99年07月30〜31日(金〜土曜日)

 ケイタイ電話は恐ろしい。つい忘れたのです。いつもは放送収録の前に「マナー」にするか power off にする。しかし、それを忘れたらばっちり収録中に大きな音で電話。焦りましたね。むっくと手にとって切ってしまいました。大事なく良かった。しかし、鳴っていたのに切ってしまったから、「不在着信」にも残らない。今もって誰だったか不明。大体着信記録を見ても、半分は「非通知」ですから。

 そういえば、小野慶子さんから面白い話を聞きました。放送外の時に誕生日の話になっていて、小生の従姉妹に「1月1日の元旦生まれ」という人がいると言ったら、

「2000年1月1日」
「2001年1月1日」

 に自分の子供の出産を狙っている連中が多いというのです。なるほど。でも、2000年1月1日は、いくら早産でももう無理でしょう。でもこの前後に生まれた赤ちゃんは、「Y2K子」「Y2K男」という訳です。絶対いると思うな、「Y2K」にちなんだ名前を付けるヒトが。「Y2K」じゃ受け付けてもらえないかな(^o^)。それじゃ、例えば「二千年」とか。なんて発音させても良い。漢字そのものは認められている。出産は自然行為ですから、医療器具が2000年問題で疑念がある中でも、基本的には大丈夫なはずです。昔はお産婆さんの助けを借りて皆自宅でやっていた。

 まあ今は出産はほぼすべて病院で発生するでしょうから、「Y2K子」「Y2K男」達はコンピューター停止の恐怖と戦いながら生まれてくる。親の蛮勇の結果としてのリスクとの戦いの中で生まれてくる。強い子供達になるかもしれないσ(^^)。ミレニアム最初の子とかいって、テレビに絶対登場しそうですね。2001年1月1日生まれの子は、新世紀最初の子というわけです。「新世紀」とか「二十一世紀」とかの名前が予想される。うまく逆算してくださいよ。それでも当たる確率は帝王切開を除けばかなり低いと思いますが。
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 人が自殺を含めて誰かを殺す、自分を殺すという行為に出るときは、たとえその人が遺書を残して「理由はこれだ」と言ったところで本当にそれが原因だったかどうかは実際にはわからないものだと思う。人間は複雑ですから。自分でも「理由はこれだ」と自分を思いこませている可能性がある。だから、動機付けは慎重でなければならない。

 しかし、アトランタで起きた9人銃撃殺人事件の容疑者は、「自分を破壊しようとした強欲な連中への殺意」を強調しているという。彼には、数年前の殺人の容疑(起訴されてはいない)もあって、私は必ずしも報道されているように「株取引の失敗」だけが理由とは思えませんが、原因の一つではあるようです。

 彼が株取引で使い、実際にそこのアトランタの事務所で事件を起こした証券会社は、ここここですが、私が金曜日の午後見たときには前者のホームページに  

All-Tech is shocked and saddened by the senseless tragedy which occurred in Atlanta. Our prayers go to the injured victims for their speedy recovery and to the witnesses to this tragedy. Most importantly, we extend our deepest symnpathies to the families of those who were killed. It is difficult to understand this kind of horrific event. No explanation can alleviate our grief or bring a sense of closure to the horror of these shootings.
 という文書が載っていた。で調べてみました。アメリカでは day trade がどのくらい活発になっているか。 day trade というのは昔からある言葉ですが、昔はプロが市場の中で行うものだった。しかし、ネット取引が普及し、取引コストが低下し、かつ注文執行が敏速になって、アメリカでは今や大学生、高校生、主婦、ビジネスマンなどがオフィスから、自宅から、そして証券会社の店頭からかなり入れ込んでやっているケースが多いという。銃撃事件を起こしたバートンも、定職(chemist)をなげうってデイ・トレーダーになった口。
  1. 現在アメリカでは5百万人の株の「day trader」がいると言われていて、その大部分はつい最近まで、そして今でも素人である
  2. NASDAQの一日の取引の15%はこの「day trader」によって出来上がっているという。彼らは証券会社の窓口であったり、自宅から証券をトレードしている
  3. アメリカでは現在この「day trade」を主業務とする証券会社が100。通常は最低5万ドル(約600万円)を証拠金として、口座を開設できる
 という。甘い言葉でネットでの day trade に客を誘う会社もあるようだ。ALL-TECH INVESTMENT のマサチューセッツにある支店は、「EASY, PROFITABLE, ANYBODY CAN DO IT」とやったらしい。証券監督当局はこれに警告。「顧客に十分なリスクの所在に関する警告をしていないのではないか」ということで。

 しかし、バートンのように定職をなげうって一日中株の取引だけで生計を立てるような連中が増えているとしたら、アメリカの株式ブームも「終わりの始まり」が始まっていると見た方が賢明だと思う。


99年07月29日(木曜日)

 成長率の鈍化は歓迎すべきニュースだったはずですが、雇用コストがあんなに上がっては金融市場は当然がたがたします。少なくとも寄りつき段階では。米第二・四半期の雇用コスト指数は、予想が0.8%のアップのところに、「1.1%の上昇」と出た。8年ぶりの高い上昇。第一・四半期が0.4%の上昇だったから、単純に計算してその三倍弱。一年前に比べると、アメリカの雇用コストは3.2%も上昇している。

 news and analysisでも指摘してきたとおり、金融政策策定で今一番グリーンスパンが気にしているのが賃金の動き。その賃金が第二・四半期統計については明らかに上昇気配を露わにしている。株も債券もこれを嫌気して売られている。しばらく、がたがたしそうです。

 しかし、GDPの2.3%の伸びは、理想的な伸び率だと言える。アメリカの潜在成長力については昔ほどコンセンサスがあるわけではなく、グリーンスパンなどはつい最近の米経済潜在成長率は3.0%から3.5%という数字を出し始めている。2%台の後半という見方の人も多いだろう。

 「アメリカ経済の潜在成長力は、そんなに上がっていない」という立場の人からも、2.3%という伸び率には「スピード違反」の声はかからない。だから、GDP統計では理想の、雇用コスト指数では最悪の芽が出たというわけである。グリーンスパンは8月末の次回FOMCに向けて、相当頭を捻るでしょうね。インフレを恐れて引き締めに転じれば、株が落ちて、株が落ちれば「資産効果 wealth effect」が消滅したかの印象から米経済のエンジンだった個人消費が落ちる。
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 ある人に「この論文はよく書けている」と教えてもらったので、日本銀行のサイトで日銀としての統計整備に関する基本的な考え方という論文に目を通し始めましたが、

 金融経済構造が大きく変わり、情報通信手段も急速に進歩・普及するなど、金融経済統計を取り巻く環境は急激に 変化していますが、こうした中、統計ユーザーを中心に統計の整備・拡充や利便性の向上に向けた議論が高まる一 方、計数報告者からは報告者負担の軽減やプライバシー保護を求める声が強まる1など、統計メーカーとして取り組む べき課題が従来にもまして増えています。
 という基本的な考え方には大いに賛成です。この考え方に立って日銀は
  1. 正確・的確な統計の提供
  2. ユーザーの利便性の向上
  3. 統計収集・作成事務の合理化、効率化
  4. 秘密管理の徹底
  5. 透明性の向上
  6. 中立的な統計公表姿勢
 などを目指しているという。日本人は数字好きで、一度発表された数字を何時までも信じてしまう性向がある。変わる経済の形の中で、統計もまた常に吟味の対象であるという考え方をいつも頭の片隅に置いておくことは、今の時代に経済を考える上で極めて重要だと思う。その意味で、日銀のこの論文は自らこうした論文をまとめたという意味でも、価値がある。

 ついでに29日に藤原副総裁が都内で行った講演録も読みましたが、これはちょっと迫力不足。まあ、説明が多かった。ペイオフに関して一応の日銀の立場が見えるのがおもしろい。


99年07月28日(水曜日)

 インターネットというのは、考えようによっては列車から見る風景のようなものです。車窓からの風景は、遠景はあまり変わらない。しかし、近景はどんな遅い列車でもどんどん変わっていく。近景でしばらく見ていたいものがあっても、それは車窓からは飛び去るように去ってしまう。

 本など紙媒体に印刷されたものなら、一回印刷されればそのまま残る。しかし、ネットで見たものは制作者がその気になれば直ちに変えられる。サイト全体がなくなることはめったにありませんが、一つ一つのページはしばしば変わる。ネットというのは、制作者の立場に立つといつでも変更できる、変幻自在な実に便利な媒体なのです。

 しかし読み手にしてみると、なかなか油断のならないメディアです。自分が知らない間に出来上がったり、逆に消されていくページがある。中には、見ておきたかったものはあるだろうし、残しておきたいページもあるでしょう。一回見たのに、次に回遊したときにまだ残っているかどうかは不明なものも多い。スクリーン上は活字ですから、無意識の内に「活字は残る」と我々は思ってしまうが、ネット上では新聞記事でも、話題のサイトでも前回自分が見たときと様相を全く変えてしまうページはいっぱいある。

 そこで重要なのは、その時点その時点で「これはおもしろい」「これは後々使えそうだ」と思ったサイト、URLは残しておく必要があるというわけです。ハードディスクにでも、リムーバブル・ディスクにでも。今までいろいろな方法を試してきましたが、今トライしているのがアドビのアクロバット。このソフトの良いのは、できあがったファイルが軽いのです。依然grepの話を書いて、いろいろな皆さんからアイデアを頂きましたが、これは文字情報には使える。しかし、gifやjpegは残らない。アドビはそこが違う。ただし、音声は別になります。

 まあいろいろトライしている段階ですが、ちょっと良いアイデアを今思いついているのです。気になったサイトは、その時点その時点で残し、後々資料として役立てたいわけです。
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 本を何冊か。森本さんの番組の前は、「生島ヒロシのおはよう一直線」という番組で、生島さんとはスタジオでよく会うのですが、彼から贈呈された本が二冊。ははは、両方ともおもしろかった。まず軽いやつ。「まぜごはん、プリーズ。」(アルク社刊)というのですが、これは笑えた。

