情報の強者 ITとカースト:インド・成長の秘密と苦悩
 Day by Dayのコーナーにようこそ。
 分析・解説記事としての「News & Analysis」、食道楽のための「EATING OUT」、勉強家のための「LINK」、そしてややまとまった意見・感想を載せた「CYBERCHAT」、友人達の論文を集めた「FRIENDS」のどこにもは当てはまらない情報や私自身の意見を、この「Day by Day」で拾っていきます。
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2017年05月23日(火曜日)

 (11:33)昨日の日経夕刊のトップ。「植物工場の税負担軽く」という記事を見て、「最近美味しい食物工場の野菜を美味しく頂いたな」と思い出しました。
 記事の内容は「植物工場の税負担軽くする検討に入った」というもので、まだ検討段階。しかし私も含めて日本人全体が「野菜好き」になるなかで、良い内容の政策だと思う。

 最近のレストランの興隆を見ていると、「野菜とどう向き合ったか」が大きなポイント。Macは最近でこそよくなったが、一時は本当に野菜と無縁なレストランだった。あれでは多くの人から見捨てられる。今でも私は「レストランの興隆を決めるのは野菜」という考え方です。

 ビタミンファームの岡安さんとは先日の目黒バーベキューでお会いしたのですが、その時いろいろ話をしていて、「ではちょっと食べて下さい」と送っていただいた。それが美味しかった。

 しゃきしゃきしていて、歯ごたえがあって。工場製造だからこそこんなに良い野菜をいただけるんだ、と思いました。楽天などでも売っているようなので、是非試していただければと思います。冷蔵庫に入れておくと日持ちもします。


2017年05月20日(土曜日)

 (18:33)総勢で25〜32人の旅(出入りがあったので)でしたが、結構面白かったな。日頃なかなか話せない新人とも顔見知りになれたし、念願だった陽明門をまじまじと見続けることが出来た。

表から見た陽明門  川治温泉で朝食をすませてほどなく日光東照宮に。既にかなりの車とバスが。しかし午前中だったので、まだ人は少なかったのではないかと思う。空気も爽やか、空は晴れ、改めて見たいものを集中的に見れた。

 今回はせっかくだと思ったので、三猿を見る前に音声ガイドを借りました。500円。それぞれの建物は何回も来ているので知ってはいるが、詳しく、ゆっくり説明を聞いたことがあるわけではない。「今回は...」と思って。

 かなりゆっくり時間があったので、「陽明門」に関する説明は多分7回くらい繰り返し聞いた。前から後ろから見ながら。今まで発見できなかったこともあって、とっても参考になった。

あまり目に留めない人が多いが、裏も凄い  なによりも「平成の大修理」の最中にあっていち早く完成した「陽明門」が実に実に綺麗だった。それぞれの飾りに意味があり、音声ガイドを聞きながら聞くと、とっても良く分かる。

 前回東照宮に来たときには陽明門は修復中で見れなかった。今回は綺麗な空に映えて、正面から、そして通過した後に見上げる形で。「逆柱の発想」がとっても優れていると思いました。

 「魔よけの逆柱」と呼ばれているそうですが、昭和62年5月に本社の拝殿・石の間・本殿を仕切る16本の 柱の中にも2本見つかったそうです。つまり逆柱は合計3本ある。音声ガイドにもありましたが、『「満つれば欠ける」の諺により不完全な柱を加えて魔除けにしたのでは』と言われていると言う。

水量は少なかった。華厳の滝の滝口  つまり「安易には完成させない」と。未完成、不整合を残しておく、という発想。深い。陽明門はいくら見ても見飽きないそうで、確かにそういう面もある。私も相当長い間見とれていた。なので「日暮らしの門」とも呼ばれるそうな。とにかく天気が最高だった。この門を発想した人の知恵と、それをずっとフレッシュに保っている日本の宮大工の技に感服

 昼飯は「明治の館」でしたが、ここは伝統も格式もある屋敷の中のレストラン。特にチーズケーキが美味しかった。なつかしの味。「終戦時の外務大臣・重光葵が東京大空襲で家を失った際に、一時この邸宅に疎開され、ここから降伏文書の調印式に向かわれました」とある。

 それにしても今回の移動は全て大型バス。視線が普段と全く違う。これが私には面白かった。隣をシェルのタンクローリーが走っていても、シェルの文字が下に見える。視点が高くなると街の景色も違うな、と思いました。

 多分鳥は我々とは全く違う視点で今の世界、地球を見ている。鬼怒川の川下り、華厳の滝とちょっと水量不足だったが、番組の成績(4月の聴取率調査)も良かったし、幹事の動きも良かったし、御大二人も動き回った。良かった。


2017年05月20日(土曜日)

 (08:33)今朝の話題は何といっても二つです。

  1. 朝飯に出た「鬼子蔵汁」の美味しいこと
  2. もう一つは夕べやった手積みの麻雀(実に久しぶり)で、若手がとんでもない手でテンパったこと
美味しかった  鬼子蔵汁は「むかしむかし川治に鬼子蔵と千代という夫婦がいました....」というストーリーのある汁なのですが、朝飯に出ていて、これは美味しい美味しい。従業員が「私たちも知らない秘伝の汁なので.....」という通り。

 野菜をたっぷり煮込んで、お肉、お餅も入っていてと絶対精力がつく感じの朝に良い食べ物、サイトによれば、会津・日光....とあるので、この地方にお出かけの人は是非トライして下さい。美味しいです。

 次は夕べ。麻雀。私以外の二人がリーチをかけて。私は降りていた。嫌な雰囲気だったので。大役ではなくリーチをかけた別の人(森本さんでしたが)が上がった。しかし若手が「僕、こんな手なんです.....」と開陳。見た瞬間に飛び上がりました。大車輪....。上がれば。むろん役は知ってはいる。しかしこれほど綺麗なのは今まで実際に見たことはない。九万で完成。だから普通はリーチはかけない。3万、6万が出る危険性があるので。なのにかけた。驚いた。ああ、上がらせてあげたかった。0君残念だったね。

 番組の7000回の記念旅行中。鬼怒川・日光方面。昨夜泊まったのは川治温泉です。ひなびた山あいの街。大勢で来るとちょうど良い。寂しくなくて。温泉以外はなんもない。

 今日は出発後日光東照宮にリノベ終えの陽明門を見に行きます。これが楽しい。どのくらい綺麗になっているのか。


2017年05月18日(木曜日)

 (05:33)ちょっと頭の体操をしています。むろん状況は動いていて、それ故に思考は巡りますが。

 「トランプが辞めてペンスが大統領になった方がマーケットも反発に転じ、そして共和党議員達も中間選挙に勝てると考える時期は迫っているのか」  21000ドルに再び迫っていたニューヨークの株価は17日に急落。高値警戒感があったことは確かだ。しかし下げが大きい。同日の引けは20606.93 ドルで、実に372.82ドル、 1.78%安。大幅な下げの大きな要因は「ワシントンの目を覆う混乱」だ。主役はトランプ大統領。ドル・円は111円挟み。直近のドル高値から3円以上の円高。

