99年09月30日(木曜日)

 神宮球場が直ぐ近くの私のオフィスの前の道は、午後はずっと渋滞していました。CBC (中部放送かな)なんて大きな字をつけた車も走っていた。おめでとうさん。ON の戦いは先送りですな。

 今頃と言われるかもしれませんが、MATRIXはなかなか良くできた映画だと思いました。実に多くの対比、対立、映像技術、要素などなどが取り入れられていて、かつそれの境目が極めて曖昧で、見ていても常に「あれどうてしてだろう」と思う。リピートしたくなるのです。事実多いらしい。ネットを見たら、関連サイトは山ほどありました。

 日本の子供用ゲームの健闘シーンが続いたりコンピューターが作り出す暗い世界が描かれたり。amazon.com で見たら既にビデオが14ドル強で売っている。もうすぐ DVD も出るようです。CG もかなりすさまじいものがある。はっきり言って、Star Wars などよりよほど面白いと思う。
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 松崎さんから、以下の歴史的事実かかジョークだか不明な文章をもらいました。なかなか勉強になる一方、ほんまかいな....と。しかし、二人の大統領の後釜がともにジョンソンだったとかかなり知っている事実はあって、kicker のところまでは真実だと思います。

Abraham Lincoln was elected to Congress in 1846.
John F. Kennedy was elected to Congress in 1946.

Abraham Lincoln was elected President in 1860.
John F. Kennedy was elected President in 1960.

The names Lincoln and Kennedy each contain seven letters.
Both were particularly concerned with civil rights.

Both wives lost children while living in the White House.

Both Presidents were shot on a Friday.
Both Presidents were shot in the head.

Lincoln's secretary was named Kennedy.
Kennedy's secretary was named Lincoln.

Both were assassinated by Southerners.
Both were succeeded by Southerners.
Both successors were named Johnson.

Andrew Johnson, who succeeded Lincoln, was born in 1808.
Lyndon Johnson, who succeeded Kennedy, was born in 1908.

John Wilkes Booth, who assassinated Lincoln, was born in 1839.
Lee Harvey Oswald, who assassinated Kennedy, was born in 1939.

Both assassins were known by their three names.
Both names are comprised of fifteen letters.

Lincoln was shot at the theater named "Kennedy".
Kennedy was shot in a car called "Lincoln".
Booth ran from the theater and was caught in a warehouse.
Oswald ran from a warehouse and was caught in a theater.

Booth and Oswald were assassinated before their trials.

And here's the kicker...

A week before Lincoln was shot, he was in Monroe, Maryland.
A week before Kennedy was shot, he was in Marilyn Monroe.


99年09月29日(水曜日)

 午後から韓国の内外経済新聞の記者、李さんが通訳とともに取材に来てオフィスで一時間半くらい対応しましたが、なかなか進んだ記者さんでまず A4 ながらラップトップを持ち出して取材体制。私が質問を受けて答えると、通訳が韓国語に訳すとそれをそのままコンピューターに打ち込むのです。私のところにも日本の記者の方がたくさん来ていますが、私が言ったことをそのままコンピューターに打ち込んだのは李さんが初めて。

 日本語ではないのでどの程度のことを打ち込んでいたのか知りませんが、メモはいっさいとらなかったので、要するに必要なことはすべて打ち込んだということでしょう。ハングルが打てるコンピューターは初めて見ましたが、アルファベットの下にハングルがあって、それを打ち並べていく。なかなか壮観でした。

 情報関係も取材していたことがあるそうで、確かにコンピューターがらみの知識は豊富に見えた。ミレニアムに関連して、今後日本はどうなるのか、例えば2010年はどのような社会になっているのか、などが質問。簡単に答えられない問題ですから、むろんのことですが私の個人的な見通しをお話しした。韓国でも携帯電話の普及は人口の4割くらいに達しているそうで、日本の i mode に相当するインターネット・サービスも始まっているようです。

 彼は韓国の姜さんの紹介で私のところにいらっしたのですが、話をしていて例えばコンピューターなどに関してはもう国境のようなものは確実になくなっているという印象を受けました。技術のレベルも、実際に使っている製品も国が違うからと言って何か差があるわけでもない。差があってもほんの少しの時間の経過の中で消える。向こうもコンピューターに少し詳しければ、いくらでも話が通じる。なかなか面白かった。
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 アマゾン・ドット・コム(amazon.com)といえば日本ではアメリカのオンラインの本屋と紹介されることが多いのですが、実際には既に音楽、家電、アパレル、自動車、オークションなど複合小売りサイトに成長。しかし、この設立から4年目の会社は木曜日から新たな一歩を踏み出すようです。

 今回zSHOPSというサイトを立ち上げて、まさに「オンラインのスーパーストア」、としてそれこそ何もかも揃う店を目指すという。今回の特徴は、アマゾン・ドット・コムに一定の手数料(当初=10ドル弱=と売れたときの手数料)を支払えば、誰でもがこのサイトに商品やサービスを販売対象として登録することができる、という。つまり、自分でネット上に巨額の資金を投じてサイトを持ち、客が来てくれるかどうか心配しなくても、ポータルとしてのアマゾンを使い、そこに手数料を支払うことによってネット店を持てる、というサービスである。

 アマゾン・サイドのメリットは、「お宅では買えない」という商品をなくして、「あそこに行けば何でも揃う」という魅力を高めて、全体的に集客力を高めること。これはたとえば、日本の主婦が世界中の人に買ってもらいたい商品やサービスを展示することも出きるようになるでしょう。

 条件は、「顧客が購入した商品、サービスを遅滞なく購入者に供給できる体制(在庫)を持つ」ということと、あとは

Sellers pay $9.99 a month for Web space on Amazon.com to sell up to 3,000 unique items through zSHOPS. If a seller only has one thing to offer, it costs just 10 cents to list each item for two weeks.

When an item is purchased, Amazon.com also receives a fee gauged according to the price. There is a 5% fee for anything under $25; a 2.5% fee for anything $25 to $999; and a 1.25% fee for anything above $1,000.

 つまり一連の手数料。確かに「あそこに行けば何でも揃う」というのは、サイトの集客要素としては非常に大きいと思う。日本でもそろそろアマゾン・コムのことは「総合小売りサイト」と呼ばなくては行けないのでしょうが、私が思うのはこういう形でポータルが徐々に絞られてきてしまう危険性です。日本語のサイトは、結局日本人しか相手にできない。ということは、ポータルとして日本語のサイトは最初から非常に不利で、その付利を払拭するためには英語のサイトを持つ必要がある、ということです。


99年09月28日(火曜日)

 上原も疲れたのかな。そりゃ今まで通りの完封ペースは続かないでしょう。疲れた人、もう一人。ニュース・ステーションのキャスター。そりゃ疲れますよ。でも「休養して復帰」というのは、日本では珍しいのでは。大体やめたらそのまま、そうでなければ降板というのが多い。私は昔から、再生したいんなら清原も休めば良い、という意見。
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 21日から始まった日本の金融政策を巡るごたごたは、波紋を広げているようで、28日のニューヨーク・タイムスには「A Ruinous Yen Policy」という過激なタイトルのエディトリアルが載っている。最初に出てくる単語がこの「ruinous」(破壊的な、破滅的な)で、次に最初に使われている動詞が「tantalize」(「望みのものを手の届きそうなところに見せて」じらして苦しめる)となかなか手厳しい単語が並んでいる。しかし、見出しほどには中身のない文章で、まあ平板な批判。

 午前中しばらく時間を使って「どうしてこんなことになったのか」「今どういう状態で」「今後どうしたら良いか」といった問題を検討していたのですが、あちこちでパーセプションのギャップ拡大や一方で「一方向へのパーセプションの肥大化」と呼べるような現象が起きている。ギャップとは、歴史に根ざした日銀に対するイメージ(マスコミや市場関係者など)と、それが変わろうとしている環境変化の問題。今回の問題には、いろいろな人物がいろいろな形で動いているのも見える。一つに見方に簡単に載るマスコミや市場の人間の問題もある。

 実は「パーセプションの肥大化」は、犯罪報道でも見られる。有罪が確定しないうちに、徐々に「あいつが犯人だ」という報道や一般の受け取り方になって、それが既成事実化する。判決が降りて、「無罪」となったときにはもう誰もその事件さえ思い出さないというような。同じように傾向は海外諸国でも発生しているのですが、日本は見ているとどうも「パーセプションの肥大化」が進みやすい環境がある。あちこちが「成熟」する必要性を感じるのも確かです。

