったので、「じゃ、月曜日に行きます」と適当に返事。

 で今朝「MIRAIのリコールって?」ってネットを見たら【リコール】トヨタ ミライ、FCシステム不具合で走行不能のおそれの記事が。「これか」っていう感じ。おやおや。

 言ってしまったので今日の午後にディーラーにMIRAIを連れて行きます。1時間くらいのソフトウエア書き換えでokらしい。この手のリコールは初めてだな。ソフトの書き換えね。スマホみたい。ははは。何をするのか見ています。

 結構乗っていますよ。街周りに良い。今ゲットして1年半という所ですが、1万キロ弱。今までは不都合は無い。


2017年02月20日(月曜日)

 (05:32)今日でアメリカの新大統領にドナルド・トランプが就任してから一ヶ月。まさに疾風怒濤の一ヶ月でした。でもこれからも続くんでしょうね。彼の発言と混乱は。人に言われて変えるような人ではない。すぐカッとする。多分イバンカでも無理。

 今朝の日経の社会面には、「友人、賛否で絶縁」「米国 波立つ社会」という記事がある。この記事、社会面のトップですからね。それだけ分断のアメリカ社会を取り上げる必要があったと言うことでしょう。普通は日本の社会問題を扱う紙面位置だ。

 しかし分かってきたこともある。それはかなり大統領が独自路線をとっていても、アメリカでは「チェック・アンド・バランス」の機能が働くと言うことが分かったということだ。これはある程度、安心できる。

 中東など7カ国からの入国制限に関する最初の大統領令は、裁判所によって差し止められている。トランプ大統領は今週火曜日にも「グリーンカード保有者は入国可能」な新たな7カ国からの入国規制策を打ち出すと見られる。

 しかしそれでも「アメリカでは裁判所が大統領権限を止められる」ということが改めて示された意味は大きい。これはアメリカの「トランプのやりたい放題」を懸念している人にとっては朗報でしょう。

 フリン大統領補佐官(安全保障担当)の辞任も、「ホワイトハウスでは何でも出来る」と考えていたトランプ大統領にはショック、目障りだろう。一番嫌いなマスコミの追求を受けて、フリンを守り切れなかった。次の「補佐官」の候補には、就任を断られた。

 国防政策や対ロ政策ではマティス国防長官やティラーソン国務長官の声の方がより大きく聞こえる状態になっている。よってトランプ政権の外交政策は、考えられていたよりは伝統的な共和党のそれに近いものに。

 このまま「トランプ外し」が続くかどうかは不明だ。なにせ大統領だ。就任して一ヶ月たった週末に彼が行ったフロリダでの集会は、まるで大統領選挙の最中のような集会だったらしい。ヒラリー・クリントンの名前を連呼。これでは彼女も政界引退出来ない。

 記者会見でも側近や親族を前に並べて、最後には彼等に拍手をさせて終えている。記者から拍手が出ることなど決してない。引き続き騒々しい大統領で、その大統領の言うことが話題に上らないことはないが、そろそろ心理要因的による「トランプ外し」の時期かもしれない。監視は怠らないが。


2017年02月17日(金曜日)

 (05:32)いや、完璧じゃないですよ。「トランプ大統領は4年間もつのかね」と尻上がりの日本語で聞いたら、その翻訳は「President Trump has four years」と何ともそっけない誤訳になった。

 しかしですよ、その他の日常的な話しかけをこのアプリにしたら、実にスムーズに、ほぼ完璧な女性の声で英語の翻訳が返ってきた。打てば響いた。これは使える。これがあれば、その国の言葉が分からなくても会話がある程度出来る。

 グーグルが1月末に発表した「グーグル翻訳」のバージョンアップ。今日試していて、「これは便利」と。追加されたのは三つの機能です。

  1. オフラインでもカメラを向けただけで翻訳してくれる「Word Lens」機能
  2. 撮影した写真内のテキストを翻訳してくれる「カメラ翻訳モード」
  3. 会話をする際に自動で言語を検出して翻訳してくれる「音声会話モード」
 ある番組で近く「カメラ」を取り上げるのでダウンロードして前2者について調べていて、ついでにマイクのマークに触っていろいろ話しかけたら、実にスムーズに翻訳してくれる。これは良い。「1」はあまり必要ない。だってあの狭い範疇に入る英語くらい問題なく分かるので。笑える訳もあるらしい。

 「2」も、私にはあまり必要ない。英語はまずまず出来るので。しかし後でドイツ語などを扱ってみようかな、と。今でも情報の渦の中ですが、実はニュース報道もそうですが繰り返しが多い。なので自分の知らない言語の情報を欲している面があるのですが、これは使えるかも。

 このアプリがあれば身近なことは「通訳いらず」かな。いえ、まだちょっと違うな、というのは多い。「夕食でもたべましょうか」とやったら、「What do you eat at dinner?」(何食べる ?)になった。疑問形が弱い ?

 それにしてもAIの進歩は早い。最近ファンドマネージャーの話を聞くと、「なかなか機械に勝てない...」と。ははは。


2017年02月16日(木曜日)

 (09:32)今朝の世界からのニュースは興味深いものが多い。フランスの大統領選挙でも「サイバー攻撃」への懸念が高まっているとか、イスラエルのネタニエフ首相が「生涯で初めてイスラエルとアラブが協力出来る環境が出来た」と発言したとか。「トランプは4年はもたない」というBBCのアメリカからの声報告も面白かった。

 フランスの大統領選挙で一番サイバー攻撃を受けているのはマクロン候補らしい。フィヨンが実質的に落ちて、フランスの大統領選挙でペロンとの決選投票の相手になると考えられ、そして「彼が勝つ」と見られているマクロン。39才。

 ここでも噂に上っているのはロシアです。むろん否定。「ロシアにはマクロン候補を攻撃する理由がない」と。しかし考えられるのはトランプの時もそうですが、もしかしたら「弱味を握る」攻撃をしているのかもしれない。弱味を握れば、肝心な時に思う方向に動かせる。

 ネタニエフ首相の発言にはちょっと驚いたが、要するに「対イランでアラブ諸国と協力出来る」ということらしい。敵の敵は味方。イスラエルの首相が念頭に置いているのはバーレーンとかの湾岸に面しているアラブ諸国。イランと対峙していますから。さらにはサウジアラビア。

