99年01月31日(日曜日)

 日本の新聞にもスイスのダボスで開かれている「世界経済フォーラム」の記事が載り始めています。まず思ったのが「そんな時期なんだ」ということ。毎年、寒い時期、一月から二月にかけて行われて、事実一月も今日が最後というわけです。次に思ったのは「この程度の会議なら、絶対インターネット上にホームページを作っている筈だ」というもの。

 自分のリンク・ページに行ってヤフー・アメリカのサイトで「davos conference」と打ったら一発で出てきました。URL はhttp://live99.weforum.org/press.aspで、ライブの記者会見や会場の雰囲気を伝えるreal audio、real video がふんだんに用意されている。cnn のアナウンサーが語りをやっているのであまり綺麗な英語ではないのですが、まあ会場の雰囲気は伝わってくる。

 今年のテーマは、「Responsible Globality: Managing the Impact of Globalization. 」です。去年のダボス会議と今年の会議では、会場を取り巻く雰囲気は随分と違うでしょう。この会議には、世界から2000人におよぶ政治家、経営者、マスコミ人が参加していますが、彼らにとって世界経済の形は去年と随分と違って見えているに違いない。少なくとも言えるのは、世界経済が脆弱になったという点。会議の方向性を示した「New Thinking for a New Global Economy?」という文章には、のっけから「the global financial system would appear on the brink of collapse」という表現が出てくる。確かに、ひやっとさせられたし日本が不況だからということではなく、世界の経済・金融システムは「脆弱」になった印象が強い。

 世界経済フォーラムはその原因を次のように分析。

  1. too big to fail などの考え方に基づく民間セクターの行き過ぎたリスク・テーク
  2. 市場における head behavior(羊の群行動)
  3. 各国の不適切な国内政策
 むろん、ベルリンの壁の崩壊、市場経済の世界への波及、デジタル通信技術の波及、デリバティブなど金融の変質なども、世界的な市場の不安定の背景となっている。世界のどこかで起きた危機は、直ちに世界中に伝搬するのである。

 危機を避けるためには、どのような措置が妥当か。世界経済フォーラムはまず前提として、

  1. 世界経済の方向の巻き戻し(国際化を元に戻す)
  2. 新たなブレトン・ウッズ体制構築
  3. 短期資本の移動に対する課税措置
 など一部で出てきている議論について、「どれも実施不可能」と結論つけた上で、結局解決策は
 「multiple steps taken on multiple fronts by multiple actors, or networks of actors」
 であると述べている。では、どういう点での steps が必要か。二点を指摘している。「透明性の増大」「最後は発生を根絶できない危機への対処法の確立」。

 まあそんなところなんでしょうね。これから議論がどう進展していくか分からないのですが、「panacea」(万能薬)などないのです。国、企業などなどの透明性の増大は、投資家を安心させます。お金の動きは「恐怖」に駆られたときに、一番凶暴、素早くなる。「透明性の増大」は投資家の不安感の沈静化に役立つ。会議は2月に入っても続く。それまでこのサイトは、なかなか見応えがあるものになるかもしれない。まだまだ登場人物は多い。
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 ははは、今日は第三回鍋物コンテストで10時頃からほぼ半日それにかかりきりになりました。もう三回もやっていますから、我々にとって「鍋コン」は「季語」になりましたよ。いい大人が70人も集まって、10個の創作鍋を作る。ばかばかしいが、結構年中行事になると楽しい。一年に一回だけ、ここでしか会わない、顔を見れない人もいる。

 四位、三位と去年まで来て、2000年に一位の予定ですから、今年は「絶対に一位にはならない」という大目標があったので、はははお見事、同票ビリでした。鍋の指向が「健康・薄味」になってきているのに、我々の鍋は「ハンバーグを入れて、それをワインで煮る」という大胆な奴でしたから。来年は、「半年計画」でいきます。はい。2000年代の「初優勝」狙いですから。(^_^)(^_^) それから、Tasteのコーナーはかなり充実させました。お楽しみを。


99年01月29〜30日(金〜土曜日)

 

彼岸花

 
46ページの本なのに、10000ページ分のメッセージが伝わってきます。
読み始めた瞬間から、少し体が堅くなります
途中から、やはり涙がでてきます
そして、しばらく手を離せなくなります

ひろくん、お母さんの子供に生まれてきてくれてありがとう。
ひろくん、思いやりをありがとう。
ひろくん、十年間の楽しい思い出をありがとう。
ひろくん、大いなる自然を教えてくれてありがとう。

ぼくのすがたが見えないからって
お母さん、泣かないで
ぼくはここにいるよ
ぼくは風になったんだよ

10分くらいで読める本です
しかし、何十時間も読書した気持ちになります
ずしりと重い

「彼岸花」は
和歌山カレー事件で
わずか10才で命を落とした
林 大貴(ひろたか)くんのお母さん、
林 有加さんが昨年の末に書いた文章をまとめたものです


99年01月28日(木曜日)

 世界的な業界再編の動きが止まらない。日本の銀行業界の話が一段落したと思ったら、またまた自動車。今度はフォードがボルボの乗用車部門(工場、POWERTRAIN部門、研究開発部門など)を約65億ドルで買収する合意が発表された。すんなりとは行かないかもしれない。ボルボは1993年にフランスのルノーとの合併で一度は合意。しかし、ルノーがボルボに対して高圧的な態度に出たことと、ボルボの株主が反対運動をしたため。

 ボルボに対しては、イタリアのフィアットもずっと色気を示していた。実はフィアットがボルボに提示した金額は今回の合意額を上回っていたという。それなのに何故。どうも、フォードの方が買収されたボルボの乗用車部門に対して、より大きな経営の自由を約束したらしい。役員の交代も少なくて済むとか。つまり、ボルボの自尊心を大事にしたということ。手持ちの資金が違う。フィアットは15億ドルくらいの手持ち資金しかないのに対して、フォードは238億ドルの手持ち資金があるとされる。貧乏なフィアットは、ボルボを早くプロフィット・センターにしたかった。ということは、容喙が増加すると言うことでボルボはこれを嫌がったらしい。とすれば、フォード・ボルボ乗用車部門の話は、前回のルノーの話よりスムーズかもしれないが。

 今、全世界の乗用車生産能力は年間7500万台に達しているという。しかし、需要は5000万台分しかないらしい。前者の数字は、韓国、タイ、南米などでの生産能力増大の結果。後者の数字は、アジア、ロシア、南米での経済不振の結果。すさまじい生き残りが始まっているというわけ。コスト引き下げが命題。規模の経済がどうしても必要というわけです。
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 自動車に限らず、世界的な産業界の再編の動きは、次の背景によると判断します。25日の解説に書いたことですが。

  1. 大競争時代の進展による世界市場の誕生と、デジタル技術の波及による諸産業技術の融合、それに伴う地理的障壁、業界間の技術障壁の解消による産業界全体の構造変化
  2. それに伴う世界の物価情勢のインフレからデフレへの転換と、それに伴う企業環境の激化(コスト引き下げ圧力の増大、物価情勢の変化に伴う収益環境の悪化、従来の企業パラダイムの転換など)
  3. 規制緩和の広がりや独禁法運用の世界的な緩和による企業活動の活発化と、企業の「優劣」の鮮明化による合併・提携増加条件の醸成
 まあこれらは、筆者が1997年に出版した「スピードの経済」で予想したことですが。当然日本の自動車メーカーやその他の業界も無縁ではない。むしろ、積極的に動かないといけない局面に来ていると思う。こうした各業界での「巨大企業誕生」の結末が、本当に消費者の利益になるかはどうかはこれからの問題で、もしならないとしたらそれは「市場への容喙」が必要だ。しかし、それは少し先の話ということか。


