99年03月31日(水曜日)

 末日で、どこに行っても混んでましたね。タクシーで移動するのが大変で、「電車にしておけば」という反省の場面も。しかし、天気は午後になって徐々に回復してきて、明日からは少しは「花見」の雰囲気になるかもしれない。
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 昼からパレスで、東京会議・読売国際経済懇話会(YIES)共催の「ユーロの衝撃−−−ドルと円の行方」というセミナーに。あまりセミナーに行かない小生も、このお誘いが来たときには「これはいかなきゃ」と思いました。メンバーが、榊原英資・大蔵省財務官、大場智満・国際金融センター理事長、リチャード・クー野村総研主席研究員とよく存じ上げている方が3人もいらしたため。あとは、田中直毅さん(21世紀政策研究所理事長)、ビットリオ・ボルビさん(UBSグループ駐日代表)。

 司会は大場さんで、この方の司会は実にうまい。ちょっとご自分で喋りすぎる(失礼)きらいがあるのですが、長くても実に知的で最後は納得出来るのです。一つジョークを披露しておられた。大場さんのところが昨年ユーロ問題に関してセミナーをし、そのときにECBのノワイエ副総裁を呼んだのだそうです。その時ノワイエ副総裁がこういったというのです。

 私は3年前にアメリカでユーロのセミナーに呼ばれた。ところが聴衆は一人だった。しかし私は一生懸命喋った。しゃべり終えたら、その一人の聴衆が熱心に、しかも非常にポイントを突いた質問をする。答えるのに苦労したくらいだ。そして終わって帰ろうとした。そしたらその聴衆が、”待ってくれ”と言う。彼こそは、私の後の講師だったのだ......
 アメリカにおける当時のユーロに対する関心の低さが良く出ている。結局、誰も聞きに来ていなかったと。アメリカのインテリは、「絶対できっこない」と思っていた。しかしそのユーロは今年の1月にスタートした。2002年には、マルクなど国民通貨もユーロ紙幣、コインへの切り替えが始まる。そのユーロは、ドルや円にどういう影響を与えるか...というのがこのセミナーの狙い。ところが全部は聞けませんでした。午後3時から一つアポがあって。休憩時間に御三方にご挨拶して退出しましたが、前半の各人持ち時間でのスピーチより後半の議論の方がたぶん面白かったと思う。残念。
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 ヘラトリなどを読むと、バルカン半島ではひどいことが始まっているようだ。「ethnic cleansing」(民族浄化)とか「genocide」(集団虐殺)といった単語が繰り返し出てくる。西側の記者は入れていないので、コソボから逃げて来た11万強のアルバニア人の話を総合しているのですが、攻めるセルビア・サイドとコソボ在住のアルバニア人の間には、もう「和平」は無理のような状況になっている。

 NATOの対ユーゴ軍事行動は、一時的にはコソボにおけるアルバニア人への攻撃を激化させた。そしてたとえ一時的な和平ができても、こうした過去がまた今後何世紀にもわたって語り継がれ、時に激しい民族の対立に繋がる。バルカンの問題は、結構調べました。しかし、調べれば調べるほど、過去を引きずったこの地方の入り組んだ民族が、平和にこれからも共存するのは難しいだろうと思わざるを得ない。なにせ、話は紀元前1200年の昔にどの民族が最初に住み始めたのか...というところから始まっている。日本人には想像も出来ない対立の構図である。それに、しばしば殺した殺されたの記憶がフラッシュバックする。

 多分、チトーがとったような何らかのイデオロギー的、かつシステム的安保の枠組みが必要なんでしょう。しかし、冷戦後の世界ではそれを作るのも容易ではない。いつか爆撃はやむかもしれないが、バルカン問題の解決には長い時間がかかりそうだ。


99年03月30日(火曜日)

 YAHOO の IN THE NEWS というところの「VIRUS....」を読んでいたら、「Deadly 'Melissa' copycat virus can bring down networks 」という記事があって、MELISSA 類似の「PAPA」というエクセルに取り付く新しいウイルスが確認されたそうです。さっき読めたのに、今はサーバーBUSY で読めないのですが、記憶によれば「MELISSA は OUTLOOK アドレス帳の最初の50人に一度メールを送信すれば二度と送らないのに対して、PAPAは添付ファイルが開かれるたびに何回でも60人にメールを送出する」というのが特徴らしい。それだけ破壊力が増したということです。

 誰から来たか分からないメールの添付ファイルは絶対開けない、時には分かってもおかしいと思ったら開けない、というのが自分のコンピューターを守り、ネットワーク全体を守ることになる。ネットワークの恩恵を受けているのだから、自分のコンピューターにたとえ大きな影響がなくても、システムを守ることになる処置が出来ればと思います。だって、[Important Messsage From Y.ITOH]なんてメッセージが届いた分には、開ける人が一杯(^_^)(^_^)いそうですから。これは私が注意しないと。それにしても、NORTON を起動して「ウイルス定義の更新」をしようと思っても全然つながらない。きっと集中しているのでしょう。

 これとの関連では、フォーサイト最新号の巻頭論文「サイバー防衛力を日本は強化せよ」は注意喚起という点では良い論文です。書いたのはNHK放送文化研究所の山田英幾さん。この手の問題には筆者も昔から関心を持っていてチャットにコーナーも設けてあります(ちょっと古い文章です)が、日本人も徐々にこういう問題を考えていかねばならないのでしょう。

 既に産業分野ではあるプリベイルしている製品が、技術革新で極めて短期間にその地位を失い、新しい製品に取って代わるのを見ている。デジタル技術は、同じ状況を軍事の世界でも起こす能力を持っているし、たぶんそうなるでしょう。交通、情報伝達などなど各種システムに深く入り込んだネットワークとデジタルの技術を悪用すれば、相当なことが出来る。工作員の入国に負けず劣らず、日本は無防備な気がする。
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 忙しかった月曜日とは反対に、来客の合間にいろいろな記事に目を通したのですが、新聞の記事では、日経産業の最後の記事が面白かった。「IBM パソコンなくなるの ?」がタイトル。私も一台持っていますから。デルに IBM が部品(ハードディスク、ディスプレーなど)供給するという少し前のニュースは鮮明に記憶に残っていますが、IBM のパソコン事業は大赤字なのだそうです。全体の業績が良いので、私は気が付かなかった。

 今の調子で行くと2002年には、IBM にとってデルなどへの部品供給の売り上げの方が、パソコンの売り上げを上回る予定だそうだ。しかし考えてみれば、もともとパソコンの部品なんていうものは大部分がモジュール化して、「どこどこのパソコン」と言っても中は雑多なメーカーの部品の寄せ集め。メーカー名を付ければ、消費者が安心するというだけであまり意味はない。小生がもっているパソコンのうち一台(もっともお金をかけた奴ですが)は友人に組み立ててもらったものだ(どのこメーカー品かという質問、または質問項目が一番困る)。

 この記事が指摘するとおり、IBM が自社名の付いたパソコンを捨てる日が来るかもしれませんな。ガースナーも「もうパソコンの時代ではない」と言っている。確かに。「所有の対象」としてのパソコンを自慢する人は今でもいますが、あれはしばしばお笑いですな。ペンティアムVだと自慢しても、ほとんど使っていないケースもある。まあ、そういう人も買わないと、ビジネスとしては成り立たないんでしょうが。今後ますます重要になってくるのは、ネットワークでしょう。


99年03月29日(月曜日)

 たぶん小生が Wsj Interactive を読み始めて(つまり過去3年強で)初めてだと思うのですが、フロント(見えない人はご免なさい)の通常の枠組みをこの新聞は変えました。主要ニュースから順番に四角枠の中に並べる例のやつのことです。引けでのダウ工業株が10000ドルを突破したことから。その文章にはこう書いてある。

 Dow Jones Industrials Top 10000 As Bull Market Charges Ahead

 THE DOW JONES INDUSTRIALS closed above 10000 for the first time Monday, less than four years after first topping 5000. The industrial average earned its fifth digit the hard way, finally closing over 10000 after failing in three previous attempts over the last two weeks.

 Analysts say an unprecedented mix of low interest rates, robust earnings and a roaring U.S. economy has provided most of the fuel for the Dow's rocket launch to 10000. And many predict those same forces will help the blue-chip barometer continue on its record-smashing run.

 184ドル54セント上がって、引値は10006.78ドルだそうです。まあ古い話はどうでも良いのですが、私がニューヨークにいた70年代の後半はダウは常に1000ドル前後でしたから、約20年かけてゼロが一つ増えたことになる。

 ダウの10000ドル突破が、Wsj Interactive のフロントのデザインを変えるほど価値のあることかどうかは別として、ウォール街を代表する新聞としてはこういう対応になったのでしょう。個々のニュースをどう扱うかは、最後は結論が出ない問題で新聞製作の最後の難問。個人のサイトでも、何の問題をどう扱うかは常に難しい問題ですが。
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 ニューヨークの株価を支えている要因としてこの新聞は「低金利」「伸びる企業の収益」「活発で勢いのあるアメリカ経済」を挙げているが、まだ他にも「国民の間に出来てきたファッションとしての株投資」「資金が株式市場に向かう年金運用などのシステム」があると思う。前者について言うと、特に若者の間でネットを使って株式を売り買いするのが大きな流行になっていることも報じられている。

 お金が株式市場に流れる仕組みなどを考えれば、まだニューヨークの株は上がるかもしれない。しかし、「強気市場は幸福感の中で消える」というウォール街の格言からしても、もし小生が投資家だったらニューヨークはやはり撤退するでしょうね。あと1年くらいは上げ続けるかもしれないが。他にバリューのある市場は結構ある。
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 ウィルスに関しては、木村さんからマイクロソフトのこのサイトを教えてもらいました。tks。これを見ると、チェックプログラムは既に用意されているようです。それをダウンロードすれば大丈夫とのこと。多くの方からメールをいただきましたが、shinoby 君が勤める会社では、「対応におおわらわ」だったそうです。この手の情報は一部の人間が知っていても何の役にも立たない。なるべく多くの人間が知ることが必要だと思います。