 苦学生・生島のアメリカ留学・挑戦記。結構そう見えないけれども、この人は苦労しているんですよ。しかし、その苦労を感じさせない明るさが良い。珍道中でっせ。私も20代の後半に4年間アメリカに行きましたが、生島さんは20前後でアメリカに行っている。いろいろなアルバイトをしたり、学校で猛勉強したり。しかし面白いのは、このヒトと周りの人との関わり方。いろいろな形で、いろいろな人間が登場するのですが、その関係描写が軽妙洒脱。

 もう一冊は、文章は洒脱だが内容はちょっと重い。「おばあちゃま、壊れちゃったの ?」(三笠書房)。奥さんのお母さんが斑ぼけになったことから生ずる生島家介護日誌。介護日誌としては、桝添さんのが有名ですが、生島さんのは実体験中心でこれも文章が生き生きしている。そうですね、45歳を越えた両親がご存命の方には一読を勧めます。今見たら、紀伊国屋のサイトには全部で10冊彼が書いた本がアップされていました。ネット上で買えるというわけです。

 そういえば、彼は今は休暇中で番組はほかのアナウンサーがやっていました。ジャマイカとか言っていたな.....。


99年07月27日(火曜日)

 このクソ暑いのに、「何を言っておる....」と言われそうですが、ちょい風と日暮れの早さに秋を感じる本日でしたが、誰か同じ事を感じなかったかな。7月が終わって、旧盆が過ぎれば、メドは立つというものです。
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 夜家に帰ってニューヨークの市場をチェックしながらウォール・ストリート・ジャーナルを読んでいたら、「このところのドルが下落が、サマーズにとって金融市場と直面する最初の試練になるだろう」との記事を見つけた。28日の朝になってもウォール・ストリート・ジャーナルの中にこの記事を見つけることができると思うので、そちらを見ていただければ良いのですが、なかなかまとまっている。

 この記事に書いてある通り、ルービンは「政府は市場のトレンドを変えることはできない」という信条の持ち主であるわりには、市場との対話、そして時には市場の操作に熟達していた。自分自身がポジションを動かす人間だったから、市場の心理が良く読めたからである。これに対して、サマーズは華麗な学者一族の出身ながら、ルービンほど市場に精通しているとは言えない。

 市場は、キャラクターがかなり違う二人の間での財務長官交代を狙っていたかのように、ドル安を仕掛けている。一つには、投資の収益可能性の高さが、日本や欧州に見えてきたからである。サマーズのドルに対する基本的なスタンスは、数日前に発した次の言葉がベースとなっている。つまり  

 "As I have said many, many times, a strong dollar is very much in the interest of the U.S. That has been our policy; it will continue to be our policy. It is a policy that has served the U.S. well in promoting confidence, in reducing inflation, in reducing capital costs for American firms, in promoting capacity-creating investment."
 米国経済に対する信任を高め、インフレを抑制し、米企業の資金調達コストを下げ、生産設備の増強につながる投資を呼び込むから、ドルは強い方が良いと言っている。これは、ルービンの主張とほとんど同じ。つまり、「強いドル」支持政策である。

 しかし、この記事の主張しているように目先を見るとドル安材料が多い。「The fact of the matter is that ultimately, the investment goes where the profits are good......」と言っているエコノミストもいるくらいだし、巨額に上りそうな(今年だけで2000億ドル)アメリカの貿易収支の赤字もある。資本の流れはどちらかというと、ドイツ経済に回復の兆しが見えてきたユーロ、株式市場経由で回復期待の強い円に向かい始めている。

 アメリカにとって、今の段階での資本の動きの全面的な転換は歓迎できない。大統領選挙を前に株が不安定になり、債券安から金利が上昇してしまう。これは景気の持続力を損なう。アメリカにとっては、世界の資本がかなりの程度アメリカに向きながら、同時に日本や欧州にも多少向かってほしいのだろう。

 今の世界の資本市場が crowding out と言えるような厳しい資金取り競争になっているかは疑問だ。しかし、日欧への資本の流れ急増の中でドル安が起きれば、スパイラルになる危険性はある。筆者は、ドイツの回復、日本の回復にしろ依然として危ういモノであるからして、ドルの全面安はまだ時期尚早だと思う。しかし、クリントン政権のあと一年くらいの間は、世界経済の大きなペンデュラムが大きく振られる可能性もある。いずれにせよ、今後一年は、「ドルが大きく下がる危険性を秘めながらの期間」になるような気がする。

 サマーズに、「試練の一年」だと思う。


99年07月26日(月曜日)

 ほんまにアッチッチでんな。しかしこのくそ暑いのに、昼も夜も出かけて、ほんまに自分でも呆れます。こういう日は、冷房の利いたオフィスや家の中でじっとしていれば良いものを。
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 昼によく行く穂積がこの二回くらい満員。向こうも恐縮がって「済みません」と言ってくれるのですが、「で、なぜ」と聞きました。良い店なのですが、長く通っていてそれほど超満員にはならないことが多いことを知っていたので。

 理由は簡単に判明しました。まず6月22日のサンケイ新聞の夕刊にこの店の「葛きり」が紹介された。この店の葛きりには、私にも深い縁がある。ははは。記事を見せてもらいましたが、夏の涼感を誘うデザート「葛きり」はどうやって作ればよいか....という記事で、「穂積で一日体験」の中にたっぷりこの店が登場する。実はそれだけでなく、何かのテレビ番組でこの店が紹介されたのだそうです。

 あちゃ....ですね。自分の良く行く店は、どちらかというと風情が変わって欲しくない。我が儘ですが。あまりお客さんに一杯になられると、なんだか今までのその店ではないような。馴染みからすれば、「どうせ、テレビ見て来た客だろ....」と。何かよそ者に占拠されたような気になる。

 しかし店はそうじゃない。変わった店もあるでしょうが、お客が来ることは、経営的にも楽ですから基本的には歓迎。むろん、店の格を落とすような客は欲しくないでしょうが、今のように何をやっても経営が難しい時期にはお客さんは神様。ですから、テレビにでも何でも登場したがる店が多い。

 だから、やっぱし考えちゃうんですよ。レストランなんかを紹介するときには。それなりきに大きな店なら良い。また、客層が決まっている店なら良い。しかし、小さな店で自分とその仲間が行きたい店なのに、何かに紹介したが故に予約も取れなくなるのも困る。私も食べ物のコーナーを持っているのですが、ここに書くべきか書かざるべきかいつも悩む。良い店を見つけたときには。やっぱし、隠れ家、溜まり場にしておきた店はあるのです。ははは、だからそういう店は店主がちょっと残念な顔をしても紹介しない。

 まあ大勢の人が入れるような店なら、遠慮なくコーナーに紹介していますが。


99年07月24〜25日(土〜日曜日)

 野球大好き人間の私は、つい最後まで今年の球宴第一戦を見てしまいました。全部見ましたが、圧巻は最初の3回。やはり初物は良い。松坂の方がちょっとふてぶてしい印象でしたが、18歳であの人間集団の中で期待されたことをするには、あの程度の態度、性格が必要なんでしょう。ふてぶてしいのに、所々「18歳」が顔を出すからそこが人気になる。マスコミがやや松坂、松坂と騒ぎすぎるのは気になるのですが、それだけのものを示してくれるから、これは年の若さから言っても仕方がないのでしょう。

 上原は松坂より初々しかった。性格もすこぶる好感が持てる。しかし、プロ好みの投手ではないでしょうか。あの細い体をしならせるようにして投げる。それほど機械計測で速い球はないのですが、打者の手元では伸びているのだろうと思う。実によく考えられた配給をする。だから、上原の場合は捕手の力が結果に出やすい。松坂の場合は力で押している面がありますが、上原の場合は配給と自分のテンポで投げている。

 二人が去って両チームの次の投手はお気の毒でしたね。ちょっと、色あせて見えて。これは仕方がない。パリーグは工藤でしたか。甲子園で名古屋の高校生として出てきたときから知っていますが、もう彼もプロ野球の世界では大ベテラン。今年も活躍しているようですが、がっくっと見る方の試合に対する関心度が落ちたりして。今年は、巨人の斉藤も出ていないし、新旧の交代は激しい。工藤もあと何年出られるか。

 実は、工藤という投手は実に身近に見るチャンスが最近ありました。誰かと待ち合わせをしていて、空き時間があったのでチンジャラ店に入って始めたら隣に胸板のすごく厚い人がきた。見たら工藤だったのです。上背はあまりなかった。胸板の厚さだけが印象に残りました。他の同僚選手と一緒だったので、そのときは店の中にえらくでかい人間が目立ちました。

 「でかい」と言えば、名古屋駅で出会った佐々木は大きかった。まず大きな人間の臍あたりが見えたのです。「でかいやつだな」と思って上を見たら佐々木だった。顔も何か月面のように凸凹していて、「これはどこに出入りしても、一発でばれるな....」と思いました。お気の毒に。そういえば、野村さんが新幹線の座席で4つくらい前に座っていて、同じく大阪で降りたことがありました。阪神の監督になる直前です。お付きの人が一緒だった。野村さんも胸板が厚い。まああの通りですよ。ぶすっとして。

 出してもらったのに活躍できなかったのは、二岡でしょう。テレビは二岡の顔を随分長く放送していましたが、放心したような表情だった。まあ彼は調子が落ちてきたところにオールスターとなったので、ちょっとかわいそうだった。倉敷ではまた出番があるでしょう。ヒットを一本は打っておきたいでしょう。

 新聞は上原、松坂について「来年の二人の対決が楽しみ」と。そうですね。でも来年になれば、また新しい選手が出てくる。今年は開幕投手が二人とも新人。こんなことは以前にあったことでしょうか。顔ぶれもフレッシュだった。次々に新しい選手が出てきて、力が落ちてきた選手は出なくなる。プロの世界はそういう世界ということですが、「プロ野球経験10年以上選手のオールスター」なんてのを企画しても、観客は集まりませんかね.....