 もしトランプ故の金融市場の混乱が続くなら、マーケットは「トランプ辞任、ペンス昇格」を歓迎する。ペンス氏が「トランプ大統領の辞任は残念だった。私が規制緩和、インフラ投資、減税などの彼の政策を引き継ぐ」と言った場合はなおさらでしょう。

 今は弾劾とか「トランプを辞めさせることに消極的」と思える共和党、特に指導部。彼等にも「利害関係」がある。先ほどちらっと見て面白いと思った記事には、「Why the G.O.P. Isn’t Pushing Hard for a Trump Inquiry」がある。

 この記事はスマホで見たときには「共和党はなぜトランプを捨てない(abandon)のか」になっていたと思うが、中味は同じです。

 「No Evidence of Collusion」(まだロシアとトランプ陣営共謀の証拠なし)
 「Ongoing Investigations」(議会の委員会などで現在調査中)
 「Rejecting Democrats’ Demands」(民主党の要求に押されたくない)
 「Protecting the Base」(35%前後のコアなトランプ支持者を大切にしたい)
 「Distrust of the Media」(メディア不信)
 「Trump Is Delivering」(トランプは自分達の希望する政策を標榜)
 「Fear of a Special Counsel」(特別検察官への恐怖)

 もっともだ。マコーネル共和党上院院内総務は「トランプの大統領に懸念を持っているか...」という質問(確かそんな感じだった)に対して、苦笑いし、しばらく考えてから「ノー」と一言。分かったのは「(彼も)揺れている」だった。

 議員にとって一番の恐怖は「ただの人」になることだ。今の状況(トランプと共和党の支持率が低下している)が続けば、2018年の中間選挙で上下両院での多数派の地位を失うとの見通しが強まれば、共和党議員、共和党指導部も動くと考えるのが自然だ。それはいつか。

 今朝はあまり長い文章を書いている時間がないのですが、全体的に見て「政権の自壊プロセスが始まっている」と思う。政権という意味は、今のドナルド・トランプを頂点にした政権という意味です。

 明確なのは政権を構成している内部メンバーの中に、「トランプは大統領に相応しくない」「彼にダメージを与えたい」「辞めてもらうのがよろしい」と考えている人が非常に多い、と思われることだ。

 でなかったら、あれほどリークは出ない。コミー解任によって司法省、FBIの中にトランプ大統領はトランプ嫌いを増やしてしまった。今後も反トランプ情報はアメリカのメディアに出続けるでしょう。ニクソンを辞任に追い込んだディープ・スロートは確かFBI副長官だった。

 それはワシントンの政治任用の560人(だったかな)のうちトランプ大統領が埋めたのが100人ちょっとという寂しい現実から来ているのかも知れない(民主党支持者が残っている)し、そもそも彼の政治スタイル(極めて頻繁にフロリダの別荘に行くなど)が好ましいとは思っていない人達が多いことにもよるのかも知れない。それにトランプという人のもっている性格・資質もある。

 ところで、彼だったら「やーめた」と自分で言い出す可能性もある。辞めても何も困らない。金持ちだ。有名にもなった。但しディールするでしょう。「辞めたら俺を追わないで欲しい」と。

 次は弾劾。しかしそれにはちょっと時間がかかる。共和党が動かなければ出来ない。三番目は最近読んだ記事の中にあった。面白かった。「副大統領や閣僚によるクーデター」の可能性。これはかつて私の番組にも出ていただいた冷泉彰彦さんが指摘しているもの。ポイントは合衆国憲法修正25条4項。

 ネットで調べたら確かに『副大統領が「行政各部の長官ないし他の連邦議会が法律で定める機関の長の過半数」(すなわち閣僚の過半数)と共に、大統領の執行不能を宣言できる』とある。なるほど。今まで気がつかなかった。しかしペンスが直ぐに動くとは思えない。

 しかし繰り返すが、「自壊は始まっている」と思う。心配なのはトランプが生き残りをかけて「妙な手」を打つことです。それはいろいろ考えられる。多分外交・軍事。しかしどれが有効だろうか  ? 一つ一つについて考える必要がある。
 しかしどうなんでしょうね。会った人間の事をとりあえず「いい奴、いい男」など意味不明の評価をする傾向が強い人間。決断出来るのか。イバンカ、クシュナーなどトランプ・ファミリーは何を思う ?

 うーん次は、閣僚や身内から「もう辞めた...」と政権から離脱する人が出るのか出ないのか...。出たら危機は一段と深まる。やっぱりFBI長官に「フリンに対する捜査をできたら止めてくれ(I hope you can let this go)」はないでしょう。


2017年05月17日(水曜日)

 (21:33)「お前の心配することじゃない」のは良く分かっているのですが、どうしても先週から気になっているのです。稀勢の里が今場所の相撲を取る、と聞いて。

 夕方、家に帰って最初にチェックしたのは「稀勢の里が勝ったのかどうか」でした。車を運転していたので知ることが出来なかった。ラジオも付けていませんでしたから。そしたら遠藤に負けていた。

 実はどういう取り組みだったのか見ていない。しかしずっと「今場所は彼はやめておいた方が良いので」と思っていた。それは、「人間の緊張感の持続には限界がある」ということです。稀勢の里は先場所の優勝(めっちゃ無理した)について、「(ファンの方々の気持ちにある)疑念を確信に変えたかった」と言った。

 そりゃ相当な緊張です。あの体で最後二番(本割りと決定戦)の取り組みに勝って優勝した。そして国民から「確信(やはり彼は横綱に相応しいという)」を得た。もうそれだけで彼の心と体(左肩に怪我している)は3〜4ヶ月分の休養を必要としている筈だ。

 ところが彼は今場所も「出る」と言った。他に3横綱もいるのだから、彼は今場所は体と心の休養に充てるべきだった。しかし出てしまった。となると、今後負けが込んだときに進退が難しくなる。

 出て負け続ければ、「判断が間違っていた」ということになる。頑張って勝とうとすれば、勝てるかも知れないが体と心がもっと疲れる。その後はボロボロになる可能性がある。年が年だから。だから正直言って出て欲しくなかった。今からでも遅くないから、「ごめん。出たの間違いだった」と休んでくれた方が良い。

 だってこのまま出続けて9勝6敗くらいになったとする。それって、どうなんでしょう。横綱として立派ですかね。私は違うと思う。良くてその程度かも知れない。だってこれから自分と対等の力と思われる力士と徐々に当たっていくわけですよ。

 今は2勝2敗。負けが先行したら「やはり駄目でした」ということになるのか。相撲の世界にはそれほど詳しくない。しかし過去の横綱の例からして、「負け越し」で場所を終えることは出来ないと思う。カド番がある大関とは違う。横綱には威厳があるべきで、本当に弱くなったら引退しかない。負け越しも許されないと思う。