 ネタニエフの狙いは、「イランと対峙しているアラブ諸国にPLOに対して圧力を掛けてもらい、その上でパレスチナ国家の構想を諦めてもらおう」ということでしょう。その線上に「アメリカはイスラエルとパレスチナの二カ国共存の考え方に固執しない」というトランプ政権の新方針がある。これも随分乱暴だ。

 PLOのサイドは、拡大イスラエルの国内にパレスチナ人が住み続けるという最終的なイスラエルの構想を「新たなアパルトヘイト政策」と表現している。それはそうだろう。今のイスラエルのパレスチナ(人)に対する態度を見ていると、そうなる可能性が高い。

 米国防長官のマティスさんは今はヨーロッパに居る。NATOの会議に出席。防衛費負担について日本を「手本」とまで褒め称えたが、ヨーロッパでは国防費が2%に達しない国が多いことを指摘して、「アメリカのNATO防衛に関するコミットメントを見直すかもしれない」と警告したらしい。

 アジアと欧州では随分スタンスが違う。トランプ政権の中の「ヨーロッパ(大陸)嫌い」が前面に出ているのが面白いが、もしかしたらそれは「ロシアに近いトランプ政権」故かも知れない。

 フリン大統領補佐官が辞めたアフターショックが続いている。トランプ陣営が選挙戦の最中からロシアと連絡を取っていたのではないか、との疑惑が次々に浮上。おまけに今朝はパズダー労働長官候補(議会の承認待ち)が「候補を降りる」と発表。閣僚候補者が候補を降りるのはアメリカでは初めてだ、とABC。

 それにしてもトランプ政権の機能不全は酷い。私もそう思うが「トランプは4年はとてももたない」との声が米国内から上がっているという。政治の素人はある意味フレッシュだ。しかし「誰が何を決めているのか分からない」今の状態は政府の体をなしていない。


2017年02月14日(火曜日)

 (22:32)それにしても東芝はどうなるのか。本当に心配だ。会長が辞任するのも、半導体の子会社を作って、その株式の過半数を売って資金調達するのもやむを得ない。しかし問題は「今後は何で稼ぐか」だ。

 そう言えば、エレベーターとか電車車輌などもあったな、と思う。しかし東芝は「これからの柱は原子力と半導体」と言ってきたわけだから、東芝自身が「インフラ関係はあまり強くない」と思っているのでしょう。日立などと比べると。

 としたら何か次の柱はあるのか。先に東芝が医療器機関連事業を売却と聞いたときに「驚愕した」と書いたことがあったが、今でもそう思っている。うまくいけば伸びる部門なのに。規制が厳しいことは知っているが、うまくいけば良い事業になる。成長余力もある。

 「責任を取って辞める」とか「まだ仕事が残っているのでそれを粛々と」とか。しかし結局は「これからどうする」が重要で、そこがしっかりしなければ社員の方々も思い切って仕事が出来ないでしょう。「誰の責任?」は重要だが、今の東芝にはそんな余裕は無い。

 それにしてもちょっとみっともなかったですね、今日は。予定していた記者会見では何時間も記者を待たせた。そして結局「仮」の数字しか出さなかった。これでは会社の実体は分からないが、良くないことは確かだ。  今朝FBに「あのスパイサーが擁護しないのだから、フリン(ホワイトハウスの安全保障問題担当の大統領補佐官)は危ない」と書いたら、その3時間後くらいに「辞任」したそうな。夕方聞きました。

 まだ職について1ッカ月もたっていない。そんな短い任期の大統領補佐官は過去に聞いたことが無い。今朝の段階で「スパイサーとプリーバスの二人にもトランプ大統領は不満」とアメリカの新聞に書いてあったし、午後になったら日本でもその報道が伝わっている。

 プリーバスの仕事ぶりは知らないが、確かにスパイサーの報道官ぶりは酷い。あれではアメリカのマスコミがトランプ・ホワイトハウスを悪く報じたくなるのも分かる。知性は感じないし、ユーモアも無い。

 ただ過去の軍人ぶり丸出しで、記者に報告、公表することを事前に自分で租借せずに一方的に投げつけているだけ。あれでは「俺の思うところをメディアや国民に伝える男では無い」とトランプ大統領が考えても無理は無い。

 プリーバスの仕事ぶりは知らないが、ホワイトハウスを仕切る役割なのに、そのホワイトハウスが機能していないのは分かる。なにせ直ぐに情報が漏れる。本来ならターブルとの電話会談が悲惨な状態で終わったなど、情報が出てくるのがのがおかしい。

 しかしプリーバスが更迭されたとして、問題がある。それはバノンの力が強くなる可能性があるからだ。彼はくせ者だ。「影の大統領」とまで呼ぶ人がいる。

 ムニューチンが決まり、フリンが出ていったトランプ政権。ちっとも陣容が固まらない。毎回多少のぶれはある。大統領の一期目の最初は。しかし今回はごたごたし過ぎる。


2017年02月14日(火曜日)

 (06:32)昨日の日経ヴェリタストーク(日経CNBC 多分今朝の日経サイトに動画がアップされます)は出演していてなかなか面白かったな。いえね、今朝もニューヨークの株は大幅高です。これで先週から3日連続の3指数揃っての高値更新。欧州の株も高い。昨日は日本の株も高かった。

 しかし世界を見ると今週の日経ヴェリタス本紙が「危うい世界秩序」と一面トップで書いているように、確かに世界の先行きは怪しい。しかし株は上がる。まるで危機と不確実性を食して成長しているかのように.............

 「危機と不確実性を食して成長する」と言ったのは私です。番組の中で。ヴェリタス本紙は、これからの世界は欧州もそうだし、アメリカのトランプ・リスクもあって見通せない、書いている。それはリスクだ、と。その証拠に同紙はブラックスワン指数が上昇している、と書く。

 確かにリスクは一杯。今朝も欧州を見ると、フランス、イタリアの国債利回りが上昇してドイツの国債利回りとの利回り格差がかなり開いてきた。CNBCは「ECBの危機モード、つまり量的・質的緩和が続く可能性」を指摘している。

 さらに欧州について言えばルーマニアで続く政権批判デモも大規模に続いているし、ギリシャの借り換え交渉も「ギリシャは約束を果たしているか」の入り口のところでまた紛糾している。スペインのニュースをBS1で見ると「カタルーニャの独立」問題がほぼ毎日トップだ。