99年07月23日(金曜日)

 ラジオでも言いましたが、銀行、商社、証券など日本のきら星のような会社(大企業という意味で)が、「オンライン」証券取引仲介業務参入に走っている。方向は間違っていないんでしょう。私は為替の世界が長い人間ですが、為替の世界を振り返ってみると94年とか95年にコンピューター・トレーディングが出てきたときには、「大したことはないだろう」というのが大方の意見だった。増えだしても、コンピューター取引はどう見ても全体の6割で止まるという意見もあった。

 しかし、今やドル・円取引のキャッシュの取引の8割以上はコンピューター・トレーディングになっている。何よりも、安いからである。しかも、利便性が高い。人間を介した取引より。株でも同じ事が起こっても不思議ではない。起こってくるオンライン証券会社からは、「従来の手数料に比べて最大98%引き」などという宣伝が出ている。

 しかしそこで思うのは、コスト(人件費からオフィス代など)を引きずった大企業の子会社としてのオンライン証券会社が、はたして激烈になるであろう低コスト競争で生き延びていけるだろうか....ということである。今までの日本の大手企業の子会社というのは、どこかで寄らば大樹だった。資金的にも、人材的にも。新らしい会社を興すには、前者は役立つ。資本はいつでも大事な起業資源だ。

 しかし、オンラインの証券会社がこれから戦うフィールドは、今までの戦場とは比べものにならない低マージンの、基本的にはコストが勝負の世界である。アメリカのオンライン証券会社の成功は、徹底した効率化と低コスト化、それに加えての新しいテクノロジーの徹底的な利用に勝因があると思う。今まで証券会社のフィールドとは大きくかけ離れた世界を作れたからこそ、アンシャン・レジームに対抗できているし、そのフィールズを食い荒らしつつある。今まで証券会社とは違った安い人材を集め、安いコストで事業を展開した。

 日本では、その厳しいコスト競争を強いられるオンライン証券の世界に、コストと人材を引きずる大企業が参入して、これから覇を争おうという状況になっている。同じグループ企業のオンライン証券取引を囲い込みたいという意向もあるだろうし、とにかく伸びることは確実な世界だから、唾を付けておきたいという考え方の会社もあるだろう。

 しかし、大企業の子供として生まれてくるオンライン証券会社が、親会社のコストや人材を引きずった場合には、本格的な競争が始まって直ぐに悲惨なことが起きるような気がする。刻々と変わる市場環境と技術の変化を自社の中に取り込み、さらには先読みしてより安いコストで、より多くの顧客をつかんだ会社が「winner takes all」的に拡大していく世界になるだろうが、大企業の子会社にはその準備が出来ているだろうか。

 今の「オンライン証券会社」設立ラッシュを見ていると、日本の国民全員が気が狂ったように株に熱中し取引を繰り返さないと、全部の会社が生き残ることは難しいのではないかと思う。そういうことはあり得ないから、多分来年の今頃には既にいくつかの会社が行き詰まっているのではないかと思う。大会社の子会社は、ネームで有利である。安心感があるからだ。しかし、そのネームはまた「高コスト」の代名詞でもある。

 勝者は、オンライン証券会社という新しいフィールドで、素早く勝ち組として名声を勝ち取った会社になると思う。大企業の子会社としてこの分野に出てくる会社群は、資金は依存しても人材、技術、思考パターンを今までのそれと徹底的に変えなければ、つまり「旧世界に対して縁切り」しなければ、勝者になる資格はないような気がする。ましてや、仮に少しもうかってもチンプ化した人材を親会社からもらったり、押しつけれる子会社には、この荒波を乗り越える力は出ないだろう....と思うのだが。


99年07月22日(木曜日)

 「To date, 1999 has been an exceptional year for the American economy

 で始まり。そのアメリカ経済にとっての例外的な年(印象的な経済活動の拡大)の根っこ(root)は、国内労働力の顕著な生産性の加速( a marked acceleration in the productivity of our nation's workforce)にあり、その生産性の向上は大部分が新しい情報技術に負っている(The acceleration in productivity owes importantly to new information technologies).....とするグリーンスパンのハンフリー・ホーキンス法に基づく証言は、寝る前にさっと読みましたが、今の彼の考え方がよく分かって面白かった。ちょっと備忘録的になるのですが、いくつかの表現を拾っておくと。

To have refrained from doing so in our judgment would have put the U.S. economy's expansion at risk.
 前回6月の利上げに関しての表現です。なかなかうまい。利上げしない方が、アメリカの経済の拡大にリスクになったという表現。動いた方が良かったから動いたと言っている。ではなぜ政策運営スタンスを中立に戻したか。彼はそれにも触れていて、要するに状況判断が難しいのだから、手を縛られることをしたくなかったと述べている。

 証言を読んでいくと、グリーンスパンの今の最大の関心が労働市場の供給力にあることが分かる。結論のところでは、労働市場の周辺にいた人々の失業率さえ大幅に下がっていることに触れていますが、それ以前でも「shrunken pool of job-seekers」について繰り返し述べている。需要の強さと労働供給市場の枯渇を背景に、「 especially alert to inflation risks」と。この部分が、大部分のマスコミの見出し。興味深かったのは、生産性の向上(過去一年では2.5%だったと言っている=従来は2%と言っていた)は実のところ今後どうなるか、今どうなっているのか分からないのだから、金融政策決定の目安を労働市場のひっ迫度に置くと述べている点。

Meanwhile, though, the impressive productivity growth of recent years also has had important implications for the growth of aggregate demand. If productivity is driving up real incomes and profits--and, hence, gross domestic income--then gross domestic product must mirror this rise with some combination of higher sales of motor vehicles, other consumer goods, new homes, capital equipment, and net exports. By themselves, surges in economic growth are not necessarily unsustainable--provided they do not exceed the sum of the rate of growth in the labor force and productivity for a protracted period. However, when productivity is accelerating, it is very difficult to gauge when an economy is in the process of overheating.

In such circumstances, assessing conditions in the labor market can be helpful in forming those judgments. Employment growth has exceeded the growth in working-age population this past year by almost 1/2 percentage point. While somewhat less than the spread between these growth rates over much of the past few years, this excess is still large enough to continue the further tightening of labor markets. It implies that real GDP is growing faster than its potential. To an important extent, this excess of the growth of demand over supply owes to the wealth effect as consumers increasingly perceive their capital gains in the stock and housing markets as permanent and, evidently as a consequence, spend part of them, an issue to which I shall return shortly.

 まあこれでFRBの今後の政策運営を見る目安でかなりの程度出来たというものです。何を見ていれば彼らが動くか分かる。

 グリーンスパンは、アメリカの貯蓄不足の問題にも言及。個人の貯蓄不足を問題としながらも、政府部門の貯蓄の増加は歓迎。また、アメリカ経済の減速を見ているようで、その背景は内需減退。しかし、ある程度の輸出振興にクッション役を期待。成長率については、

After considering the various forces at work in the near term, most of the Federal Reserve governors and Bank presidents expect the growth rate of real GDP to be between 3-1/2 and 3-3/4 percent over the four quarters of 1999 and 2-1/2 to 3 percent in 2000. The unemployment rate is expected to remain in the range of the past eighteen months.
 この失業率が下がったら、追加利上げでしょう。あとは、マーケットのセンチメントとの綱引き。その後の「予防的政策運営」(Preemptive Policymaking)のところは、最近のFRBの動きを説明して、正当性を主張している。この辺で、前回の証言といくつかのところで同じ表現が使われている。株価については、
Equity prices figure importantly in that forecasting process because they influence aggregate demand. As I testified last month, the central bank cannot effectively directly target stock or other asset prices.

The danger is that in these circumstances, an unwarranted, perhaps euphoric, extension of recent developments can drive equity prices to levels that are unsupportable even if risks in the future become relatively small.

 まあ正直、今の高値は依然として警戒しているんでしょうね。しかしここにも書いてある通り、株価やその他の資産価格を「effectively directly target 」することは出来ない。グリーンスパンの証言を読みながら、同じ中央銀行でも日銀が直面している問題とFRBが直面している問題では、アメリカの方が残念ながら明るい話が多いなあ....と。


99年07月21日(水曜日)

 何でも「相性」というものはあるもので、パソコンとその使用者もそう。どうもしらちゃんとVAIOとのそれはよくないようで、いつこのマシンに関して記述されているのを見ても、難渋している。一方、私とVAIOとの関係はすこぶる良い。

 で、引き受けました。妥当な値段で。もう私の場合はVAIOを持っているので、余計な付属品も必要ない。あるわけですから。魅力だったのは、4ギガのハードディスクです。今までのは2ギガで持ち歩くのには能力的にちょっと小さかった。

 今徐々に自分が使いやすいように設定していますが、すこぶる順調です。家に持ってかえってネットワークの設定をしたら、簡単に我が家の他の機械とネットワークを張れた。インターネットとの接続も、順調。ちょっと心配したキーボードも、101といってもそれほど106と違うわけではない。右側の「enter」キーが少し小さいのと、「無変換」「カタカナ」「変換」などのキーがないだけ。しかし、「無変換」以外は使わない。

 これはなかなかのアイデアだと思ったのは、ハードディスクに Windows98 のシステムディスクが落とされていること。これは、何かといえばシステムディスクの挿入を要求される際に、いちいちCD-ROMを用意しなくて良いので、最高です。4ギガあるといろいろできる。

 というわけで、今は設定中につき本日はこの辺で。


99年07月20日(火曜日)

 ははは、やっぱし英語は書けなきゃいけまへんな。ジャパン・タイムズに頼まれて今度一ヶ月に一度くらいのペースで市場回りのことに関して寄稿することになったのですが、「伊藤さんなら英語で.....もちろん日本語でもいいのですが...」と言われてしまった。そりゃ書けないことはないし、手紙やメールでは使っていますが、大勢の人の目に触れるものとなると....。

 英語系の通信社に勤めている人と話していると、「英語で記事を書くなんて簡単ですよ。ちょっとした要領....」と必ず言う。また海外の通信社や新聞社の電話インタビューでは英語で答えている。英語の方が過激なことを言う人という評判もあるらしい。白黒がはっきりしますから。