 『注意』今(99年3月27日午後11時過ぎ)見たウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されていたウイルス情報です。名前は Melissa(マクロウイスル) で、金曜日の午後(たぶん米標準時)に急速にインターネット上で広まり、ストップがかからないと月曜日には一部の企業の e-mail service は停止したり、そうでなくてもオーバーロードになるという。word97 と word2000 に巣くい、e-mail に載ってコンピューターに進入するという。その e-mail のタイトルは「Important Message From (name)」となっていて、その名前のところには送り手の名前が入るという。従って、この文章を読んだ方はその手のメールを、ましてや word の添付ファイルを絶対開けないように。一度そのコンピューターに入り込んだウイルスは、コンピューターのアドレス帳から50名を選び、同様のメールを送出するという。このウイスルにより、金曜日の午後にマイクロソフトの e-mail service はシャットダウンしたという。

 メールの本文は、「"Here's the document you asked for. Don't show it to anyone else."」で、このメールは直ちに発信人に送り返す必要があるという。このウイルスに対処するソフトウエアは、Send Mail 社のこのサイトにあるという。その他ウォール・ストリート・ジャーナルが参考として挙げているサイトは、マクロソフトのこのサイトで、ウイスル情報そのものはこのサイトで確認出来るという。とりあえずお知らせまで。この手のメールは開けないようにしましょう。参考までにウォール・ストリート・ジャーナルの記事を掲載します。上から二番目のニュースになっています。

E-Mail Virus Spreads on Internet, Could Tie Up Traffic if Not Stopped

 By MARK BOSLET
Dow Jones Newswires

PALO ALTO, Calif. -- A computer virus that spread quickly across the Internet on Friday afternoon shut down e-mail servers at some companies and overloaded others with infected e-mail, industry executives said.

Some executives fear the virus, which is dubbed Melissa and which preys on Microsoft Corp.'s Word 97 and Word 2000 software, could tie up traffic on the Internet on Monday if it is unstopped.

The virus enters a computer in an e-mail message labeled "Important Message From [name]," where the name is the apparent sender's name.

Melissa replicates itself when a computer user opens the e-mail and a Word-based attachment it contains. Once open and active, the virus sends infected e-mail to 50 new recipients it finds in the computer owner's address book.

The virus shut down e-mail servers at Microsoft late Friday and hampered operations at other companies, such as Lucent Technologies Inc. said Eric Allman, chief technology officer at Send Mail Inc. Send Mail makes e-mail routing software used widely on the Internet.

Representatives from Microsoft and Lucent couldn't be reached for comment.

The body of the infected e-mail document reads: "Here's the document you asked for. Don't show it to anyone else."

The Computer Emergency Response Team -- Carnegie Mellon's Department of Defense-funded computer security team -- first heard of the virus Friday afternoon and its members worked through the night to analyze the virus and develop a fix, CERT manager Katherine Fithen said.

"We're getting so many reports from across the world that we know this is going to be a huge problem come Monday," Ms. Fithen said.

Send Mail's Mr. Allman said Send Mail came up with a program to prevent the virus's spread. It simply identifies an e-mail with the label "Important Message From" and returns it to the sender. The program is available for download from the Send Mail web site.

"Monday could be seriously painful for the Internet" if lots of users open and read e-mail messages infected with Melissa, Mr. Allman said.


99年03月27〜28日(土から日曜日)

 土曜日も日曜日も冴えない天気で雨が降ったり。桜がかわいそうですね。土曜日はタクシーで青山noriko本パーティー墓地の中を通りましたが、桜は綺麗に咲いているのに、人は誰もいなくてさみしそうでした。せっかく咲いているのだから、誰か見てやらないと。まあ、オフィスが近いから月曜か火曜に温かくなったら行ってみます。
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 土曜日になぜ青山墓地を通ったかというと、イル・クアードロ(IL Quadro)で午後から出版記念パーティーがあったのです。このコーナーを日常的にお読みになっている方にはお馴染みの名塚 noriko 女史の新著。「カイシャの女」が出版になった、いや店頭ベースでは「出版になる」のです。済みません、紹介するのにまだ書店には並んでいない。あと2週間くらいでしょうか。

 「Noriko 語」で書かれた最初の本ということです。彼女は私が編著をした「ビッグバン時代のネット活用術」の第3章の担当者で、この人気サイトの執筆者でもあります。集まったのは、彼女につながる人々やネット「人の輪」の50人。レストランの関係で、50人限定パーティーだったのです。

 顔なじみの人が多かったこともあったのですが、和やかな良いパーティーでした。うーん、写真を載せるか載せまいか考えたのですが、凄いものが出たんです。で、これは迫力がありました。このレストランでもめったにやらないそうです。

 第1章 今こそカイシャの女!
クルクル(・_・)(_・)()(・_)v(゚∇^*)⌒☆ブイブイッ!  第2章 カイシャの女はこう戦う
 第3章 カイシャの女はその場でリベンジ
 第4章 カイシャの女のなごみ
 第5章 カイシャの女はこう遊ぶ
 第6章 カイシャの女の戦友
 第7章 カイシャの女のスタイル
 あとがき〜楽しくカイシャの女しよう!

 という風になっていて、どう見ても独特の「Noriko語」で書かれているから、初めて読む人はちょっと違和感があるかもしれない。全体的にはセンスはかなり新しいものがあって、今様にいろいろ経験している女性の目で見た世の中、それに対する女性の立場からの発言、そして対処法といろいろ詰め込まれている。この本が売れるかどうかは、彼女より10才くらい若い女性達が「おもしろい」と感じるかどうかなんでしょうね。私はセンスが若いから(^_^;)おもしろく読みました。出版されたら、是非手にとってやって下さい。


99年03月26日(金曜日)

 この子、2月27日に写真紹介したこの子ですが、ハムの子実は明日お嫁に行くのです。といっても、お婿さんはまだ決まっていません(少し前までの話では)。新しい場所に行っても、当面は一人です。かわいがってくれる(筈の)子供はいますが。で、まあ正式には養子ということですかね。2月の末には本当にかわいかった。今もかわいいのですが、ちょっと大きくなった。母ハムは結局帰ってきませんでした。どこかでしっかり生きていてくれることを祈るのみです。(^_^)(^_^)

 家の中に生き物が常にいるというのは、不思議なものですね。最初はあまり好きではなかった。昔小鳥を飼って、それでアレルギーになったことがあるので。家も少しだが、汚れる。でも、最近は大丈夫で家に帰って、人間の他のメンバーがいると「多分彼らが面倒を見てくれていただろう」と思うのであまり気にならないのですが、帰って一人だとまず彼らを見に行く。まず5匹のハムスターを見て、次に文鳥を見る。彼らが生きていること、餌と水があることを見て安心する、というパターン。

 うーん、食べ物は心配しなくていいな。というのは、レストラン経営者一家のところに行くのです。ついでだから注意事項をここに記しておきましょう。

  1. 暑いの、寒いの駄目
  2. 日なたはだめ、日光浴とんでもない
  3. 常に逃亡を企てるので、かごはしっかり閉める
  4. ひまわりの種、トウモロコシの粒が入った混合資料、よく洗った有機栽培のキャベツが食料
  5. そうはいっても小さい口の中にある鋭い刃で、何でも確認しようとする。手に乗せても、最初は確認作業に入る。大人は、かまれてもちょい痛いくらいだが、子供は泣かないように注意(それで嫌いになってしまう)
 我が家のハムスターは、ピーク時には6匹になりましたが、これで4匹になる。ちょうど良い数字ですな。見ていて飽きない。
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 ところで今日は質問です。windows95 で走ってるマシンは問題ないのですが、NTマシンで例えば、ロサンゼルス・タイムズフロントなどを見ると以下の警告が出てJAVAの部分がうまく機能しないのです。
 「JAVA アプレットを起動できません。 "JAVA40.jar" がclasspath 内に見つかりません。リリースノートをお読みになり、 "JAVA40.jar"を正しくインストールして再起動して下さい」
 と出てくるのです。同じページを windows95の他のマシンで見ると、ちゃんとJavaが起動している。むろんこれはOSベースの話ではなく、NTマシンのサイドのパスの問題だと思うのですが。program files の中の netscape の中の java classes の中には JAVA40.jar 入っているのです。ソフトバンクが出している「java アプレット入門」という本の 32 ページには「コントロール・パネル→システム」で環境変数を変えれと出てくるのですが、ははは、これは小生にははてな....です。で、「正しいインストールの方法」をだなたか、アイデアがあったら。


99年03月25日(木曜日)

 本が送られてきました。新潮社から「無法投機」が。ポール・アードマンの作。本の帯には、

 「国際金融のウラを徹底的に暴く、衝撃のサスペンス−−世の中には、ここまで悪い奴がいる」
とある。確かに。インターネットの検索サイトで「paul erdman」と打つとこれとかその他いろいろ出てくる。Zero Coupon がやはり一番有名なんでしょう。でも、こういサイトがあるのは、ちょっとした書評や解説を書くのに非常に役立つ。

 「無法投機」は書評を書くために全部読みましたが、この本は面白かった。出来上がったので、完成品が送られてきたというわけ。新潮はこれを文庫にしていますから、分厚い。671ページもある本に仕上がっている。値段は933円と書いてある。書評には、こんなことを書きました。

 「無法投機」は、金融サスペンス小説では定評のあるポール・アードマンの新作である。物語の始まりがすごい。米連邦準備制度理事会(FRB、アメリカの中央銀行)議長の地位につい4ヶ月前まで就いていて、後任難から今でも国際決済銀行(BIS 先進国中央銀行のクラブ)の定例会議にアメリカを代表して出席しているチャールズ・ブラックが、バーゼルの空港で逮捕される。容疑は、世界の金融市場を動かしてきたFRB議長にあってはならない「インサイダー取引容疑」。FRBの議長と言えば、すぐにポール・ボルカーや現在のアラン・グリーンスパンの名前を思い起こす。世界を動かす実力者、それが逮捕されるのである。刺激的なスタートだ。