99年01月27日(水曜日)

 姫路で支店の為の講演会を実施した後、大阪に移動してきています。大阪には、去年の末に来ました。その時は悲しい旅。今回は単純なビジネスですから、淡々と処理すればよろしい....と言いたいところですが、「淡々」とはなかなかいかない。ははは、実はどうしても必要なものを一つ忘れてしまったのです。PHS。パソコンをインターネットにつなげるのにどうしても必要な機器ですが、家を出るときに充電器に乗せたまま出てしまった。

 で、どうしたか。電話して、PHSを持っている人がいるかどうかを調べることから始めた。居ました。しかし、実物を見たらびっくりした。データ通信ジャックがないのです。非常に古いタイプのやつ。PHSを買うことも考えましたが、購入には設定・登録など1時間はかかる。また、会場の電話も内線が複雑でうまく外につながらないので結局諦めました。まあ、インターネットをオンラインにしなくても講演はできる。会場に一杯来られた姫路の方々にも見ていただきたかったのですが。

 会場には、数年前までディーリング・ルームで私の下で働いていたものの、その後家業を手伝うために退職して姫路の近郊で働いている本条君が来てくれて、久しぶりに講演が終わってから話をしました。彼の家は姫路でガソリンとプロパンガスを扱う事業をやっている。ガソリンは競争が激しくて大変だそうです。プロパンガスはそうでもないそうです。地方経済の一端が分かったのと、久しぶりに彼の顔を見れて良かった。
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 行きの新幹線の中で「英会話」を聞いていたら、これが結構面白かった。英語の「白」(white)は、日本語では「真っ赤」にも「真っ青」にもなることが分かった。なぜ白が「真っ赤」になるか。そえは、「white lie」という表現があるからです。これを翻訳すれば、「真っ赤な嘘」というわけ。これは今までもどこかで聞いた気がする。でも使ったことはないな。「It's a lie.」とはよく言いますが。

 知らなかったのは、「真っ青」の方でした。

 You look like as white as a sheet.
 You look like as white as a snow.

 この二つをどう訳すか。「君、顔が真っ青だよ....」という意味らしい。ははは。いつも経済英語ばかりやっているとこういう表現が出来ませんね。うーん、「Japanese economy looks like as white as a sheet. 」 大阪の夜の街に溢れかえったタクシーを見ると、まだそういう雰囲気です。とにかく、北と南の道路はタクシーが何重にも停車していて動けない。


99年01月26日(火曜日)

 新しいホームページ・フロントに関しては、大勢の方からメールをいただきました。フレーム内のリンク関係が場合によってちょっとおかしくなることなどを発見していただき、感謝。それらは手直ししました。設計は和田さんのチームにしてもらいましたが、 gif の使用などに関してはもう一度私がそれなりきに考えて、自分で選択して html をいじりました。その段階で完全な手直しが出来ていなかったために生じたミスもあった。Ciel Designの設計ミスではありません。私の....。しかしまあ生半可とは言え、こういう時に html を知っているのはやはり役立ちます。

 全体にアクセス件数が増加したのは良いのですが、一つ困ったのはグローバル・オンラインにある「http://www2.gol.com/users/ycaster」の方のホームページにもアクセスが増加し、またまた access forbidden が続発したことです。一部の方にはご迷惑をおかけしました。グローバル・オンラインの方は、プロバイダーの総アクセスの一定割合をある一つのサイトが占有した場合には access forbidden が出てしまう。小生のページはこのプロバイダーの中でもアクセス件数が多く、しばしばこれにひっかかります。「http://www.ycaster.com/」の方にお回りください。

 全体的には、「画像が多い割に軽くて、斬新で良い」という評価を頂いたのではないかと思います。通信速度もかなり速くなってきましたが、まだ遅いラインを使っている人にとっては、「より軽く」というのは必須条件。前のは、ちょっと重かった。ISDN 使用者には何ら障害はなかったのですが。

 まあこうして定期的にデザインを変え、時には昔のものを戻して使いながら行きたいと思います。新しいテクを自分のサイトに入れていくのは、それはそれで楽しい。
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 2月22日から発売になる i mode の携帯電話(F501iHYPER)に注目しています。既に、この電話に関してはドコモのサイトに説明があるのですが、なかなか使えそうです。ドコモに聞いたら、

  1. 今までの電話番号をそのまま使える
  2. 重量は92グラムで決して重くない
  3. コンテンツは徐々に増えていく
 などと教えてくれました。インターネットでやっても良いのですが、銀行口座の残高照会や振り込みまで出来るのです。電車に乗っている暇な時間に、自分の口座からどこか支払い期限が迫っている口座への振り込みも出来るのです。

 この携帯電話ではメールも見れる、ラップトップ・パソコンに繋げることもできる、今までの短縮の記憶も継続できるとなかなかのスグレモノです。提携企業を見ていると、ニュースもかなりのものが入りそうだし、天気予報もばっちり。出たらさっそく買ってみようかと思っています。半年以上使ったドコモの携帯電話の所有者なら、このi501を購入する顧客は1万円引きだそうで、これはどう考えても207シリーズより使える電話になりそう。文字表示は、8文字×6行だから50字弱。かなりの情報が伝えられる。ははは、深夜の電車の中から、紀伊国屋、丸善で本も買えそうですな。
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 いろいろな方がなくなる冬です。ほぼ10年前に私とは違う週で「エコノピア22」(ラジオたんぱ、月〜金の午後10時からの30分番組)を担当されていた青山 護さんが移転性肝がんのため亡くなられました。今日の日経の夕刊に出ていますが、それより前に土肥さんからメールで連絡を受けました。ご冥福をお祈りします。


99年01月25日(月曜日)

 風邪の季節、鍋の季節。実はまだ私、去年から今年にかけて一回も風邪を引いておりません。「危ない」というのは何回もありましたが、深刻化はしなかった。「危ない」と思ったら徹底的に暖かくし、「明日は楽しいことがある」「XX 日は大事な用事がある」「」「ZZ 日はラジオの収録」と予定を思い浮かべ、そしてなるべく食事をして早く寝る、というのが私の風邪への対処です。

 小学生の頃、親戚の医者が言っていたことを今でも覚えていて、ははは、どうしても風邪なんぞで寝ていられない、薬など飲めないという感覚が強いのです。それは、その医者の家では風邪を引くと皆で「ネギ味噌」を飲んで、風邪を治しているというのです。みそ汁の中にネギを入れ、あまりネギが柔らかくならないうちにぐぐっと飲むのです。昔から薬を飲まない人間なのですが、こんな話を聞いて育ったからかもしれない。皆さん、体調は.....