 しかし、海外に初めて行ったのが20才をはるかに超えてからの小生は、やはり思考は日本語で頭の中でやっている。英語を書くとするとそれを一回転換して英語にする。これは英語をネーティブにしている人と違うところです。

 まあ、がたがた言っていてもしょうがない。一歩踏み出す形で最初から英語で書いちゃえと思っています。いずれにしても、ジャパン・タイムズは来た原稿はすべて最終チェックするネーティブの方がおるらしいので。まあ、出す前にちょっと英語にうるさい友達数人にメールかなにかで送ってチェックしてもらう手もあるな......
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 いつだったか忘れましたが、「0ffice 2000」を入れて徐々に使っているのですが、いくつかの点では確かに便利になった。確かワード97では使っている辞書が MS-IME でなければ既に確定した単語の再変換は出来なかった。しかし、そうとは書いてありませんが今度は辞書にATOKを使っていても、確定単語の「再変換」ができる。これは便利です。私は基本的に辞書はATOKを使っていますから。ATOKユーザー辞書のMS-IMEへの流し込みも簡単です。

 この「再変換」機能と併せて、CD-DRIVE やハードディスクに「Bookshelf」を置いての「定義」を使いながら文章入力、校正をすると非常に便利です。今までのところ、「再変換」が新機能としては一番気に入っている。解説書には書いてありませんが。

 クリップアートが箇条書きの頭に使える...と書いてあるのですが、これがどうしても出来ない。なんなんでしょう。書かれたとおりの処理をしているのに。もうこれは聞くしかないと思ってます.....って書こうとして、「最後にもう一度」と思ってやったら簡単に出来ました。なんじゃこりゃ。

 エクセルはあまり使わないので見てありませんが、OUTLOOK は朝起きて立ち上げるのに便利な仕立てになっている。スケジュールとの情報の共有が出来れば、これは便利です。ブラウザにもなっているのがちょっと笑える。全体には、ソフトウエア間の情報をやりとりが簡単になっている。

 まだ自分にとってどう便利に使えるかお試し中で、いくつか「これは便利」というのがあるのですが、また。まあツールが便利になればなるほど、結局はそこから出てくるプロダクツが重要になってくるのですが......。


99年07月19日(月曜日)

  東芝がこのページに対する仮処分申請を取り下げたというので、見に行ったら「全面敗北宣言」でした。ホームページの真ん中にVTRのアフターサービス問題について(お詫びとご説明)とあって、渡るとhttp://www.toshiba.co.jp/video/index_j.htmに経緯と、今後の対処が書いてある。

 この問題に関して、「多くのお客様方から厳しいご批判をいただきました」としたあとで、仮処分申し立ての件に関しては「当社は、先に、福岡地裁に、ホームページの内容の一部削除を求める仮処分の申立てを行いましたが、 上記を考慮し、本日、この申立てを取り下げることに致しました。」としている。

 この問題はラジオでも取り上げましたが、善意と悪意、行き違いと言葉の行き過ぎが交差して明確にどちらが正しい、悪いという問題ではないと思いますが、一つはっきりしているのは東芝の対顧客政策のミスです。何千台、何万台と売っているのだろうと思います。しかし、買う側にしてみればマス生産されたものであれ、一台一台が大切な「自分の商品」であって、それに瑕疵(または消費者がそう考える点)があれば頭に来る。そのクレームの処理ルートがやはり旧態依然としたものだったのだと思う。どんな製品でも、クレームのこない製品などない。問題は、来たクレームにどう対処するかだと思う。

 おそらく東芝が一端は仮処分申請まで出しながら、最後は折れざるを得なかったのは、あの「音声ファイル」の存在でしょう。あれは生々しい。あれが生きている限り、東芝は最後のところでは、「済みませんでした」と言わざるを得ない。一点の瑕疵もないのなら争えるが、あの生々しい音声ファイルがある限り、戦えないと考えたのではないか。戦ったあとの、自社全体に対する悪影響も十分考えたはずだ。
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 これからのサービスは「one to one」だとよく言われる。消費者はもうマスではない。同じ商品を使っても、それに対する感想は個々別々で、それが本当に不満だったらいくらでもそれに付いて発信するツールを持つ。昨日は私は「スター・ウォーズは面白くなかった」と書いた。個人的な意見だが、これを1000人前後の人が見ていることも確かである。

 必ずしも当たっているとは思えないが、インターネットに「貧者の武器」の性格があることは間違いない。インターネットにある製品やそのサービス体制に関してこれだけ注目されるホームページが生まれ、それが在来のマスコミで流れ、よって企業の反応を呼び起こした例としては最近では一番大々的なものだったと思う。2000万近いネット利用人口に日本もなったからこその事件と言える。

 面白い対応をしているのは、ヤフーである。東芝のホームページを探していて気が付いた。このページに消費者の意見というリンクがある。通常は各メーカーの紹介ページにはない。ちなみに日立、ソニーと打っていけば分かる。このリンクには、二つのURLが紹介されている。一つは、東芝のPCのFANのページのようであり、もう一つがかの「AKKY」さんのページ。

 ヤフーも考えたモノですね。「消費者の意見」とは。しかし、いままでもそうだったし、今後ともそうだと思うが、この「消費者の意見」は重要です。今までは、口コミやマスコミを伝わっていった。しかし、今はネットを使って瞬時に意見が増幅する。逆に言えば、「あの製品は素晴らしい」というネット情報が駆けめぐって、特定のメーカー、サービス会社が大幅に伸びると言うことも可能なのである。
 (東芝の謝罪に対する AKKY さんの反応は19日の夕刻現在ではまだのようですね)


99年07月17〜18日(土〜日曜日)

 久しぶりに予定のない週末だな.....と金曜日の昼に思っていたら、やはり何か入るものです。金曜日の夜に電話があって、どうしてもお見舞いして欲しい人がいるから来られないか....と。諏訪の両親からです。聞いたら伯父さんの一人が入院したと。お世話になった人で、土曜日に行って、日曜日に帰ってくるという日程でとんぼ返り。

 病院(諏訪赤十字病院)に行くと、その時は普段より容態が良いらしくて、こちらの言うことは分かる。酸素呼吸などしている関係で喋ることは出来ませんでしたが。こちらが何か言うと、ちゃんと理解して頷いてくれる。久しぶりだったのか、えらくよころんでくれて行って良かったと思いました。

 それにしても、小さいときにお世話になってつい最近まで矍鑠としていた親戚、近所の人達が着実に加齢している。人によって差はありますが。むかし、「親戚の子供は直ぐ大きくなる」と言いましたが、これはこの頃では私の身の回りではちょっと言い換えないといけない。「久しく会わない人は、直ぐに年を取る」と。

 あえてこういうことを書くのは、日本全体が高齢化する中で「加齢する」ということにそろそろ正面切って向き合わないといけないと思うからです。彼らは結構経済力もあって、時間もあるんですよ。しかし、病気になった時に心細いし、誰かに側に居て欲しい。一番大事なのは、人間関係ということです。しかし、これがなかなか難しい。

 お年寄りは、自分がまだ矍鑠として時期に自分の周りにいた子供連中が大きくなって会いに来ると、凄く嬉しいようです。そうかもしれない。自分の子供でも、親戚の子供でも、そして近所の子供でも、今は歳を取った彼らにとっては、まあ全員が「子孫達」ということでしょうから。

 また8月には見舞いに行くつもりですが、それまでに元気になって欲しいものです。
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 一人で行ったので、土曜日の夜がちょっと手持ちぶさたになって「それじゃ」というわけで、オール・ナイトで「Star Wars」をやっているのを見つけて、見に行きました。実は最初からあまり期待はしていなかった。今までの作品もそれほど好きではなかったし、何が面白いのか良く分からない。

 見始めて終わったのが2時間10分後くらいでしたが、正直言って「こんなもので騒いでいたのか」と思いました。ハリウッドは宣伝が巧い。映画そのものではなく、あれだけ話題にしたことがニュースでしょう。いつもハリウッドの映画を見ては、「みなきゃ良かった」と思う。まあ、話題になるものですから。見てないと、話題にも加われない。それが宣伝の狙いなんでしょうな。

 人間、「お金まで払って見た」となれば、それだけで身びいきになるケースもある。もっと良い映画を探したいのですが、アイデアのある方は..........
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 一日遅れで日曜日に朝日の土曜の夕刊を見ていたら「編集長インタビュー」に「大創産業社長」の矢野さんというヒトがでている。「ああ、この人なのか」と思いました。金曜日に書いた100円ショップのオーナーです。あそこでも書きましたが、「品揃え」は見事です。この件については内藤さんからもメールをいただきました。tks。


99年07月16日(金曜日)

 おもろい店です。値札がない。全く。全商品について。東京駅から歩いて2〜3分。住所は「日本橋3−1−17」。店の名前は、「ダイソー・アンド・アオヤマ」(電話 03-3510-6767)。つい最近できた店です。一階と地階があって、小生がたまたま通りかかって、「これは面白い」と中に入った今週14日の夕方は人が一杯いました。

 なぜ値札がないか。理由があるのです。全部、全商品100円。100円ショップは今までもあった。246沿いを歩いていると、今まででも小さな100円ショップはあったのです。でもそうした店を見るたびに、「100円で揃えられる品の数は、せいぜいこの程度なのか.....」と思って見ていました。

 しかし、この「ダイソー....」という店は、大きな2フロアが一杯になるほど、多様な商品を揃えていて、それが全部100円。これはちょっと脅威です。私も約束があったのであまり時間をかけられませんでしたが、少し店内を見回してびっくりしてしまった。「へえ、100円の売値でこんなに多様な商品を品揃えできるのか......」と。

 むろん、「まぜこぜの妙」というようなものはあるかもしれません。「100円」が売りだから、本来なら60円で売れるモノも100円で売る。その代わり、110円で売らなきゃならないモノも、100円で売る。まあ、そこら辺は、店の人達の才覚です。とにかく、一つ明らかなのは「値札を張る」「値札を張り替える」必要が全くないこと。これは、コスト引き下げ要因です。