 この小説の原題は、「The Set-Up」。「set-up」とは、「仕掛け」「八百長」の意味で、この小説では「set-up」が連続的に展開される。作者は、実に良く「市場」を知っている。

 自分がかかわったから言うのではなく、最近読んだ金融関連のサスペンスでは一番スケールが大きく、抜群におもしろく、しかも読みやすかった。翻訳もよくこなれている。推薦だが、後半の物語の展開は「映画化」を狙っているようにも思える。市場参加者には、とりわけ親しみが沸く本ではないでしょうか。
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 私はたまたま外出していていなかったのですが、トウキョウ・フォレックス参与の菅野さんが、「ご退職」ということで挨拶に見えられた。名刺に「退職ご挨拶」とあったので、直ぐに分かりました。帰ってきて電話をしてしばらく話しましたが、今の東京短資(我々はトータンと呼びますが)に入られたのが、1954年と言うのです。その1年半くらい前です。東京の短期円資金市場、為替市場がスタートしたのは。今の東京短資、トウキョウ・フォレックスの社長の柳田さんのお父さんが始められた(と聞いている)。

 それから45年お勤めになったという。まあ生き字引です。考えてみれば、これは凄いことです。半世紀。「90年まではずっと伸びに、伸びた仕事でした」と菅野さん。そうですよね、私も市場に携わったのはかなり古いのですが、90年までは伸びる一方だった。それからは元気なく、縮小した数年。菅野さんに言ったのです。「本でも書かれたらどうですか...」と。「書くのが苦手で...」というのが答えでした。ご苦労様でした。「で、これから何を....」と聞いたら、「いえ、何も...」と。そういう人生もいいですな....。


99年03月24日(水曜日)

 ニューヨークが218ドル68セント下げて、東京も503円67銭安。まだ妥当な調整の範囲内ではないでしょうか。日本が短期金利をほぼゼロに下げる金融調整をしたあとの世界の株式市場の株価の上げは急だった。株価の元になっている企業の収益がそれほどには伸びないだろうとの予想の中での金融相場。明らかに限界があった。

 ちょっと計算してみました。先日述べたように現在のニューヨーク・ダウの上下は、実際の構成銘柄株価の上げ下げの4.5倍になる。ダウ・ジョーンズのこのページには、ダウ構成銘柄がその日その日にいくらで引けたかがきちんと出る。それを前日分と比べるのです。23日の引値の22日との比較は、合計で48ドル強の下げ。とにかく一銘柄しか上がっていない。ATTです。218.68÷4.5=48.5944ですから、これで検証できた。除数の端数はどう処理しているんでしょうかね。

 しかし思ったのですが、やはり30種の銘柄で市場全体を表象するのはかなり無理がある。ウォルマートとIBM の株式分割が実施されると、構成銘柄のどれか一つが1ドル動くと、ダウは5ドル上下することになるという。ダウで引き続きニューヨーク市場を語るとしたら、相場の上下が実際以上に増幅される数字を対象とし続けることになる。218ドルの下げは、「史上11番目の下げ」と宣伝されているが、これが例えば除数が0.5くらいの時だったら、合計で48ドル強の構成銘柄の合計下げ幅は、ダウでは96ドルくらいの下げにとどまっていることになる。

 専門家の間では、「もうダウ工業株30種平均でニューヨークの市場を語るのは無理」との見方が定着している。しかし、マスコミはSPやNASDAQには目もくれずに「ダウ、ダウ」と騒ぐ。「ダウもデノミが必要なのでは」と思う。なぜなら、このまま除数が小さくなれば、ダウの上下は実際の株価に対して著しく大きくなるからだ。「市場の指数」としては、なるべく多くの銘柄を入れて、なるべく単純平均に近い方が良いのでは。22日から23日の動きを調べたら、一銘柄で絶対値で一番下げたのは GM の4.6875ドル安の85.5625ドル。4.6875×4.5で、GM 株の下げはそれだけでダウ平均を21ドルも動かしている(下げている)ことになる。(ダウ平均については、このpdf file を参照して下さい)
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 インターネットは、検索こそその命と思っている小生は、またまたリンクページにかなり手を加えました。何よりも、自分にとって使いやすくした。改めてYAHOO の利用価値が優れていることを発見したことから、YAHOO の英語サイトへのリンクアイコンと日本語サイトへのリンクアイコンを設置し、中段には単語を直接入れられるYAHOO 検索サイトを設けた。ちょっと html に手を加えましたが。さらにこのページの最後には、MAPION へのリンクなどを設置。

 最近は本当に思うのですが、何か調べ事をしようと思ったら、何よりも人に聞くか、ネットで調べるのが一番早い。辞書や百科事典はかったるい。重いし。情勢は常に変化していますから、辞書、辞典ではおっつかない。ネット情報の validity には確かに問題があるかもしれない。しかし、情報源がしっかりしていればほとんど問題はない。

 同じYAHOO の検索サイトでも、やはり英語サイトの方が利用価値がある。バックにある情報の量が違うんですな。これは、インターネット情報の9割が英語情報という現実からくるもので、残念だがいかんとも動かし難い。
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 最後に。「今日の一枚....」なんてコーナーは始めません。しかし、今日見た写真ではこの写真はなかなか良かった。


99年03月23日(火曜日)

 今日は久しぶりの人からのメールで始まり、久しぶりの人との会食で終わった一日でした。朝ボストンからメール。だれだろうと思ったら、東京とニューヨークで長く為替の仕事をしていた大西ちゃん。しばらく姿を消す形になっていたのが、「久しぶりのディーリング・ルーム」ということで、バンクボストン社の市場部門に入ったらしい。

 当然ながら日本語メールが送れる環境にはなく、ローマ字と英語の入り交じった文章で。5月頃にはニューヨークに移ると書いてある。はは、またニューヨークに行くと会うと言うことになるんですな。まあ私もそうですが、我々の年代になると現場で一線で為替をやるという人は少なくなる。どういう領域の仕事をしているのか短いメールからは分かりませんが、がんばって欲しいものです。

 夜は、80年代の末から90年代のはじめにかけてよくお付き合いした服部さんと。そのころは、総合情報会社にいらっしたが今は介護施設関係の会社に。たまたま仕事が一緒になったり、昔一緒にゴルフをした縁もあって小野慶子さんも一緒に。えらく久しぶりなのに、ちっとも変わっていない。

 人間、久しぶりに会うとひどく変わった印象を受ける人と、ちっとも変わらない人の二つに別れるというような話をしていましたが、今日は「二人ともかわっとらん....」という後生楽な結論になった。二人とも、また会いたい人です。
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 ところで、少年野球のサイトを作った一つの目的は、「勧誘」にありました。あそこにも書いておきましたが、我こそは野球をやりたいという小中学生は、応募して欲しいと思っています。集合場所が杉並区の高円寺、中野などですからあまり遠くの人は無理ですが。

 野球は一時サッカーに押されていた。どこの小中学校でもクラブ参加者が激減。サッカーは何チームも作れるのに、野球はチーム維持さえ難しいという状況もあった。しかし、この傾向は再び逆転しつつある。ただし、人数は増えてきたのですが神宮球場で見ていてもまだ少ないところがある。

 東京和泉シニアは1年生が結構大量に入って、今後数年間は大丈夫の状況ですが、まだまだ余裕あり、関心のある方はぞうどということです。


99年03月21〜22日(日〜月曜日)

 野球に捧げたような3連休でした。日曜日は朝から神宮球場に。「日本リトルリーグ東京連盟」「日本リトルシニア関東連盟」共催の「1999年度 開99年3月の神宮球場幕式」に。プロ野球より一足早くリトルリーグが開会式を行ったのです。集まった選手(中学生主体に小学生も)は、計算したところ約3000人。

 もっともこの数字は正確なものではありません。参加したチームがシニア(中学生)が156チーム、ジュニア(小学生)が35チームあって、大体一チーム15人くらいで組成されていますから、そのくらいだろうということです。全部「硬式野球」のチーム。焼津あたりかたもチームが来ていました。朝の7時30分神宮球場集合ですから、彼らは恐らく朝の5時には集合してバスで出発している。ということは、家を出たのは.....。

 結構壮観でした。プロも使う球場ですから、きっと東京の球場に来て嬉しかったリトルの選手が多かったに違いない。寒かったのが難でしたが。しかし、指導者の挨拶がみな短くて良かった。長島茂雄、若松ヤクルト監督などが祝電を打っていてそれが披露されました。この中から、未来の松坂などが出るのでしょう。松坂選手は、「江戸川南」という東京のリトルシニアの出身らしい。
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 月曜日も朝から野球。というのも、日曜日に他の父兄達との話の中で、「我々のチームもインターネットにホームページを....」という話になって、「まあそれなら...」と軽い気持ちで引き受けてしまったのです。で、それなら試合の写真が欲しいと。土日祝日はすべて練習か試合ですから、当然22日も試合が組まれていて、朝から葛西臨海運動場の近くのグランドまで。自分の子供のプレーぶり見学と、チームの写真を撮りに。

 寒かった。冗談ではなくて。雨は止みましたが、風がすごい。電車も40キロ制限で走っていた(地下鉄・東西線など)。体を持って行かれそうなのです。温度は太陽が出ていても8度。その中でも試合をしたんですな。硬球ですから軟球ほどには風にもっていかれないものの、ピッチャーがかわいそう、選手もかわいそう。応援している方も、大変でした。まあ、試合は我が方の3回コールド勝ち(3回だと15点以上の差)でしたが。