 私が入っているメーリング・リストの一つは、尾道市の人々を中心にした「E友ネット」なんですが、本日それを見ていたら、木曽病院外科の木曽昭光さんが、以下のような文章をアップされていました。許諾を得たので、掲載します。

 今ちまたではインフルエンザが大流行しておりますのでご注意下さい。今回の風邪の原因はAホンコン型ウイルスで、昨年度流行したのと同じものだといわれています。すでに尾道市内では学級閉鎖も起こっており、また、実際市内の中学生の痰からAホンコン型が検出されております。

 予防対策として保温に努め、頻回にうがいと手洗いをすることをお勧めします。更に、若年者や高齢者等体力に問題がある方は積極的にワクチン注射(2回必要ですが)をぜひ受けておいて下さい。ちなみに当院に入院しておられる高齢者の方は全員受けて頂きました。費用は1回につき約3000円程度です。

 今回の風邪の症状は大きく3タイプある様です。1番目はとても高い発熱(39から40度)、2番目は呼吸器症状で咽頭痛、ひどい咳など、3番目は他の全身症状で下痢、嘔吐等の消化器症状や筋肉痛や関節痛などが見られております。しかし高齢者では発熱等の強い症状が出ず、なんとなく元気がないとか食欲が落ちた程度のごく軽い症状しかださないことがあって注意が必要です。

 いずれにしても、もし万一かかってしまったら安静、保温、栄養を良く守って早めに医療機関を受診しましょう。要するに風邪をひいてしまったら暖かくして、美味いものをいっぱい食べて、早めにふとんをかぶって寝てしまいましょう。

 ははは、「風邪を引いたら暖かくして、美味しいものを一杯食べて、早めにふとんをかぶって寝る」というのは、私も大賛成ですね。要するに、落ちた体力に病魔を突くのです。
  1. とても高い発熱
  2. 呼吸器症状で咽頭痛、ひどい咳
  3. 下痢、嘔吐等の消化器症状、筋肉痛、関節痛などの他の全身症状
 が出たら、Aホンコン型ウィルスと疑って下さい。
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 で風邪には鍋。一昨年、そして昨年ときて、やって来ました今年も「全国鍋物コンテスト」。連絡が遅いので、今年はないのかなと思っていたら2週間ほど前に木下さんから「今年もやります」と連絡。今年も我々は同じメンバーで挑戦します。順位が上がってきているので、今回はもう一歩前進を狙うのですが、今年は案内を見ると出場チームが多い。どうなることやら。

 既に並んでいる名前を見ているだけで楽しめる。「みそまっち鍋」「とっさのカレー鍋」「大福鍋」「ジョンブル鍋」「トヨタ鍋」 etc。なんなんだ一体全体。我々の鍋は、実は今日初めて試作して、大体決めました。ははは、最後は風邪をぶっとばせればいいのです。ところでこの「全国鍋物コンテスト」の主催者は、全国鍋物研究会です。


99年01月23〜24日(土〜日曜日)

 じゃーん。この週末から、フロントとこのページの大幅な設計・デザイン変更を行いました。これまでのワイン・フロントも大好きだったのですが、ちょっと新しいテクを導入したくなって Ciel Design の和田さんに相談していたら、結構面白いのが出来たのでそれに切り替えたものです。この変更に伴って、このコーナーのタイトルを従来の「Cyberdiary」から、「Day by Day」に変更しました。理由は簡単で、新しいコーナー・タイトルの方がこのコーナーにふさわしいと思ったからです。ただし、このページをブックマークしている人も多いことを勘案し、URL は変更しませんでしたし、しばらくは変えるつもりもありません。従来通りのブックマークをお使いください。

 今回の変更で一番大きく変わったのは、何と言ってもフロントです。私も今まであまり見たことがない方式で、何枚か(さて何枚でしょう)の写真を回転させ、どの写真に最終的に着地(?)するか誰にも分からない...方式としました。いくつかありますよ。京都の舞子のイメージもあるし、昨年ニューヨークに出張したおりに撮ったニューヨーク証券取引所の前での私の写真もある。オフィスの中がかい間見れるのもある。ははは、私はどの写真で着地するかを「その日の運勢占い」にしようと思っているのです。今の段階では舞子の後ろ姿が出たら「今日は大吉」と判断することに決めていて、まあ徐々にこの写真を入れ替えていけば一年中結構面白いフロントになるのではないかと思っているのです。

 あと、フロントの「ycaster」の字のところにカーソルをもっていくと私のプロファイルにハイパーリンクし(この場合は、クリックが必要です)、「degital manor」のところにもっていくと(クリック不要)カウンターが画面に浮かび上がる方式にしました。ともに、和田さんにお願いして実現したもの。今までのフロント(ワイン)も良かったのですが、ちょっと重かったのと、毎回毎回で変化がないのが玉に傷だった。今回のは、かなり頻繁にフロントをたたかないと一体何枚の写真がこの中に入っているのかが分からない。訪れた人の楽しみが増えるというわけです。

 なんだか世の中、新しいことをやらない雰囲気になっている。インターネットも大きく進歩している筈だし、そういうのも個人のページにどしどし入れていこうというのが私の今回の変更の意図です。その意図も汲んでくれて、素晴らしいフロントを作ってくれた和田さんには、感謝します。また、この「Day by Day」のコーナーはフレーム方式として、左側に過去の蓄積をためる方式としました。今までは一番下にあったのですが、ここが増加してきてやや見苦しくなってきていた。それをすっきりさせたのです。

 せっかく新しくしましたので、感想などあればお寄せください。メールを頂くのは私も嬉しいのですが、これを設計した人達(和田さんとそのチーム)が一番喜ぶのです。Java script を書くのですが、それと各段階でのブラウザのほぼすべてと同期をとるのはかなり難しい作業だそうで、これはデザインともどもかなりの作業なのです。でもそうした try and error の中から、もっと新しいものが生まれてくるものと信じます。

 Enjoy my new front page and Day by Day ariticles !!


99年01月22日(金曜日)

 昼間はのどかな良い天気でしたね。こののどかな天気と、前日の飲み過ぎに誘われて昼飯をどうしても原宿の「じゃんがら」で食べたくなって、のんびり歩きました。歩いてもあまり時間がかからないところにあるんです。オフィスが。で、原宿のあの大通りを歩いていると、おもろい服装をした人種に一杯会える。なかなか楽しい。「こいつら、何考えながら生きてるんだろう....」なんて思いながら。向こうも、こっちのことをそう思っているのかもしれませんね。金曜日の昼なのに、まるで土曜日の昼のような雰囲気。まあ、丸の内、大手町のくすんだ環境(ははは、失礼)では決して吸えない空気です。

 原宿ですから、街は綺麗なんです。新しいビルが出来ていたりしていて。しかし、数年前の華やかさに欠けているのです。どうしてだろうと思いました。80年代の日本が登り竜の時代には、この国には賢い人間がいろいろなことをトライしながら、生き生きと生きているように見えた。不思議ですね。国が落ち目になると、国全体に賢い、輝いている人間が少なくなったように見える。どこかうつむき加減で。若者は違いますが(何も考えていない人もいる ?)、どこか所在なさそうなのです。以前の原宿の平日は、皆もっと早足だった。

 国が登り竜の国アメリカは、例えばニューヨークの街を歩いても、何か賢い人間が急に増えたような見えたものだ。70年代の後半に4年も住んだ頃に比べて。当時のアメリカは荒れていた。去年は、目がしっかり射るような印象があった。何か目的意識を持っているように。日本は今ちょうどその対局にいるように見える。会社もそういうところがある。登り竜の時は、優秀な人間が大勢集まったような印象を受ける。そして、落ち目になるとあまり優秀な人間がいないような。まあそんなことをくだくだ考えながら、「あ、このビルは新しい」「この店はまだ再開しないのか」なんて考えながら歩きました。また数年後にあそこを歩くと、違った印象が残るのでしょう。どんな印象でしょうか。
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 拒税新聞に載せた「えっせい」に関しても、「ダレスバック」に関してもいろいろな方からメールをいただきました。ダレスバッグに関しては、「君がその年代で知らないのは信じられない」なんて先輩からのメールもありました。ははは、昔からあるバッグだったのですね。有名なアメリカの国務長官の「ダラス」が使っていた。実際に使っていたのは、内藤 忍君など。

 「えっせい」に関しては、木村さんからのレスが面白かった。「英米では確かに男が財布を握っている。その代償として Lady First がある」と。「税金は使い方が問題」というレスも何人かの方から。それには私もむろん賛成です。あちこちで言ってきた。今回は「取り方」に問題を絞ったわけです。
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 ダイエーの中内さんが社長を退きました。日経 BP で読んだ「カリスマ」が思い出されます。厚い本でした。功罪両方が論じられる人ですが、私は「功」の方が大きかった人だと思います。「創業者としては成功したが、経営者としては失敗かな....」とご自身は廻りにもらしているらしい。しかしあれだけの「創業」をし、日本に流通革命を起こしたら、それは「天才」と言えると思う。ダイエーの今後がどうなるかは分かりませんが、一つの時代を作った人、そしてその時代が終わったという印象がします。