 だとしたら明日も出て2勝3敗という非常に危険な地点に立つよりも、どうか今夜のうちに「ごめん。やっぱり体がついてこない」といって休場を宣言するのが良いと思う


2017年05月16日(火曜日)

 (09:33)あさ日経を読んでいて、「ちょっとちょっと、じゃ何なのよ....」と私。

 3面に「IOTの盲点突く」という大きな記事見出しがあるのですが、その中の「接続だけで感染拡大」見出しの記事の中。「メールやウェブサイト以外の感染ルートも浮上している」という部分があって、「じゃなんだ...」と興味津々に読み進んだ。

 その後。「メールやウェブサイト経由でウィルスが広くばらまかれた形跡は確認出来ていない」までは良い。問題はその後です。「一般的なランサムウエアとは異なる手口の可能性を指摘する」で終わっちゃってますよ。正に「それは何か」を知りたいんですが

 メール(添付開府)でもウェブサイトでもないとすると、何なんでしょうね。感染ルートは。実際のウィルスなら「空気感染」ということもあるが、コンピューター・ウィルスにはそういうことはないでしょう。ネットワークそのもの ? どなたなアイデアがあれば教えて下さい。

 それにしても今回の「WannaCry」の最大の特徴は「自己増殖型」ということ。今までのランサムウエアは「当該PCに取り付いて終わり」だったが、今回の種は一台に取り付いた後にそのPCが帰属するネットワーク全体に広がる(これが米政府公開だと非難されている)。

 今BS1のワールド・ニュースを見ているが、アメリカでは「”WannaCry”は北朝鮮製」との見方が出ているらしい。中に使われているコードが、以前北朝鮮がハッカー攻撃に使ったそれに似ている、というのです。

 そう言えば先週金曜日のスタンバイで取り上げたニュースに、「北朝鮮がBangladeshの銀行にサイバー攻撃を仕掛け、およそ93億円の現金を盗んだ疑いがある」というニュースを扱ったことを思い出した。

 石炭も中国に売れなくなって、北朝鮮がサイバーでカネを生む手段をいろいろ講じていると考えれば、今回のランサム攻撃も同一線上の行動とも理解できる。何せうまくいけば1台の解除に300ドル相当の入金がある。

 上記情報はシマンテックの幹部がアメリカ上院の国土安全保障・政府問題委員会で明らかにしたもの。かなり角度が高い。北朝鮮は「世界30カ国以上の銀行に組織的なサイバー攻撃を仕掛け、多額の現金を奪った疑い」があるという。

 その資金でミサイルを実験し、核も試し、他国に脅威になる核の運搬手段を進化させているとしたら許せない話です。


2017年05月15日(月曜日)

 (09:33)週末の北朝鮮のミサイル発射に関しては、その後色々なことが分かってきている。意味合いも多そうだ。

 まず朝鮮中央通信の報道。『新型の地対地中長距離弾道ミサイル「火星12型」の試験発射に成功した』と報道。つまり「新型だ」との西側の見方を確認した。その上で、発表は「ミサイルは高度2111・5キロメートルまで達し、距離787キロメートルの公海上に設定された目標水域を正確に打撃した」とも主張。  これは西側の「2000キロメートル以上上昇し、800キロ飛んだ」という報道に近い。これを高度の低い正常軌道に引き直すと少なくとも4500キロ、場合によっては6000キロは飛ぶ、と北朝鮮やアメリカは判断しているらしい。北朝鮮も「中長距離弾道ミサイル」と呼んでいる。ただし大陸間弾道弾(ICBM)ではない。

 それはグアムは無論、アメリカのアラスカに届く。なのでアラスカ州知事は「アメリカの西海岸の防衛強化に関する法案」を議会に提出した。つまり準ICBMという位置づけらしい。北朝鮮がそれに小型化した核弾頭を付ける努力をすることは確かだし、もしかしたら出来ているかも知れない。

 朝鮮中央通信はこの点に関して、「大型重量の核弾頭の装着が可能。(試射によって)新たに開発されたロケットモーターの信頼性が、実際的な飛行環境条件で再確認された」と述べている。「大型重量の核弾頭の装着が可能」としているのは、核弾頭を搭載できる中長距離弾道ミサイルですよ、と述べていることになる。

 週末に報道された「ロフテッド」(弾道ミサイル等の打ち上げ方法のうち、通常よりも角度を上げて高く打ち上げる方法)であったことも確認されたわけで、ロフテッドにしながらロシア領土から数百キロの場所(公海)に正確に落とした、としたらそれは北朝鮮のミサイル技術の大幅な精度向上を意味する

 北朝鮮に残るのはあとミサイルが大気圏に再突入した際の弾頭の熱耐性と、核弾頭の実際の爆発力の検証、そしてICBMの完成ということになる。それにはおそらく核実験が必要。一番のポイントはそれをいつしてくるのか、それともそれをするとアメリカの先制攻撃の対象になるので、スタンスを交渉に切り替えるのか。

 ロフテッドの特徴は、高高度での軌道ピーク、そして落下速度の加速ということで、迎撃が難しくなると言うこと。それはロフテッドで攻撃される危険性のある韓国と日本、それに敢えて言えば中国とロシアにとっての脅威増大ということになる。

 トランプ大統領は北朝鮮のミサイルの落下地点が日本の排他的経済水域ではなく、ロシア領に近い公海だったことを指摘して、「ロシアもいい気はしないだろう」と述べている。ロシアは「準備は出来ていたので、脅威ではない」と述べているが。この辺がまず興味深い。ロシアが対北朝鮮の隊列に加わるかどうか。

 中国は怒り狂っているに違いない。一帯一路構想をスタートさせる今年の最重要国際会議(中国政府にとっての)における習近平の演説の数時間前に発射があった。またまた北朝鮮(30台前半の若造が率いる...と中国は思っている)が、大国中国の核心である習近平の顔をつぶした。

 安保理が明日か明後日に開かれるらしいが、ロシアと中国がどう出るのか。それが次のポイント。ロシアは少なくとも「(北朝鮮は)対アメリカのカードになりうる」と考えているのでしょう。

 私が見る限り米高官の中では一番トランプ大統領の意を受けて発言しているように見えるヘイリー国連大使が、「(ミサイル発射は)対話には遠ざかる。北朝鮮を締め上げることになる」と言っているのは興味深い。

 どう締め上げるのか。それは中国経由だろうから、中国が例えば石油禁輸などで協力するのか。多分核実験をしたら中国は踏み切る。ICBMでない弾道ミサイルの実験ではどうだろうか。

 興味深かったのは、引き継ぎ時間もないまま大統領に就任した文在寅新大統領が安全保障会議を開いたが、それを構成していたメンバーが大統領以外は全員が朴槿恵前大統領の積み残しだったこと。無理もない、首相の任命・承認も済んでいない。

 顔を潰されたはずだが、「対話の可能性は残して置く」と述べている文在寅大統領。選挙戦で言ったことを簡単には撤回できないで言っているのか、それともまだ本当にそう信じているのか。