 この問題は、日銀の問題を含めてしばらく考えていきたいと思います。
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 「クール」については、またまま kimura さんからメールをもらいました。三省堂の現代国語辞典や広辞苑を調べてくれて、以下の報告。まあ、総合的に考えるとフランス語なんでしょうね。

クール1《外》
[cool][〜な](1) (温度・色などが)冷たいさま,涼し気なさま.・・・・・

クール2《外》
[フcours (流れ)<ラcursus (走ること)]
【放】連続番組の一区切りの単位.ふつう3か月,13回をワン‐クールという. 〈現〉

クール3《外》
[ドKur<ラcura (治療)]特定の治療を続ける一定の期間.多くは休止期間を おいてまた続ける.・・・・・

 Many Many Tks


99年09月27日(月曜日)

 メモリースティックの話の続きですが、なかなか使い勝手が良い。何よりも良いのは、読み出し、書き込みの時間が短い点です。今までの FD は特に上書き保存の時に非常に時間がかかった。これがメモリースティックだとあっというまに終わるのです。爽快感がある。

 多分これは出張用に最適です。全く場所をとらない。カードと一緒にパソコンに差しておけば良い。どこに行ってしまったか探すくらいです。16MB と32MB を買いましたが、圧縮機能を使えば32MB の容量のスティックは FD にして30枚分くらいのデータを入れられるのではないでしょうか。アメリカの雑誌を読んでいたらこのスティックは「紫色のチューインガムのような」と形容されていましたが、まさにその通り。

 しかし、この新しいデバイスも不便なことがある。今はカードスロットがあるラップトップ型のパソコンや専用スロットを持つパソコンでしか使えない。しかし、この11月には FDD に入れることの出来るアダプターが出るのだそうです。そうすると、大体どのパソコンでもこの新しい記憶媒体が使えるようになる。

 メーカーのソニーの考え方は、AV 機器のかなりの部分、たとえばデジタル・カメラ、ビデオなどなどにこのスティックを入れられるようにして、それをつなぐことによりリンクを作り出していこうというものでしょう。カメラで映像を採る。それを直ぐにスティックを通じてパソコンに入れて映像を処理したり、送る。ということは、この小さな媒体がどのくらいの機器に入るかどうかがポイントということです。私はしばらく文章中心のデータの授受にこの新しいツールを使ってみようと思います。
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 在ドイツの梅本さんからは、以下のメールをもらいました。「クール」に関して。真相はますます藪の中<^!^>。

ドイツ語の「Kur」ですが、普通は日本語で表記するときは「クア」と書くようです。この方が原音にも近い。「クール」というのはめずらしい。日本語でも最近は温泉治療を「クアハウス」と称したりしていますが、これはドイツの温泉治療をKurというのを真似たものです。Kurの語源は詳しく知りませんが、英語のcureと共通であることは間違いないと思います。手元にいい辞書がないので分かりませんが、多分ラテン系でしょう。従ってcourseとは別物と思います。
この問題は、引き続き調べて行きます。一つひっかかると、真剣に調べますから。<^!^>
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  久しぶりにジョークの提供を受けましたので、このページの最初の方をお読み下さい。また、ジョークがありましたら、お送り下さい。


99年09月26日(日曜日)

 「クール」については、話題が広がりました。kimura さんがこの言葉をマイクロソフトの Bookshelf 2000 で調べてくれたのです。私も確認したのですが、そこには最初の「クール」として、

クール
(ドイツ語 Kur 元来は「治療」の意)
1.治療を行う期間
2.放送で続き物番組の放送期間の単位。ワンクールは13週間を言う
 とある。これだと、「クール」はドイツ語だということになる。実は「クール」には bookshelf 上では四つの枝があって最初がこれで、あと三つは
  1. 派生語 クールな cool
  2. (形動)(英 cool は元来は「冷たい」「涼しい」の意味)冷静、沈着で、熱狂的でないさま。「クールな態度」
  3. 〔放送〕 a 「three-month〔thirteen-week〕period〔run〕of a television series 」
 ドイツ語の kur が何からきているか知りませんが、英語の course とフランス語の cours はラテン語の「cursum 」が語源のようです。ははは、日曜日にわざわざ紀伊国屋に行ってラテン・日本語辞典を調べた。「経過」とか「期間」が意味になっている。欧米の言語は、最後は全部親戚です。ドイツ語の kur も発音的にはラテン語の cursum から出たような気がする。これはこれから調べれば良いのですが。でもこれらの単語はすべて親戚のような気がする。

 で、では日本語にもなっている「クール」はいったいどこから。フランス語という説、ドイツ語という bookshelf の説。kimura さんはこういうサイトの存在も教えてくれた。

「クール」は「quarter」が「クウオーター」「クワラー」「クール」と変化した」
 とうい説。これはなんか怪しい。まちょっと調べます。
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 土曜日は丸の内の国際会議場で「VAIO コングレス」というのがあって、見学に行って来ました。VAIO使用者を対象としたソニーの説明・展示会。安藤さんという方の話には技術的、システム的には新しさはなかったのですが、VAIOの誕生秘話は面白かった。ビジネス用だったPCを完全に楽しみのために変えたかったという発想。

 製品としては、 memory stick に興味を持ってちょっと調達してきました。アダプター・カードとともに。16と32。軽い。30グラム。家と会社の間を今まではFDを何枚か持ち歩いていたのですが、今後はこの30グラムの超軽量の薄い板一枚にしようと思います。逆になくしそうですが、他の機器にも入りだせば(もうかなり入っていますが)面白い展開ができる製品だと思います。


99年09月24〜25日(金〜土曜日)

 何気なく使っていても、実はその言葉の出所・由来は分かっていない、知らないということはあるものです。放送業界には、「クール」という言葉がある。実はテレビでもラジオでも、番組は「とりあえずツー・クール」でといった形で始まる。「ワン・クール」は3ヶ月で、「ツー・クール」というと半年に相当する。「とりあえずツー・クール」でと言うと、当たるかどうか視聴者、聴取者がついてくるかどうかわからないからとりあえず半年継続を目指して、といった使い方です。

 最近はテレビのドラマでもよく「3ヶ月で打ち切り」といったことになる。視聴率競争が厳しく、またスポンサーも厳しいのでだめだと直ぐに「ワン・クール」(3ヶ月)で打ち切りになるのです。これはラジオでも同じで、特にFMラジオの番組などでは最近になって「ワン・クール」で終わる番組が多いらしい。

 この金曜日に放送したラジオたんぱの番組(Roundup World Now)が一年(4クール)経過し、さらに継続ということになったこともあって、また人生にも数年をまとめた「クール」の考え方(人生は何回かのクールの積み上げという)を入れたらという意味合いで、この日の放送の「キーワード」をこの業界用語「クール」にしたのです。

 でキーワードにするわけだから言葉については知らねばならない。「この単語の語源は...」と考えたら、知らない。私もこと言葉をずっと聞いていたのに、なんとなく理解していただけだったのです。で、アナウンサーの小野さんとか、ディレクターの倉山、高橋両君に「こと言葉は何語で語源はなに、意味は...」と聞いたのです。彼らは業界人ですから知っていると思ったんですな。

 ところが彼らも知らなかった。20年近くこの単語と付き合ってきているヒトもいたのですが<^!^>。あちこちに聞いて、それでも分からない。語源の分からない言葉を放送で紹介するわけにもいかな....と思い始めたころ、ほぼ2カ所から答えが返ってきました。彼らがр駆け回ってくれて。一つはインターネットから、もう一つは業界の大先輩から。

 分かったことは「クール」はフランス語で綴りは「cours」だということです。これに「e」を付ければ、英語の「course」(コース)になる。英語の course を見ると、OF(Old French)とあって、古いフランス語が語源だと分かる。「進行、運行」「連続、継続」「課程」などお馴染みの単語に加えて、たとえば医療用語としては「治療単位」といった言葉も出てくる。これは一定期間の治療という意味です。だから医学界でも「クール」を使っているはずです。ただし放送業界で「ワン・クール」がなぜ「3ヶ月」になったかは不明です。継続調査というわけ。