99年01月21日(木曜日)

 昼間は我々はテレビを見れません。しかし、見れる恵まれた境遇の方からメールを頂きました。「徹子の部屋」に出た文珍さんの話です。これがものすごく面白いので、許諾を得てアップしましょう。先日のサンケイ新聞の一面にも、「笑い」の重要性についての記事がありましたが、これも結構笑える。

 昨日、「徹子の部屋」を観ておりましたら、桂文珍さんがゲストでした。さすがの徹子さんも、持て余し気味だった業界の手練れ。面白かったですなあ。

 最近の不況とお父さんたちの悪戦苦闘ぶりを題材にして、インターネット=引退ね、「矢印がない」と騒ぐお父さん=隣の人のマウスを握ってた、子-リス-寅(=リストラ)-卯-辰-巳、窓際に居て「Windows?」、まあ言いたい放題、やりたい放題。いまが旬ですなあ、彼は。

 なんたって、彼は大学講師歴11年のベテランですから。関西大学だったか関西学院大学だったか(ボクはこの区別が、なぜかいまだにつかない)の他にも、龍谷大学だったかどこか仏教系の大学の講師も引き受けてるっていうんですから・・・。

 電車の中で立ってたら、自分の学生が真ん前で座席に座っていた。目が合ったが学生は知らんぷりして眠った振りをする。教える側が立ってて教わる方が座ってるなんてこと許すわけにいかんと思って、「オイオイ」と肩をつついてやった。学生は「こんにちは」と挨拶はしたが、そのまま座っている。こりゃけしからんと思って、「先生が立ってて学生が座っててええのんか」と言ってやったら、学生「教室ではいつもそうですやん」。

 私が一番長く文珍さんを見るのは日曜日の「日本人の質問」ですが、あの「外れ」を考える役割を一回やってみたいと思っているのです。きっと部屋の中でげらげら笑いながら、「あれがいい、これがいい」と数人でやっているんでしょう。まあ、ゲストは考えるのには参加していないでしょうが、覚えるときに当たりか外れかは教えてもらえるでしょうから、最高に面白いに違いない。長く続いて欲しい番組の一つではあります。それにしても、この文珍ぶしは私も聞きたかった。藤田さん、tks。
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 ところで、本日一つエッセイを書きました。新潮社がネット上で運営するWeb 新潮の一コーナーである拒税新聞に。具体的にどこにあるかというと、赤い「えっせい」と書かれた旗が風に揺れている場所にです。ははは、異論反論がありそうですな。それは受けるとして、正直のところ「源泉徴収」には本当に腹が立っているんです。給与明細を見るたびに。

 この拒税同盟が主唱する拒税新聞は、なかなか読み応えがある。特別インタビューは、小沢 一郎、志位 和夫ときて、もっとも新しいのは田中 秀征さん。それぞれ顔ぶれも凄いし、内容も面白い。この同盟の主唱者である水木 楊さんの幅の広い人脈がいかんなく発揮されている。

 税の問題は非常に重要だと思います。税は国家の骨格です。日本では「税率」ばかりが議論される。形ばかりの法人、個人所得両方での税率引き下げで今議論は下火になっている。しかし私は、「徴税の方法」こそ問題にすべきだと思っています。今の源泉課税は、日本人全体に対する愚民化政策そのものだと思う。人民を愚民化したら、経済に活力がなくなり、最後に困るのは国なのです。見て下さいよ、この恐ろしい負債の増加ぶりを。これを見ていると、気が遠くなる。自分の子供たちに、こんな負荷を残してしまうのかと。その増加ぶりがすさまじい。

 でも WEB上 のエッセイというのは凄いですよ。書いた、送った、載ったです。書き始めて最終的にサイトに載るまでに1時間半もかかっていない。ネットの醍醐味はここですよ。この新潮社のサイトは面白い。いつもはここに寄って、伊藤さんの声を聞いたりしているのですが、これからは拒税新聞も愛読しましょう。わたしばかりでなく、いろいろな人が登場するようです。乞うご期待。
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 最後に皆さん、尋ね人。私の友人の編集者が、そのまた友人(DIME の記者の方らしい)から、「ダレスバックを使っている20歳代後半から30チョイぐらいの人知りませんか?」と聞かれて困っているらしい。この私の友人も、そして私も聞いたことのないバッグです。すんません。条件は、

  1. ダレスバックないしは、ダイレクトに出し入れのできるタイプの鞄を使っている人(学生かばんのようにフリップのついていないタイプだそうです)
  2. 年齢的には20歳代後半がベスト、30歳代なら32,3まで
  3. いちばんいい職種は金融関係(あまりこだわっていない)
  4. いつもかなりの書類を持ち歩いている人
 だそうです。DIME の「カバン特集」にコメントを載せたいのでしょう。22日中にその人(鞄を持っている)にコンタクトしたいらしい。私にメール下さい。FORWARD して、DIME の記者に電話させます。宜しく。


99年01月20日(水曜日)

 やっと動きが出てきましたね。あっちの信託銀行とこっちの信託銀行、A 商業銀行と B 信託銀行。動きが出てきたことは歓迎すべきです。今まで日本の金融機関は動かな過ぎた。しかし、動きが出てきただけでは全く安心できない。考えるべき問題はまだたくさんある。for what や how であり、さらには time span である。日本の金融機関の合併や提携は規模が大きくニュース・バリューはあるが、どうもこの目的、戦略、時間の3点において、疑問が残るところがある。

 全体的に、日本の金融機関はほぼ例外なく「どの部門で顧客に役立ち、どの部門で収益を挙げるか」の選択を終えていない。世界で終えている機関があるか、といえば全部の金融機関がある程度の模索状態というのが実状だが、その中でも日本の金融機関は一番 focus が遅れている。そして、全体的に言えるのは格付けの低さ、調達コストの高さ故の、収益力の低下。

 そうした中での金融機関の合併、提携は実は「より事業目的を明確にするもの」でなければならない。なぜなら合併、提携という戦略は、「目的」の為になければならないからである。しかし、しばしば日本では「こんなに大きな銀行ができます」というだけで、for what がないがしろにされる。順位好きの日本のマスコミは、「業界何位の新銀行」とやる。しかし、そんなものに何の意味があるのだろう。消費者も企業も、順位が上だからといって安心はしない。目的がはっきりしなければ、戦略は立てられない筈だ。

 中でも一番ないがしろにされているのは、時間、time span である。いつまでにどういう形で事業をマージさせるのか、その過程でどれだけ restructuring をするかという問題である。世の中変化のない時代には、ああして、こうして、この問題は話し合って.....とやっていれば良かった。環境は変化しなかったから。しかし外部環境は激しく変わっている。敵が拳銃からライフルに、ライフルからバズーカにツールを変えている時代に、拳銃の時代のままのゆったりした戦略で合併計画を進めるのは、自滅を加速するに等しい。

 実は合併や提携で一番重要なのは、できあがる新機関の図体ではなく、for what と how 、それに time span の筈である。なぜなら、合併は一つの機関では立ちゆかないから合併・提携するのであり、とすれば合併・提携した直後の新機関の規模は、いずれにせよ変化するはずのものだからだ。