 これに関連してヘイリー米国連大使が14日のABCテレビで、「(北朝鮮のミサイル試射は)is not the way to sit down with President Donald Trump」「United States would continue to "tighten the screws" on the isolated nation and said North Korean leader Kim Jong Un was in a "state of paranoia."」と述べていること。

 パラノイアとは「被害妄想状態だ」ということです。普通の精神状態ではないと判断している、ということでしょう。ヘイリー大使は「新大統領が誕生したばかりの韓国をまずけん制するため、ミサイルを発射した」と北朝鮮の意図を推測。

 「tighten the screws」が実際になんなのか。それに対して北朝鮮がどう出るのか。多分先が見えてくるのは、ここ数日の動き次第だと思う。


2017年05月14日(日曜日)

 (23:33)心配な事を書いた後で恐縮ですが、この週末に笑えたこと、そして楽しかったこと。

 日曜日。どーんと私の目の前に「うんこ漢字ドリル」という本(ドリル)が。なんじゃこりゃと見たら、笑える笑える。要するに「漢字ドリル」なんですが、全ての例題に「うんこ」が入っている。その文章がまた笑える。「うんこを太陽にすかして見よう」

 で、重要なのは「ネットで凄く売れている」「ほとんどの書店でも売り切れ」だということ。だって読むと笑える。大人でも。子供はうんち好きですから、とにかく漢字学習に熱が入るというのです。「伊藤さんは知っておいた方が良い」とその人が見せてくれた。感謝。

 ちょっと興味を持ってサイトを調べたら、すぐにこのサイトが。文響社って「どこかの社のもじり」と最初思ったが、「文響社への就職」というサイトもあって、本も一杯出している。ははは、出版の新たな可能性を感じた。

 山本社長のインタビューが面白い。「うんこ合宿」ね。3018のうんこ例文を考えなければいけなくて.......集中するために合宿と。Amazonの小学教科書・参考書の売れ筋ランキングで1位から6位を独占とな。

 なぜこんな目と耳を疑うようなタイトルのドリルを作ったのか。「勉強が好きになるために」の一心らしい。自分は勉強が嫌いだった。なんとか勉強を面白く出来ないか......。奇妙な仕掛けに気がついたものです。面白い。

 土曜日。東京目黒駅直結。URBAN BBQ。最近増えている都心型バーベキュー。アトレ1のニトリの上。4階です。夕方から雨もやんで、13人ほどでバーベキュー。

 アトレの下にスーパーがあるので、そこで買い物をして、そのまま上に上がってパーティ。今回で10回目。残念なことに一年しか続かなかった番組の年次花見会の変形。でも会はずっと続いている。

 私と栗原由香さんがMCの番組だったのですが、終わった後もまとまりがメチャ良い。当時のディレクターのおかげ。彼女今度結婚するらしい。いつもの年は花見会で行っていたのですが、今回はちょっと遅れてバーベキューに。

 番組に関係ない人も集まり始めて(歓迎です)、また今回は栗原さんのダンナさんの岡島秀樹さんも。そしてその4人のお子さんのうち3人も。今年は野菜工場主やロシアスクールも。バーベキューは準備の過程がまた面白い。

 いろいろな話をしましたが、「また来年も」ということになった。継続は力。このパーティーでしか会わない人もいるし、SNSでのお友達も。会が進む中で生まれた私の希望は、岡島さんにはNHKBS1の野球解説陣の中に是非入って欲しい、かな。だって彼はMLBもむろんだが、短い期間マイナーにもいた。その時の話がメチャ面白かった。

 今の解説陣も良いが、実際にアメリカの彼方此方で体験を積み上げた彼のような人の解説が聞きたい。だって少し聞きましたが、MLBとマイナーの違いは壮絶です。とっても面白かった。うーん、本をお書きになる手もあるな。

 皆さん、また来年お会いしましょう。


2017年05月14日(日曜日)

 (23:00)「不安な月曜日の朝」が来そうですね。一部の予想によれば、月曜日の朝には先週末に世界を震撼させたランサムウェア「WannaCry」(泣きたいよ)とは別の新しいタイプのランサムウェアが登場する、とも言われる。加えて北朝鮮が新たなミサイル発射を試みるとの見方も。

 金曜日に英国、ロシアを中心に150カ国で20万の犠牲者(社)を出したランサムウェアの被害は、既に日本国内でも二件ほど報告されているらしい。しかしあと数時間で週明け。まずこの「WannaCry」がオセアニア→日本と順次月曜日の朝を迎える地域から続々と報告される危険性がある。メールが開封されて。土日は多くのオフィスのWindowws PCとそのネットワークは稼働を止めていましたから。

 それに加えて、この「WannaCry」の爆発的拡散を止めた22歳のイギリス人コンピューター技師( MalwareTech)の予想によれば「月曜日には新種のランサムウェアが登場する可能性がある」とのこと。つまり2種類のランサムウェアに世界中のWindows PC(といってもOSやウイルス対策の最新化が済んでいない)は襲われる危険性がある。

 ランサム、つまり身代金を要求してくる悪質な今回のウイルスに対して、実は支払いが行われた形跡はあまりないらしい。騒いでいるうちに週末になった、ということも大きいかも知れない。「せいぜい25件(ビットコインでの支払い件数)」との報告もある。しかし重要なのは、これに感染するとシステムが稼働しなくなること。

 この全体システムの稼働不可によって、イギリスの病院は一部が患者情報(投薬情報等々)を得られなくなったり大変は不都合・機能不全に直面したらしい。日本の多くはその騒ぎの最中には既に金曜日の営業を終えていたところが多く、「実は世界中でシステム担当者は週末出勤を迫られた」との記事もある。

 これはWindowsをコンピューターシステムの中核としている事業所や個人は心配でしょう。今夜のうちから「もし感染していたどうするか」を決めておく必要があるし、「WannaCry」ではない「新種」に直面したら、新たな脱出方法を見つけ出す、または見つけられた方法を試す必要がある。

 もっとも、「WannaCry」に感染したイギリスの病院などではXP(既にサポート終了のバージョン)が依然として使われていたという。慢心・怠惰が感染の原因になっている。これに対してはマイクロソフトはサポートが終了している「XP」や「8」などを対象に、修正ソフトの無償提供を始めているという。

 13日に分かったことで、むろん異例の措置。「顧客と事業に与える潜在的な影響を考慮した」と同社はしているが、もしそうなら今のうちにそれでパッチしたり、OSのアップグレードをすることも一つの手だ。いずれにせよ「怪しいメールは開かない」の原則に戻り、「常に最新のOSとウイルス対策を講じる」という原則をキープする必要がありそう。

 北朝鮮のそれは2チャンネラーが今朝の北朝鮮のミサイル発射をその暗号放送から13日のうちに予想していた、とされることから来ている。その2チャンネラーは「15日 06:03分とかのミサイル発射」を予測しているとも言われる。