 引き受けると直ぐ処理してしまいたいたちですから、22日の夜は昼間神宮球場で撮ってきた写真を処理して、HTMLを書いて、久しぶりにネット上のただの素材探しと結構時間を使いました。できあがった作品がこのサイトというわけです。一晩で作ったにしては、結構うまく出来たなんて自己満足しているんですが。久しぶりに hex code だとか、写真に関わる文章の回り込み禁止のhtmlタグなどを思い出しました。まあ、他にやる人がいないからこのサイトは私がしばらく管理しないといけないでしょう。でも、新しいサイトの立ち上げは結構楽しかった。
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 土曜日の昼頃でしたかね。IEについてはまたまやったらポーランドのサイトに繋がってダウンロードしました。結構時間がかかる。2時間強だったのではないでしょうか。ISDNでそうですから、普通の電話回線の人はテレホーダイ・タイムか雑誌の付録に添付されるのを待った方が良いかもしれない。転送速度はあまり速くなかった。いいのは、昔のNIFTYのダウンロードのように、途中でダウンしてもソフトがそれまでダウンした部分を保持していること。つまり二重手間がはぶける。


99年03月19〜20日(金〜土曜日)

 IE5.0をダウンロードしようとしている人は、ちょっと苦労しているかもしれませんね。私も暇な時を見つけてちょっとやってみたが、全然駄目。たぶん来週の中頃には少し出来るようになるでしょう。それにしても、18MB 弱と大きいファイルです。エクスプローラーは、改行コードが優れているためブラウザからワードなど他のアプリに文章を取ってくるときに便利なんです。まあそれだけに使っているので、別に急ぐ必要はない。しかし、新しいソフトが出たらその機能と使い勝手をチェックするのは、当然だと思います。
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 金曜日にラジオ短波の放送をしていて、アシスタントの小野慶子さんと話をしていた、ある点で共通の認識に達しました。これはちょっと放送の中でも言ったのですが、「ネットビジネスはまことに気配りビジネスである」という点です。

 小野さんの例。アメリカのサイトに行ってあるなくなった有名な俳優のサインを買ったというのです。本当に送られてくるかどうか、とっても不安だったが。でも欲しくて。しかし、買って直ぐ安心したという。なぜなら実にこまめに「今こうした状況で...」と連絡がくる。

 私の例。アメリカの出版社のサイトにわたってある本を購入したのです。この時も若干不安でしたね。本が住所に間違いなく送られてくるかなど。しかし、このときも向こうは今の状態をこまめに知らせてきて、実に安心できた。日本のサイトでも紀伊国屋のサイトで本を買うと、「今発送しました」だの、本がありましただのいろいろ連絡してくる。

 で思ったのです。ネットビジネスというのは「不安な消費者を安心させることからビジネスが始まっている」と。考えてみれば、それは当然です。消費者は普段眼で見、手で触っているものを、実物は見ず、触らずで買う。「安心」を売るためには、こまめにメールを届けるしかないのです。そして、それをネットでビジネスを立ち上げてある程度成功しているところはどこも実践している。

 メールは素早い返答手段です。コストもほとんどかからない。今の状況を教え、「不安な消費者」を安心させることは、「次のビジネス」をとるためにも極めて重要なことです。つまり、「ネットビジネスは筆まめ」でないといけないということです。

 筆まめということで最近気がついたのは、アメリカのプロバイダーのdigiwebとサーバーの故障の事で何回かメールをやり取りしたのですが、その対応が実に早いのです。何か文句を打つと、直ちにそのクレームに関して番号が付与され、次の問い合わせの時もその番号を使ってくれとくる。ああいうのを全部ログとしてとって置くんでしょうね。その対応のスピードたるや、日本のプロバイダーの比ではないのです。トラブルには頭に来たが、私はこの返答システムにだけは感心しました。ネットワークですから、距離の問題は関係ない。しかも、時差なしの素早い対応なのです。

 どうでしょうか。これは私の印象ですが、「ビジネス速度」はアメリカの方が着実に上がっている。彼らは「筆まめ」になりつつある。日本人はネット社会における「筆無精」の印象。彼らは、「筆まめをシステム化した」と思う。
 


99年03月18日(木曜日)

 昨日からですが、このコーナーを一日分だけ残すようにしました。あとは当該月の分に移動。というのも、数日分引きずっていると更新の時に思わぬ更新ミスが発生したりするためです。あまりないかもしれませんが、その日の分だけ印刷したいというようなときに今後のやり方の方が便利かもしれない。

 このコーナーは、本当に一日の中で時間がある時に書いて、FTPでまず書庫サーバーに入れて最終的に公開のためのサーバーに移している。しかし、数日分を引きずっていると、時に変な送信になってしまうのです。それを避けるためです。
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 昨日の「マイクロソフトはいつか.....」に対しては、木村さんから次のようなメールを頂きました。  

う〜〜ん?? たぶん、そのような予定はないでは?。

 コーレル社がワープロのLinux版Wordperfectを 無料公開してます。http://linux.corel.com/linux8/download.htm。最近、Linux によるネットワークサーバ用途で、大手システムベンダーが Linuxのサポートを発表したが、ポイントとして、PCメーカーやソフトメーカーが、ユーザーに充分なサポートできるOSやアプリでないと商品供給はありえないということですね。

 お薦めの参考雑誌として、只今、書店に発売中の月刊 ASCII 4月号http://www.ascii.co.jp/pb/ascii/issue/acurrent/current/index.htmlに、LINUX の特集記事があります。

 wordperfect か。あまり使ったことはないんですね。もっと使っているソフトのリナックス対応がどしどし出てくると嬉しいのですが。まあ私の問題提起、可能性の示唆はちょっと長い視点からです。ですから、私自身は十分可能性があると思っている。
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 それからちょっと重いのですが1999年のジョークのところに一つ新作を入れておきましたので、ご興味のある方はどうぞ。いくつ笑えるところを見つけられるか。人によって笑っている場所が違うんですな。


99年03月17日(水曜日)

 こういう問題設定は面白くないでしょうか。

 マイクロソフトが、LINUX 対応の WORD や EXEL を出す日はくるか。それはいつ頃か
 だってそうでしょう。ソニーだって、ベータのフォーマットをあきらめて、今では「VHS」フォーマットを自社のVTRの基本フォーマットにしている。LINEX の技術評価は私には出来ません。使ったこともない。しかし、サーバーの世界でのこの基本ソフトの普及速度や、マイクロソフトのOS支配をよしとしないメーカーの動きを見ていると、この問いを真剣に考えてみるおもしろさはある。

 LINUX がわれわれ自らソフトウエアをいじれない人間にとって問題なのは、アプリの不足です。OSとしては便利かもしれない。しかし、我々にはアプリケーション・ソフトがなければどうにもならない。手も足も出ない。だから、例えば最近ジャストシステムが発表した「LINUX」対応のATOKのような製品がどしどし出てくれれば助かるのです。

 LINUXは昨年の10月頃でしたか、みなさんに聞いていろいろ調べた。しかし、その時にそれ以上調べるのを辞めたのは、アプリが決定的に不足していたし、出てはいたが自分のパソコンに入れて使う環境ではないと判断したからです。だから多分、私の何台かのパソコンにOSとしての LINUX が入るのは、少し先になると思う。
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 ニューヨークのラジオを聴いていると、「ten thousand」「ten thosand」とうるさいが、ではこのダウ工業株30種平均というのは、どうやって計測されているのか.....。APの記事がありましたから、一つ参考に。

NEW YORK (AP) -- The Dow Jones industrial average actually isn't an ``average'' of the 30 stocks it represents -- although it started out that way.

 When it was first devised in 1896, the Dow's value was calculated by adding up the stock prices of 12 major companies and then simply dividing by 12. The resulting average was expressed in terms of points, rather than dollars.

 The formula remained the same in 1916 when the editors of The Wall Street Journal -- which created and still controls the Dow -- expanded it to 20 companies.

 But when the Dow was expanded to 30 companies in 1928, the editors began using a new ``divisor'' rather than the number of stocks, to keep the average stable even if one stock was substituted for another or if a company split its stock.

 Stock splits occur when a company cancels its shares and issues a larger amount of new shares, but at a lower price. For instance, in a 2-for-1 split, the price would be cut in half, but the number of shares would double. Splits create the perception that a stock is cheaper to buy, sometimes increasing demand.

 After years of shrinking with every stock split, the divisor actually dropped below one in 1986, and now it sits at just 0.225.

 So, if the Dow is at exactly 10,000 that means the share prices of all 30 stocks adds up to $2,250. Dividing 2,250 by 0.225 equals 10,000. Using similar math, every time one of the 30 stocks moves up or down by $1, the Dow moves 4.5 points in the same direction.

 With both Wal-Mart and IBM due to split their shares 2-for-1 in the near future, the divisor will shrink to about 0.215. Before long, each $1 move by any of the 30 stocks will be equivalent to a 5-point move by the Dow.