 恐らく日本の金融機関に一番欠けているのは、「時間」の感覚だ。今の顧客のニーズは、少し時間がたつと変化してしまうかもしれない。対顧客戦略は時間との対決だ。しかし、日本の金融機関は動きが素早くは出来ないように出来ている。そもそも今の変化の時代にはマッチしないのである。「リストラは5年かけて」と言っている合併予定銀行がある。本気でそう言っているのだろうか。多分計画を立てた本人も、「これでは遅い」と思っているのだろう。しかし、人員削減一つにしても日本の金融機関は「スピードアップの方策」を見いだしていない。この一つを見ても、前途は多難だ。
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 しらちゃんがエッセイのコーナーに自分の航空券購入体験談を掲載しています。彼は全部ウェブサイトで買うそうだ。彼のサイトを見てもらえば良いのですが、ちょっと紹介すると購入の手続きは以下の通りだという。

 航空券の購入は、ブラウザ-のセキュアード・モードを使っていて、それぞれ最初に使うときにIDとパスワードを登録し、次回以降はこのIDとパスワードを入力してアクセスします。行き先、日にち、人数などを入力して、どの便にするかを選択すると、料金が表示されますので、それでよければ航空券の購入となり、決済はクレジット・カードを使います。その後は、ウエブサイトの方で自動的に処理され、ファックスまたは電子メールで確認のメッセージが送られてきます。そして、飛行機に乗る当日は、この紙を持って搭乗ゲートへ行くとIDの提示だけで搭乗券に交換してくれるのです。
 なるほど。最後の「IDの提示」というのがあるんですな。パスワードで済ますのかと思った。(^_^)(^_^)

 彼の滞在もあと半年ですか。私は4年いましたから結構たっぷりいた感じがしますが、1年ちょっとは短い。まあ、彼のエッセイを読んでいると、いろいろ経験しているようです。残りをエンジョイして欲しいもの。


99年01月19日(火曜日)

 本といえば、このところ電車に乗っている短い時間などに読み続けいていた本があったのです。これが実に面白い。講談社文庫から出ている「大江戸リサイクル事情」というのですが、「照明は去年の太陽だった」の第一章から始まるこの本は、読んでいて江戸という時代が資源の利用という点では実にうまく機能し、ワークしていたことを教えてくれる。

 「食べ物は肥料の原料だった」「木を切って森林ができた」「人を運ぶ車はなかった」「木を守って魚を求めた」など、見出しが実にうまいのです。読むとその理由が分かる。結局この本が言っているのは、「江戸時代の日本人というのは、太陽エネルギーだけで生きていた」ということで、まあ確かに地球が何千万年もかかって蓄積した化石燃料を一気に使うような社会ではなかった。この本を読んで不思議な気分になるのは、実際にはできないのでしょうが電気も蒸気も突然なくなったときにも、この江戸の知恵があれば何とか生きていられそうだと思えること。まあ繰り返しますが、実際には無理でしょうが。

 しかし、下肥から灰まで商品だった時代の背景がよく分かる。良く調べたものです。下肥なんて、今の東京では邪魔者以外のなにものでもない。しかし、江戸時代は灰もそうですが、生産者(?_?)がちゃんと売ることが出来たんですな。なかなか読んでいて面白い。講談社文庫で小さい本ですから、ポケットに忍ばせても読める。
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 午後ある方の紹介で、文字放送会社の方が見えられ一時間くらい話をしましたが、結構面白かった。この業界、私は知りませんでしたが既に日本の4600万世帯のうち10〜15%にアクセスできるまでに成長しているらしいのです。それはテレビメーカーが文字放送のコンバーターを内蔵したテレビを盛んに売り出しているため。このコンバーター、以前はわざわざ3万円くらいで買わなければならなかった。しかし、ワイドテレビの画面を例えば二分割で見るときに、両方とも映像というのはちょい行き過ぎ。片方を文字で天気予報、ニュースなどを見たいというようなニーズに応えるために、内蔵されているらしい。

 ということは、日本で既に500万世帯がテレビ電波に多重して放送されるこのメディアを使える状態にあるということ。となれば、いろいろなビジネス・チャンスが生まれる。既にこのルートで金融情報を流している企業もある。なかなか目ざといですね。株価も3〜4分遅れでほぼライブで見られるという。インターネットはちょっと電話代がかかるから嫌だ、テレビの画面で見られるなら親しみやすくて....という向きは多いでしょうから、結構伸びるメディアになるかもしれない。

 欧州では、日本やアメリカでは想像も出来ないほど文字放送が普及しているようです。でHTMLをバックボーンに持つインターネットと、MHEGをバックボーンに持つ文字放送がかなり融合してきているという。


99年01月18日(月曜日)

 ちょっと甘かったな、見方が。たくさん年賀状が来たんです。で、15日に「当たり」が発表になった。あの「お年玉切手シート」というのはなかなか使える。また欲しかったのです。15日の新聞は取ってないから、インターネットで郵政省のサイトに行ったら一発で「当たり番号」は判明。問題は、自分に来た葉書のうちどれが当たりかを調べること。一々自分で見て調べるのは面倒....だと思った。

 浮かんだのは、「郵便局には、何百枚でも一気に当たり外れを見分ける機械があるはずだ」というアイデア。宝籤売場はそうじゃないですか。何百枚でも、機械が見分ける。で、外苑前郵便局に電話したんです。「当然、そういうのってありますよね....」と。そしたら局員が困ったような声で、「うちにはそういうのは、ないんですけど....」。で、思った。では、東京中央郵便局にはあるはずだ。

 で、東京駅丸の内口の南側にある東京中央郵便局に電話したのです。日中大手町に出かける用事があったので。出た局員さんからは、「あると思います」という心強い言葉。でも気になったのが、「ちょっと見てきます...」という一言。待っていたらすまなさそうな声でこうおっしゃった。「しばらく前まではあったんですが、よく故障するので今は使っていないそうです.....」。ははは、東京中央郵便局になかったら、都内にはありそうもない。都内にないなら、あっても仕方がない。

 作ってはいたみたいですな。宝くじを一気に見るような機械の葉書版が。でも故障が多かったので、使わなくなった。で、仕方がないので全部見ました。案外簡単だった。当たりの下二桁だけを覚えておけば良いのです。大体外れ。結局、「74」「77」「97」がそれぞれ数枚見つかっただけ。いずれも、見方が甘かった。(^_^)(^_^)
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 新聞に宣伝が載ったときから読みたかった「新潮45 200号記念日本をどうする」をやっと読みました。おもろいインタビューがいっぱいある。小沢一郎 vs ビートたけしは、むしろ小沢さんが押され気味。まあ、現職の政治家と何でも言える立場の人間の差が出ている。論点としては面白いポイントがある。「憲法」が時代に会わなくなったら変えれば良いのは当たり前で、問題はどう変えるかでしょう。この点の議論はもう一つ。

 「塩野七生と若き過激派たち」は、塩野さんの「はじめに」と「おわりに」の間に、主に30代の若手”過激派”のインタビュー5本と覆面座談会(5つの提言)を挟んだ特集。それぞれに味があるのだが、塩野さんの方がやはり役者が一枚上でした。「三十代のこの連中には五十代のカエサルがやはり必要だ」ということで決着が付いてしまっている。もっとも、そのカエサルがいないのが今の日本の悲劇なのですが。この特集では、インタビューアー(岡本ちゃん)の使っている言葉が通常のインタビュー記事のそれではないのが目に付く。あと、中曽根さんのインタビュー、ハマコーのそれ、それに鳩山弟とテリー伊藤の対談などが面白かった。買って損はしないと思う。

 「日本をどうする」式の記事はこれから増えるでしょうね。しかし、答えは徐々に明らかになってきているように思う。問題はそこにどうもっていくか。これからは、何でも批判するのではなく、自分の考えに近い動きが出てきたらそれをきちんと評価していく姿勢ではないでしょうか。どうもそういう気がする。