 語源が分かったので、番組ではそれを付けて解説したのですが、まだまだあるそうですよ放送業界には。自分が所属する業界でも、そういうことはあると思います。よく使っているくせに知らない単語。「クイズ 日本人の質問」ではないのですが、ちょっと調べるとおもしろい。


99年09月23日(木曜日)

 台湾からの報道を聞いていたら、震源地に近い集集(シュウシュウ)の近くでは地震発生から数日間経つのに、「家の中で寝ている人は誰もいない」ということ。私が親父から聞いたのと同じなんですね。そりゃそうだ。大きな地震(余震)がくる確率が通常の1000倍もある時に、家の中に寝るリスクは高い。まだ外に寝れる時期で良かったと言うことです。

 北海道や東北で冬の地震なんかがあったら、それは大変でしょう。トルコ、台湾と来て接近している気配もある。まあ気を付けましょう。
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 地震との関係で24日付のアジア・ウォール・ストリート・ジャーナルを読んでいたら、「Taiwan Outage Underscores Y2K Danger」という記事を見つけました。記事の要旨はこうです。今回の台湾の地震は、この島の電力の供給を実に広い範囲に渡って途絶した。その結果、台湾のコンピューター業界における生産は、マザーボードなどを中心に大きく混乱したが、その結果世界中のコンピューター産業が深刻な生産障害に直面した。今回の事件は、Y2Kでアジアにおけるコンピューター部品の生産が長く途絶した場合何が起きるかを示している....という記事。

 で説いているのが、「アジアは大丈夫か...」ということ。つまり、何に付け「適地一極生産」の世界経済体制になりつつある現実では、例え米国におけるY2K準備が万全で実際に問題が起こらないにしても、いろいろな商品の部品でも一つがY2Kの関係で途絶したら、世界全体の生産に響く、という主張。

 最近見ていると、グリーンスパンが「米国は大丈夫。何かあっても、短時間の混乱なら米国経済は大きな混乱はない」とFRBとして安心宣言を出している。狙いとしては、不安感が高まるのを押さえるという意味があったのでしょうが、実際問題として通貨当局としてはほぼ大丈夫の感触を得たと言うことでしょう。タイミング的にも良い。

 私はこの問題(Y2K)に関しては、人命にかかわる部分以外は「時間軸」が重要だとずっと書いてきました。例えば、2000年の1月1日の電車が止まった。しかし、それが数十分、数時間で普及したなら....と思うわけです。電車が何日間も止まったら経済活動には大きな影響が出る。しかし、原因が特定されるわけだから復旧は早いのでは、と。

 米国はもう大丈夫、では海外は...と関心が外に向いているのでしょう。最近の中央線の問題を見ていると「日本は大丈夫か」と思うこともないではないのですが、案外それぞれの国は「自分のところは大丈夫」と見ている印象。実は心配だけれども、実際に起きた場合のバックアップ体制が重要なのだと思う。
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 この日のウォール・ストリート・ジャーナルにはもう一つ読んで面白い文章があった。「Japan'S Yen For A Weak Currency」。フェルドスタインの寄稿で、「欧米の利害にならない協調介入などすべきでない。介入するなら、日銀は例えば140円にするといって単独で徹底的にすべきだ」という主張。

 週末のG7の直前にぶつけてきた文章ですが、IMFの主張を見ても、財務省の高官発言を見ても今の状況ではなさそう。内需拡大と構造改革などを優先すべきという主張には賛成です。あとは、日本の市場を含めて、ニューヨークなどの主要市場がどのくらい fragile にならずにいられるかでしょう。


99年09月22日(水曜日)

 昨年の6月に行ったばかりですから、台湾の地震は身近なことのように感じます。そのときは台北にしかいなかったので、震源に近いところの様子は想像するしかないのですが、徐々に伝わってくる情報を見るとかなりひどい。

 地震でいつも思い出すのは、まだ小さいときに関東大震災を経験した親父の話です。関東を襲った地震でしたが、長野県の諏訪でも揺れは凄まじく、地震のあった日から数日は諏訪でも「道路に寝た」というのです。つまり、余震が怖くて家の中には寝れなかった記憶がある、と彼は言う。多分、精神的にも家の中で寝る気分には祖父、祖母もならなかったのでしょう。で、まだ子供だった親父とともに、道路に寝た。

 TBSの朝の毅郎スタンバイで台湾からの報道を聞いていたら、誰かが貧乏揺すりをしただけで周囲の人がびくっとするという話が現地からの報道で出ていました。そうなんでしょうね。地震の後では、貧乏揺すりは冗談にならない。

 トルコ、台湾などなど世界的に地震が頻発している。地震学者は特に地球が地震の頻発期に入ったとは言っていないので特に心配することはないのでしょうが、日本も人ごとではないし、神戸の地震の時に受けた各国からの支援を言うまでもなく、台湾についてもトルコについても出きることはしてあげたいと思う。いろいろな機関が義援金を募っている。私も参加したいと思う。
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 今週はまだ三日しかたたないのに、懐かしい人と会う週。火曜日には、このサイトを運営している北村さんが転職したので、しらちゃんと激励を口実にした飲み会。しらちゃんとはパソコンを譲ってもらって以来、北村さんとは前回この三人で赤坂の moti (インドカレー屋、うまい)で会って以来。一年半ぶりくらいです。

 北村さんは今は数少なくなった「ほぼ毎日サイト更新組」の仲間。ですが、まあ私とはある意味で対極にあって言ってみれば「落ち込み型」のサイト。本人にも言ったのですが、時々この人は大丈夫かな.....と本気で思ってしまうことがある。私のサイトを見てそう思う人はあまりいないでしょう。

 で私から言ったことは、「転職おめでとう。でも、あまり心配させないでよね....」ということ。読むと心配になるネタが頻繁に出てくるのです。でも会うと笑いもするし、元気そう。ははは、遊ばれているだけなのかもしれないのですが。

 その日の午後だったと思うのですが、突然ベルデ君が「今度御社の担当になりましたので.....」とオフィスに登場。ははは、全然変わっとなんな。日銀の金融政策に関しては、彼の方が結果に近い見方をしていた。でも賭けようと言ったら後込みしていたから、あまり地震、おっと自信はなかったのかもしれない<^!^>。賭けていたら小生の負け。久しぶりに賭けで負けるところだった。

 水曜日には勉強会の仲間である内田さんや田中さんと。ありゃ。でも考えたら、この二人とは久しぶりでもなんでもない。<^!^>


99年09月21日(火曜日)

 日本銀行は「褒められない」リスクのある道を選びました。日本の中央銀行の政策不変更の決定だけを背景としているわけではないのですが、ドルは急落し、ヨーロッパの株は全面安になり、ニューヨークの株は今年三番目の大幅な下げ(ダウで225ドル程度)となった。アメリカの貿易収支赤字の大幅悪化(7月 251億ドルへの予想外の急増)と、それに伴うアメリカの景気鈍化を狙ったFRBによる利上げの観測も市場変動の背景。

 日本銀行は、このページにおいて、「(2) 金融政策決定会合の討議内容は、会合の約1か月後に「議事要旨」として公表する仕組みとなっています。しかし、為替相場の急激な変動等を背景に、金融政策運営に対する内外の関心が高まっているため、討議の背景となった考え方のうち主要な論点について、直ちに対外的に説明することが適当と考えました。このため、政策委員会で討議のうえ、本ペーパーを公表することとしたものです」として、決定に至る考え方を公表している。この直後説明は過去にあまり前例のない措置で、それだけ日銀が今回下した決定に関して、「市場(日本政府などを含めて)に説明しよう」という意図は見て取れる。

 この一連の文章は、市場の人間の一応の疑問にはあえて答えている。たとえば、

(5) 実体的な効果がなくとも、市場が「追加的資金供給」に何らかの期待を持っていれば、それを利用してみてはどうかとの考え方もあります。しかし、そうした方法の効果は、あったとしても一回限りで、永続きしませんし、中央銀行として、目的と政策効果についてきちんと説明できない政策をとることはできません。
 といった部分である。また為替相場と金融政策のリンクに関しては、「日本銀行は、為替相場そのものを金融政策の目的とはしていません。金融政策運営を為替相場のコントロールということに直接結び付けると、誤った政策判断につながるリスクが高いことは、バブル期の政策運営から得られる貴重な教訓になっています」としている。その他の部分が言っていることは、つまり「ブタ積みを増やしても実質的な効果はもうない」という点。