 その真偽を判断する手立ては渡しにはないし、過去に2日連続のミサイル発射を北朝鮮が試みたこともないように思うので、あまり確率は高くないは思う。ま、一応書いておきます。


2017年05月12日(金曜日)

 (18:00)注目の藤井聡太四段(14)が勝ったのはテレビ出演の最後に「速報」として入ってきたので知っていた。関心は「何手で」でした。

 夕方それが「84手だった」と知ってビックリ。でネットで調べました。「プロ 将棋 最小手数」で。そしたら「2015年4月8・9日に行われた第73期名人戦七番勝負(羽生善治名人VS行方尚史八段)第1局は、60手という、名人戦史上最短の手数で羽生善治名人が勝利」とあった。

 「名人戦史上最短の手数」とあるので、他のプロの試合ではもっと手数の少ない将棋の勝負もあるのかも知れない。しかしそれにしても、「第67期王将戦1次予選で西川和宏六段(31)に84手で勝ちデビュー戦以来の公式戦連勝記録を17に更新」とは何と凄いことか。ほとんど「軽く手を捻った」という感じ。西川六段には悪いが。

 最近聞いていたプロの試合の勝負手数は100手を超えていることがむろん多い。それが84手とな。とっても短い、効率の良い将棋ソフト・脳が入っている頭脳をお持ちの人物、14歳らしい。

 すばらしい。才能を伸ばして欲しい。84手くらいだったら、あとで棋譜を見て自分で確かめても良いな。だって希有な試合じゃないですか。14歳の頭の中を少しでも見て見たい。詳しいことは分からないでしょうが。

 「先の先の先が読める子」というのが当たっているのだろうな。場所は大阪市福島区の関西将棋会館。行ったことないな。千駄ヶ谷はよく通りかかるのですが。次戦は18日の第7期加古川青流戦開幕戦で竹内雄悟四段(29)との対局らしい。

 先輩プロも戦々恐々でしょうね。さて彼を破るのはプロ棋士、それともAI棋士 ? 人間であって欲しい。


2017年05月12日(金曜日)

 (10:30)4年間住んでいたので今でもヤンキースの成績は気になるのですが、今朝ヤンキース対アストロズの試合をちらっと見ていて、「本当にヤンキースというチームは入れ替わったな....」と思いました。

 だってマッキャンが髭を伸ばしてアストロズにいるし、ヤンキースのラインアップを見ても、「いたっけ」というメンバーが多い。今日はガードナーが出ていなかった。A-Rod やタシエラが引退したのはちょっと前ですが、2〜3年前までに活躍していた選手は、結局ほとんど出た。マリナーズのカノーなど。

 ところが、入れ替わりが進んだヤンキースが結構今年は春から強い。開幕試合が惨めだったマー君も、その後は5連勝。なので5勝1敗。今年の田中はそれほど良いとは思わないが、去年のヤンキースだったらおそらく4勝に届いていないと思う。今年はチームが強い。

 今は地区2位かな。マー君が明日かな、登板するので、それは時間があったら見ようと思う。日本のピッチャーも出足は総じて悪かったが、前田も勝ち星が3まで伸びてきて、ちょっと心配なのはダルが3勝のあと足踏みしていることかな。あと故障の岩隈。

 アメリカの野球関連では、昨日の日経夕刊の「Sports & Business」が面白かった。「マーリンズ買収騒動 テレビ離れで厳しい経営」が見出し。懐かしい名前が登場する。ジーター。彼のグループがイチローの所属するマーリンズを買収するのではないか.......というのはちょっと前から出ている情報。しかしそれがちっとも動かない。

 何故か、というのがこの記事。13億ドルという提示価格が高すぎるのでは....と。ビックリしたのは米スポーツ専門局ESPNの契約者数が大きく落ちているらしい。2011年には1億人を超えていたが、昨年12月は8800万人に過ぎないと。

 つまりアメリカでも進むテレビ離れで野球をマネーにかえるプロセスが変わってきている、という。日本のテレビは既にかなり野球離れ。先日も野球を見ていて、「いつ終わるか分からない野球は、テレビのコンテンツをしては難しいな」と思いました。

 高校野球は1試合大体が2時間以内。サッカーに等しい。しかしプロ野球は平気で3時間を越える。2時間枠ドラマでは全く収まらない。9−7のような面白い試合だから見ていられたが、球場にいたって「野球は長すぎる」と思う

 私が良くやるのは、「野球を見ながら走る(まね)」ですが、それも3時間は無理。なので、「時短」が野球というスポーツのこれからの大きなテーマになると思う。うーん、ちょっと話がずれましたが、青木は今日三塁線に一本ヒットを打って「あと13」になった。日米2000本に。

 今の彼なら6月中には出来る。期待しましょう。今日2塁打で全力で走ったら塁上でぜいぜい。印象では相当きている(歳が)。来年はどうだろうか。だから今年の早い時期に彼には是非。


2017年05月11日(木曜日)

 (15:30)普通に考えれば、「これってトランプゲートの始まり ?」と一瞬思うでしょう。私もそういう気がしたし、ワシントン、全米の多くの人もそうだと思う。

 だって捜査当局がある問題を熱心に、周りからも注目される形で捜査している最中にそのトップ(FBI長官)を解任したら、「あ、解任権限を持つ大統領はその調査に不満、または不安なんだな」と思うでしょう。

 重要なのはその捜査の一方の対象に、トランプ大統領自身かその側近・陣営グループが当事者になっているということです。もう一方の当事者はロシア。つまり2016年の大統領選挙でトランプ陣営がロシアと何らかの形で意思疎通、目的の共通化などをしていなかったかどうか。その調査。

 しかもニューヨーク・タイムズの報道によれば、FBIのコミー長官は解任される前日に「トランプ陣営とロシアとの関わりに関する調査」に関して、予算の増額と人員の拡充を司法省のトップに求めたばかりというのだ。

 だからトランプ大統領のコミー長官に対する突然の解任劇は、「いよいよコミーは自分に狙いを定めた」と判断したが故に、別の理由(ヒラリー・クリントンの私的サーバー使用問題)にかこつけてコミー長官を急ぎ解任したと理解することが可能だし、実際に多くの人はそう思った、ということでしょう。

 確実なのは、「これで暫くはワシントンは機能不全になる」「トランプ政権は政策を前に進められなくなる」ということです。共和党の中にもマケイン上院議員のようにトランプ大統領の措置を嘆かわしいとしている人物も出てきているし、民主党はトランプに暫くは協力しない。

 トランプ大統領がコミー長官に突き付けた解任状は、実は大統領が司法省の長官、副長官に書面として書かせたものらしい。つまり「司法省トップ二人の勧告を受け入れた」という形をとっているが、実はトランプ大統領が仕組んだ、ともされる。

 ニクソンは「特別検察官の解任から1年」で大統領辞任に追い込まれた。むろんトランプ大統領がそうなる確率はまだ低いと思うが、「兎に角雑音が大きくて、何を目指している大統領なのか不明」というのが実体だ。アメリカの大揺れは続く。