99年01月17日(日曜日)

 「ついにここまで」というニュースですな。アメリカのデルタ・エアラインズが、同社のウェブサイトでチケットを購入しなかった同社国内線顧客に対しては、片道1ドル、往復では2ドルのサーチャージ(課徴金というか、割増料金)を課すと発表。理由は、「在来型でのチケット販売には、ネットでは不必要なコストがかかるため」としている。同社のウェブサイトに来て、そこでチケットを買ってくれる客はコストがかからないから優遇する、ということである。ニューヨーク・タイムスはこれに関して、「デルタ航空の乗客には今週から二つのクラスが出来た。 wires and unwired だ」と報じている。

 ユナイテッドは「検討中」としているものの、実際にこのデルタ航空の新しい方針に追随する米航空会社は出ていないという。最初に思ったのは、「へえ、アメリカではエアライン・チケットもかなりネットで売られているのか」という点でしたが、記事を読み進んだら全くそうではないようです。デルタで2%弱、ユナイテッドで1.5%、アメリカンで2%弱とかなり小さい。年間伸び率が25%に達しているといっても、発射台が低いわけですから、「ネットでのエアライン・チケット購入」が主流になるには時間がかかるはずですが、それでも「もう当社はネット予約優遇で行く」と決めてしまったのが、アメリカの企業らしい。

 顧客を差別化するのは、アメリカの企業が得意とするところです。日本の企業はなかなか出来ない。シティバンクの預金者は、日本では40万円の残高を境に口座管理手数料を取られるか、利子をもらえるかの差がある。デルタ航空の場合は、インターネットを使ってチケットが買えるかどうかが分かれ道となる。

 ネットも出来ない年寄りはどうなるのか、ネットも扱えない障害者はどうなるのか、についてはデルタは何も言及していない。言っているのは、「在来型(conventional)の予約システムでは、コストがかかる」という点だけである。「在来型」とは、例えば旅行代理店経緯とか、電話予約である。これらは確かにコストがかかる。デルタの動きが波及した場合に、業態として一番打撃を受けるのは旅行代理店でしょう。旅行代理店はチケットの流れの中から除外されてしまう。代理店業界の反発はかなり大きいようです。
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 アメリカにおけるネットでのエアライン・チケット購入は、2002年になってやっと全体の8%に達する見通しだという。あと数年経っても少数派というわけです。消費者にとっても、ネットではチケット購入が完全に有利かというとそうでもない。もしある一つの航空会社に行ってチケットを買うとしたら、他社との比較は事前にどこかでしなければならないし、それをしなければ割高なチケットを買う羽目になるかもしれない。そういう意味では、1ドル、2ドルの課徴金などどうでもよくて、その道のプロである旅行代理店に旅行プランを組み立ててもらった方が最後は安上がりかもしれない。しかし、業界の料金体系などに詳しい人なら、ネットで購入する方が得だろう。

 結局のところ、デルタの試みは「チケット購入ルートの多様化」ということだろう。どれが良いかは、消費者が置かれている立場によって違う。ネットを自在に使える人が、安いチケットを手に入れられるようになるのは「knowledge の成果」であって、良いことだと思う。一方でやはり旅行はその道のプロに組み立ててもらいたいという向きもあるだろう。「多様化」についていえば、日本も金融、運輸なにからなにまで、まだまだトライする余地はあると思う。


99年01月16日(土曜日)

 (^_^)(^_^)写真は土曜日に我が家に遊びに来た男の子です。ははは、目が父親に似ている。2018年1月15日に成人式を迎える予定。久しぶりに赤ちゃんにさわったので、ちょい緊張しました。誰もがこんな時がある。ハムスターの子供と同じで、人間の子供も見飽きません。2時間ちょっとで親に連れられて帰っていきましたが。(^_^)(^_^)
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 先日「Lion King」を見た折りに新築成った「四季劇場」に関してコメントを書いたら、以下のメールを頂きました。

 さて早速ですが 今日のホームページのデイリーニュースで「四季劇場...別に浜松町に文句をいっているのではないのですが....その周辺は殺伐としている...言って見れば雰囲気に欠けるのです。....」とありましたことについて メールさせていただきました。

 たまたま今日お昼に 四季関係者に近い(?)方にこの疑問をぶつけたところ、実は これにはやはり考えあってのことらしいのです。それは 公演を見に来た方々に、より四季劇場での上演を印象深く心に残すためだそうなのです。光や色にまで とても力を入れている四季ならではなのかもしれませんが、つまり華やいだ場所..例えば銀座や渋谷,新宿界隈..等にあったならばどうでしょうか?。

 せっかくすばらしい舞台を見ても 帰り行く途中のネオンや雑踏に 徐々に記憶が薄らいでかき消されてしまう..あちこち寄り道でもしようものなら 帰宅する頃には「あれ?今日は何しに行ったのだっただろうか?」などということにもなりかねないので わざと何も無い殺伐としたところにあるようなのです。(最も公演がよりすばらしければそんな心配もないのかもしれませんが)

 さらに建物の外観もその趣旨から港にある倉庫のように色味を抑えた渋い造りにし てあるそうなのです。理由については 以上なのですが もしまた足を運ばれるようなことがございましてお食事でもお考えの際にはお薦めは ちょっとリッチな気分がよければ海のほうへ進んで「THE GARDEN」..週末はウエディングパーティーなどするようなステキなところです。ファミレス価格で小洒落た雰囲気を楽しみたければ「弥生会館」上階のレストラン...とても穴場的存在で秘密のデート等にもってこいです。

 あとはインターコンチネンタルホテルまで行くもよし、いっそ「ゆりかもめ」に 乗って夜景を見つつお台場まで..などというのも宜しいかと思います。以上 お忙しいところ失礼致しました。これからも楽しみにしております。

 レストランまで紹介していただいて、Many Many Tks という感じです。劇団四季のような考え方は確かにある、と思います。しかし、私には何よりも浜松町から歩いた煩雑さが印象に残ってしまいましたし、あの舞台だったら見た人の記憶には鮮明に残ると思います。私の頭にはまだ色調としての黄色が強く残っていますから。

 それにしても、メールtks。こういうメールが発信者にとって何よりの楽しみなのです。


99年01月15日(金曜日)

 祝日の都心というのは、寂しいんですよ。会社は休みでしたが、いつもの通り金曜日はラジオ番組が二つあったので朝と夕方は都心にいたのですが、寂しいのなんのって。それに寒かったので、人がいないのがよけい目立ちました。人が少ないと、街も寂しく見える。どちらも局は赤坂にあるのですが、アメリカ大使館の近くはそれこそ人が本当に少ない。あんなところからは、収録が終わったら早々に退散しました。

 しかし、そうした中であでやかな着物姿の女性がちらほら。特にホテルの中や、その周辺。何か催しがあったのでしょう。大体が親御さんと一緒で、女親は見慣れているせいか落ち着いているのですが、父親が娘の着物姿にうきうきしているのが見えて、ちょっと笑っちゃいましたね。外国人がやたらと彼女らに接近して、「写真、いいですか.....」といっているシーンを何回も見ました。
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 1年ぶりでしょうか、我が家にハムスターが戻ってきました。去年の12月に生まれた2匹。まだ小さい。しかし当然ながらその形はしていて、なかなか見ていて飽きない。以前にも2匹飼っていたことがあるのですが、何せ寿命が3年前後ですから遺伝子の命令に従って時間がたつと彼らは確実に死んでいく。死んだときは、やなり悲しいのです。で、しばらく飼わなかった。しかし、私以外のどちらかがもらってきたらしい。