 しかし、第一にこの文章そのものは市場との対話を試みたものであるとしても、なぜそれを今まで日常的にやってこなかったのかと思う。速水総裁は「市場との対話の必要性」を記者会見で述べたが、この言葉は何かことあるごとにでてきていて、つまり毎回出来ていなかったということだろう。今日これから調べようと思うのですが、それぞれのサイトに残るような形での講演の回数は、速水さんはグリーンスパンの数分の一ではないだろうか。何かことがあってから、「市場との対話」を言っても遅い。市場のシャープなリアクションは、対話欠如の現れといっても過言ではない。アメリカの中央銀行はこの「市場のシャープなリアクション」を事前に封じ込める努力をしていると思う。

 第二に、経済情勢が全く違うのに「バブル期の教訓」を今頃引き出すのも知恵のない話だと思う。80年代はインフレ期である。今は世界的にデフレ期だ。まったく正反対の経済情勢にあるのに、10年も前の教訓を後生大事にしている。この10年間に起きた技術革新とそれが物価に与える影響を考えたら、新しい時代には新しい金融政策が必要なことは明確であると思う。これは私の全体的な印象なのですが、日銀はテクノロジーの変化と金融政策の新しいあるべき姿をもっと真剣に考えた方が良いと思う。特に上の方にはあまり詳しいヒトがいないように思が、これは大きな問題だ。グリーンスパンは「技術」というものに、非常に高い関心を常に示している。

 おそらく基本的に資金需要が低迷しているときにブタ積みを増やしても....というのは正論だろう。しかし「市場の期待に沿っても、それは一時的」というのはそうだろうか。株価が1000円発射台のところで違えば、日本経済への影響は甚大になる。おそらく日銀としては、「経済政策は財政政策と金融政策の組み合わせで、今の日本経済の窮状は財政政策の失敗によるところが大きい」と考えているのだろうと思う。それは事実である。お金の使い方が無駄な方向を向いていた。

 とすれば、日銀は財政政策に最初から物申し、日本の経済政策のあるべき姿全体を常に念頭に置き、発言しておくべきではなかったか。追いつめられてそれに反発して存在感を示しても、それはいただけない。また、最初から市場の期待が高まるのを事前に抑止する努力が必要だったのではないか。つまり日銀はすでに十分なことをしている、という。いずれにせよ今回の日銀の措置をは決定そのものもそうだが、市場にショックを与えたという意味で決定に至るプロセスでも大いに問題が残ったと思う。


99年09月20日(月曜日)

 2ギガのディスク容量しかないソニーの最初に買ったVAIO(705)がいよいよ使いにくくなって、それを6.4ギガに切り替える作業がやっと終了。メーカーに頼めば目が飛び出るほど高いので、コンピューターにきわめて詳しい友達に頼んで、その半分で処理してもらいました。

 容量が3倍以上になりましたから、使い勝手は格段に向上した。Product Recovery Cd がうまく使えるか心配だったのですが、それもうまくいった。友人には、「これを商売にしたら」と言っておきました。もう一台505GというVAIOマシンが2ギガなのです。このディスク容量引き上げも考えたいところ。

 勝手に手を加えるとメーカーの保証がなくなるとかいろいろ問題はありますが、壊れたらお釈迦にすればよいと思っていたマシンですから、あまり心配はしなかった。ただし、古いマシンですから、認識するディスクは限られていたらしい。
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 昨日一番怒っていたのは雅山ではないでしょうか。対若乃花戦。たまたま見ていたのですが、彼は憮然としていた。そりゃそうでしょう。一番乗りで勝ち越しをして、いよいよ上位陣との対決。ファンも注目しているだろうからと力が入っていたはずです。それがいきなり力士の最上位に位置する関取からかわられた。

 勝負という点では、若乃花は一番勝ちやすいルートを選んだと言える。向こうは力が入っていて思いっきり突っ込んでくる。だったら、ちょっと変われば.....と。むろん、とっさに思った可能性もあるが、私は最初から頭の中にあったのだと思う。

 私の記憶では、若乃花はまだ横綱になってから優勝の経験がない。年齢は29歳。横綱として優勝できるかどうかは微妙なところ。しかもあの小兵である。だから、わからない気がしないでもない。しかし、勝手な価値観かもしれないが、見ている私もやはりがっかりした。もうちょっとまともに戦ってあげる余裕はないのか....と。


99年09月17〜19日(金〜日曜日)

 パーティーあり、ゴルフあり、野球ありと忙しい週末でした。パーティーは、この番組の主役がみなさんにお祝いしていただける年齢に達したことをお祝いするもの。写真が私の手元に届かないので掲載できないのが残念ですが、とても良いパーティーでした。司会は遠藤さんがやって。この二人はやっぱりプロなんですよ。声が全然ちがう。パーティーに参加した誰もが、こんなに大勢の人にお祝いで集まってもらえるパーティーを出来るなんて羨ましい....と思ったのではないでしょうか。
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 野球は、都内・世田谷区の松沢で。そうです、あの大きな病院の中にグラウンドがあるんです。中学の3年間を硬式野球で過ごしてきた子供たちのチームのお別れ戦。さすがに中学3年くらいになると体も大きくなって、見応えがある。3年生はすでに実践からは退いて練習もしていない。2年生、1年生の連合チームと対戦(紅白戦)したのですが、最初は下級生チームに5点も入れられてピンチだったものの、さすがに少しやっていると練習や試合をしていた日々を思い出すようで俄然盛り返し、最後は逆転。まあ紅白戦で、大味な試合でしたが。

 プロ野球もいよいよ残り15試合を切って最後の仕上げ。うーん、経済の回復を念頭に置くと、巨人―ダイエーの「王・長島対決」が一番面白い。ラジオの番組で言ってしまいました。でもそうでしょう。マスコミも従来とは違った視点がでてき話題を作りやすい。一種「夢対決」ですから。しかし、そのためには巨人が踏ん張らねばならない。

 今年の巨人はここぞというところを押さえられない弱さを続けてきた。日曜日は良い形で勝ちましたが。今週のドームでの6連戦が大きなポイントになるでしょう。中日は残り試合をうまくいって5割ではないでしょうか。まだジャイアンツにはチャンスはあるということです。


99年09月16日(木曜日)

 都内のあらゆる駅で、エスカレーターの建設が進んでいる。高円寺しかり、中野しかり。あと思い出せないのですが、そこらじゅうでエスカレーターの建設が進んでいる。その日その日に駅を使う身としては、いつも使っている階段が使えなくなるなど不便が多い。

 しかし、最近ご老人との接触が多い私は、このエスカレーターの建設に賛成です。いつか書いたことがあるのですが、老人と歩くと階段というものがいかに大きなバリアーになっているかが分かる。上がれないのです。手すりに捕まってやっと上がれる状態。見ていて気の毒になるくらいです。

 今の日本はそうした老人が急速に増えている。階段はバリアーの最たるものだから、それをフリーにするにはエスカレーターを作っていくしかない。老人には、元気で動き回ってもらわねばならない。病床につかれたら、介護する人が必要になってしまう。

 誰でもが元気に動き回れる街にするためには、エスカレーターの建設は積極的に進めるべきだと思います。しかし、階段をなくするのも反対です。私自身は、エスカレーターが極めて嫌いな人間で、めったに乗らない。深い地下鉄の上下にはエスカレーターだけが備え付けられているケースが多い。これには反対です。

 エスカレーター一機(この表現で良いのでしょうか)を作るのには、随分と長い時間がかかるようです。中野駅でも建設期間が長い。弟は建設会社ですが、私は素人であの建設期間が妥当かどうか知りませんが、まあとにかくすべての駅やビルの上下には階段とエスカレーターを併設して欲しいものです。


99年09月15日(水曜日)

 8チャンネル(フジテレビ)を主に見ながら、1チャンネル(NHK)をたまに見るのを2時間以上続けていて、いやが上にも「野球中継の質」といったようなものを感じました。個人的な趣味で言うと、アナウンサーは明らかにNHKの方が良かった。派手さを押さえている分だけ、落ち着きがある。

 対してフジテレビのアナウンサーは、「次に何を言うか」という興味はあるのですが、言うことが大げさで、それが繰り返される分だけ飽きてくる。時々ひっくり返って見てました。試合が緊迫して野球らしい野球になっている(2対1の試合が一番緊迫して面白い)のに、時にうるさいし、表現が繰り返される分だけ陳腐になる。豊田さんの解説も面白かったけれども、やはり大島さんの解説に軍配を上げるな、僕としては。比べられるというのは、恐ろしい。(^o^)ハハハ