 ところで、昨日は仙台から帰った後時間をおかずに東京ドームの巨人ー阪神の試合を見に行ったのですが、最近になく面白い試合だった。「面白い」の意味はいろいろあって、

  1. 両チームがそれぞれ各10本(珍しい)、合計20本のヒット(HRを含む 巨人の方が多かった)を打つという乱打戦
  2. 監督の選手起用に「なぜ」という部分が多く、突っ込みどころ満載だったこと
  3. 今年のセリーグの予測不能な展開をこの試合で垣間見れたこと
 かな。阪神ファン2人、巨人ファン2人の合計4人の男だけで見たので、まあうるさい。それぞれが野球に一言有る連中(私を含めて)で、次の動きを予想し、それを当てたり、当たりすぎて嘆いたり。

一人はカメラを構えてました  山口は予想通り打たれるし、カミネロが8回から出てきたのには驚いた(監督の焦りだろうな)し、糸原が出続けたのも不思議(育てたいんだろうけど)。不思議と驚きが一杯の、久しぶりの面白い試合。なので、途中まで帰る人がほとんどいなかっった。いや私たちの周りで。

 両チーム20本のヒットで合計16点。昨日はヒットが両チームで20本出た試合がもう一つあったが、そっちの試合の方が点数はずっと少なかった。つまり昨日の巨人ー阪神はある意味四球の多いだらしない試合。その一方でHRも多かった。

 ま希有な試合で、巨人ファンも阪神ファンもある程度満足。しかし残ったのは、「ひいきチーム大丈夫か ?」という疑念でした。


2017年05月10日(水曜日)

 (15:30)雨がちの東京を離れて仙台に来ています。今回も講演の為。感じるのは涼しさです。空気が爽やか。北に位置する杜の都だけある。

一ヶ月前に出来たそうな  東北の大都市は今年は2回目。3月中旬に盛岡を探索して以来。今回も一晩泊まって気仙沼などここ数年で何回も行った震災・津波関連の場所に行きたかったのですが、9日と10日の両方の夜に外せないイベントがあって日帰り。

残っていれば良かったのに  でもニュースがありました。なんと仙台に水素ステーションが出来ていた。「つい一ヶ月前に出来ました」と店の人。場所は仙台市宮城野区幸町4-8-10。甲府と一緒で街の中心部からそれほど離れていない。

 店の人と暫く話しました。「まだ一日に数台」らしい。「東京から何台かここまで来ました」と。マップで調べると芝公園のステーションから仙台のこのステーションまでは359キロ。うーん、ぎりぎり行ける。

本丸の基石だけは残る  しかし本当にぎりぎりです。私が自分のMIRAIに水素をフル充填して「何キロ走れるか」のメーターは385キロを指す事が多い。だから「芝公園で充填して、そのまま走ってこられたMIRAIもありました。しかしトラックの後を走ったり、なるべくアクセルを一定にしたりで、皆さん努力されたようで....」と店の人。笑った。

 さらに店の人は、「エンジン系以外はすべき切ってきた人もいました」と。エアコンなどなどです。私も大阪をトライしたときにそうした。だって風が逆でも水素を喰いますから。

ちょっと食べ過ぎ  今私が考えているのは、今までの最北の埼玉県のステーションで給水(水素)して、それから仙台に向かうというルート。それだと、結構思う通りのアクセル操作が出来そう。宮城県内には「県が5台、民間企業で数台」と10台未満との話。うーん、いつか私も仙台トライをしたい。

 久しぶりに、新録の青葉城には行ってみようと思ってステーションを見る前に行きました。確かに新緑が綺麗だった。「城を残しておいてくれれば壮大だったろうに」と思いました。松山の城のように高台にあって、綺麗なんです。

 せっかくだからと思って、最後に駅近くの伊達の牛タンの本店で軽く食事もしました。ミソ仕立てと塩仕立ての両方を。うーん、ねぎしで食べ慣れていると「とろろ」が欲しくなるが、伊達では出てこない。しかし独特の堅め・厚めは味が変わって面白かった。


2017年05月10日(水曜日)

 (01:30)文在寅勝利で終わった韓国の大統領選挙。結果は既に見えていたので驚きもしませんでしたが、私が待っている数字が一つある。それは彼の最終的得票率が40%を越えるかどうか。

観世流の能楽堂が地下3階に  出口調査では41%の得票率だったという報道があるが、どうやら実際の得票率はそれほど高い水準には達しない模様。「国民の4割以上から支持された大統領」と、「4割に満たない支持しか得られなかった大統領」では、やはり今後の彼の政策運営に影響が出ると思う。

 それをよく知っているので、次期韓国大統領は「ほぼ勝てる」と分かった段階から「圧倒的な支持が私を強くする」と何回も言ってきた。その数字を待っているのだが、まだ出てこない。

 ところで、昨日は初めて「GSIX」に。午後7時から近くで集まりがあったので、「(施設の)エンディングに接近すれば見物客も少なくなって空くだろう」と思って、会合に顔を出して仁義を切った後にこの新しい建物に。

 地下4階(駐車場)から6階までと13階が商業施設。バスの発着場は一階。うち地下三階が観世流の能楽堂。「千駄ヶ谷の能楽堂とどう違うんだ.....」と思ったり。

 1時間ほどかけて商業施設全体を見て回りましたが、どこにも行列はなし。「この時間に来たのは成功成功」と思って見回りましたが、「これは良い」というのと、「この施設は直ぐに行き詰まるな」という印象のお店と。

 これは良い......と思ったのは、「綾ファーム」のしっとり乾燥フルーツ。見た瞬間に「これはうまそう」と残っていた全種類を買い、会合に持って帰って皆で食べましたが、それはそれは美味しかった。

うまそうなので勝って、本当に美味かった  この店の説明はこうです。『たっぷりと日差しを浴びて実った旬の果物のみずみずしさを、そのままドライフルーツで表現したい・・・国産ドライフルーツ専門店ならではの想いが形になり、私たちはそれを「生ドライフルーツ」と呼びます。』と。

 私の目にとまったのは、「これは今までどこでも目にしたことが無いな」という感覚ですが、お店も『「生」なのに「ドライフルーツ」? 何とも矛盾した表現ですが、一口食べればその言葉の意味は誰もが分かるはず。言葉では伝えきれない「生ドライフルーツ」を、お手に取り皆様の五感でお楽しみください。』とある。お店の方と話していたらFUKUSHIMAの店らしい。

 あとは「これは面白い」と目にとまるものは直ぐには発見出来なかった。むろんさっと見ただけですが。「ここは大丈夫か?」というフロアも。13階かな。「The GRAND」という施設があったが、客がほとんどいない。右手奥のフレンチに少しだけ。大部分が空席。コンセプトは「ここでゆっくりして」ということらしいが、ちょっと入りにくい。