 忙しそうにしているのでゆっくりとは話せませんでしたが、それでも店の人と少し話をしました。そしたら、私は知りませんでしたが、一号店が渋谷にあって、この日本橋店(八重洲店と言っても良いと思いますが)は二号店だそうです。ということは、渋谷店で利益が出たということでしょう。全商品を100円で売って、家賃を払って、従業員の給料を払って、それでも利益が出た。で、二号店を出している。

 あるものを100円で売ってそれでも利益が出るということは、よほど安く作っている筈で、それをコストをかけないで移送し、低コストで売って儲けているとしか考えられない。商品でもいろいろな商品がありますから、品揃えにも工夫がされているのかもしれない。しかし、100円の商品をあれだけ並べられるとは.....は私はちょっと不思議、ちょっと脅威でした。
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 今週はたまたま、アメリカの卸売物価、消費者物価が発表された。4月の消費者物価の上昇が大幅でそれが6月の FOMC の利上げの一つの背景になったのですが、私は国が違うとは言え、「何でも割高」と言われた日本に、100円ショップがあれだけ大きなスペースをもって店を構えられる現実を目にして、やはり世界経済において「モノを安く作るシステム」がしっかりと埋め込まれている現実...といったようなものを感じずにはおられないのです。

 ちょっと大袈裟かもしれない。しかし、あの100円ショップで作られている商品のかなりの部分は、海外で出来ているのでしょう。ということは、日本以外のどこかの国であれをあの値段で作ってもペイするシステムができあがっていると言うことです。その商品は世界のどの国に対しても移動することが出来るでしょう。なにせ、100円商品ですから、それほど重いモノはない。

 とすれば、例えばどこかの国の物価が上がってこうした商品が移動する余地が生まれれば、直ちに移動するに違いない。折から金(GOLD)鉱物資源(銅、亜鉛など)は上昇していますが、大豆や小麦は20数年ぶりの安値。世界的デフレ傾向はやや勢いが緩くなっているかもしれない。しかし私は「スピードの経済」で主張したとおり、世界の物価は依然として強い下方圧力を受けていると思う。


99年07月15日(木曜日)

tohohohoho...........

 いや、お恥ずかしい。10年近く、毎月300円の無駄金を支払っていたことが判明。その昔、パソコンにではなくパソコンネットに興味を持ってタンデムを買ったことがあったのです。1980年代の前半です。買ったときには何回かニューヨーク・タイムズのデータベースにアクセスして喜んでいたり。

 しかし、その後各種のネットワークが普及して、タンデムの役割は低下して、ほとんど使いもせず家に眠っているのですが、その時利用したのがアメリカでスタートしたコンピュサーブでした。絵なんかもちろんなし。文字だけのサービスでした。

 しかし、その時しばらくしてあまりやらなくなった。なかなかうまく行かなかったのです。電話の関係とか。「各種ネットワークサービス」とは、Niftyserve などを指します。こっちの方が便利だった。その時に、以前コンピュサーブに一度入っていることを忘れて、NIFTYの契約とともに一緒にコンピュサーブに入ったのです。月々大したお金でもないので。たしか、一緒に契約できたと思う。

 しかし、90年代の半ばにインターネットが私のニーズのほぼすべてを満たすことが分かって、コンピュサーブは解約した。数年前の話です。NIFTY は残しましたが。フォーラムとかありましたから。ですから、自分ではコンピュサーブと小生のつながりは切れたと思っていた。

 ところが最近、何かのクレジット・カードの請求書を久しぶりにまじまじと見ていたら、「コンピュサーブ 300円」とある。その次の月も。そこでおかしいと思ってカード会社に電話したら、これが面倒で明細がなかなか分からない。もしかしたら、通信線の請求かと思った。そこで、埒があかないので、ばぶちゃんに聞いて Nifty の当該セクションに電話した。そしたら、「伊藤さん、二度契約されていて、あとの方は解約されましたが、以前の契約がまだ残っています......」。

 がーん、というのはこういうことを言うんでしょうね。NIFTYによると、一つのサービスを重複契約する人はいくらでもいるそうです。だから、ある人がいくつもの契約をしていても全く気にしない。で、「二つのうち、一つが解約された」との認識で、過去10年以上毎月300円の請求をし続けた、と。一年で3600円。それを聞いたらまだ、「ちょっと痛い」くらいですが、それが10年になると「3万6000円」。いたた....。

 今までカードの請求をまじまじ見なかった私が悪いのです。でもう一つ、ニューヨークからただちにはあまり身に覚えのない請求が来ている。ついでにこれも調べました。今回は徹底的に。カード会社は全部トレースできるようになっているんです。相手の会社の電話番号まで調べられる。で、それは判明したのです。向こうからソフトウエアをダウンロードして、その時に確かにその金額の買い物をしていた。

 思ったのは、自分の長きに渡る失敗もさておき、こらからクレジット・カードをじっくり眺める必要性が増えるのではないか、という点です。ネット利用(購入や有料ダウンロードなど)が増えると、カードの使用が増える。一回と思ってネットから買い物をしたら、なぜか毎月の買い入れになっていたりしてり。H サイトではもうそういうトラブルが生じているという。まあ皆さん、クレジット・カードの明細は今後まじまじと眺めるようにしましょう(お前だけの問題だって  _(._.)_ 


99年07月14日(水曜日)

 It Is a Game.

 参加者は何人でも良い。
 全員の前に置かれたチョコレートでも何でも、取り合うゲームです。
 一人が司会をします。ルールは簡単です。
 その参加者の中で、他の人とだぶらないで一番少ない数字(ゼロは除外します)を選んだ人(証拠として紙に書かせるのが良い)が勝ち

 こうです。例えば10人参加しているとする。「1」が当然一番少ない数字です。しかし、他に同じように「1」を選んだ人が一人でもいたとしたら、その人達は失格。10人いたら、誰かいそうだ。失格はいやだ。では、「2」はどうか。一人なら勝ちですが、二人居たらこれも負けです。........で、一番少ない数字を一人選んだ人の勝ち。総取り。

 ということは、基本的には10人の場合は10に満たない数字で勝者が出る可能性が高いと言うことです。確定できないのは、例えば「1」から「10」までの数字に誰も投票せず、「11」を書いた人が一番少なかったといったこともありえるからです。しかし、それは参加者がルールを理解すれば、自然となくなる。

 これは一種の心理ゲームなんです。みんな「1」を書きたい。しかし、ダブル可能性は極めて高い。では、「2」か。いやそれもだぶりそうだ。では「3」か。いや「5」か。しかし、皆が「1」を回避する可能性もある.....。
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 このゲームが盛り上がるかどうかは、一つは司会者のもっていきかた、話術、つまり「力量」です。それに組み立て。一回一回のゲームで賭の対象や、チョコレートの枚数を変えていくのです。まあ、常識的には徐々に大きくしていくのが良い。皆が投票し終わったところで、アットランダムに、しかし理知的に数字を言います。例えば、最初に

「じゃ、1を書いた人は......」....お二人....残念でした.....

では、4の人は......

 てな感じです。数字を書く人の周囲の人を見る目。この人と同じ数字だといやだ....しかし勝ちたい。ははは。

 一番のポイントは、少ない数字は当然ダブル可能性が高い。例えば「1」とか「2」です。ダブった人達を嘲笑の対象に......。まあ、これはお任せです。

 実際にこの前このゲームを10人で4ゲームくらいやりました。勝者の出た数字はすべて違った。一番大きな数字の勝者が出たのは、「7」でした。その下の数字に関しては、誰も選ばなかったか、そうでなければ二人以上がいた。「4」ってのもあったな。

 ごく希に、「1なんて誰か選んでいるだろう」と他の人が全員回避して、その人だけ「1」で勝利できるときがある。あたくしがこの前やりましたが、快感(#^.^#)です。賞品も大きかった。
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 まあ、最近堅い話が続きましたから、息抜き。実は最近ゴルフの打ち上げで、スポーツ・ジャーナリストの永谷さんから教わったのです。書かないと忘れてしまう。で記録に。知っている人もいるでしょうね。でも、面白かったですよ。盛り上がった。何を賭けるかによりますが......。


99年07月12日(月曜日)

 単なる機械なのに、コンピューターは本当に気難しい。NTマシンを Windows98 に変換するのにえらく苦労しました。ご存じの通りOSを入れる過程では reboot が頻繁に要求されます。それが、うまく起動しないことが多い。まあ結局成功しましたが、ほんまもっと簡単にならないものですかね。ま、作業が成功裏に終わったときの喜びは、作業に苦労したときの方が大きいのですが。

 改めて思うのですが、コンピューターの命はネットワークとユーザー辞書ですね。この二つの作業を完了すると、俄然その機械が生き生きとし始める。それ以前は、全く使い勝手の悪いただの機械です。
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 ビートルズが生演奏で復活.....と。アニメ映画「イエローサブマリン」の宣伝もかねてということですが、生演奏は解散後初めてと。最初に買ったアルバムがビートルズという世代の問題もありますが、今でもこのグループの歌は好きです。

 六本木にビートルズの唄だけを生で演奏する店があって、たまに行く。なんていったかな。交差点を青山の方向に少し歩いて、確か3本目の道を右に入って、直ぐのビルの地下でした。kennedy だったかな、何とかハウスといったと思った。

 確か Beatlemania というミュージカルというか偽物のブロードウェー・ショー(ニューヨークで)が昔あって、それも結構良かったのですが、この店の歌い手は全員日本人です。音もたいしてよくない。しかし、はじめから終わりまでビートルズの唄をやっていて、たまに聞くのは良いのです。生です。それが本物が復活するとなれば、これは楽しみです。

 ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニーなどなどライブはいろいろ聴いているのですが、多分ビートルズのグループとしてのライブを目の前で聴くことは無理なんでしょうな。


99年07月11日(日曜日)

 あらら、ちょっと忘れてました。金曜日の早朝です。森本さんの番組(TBS、朝6時30分から)でヒラリーがニューヨーク州で実質的に上院議員選挙を開始したことを取り上げることになったので、ネットでヒラリーの選挙運動ホームページを見て生年月日や今までの経歴、住んだ場所などをチェックしていたら、「メールアドレスを残してくれれば、私たちの活動などをお知らせします」というコーナーがあったので、「そりゃええやんけ」と思って小生のメールアドレスを入れたのです。そしたら、しばらくして、以下の返事。

 I'm so pleased to know you are interested in keeping up with our Exploratory Committee by e-mail. As I travel through New York this summer, listening to New Yorkers, I will also use this e-mail network to stay in touch and bring you news of our activities.