 そうか。ウォルマートや IBM が近く株式分割(2-for-1)をするのか。構成銘柄の各1jの上下が、ダウの5 point(ドル)の動きに相当する日も近いというのは、驚きですね。では、ダウ工業株30種平均の「30種」とは何でしょうか。まあこれは、インターネットを探れば直ぐ出てくる。ウォール・ストリート・ジャーナルが当然ながら詳しい。ご自分でお調べください。17日のダウはちょっと下がっている。下がった方が健全です。


99年03月16日(火曜日)

 ダウの10000ドル突破(最初の)は、米東部標準時間の午前9時50分50秒、日本時間の午後11時50分50秒だったようです。その時の様子が、Nandoには次のように書いてある。

Traders cheered and raised their arms in celebration on the floor of the New York Stock Exchange as the milestone was passed. Some held up both hands with their fingers spread to signify 10 as in 10,000. After the roar, the revelry lasted only about 30 seconds before traders and clerks returned to work.
 30秒の祝賀。17日の朝のニューヨーク市場の引けがどうなるかこれを書いている今の時点(17日零時ちょいすぎ)では分かりません。しかし、第六感として言うならば少し市場は神経質になるでしょう。目標がなくなったし、10000ドルを超えたときの投資家の動き、当局の動きには予測できない要素がある。

 ウォール街には昔から有名な格言がある。

 「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
 今のアメリカの株式市場は、明らかに後ろの方の状態に近い。チャートの形や、最終投資家が一番強気なのは(プロは警戒的)、1988年の日本の市場に非常に良く似ている。アメリカ経済の形は極めて良い。しかし、それは株価がいくら上がっても良いという根拠にはならない。
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 一方の日本。こちらも株は上がったが、景気の現状は不明。経済見通しは楽観的にはなったものの。日本の景気が本当はどうなっているのかに関しては、海外で俄然注目が高まっているようです。ニューヨーク・タイムズが「At last, it's time to bet on Japan's recovery」という見出しのFORUMを書いたのが3月8日。それ以来の現象。

 今朝は、オーストラリアの新聞の東京市況の方から電話がかかってきて、「3点だけ質問させて下さい...」と。小渕内閣はするべきことをすべてしたかとか、今後何に力を入れたら良いか...というような質問だったと思います。日本人以上に、日本の景気の回復を望んでいる海外の企業や国は多いんでしょう。オーストラリアなどは、かなりの輸出を日本に対してしている。

 で日本はどうか。この問いには一概には答えられないと思う。昔のように「皆が良くなる景気」というのはないと考えるのが自然だ。良い業界と悪い業界が併存する。だから「日本の景気が良い」という状態は、「日本で景気の良い業界、企業が増えてきた」という事態を指すと思う。しかし、そうはなっていない。

 このごろつくずく思う。日本では定義されていない言語を使って、延々と意味のない経済論議が戦わされ続けてきた。もうそろそろそれを整理する時期ではないのか....と。


99年03月15日(月曜日)

総括記事

2000年選挙のNYTIMESフロント
総括記事

政党別主要候補者

民主党候補
共和党候補

主要候補者履歴

エリザベス・ドール
ジョージ・W・ブッシュ
アル・ゴア
ビル・ブラッドリー

主要候補者の公式インターネットサイト

アル・ゴア
ジョージ・ブッシュ
エリザベス・ドール
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 こういうのを作っておくと、あとで何かを調べようとしたときに便利なんです。今はこの day by day のサイトに置いてありますが、どこかのコーナーに移す予定。2000年の米大統領選挙に関しては、文章をあちこちに書くでしょうし、放送でもいろいろなことを言わねばならない。一種の私にとってのリサーチのための書庫です。

 ところで今日は夕方からプレジデントの岡本君達が主唱している勉強会に招かれ、雑談形式でいろいろしゃべりました。なかなか知的レベルの高い勉強会で良かった。いろいろな業界からメンバーが来ていましたね。今私がしようとしていることは、「誰もが幅広く受け入れている、当然だと思っている概念」で、実際には時代にそぐわなくなったもの、効果としては全くさかさまになっているものを抽出することですが、その良い練習になった。あのメンバーなら、また飯会でも開きたいと思いました。


99年03月14日(日曜日)

 このところ当たりがなかった映画で、大物に当たりました。大物というか、終わって「良かった」「貴重な時間を過ごした」と思える映画です。「この人の推薦の映画なら大丈夫」という人から推薦してもらい見に行きましたが、本当に良かった。

 題名は「セントラル・ステーション」。ブラジルの映画で原題はポルトガル語ですから、日本語の訳の題名しか知りません。リオデジャネイロのたぶん中央駅(映画の題名から類推しただけです)。そこで代書屋(字が書けない人のために、手紙を代わりに書く)で生活する初老の女性。そして母親をバス事故で失って父親探しに出る子供。

 ブラジルの厳しい現実と、その中でも徐々に気持ちを通じあわせていく二人が非常にうまく描かれている。ちょっと「ニュー・シネマ・パラダイス」に感じが似ている。落ち着いた、良い映画です。ハリウッドのどうしようもない類型化された映画(最近は特にひどい)に辟易している人には推薦です。恵比寿ガーデン・プレースの三越の隣の映画館の一つで上映中。結構人気があるようです。


99年03月13日(土曜日)

 久しぶりに野原を歩きましたが、特に朝方の風の冷たいこと。千葉の東急が造成した住宅地の中にあって、コースの隣に住宅街が広がっているのです。これは日本ではなかなかない設計。全体的には良いと思います。しかしコースに到達する前に、車で住宅をざっと見て回りましたが、ちょっとがっかりしたのは千葉の豊かな郊外にあるのに、住宅と住宅の間隔は狭く、まるで世田谷のような作りになっている。これはちょっとがっかりしました。もっとゆったり作れば良いのに。

 そういえば、今朝も京葉線が人身事故で1時間近く不通になったそうです。私が住んでいる中央線も「事故」がものすごく増えている。どうにかならないものですかね。日本の電車は「時間に正確」が売り物だったが、最近は中野から乗る総武線など「あ、今日はちゃんと走っている」とつい思ってしまう。
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 今日の日経の一面に平田さんが、『油断できぬ「不況一服」』という記事を書かれていて、その最後に「もうける手法を」という中見出しで文章を終えている。実は金曜日の夜にTBS のアクセスという番組でも言ったのですが、日本は「景気」に関する議論がとかく「他人事」のようになりがちである。政府のこの措置、あの措置が足りない、日本は環境が整っていない....と延々と続く。

 しかし至極当然のことながら、企業は儲けられなければ、個人は社会に出て労働の対価を得られなければ実は何も始まらないのである。政府がある企業の「儲け」を保証しても、それは企業の競争力ではない。日本でも世界のどの国でも一時的な措置は別として、保護された産業が長い間その状態を続けると、確実に競争力をなくすのはその間の事情をよく物語っている。

 儲ける能力、潜在力は企業の中に存在するのであって、他人が助けられる問題は少ない。個人の場合もそれは言える。最近の日本の議論はどうもその点が曖昧になっていて、何でも政府が悪い、会社の経営者が悪いと言い続けることがファッショになっているような気がする。

 企業は「どうして儲けるか」が経営の根本的思想であるべきだし、個人も社会に対して「何が売り物か」を考える時期でしょう。銀行だって公的資金を注入しても儲けられないなら、健全性は続かない。儲けられるたくましい企業こそが、永続性を持つと思う。環境整備の議論ばかりが先に立って、「いかに儲けるか」の議論が希薄なことこそが私には日本にとっての危機だと思う。経済議論ももっと根本に帰った方が良い。

 「儲けること」は悪いことではない。それは消費者が必要とするモノ、サービスを生産、提供できたことを意味する。「How to make money」こそ、あらゆる議論の基礎になるべきである。


99年03月12日(金曜日)

 朝の TBS の放送が終わったあと直ぐに朝食会があり、その足でウエスチン・ホテルに。この名前のホテルはシンガポールでは2回ほど泊まったことがありますが、東京は泊まったことはないし、食事もない。聞けば、おいしいらしい。しかし、遅れていきましたからもう食事は終わってました。(・ ・;)

 スピーカーは、アメリカのミッキー・カンター前商務長官、同前通商代表部代表。日本で言えば橋本政権時代の通商におけるアメリカの顔です。今はシカゴの法律事務所のワシントン代表で、モルガン・スタンレーのシニア・アドバイザー。1939年生まれですから、ほぼ60才。しかし若く見える。小柄で、顔が小さいせいかもしれない。

 例の調子でびしばしと発言するのかと思ったら、「もう法律家だから、慎重に発言します....」と。ちょっと拍子抜け。遅れていきながら二つほど、アメリカの株の話と、アメリカの貿易赤字削減策について質問しましたが、どちらもどこかはぐらかしている印象で、正直言ってあまり面白くなかった。一つだけ面白かったのは、「あなたが通商代表をしていた当時の日本と、今の日本はどこが違うか」という質問に対して、かなり考えたあとで一言「lack of confidence」と。ははは、これには笑っちゃいました。まあそうなんでしょうね。為替についても言ってましたが、ここで書くような話ではない。
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 会社に返って数時間ぶりにインターネット・メールを開けたら、「だんご3兄弟」の替え歌が3通りくらい入っていた。実は正式の歌詞を見たのも初めてで、メロディーも最初の方を知っているだけ。しかし、「残業3兄弟」(多少の違いで2パターン)はよく出来ていたので残業が多い会社の若手にそっと送り、「談合3兄弟」はごく親しい人にインターネット・メールで知らせました。この歌はちょっとやばい。

 面白かったのは、この替え歌はあちこちから入ってきたのですが、そのルートは別々でも時間はほぼ同じ。メーリング・リストに載ったり、メールで個別に私のところに来たり。替え歌はもっともっとできそうです。著作権の問題がありますから、ここには載せません。残念ですが。
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 ラフォンテーヌの辞任には驚きました。ドイツに駐在している特派員は解説記事を書くのに忙しに違いない。まあでも、いろいろな人からこの人に関する噂は聞いていました。良い悪いの問題は別にして、野心の強い人のようです。ある人は、「油断ならない。シュレーダーの椅子を狙っている」とも言っていた。しかし、まあ政治家はそのくらいでないとやっていけない面もある。このまま消える人ではないでしょう。

 今週はもう一人注目すべき人間が現れています。エリザベス・ドールで、このサイトは番組の直前にインターネットを見ていて気が付きました。番組でも言いましたが、アメリカの政治に関してはニューヨーク・タイムズの「Women's Political Muscle Shapes 2000 Race」という記事が面白かった。「feminization of politics」はアメリカばかりでなく、世界の多くの国で進行している。


99年03月11日(木曜日)

 日産の苦境が深まってきた。今日は一日で56円、12%弱も株価が下げた。ダイムラー・クライスラーとの交渉打ち切り、ムーディーズの格付け引き下げなどが響いている。2兆5000億円とも言われる有利子負債は確かに大きい。とりあえずは、ルノーやフォードなどとの提携の道を探るのが危機脱出の手だてとなるだろう。株価が変動しているからはっきりは分からないが、30%弱の資本参加で日産には数千億円のカネが入る。