 しかし欧州の株はニューヨークのそれにつられるように今朝も高い(ユーロは弱含み)。ニューヨークの株も、トランプ・リスクを見て見ぬ振りをしているかのように上げ一方だ。多分アメリカでは「債券よさようなら、株式よこんにちは」の大きな動きがあって、多少のトランプ・リスクには眼をつぶっている可能性がある。

 今朝興味深く読んだトランプ・リスクは、国家安全保障問題担当のフリン大統領補佐官を巡る問題だ。どうやら政権内部でも擁護する人が少なくなって、「トランプ政権での最初の犠牲者(辞任に追い込まれる人)になりそうだ」と言う状況。

 なぜか。政権発足前にロシア側と「制裁解除に関して何度か電話で話をした」という疑いが背景らしい。アメリカでは民間人が政府の専管事項である外交に関与することを禁じている。政権発足前なので、その時点ではフリン氏は民間人となって、法律違反。

 しかしマーケットはそれを懸念していない。「フリンの辞任(しても)なんて関係ない」という状況だ。むろんトランプのリスクの反対側にはプラス(プレミアム)がある、というのは事実だ。規制緩和、法人税減税、インフラ投資などなど。

 しかし私には、株式市場はこうしたあちこちに生じているリスクを、「閉息感の打破」という範疇でとらえて、それを食しているようにも見える。それが美味しいうちは。むろんいつか食傷気味になる。しかしそれが何時になるかは分からない。

 ところで、今回の日米首脳会談に関する私の見方の一端は、このサイトに昨日の朝アップしました。興味のある方はどうぞ。


2017年02月12日(日曜日)

 (22:32)おお、スマイルジャパンがドイツに3−1で勝ったんですね。素晴らしい。オーストリアに勝ち、フランスに勝ち、そしてドイツに勝った。

 すごいじゃないですか。ま、日本のスマイルジャパンは世界ランキング7位で、今回の相手に比して高いのですが、名前を聞いただけで手強そうな欧州勢をなぎ倒してのグループ一位。グループの一位しか来年のオリンピックに出られない。

 前回ソチのオリンピックは、出たものの全敗だった。実は最近NHKが放送した2本のスマイルジャパンの特番を試合開始の直前に見ていたので「今回はどうかな」と思う一方で、「頑張れ」って注目していたのです。

 そのNHKの2本の特番。一本はチーム全体に関するもの、もう一本はアメリカに渡り、ニューヨークのチームで修行しているキーパーの藤本那菜選手に関するもの。彼女、見ていてなかなか魅力的です。

 平均身長で6センチ、7センチも背丈の違うチームを相手によく戦ったな、と思う。実は試合をゆっくり見れていないのですが、日本は初戦でランキング11位のオーストリアに6−1と大勝し、第2戦では同12位のフランスを4−1で下し、そして予選最終戦のドイツには3−1で勝った。

 つまり日本は各試合1点しか取られていない、ということ。多分キーパーの藤本さんが活躍したのでしょう。日本にとってまたしても楽しみな競技が増えた。テレビを見たら彼女ら揃って「オリンピックの借りはオリンピックで返す.....」と言っていましたから、「やる気十分」ということでしょう。

 アイスホッケー女子は、競技発祥の地とされるカナダなどの北米勢が強い。2002年ソルトレークシティー大会から五輪4連覇中なのが世界ランキング2位のカナダ。ランキングの1位はアメリカで、その2カ国が抜けている。

 同3位がフィンランド、4位がロシア、そして5位がスウェーデン。この辺は堅いので、オリンピックでメダルを取るのは至難の業。しかし韓国での次のオリンピックでは是非大活躍して欲しい。上位5カ国はすでに五輪の出場権を獲得。

 あと、スイスで行われている最終予選の1位と、日本が本戦に進む。そして五輪には開催国枠の韓国を加えた8カ国。うーん、どうだろう。楽しみです。


2017年02月12日(日曜日)

 (06:32)今朝読んだ記事の中では「Opinions:The 9th Circuit ruling is the most hopeful sign yet」が一番同意できて面白かったな。「数分が数時間のように感じられる。まだ3週間しかたっていないのに...アメリカは4年をサバイブできるのか......?」と。

 アメリカに住む人達の半分以上は、この記事と同じ気持ちだと推測できる。「マジ ? 大丈夫か」と心から心配している筈だ。「まだトランプ政権が始まって3週間かよ....」「大丈夫かな」と。そりゃ日本にいる我々より心配でしょう。自分達の実際のトップですから。

 その中にあって「3週間で一番希望が持てたこと」としてこの記事は、サンフランシスコ連邦控訴裁判所(高裁)が9日、判事3人の全員一致で大統領令の差し止めを支持したことだ、と。

 判断に加わった判事3人のうち、一人はブッシュ政権での任命。「この判断は全員一致で、党派を超えてトランプ大統領に警告したのが良い」と記事。そうだと思う。私は「アメリカの司法は機能している」と先日書いた。

 ワシントン州の連邦地裁の「大統領令差し止め」の判断は一人の判事のそれ。なのでトランプ大統領はツイッターでこの判事を激しく非難。しかし彼は控訴審の判断やそれを下した3人にはあまり攻撃の手を伸ばさなかった。

 最初はトランプ政権は「最高裁に申し立て」と言っていたが、判事が党派色を出しても(私は出さない人もいると思っていたが)4−4で、その場合には控訴審判断が米司法の最終判断になると知って、「それならやめた」となったようだ。もし最高裁でも「8−0」で控訴審判断維持になったら、トランプ政権は目も当てられない状況になる。

 なので今週の月曜か火曜日に「新たな大統領令」をトランプさんは計画しているようだ。今度は「裁判に耐えられる」ものを出そうとするだろう。そういう意味ではこの記事が最初に言っている「The minutes seem like hours in the Trump administration」はまだ続きそう。

 備忘の為に、控訴審の判断理由を記しておくと

  1. 7カ国出身者が米国でテロを実行した証拠はない
  2. 入国禁止を再開すれば具体的損害が生じる
  3. 国民は自由な渡航、家族の離別回避、差別からの自由を持つ
 トランプ大統領が新たな出す大統領令は、これらの控訴審判断をも踏まえた物になるはずだ。また裁判で負けたら、政権の被る打撃が大きい。

 日米首脳会談は、これまでのところ安倍さんや日本側の思うとおりに行っているようだ。経済対話の場を設けることにより「トランプ外し」が一応出来た。しかしトランプ政権の顔ぶれを見ると、やはり自動車貿易や為替では何か言ってくるだろうし、農産物の米国内団体も動いている。