 もう一つ比べると、昨日は中日のマジックが消滅していたのに放送で依然としてマジックが残っているように報道していたところがあった。ニュース・ステーション。どうしたんでしょうね。計算すればすぐに分かると思うのに、女性アナウンサーが「マジックはいつ消えてもおかしくない状況です」と言っていたと記憶している。他の局は、最初からマジック消滅と報じていた。

 兵馬という小さい選手がヒットを打った瞬間は、「よっしゃ」と思いました。松坂もこれでアジア中で騒がれる選手になった。来年の本番も出ることになるでしょう。本人の希望でもあるし。
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  次期大統領を目指すジョージ・ブッシュの選挙事務所が、新しい試みを始めた。そのインターネット上のサイトに選挙運動に対する献金のすべてをPDFでリストアップし始めたのである。事務処理の都合ということで2週間前の時点での集計で、それこそ「100ドル」「50ドル」「20ドル」といった献金者リストが延々と続いている。ダウンロードするのに時間がかかるくらいです。

 アメリカの政治エキスパートによれば、米大統領選挙でこうした献金者リストが全体に渡って公表されるのは初めてだという。これを見ると、ブッシュ陣営が言うところの「4900万ドルの選挙資金(これまでに集まった分)」の詳細が分かる。100とか200とか時に1万といった数字が延々と並んでいるので途中で見る気を失いましたが、それにしても膨大なものです。

 現在のアメリカの選挙法では、四半期末に各候補者は政治資金の出所を明確にする情報を連邦選挙委員会に提出しなければならず、政府はそれをインターネットで公表するシステムになっている。しかし、ブッシュ陣営はそれを日々、しかも法定で公表を義務付けられた200ドル以上を下回る献金についても公表の方針を決めたという。

 むろんブッシュ陣営には狙いがある。

  1. 「どうせ金持ちから資金が集まっているんだろう」という批判に対して、陣営の政治資金は小口の資金の集まりであると宣伝できる
  2. 他の候補に先立って政治資金を公開することによって、候補者イメージを高めることが出来る
 などでしょう。公表に当たってはいろいろ問題もあったはずです。献金はするけれども、個人の名前は出して欲しくないという人もいた筈です。今はブッシュだけですが、各候補者がこうしたリストを出せば簡単に名寄せができて、「この人はあちこちの陣営に資金を出している」というのが分かってしまったりする。献金者リストに載ったが故に、いわれなきところから献金要請が来てしまうこともあるでしょう。

 にもかかわらずブッシュ陣営がリストを公表したのは、むしろ公表することが自分の選挙目的にかなうし、時代の要請に合っていると考えたからでしょう。そして、私はその考え方は間違っていないと思う。今の時代は、何事も最後は隠せないと考えていた方が良いところがある。

 今の日本では、企業でも官庁でもいろいろな不祥事が起きている。出てきているのは一角かも知れないが、一端それに注目が集まると白日の下にでてくるものが山とある。何を出して、何を出さないのがよいのかは分かれ目が非常に微妙で、厳密な線引きは難しいでしょう。しかし、今という時代はおよそ「公」に関わるものは、なるべく公にする気持ちをもって事に対処した方が良いケースが多い。

 逆に「私」に関する事で出てこなくて良いことがいろいろ出てきている。週刊誌を見ると、「私」の売り物が氾濫している。「公」「私」この線引きは難しいけれども、いつも頭に入れておかねばならない問題なんでしょうね。


99年09月14日(火曜日)

 彼のことを話すときにはいつも、「腕力は強いだろうが、頭は弱いかも知れないよ.....」と冗談半分に言っていたマーチン・アームストロング氏( Martin A Armstrong)がニューヨークで証券詐欺の疑いで逮捕された。報道によると、日本の機関投資家から10億ドル近いお金を集めたものの、その資金は彼が他で行った取引(例えば銀、コメックスでも最も活発な市場参加者の一人だったという)の損失を埋め合わせるために使われてしまっている疑いが強く、半分以上の投資基金が戻ってこない見通しらしい。

 彼はよく日本に来ていました。私はその容貌から「レーニン、レーニン」と言っていたのですが、相場観はまったく違って何時来ても彼は「金は上がる」が主張(最近はその主張を変えていたらしい)。私は世界的ディスインフレ論者ですから、「貴金属は軟化」が見解でした。ウォール・ストリート・ジャーナルの見出しは、「Widely quoted forecaster is arrested....」。商品では、アメリカでも結構名前が出ていたらしい。

 彼は、500万ドルの保釈金で保釈され、「容疑に対しては断固として戦い、無実を勝ち取る」と語っているという。しかし日本にとっての問題は、日本のいくつかの投資家が投資したお金が戻ってくるのか(かなり絶望的でしょう)と、なぜ日本がその舞台になったのかでしょう。他の国では被害は出ていない模様。

 プリンストンという名前が一因かもしれない。日本で「プリンストン」と言えば、大学を思い浮かべる。あとは、宣伝された利回りと、日本でのアームストロングの知名度でしょう。しかし私が一番問題だと思うのは、彼がコメックスにおいて、「銀」のもっとも活発なトレーダーだったという点です。

 過去2年間は自己売買では損失を出し続けていたという。他人資金が欲しかったということです。もしそうだったら、自己の損失穴埋めのために投資資金を日本で集めたことになり、日本の投資家はまんまと騙されたと言うことになる。自己売買で巨額のポジションを持つ人が、相場の予測をしながら自らの利害を横に置けるということはあり得ない。実体はこれから出てくるでしょう。日本の投資家は、また高い授業料を支払うことになる。


99年09月13日(月曜日)

 13日のニューヨーク外国為替市場の円高は、対ドルで106円台のロー、対ユーロで109円台のハイ。ちょっと速いのですが、ニューヨークの株価はダウで1.90ドル高、債券はさすがにドル安をやや気にして利回りアップ。しかし全体的にはニューヨークの金融市場はまだドル安を気にはしていない。

 為替については今週のnews and analysisに詳しく見通しを書いたのでそれを読んでもらえば良いのですが、12日は東京の株も日経225で見て200円近くも上昇している。
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 昨日のこの欄の文章については、何人かの人からメールをもらいました。秋葉原に行ってあまりにも選択肢が多くて選ぶことが嫌になってしまったばぶるばすたー さん。「あれほどPCを選ぶのが楽しくてしょうがなかった私が.....」と嘆いている。

 多分それは、今の彼の仕事が忙しいので、昔ほどPCを選ぶことに注力できなくなっているのでしょう。なにせ、あまりに忙しくて小生との食事の約束があるにもかかわらず倒れて来れなかった人ですから。(^o^)ハハハ。彼にとってPCは趣味の対象から使うツールになったのが一因と推測。

 しかし彼の言うとおり、あまりにも選択の幅が広がると「今、何が売れているの ?」という反応になりがち。売れていれば、間違いはないだろうと。どうでも良い選択なら良いのですが、肝心の選択で選択肢を自ら狭めること、狭められることはなんとしても避けたいものです。いつも選択肢を広げる気持ちをもたんといかんですな。しかし、政治家の選択肢なんかは広げたいのに、ちっとも広がらない。

 千葉さんは山崎拓の件を書いてきてくれました。彼は放送人。ここが難しいのです。放送人である限りは、世の中で起きていることを知らねば話にならない。しかし心の中では、井戸端会議的な話題にはあきあきしているところがある。

 で思うのは、マスコミに関わっている人間としては「井戸端会議的な話題に超然として自分の領域を追い続けている人」を大事にする姿勢が必要なのではないかと思うのです。話題が合うからと言って、話しやすいからといって自分が理解できる人だけを相手にすることを再考するということです。

 多分個人としては、たとえば見るインターネットのサイトなども忙しいとつい決まってしまいがち。それを一日一つで良いから新しいサイトを見る....と言った努力が必要なのでしょう。自分の事を考えても、つい忙しいと毎日見るサイトが決まっている。リンクページを作ってしまったのは、ある意味では考え物なのです。
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 で(^_^)ニコニコ 、新しいページを一つ紹介しましょう。精神年齢鑑定のサイト。HP仲間が鑑定を競い合っていたので、つい私もやってみました。えらく実際より若い。喜んで良いのやら、嘆くべきなのか。なんと実際の年齢より14歳も若く見られてしまった。ほかの連中は大体、実際より老けて判定が出ている。ひどいのもいたな。