Hillary

 このメールが帰ってきて、最後に「Hillary」と書いてあるのを見たら、ついにやっとしちゃいました。で、番組の中でも「ヒラリーさんから、メールもらっちゃいましたよ....」と。ははは。インターネットっておもろいですね。特に小生のメールアドレスは「.com」で終わってますから、これだけ見たらどこの人かは不明。日本から送られてきたメールにだって自動応答してしまう。でもこれは「.co.jp」でも「.ne.jp」でも同じだと思います。どなたか、ちょっとやってみてくださよ。

 そのものがユニバーサルな存在としてあるんでね、インターネットは。米国民でもない、ニューヨークの州民でもない。多分これから「HILLARY2000.ORG」からいろいろメールが届くと思います。そうだ、ついでにブッシュとゴアのサイトでもサインアップしましょうかね。宣伝が主でしょうがファースト・ハンド情報であることは確かです。
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 grep に関しては大勢の方からメールを頂きました。白塚さん、伊藤・伊東さん、ひさださん、池崎さんなどなどの方には、many tks。なんだ、みなさん結構活発に使って居るんですね。遅れていたのは小生だけということです。ファイル形式を問わずに検索が出来るのが一番ですが、今週のコンピューターがらみの課題はこれにしようと思います。

 この週末は一つ大仕事をしました。NT マシンがどうしても調子がよくないので、ハードディスクをフォーマットして、Windows98 に OS を変える作業。ちょっと大事ですが、やはり個人では NT マシン は扱いが難しかった。次世代のマイクロソフトのOSは、限りなく NT と XX シリーズが接近するそうですから、徐々に違いはなくなっていくでしょうが。

 宅急便に関しては、伊藤さんからこのページを教わりました。このページの荷物お問い合わせに取り扱い番号を入れると、今自分の出した荷物がどこにあるのかを教えてくれるとのこと。私のトラブルの荷物の番号を入れたら、何も問題がなかったように「到着」で処理されていた。これにも、ちょっとムカッときました。

 ついに新聞記事にもなりましたが、北九州のお客と東芝の戦いはずっと前に録音をネットで聞きました。醜悪な戦いですね。まあしかし、東芝の従業員の口のきき方は明らかに悪い。one to one の時代になると、メーカーなどサービス提供者は一人一人の顧客に丁寧に取り組まねばならなくなる。


99年07月09〜10日(金〜土曜日)

 ピンとたった兜。綺麗な茶色の光沢。週末に静岡県でゴルフをした際に捕獲したかぶと虫です。何番だったか忘れましたが、キャディーさんが突然「お客さんは、かぶと虫入りますか」と。そのホールは、詰まっていたのです。3人で手持ちぶさたにしていたら、キャディーさんがサービスのつもりだったのでしょうか。せっかくそう言ってもらったからということもありますが、まずは懐かしくて「はい」と言った。

 そのキャディーさん、歩いて数歩の木に案内してくれた。いましたいました。木の幹別れしているところに6匹ほど。樹液が出ているのです、そこには。そこに♂♀併せて6匹くらいの大小のかぶと虫が。「もって帰りますか....」とキャディーさん。即座に、「ください」と言ってしまいました。子供の頃だってかぶと虫なんてあまり採れなかった。それが目の前に6匹もいるのです。a wonderful creature かぶと虫

 キャディーさんが「じゃ、これで」といって出してくれた袋に一匹一匹を丁寧に入れた。細い木の枝や葉っぱとともに。よく動くのです(厳密には動いていたのです)。だから袋がどこでも、がさごそがさごそ。聞くと毎日採っても、次の日にはちゃんと5〜6匹のかぶと虫がその木のその樹液流出部分に取り付いているのだそうです。まあ、彼らにとっての餌場、オアシスということでしょうか。

 ところがどっこいです。彼らも逃げようとする。口でビニールは切れますから、あちこちに穴があく。もともとは空気採りに少し穴を開けてありましたが、そこが大きくなる。で、覚悟したのです。家には全部は到着しないだろうな....と。ははは、その通りでした。家にたどり着いたのは、実はこの一匹。その他は、捕獲した直後に逃げたか、もしかしたら乗せてもらった並木君の車の中で、今でも跳梁跋扈しているかもしれない。<^!^>

 でもラッキーなのは、写真に写した一匹が一番綺麗で兜が大きかった。多分、この一匹が逃亡するのを邪魔したのは、実はこの「兜」だと思う。というのは、その他のかぶと虫はこれより全体的に小さかった。しかも、こんなにりっぱな兜をもっていたのは、こやつだけなのです。つまり、もっと小さくて、兜がなかったら素早く逃亡できていたのではないかと思う。♀は兜がないから、袋の穴から逃亡するには便利です。この立派な兜を持つかぶと虫くんは、ほかのより少し大きくなり、兜をもって生まれたがゆえに、静岡県からえんえん東京の高円寺まで来てしまった。

 人生何が幸いするか、何が不運になるか分からない。いや、人生ではなく虫生ですが。<^!^>まだ季節が今ですから、子供だと思うのです。よくわかりませんが。でも、もしそうだったらこのまま大きくなって欲しいと思う。だから今はちょっと反省していて、しばらくしたら蚕糸の森公園に放そうと思うのです。しかし、そこに樹液があるかどうかは分からない。でも彼らは羽がありますから、ある程度の移動はできると思う。
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 そうそう。関連でこんな珍しい事も。頭に来ましたが。数日前にゴルフバッグとバッグを両方送ったのです。近くのコンビニから宅急便で。その時に私の直前にバッグをやはり送ろうとしていた人が居た。うーん、やばいなという気はしたのです。受付は、ゴルフとまったく縁のなさそうな若い女性。「こっちがぼくのだからね」と言ったのですが、いざ週末にゴルフ場に行ったら衣類を入れたバッグはあったのですが、ゴルフバッグがない。

 調べたらこうでした。静岡でゴルフをする私のバッグは栃木県に、栃木県でゴルフをする予定のもう一人の依頼人のバッグは静岡に。発送伝票を入れ違えて東京を挟んで北と南に互いに必要なクラブが入れ違ってしまったのです。感で言うと、静岡と栃木では400キロは離れている。結局貸しクラブでずっとプレーしました。

 ヤマト運輸がどのくらいのスピードでバッグを戻すか見たかったのですが、失格。まあ、彼らのシステムで一番弱いところは、受付が間違えば荷物はどこにでも行ってしまう.....ということです。これはヤマト運輸のためにも、ちょっとクレームを付けようと思っています。
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 それにしても良い天気で、3組で回ったのですが、全員>^_^<が真っ黒になりました。東京はそれほど天気は良くなかったようですね。ははは、ラッキーでごわした。


99年07月08日(木曜日)

 朝サマーズ米財務長官が就任後初めてテレビ(CNBC)とのインタビューに応じたというので、CNBCのホームページに行ったら、ありました、ありました。しかも、ビデオ付きで。丁寧なことにインタビューの全部がビデオになっている。便利になりました。ディーリング・ルームの連中も来て一緒に見聞しましたが。アナウンサーの「日本は月曜日に介入した。日本の”弱い円”政策についてはどうか」という質問に関して言及した部分は  

 日本は、経済の基礎的条件(fundamentals)を強化することに注力すべきだ。その為には、経済政策は内需主導成長、市場の力(market forces)を生かすことに戻るべきであり、それが正しい選択肢(right focus)だと言える。ある国の繁栄は、その国の企業と国民の努力に寄っているのであり、為替市場への介入(manipulating currencies)は、長期的繁栄を促進するアプローチとは言えない。
 という答えをしていた。まあ当局の行動の背景には、我々には見えていないリスクがある場合がある。だから一概には言えません。しかし、サマーズの言っていることは極めてまともに聞こえる。政府の市場における役割については、日本政府とアメリカ政府の間には、深い哲学的溝が依然としてある。

 まあディーリング・ルームで活躍するブルームバーグも、CNBCのニュースを流すわけにはいかないでしょうから、インターネットがこの場合は優先した。(ただし、読者の皆さんがCNBCのサイトにアクセスした段階で、このサマーズ・ビデオが残っているかどうかは保証の限りではありませんが。)
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 昼はこれから一年間北京に留学する吉岡さんが見えられて、中国の話をしましたがこれも面白かった。開口一番、「中国のネットは凄い....」と最近の印象を一くさり。日本で中国に行く前の学校の中国人先生の話になったのですが、ネットにしっかり接続していて、本土とも緊密に連絡しているというのです。

 中国のネットがかなりの進展を示していることは、このコーナーでもお伝えしてきました。なにせ、中国の三種の神器は「運転免許」「英語」「パソコン」なのです。中国では最近やっとパソコンの国内メーカーが国内市場でシェアを伸ばしてきたものの、まだパソコンは一般庶民には高値の華。しかし、職場や学校にあるパソコンがある時には個人用にも頻繁に使われていて、それが中国のネットワーク化を促進しているという。

 中国は「英語」にも力を入れているし、このままの状態が続いていけば「国際化」では日本より上を行くかもしれませんね。日本には蓄積がありますが、フローでは向こうの方が勢いが出てくるかもしれない。