 そういう意味では「80年代を彷彿とさせる事」が起きるだろう。ただし繰り返すがトランプを直接相手するよりも、ペンスの方がましです。しかしペンスもこの交渉を間違うと政権内での立場が怪しくなりかねない。なので手強く出てくる、と予想できる。

 話は変わります。先日ある運転手さんがまもなく出来る「GINZA6」には「バスの地下駐車場が出来るらしい」「そう噂に聞いた」と言っていたので、「本当かな」と思ってサイトを見たら、どうやら「発着場」のようですね。ビル内に。

 それでも銀座にとっては良い。大型バスが電通通りや中央通りに人を降り乗りさせているだけで、かなり通りが狭くなって不便ですし、景観が壊れるので。ナイスです。


2017年02月10日(金曜日)

 (14:32)次の大統領選挙に出ると公言していた野党指導者に、政権が思う通りの有罪判決が下ったロシア。対して、大統領令の一時停止の連邦地裁の判断を妥当としてトランプ政権に新たな打撃を与えたアメリカの控訴審。司法の独立はアメリカでは依然として守られている、と感じる朝でした。

 そのニュースが入ってきたのは森本毅郎スタンバイの私の最後のコーナー出番(8時16分頃)が始まる直前でした。やはりスマホが早かった。ワシントン・ポストやブルームバーグが速報で。なので私がコーナー頭で再びトランプ政権が裁判で負けたことを伝え、「しかし彼は最高裁に持ち込むと思う.....」と。

 だからこの控訴審判断(判事3人の合議、全員一致)は最終的な米司法の判断ではない。またこの大統領令(イラン、イラク、シリアなど7カ国からの一時的入国禁止)に関しては、「全米で一時停止」としたワシントン州連邦地裁の判断の他にも、各地の裁判所で様々な判断が出ており、それらが直ぐに統一される兆しはない。だから「法廷闘争は続く」と考えるのが自然だ。

 立法府(議会)が試されるのはこれからですが、トランプがあたかも「なんでも仕切れる」とばかりに動き始めたアメリカで「司法」がきっちりとブレーキの役割を果たしていることを示した意味は大きい。

 そもそも「司法も俺の思うとおりになる」とばかりに司法を馬鹿にした発言を繰り返すトランプ大統領に対して、アメリカの司法、司法関係者全体が怒っていることは容易に分かる。次期最高裁判事に指名されたゴーサッチ氏さえも「失望した」「やる気が失せた」と言っている。

 今回の連邦地裁の判断を維持した控訴審判断については、その論理構成はこれから見ますが、多分最高裁でも支持される。今の米最高裁は一人欠員の8人。保守、進歩の割合では4−4。割れれば、控訴審判断が尊重される。

 「司法」がしっかりしているということは重要です。権力者の暴走を止めることが出来る。アメリカのメディアも今までのスタンスや選挙報道に対する判断ミスなどがあったことを認めながらも、「第四の権力」の良い面を発揮しようとしている。そのことには勇気づけられる。

 対してロシア、それに中国などの司法制度では「政府にストップをかける」司法判断というのはとんと聞くことが少ない。今回も ロシア中部キーロフの裁判所は8日、来年のロシア大統領選に出馬を表明している野党勢力の指導者アレクセイ・ナワリヌイ被告に対して横領罪で執行猶予付きの有罪判決を下した。

 この事件に関してはまだ筆者はあまり詳しくない。しかし印象としては「また大統領選挙を控えてプーチンの反対勢力外しが公然と行われている」と。ナワリヌイ被告は、「政府が自身の出馬を阻止しようとしている」と非難し、判決に「納得できない」と語った。大統領選に立候補する意向を改めて示した。

 しかし今回の判決で、同候補の立候補が法的に可能かどうかは今のところ不明らしい。多分今までの例だと彼の大統領戦出馬は難しくなる。ということは、まだプーチン時代が続くと言うことだ。

 それは良い。国民が支持するなら。しかし反対を「事前に封じる」というのはやはり良くないでしょう。だからアメリカはいろいろ問題が生じてきているが、それでもロシアや中国に比べれば権力のチェック機能が働いている、という意味では良い国だと言える。


2017年02月09日(木曜日)

 (09:32)要するに「いろいろな面でめちゃめちゃな男」ということです。悪い意味でも良い意味でも。

 私が今朝「えっ」と思ったのは、アメリカやカナダに展開する百貨店ノードストロームに対してトランプ氏が「"Ivanka has been treated so unfairly"」と個人アカウントで攻撃ツイートし、それを大統領アカウントでリツイートしたとの記事。

 ノードストロームが彼の娘のイバンカのブランド店を閉めたことは知っていて(米デパートでは5軒目らしい)、さすがに大統領だからこれにはコメントしないだろうと思っていた。

 同社がイバンカ・ブランドの店を閉めたのは、要するに「売れない」からです。むろん「no to Trump」運動の影響はある。しかしデパートは売れないブランドは外す。企業判断としては当然でしょう。

 しかしそれを正面から取り上げてツイートして企業批判し、それをさらに大統領アカウントでリツイート。民間企業のビジネスに大統領が直接介入。切るはずだったファミリービジネスを「大統領としての自分の仕事」のように推し進めていることになる。

 もう一つ。イランなど7カ国からの90日間アメリカ入国禁止を求めた大統領令。それへの停止命令を出した連邦地裁判事にトランプ大統領は激しく反発。最初のツイートから判事を「so-called」などと馬鹿にしていたが、最近はもっと攻撃的になっている。「何かあったら、あの判事の責任だ」とか。

 これにはトランプによって最高裁判事に指名されたゴーサッチ氏(議会回りをしている)もさすがに擁護できなかったようです。ある議会関係者との会合で「 'demoralizing' and 'disheartening'」と述べたという。

 そりゃそうだ。司法の最高峰に加わる人物としてトランプ発言を支持するわけにはいかないし、心から「それは言ってはいけない、やってはいけないだろう」と思っている筈です。「demoralizing」とは「がっかりするような」「やる気をくじかれる」という意味で、dishearteningは「心をくじかれる」といった意味。

 今後どうなるのか。私が注目するのは、「トランプ外しの進み具合」です。今は各省の閣僚の承認はあまり進んでいない。副大臣、次官などを含めて。なのですべてがホワイトハウス次第に事が進んでいる。ということはトランプ次第です。ホワイトハウスでは彼が一番偉く、発言回数も多い。報道官よりも。