 自分の鑑定の中で気に入ったのは、「大人度71%」(あなたはもう立派な大人です。十分に精神が発達していると思われます)と、「ご老人度8%」(あなたからはおじいちゃんっぽさがほとんど感じられません。元気そのものです)という二点。あとはちょっと秘密です。


99年09月11〜12日(土〜日曜日)

 大前研一の書いた「一人勝ちの経済学」(光文社)は、書き下ろしと言うよりはどこかで講演したものを本にした印象が強くするもので特に購入を勧めませんが、ここで出てくる問題意識の一つは私も共有することが出来る。つまり、「人はあまりにも選択肢を与えられると選択することを止める」という。

 「人」というのは、誤解を招く。うまい言葉がないのですが、近いのを探せば、「大衆は」と言っても良いかもしれない。これはあまり好きな言葉ではないのですが、どうも最近の人の口に上る話題の数を考えていくと、「人はあまりにも選択肢を与えられると選択することを止める」という傾向があることは認めざるを得ない気がする。メディアのニュースにもどこか集約化傾向があるし、それを受けて我々が日常的に話題にすることも、身近なことか、そうでなければ定番メニューが多くて多様ではなくなっているのである。

 この本でも指摘されているのですが、最近のメガヒットは宇多田ヒカルにしろ凄まじい。彼女は確かに歌はうまいし、今までの日本にはなかったタイプの歌手。だから売れるのはわかるのですが、700万枚も売るような歌手であるかというと疑問がある。ほかにもメガがつくヒットはいろいろ出ている。渋谷に登場しているエゴイストだのココルルだのの「カリスマ店員」もその手の一種のメガ流行現象でしょう。

 メガヒットがなぜ生ずるかということを考えると、一つはメディアの発達があるのでしょう。サッチー問題など、マスコミが大きくした面が強い。また、今の口コミは、メールコミだったりして、ネットの発達とも密接に関係している。しかし、それだけではなくメディアの情報を受け取る人間の問題もあると思う。つまり、それを知っていることを強制されるような圧迫感が今の世界にはあるのである。「そんなことは知らない」と言えないような。だから、みんなが知っていることを知るための時間を多く使うことになる。

 実は先週実に面白い例があった。ニュース23に加藤紘一と山崎拓が出ていて、その二人に対してTBSのアナウンサーが短い質問をぶつけるのですが、その中にこういうのがあった。「いわゆるサッチー騒動をくだらないと思いますか」というもの。この質問に対して山崎さんは一瞬ぎくっとして「それってなんですか...」と答えた。加藤さんは「くだらないと思います」という答え。

 それを見ていて私は、政治家としては知らなければならないだろうと思う一方で、あのくだらない騒ぎを知らない山崎拓を評価したい気持ちもあったのです。皆が話題にしているからと言って、その話題も知らなければならない理由はない。しかし、あのテレビ番組の作り方では、サッチー問題に「それって何ですか」と答えた山崎拓の方が何か世情に疎いように見える。一般の世間の言い方では、「そんなことも知らないの」ということになる。

 しかしサッチー問題を日本人全体が知っていて、侃々諤々の議論をしたとしても、それがなんぼのもんじゃいと思うし、日本と言う国のために役立つとも思えない。だから思うのです、話題も買う物も「意味のない収斂」を避ける方向に努力しなければならないと。


99年09月10日(金曜日)

 大きなトレンドは変わらないでしょうが、当面の為替相場の動きを見るポイントは、日本が介入してあとはアメリカが介入するかでしょう。で、今までのところかなりその可能性は少ないように見える。以下のような発言を総合するとである。

 "Consistently recognizing that a strong currency is in our national interest has helped to hold down inflationary pressure and capital costs,"−−今週始めのサマーズの発言。つまり、強いドルはアメリカの国益と言い続けること自体が、インフレ圧力と資本コストを抑えるのに役立ってきた、という考え方。だから、「言い続けること」に価値があるのである。実体(ドルはどう見ても対円では強いとは言えない)は別にして。

 "I know some in America are worried (about a resurgent Japan).They're afraid that a resurgent Japan means more competition for money and more pressure on the dollar. But on the whole, a Japan that could buy more American products and buy more products in Asia from other Asian countries will be very ... good for the global economy and, therefore, good for America's working people."−−木曜日にニュージーランドでの APEC 会議に向かう途中でのクリントンの発言。直接為替に言及しているわけではないが、基本的な考え方として強い日本、アメリカやアジアからモノを買う日本を歓迎しているが、これには円高が望ましい。

 "The refusal by Treasury to intervene shouldn't in my view be read as an abandonment of the strong-dollar policy. A strong dollar policy doesn't mean that the U.S. has to initiate unsuccessful interventions in the market. They would have to come to a point where they think the market has overshot and it's something that could be reversed. I don't see that as having happened as yet."−− 現在はジョージタウン大学で教鞭を取っている元ホワイトハウスの経済補佐官だった Daniel K. Tarullo の分析。

 "So far, it hasn't had significant implications for the U.S. economy."−−ニューヨーク連銀のマクドナー総裁の話。ドルの下落はアメリカのインフレ率を押し上げていない、という意味合いで。

 サマーズはこうも考えているという。「政府が健全な経済政策を採れば、通貨の対外的な価値(為替相場)というものは、その政策に沿ったレベルに落ち着くものだ.....」と。つまり、アメリカ政府が財政黒字の生かし方などで健全な政策を採れば、一般に懸念されているようなドルの急落は起きないと彼は考えているということである。

 もう一つポイントがある。それはアメリカの市場の動き。これが荒れて、それがドル安故にとなれば、アメリカもドルの安定に真剣になる。ある意味では日本もジレンマに直面していると言えるでしょう。経済を強くすれば、円が強くなる。しかし、これは避けて通れない道で、折り合いをどこで付けるかです。今日の介入は、一日に3円も動いたというスピードに着目したものでしょう。アメリカの協調介入の可能性がゼロというわけではありません。しかし、今の日米の市場環境では、当面日本の通貨当局は単独での戦いを続けることになりそう。
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 リンクページの「☆お友達や師匠や弟子☆」の箇所に、以下の4人のページを加えました。最近は忙しくて、いろいろ手直しできないでいましたが。何れも強者揃い。

 田中さん
 長谷川さん
 根谷さん
 kanbeiさん
 このコーナーをお読みの方には、いずれも参考になるサイトではないでしょうか。そのうち、アクティブなサイトと不活発なサイトを分けてあまり活発でないサイトは私のリンク・リストから外そうと思っています。


99年09月09日(木曜日)

 携帯電話に日本の4〜6月期のGDP情報が入ったのが、8時55分くらいだったでしょうか。実際の発表は8時50分ですから、5分遅れ。まあまあじゃないでしょうか。文章は、

◎4−6月期の実質GDPは前期比0.2%増、年率0.9%プラス成長−経企庁
というものですが、これで十分なんですな。こういうフラッシュを増やして欲しいものです。音が違うので電話とは明確に区別できる。

 日本経済を見る上でこの数字は重要ですが、個人的にも実はこの数字にものすごく興味があったのは去年の暮れに日本経済研究センター主催のエコノミスト忘年会というのがあるのですが、そこで年度予想をするのですね。2年前に円相場の予想で賞をもらったのですが、今年は日本のGDP成長率予想を「+0.5%以上」としておいた。ですから、高い成長率が欲しかったのです。円相場も良い線(予想に近いという意味で)を行っていると思う。

 遅行指標の失業は増えているが、成長率は徐々に上昇してきている。日本経済のトレンドはまずまずではないでしょうか。公共事業だけでなく、民間サイドの努力を伴ったもう一押しで、拡大基調はかなり確実になると思う。それにしても、コンセンサスの予想というのは当たらない。
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 クリントンが日本人も多く住むウェストチェスターに家(白い家なのです)を買ったのはこのサイトでもいろいろなところで取り上げていますが、この件に関してニューヨークの上島君から以下のメール。