 が私は入っていき、いろいろ見せてもらった。奥のバーで、「デザートワインはありますか」と聞いたら、「デザートはレストランの方で」とのお答え。こりゃ駄目だと思って、とっとと出てきました。

セミナールームのような、式場のような  13階には他に「山の上」とか、普通のレストランもあります。7階から12階まではオフィスらしい。ちょっと変な施設で、6階から13階に行くには南側のエレベーターでしか行けない。だからそこに大きな行列が昼間は出来るらしい。しかし午後7時過ぎはすきずき。

 次回行ったら屋上を見て一巡かな。6階にはもしかしたら面白い、変わった食べ物があるかも知れない。一応は見ました。「創作中華」というジャンルがあったが、それでは食欲はわかなかった。ショップなど店舗は有名どころが多くてあまり見る気がしなかった。今度またゆっくり。

 面白かったのは、「ひんまがったエレベーター」。ははは、行けば分かります。そのひん曲がり具合をカメラに収めようとしても、あまり面白く写らない。なのでここでは掲載しません。行かれて見るのが一番か、と。


2017年05月08日(月曜日)

 (23:30)明日は韓国の大統領選挙ですか。でもあまり予想外の事が起きる気がしないな。なぜなら、韓国では今回の大統領選で初めて事前投票(4、5日に実施)が行われ、中央選挙管理委員会によると事前投票の暫定投票率は26・06%に達したという。

 つまり有権者の四人に一人が既に投票を済ませていることになる。としたら「最終盤に大逆転」ということはあまりない。暫定投票が行われたあとで「候補者辞退」「一本化」ということはないだろうし、実際になかった。

 事前に投票を済ませた人の数は約1107万人。韓国の有権者(約4247万人)のおよそ4分の1であることは投票率が示す通りです。ということは、今月初めの段階で世論調査のトップを走っていた文在寅候補が次期韓国大統領になる可能性が極めて高い、と言える。韓国では「隠れ〜」はいないと思われる。

 4月上旬の世論調査では、野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前共同代表が一時文在寅候補を支持率で上回った。「この勢いなら....」「もしかして安候補が勝つのでは」とも思えたが、ここに来て同候補は急速に支持率を落としている。それが今回の韓国の選挙戦の大きな特徴。

 テレビ討論会での論争ぶりが極めてまずかったからとも、政治家としての資質を問われているとも言われている。筆者の見るところ全体的に喧嘩下手が響いているのではないか。どこか練られていない、人の良さそうな印象だ。といってもう爽やかさはない。

 彼に代わって支持率で台頭してきたのが洪準杓(ホンジュンピョ)候補(62)だ。北朝鮮に強硬な朴槿恵政権で与党だった保守系「自由韓国党」から出馬。北朝鮮に融和的な文在寅候補を厳しく批判し、支持率を伸ばしている。しかし支持率で文在寅候補には全く届いていない。

 結局、文在寅候補が勝つ可能性が高いように思う。むろんまだ投票は始まっていないので、あと数時間のうちの大きな変化があれば変わりうる。しかし文在寅は北朝鮮お気に入りの候補だから、それに不利なことはしないだろう。

 彼の詳しい来歴は省略するが、自殺した盧武鉉前大統領の秘書室長だった人物。もともとは民主派弁護士。同じく弁護士であった盧武鉉と共に合同法律事務所を開設した経緯もある。そもそも韓国では彼は「親北派」と呼ばれる。つまり北朝鮮に融和的だ。

 有名な「おうかがい事件」も大統領選挙の最中にしばしば取り上げられ、そして批判された。もっとも彼が大統領になった時、どのような大統領になるかは分からない面がある。現実の壁に直面するからだ。「現実対応」がどのくらいあるのか。

 しかし対米、対日で大きな摩擦が起きる可能性が高い。THAAD配備を巡ってアメリカと、慰安婦合意を巡って日本との関係悪化が予想される。日本の雑誌などでは既に大統領選挙後を見据えて「韓国漂流」といった記事タイトルが踊っている。

 実際に韓国は「漂流」しうる。また新大統領が立ち往生する危険性は大きい。議会では大統領が所属する与党は過半数に全く届かない。外交関係もギクシャクするとなれば、就任早々から新大統領はいくつかの行く手を塞がれる。

 韓国の新聞を読んでいると、「最初の50日が重要」と書いてある。これはアメリカの100日より半分の短さだ。韓国はそのくらいのスピード感で事に当たらないと評価されないと言うことかも知れない。しかしその50日こそ、新大統領にとって一番難しい期間だとも思える。


2017年05月08日(月曜日)

 (05:30)私が少し早めに起きたときには、ネットには既に「マクロン勝利・ルペン敗北」の記事が山ほど載っていました。開票開始と同時にあふれ出たのでしょう。昨日の「いま世界は」でも言ったのですが、「今回のフランスの選挙ではどんでん返しはない」との見方が私のそれだったし、その通りになった。

 非常に印象的なのは、「今回のフランスの大統領選挙では、世論調査が常に非常に正確だった」ということです。最終的な得票率はマクロン66%、ルペン34%前後になりそうですが、これは事前の世論調査と非常に似ている。第一回投票での各候補の予想得票率も非常に最終数字に近かった。

 これは、アメリカやイギリスの世論調査結果の誤謬が大きかったのと対照的です。多分フランスでは「隠れルペン」はいなかった。皆正々堂々と最初から「私はこの人を支持する」と意見表明できていた、と思われる。それを世論調査機関は正確に拾った、ということ。

 つまりアングロサクソン諸国に比べてフランスは「建前」が弱かったとも言える。好き嫌いが素直に出せる社会だったと言っても良い。これは興味深い。アングロサクソンの社会に比較して、フランスでは極右から極左まで最初から幅広い政治勢力があり、それぞれ社会的居場所を見付けている。隠す必要がなかった、とも言える。

 しかしマクロン新大統領の行く手はなかなか難しい。ルペン34%は彼女と彼女の政党にとって非常にコアな支持層の割合に近いと思われる。ということはこの部分は熱烈な「反マクロン」となる。

 また経済のグローバル化に苦しめられていると感じる国民には、どう見てもエリートのマクロンは「弱者の気持ちが理解できない」「新自由主義的だ」と受け止められた面が残る。つまり国民の一定程度には「我々の大統領ではない」と拒否感も持たれているとも思われる。

 それでもフランス国民がマクロンを選んだのは、筆者には「結局ユーロという通貨を捨てる勇気がなかったからだ」と思える。移民問題などに関連してEU離脱の論争は盛り上がるが、ユーロを捨てられるかの議論になるとフランス国民の大部分は「それはノン」となる。

 イギリスがEUを離脱できたのは、そもそもユーロを使っていなかったからだ、というのが私の意見。イギリスはずっとスターリング(ポンド)を使っていた。今もそうだ。フランスがフランを再び自国通貨としたら、フランス国民の資産は劇的に目減りする。だからフランスのユーロ支持率は非常に高い。