 しかし、その後を考えると同社が建て直しが出来るかどうかは結局、「売れる商品を作れるかどうか」だという一点に収斂する。日本でもアメリカでも経営危機に立ち至った会社はいくらもある。クライスラーは国が援助した。アメリカとしては例外的な措置で、アイアコッカの政治力がものを言った。その後同社は、ダイムラーとの提携の道を選んだ。

 アップルは、たった一つの製品(i MAC)とリストラで息を吹き返した。ここでも指導者の活躍が目立つ。戻ってきたのは同社を創業したメンバーである。クライスラーも国に助けられたあとは、ヒット商品を出し続けた。結局メーカーは「売れる商品」を出し続けるしか生き延びる道はないのだし、一つそういう商品を出すとそれこそあっという間に回復する。

 日産で心配なのは、優秀な人間が多いのに先頭に立って社員、社業を引っ張る指導者がいないことだ。ビジブルな指導者は、会社が一体化するのにどうしても必要な存在である。その指導者が「遊び」を許したときに、社員は安心して面白い、売れる車を作れるような気がする。日本第二位の自動車メーカーにはもっと頑張って欲しいし、発想の転換で「消費者受けする製品」を出せば、まだ一発逆転の可能性はあると思う。そのためには、指導者がいる。
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 「仕事は忙しい人に頼め」と昔から言われる。暇にしている人は、結局は仕事の進め方を知らないから遅くなると言う意味と理解している。で、今日は一つ学びました。メールは毎日たくさんのメールを受けている人に送れ........と。

 ある出版社に一週間以上前に、締め切り一週間前という時点で私としては異常に早いスピードで仕上げた原稿を送った。待てど暮らせど「到着しました」という連絡がない。どしたのかな....と思ってました。そしたら、締め切りの翌日になって「えっと、原稿は....」。切れましたね。おんどら.....と。メールアドレスを執筆者に渡すのなら、それで原稿も受けますって言うことでは.....。

 だめだこりゃ。メールを普段使っていない人にメールを送ると、何も前に進まない。(__;)


99年03月10日(水曜日)

 昨日の話にちょっと関連しますが、今日注目したニュースはアメリカの昨年最終四半期の生産性統計改定値。当初発表の年率+3.7%から大幅に改定されて+4.6%になった。これは1992年第四・四半期の+6.2%以来の高い伸び率。つまり、6年振りということだ。4.6%も生産性が向上すれば、経済成長と低インフレが共存・持続してもちっともおかしくない。この統計をもって、「アメリカは、+3〜4%の成長、極めて低い失業率、極めて低いインフレ率で1999年一杯走れる」とダラス連銀の総裁(MaCteer)は強気のコメント。

 たまたま9日にはグリーンスパンFED議長がここで講演をしたのですが、その中には

I never cease to be amazed at the ability of our flexible and innovative economic system to take advantage of emerging technologies in ways that raise our productive capacity and generate higher asset values.
 という言葉が出てきている。この講演で、アメリカの債券は買われた。「(IT投資における)生産性パラドックス」という言葉がある通り、アメリカでもIT投資と生産性向上の間には大きなギャップ(投資の割に生産性は上がらない)があった。しかしアメリカでは、今それが徐々に解消に向かおうとしているように見える。投資すればきちんと生産性が上昇し始めたのである。しかもグリーンスパンなどは政府の統計以上にアメリカ経済(特にサービス業)の生産性は上がっている、とも述べている。結局「人的要素」が大きいのでしょう。いくら最新、最大能力のIT機器を導入しても、それを使う人、組織全体の知識や技量が初歩にとどまっていたら、それは投資の効率性の足を引っ張るばかり。生産性を上げるどころか、下げている。なぜなら、投資には資金が必要だからだ。ちなみに、アメリカの生産性は97年が+1.2%、98年全体が+2.5%。98年第三・四半期は+2.5%。

 今の日本経済の生産性は、80年代から見ると目を覆うような低さになっている。特にサービス産業で低い。これでは生産も増えないし、雇用も増加しない。無理して増やそうと思えば国内的にはインフレになる。まあこれはいつも言っていることなのですが、景気回復にも「人的要素」が非常に大きいのです。ただ資金を使えば、金融を緩和すればという考え方には賛成できない。「ヒト」の要素を重視したら、やはり「教育」と「自己研鑽」でしょう。「自分は生産性の高い人間として経済活動に携わっている」という自信、「5年後も10年後も大丈夫という自信」があれば、「消費」も活発でいられる。今の日本人に欠けているのは、この「実績(やその見通し)に裏打ちされた自信」であり、これが戻らない経済政策は最後のところでは意味がないと思う。今まで日本は、そればかりをやってきた。
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 本を一冊紹介しましょう。森本毅郎スタンバイの前の番組である「生島ヒロシのおはよう一直線」のアナウンサーである生島ヒロシさんの最新本。生島さんとは同年代なんです。生まれた年が西暦で一緒。本の名前は、「生島ヒロシとG・ハリスの欧米流スピーチのすすめ」(PHP研究所)

 うーん、この本の指摘する通りですな。私を含めて日本人はスピーチ下手。でもこれもこの本の言うとおりで、習えば出来るようになる。出来るようになれば、しゃべることが楽しくなり、楽しくなればもっと巧くなる。どこできっかけがつかめるかなんですよ。アナウンサーでも、「昔は話し下手だった」という人は結構いる。

 私も、日本人は本当に「発言べた」だと思う。というか、「発言しないことが賢いこと」のように勘違いしている人が多い。よく講演をする人間として頭に来るのは、日本の聴衆が表面的にはおとなし過ぎること。質問もこちらが促さなければ出ない。特に大きな講演ではそうです。だから私は質問コーナーに入る前に、「質問が出ない講演は失敗だと思っていますから.....」と言ってしまう。それでも、その場で質問することは遠慮する人が多い。あとでメールが来たりする。何かの講演を聞きに行ったら絶対質問をすることを信条としている私としては、せっかくの時間を使ってきたのだから質問でもして講師を困らせてやりたいと思うのですが、そういう人は少ない。

 いや、話がずれましたが生島さんが言っていることは広い意味で「これからもっと重要になる言葉。その言葉を大事にし、うまく扱えるようになろう」ということだと思う。この考え方には大賛成です。今までは「沈黙は金」だったかもしれない。しかしこれからは、「沈黙していたら、認知もされずにチャンスが通りすぎる時代」のような気がする。内容のあることを、きちんとしゃべらねば。この本は役立ちます。


99年03月09日(火曜日)

 以前から「そうではないかな...」と思っていながら、最近改めて一つ非常にびっくりしたことがある。それは携帯電話について。多くの人と話をしていて。どういうことかというと、私が想像していた以上に、多くの人がもらった説明書を全く開けてもいないらしいということ。受信しかしたことがない」とか、「まだ(電話を)かけたことがない」という連中が一杯いる。「機能が多すぎて分からない」という人も多い。

 私はどちらかというと、最初から説明書を見るタイプではないが、使っていて疑問が発生するとしゃくにさわるので説明書を開けて直ぐ調べるタイプです。その場合は、見出しからだったり、最後の索引から入る。辞書的に使うわけです。一応使えるようになると、今度は説明書を全体的に眺めて、「新しい機能は何か」「何か便利なことはないか」と暇な時に目を通す。余談だが、これを最初からやって「覚えよう」と思ったら駄目で、決して覚えられない。やはり知識は自然な疑問の中で頭に入れいていくのがよい。

 私が「驚いた」と言ったのは、せっかく買ったのにその機能の十分の一も使わず、調べる気持ちも起こさずにほっておく人間の数がいかに多いかということ。それでいて、「使えない」「わからない」と騒いでいる。日本の携帯電話所持者は4000万人を超えたらしい。しかし、自分の身の回りにいる人間の割合から推察するに、携帯電話の機能をかなりの程度知っている人は、500万人にも達しないのではないか。

 別に買ったマシンをどう使おうと勝手である。しかも、携帯電話は安い。しかし、10の機能があるのに2とか3しか使っていないのはもったいないし、設計した人に対する礼を失している(^_^)(^_^)と思う。その機械をうまく使おう、いざという時に役に立てようと思ったら、使い方くらい一応マスターしておかないと。

 携帯電話でそうなのだから、「パソコン」となったらもっとひどいに違いない。高いパソコンをワープロ程度にしか使っていない人をよく見かけるが、使いこなせなければそれは会社ではコストアップ要因、個人では宝の持ち腐れである。日本では、いくらPCやその他のネットワーク機器を入れてもなかなか生産性が上がらないのは、「使いこなしていない」のだから、考えれば当たり前だ。「使いこなしていない」というのは、「組織」「個人」の両方に突き当たる。機能を全部使わないのなら、製品やネットワーク代に支払った値段はコストにしかならない。まあ徐々に「共通知識」化するのでしょうが、それにしても困ったものですな......。
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 今日は生まれて初めて、「京劇」なるものを見ました。中国から来た「大連京劇団」の「中華人民共和国建国五十周年記念講演」で。池袋のサンシャイン劇場は、まあ入りは半分でしたかね。平日の雨の夜。それにしても、ちょっと寂しかった。しかし一度見たかった「京劇」をこの眼で見れてそれには満足。日経が主催で、確かに何人かいらっしてましたな。

 助かったのは、新宿のオペラハウスと同じで舞台の両側に台詞が日本語に訳されて示されるのです。劇の進行に併せて。それがあるから、「ああ、今はこういう状況か」と分かる。司馬さんの本に昔「項羽と劉邦」というのがあって、非常に面白かった記憶があるのですが、時代はそのころです。そして、もう一人の主役は項羽の寵愛を受ける虞美人。