 我が家にはせきせいインコが一匹いるのですが、これは長生きでハムスターが一世代交代してもまだ残っている。ハムスターとインコのどちらが病弱かというと、インコです。直ぐ風邪(?_?)を引く。入院させると、大変なお金を取られる。目が飛び出ますよ。インコは夜は寝るのですが、ハムスターのピークタイムはどうも我々が寝静まってから夜明けまでです。ネズミですから、夜行性。何をしているかというと、一晩中例のワッコを回している。それが音がするから、とても寝ている部屋には置いておけない。うるさい奴らです。まあこれが回っているうちは生きている証拠で、安心はするのですが。

 以前のハムスター2匹は「ハム子」「ハムちゃん」という名前だったのですが、今度はちょっと違う。「伊藤忠」「伊藤ハム」と名付けた。まだ私はどっちがどっちだか知らない。命名したのは私じゃありませんので。ははは、私はただ「長生きして欲しい」と思っているんです。


99年01月14日(木曜日)

 「おみくじ」というのは、つらつら見ていると結構面白いものですね。今私の前にあるのは正月にゲットした「諏訪大社 上社」の「おみくじ」なのですが、「お持ち帰りになってよくお読みください」と書いてあるので、持ち帰って机の中に入れて置いたのです。今日改めて見たら、おもろい。

 上の方にある「運勢」の方はまあ「大吉」で結構なのですが、下の方に書いている○印の下の各ファクターとその読み方がなかなか良い。

 ○願望 がんもう    思う様に運ぶ
 ○待人 まちびと    早く来る
 ○失物 うせもの    出る落ちついて探せ
 ○旅行 たびだち    売買の旅ならよし
 ○商法 あきない    上吉 さわぐは凶
 ○養蚕 ようさん    出来ばえ良利益小
 ○方向 ほうがく    東と西は何れも吉
 ○争事 あらそい    心落ちつけよ勝つ
 ○抱人 かかえびと   男女いずれもよし
 ○転居 やうつり    さしつかえなし
 ○出産 おさん     支障なし
 ○病気 やまい     重い様でも直る
 ○縁談 えんだん    必ず叶う
 ○学業 がくぎょう   身を正せば調う
 我々の日常的に使っている読み方と違うのが結構ある。普通は「がんぼう」というし、「旅行」は「たびだち」とは言わない。「方向」は「ほうがく」になっている。「転居」が「やうつり」とは面白い。「抱人」(かかえびと)とはなんぞや。神社に聞きました。「雇い人」「使用人」との答え。昔は、地主にしろ、商家にしろお手伝いさんがいた。なるほど。今これが必要な人はあまりいない。「養蚕」が項目になっているのは場所柄か。諏訪は製糸産業の一大基地だった。それで入っているのでしょう。神社によれば、群馬など関東一円の養蚕が盛んだったところには、これが入っているというのです。

 で思ったのですが、まず面白いだろう事は、全国の神社・仏閣のおみくじを全部集めるのです。どう違うか。地方によって。次に、まったくの現代版おみくじを作るのです。ははは、そこには「離婚」とか「リストラ」とか「就職」とかが入りそうですね。それにしても、職業が決まっている昔からの「おみくじ」には、「職に就く」ことに関する項目がない。職業は生まれたときから決まっていたからでしょうか。「現代版」をちょっと作ってみましょう。遊びで。

 ○競馬 うまきょうそう
 ○宝籤 とみくじ
 ○勉強 しけん
 ○リストラ ひときり
 ○景気 ふきょう
 ○離婚 ばついち
 ○就職 てんしょく
 ○借金 じこはさん
 ○会社 かりのやど
 ○風邪 こうじつ
 ○親子 とーくれす
 ○成績 できばえ
 ははは、いくらでも出来る。「見通し」のところには、勝手に入れて下さい。ちなみに、オフィスの近くの熊野神社の「おみくじ」は、
 ○願望
 ○待人
 ○失物
 ○旅行
 ○商売
 ○学問 がくもん
 ○相場 そうば
 ○争事
 ○恋愛 れんあい
 ○転居
 ○出産
 ○病気
 ○縁談

 となっていました。やっぱしちょっと入れ替えてありますね。そのくらいだったら、私の作ったのくらいに大胆に入れ替えても良いのに。(^_^)(^_^)


99年01月13日(水曜日)

 好きだな、こういう感覚が。ははは、西暦1000年1月1日の新聞。ウォール・ストリート・ジャーナルが遊びで作っている。うーん、契約してなくて見れない人には気の毒ですが、このサイトを見ているような人ならかなり同紙と契約している(^_^)(^_^)と考えて、URLを紹介しましょう。一つは本紙 (?_?)、もう一つは国際 (?_?) 版

 でも考えても下さいよ。1000年前。当たり前だが、白人中心の今のアメリカはない。あの国はせいぜい400年の国でっせ。そのくせに、こんな新聞を作るなんて生意気(^_^)。で歴史のある日本は。出てますね、今日の朝日新聞の朝刊にも紹介があったのですが、藤原道長の時代だそうです。見れない人のために、引用すると。

 A sex scandal swirled in Japan's ruling court, raising concerns that officials are indulging themselves while ignoring the famine and plague sweeping the nation. Fujiwara Michinaga, the nation's de facto ruler, is reported to have engaged in improper relationships with women. Some peasants, also complaining about extortionate taxes on rice, have threatened rebellion.
 側室を置くのが当然の時代に、「improper relationships」もないと思うのですが、まあ遊びです。しかし、全然でたらめではない(ようです)。よく登場するのはバイキング。三つも関連ニュースがある。バイキングの女性が離婚を勝ち取ったとか、奴隷貿易で儲けているとか、デンマークのバイキングがイギリスを侵略すると脅しているとか。ははは、そうなんでしょう。当時の彼らの西洋社会での存在の大きさを示している(^_^)(^_^)。中国については、麦と米の二期作(というんですか)で穀物収穫が急増したとか、、神聖ローマ帝国のオットー三世がローマ中心部の再開発計画を提案しただとか。

 出てくる単語は、「略奪」(plunder)、「人肉食い」(cannibalism)、「奴隷貿易」(slave trade)など。ひどい時代だったのです。だから私は言っている。「昔は良かった」というのは、痴呆症の老人の戯言だと。国際面の最後の記事はこうです。

 世界の人口は2億5000万人と推定されるが、これは1000年前と同じである。子供の半分は5才以前に死ぬ.....
 地球の人口が大爆発したのは、せいぜいこの100年です。西暦1000年1月1日は曜日は月曜日だったそうです。で、西暦2000年の同じ日は。土曜日です。来年も年末年始は恵まれない。
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 「西暦1000年1月1日のウォール・ストリート・ジャーナル」を見ながら思い出したのは、「Not The New York Times」。この新聞は、ニューヨークの新聞が長い間ストをした時に、従業員が作ってニューヨークの町中で配ったもので、私のコレクションにもあったと思います。この新聞に載っていた記事も、かなりふざけた物で読んでいて面白かった。日本の新聞社の中で、とてつもなく多い新聞休刊日に、こういう新聞を作る人は出てこないのですかね。おもろいのに。


99年01月12日(火曜日)

 キャッツの最後の歌「メモリー」を聞いているときについ出てきてしまうような涙はありません。スターライト・エクスプレスのような、魅惑的で激しい動きもありません。エビタのように、歴史的事実もない。基本は子供向けの作品です。しかし、「Lion King」は見て良かったと思いました。

 去年の9月。ニューヨークに行ったときに一番見たかったのは、「Lion King」や「Rent」それに「Titanic」でした。しかし、急に決まったニューヨーク出張だったことや曜日が悪くて、結局その時はこれらのミュージカルのチケットは取れず。結局「キャッツ」と「美女と野獣」に再見した。残念だったのですが、そのうちの一つ「Lion King」はまずは劇団四季の公演で先日日本で見ました。完成成った四季劇場で去年の12月20日から公演をしている。