 ルペンはこの点で矛盾に陥った。支持率をコアから広げようとしたらEUやユーロに融和的なことを言わざるを得ない。しかしそれをあまり言うとコアから「なんだ」と言われる。引き裂かれた故に、「国内ではフランを、国際貿易ではユーロを....」という奇妙な彼女の発想が生まれた。具体性は全くなし。結局その板挟みでルペンは沈んだ。

 しかしマクロンもルペンが指摘した「グローバリズムがフランスの庶民を貧しくした」という意見を完全否定できないでいる。そのために決選投票を前にして、「ルペンにもマクロンにもノン」という運動が起きた。その問題は残る。

 テレビでも言いましたが、私には「グローバリズムの修正」という問題が、別にフランスだけでなく世界の大きな問題として登場すると思う。フランスの政治という観点からは6月の議会選挙でマクロン率いる勢力がどの程度の議席を取れるかがポイントでしょう。


2017年05月04日(木曜日)

 (08:30)久しぶりのゆっくりのバンコクは、なかなかの大都市でした。ホテル37階のラウンジから見渡すと、高層ビルが形作る都市としての景観(スカイライン)はあまり隙間なく、予想より混み合っていた。都市の外形としてはナイス。

かなり混みあっているバンコクの高層ビル群  国際色も豊かです。実に様々な人がそこを訪れ、そして生活している。飛び交う言語も多彩で、地理的な理由からでしょうがインド、パキスタン系の人も東京よりよほど多く見掛ける。聞いても「この言葉はどこ ?」と思える言語が多い。それほど多様。

 見所も満載です。私はあまり興味はないが、お寺も多いし、その代表格としての王宮は起伏がないのを除けば綺麗で立派です。あの白い壁からして。仏像も多いし、お坊さんが黄色い袈裟をかけて托鉢に朝裸足で歩いているのを見るのは、「この地方特有だな」と思う。ミャンマーでもそうでした。

エラワン廟で  しかし歩いていてどこか「抜け出せない感」がある。「そこからいつ出られるの感」と言っても良い。バンコクにはエリアごとにとっても綺麗な地区もある。朝から大勢の人が掃除をしていた。その成果だ。また暑いのは仕方がない。

 しかしそこから少し裏の道とかを歩くと、ゴミがいっぱい落ちている。そこはまた手つかずの途上国そのものです。その辺が「違うなぁ」と思う。スカイラインは素敵になったが、一歩下は猥雑さが消せない街。都心にも老朽化したビルが目立つ。道もどこかメンテ不足。歩道は工事中でほったらかしのケースも。

 別にそこが「バンコクの良さ」「タイの良さ」でもあると思う。しかし当地のビジネスマンの言葉にもあった「中進国の罠」という視点で考えると、タイは依然として「罠」から脱出できないでいる、と思う。

 国民の平均年収も日本のまだ三分の一以下かな。とにかく貧富の差が大きい。金持ちは平気で5000万円ほどするスーパーカーを買うという。相続税がないので、生まれるときに咥えてくるスプーンの色で将来が決まったりするらしい。

バンコクで好きになった食べ物 スーパーにも売っていた  とってもワイドな、日本と同じ左側通行の高速道路を朝、夜と走りながら考えた。それは、もしかしたらタイは「もう一手間」と「細部」に弱いのかもしれない、と。むろん私の印象なので、また他に人は別のことを考えるかも知れない。

 しかしどの先進国もそうですが、「罠」からの脱出には何か一つ「手間」をかけなければならないし、最後は「細部を詰める作業」が必要だと思う。それが「他との差別化」を生んで「罠脱出」が可能になる。無論それは国レベルの話です。

 タイに関しては時々寄るくらいなので詳しいことは知らない。しかし「一手間」と「細部の詰め」はあまい印象がする。ホテルの従業員と話をしていても。約束や契約の履行に関しても、一般市民のレベルになると問題があると聞いた。

プーケットの西海岸の夕暮れ とっても綺麗でした  タイの人達の「あたり」は凄く柔らかい。しかしいったんハンドルを握らせると、そのイメージは消える。当然ですが、「我先に」です。実に激しい。一瞬でも隙間があれば車をねじ込ませる。すざましい競争社会。バンコクの道はあふれかえる車で爆発しそうです。

 そうは言っても数日しかいない旅の印象。今回はそんなことを考えました。ただし断っておくと、タイとかミャンマーとかベトナムとかこの辺の人々は好きです。当たり前ですが、日本ととっても違うのが良い。また来たい。

 街の喧騒と賑やかさを見ながら、「まだまだ発展はするだろうな」「このパワーは凄い」と思いました。国民の平均年齢ははるかに日本より若い。今回は大きな津波に見舞われたプーケット島にも行きました。その印象などはまた。


2017年05月04日(木曜日)

 (04:30)日本時間の4日早朝に発表になったFOMC声明関連での驚きは、「声明がほぼ予想通りだったにもかかわらず、ドル・円相場が112円台に上昇したこと」でしょう。

 私がこの文章を書いている時点のドル・円相場は112円70銭近辺でむしろ113円に近い。ユーロ・円は122円台の半ば。いずれも最近あまり見なかった円安相場となっている。

 声明のミソは第二パラの「The Committee views the slowing in growth during the first quarter as likely to be transitory and continues to expect that, with gradual adjustments in the stance of monetary policy, economic activity will expand at a moderate pace, labor market conditions will strengthen somewhat further, and inflation will stabilize around 2 percent over the medium term. 」です。

 「第一・四半期に見られた成長鈍化は一時的・短期的なもの(transitory)であり、金融政策調整を徐々に行う中で、アメリカの経済活動はまずまずのペースで拡大し、労働市場環境は若干にしても更に改善し、インフレは中期的には2%近傍で安定するだろう」というのが訳だ。

 労働市場環境もインフレ状況も「良くなる」と言っているのだから、FOMCは「今年で3回予定の利上げペースをダウンする理由はない。今回は予定通り見送ったが、イエレン議長の記者会見がある6月には再利上げする」と見るのが自然です。FRBの政策目標は最大限の雇用環境と最適なインフレ率の維持にある。double mandate。

 為替市場でのややドル高移行は、このところの弱い経済指標を見て予想以上に「FOMCはどうするんだろう。景気見通しを弱くするのではないか」と実は考えていたのかも知れない。しかし出たFOMC声明はそうは言わなかった。「そうか、じゃイエレンは予定通り今年は少なくとも3回、もしかしたら4回利上げするかも知れない」と読んだと思われる。それがドル高に繋がった。

 トランプはこのドル高に関して何も言っていない。いつ何時何を言うか不明な大統領だから、マーケットは気にするだろうが、日本が連休中で商いも薄い中でもしかしたら113円台を突っかける可能性がある。

 ドルを買って海外で過ごしている人にとっては朗報だ。輸出企業にも。しかしトランプという不確定要素があるだけに、大幅なドル高はどうだろう。


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