 クリントン家が購入したウェストチェスターでの住宅はChappaqua(チャパキューと発音します)という町で、弁護士と医者が多いマンハッタンから電車で50分ぐらいの高級住宅地だそうです。先日その町に住んでいる友達は早速クリントン家を拝見しに行ったそうですが、比較的大きな道路に近く多くの車が出入りするには便利だそうです。 しかし、彼自身は170万ドルあればもう少し静かな所を探すと言っていました。

 また、近くにはWhippoorwill Country Club と言うプライベイートゴルフクラブがあり、クリントンは多分そこに入会するだろうと言うことです。もし、そこでプレー出来れば大統領(そのことには元大統領)に遭遇するかも知れませんね。

 と。まあクリントンに会ってなんぼのもんじゃいという気がするのですが、最近アメリカでゴルフ教室に行ってクリント・イーストウッドとすれ違ったお姉さまが、「すれ違ったのよ」と自慢<^!^>してましたから、まあそういうことはあるのかも知れません。ヒラリーのニューヨーク州選出の選挙戦は、これからが本番という訳です。
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 自転車については、「うちもずーっと前の自転車が見つかりました」と川口女史からメールをもらいました。結構あるのですね。しかし難しいのは、数年前にあきらめた自転車が戻ってきても、どう使ったらよいのか.....と言う点。幕張については、Mac Harry(hahaha)さんから、京浜幕張ではなく、海浜幕張です......と。それにしても、住民の彼によるとJRの幕張というところは、15年前と全く変わっていないそうです。


99年09月08日(水曜日)

 千葉というところは、本当に私にとって鬼門です。過去においては、電車の乗り方が分からなくてゴルフ場に行けなかったことが何回もある。今朝も、日経BPのワールド・エクスポに行くのに一苦労。「幕張」で行われると案内に書いてあったので、「駅すぱあと」で東高円寺→幕張と入れたら、新宿乗り換えで総武線を一直線に行けば良いと出た。

 で一直線に行ったのです。幕張の駅に降りたら、まあ寂しいところで何もない。で「遠いんだ...」と思ってタクシーを拾って国際会議場に行ったら、なんとそこにはJRの駅があるのです。なんて言ったか、京葉線の京浜幕張、でしたっけ。最初から、東京三菱銀行の下から京葉線に乗っていれば、随分時間の節約になった。とほほ、という感じ。おまけに暑かった。

 多分幕張に電車で行ったのは初めて。車で通ったことは何回もありましたが。遠い。会場はまあいつもの雰囲気です。各ブースがあって、ヒトが一杯いて。そうですね、人だかりがしていたのは i book の前が一番だったでしょうか。あのシェル型の綺麗なパソコンです。あれは売れるのではないでしょうか。特に女性には。

 いろいろ見ましたが、特に見たかったのは「接続」のところです。単体としてのパソコンにはあまり興味がない。で、IEEE1394などを中心に次世代標準規格・新技術ゾーンのところを。USBも近くにあって、こうした接続技術が普及すれば、いろいろと面白いことが出来るのではないかと思っているのです。もう単体としてのコンピューターは行くところまで来ていると思う。音や映像にはまだ性能アップの可能性はありますが。

 そうそう、会場内に作られた初心者用のパソコン教室にも一杯生徒がいました。
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 幕張から帰ってきたら、「野方警察署から電話ーーー自転車について」と。なんだろうと早速電話をしたら、子供の自転車が見つかったという。で、家に電話したら、「ちゃんとある」という。思い出しました。数年前に一台なくなっていたのです。野方警察署が何か一斉に道にある自転車を調べたら、その数年目に我が家から消えていた自転車が出てきたということらしい。

 そんなの忘れているし、数年前の子供の自転車など乗れるだろうか....と思って聞いたら、まだまだ乗れる状態だという。ははは、お持ちになった方が結構綺麗に乗っていてくれたのでしょう。昔のモノが突然出てきても、ちょっととまどいますね。それにしても、良く分かったものです。自転車には何か番号が打ってあって、販売店が直ぐわかり、その販売店から所有者が分かるという仕組みになっているらしい。

 珍しいこともあるものです。


99年09月07日(火曜日)

 スーパーのジャスコが全面的に「組み換え情報」を公表するという。当然だと思う。このコーナーでも書きましたが、遺伝子というのは何十億年という時間の流れの中で出来上がっている。ですから、小生は遺伝子の組み換えはすべて時間の試練に耐えなければならないと思う。つまり、そのときは良くてもずっとあとになって、つまり何代も世代があとになってその影響が出るかもしれない。

 もちろん、影響はないかもしれない。しかし、あるかもしれないのである。そういう肝心な情報は、すべて公表すべきだと思う。残念ながらレストランなどで知らないうちに食べてはいるかもしれないが、私としては今の段階ではなるべく組み換え食品は食べたくない。ですから、せめて自分が買う物に関してはその辺の情報が公開されているのが望ましい。小売業者が、遺伝子の組み換え情報を表示するのは当然だと思う。

 ジャスコだけではなく、すべての小売り、卸売り業者は遺伝子組み替えに関して常時情報を公開すべきだと思う。
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 ところで、久しぶりに早稲田の松下さんに伺いました。今年6月12日にこのコーナーで書いた通り、尾道の石井さんから鯛を送っていただいた。プレジデントの岡本君と一緒に美味しく頂いたのですが、その石井さんが自分では来られないが、「今度友達が行くのでよろしく.....」と。

 早稲田大学の正門の前で待ち合わせ。携帯電話は便利ですね、こういうときに。お互いに電話をかけながらミートして(ちょっと異様な雰囲気ですが)、歩いて松下さんに。石井さんのお友達は、経営コンサルタントの立畑(たちばた)さん。そのその友人の山根さんも一緒に。

 立畑さんは、広島にあって主に中小の企業の立て直しに奮闘しているという。大も小もも企業というのはなかなか変われないものなのか、と思いました。経営コンサルタントというのは、社長と喧嘩までしながらその会社を建て直すのだそうで、成功したときは痛快だろうと思います。

 いろいろな話をしましたが、それにしても松下さんは込んでいた。お二人とも、「もう腹が太くなった」と言いながら、それでも食べてました。まあ、ここは美味しいですからね。この前も書きましたが、このレストランは11月にすぐ近くですが引っ越す。ちょっと広くなる。食事が美味しい季節。松下は一押しです。電話番号は、03-3202-4404。


99年09月06日(月曜日)

 これはみなさんご存じですかね。アメリカのプロバイダーである digiweb に送るファイルががブラウザに現れるスピード(FTPとその顕現スピード)に関してやり取りをしていたら、向こうが最も確実に reload(ブラウザに表示されるデータを最新のものにする)する方法として

shift+更新(または reload)
 というのを教えてくれました。今までもブラウザー上で「更新」や「リロード」はしばしばしていたのですが、必ずしも確実にデータが更新されるとは限らなかった。理由は知りません。しかし、シフトキーを一緒に使うと、確かに確実に出来る。

 もう一つ「こういうのがあります」と言ってきたのは、オプションのところにいってキャッシュをすべてクリアする方法でしたが、ことらは面倒。シフトを押しながら「更新」「リロード」する方がはるかに楽です。
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 パーツをよく忘れるので一体型を.....と言っていたら、どうやらドコモが東芝やNECと共同で携帯電話やPHSを内蔵したノート型パソコンを作るそうだ。当然だと思う。昨日も都内で一つ簡単な講演会を開いて、そこにパソコンをもっていったのですが、今はパソコンを使う講演をしようと思ったら、いろいろなものを持っていかないといけない。パソコン、ACアダプター、コネクター、PHS、PHSアンテナ....。実に多い。

 だからピッチ一つがパソコンに入っても、それほど楽になるわけではないのですが、一つでも構成要素が少なくなるのは良い。携帯電話の場合はアンテナがいらないので、こちらは9600から遙かに電送速度が速い機種を是非バージョンアップして欲しいと思う。ピッチの場合は、アンテナいらずの機種が良いと思う。

 講演をしながら思ったのですが、携帯電話は i mode でインターネット処理ができるようになりましたが、これをプロジェクターにつなげることは出来ないですかね。携帯電話の窓に今ではメールも現れるし、 i mode Html( i mode 用の使えるタグに制約のあるHtml)で書かれたホームページも表示できる。あの狭苦しい画面がそのままプロジェクターに現れるのはちょっと苦しいものがあるのですが、講演する側としては用意する物が大幅に減少する。今にカラーにもなるでしょう。