 しかし今後どうなるのか。陣営を構成する人の中にも、「彼は安心して喋らせられない」と思っている人はいるでしょう。「各省が前面に立たなければ」というこです。外交は国務省、防衛は国防総省、財政・金融は財務省などなどと。

 このうち国防総省のマティスはかなり信頼できる人物だと分かってきた。だから今のアメリカの国防政策はまだ安心して見れる。その他はどうだろう。これから政権の陣容が徐々に整う。

 その意味で今朝の日経朝刊の「麻生とペンスで新経済協議」というのはなかなか「トランプ外し」の例としては良いと思う。二人ともトップに比較して経済は分かっている筈だし、ペンスは日本の自動車メーカーの首脳とも親しい。

 「この問題はペンスに任せた」とトランプに言わせれば勝ちです。そのようにして各領域でトランプ外しが進めば、彼の政策への影響力は減じる。そうなれば良い、と。ただし彼の奔放な発言は続くでしょう。あの性格は直らない。

 この文章を書いているうちに、セッションズ氏が議会で司法長官に承認されました。ま、時間はかかっても徐々に閣僚は決まってくる。それが良い方に動けば......


2017年02月07日(火曜日)

 (20:32)「ああ、あれは埼玉県で巻き上がった砂塵だったのか」と夜のニュースを見て納得。兎に角昼頃に六本木の高層ビルの上で食事をしていたら、このとのほか南西の方向が砂塵で茶色くなっている。

どこに艇庫があるんだろう  朝私が皇居を一周したときは綺麗に晴れていた東京の空。どうしたんだろうと思っていたのです。その高層ビルから見て東の方はあまり砂塵がなくて、南西の方角に茶色の砂塵が多かった。

 テレビはこう伝えていた。「埼玉県は過去2ヶ月雨がなく、そこに強い北風が吹いて土埃が上がって....」と。思い出した現象がありました。2013年の3月10日です。青山3丁目の交差点で猛烈な砂塵に見舞われた。あたりが暗くなるような。探したらその時の私の文章が残っていた。


 週末はいかがでしたか。暖かかったのは良いのですが特に日曜日は酷い風で、東京ではま るで黄砂が大量に押し寄せたかのような「煙霧」が街を覆った週末でした。気象庁によれば 「煙霧」とは「目に見えないほど小さい乾いた固体の微粒子(エアロゾル粒子)が空気中に浮いていて、視程が妨げられている現象」と定義され、黄砂もこの中に入るという。

 もっとも昨日の“煙霧”は「風によってちりや砂ぼこりが地面から巻き上げられる現象」 によって生じたもの、というのが気象庁の理解らしい。つまり「黄砂」ではないと。それは 良いのですが、しかし私が日曜日の午後1時半過ぎに青山三丁目の交差点で経験したのは、 「煙霧」といった優しいものではなく、「砂塵のあらし」というに相応しかった。ほんの僅 かな間に、車のボンネットが砂やチリでかなり汚くなりました。洗車したばっかりだったのに。


 今日の昼のそれが「煙霧」だったのかは知らない。しかし「2月だから晴れ。しかも眺望が良いのだろう」と思って選んだ店でしたが、ちょっと残念だった。あまり視界がよくなかった。

 しかし韓国から来た友人はとっても「この景色は良い」とエンジョイしてくれたようで、良かった。私の先輩を含めて3人で食事をしたのですが、当然韓国の話題になった。内輪話ですから書きませんが、顔をあわせて会話することの重要性を再認識しました。

 彼は定期的に日本に来ている。その時にまた食事しましょうということになった。それにしても今日の午後の風は凄かった。六本木ヒルズのビル群のロビーフロアの六本木サイドなど、大人の体ももっていかれそうでした。

 写真は東京の空がまだ綺麗だった朝に皇居のお堀を半蔵門サイドから撮ったもの。推進力付きのボートが勢いよく進んでいる。極めて希有です。


2017年02月06日(月曜日)

 (10:32)8時前からテレビから離れられません。今までの15分以上はレディー・ガガのハーフタイムショー。凄かったな。宙づりの演技から始まり(妹さんの提案らしい)、あとも踊りと歌があり。見応えがあった。一瞬として動きを止めない。実によく組み立てられている。

 契約上あまり明確な事は出来ないらしいが、トランプに当てこすったかに見えた場面もあり。久しぶりに彼女の「爆発」を見た。エンドは舞台から飛び降りながら、ハンドマイクを投げた直後に、下から投げられたアメフトボールを受け取り、「51回スーパーボール」と叫ぶ。素晴らしい。

 スーパーボールそのものは予想外の展開。エンドはまだ分かりませんが、前半終了でファルコンズ 21ー3 ペイトリオッツ。ニューイングランドの勝利を予想していた人もいたが、今まではファルコンズが圧倒。3連続タッチダウンなので。中には82ヤードのリターンも。ファルコンズが「爆発」。

 しかしガガのハーフタイムショー以上に「凄い」と思ったのは、松山の同一大会2連覇。日本人初。米ツアー4勝目。日本人最多。プレーオフ4ホール目、運命の17番での勝利。シンプソンがその前3ホールでずっと「勝てるチャンス」を逃しての松山の勝ち。

 それにしても「あと一転がり」がいかに重要か。松山はプレーオフに入る前の18番ホールで優勝を決めるチャンスがあった。それが「あと一転がり」のショートでプレーオフに。シンプソンもプレーオフの3ホールで目で「あと一転がり」で勝っていた。

 それにしてもプレーオフでは全部勝っているという松山の強さはどこに。オリンピックに出ていてくれればとも思うが、今後のメジャーでも活躍して欲しい。


2017年02月05日(日曜日)

 (11:50)私もそのうち調べてみようと思っていたのですが、素早く調べてくれたFB友達がいました。古川さんという方で、

 「気になって調べてみましたが、ネット上の複数のサイトに「神谷町の岡埜栄泉は、上野の岡埜栄泉総本家で修行した松下勝重さんという方が大正元年に創業した」とありますので、こちらが正しいかもしれません。」

 と。多分これが当たっている、と思う。神谷町の従業員の方に「上野の店との関係」を聴いたことはあるのですが、その時の従業員の方はあまりその辺に明るくは無かった。

大好きな春のにがみ  ということは、総本家も「暖簾分け」で出来た店ですから、神谷町の岡埜栄泉は「孫暖簾の店」「お弟子さんの店」ということになる。

 それに関連して同じくFB友(メシ友でもある)の越智さんが、同じく岡埜栄泉の暖簾分けの日本料理の店としての岡埜荘を紹介してくれました。うーん、これもよさそう。いろいろ繋がるものだ....と。