 役者の足の運び、使われる楽器の多様さ、そして独特のあの発声法。まあ機会があったらもうちょっと調べて見たいと思いました。この「京劇」は、西洋のオペラ、日本の各種の舞踊に大きな影響を与えているに違いない。「覇王別姫」という名前は、もう何年くらい前になりますか、映画で見た「さらば我が愛・覇王別姫」と同じです。この映画も良かった。この映画を見たあと香港から中国に入ったとき、中国のツアー・コンダクターと「覇王別姫」の話で盛り上がったことを思い出しました。中国のインテレクチュアルな人は、この映画を全員が見たと彼女は言ってました。京劇の「覇王別姫」は、14日まで池袋やっています。まだ十分チケットはあるのでは。


99年03月08日(月曜日)

 財政難の都の長になって何が出来るのかという問題はありますが、「ゲームとしての選挙」として見るならば今回の都知事選挙は最近になく面白いものになりそうだ。一体「政党」とは何か、長を選ぶとき民衆は何を基準に決めるか、東京都民の政治意識は日本の他の地域のそれとどのくらい離れているか、または違わないか、そして「わからない」と言われる都民の気持ちをどの候補が掴み、どの候補が忌避されるか。

 多くのメディアが指摘しているとおり、まだ顔ぶれも決まっていない段階では、選挙戦の展開は読むのさえ難しい。しかし一つはっきりしてきたのは、「政党離れ」が選挙民の間ばかりでなく、政党政治家の間からも出てきたことである。石原慎太郎が出れば、自民党とその関連(自民党から名前が挙がったという意味で)だけで4人もの候補が出ることになる。こんなことは希だが、だからといっておかしいという声が挙がるわけではない。鳩山氏も、民主党の推薦を辞退している。政党の支持などあってなきがごときなのである。時にはじゃまになる。

 一部の候補者を除いて、「最初に名前ありき」で候補者選びが進行していることも特徴だ。磯村さんで失敗しているはずなのに、「まずは名前」なのである。しかし、都民もばかではないから「名前」だけでは選ばない。なくてはいけないが、都民に最終的に選ばれる何かが必要なのである。どの候補者も、まだそれを掴み切れているとは言えない。

 今から言ってしまっては元も子もないが、都知事の出来ることは限られている。誰が当選しても、お金を動かす仕事は期待できない。財政が赤字なのだから。で私が期待するのは、日本の中心たる東京の

 「雰囲気をどのくらい変えられるか」
 「情報公開などでどの程度前進できるか」
 「都民との対話でどの程度進展できるか」

 などです。宮城、高知などいろいろな県で面白い知事が出てきていて、東京にあの手の知事がいても良い。青島さんもそうなるかと思ったら、期待はずれだった。この数日でもっとも面白い動きは、野末、舛添、栗本三氏が展開しているドラマで、これを見ていると「人間はどう仲良くなり、どう喧嘩するか」の典型的な例が見られたような気がする。

 都知事選一回で42億円かかるそうだ。再選挙の可能性のある今回の選挙は、「100億円選挙」になる可能性がある。最近知ったが、午前6時から翌朝午前4時まで事務作業に当たる都の職員には、日当として54500円が支給されると言う。とんでもない金額だが、「再選挙」が現実の可能性として出てこなければこの手当も表面化しなかっただろう。選挙が白熱すると、副産物が出てくる。
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 ソフトウエアに「2000」の数字が登場し始めた。そりゃそうですな。2000年まで300日を切った。今日マイクロソフトのサイトに行ったら、Office 2000の予定が掲載されていた。今年の夏に出荷が予定されているという。今までは、「Windows 95」とか「Windows 98」とか呼んでいたが、これからは何と表現するんでしょうね。「Wiondows 00」とか、「Office 02」か。ははは、笑っちゃいますね。

 それから今日は今冬初めて「随園別館」に行き、久しぶりに羊肉のしゃぶしゃぶを食べました。ここはやすくて良い。3人で一杯食べて、全部で一本でした。大学の就職を控えた後輩とshinoby 君が一緒でしたが、聞いていると今の就職戦線は結構大変ですね。まあでも聞いていて、「本当にやりたいのはなんだい....」という感じ。これからでしょう。


99年03月06〜07日(土〜日曜日)

 今度のDIGIWEBのダウンは長い。日曜日の夜になってもまだ完全ではないような印象がします。引き続き ftp server がおかしい。どうなっているんでしょうね。

 これは私の単なる想像なのですが、日本のプロバイダーの場合ならたとえ ftp server とはいえ、こんなに長く修復に時間がかかることはないように思えます。もっと敏速に対応しただろうにと。これは、ニューヨークの大停電の時にも思いました。1970年代の後半の話です。すみません、昔の話で。何せ夜の午後9時30分ごろからマンハッタン全体が停電になって、回復したのは翌日の午後になってからです。その時も「日本ならどうだろうか」と考えて、日本だったらもっと素早く回復しただろうに.....と思った。

 2000年問題で言うと、日本は昨年の9月の段階では、先進国では例のない「Cクラス」。それが今は「Bクラス」になってきている。これはここ数日の日経が取り上げている通りです。しかし本当に問題が起こったときに、どの国が一番機敏に対処できるだろうかと考えると、日本は案外素早く対処できるように思う。期待も入っているのですが。

 実は私は「2000年問題」の一つのポイントは、問題が起きるか起きないかもそうですが、「起きた後どう対処するか」というのがあると思うんです。つまり、発生から修復までの時間。「2000年問題」で景気が悪化するという人もいる。しかし、たとえばコンピューターの2000年問題で銀行のCDの支払いが止まったとする。しかし、1時間で回復するのと、10日も止まるのでは大きな違いです。経済に対する影響という意味では、前者にはほとんど影響がない。

 ミサイルのように絶対起きてはならない問題はあります。しかし、起きたとしてその後の修復時間の長短から言えば、日本はどちらかといえば短いのではないか....と。まあ今回のことでは、「こいつら、何しとるんじゃ...」とちょっと頭にきたものですから。それにしても、サーバーのダウンくらいとっととなおして欲しい。
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 暑かったり、寒かったり、雨が降ったり。忙しい週末でしたが、問題が悪化する前に例のしそジュースを作って、土曜日から飲み始めました。今年も効きますように。くしゃみが激しい。眼が痒い。このジュース、今年もいろいろな人に推薦しています。薬、注射大嫌い人間で、「しそ」と「さとう」と「酢」なら許せる。去年はすごく効きました。


99年03月05日(金曜日)

 こちらとしてはいかんとも仕方がないことだったのですが、木曜日の深夜から金曜日にかけて「http://www.ycaster.com」が入っているDIGIWEBのFTPサーバーがダウンし、このサイトの方のファイルを更新できませんでした。「http://www2.gol.com/users/ycaster/」が入っているGOLのサーバーは問題なかったし、DIGIWEBのサーバーでも「DISK」が違うと動いていたようですが、とにかく私が入っていたセクターは死んでいて、これはDIGIWEBサイドも認めていたのですが、どうにも直らなかった。「今日は更新はなしか」と思われた方が多かったと思います。まあ、たまにはこういうこともあるというわけです。クレームは付けましたが。向こうは

 We do have a problem with the disk mounting with our system. We have fixed the problem, you should be able to connect to you site now. Sorry for the inconvenience.
 Best Regards
 と問題の所在を認め、「直した」と言っているのですが、状況は変化せずファイルをアップロードできなかった。いつ回復することやら。何度も来られた方には大変申し訳ない。
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 とここまで書いたところで、DIGIWEBからの当面の「緊急避難措置」が伝えられました。しかし、その後も問題が断続的に起きているようで、土曜日になっても完璧には直っていない。まあ週末中には直るでしょう。ここにある「disk mounting」というのは、コンピューターに詳しいたーちさんの説明によると
UNIXシステムで使用される言葉です。日本人のシステム屋はこんな使い方をします。「なんだよ〜、このマシン、テープ装置がついてるから、バックアップに使おうと思ったのに、マウントされてないじゃね〜か!! つかえねぇなぁ!!」

 つまり、「ハード的には接続されているのに、OSから利用できる状態になっていない」ということを「マウントされてない」という言葉で表現しています。Windowsでいうと、ドライバの設定と思っていただくとわかりやすいかと思います。Windowsでもドライバを読込ませないと周辺機器は使えません。ドライバの設定が間違っていても使えなくなります。それと同じことです。

 彼のページの「What Is Internet ?」というコーナーはよくまとまっている。インターネット初心者には役立つのではないでしょうか。「http://www2.gol.com/users/ycaster/」の方は正常です。念のため。


99年03月04日(木曜日)

 スイス・フランはなぜ「CHF」と表記するかの話の続きで、今の日本の通貨はなぜ「円」と書き、「えん」と読むかに関して社の若手が日本銀行金融研究所貨幣博物館に聞きましたので、それを紹介しましょう。実はスイス・フランの件を調べて若手に教えたときに、ある程度私は知っていたのですが「ではなぜ円は”えん”と言うか」について問いを発しておいたのです。これには定説がないのは知っていました。で、若手の一人が日銀に聞いたのです。その問い合わせに対する博物館の答えが以下。