 面白かったのは、中国ではY2Kの問題を「千年虫」と書くのだそうです。そりゃそうだ。表意文字ですから、Y2Kなど知らなければまったくわからないケースと違って、なんとかく「ああ、あの問題か」と推測ができる。
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 7月6日のこのサイトでしたっけ。ニック・リーソンの話を書いて、最後に「彼の奥さんは....」の Q mark ending にしたら、ある人からメールを頂いて、「離婚して彼の同僚のトレーダーと昨年秋に結婚した」との情報。なんだか最近のニューヨーク・タイムズに載っていたそうです。知りませんでした。そういう記事が出ていたことも。あの本の最後に、奥さんの話がたくさん出てくるのです。

 ということは、ニックは今は独身って言うことですか。


99年07月08日(水曜日)

 7月4日に新しいパソコンとの関連で、「今の小生の最大の課題はデータベース」という話を書いたら、古川君が『「超」整理法3』(野口悠紀雄著)にいろいろ書いてありますよ....といって、本を貸してくれました。この手の本は読まない人間ですから、助かりますが、第一章から第四章までは「紙」の話で関係ないから読まず。第五章の「電子情報は捨てなくてよい」だけ読みました。

 一つ参考になったのは、今まで名前だけは知ってはいたのですが GREP(Global Regular Expression Print)を真剣に見直してみようかな、と思った点。この検索方法はインターネットでは知らず知らずにやっていると思うのですが、自分が作ったファイルではやったことがなかった。というのは、私は自分が書いた文章というのは基本的にはこのホームページ用とごく一部は別にして雑誌、本などすべての出版媒体に対してワープロ、またはワープロ・ソフトで書くため。これは、1982年くらいにまだ個人でワープロを買うのが珍しい時代にワープロを始めた名残で、実はエディターの存在はインターネットを始めてホームページを書き出してから知った。

 で、エディターにはこの機能(GREPの)があると書いてあるので、「秀丸」のヘルプで調べました。そしたら、こういう文章があった。

 grepの実行

 検索の一種で,指定されたファイル(一般には複数)から文字列を検索し,見つかった位置をすべて出力します。秀丸の場合は検索結果用に新しい秀丸をひとつ開き,その内容として出力されるようになっています。このとき開く秀丸の各種設定は[その他]-[設定 ]で設定します。

 JRE.DLLをインストールしてあると正規表現 を用いた検索も可能です。

 しかし、「設定」を見てもそれらしい設定項目がないんですよ。どなたか、秀丸でGREP機能を使っている人でご親切な方がいたら、お教え願いたいと思います。この野口さんの本で一番笑ったのは、曖昧検索のところ。シソーラス(類語辞典)に関して。あるソフトウエアが「自然語検索ができる」と自慢していたので、それじゃあと「世界で一番高いビルは何か ?」と検索をかけたら、答えは「ビル・ゲーツ」。ははは。

 なぜそうなったかと考えたら、「ビル」が引っかかったらしい。この検索条件に。そして、彼は世界で一番所得が高い。「高いビル→ビル・ゲーツ」と。これには笑えた。他にもいろいろ参考になることはありましたが、一番違うと思ったのは野口さんはデータをハードディスクに置く...と言っている。しかし、私は removable disk に置いて、それを持ち歩くのがセキュリティーからも利便性からも確実だと思っている点だということでした。でも、本には野口さんもFDをもって歩いていると書いてある。。
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 「整理法」は本ですから、関連で一冊本を紹介しましょう。「詐欺師のすべて」(久保博司著 文藝春秋)。この本を編集した田中君が良いというので(当たり前か.....)、買って読みましたが特に後半は面白かった。思わぬ詐欺があるものですね。「途中詐欺」。「カゴ抜け詐欺」.....分かります。僕も説明を読んで、なるほど。

 犯罪としては、「詐欺」はどこか滑稽。だます奴と、だまされる奴がいて、生命に別状はない。まあ、これで倒産したりしますから、犯罪には間違いないのですが。この本を読むと、「手口とはいろいろあるものだ...」と関心します。ちょっと堅くなった頭を柔らかくするためには良い本かもしれない。


99年07月6日(火曜日)

 懐かしい名前を新聞で見つけました。ニック・リーソン(Nick Leeson)。「Rogue Trader」と呼ばれ、シンガポール市場で大きな損失を出して女王様の銀行と言われたベアリングズ銀行を倒産させたあの「ニック」です。昨日だかのヘラルド・トリビューンの一面に。

 彼が銀行を倒産させたのが、1995年。それから数年経った今も、32才の若さらしい。ということは、事件を起こしたのは20代のまだ半ばを過ぎたあたりだったということです。彼がなぜ気になるかというと、新潮社から出た彼の手記本「Rogue Trader」の日本語訳本「私がベアリングズ銀行をつぶした」(新潮社)のあとがきを書くために、この本を全部丁寧に読んだからです。

 そのあとがきの書き出しは今でも覚えていて、1996年の11月18日に来日していたグリーンスパン米連邦準備制度理事会議長が大手町の銀行会館で行った講演での言葉をイントロとしました。まあ私もこの会合に出ていたので印象が強かった。彼はこういったのです。

 「行う取引が複雑さを増し、それに伴って管理システムは精緻化されているものの、銀行における問題の発生はしばしば単純な原則が守られていなかったり、一つの単純な管理がなされていないことに起因している。多くの事例が、それを示している。」
 グリーンスパンの頭の中には、ニックの事件のこともあったのでしょう。本を読むと、ベアリングズ銀行では当時、あまりにも杜撰な管理、杜撰な取引の連続が起こっている。ニックがこうつぶやいているのがもの凄く印象に残ったのです。彼はベアリングズに移る前にモルガン・スタンレーにいたのですが、
 「何もかも違っていた。モルガンでは機材、備品も最新のものだったが、ベアリングズはひどかった。複雑な先物計算もパソコンでやらねばならなかったし、ソフトウエアもひどかった。すべてがいい加減で、計画性がなかった」
 と。一従業員にここまで書かれれば、彼を増長させたのが一つはベアリングズという古い銀行の体質そのものだったということができる。彼はモルガン・スタンレーでは同じ犯罪は犯せなかったでしょう。なにしろ彼は、「私はたぶん世界でただ一人の、バランス・シートの両側を操作できる人間....」だったと書いている。
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 シンガポールのTanah Merah 刑務所の模範囚だったそうです。で、6年の刑期の半分をちょっと過ぎたところで釈放、英国への帰国となった。まあ有名人だからヒースロー空港に着き、そのホテルで声明を出させられている。
 「はっきり言いたいのは、私は間違ったことをした。シンガポールのベアリングズ銀行でのトレーダーとしての自分の行いを自慢できるとは思っていない。ばかだったし、後悔している。しかし私は刑期を終えた。償いをした。今後は自分の人生を再構築する仕事をしたい」
 実は彼は事件を起こして逃亡するのですが、「捕まるならイギリスで」と思ったのでしょう。母国に帰ろうとする。しかし、その途中でドイツのフランクフルトで捕まって、そのままシンガポールに移管された。本当に久しぶりの母国ということです。しかし、「再構築」はなかなか難しそうです。彼の個人的な資産は裁判所によって凍結されている。

 女王様の銀行をつぶされたイギリスの社会が、どう彼を迎えるのか。記者会見では、記者からの質問を一切受け付けず、上記の声明を読み上げて直ぐに消えたという。どこに消えたんでしょうかね。「杜撰な管理」の銀行は消えましたが、ニックの人生はまだこれから....といったところ。まあマイナスの意味でどでかいことをしでかした男ということです。あと40年の人生はある。奥さんとはどうしたんでしたっけ....


99年07月5日(月曜日)

 忙しい一日でした。まず朝書いたここの文章をFTPしようとしたら、ディジウェブにだけ行かない。理由は直ぐに思い浮かびました。50MBの限界にいよいよこのサイトの容量が達したのです。写真から音声から何でも入れていますから、50MBあってもやはりいっぱいにはなる。多分、超えたら新しいデータが入らないようになっているのでしょう。

 96年の6月にアップを開始したときにはGOLだけでやっていましたが、それがいっぱいになって、ディジウェブにサイトをオープン。そのときに、GOLにあった写真や音声をかなりディジウェブに移したのですが、やはりいっぱいになった。

 仕方がないので、出版記念パーティーの写真を全部抜いて使用MBを軽くした。その写真は、別のサーバースペースに移して、HTMLを若干書き換えてそちらから呼べるようにした。それは夜やりましたが。サーバースペースがいっぱいになりそうなときは、事前に知らせて欲しいものです。

 会社に行くと、日銀短観。日銀短観はいつもの通りエクセル・ファイルとLZHは時間(午前8時50分)通りでしたが、PDFはちょっと遅れた。今回は9時10分過ぎ。しかし、プリンターがA4の私にはPDFファイルの方があとあと使いやすい。中身は別のファイルで見ましたが、取っておくのはPDFファイル。この方が軽いし、使い易い。設備投資がまだ不調なのと、前回、次回に向けての改善度が大企業に対して中堅、中小企業が低調なのが気になりました。
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 昼前に文芸春秋の記者の方が来て、食事をして青山を二人で歩いていたら、向こうから遠藤泰子さん。奇遇。通りすがりの挨拶で、文芸春秋の記者の方は遠藤さんのファンだったのに、言葉も交わせずに気の毒でした。

 それが終わったら、シンガポールから一時帰国の熊沢君が寄ってくれて、30分ほど話をしました。まだ正式な時期は不明ですが、年内に一度シンガポールに出張しなければならない予定があって、その話などをしましたが....。夕方からはスタンバイの方々との食事会。というわけで、本日は短めに........。o○


99年07月4日(日曜日)

 久しぶりにちょっとのんびりした週末という感じ。金曜日はしらちゃんの帰国歓迎でそこそこ遅くなりましたが、土日とも特に大きな予定はなし。まあお客様は土曜日に二組ほどありました。パソコンを持ってきた人と、もっていった人。もっていった人は、奥さん、子供連れで来た。何回も来ているのですが、一歳半の子供がかわいくなっていた。我が家にはハムスターが?匹、セキセイインコ1匹など動物がいっぱいいますから、その子はそれらに興奮していましたね。<^!^> 日曜日は新宿に言ったら歩行者天国の大道芸で一人うまいのが居ました。あれは出てくる。