 もう一つ食べ物の話題。昨日ですがあるホテルに行ったら伊勢丹が「丹青会」なる定期販売会をしていた。面白そうなので食べ物を見ていたら、「春のにがみ」という春野菜のセットを売っていた。

 中を見たら「茗荷、花わさび、蕗のとう、山うど、ふき」と好きな春野菜がどっさり。一気に盛り上がって買ってしまいました。旬よりちょっと早い。「ちょっと早いね」と聞いたら「本店でもまだ出していません........今回特別に...」と。

 家に帰って食べ終えてから「なんていう店?」と見たら和久傳さんでした。京都の料亭。しかし新宿の伊勢丹を含めて、あちこちに「おもたせ」の店を出している。

 そう言えば「春野菜の天ぷら」の季節が接近。というか、もう季節なのかも知れない。楽しみだな。春野菜とその天麩羅大好き。あの「にがみ」が。


2017年02月04日(土曜日)

 (15:50)多分こうです。マティス国防長官はなぜ自ら望んで日本に来たのか。それは、「同盟国とはこう付き合うんですよ」とトランプ新大統領に教えるために来た...........。

 そもそも日本のマスコミのマティス国防長官に対する認識は間違っていると思う。直ぐに「狂犬」と書く。確かにトランプ大統領も彼の指名を発表したときに「Mad Dog」と言っていたから、日本の新聞がおもしろがって繰り返しそう書きたい気持ちは分かる。しかし彼の本質はそこにはない。

 議会でのマティス国防長官の指名承認はほぼ全会一致です。民主党のほとんどの議員も賛成した。ティラーソン国務長官がギリギリの承認だったのに比べて非常に「誰もがその力を認めている」感が強い。

 それは軍人経験のないトランプ大統領に比して、彼は実戦経験が豊かだし、戦略にも、同盟関係にも非常に優れた、安定した感覚を持っているからだと思う。読書家でもある。故にアメリカ軍関係者の中でも彼を尊敬する人は非常に多いと聞く。だから民主党の議員でも彼に反対する人はほぼいなかった。

 日本のマスコミのもう一つの関心は、「日本は基地負担の増額を求められるのではないか」との被害妄想的な発想です。私は金曜日の放送でも、「彼が日本に負担増額を求めることはないのではないか」との見方を示しておいた。

 それはトランプ大統領が「なぜ100%ではないのか」といった素人丸出しのことを言っているので、その尻馬に乗ったようなことをマティス長官が言ったら、「アメリカの同盟感を問われると考えるだろう」と思ったからです。

 驚くことにマティス長官は土曜日の記者会見で記者の質問に対して、「日本はコスト負担のモデルだ。日米の経費分担は他の(同盟)国での手本となる」とさえ述べたという。

 アメリカでトランプ大統領がこれをどう聴いたか知らないが、長年の同盟国であるオーストラリアの首相を罵倒するような大統領が、感じてくれるところがあれば幸いだ。マティス長官は意図を持って日本で発言している。

 ということはこうです。「もし仮にトランプが国防長官のマティスを切るような事態が起きれば、それは本当に世界も、そしてアメリカも危ない」ということだと思う。同長官と混乱したホワイトハウスの間には、人事を巡って緊張関係もあると言われる。だから心配です。

 さっき読んだニューヨーク・タイムズには「Trump’s First Weeks Leave Washington― and the White House Staff―Panting」という記事があって、実際の所、日本で見ていてもめちゃめちゃだ。そりゃ息も切れる。

 だからトランプ大統領はスタッフにこう命じたという。「Reince Priebus was chief of staff, and aides shouldn’t circumvent him, Mr. Trump told his staff. Steve Bannon was chief strategist and shouldn’t veer too far into foreign policy. Senior adviser Kellyanne Conway, his campaign manager, would shift her focus to communications.」

 バノンが外交に口を出さず、コンウェーが発言をコミュニケーションに絞る。当たり前ですが、最初の第一歩でしょう。マティスが切られてバノンが今より要職に就く、というのが最悪のシナリオです。

 今のトランプ政権では、明らかにマティス国防長官は「安定勢力」として存在する


2017年02月04日(土曜日)

 (13:50)うーん、20年以上前かな、不思議に思って調べたことがあったのです。私が最初に「岡埜栄泉」の名前を知り、そのお菓子(といっても大福が圧倒的)を食べたのは神谷町の「岡埜栄泉」のそれでした。

 しかしその名前の店は結構あちこちにある。神谷町(虎ノ門と称している)以外に。例えば今でも有ると思うが、青梅街道沿いにも同名の店があるし、上野に2軒あった。その内の一軒、ソラマチに店を出していた方(広小路に面していた)は一昨年だか営業を停止した。だからソラマチにはもう岡埜栄泉はない。しかし上野駅の前にはまだ「岡埜栄泉総本家」というのがある。関係がよく分からなかった。

 多分「暖簾分け」でぐちゃぐちゃになっているのでは、と思ってその時調べたらwikiに『明治初期に現在の台東区浅草・駒形にあった「岡埜栄泉」を親戚筋の5軒にのれん分けされ』と書いてあった。明治初期に5軒に暖簾分け.........そりゃごちゃごちゃになる。

 不思議なのは、どうやら暖簾分けした5軒のうち、生き残ったのは上野にある「岡埜栄泉総本家」だけらしい。なぜならそのHPに、』慶応、明治初期に浅草の駒形「岡埜栄泉」から親戚筋の五軒に暖簾分けされたうちの一軒が上野駅前岡埜栄泉である。』とあって、ここまではwikiと似ている。

 問題はその後です。『明治六年、上野駅ができる十年前に当地にて、「(総本家は)岡野ちよ」によって創業され百三十余年の歴史を経て現在に至る。暖簾分けされた五軒は、上野、根岸、本郷三丁目、森川、竹早町にあり、本家を含み、いずれも岡埜(岡野)姓であったが、弊店を除きいずれも閉店してしまっている。本家・岡埜筋としては最も古い歴史を持つ弊店が、岡埜栄泉総本家を継承している。