 実は「円」という言葉は明治4年5月10日の新貨条例によってさだめられました。語源についてはいろいろな説があり、これといった定説はありませんが、有力な説としては以下にあげる4つの説がありますのでご紹介いたします。
  1. 明治維新後、わが国は洋式近代貨幣製造のため、遊休設備となっていた香港造幣局の機械を譲りうけた。その際、香港造幣局長のウィルアム・キンドルを招いて貨幣の製造にあたらせたが、香港造幣局が製造していた貿易用銀貨に「ONE DOLLAR、壱圓」、「HALF DOLLAR, 半圓」との額面表示がされており、この「圓」がそのままわが国の最初の貨幣に使われ、これが単位になったという説。
  2. 新しい貨幣を鋳造する際に、その形をそれまでの方形から円形にしたので、その単位も丸いという意味で便宜上円としたという説。
  3. 江戸時代末期に一部知識層の間で、金貨の単位の「両」を「円」と呼ぶ習わしがありこうした呼称を明治政府が正式に採用したものであるという説。
  4. 貨幣を造るときに、大隈重信公が「親指と人さし指で丸をつくれば誰でもお金であることがわかるのだから、その形状を丸いものに(円形)にする方がよい」と主張したことから、その単位も便宜上、「円」としたという説。
 また「文」についてご参考までに申し上げますと、「文」は中国から伝わり、奈良時代から使われたわが国の貨幣単位の始まりであったといえます。ただしこの「文」は銭一枚(1個)を1文というもので、もともと数字を冠してものを数える語にすぎず、厳密な意味での貨幣単位ではありませんでした。その後、時代を経て、江戸時代後半には、銭の額面単位的扱いに変わりました。
 要するに、なぜ「円」で「えん」なのかは明確には特定出来ないと言うことです。普通に使っている言葉でも、その語源がはっきりしないものも多いと言うことでしょう。
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 今日はちょっと所用があってサーフィンしていたら、非常に良くできたサイトに到達しました。佐藤雅彦さんのサイトです。元電通のCMディレクター。「バザールでござーる」などのCMでおなじみで、最近では「だんご3兄弟」の作詞もしている。このフロント良くできているでしょう。中をみていくと「アルデンテ」なんて歌も入っている。このサイトはなかなか面白い。興味を持ちました。一つ気が付いたのは、ドメインを獲得しているのですが、「masahicom.com」とちょっと遊びが入っている。一つの原因は、「masahiko.com」がもうなかったんでしょうね。推測ですが。

 「だんご3兄弟」については、このサイトがまあまとまっている。NIFTYの新しいサービスで出来たサイトです。URLを見ると一発で分かります。3月3日の発売時点で、既に予約でレコード店(この表記はもう古いのでしょうが)の在庫は払底していたのですが、このサイトに埋め込まれたリアル・オーディオ・フォーマットのファイルで最初の部分は聞けます。まだの方はどうぞ。こういうときに「ネット配信」してくれると有り難いのに。
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 伊勢丹の改装に関しては、木村さんが以下のサイトを見つけて紹介してくれました。ここです。まあ伊勢丹を知らない人は興味がないでしょうが、業態として新しい方向性の打ち出しを迫られているデパートの一つの試みでしょうか。


99年03月03日(水曜日)

 人間の癖というのは変わらないものだ、ということがはっきり分かりました。今週いつだったか忘れたのですが、とにかく14〜5年振りというメンバーで麻雀をしたのです。大先輩の方々ですから、60代の方が二人もいる。ははは、ダントツで若かったのが私でした。

 何が面白かったかって、そんなに久しぶりなのに牌を持ってくるときの仕草、卓を囲んで飛び交う冗談やせりふの類がまったく変わっていないのです。こういえばこういう反応が返ってくるだろうと推測してしゃべると、予想通りの反応が返ってくる。私が社会人になったとき担当の部長だった大先輩は、昔から持ってきた牌を一端台の下まで下げてそこで牌を見る癖があり、それを昔から私は「サブマリン打法」と呼んでいたのですが、14年たってもその打法は全く変化なかった。

 もう一人は、牌をもって来たときに手を一回空中で止めて、それをもう一回少し上げる形で自分の方に持ってくる「クレーン打法」(私の命名です)なのですが、これも全く変わっていなかった。あれを見ると、なんか積もられる予感がするんだよな。ははは、もう一人のちょっとのんびりした、そのくせ口はよく動く「ぶつぶつ打法」も変わりはしなかった。

 変わらないのは4人の顔。私も若く見られる方ですが、当時と全く同じ顔をしている。髪の毛の色も変わらない。大病をされた方もいるのですが、今は元気です。麻雀が終わってから、つい夜中1時まで飲んでしまいました。でも、なかなか良いものです。14〜5年もたって当時よく卓を囲んだ面子でばかな冗談を言いながらどう転んでもたいしたこともなく、懐も痛まない麻雀をするのは。うーん、絶対あれは世界で一番複雑な遊びで、一生やめられませんな。
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 2日にソニー・東芝連合が記者会見を開いたことから、俄然「プレステ2」に関する記事が多くなっている。私が見た記事は日経本紙の特集上下と日経産業のトップ記事ですが、これらの報道を見るだけでも今までの常識を越えた製品であることが分かる。実物が出るのは年末から来年3月頃らしいのですが、驚くのはその性能である。ゲーム機の後継機種ですから多分5万円を超えることはないのでしょうが、機能は完全に「ゲーム機」の範疇を越えていて、ソニーサイドも「ゲーム機と呼ばれたくはない」(ソニー・コンピューターエンターテインメント久多良木副社長)と言っているそうだ。

 でこの一連の記事で新しい単位を覚えました。「ポリゴン」。描画性能を表示する単位らしい。そのプレステ2のポリゴンは7500万/秒。ドリームキャストは同300万/秒というから、その差は歴然としている。この7500万/秒という描画速度は、インテルのペンティアムVの「三次元画像処理性能」を「一桁上回る」という。それでどういうことが可能になるかというと、ゲームに登場する主人公を見る視点をコントローラーを使って自由自在に動かしてみせるなど。

 考えてみれば、コンピューターの世界の変化も素早い。Windows は LINUX に激しく追い上げられており、インテルは AMD に既にシェアで抜かれた。同社の K-6 については、あちこちで宣伝を見るようになっている。そして今度はパソコンを性能で凌駕するゲーム機の登場。メインメモリの容量も大きい。NINTENDO64の4メガバイト、ドリームキャストの16メガバイトに対して、32メガバイト。

 本当に何が出来るか、その技術的、社会的、産業的波及効果はどうかなどはこれから徐々に答えが出て来るんでしょうが、楽しみなマシンです。


99年03月02日(火曜日)

 私の回りで、「ホームページを持ちたい」という人が急に増えてきました。「リンク・ページだけでもあると、役立つのではないかと思い始めた」という人がいるかと思えば、「秘書の仲間うちのページを作りたい」という人も。小生の印象では、ホームページ作成の第二次ブームといったところでしょうか。アメリカ経済を見ても、「ネット」の重要性はこれからますます高まる。ホームページを作れるくらいにネットに親しんでいた方がいいんですよ。日本の中高の教育課程も大幅にネットを取り入れたものに変更になるらしい。

 「リンク・ページだけでも持ちたい」というのは合理的な考え方です。なぜなら、「お気に入り」とか「bookmark」はコンピューターが変わるともう駄目。あちこちでインターネットをする人、大勢の人とコンピューターをシェアしている人には向いていない。自分専用のリンク・ページは、単体としてのコンピューターに依存しないで行きたいページに行くための有効な手段です。一つのURLを覚えていれば良いのですから。

 そういう人が多いので、小生のサイトには今すでに3人ほどの専用リンク・ページが出来ている。簡単に作れます。しかし、どこからもリンクしていません。その人がそのページを覚えているか、よく使うコンピューターのお気に入りに入れているわけです。彼らもそのうち、自分のページを持つようになるのでしょう。
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 実は先日誰にも公開しないホームページを Niftyserve 上に作成しました。リンクも何もない。これは主に書庫にする目的で作ったもので、NIFTYの会員なら 10MB までただで使える。でそのためのフロントを作るのに10分くらいしかかからなかった。NIFTYのホームページの何処だったか忘れたのですが、あっという間に完成でした。ガイドに従って作れば良いのですから。とにかく「ホームページが欲しい」「htmlなんか勉強したくない」という人には向いている。

 私の場合、本当はFTPに使うだけなのでフロントも必要なかったのですが、FTP の中のファイル構造を見ておきたかったのと、スペースをオープンするため。で今日は、昼の短い時間でしたが、ある方の為に HP を一つ作りました。NIFTY上に。説明に時間がちょっとかかりましたが(^_^)(^_^)。別にNIFTYに頼らなくても、いろいろ方法はあるでしょう。


99年03月01日(月曜日)

 街に出ていると色々面白いものにぶつかる。昼休み。会社の先輩と食事をして、所用でタクシーを拾おうと待っていたのです。外苑西通りの西麻布と広尾の間で。しかし、ちっとも来ない。いつもは直ぐ来るのに。「まあ気長に待とう....」と思っていたら、白地に薄い緑の色の模様が入った普通車の1.5倍くらいの車が接近してきて、おまけにドアまで開く。そして運転手が、「どうぞ、これはタクシーですから....」と。

 ははは、初めてでした。軽タクシーは以前乗ったことがあるし、最近は街で見かけるようになりましたが、7人乗りの車がタクシーとは。で、料金は同じだというのです。二人で顔を見合わせて、でも試しに乗ってみました。運転手と話していたら、いろいろ分かってきた。

 運送会社の名前は「京浜運送」。そこのタクシー部門が「KEIHIN BOLAG」という新しいサービスの供給者。「BOLAG」とはスウェーデン語で「福祉」という意味だそうだ。このタクシーは車椅子を直接乗せることが出来るのです。本来はそれを目的に30台作った。しかし車椅子の用がないときは普通のサクシーとして、使用する。そういう意味で汎用にもなるので、「ユニバーサル・タクシー」という名前も付いているというのです。

  乗ってみて、乗り心地はまずまず。なにせ大人7人が従来料金で移動できるというのが魅力です。場合によっては、バスより安い。電話番号は「(03)3790-0117」で、都内では1時間前だったら大体駆けつけてくれる。時と場合によっては、大いに使い道がありそうです。
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 もう一つ気がついたのは、夕方伊勢丹に所用があって行ったのです。そしたら、書籍や音楽 CD の売場を撤廃して、随分と店内の雰囲気が変わっているに気がつきました。特に4階は全面改装といった雰囲気。今までのだらだらと商品が並べてある印象から、ブティックの集合体のような作りになった。ブランド店の大集合といった風情です。

 デパートは今生き残りをかけた戦術立案の最中。どこもどのようにして集客するか、そのお客さんにお金を使ってもらうか頭を絞っている。伊勢丹の戦略は徐々に見えてきた。ただし伊勢丹の新しいスタートはもうちょっと先のようです。それぞれのデパートも今戦略を練っているところではないでしょうか。



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