 パソコンを持ってきた人は、毎度小生のパソコンを作ってくれているBSランドの加島ちゃん。NT マシンに入っていたペンティアムがちょっと古くなって音を扱えないシロモノなので、新しいパソコンを作ってもらったのです。まあせっかくだから、かなり性能を上げた。OS は98ですから何も変わったことはなくセットアップは順調でした。

 一つ従来のマシンと大きく違うのは、PD(Phase change disk,Personal disk, Prima Donna )や DVD(Digital Versatile Disk)を入れることができるリムーバブル・ディスク・ドライブをd drive に付けたこと。CD-ROM も扱えるもので、DVD では Dvd-Ram を動かせます。今までPDやDVDを使ったことがなかったのですが、その大容量には驚いた。

 PDには、プロバイダーのサーバーから小生のホームページのデータを全部引き出してきて入れたのですが、なにせ「650MB」ありますから、「50MB」を超えたとプロバイダーから警告が来た全データを入れても使用領域は全体のほんのわずか。これからは、定期的にホームページ・データを全部落とし込んでおけるというわけです。時間はかかりましたが。

 もっと凄いのはDVD-RAMです。これは、片面2.6ギガの両面で5.2ギガある。まずそのコンピューターのバックアップを取ったのですが、むろん余裕。で、VAIOのバックアップもこれに取ってしまった。何台もありますから今まではコンピューターのバックアップなんて取ったこともなかった。データをハードディスクには絶対置かない人間なので、ダウンしてもいいんです。ソフトを入れ直せば。

 しかし、せっかく大容量のディスクが手に入ったので、入れてみた。容量が大きいというのは、便利なことです。ただしこの二つには不満です。なぜなら、物理的に大きすぎる。実はずっと思っているのですが、あらゆるディスクは今の MD disk ほどの大きさにして欲しいのです。あれなら、胸のポケットに入れてもどこに入れても邪魔にならない。早くパソコンにMD disk drive が着かないかなと思っているんですが。なにかそういう記憶装置は、既にありましたね。
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 実は私の今の課題の一つは、データベースの構築なのです。ホームページを書き続けると言うことは、多くの人と意見交換ができるという面もありますが、実は他にも自分のデータベースを構築しているという面があるわけで、ここに書き溜めたことというのは、文章構成、題材捕捉、パーティー企画などなどで大いに役立つのでそれはそれで良いのですが、実は素データ(インターネットからダウンしたものとか、サイトにはアップしないデジタル・ファイルなど)をどう処理するかが大きな課題だった。FDにためると、直ぐいっぱいになる。そんな数多くの枚数のFDは持ち歩けない。プロバイダーのサーバーを利用する手も使った。しかし、いちいちFTPするのが面倒だ。ハードディスクには何も置きたくないし、何台ものコンピューターを使っている場合には意味がない。で、インターネットは一つの大きなデータベースそのものだという考え方から、今まではかなりのデータを使えば捨てていた。しかし、データというのはなぜか捨てると必要になる。またネットを探るのは面倒だ。

 PDやDVDは一つの解決策ではあります。胸のポケットに入らないほど大きいという難点はありますが、入るデータの量には文句はない。問題は、データをどうやって分類し、サーチにかかるようにするかです。メディアが大容量になるということは、検索の回数が減ると言うことでこれは良い。ファイル名がちょっと長くなっても検索に当たる項目を増やすとかいろいろ考えているのですが......。最後はプロの力を借りなければならないかも...と思ってます。まあ、その前にいろいろ試行しますが。


99年07月02〜03日(金〜土曜日)

 「すべての商品やサービスは、我が儘から生ずる」........と思わせるのが、二十歳を迎えたお化け商品の「ウォークマン」でしょう。何せ、世界全体でソニーだけで1憶8000万台、その他の類似商品を含めたら3憶台になんなんとする台数を売った。ラジオでも言いましたが、世界の人口を50億人としても25人に一人が買ったことがあるという商品。今日買って明日は使い終わってしまう、捨ててしまうという商品ではないだけに、その台数たるや凄まじい。

 その発祥については、私はずっと昔に麻雀好きで車の後ろには常に牌を置いていた井深さんが、「歩きながらも音楽を聴きたい」といったのがきっかけと聞いたことがありましたが、土曜日に見た日経産業には井深さんが「海外出張用に小型ステレオカセットレプレーヤーを作って欲しい」と言ったのがはじめだと書いてある。いずれにせよ、井深さんの「我が儘」から商品作りが始まっている。

 その我が儘は誰もが思っていた、誰もが「実現」を望んでいたものだったということでしょう。考えれば、すべての商品、ダービスは人間という欲望深き動物の「我が儘」を満たすためにあると言っても過言ではない。石器は、何かをもっと素早く切りたいという欲望から来たでしょうし、すべての兵器は戦争で負けたくない、勝ちたいという欲望を満たすためにある。身の回りにある商品もサービスも、ある意味では人間の「我が儘」を満たすためにある。

 だから素直に、自分が今何が出来たら良いかと考えてみるのも自然なことなんでしょうね。小野さんは後ろに歩きたいと言った。ははは、なんじゃそりゃ。しかし、我が儘放題に考えてみるのは必要なんでしょう。案外そんなところに、次の爆発的商品が生まれてくる素地があるような気がする。ソニーの出井伸之社長は一日、都内で開いた「ウォークマン二十周年記念式典」で、インターネットなどを通じて音楽を外部から取り込んで楽しむ、次世代型のヘッドホンステレオ「ネットウォークマン」の開発に取り組む意向を明らかにしている。ウォークマンは今後は、どこにいてもインターネットを通じて好きな音楽を録音・再生できる次世代型への移行を目指すことになるという。

 インターネットを通じ音楽を配信するサービスは、早ければ今年末にも本格的に始まる見通しで、「ネットウォークマン」が活躍する時代になるという訳です。さてそれはどんなものになるか。そうですね、私としてはデータを小さくできる時代ですから、好きな音楽はむろんのこと、例えばインターネットから取り込んだニューヨークの金融市場の動きに関する音声ファイル(ウォール・ストリート・ジャーナルなどがやっている)を電車の中でちょこっと聴けたりしたら良い.....なんて思います。

 案外無駄な時間に終わってしまうのが、タクシーに乗っている時間と電車に乗っている時間。電車ならまだ人間ウォッチングができるのですが、タクシーは手持ちぶさたですね......


99年07月01日(木曜日)

 もう7月ですか。このコーナーは当日分以外は月ごとに一つのファイルにしているので、月が変わるときは新たなファイルを作らねばならないのです。7月の場合は、「99jul.html」というファイルを作るのですが、この新しいファイル作るたびに「一ヶ月が終わった。新しい月だ....」と思うのです。ははは。6月が終わったと言うことは、一年の半分が過ぎたということです。で、2000年まで半年を切った
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 FRBのスタンスが「中立」に戻ったことから、1日は世界中で株が上昇している。隣の韓国では一日で4.2%も上昇したし、マレーシアも3%弱。その他アジア市場も1〜2%の上昇。例外は、利食いに押された上海だけ。日本の日経平均は1.89%、330円強上昇して年初来高値を更新。ヨーロッパに行くと、もう軒並み高。イギリスのFTは2.7%も上昇、スイスも3%弱の上昇。ドイツも高いし、フランスも高い。

 時差の関係で一日の終わりのマーケットとなるアメリカ大陸の市場を見ても、アメリカがダウで100ドル近い上昇で、1066ドル前後。メキシコも高く、南米もアルゼンチンを除いて高い。

 世界経済が例えば去年の秋ごろと比べるとしっかりしてきたことは確かです。去年の秋を考えれば、「グローバル・リセッション」「メルトダウン」なんて言葉が飛び交っていた。今はアジアの一部の国(韓国、フィリピンなど)が回復基調に乗り、アメリカは引き続きしっかりに推移している。昨日発表になった全米購買部協会の指数を見ても、製造業の復調は目覚ましい。ダンピング訴訟を繰り返す鉄鋼業界くらいでしょうか。不調なのは。

 皮肉ですね。経済のクールダウンを狙って利上げをしたのですが、株価は世界的に上がってしまう。「成功のジレンマ」という訳です。まあ、アメリカ以外の国では巡航スピードを上回る経済の拡大を長期間続けている国はない。あったとしても、世界経済に占める地位は低い。だから、グリーンスパンが「3%程度に上昇した」という潜在成長力のレベルにアメリカ経済がスピードダウン(過去3年間は4%近い)してくるかが、今後の一つの大きなポイントです。

 株高は、アメリカ以外の国にとっては成長促進剤で望ましい。消費不足ですから、株高は消費を刺激し、景気の牽引車になる。アメリカは、これ以上の株高がもたらす効果は薄い。グリーンスパンも「0.25%の上げ、中立」では株が上がってしまうことを覚悟しているでしょう。ここで分析したように。グリーンスパンは既に「その後」の用意は出来ていると見ます。
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 ところで皆さん、私と小野慶子さんが毎週金曜日の夜11時40分から30分間やっている番組がこの URL =http://www.tampa.co.jp/RA/から聞けます。ライブのインターネット放送。

 インターネット・エクスプローラーを使っている人ならそのまま「INTERNET EXPLORER」と書いてあるブルーのバナーをクリックすれば、ネットスケープでMEDIA PLAYER をダウンしてある人なら、下のそう書いてあるバナーをクリックすれば、それで十分です。そうですね MEDIA PLAYER のダウンロードには、遅い回線の人でも1時間はかからないと思います。コンピューターにはいっていない方は、是非タダですからダウンロードして下さい。REAL AUDIO では駄目みたいですよ。

 まだ私は聞いたことがないのですが、木村さんはもう先週聞かれて「鮮明だった」と。海外にいる方も同じです。うーん、海外の何人かの人の名前でも出そうかな。呼ばれたい人は、事前(日本時間の夕方くらいまで)にメール下さい。日本時間の夜11時40分にこのURLに飛んで、ちょっと聞いてみて下さい。どんな具合か...........。



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