 と書いてある。「竹早町」というのは、今の文京区です。今の虎ノ門、神谷町ではない。ずっと思っていたのは、「今の神谷町の岡埜栄泉の出自はどこ?」という点。もしかして本家筋ではないのかも。お弟子さんが始めたとか。まだ分からない。までも、お菓子は安全で美味しければ良い。

 今高島屋系デパートに出品している「岡埜栄泉」は「神谷町の岡埜栄泉」の出店です。なぜなら、神谷町の岡埜栄泉で昼過ぎに行って、「え売り切れ ? やっぱりないんですか」と言うと、「じゃ新宿か東京駅(の高島屋)に聴いてみますか」と電話で聞いてくれる。つい先日も私はそれで買った。

 同じ岡埜栄泉でも、一時期上野の商売を辞めた方の店のが好きだったことがある。やや小ぶりで良かったのです。神谷町のはでかい。中味も違った。総本店の大福は、実はあまり記憶が無い。何回か食べましたが。「美味しさ」はやはり神谷町のが一番美味しい、と私は思っている。

 少し書きましたが、神谷町の岡埜栄泉の大福は昔も今もほぼ正午前後になくなる。午後に食べたくなると、新宿か二子玉川か、それとも東京駅の高島屋に行く。書いたように、神谷町の店の方に電話しておいてもらうこともある。何とも言えない上品な甘さが魅力です。

 85歳で亡くなられた岡野俊一郎さんは、「岡埜栄泉総本家」の運営会社の社長さんだった。それを知ったのは岡野さんがチェアマンになってからかなりたった後です。岡埜と岡野が違っているので、気がつかなかった。

 ご本人が活躍したのは見ていない。しかし日本サッカーが銅を取ったメキシコ・オリンピックで岡野さんはコーチをしていたと聞いて、俄然親しみが沸いのを覚えている。それが私が好きな和菓子銘柄「岡埜栄泉」にゆかりのある人だった、と驚いた。

 多分HPをいじってないのだと思うが、今でも「総本家」の運営会社のHPを見ると社長は岡野俊一郎さんになっている。実は息子さんの「大介さん」が会社を切り盛りしているようですが。

 良いものを作る会社の名前は、ちょっと以前だと直ぐに真似られる。著作権などの権利がないころのものは。でも何でも食べるものは「その瞬間、瞬間が大事」です。上野と神谷町の岡埜栄泉両方に頑張って欲しい。岡野さんのご冥福を祈ります。


2017年02月03日(金曜日)

 (06:50)今朝の新聞ではワシントン・ポストの「What we know so far about Trump’s phone calls with foreign leaders」がとっても面白い。これまでにトランプ大統領が各国の首脳とどのような話をしたか、という記事。

 オーストラリアのターブル首相との電話会談が険悪になったことは既に「 ‘This was the worst call by far’: Trump badgered, bragged and abruptly ended phone call with Australian leader」で報じられていたが、上の記事ではその他の国に関する記事がある。

 日本に関する記事を見ると、「安倍首相を褒めていて推奨しているのは娘のイバンかなんだ」と分かる。確かオバマ大統領には安倍首相は山田パターを送った。そしてトランプ氏にはドライバーを。

 趣味は助けになるというか、故に大統領専用機でワシントンからフロリダに飛び、そして11日にパームビーチでゴルフ。しかし良い関係が続くかどうかは分からない。ターンブルとの関係を見てそう思いました。

 ワシントン・ポストの「Japan」に関する部分は以下の通りです。

In Japan, Prime Minister Shinzo Abe ― who was the first foreign leader to visit Trump after the election and will meet with him again for a summit and golf outing next week ― has been falling over himself to get in Trump's good graces.

Their call last Saturday was full of mutual admiration. The president flattered his Japanese counterpart, an economic nationalist who, years before Trump coined his slogan, had vowed to “make Japan a beautiful country again.”

“My daughter Ivanka thinks very highly of you, and she rarely praises anyone,” Trump told Abe, according to several reports. Ivanka Trump had also told her father to follow the “very clever” Japanese prime minister, according to the Japanese prime minister's office.

When Abe mentioned the need to shore up their security alliance, Trump reportedly responded: “I’m dispatching Mad Dog to Japan quickly. This is very meaningful. I trust him so please talk to him about anything.” The president was referring to his defense secretary, Jim Mattis, who will arrive in Tokyo on Friday.

Trump also remembered to thank Abe for the golf driver he'd given the election victor in November. In fact, that's how Saturday's golf date came about, according to Jiji Press. Abe suggested: “Let’s play golf together someday.” Trump responded. The pair are now due to play at Trump's resort at Palm Beach on Feb. 11.


2017年02月02日(木曜日)

 (10:50)潘基文が撤退ね。30日に参加した勉強会での『その中では「潘基文は候補として生き残れるか」という問題意識が面白かった』という私の印象を書きましたが、わずか数日で実際に。早すぎる印象もする。撤退がです。

 私もニュースで見ましたが、「駅の自動販売機で切符も買えない人物像」というのは、確かに国民が適任かどうかに疑問を持って当然だし、「どこの国でも外交は票にならない」というのも事実。

 しかし弟であるパンキサン氏と甥のパンジュヒョン氏がマンハッタン連邦裁判所に起訴されたことが大きかったのではないだろうか。これは私の推測ですが。彼らは、「ベトナムのハノイでランドマーク72と呼ばれる8億ドル相当の複合ビルを販売し、中東官僚に賄賂を渡した」と米メディアが報道。

 加えて、「(国連の事務総長までやった)自分が出たら直ぐに選挙母体が出来る」(潘基文は帰国以来無所属)と思っていたのに、なかなか出来ずに「諦めた」というのもあるかも知れない。

 保守(潘基文)と革新(というか左派 文在寅)の一騎打ちという構図が消えて、今朝のKBSなどを見ても、「韓国の大統領選挙は大混乱」と。誰かを選び、保守が統一候補を出せるのかどうか。今のファン首相を推す意見も出ているという。

 大統領選挙というとフランスも大変だ。超保守(ルペン)と保守(フィヨン)の戦いになると言われていたのに、その有力候補に関して、「妻ペネロプ夫人に勤務実態がないのに多額の給与を支払っていた疑惑」が浮上して、フランスは大騒ぎ。

 つまり公金横領の疑いですが、実は子供二人にも実体のないお金が支払われていた、との報道も最近加わった。当然ながら支持率は急落して、今はルペン候補が支持率トップになっている。これは脅威です。