 私の予想では、携帯電話はもうしばらくして「電話」とは呼べないもの、つまり「総合情報端末」になると思っていて、事実私の場合は携帯電話を耳に当てているより、いろいろな情報収集、メールチェックで手に持って眺めている時間の方が長い。それほど便利になっているわけですから、これを使えたら....と思うわけです。


99年09月04〜05日(土〜日曜日)

 またまた週末はネットにアクセスできない場所にいました。無理をすれば方法はあるのですが、ピッチの電波が入らないことが分かった段階で「何もせん」と決定。携帯の9600ではとてもする気はしない。  どこにいたかというと、群馬県の妙義山の近く。夏と秋が入り交じったような気候でした。土曜日は雨から曇り、日曜日は晴れ。蜻蛉がいっぱい飛んでいました。塩辛が多かったように思う。日曜日は4組のコンペで、久しぶりに太陽様の下を歩けて良かった。5位でしたが、当日賞で賞品は良かった(^o^)ハハハ。
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 ところで家に帰ってきて見たネットで一番興味を持ったのは、以下のニュースです。つまり、アップルの株価が同社史上としては史上最高値を付けたという。

Apple Computer Inc. shares reached an all-time high Friday, spotlighting just how far the computer maker has come since interim Chief Executive Steve Jobs returned to the company he founded.

In trading Friday, shares of Apple ros e $2.9375, or 4.2%, to close at $73.50, on heavy volume of 14.6 million shares, compared with average daily volume of 3.9 million shares. Earlier, the shares hit $75.25, the highest ever. The stock traded in the low-teens as recently as January 1998.

Apple on Tuesday unveiled the Power Mac G4 desktop computer line for high-end publishing and design. The new machines feature translucent cases in shades of graphite and silver, as opposed to the bright candy colors that Apple uses in its G3 models and its breakthrough iMac low-end PCs.

 実は研究所の私の席に置かれているマックが今までより少しバージョンアップして、WINDOWSで作ったテキストファイルをそのままマックの機械に入れても扱えるバージョンになって、マックに少し興味を持っていたいた時でした。従って、秀丸などに出力したATOKのユーザー辞書ファイルも、問題なくマックマシンの中にあるATOKに移植できるのですが、アップルは見事な再生。

 私が興味を持ったのは、スティーブン・ジョブズが戻って以降のアップルの回復ぶりです。カラフルな i mac で当てたのが成功の始まりでしたっけ。なにせ、98年、つまり去年1月に10ドル台の前半だった株価が6倍近い76ドルになったという。先週末は出来高も急増。いくらニューヨークの株価が堅調に推移していると言っても、やはり6倍になるのはそれなりきの成功続きだったのでしょうし、その通りです。アップルはすでに i book に関して14万台の受注を得ているという。ということは、アップルの堅調は続くと言うことです。それにしても、一人の人間がもたらしている成功、影響力は凄い。ジョブズは永久「暫定」会長を続けた方が良いのでは、と思う。

 たまたま、家に帰ったらジャストから一太郎10、花子10が出たとの連絡が来ていて、「今は押され気味」だが、アップルの再興したようにジャストも再興に向けて跳梁して欲しいということです。


99年09月03日(金曜日)

 2日は「インターネット誕生30周年」で米UCLAでは祝賀行事も行われたようですが、時間的にはまさにそのころ、つまり3日の早朝に私のこのコーナーの下につけているカウンターが「40万ヒット」を記録しました。若い女性のサイトでもなく、むくつけき男の、更新も毎日一回だけ、しかも前触れもなく英語の文章が頻繁に出てくるというサイトなのに、大勢の方に来ていただいているのは本当に「謝謝」といわけです。

 開始したのが96年の6月ですから、もう3年は過ぎている。なぜ続いたかというと、私がここで書くこと(事柄)を選ぶ過程で、また書いたことに対する読者のレスポンスで得ることが多いからです。よくこのサイトに「これは\(?。?")イッタイ」ということを自分で書くのですが、その都度読者の誰かがアイデアを下さる。ナイスです。これをやっていると、賢くなるのです。

 カウンターはこのコーナーの下とフロントにだけ付けていて、news and analysis色.....おっとっと「食」のサイトなどには置いていない。これらのコーナーを訪れている人も多いはずです。ですから、サイト全体としては40万をはるかに超えたアクセスがあったものと思いますが、まあそんなもんは目安ですから、正確な数字などどうでもよい。

 ちょっと問題なのは、このコーナーのカウンターに比してどうしてもフロントのカウンターがラグしがちなのです。まあ、フロントは数回見れば繰り返しですから。あるサイトのアクセスが多すぎるのもどこかおかしい、でも少なくても寂しいのちょうど中間ではないでしょうか、このサイトのアクセス件数は。引き続き私とこのサイトを読んでいる読者との「i mode」(i は interactive の頭文字です)の関係を維持したいと思っています。


99年09月02日(木曜日)

 朝から何通かメールを頂きました。「ホームページがおかしくありませんか.....」など。実は9月1日分を書いてセーブするときにドスンと秀丸が落ちたのです。あらら、と思って頭の方をチェックしたら最終形に近かった。「大丈夫みたいだ...」と思ってそのままFTPしたら、それがおかしかったという訳。

 メールが来るので自分で開けてみたら、8月1日のアメリカにおける株式トレーダーの記事が途中から入っていた。ポイントは、両方とも「1日」の文章だという点。ミステリーみたいな話ですね。一ヶ月前の文章がなぜ9月1日分の文章に入ってきたかは小生には全く不明。コンピューターのどこかに残っていたのかもしれません。いずれにせよ、失礼しました。


99年09月01日(水曜日)

 円高が進行している。一時108円台。円が110円を突破したにもかかわらず、東京の株は高い。資本がどう動いているか一目瞭然というわけです。海外から資金を入れている人間にとっては最高の展開。投資先のアセットが上昇し、通貨が上昇している。野中官房長官が円高に警告するなど政治の動きも目立ってきている。ニューヨークの金融市場が動揺すれば、日米が動いてくる可能性が高まりますが、1日のニューヨーク株が100ドル以上上昇するなど、ニューヨークの金融市場はまだ柳腰。基調的な方向は依然として円高でしょう。
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 昨日の話の続きですが、過去数日間で二度も遭遇した列車の遅れの中で何をしていたかというと、久しぶりに i mode をまじまじと検証したのです。たまたま列車に閉じ込められていた時間が、巨人ー中日の試合途中だったと言うこともある。これはラジオでも言ったことがあるのですが、私は従来野球の途中経過は必要なときは中日新聞スポーツニュース(03-3236-1100)を使っていたのですが、これだとテープを途中から聴くからまどろっこしい。

 で、 i mode で野球情報提供が始まったので、それに乗り換えているというわけです。「Gオプション」と言って、かなり詳しく巨人戦の模様が分かるし、他球場の情報も分かる。出場選手のコメントも面白い。また携帯電話経由でラジオ放送を聞くこともできるのです。周囲にいる人は、「何をしているんだろう」と思うでしょうが。

 で、昨日はそれ以外にも久しぶりだからどんな機能が i mode で始まっているのかチェックしたら、これが面白かった。携帯電話メールに対する一つの不満は、携帯電話メールではいつも使っているメール・アドレス(私の場合は「ycaster@gol.com」)のメールが見れない、返信できないことでした。しかし、これが出来るようになっていた。「リモートメール」という機能です。このサービスのホームページはここにある。月額200円。

 私のメールは90%以上がプロバイダーであるグローバル・オンラインに到着する。今までは、ラップトップを持ち運ばなければ、このプロバイダーに到着するメールは見ることができなかった。これをパソコンもないところで携帯電話で見れたら便利なのにと思っていたので、この「リモート・メール」のサービスの開始は私にとって極めて便利です。添付資料とかを開けるかとかまだ研究してないのですが、とりあえず長いメールでも全部読めるし、それに返信することもできる。

 携帯電話....という呼び方はもうそろそろ変えないといけない。ニュース・フラッシュを届け、本を買え、チケットを予約できて、バンキングができるわけですから。多分、携帯電話には i mode に限らずこうした機能が乗ってくると思います。
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 それにしても今週は、ひどい週です。この日は千葉の作草部まで通夜で。中学、高校で中の良かった岩波君がなくなった。まだ若い。今週は早く終わって欲しい....という気分。



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