 思うのは「世界各国で有力候補と目される人が、次々に消えていく動きの激しさ」です。それが何によってもたらされているのか。多分価値観の大きな展開点にあるんでしょうね。今という時代は。それに乗れなければどんな候補でも消える。アメリカ大統領戦でのジェフ・ブッシュもそうです。

 むろんフィヨンは消えてはいない。しかしフランスのテレビも「彼は生き残れるか」と報道し始めている。状況は彼にとって悪い。公金横領に関しては捜査が行われていて、2週間後には結論が出る。夫人が中味のある仕事を為ていた証拠は薄い。「クロ」だったら、彼は終わる。

 面白い時代と言えば言えるが、その代わりめまぐるしい。


2017年02月01日(水曜日)

 (05:50)トランプ大統領と、その下で成立しつつある政権が提供するニュースは、朝起きると新しい分野に広がっているのですが(それに伴って混乱も)、今朝は明らかにニュースの中心は「通貨 currency」です。

 日経新聞のサイトの午前2時31分に「通貨安誘導と日本批判 トランプ氏、日銀緩和に言及か」という記事がある。私はこの記事を見たときに、「来た来た」と思いました。去年末から今年にかけてずっとこのサイトで警告してきた。トランプは根っからのドル安論者です。

 だから今週週初に開かれた日銀政策決定会合では「長期金利の誘導目標」は破棄されるか、もっと幅を持たされるべきだと考えていた。しかし日銀はそれをしなかった。これは私にとって驚きでもあった。アメリカにとっての格好の攻撃材料になる。

 最初の1パラは「トランプ米大統領は31日、ホワイトハウスでの製薬会社幹部との会合で「中国や日本が市場で何年も通貨安誘導を繰り広げ、米国はばかをみている」と述べ、中国と同列で日本の為替政策を厳しく批判した。トランプ氏が大統領就任後に日本の通貨政策に言及するのは初めてで、2月10日の日米首脳会談でも圧力をかける可能性がある」となっている。

 第2パラは「トランプ大統領は31日の会合で、米国の貿易赤字に懸念を示し「他国は資金供給(money supply)と通貨安誘導で有利な立場にある」と主張。円安・ドル高相場は日本の通貨安誘導が原因だと決めつけた。」となっている。

 しかしこの記事以前を見ると昨晩午後10時58分には「トランプ政権、ユーロ安を批判」という記事があって、これはどうやらFTの記事らしいのでFTを見ると、「Trump’s top trade adviser accuses Germany of currency exploitation」と言う記事があって、これがトップ(私が見た段階で)となっている。

 この記事はトランプが新設した「国家通商会議」のトップ、ピーター・ナバロ氏のFT記者への発言に基づくもの。副見出しは「Berlin is using a ‘grossly undervalued’ euro to gain advantage over trading partners, says Navarro」となっている。

 つまり昨日はトランプ政権として「中国、日本、ドイツ」という対米黒字国をいずれも「通貨」の面から攻撃したことになる。明らかに政権ないで調整して発言している。「圧迫して交渉する」という戦略の一環か

 ナバロはドイツに対して「Germany is using a “grossly undervalued” euro to “exploit” the US and its EU partners, Donald Trump’s top trade adviser has said in comments likely to trigger alarm in Europe’s largest economy. 」と手厳しい。

 直ぐに反論したのがメルケル首相で、CNBCには「Merkel rejects US comments, says Germany cannot influence euro」という記事がある。メルケルの反論は、「Chancellor Angela Merkel on Tuesday rejected a U.S. trade adviser's charge that Germany was using an "undervalued" euro to gain advantage, saying her government had always called on the European Central Bank to pursue an independent policy.」というもの。

 同首相はさらに、「"Germany is a country that has always called for the European Central Bank to pursue an independent policy, just as the Bundesbank did that before the euro existed," Merkel told a news conference with Swedish Prime Minister Stefan Lofven.」と述べている。ECBが決めていることだ、と。

 トランプ大統領の中国、日本に関する発言の詳しい中味は分からないが(製薬会社トップとの会合で語ったとなっている)、日経によれば同大統領は「他国は資金供給(money supply)と通貨安誘導で有利な立場にある」と述べたという。もしかしたらこれは日銀の「量的金融緩和政策」そのものを指している可能性がある。となれば日本の金融政策の全否定に繋がりかねない。

 ニューヨークではドル・円相場は112円08銭まで円高になり、その後は113円台近くまで円が反落、ドルが反発。ユーロ・ドルは1.079ドル近くと、やはりユーロが強くなる兆しがある。最近数日間のトレンドですが。

 トランプ、またはその政権が従来のアメリカ政権と比較し、相当突っ込んだ「通貨話」を展開する、というのは事前に予想していた。その通りになっている。なにせ過去の大統領は「通貨問題は財務長官が基本的には喋る」という原則を守ってきた。オバマはドルに関してほとんど喋っていない。その前も基本的にはそうだ。

 トランプ政権ではまだ重要閣僚の議会承認が進んでおらず、今朝の段階だとムニューチン(財務長官指名)もまだまだだし、議会民主党はどうやら承認投票をボイコットしているらしい。つまりもっと先になる、ということだ。なのでトランプが喋っているのかも知れないが、一つ言えるのは「トランプはあらゆるゲームに口を出している」ということだ

 FTの記事を読み進むと気になるポイントがあった。「Navarro said one of the administration’s trade priorities was unwinding and repatriating the international supply chains on which many US multinational companies rely, taking aim at one of the pillars of the modern global economyという部分だ。つまりアメリカ企業のサプライチェーンを国内に取り戻すことが「政権の貿易政策の優先課題の一つ」と言っている。

 これは例えば、「iPhoneの部品は日本を含むいろいろな国で作り(日本企業に納入してもらい)、中国で組み立てているが、そのサプライチェーンをアメリカに取り戻したい」と言っているに等しいように私には思える。技術と労働力が必要ですがね。アメリカにそれが無いから外に行っている。しかしそれが出来れば、アメリカに確かに雇用は生まれる。

 ナバロは更に次のように述べる。「“It does the American economy no long-term good to only keep the big box factories where we are now assembling ‘American’ products that are composed primarily of foreign components,” he said. “We need to manufacture those components in a robust domestic supply chain that will spur job and wage growth.” 」と。

 通貨政策もそうだが、このトランプ政権の貿易政策の優先項目、つまり「部品までアメリカで作る」「サプライチェーンを取り戻す」は、通貨以上に日本の貿易実体に影響を与える、と思う。


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