 前半、後半ともイントロがいい。観客席後方から舞台に向かって前半は動物の行列があり、後半は鳥が舞う。人間がキリンやハイエナ、ライオンになったりと動物になりますから、衣装には工夫がいるがこれが実に良く出来ている。特にハイエナ3匹の動きは良かった。頭の動かし方は相当練習しただろうと思う。

 見所は舞台展開(装置)と舞台全体に使われている色です。今まで見たミュージカルの中で色が一番華やかで斬新だったと思う。これは照明の勝利でしょう。今も瞼に残っているのは、独特の黄色です。ヌーの暴走を見せる技術なども印象に残った。実にうまい。良く考えついたと思う。舞台の奥から前に向かって徐々に場面を展開するのです。で実際に、観客にはそのシーンを想像させる。曲は良いと聴いていたが、あまり印象には残らなかった。

 日本のミュージカルは何本も見ましたが、初めて少数ですが standing ovation をしている人を見た。女性の何組かのグループ。多分、彼女らはニューヨークやロンドンの舞台を見慣れているのでしょう。日本人は普通はかなり良い公演でも standing ovation はしない。小生には境目くらいに思えたので立ちませんでしたが、ニューヨークだったら7割の人は立ったと思う。私も見て良かったと思う。何よりも、気になっていましたから。これでニューヨークかロンドンみ見れば、比較が出来るというものです。
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 「四季劇場」は、そのものは立派です。劇場そのものの大きさもニューヨークの大部分の劇場のそれより大きかったし、照明から舞台のせり出しやその他の施設も多分最新ですから立派だと思う。「秋」劇場と「春」劇場があって、建物の右と左に劇場が分かれている。入り口にあるカフェーの配置も良いと思う。従業員の手順が悪いのを除けば。

 しかしニューヨークの劇場街に馴れた人間として思うのは、問題はそのロケーションです。別に浜松町に文句を言っているのではないのですが、なぜ日比谷の劇場街の近く、例えば昔の都庁の跡地に出来なかったのだろうかと思う。「四季劇場」は良いが、その周辺は殺伐としている。車は多いし、言ってみれば「雰囲気に欠ける」のです。それがちょっと興ざめ。

 日本のミュージカルは午後の6時30分に始まる。浜松町の北口から歩いて7分のあの場所に落ち着いて到着するためには、浜松町に6時過ぎに付いていなければならない。浜松町に午後6時に着くためには、大部分の東京の昼間働いている人は、午後5時過ぎにオフィスを出なければならない。これは通常の日にはかなり難しい。実際のところ、観客の7割以上は女性でした。男がミュージカルを見るのは日本ではかなり難しい。ニューヨークの劇場の開始時間は大部分が午後の8時です。この二つが残念でした。


99年01月11日(月曜日)

 ゾロメの日。平成11年1月11日。いろいろな人が、いろいろなことを始める。松井だったかな、「バットの振り始め」らしい。他にもいろいろありますが、リクルートが11年1月11日午前11時11分から何か新しいサービスを始めたようです。今までの Mixjuice や あちゃらNavi をやめて。ISIZEというサービスを。

 私も全然知りませんでした。ところがこの週末にリクルートからメールが来たのです。

貴サイト紹介のお願い

 さて、この度弊社リクルートでは、日本最大級の暮らし情報マッチングサービスとして「MIxJuice」から「ISIZE(イサイズ)」へインターネットでのサービスを展開することとなりました。

 そこで、貴サイトを「ISIZE(イサイズ)」お薦めサイト紹介「SUPER LINKS」にてご紹介させて頂きたく、お願いのメールを出させていただきました。「SUPER LINKS」とは、「ISIZE」にて、お薦めホームページを紹介する機能の総称に当たり、リクルートが運営するディレクトリーサービス「あちゃらNAVI」(平成11年1月11日をもってISIZEに統合)の機能を、単なるディレクトリサービスでは無く、よりよいサイトのみを広く一般に紹介する事を目的とし、誕生したサービスです......

 失礼ながら、最初なにを言っているのか分からなかった。あまり文章がお上手ではない。 Mixjuice と あちゃらNavi のサイトに行って、なにが起こっているのかやっと理解できた。まあ私としては向こうが勝手にリンクするだけですから特に異論はない。でも、どの分野に分類するんでしょうね、このサイトを。

 で時間過ぎにどこにあるか調べに行ったら、「混雑しているのでまた後でアクセスしてください」とメッセージ。リクルートも不手際をするものです。アクセスが殺到することは分かっているのに。
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 Dow Jones のイアン・ケネディーさんがオフィスに来てちょっとしゃべった後昼飯に。日本語は読む方は駄目らしいけど、しゃべりはかなりうまい。「どうしてそんなにうまいのか」と聞いたら、母親が日本人でご両親は18年前から日本に居を構えているという。ただし彼自身は、高校、大学とアメリカで過ごした。どっちにしようかな、久しぶりに英語の勉強でもと思ったのですが、まあ日本語で会話しました。

 ウォール・ストリート・ジャーナルのメールシステムの話や、同紙が新しく始めた話などをしばらくして、この世界の変化の激しさを改めね痛感。知らない間にいろいろなサービスが始まっている。たまに新聞社や通信社の販売サイドの人と会うのは、勉強になります。むろん記者の方とあうのが多いのですが。彼とは近くまたメシでも食べることにしました。

 帰りに「ビッグバン時代のネット活用術」などをお土産に。そうそう彼のお父さんがネットに詳しくTOKYO Qというサイトを運営しているという。私もちょっと覗きましたが、結構面白そう。レストラン・ガイドなどもある。
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 ファイルの削除については、多くの方からメールを頂きました。tks、tks。FD のファイルは最初から「ゴミ箱」には行かないのですね。私が「ゴミ箱」に捨てていただけでした。そういう意味では、「ゴミ箱」は有用な存在なのです。ファイルシステムがつながっているハードディスクのファイルは、「削除」を選ぶと自然と「ゴミ箱」行きになる。ゴミ箱は有用ですから、FDの場合はどこかにファイルが残るようにすれば良いのに。


99年01月10日(日曜日)

 弟から聞いたベトナムの話は面白かった。やっぱし景気が悪いらしい。外国人がどんどんハノイなどからいなくなって、ホテルは青息吐息。公示価格は200米ドルくらいするホテル(村山首相が泊まったハノイ・ホテル、小渕首相が泊まった日航ホテルなど)が結構なペースで値下げをしている。その結果、50米ドルくらいで宿泊できる一流ホテルも出てきていると。稼働率が20%というのだから、これは仕方がないでしょう。

 人はどうかというと、世代間ギャップがこの国にも出ているという。ベトナム戦争が終わって20年以上。この20年とそのちょっと前に生まれた連中にとってはアメリカは特別な国ではなく、言葉も商品も自然に受け入れる。英語もうまい連中がいるらしい。しかし、少なくとも一度はアメリカと戦った連中。つまり、40才以上の連中は、企業の中堅にいながら、英語も出来なければテクノロジーも分からない。やはり企業でお荷物になっているというのです。

 彼はインドネシア、タイ、そしてベトナムと3カ国で働いていますが、人件費は一番安いという。今ハノイから30分くらいのところで工場団地用地を作っているのですが、労働賃金はインドネシアの6割、タイの3割程度。国民は全体に頭は良いらしいが、フランス、アメリカと長い植民地支配を受けた結果、あまり斬新な発想力というのはないらしい。またその影響が有るのかもしれないが、外国人に対しては乱暴狼藉は全くしないのだそうです。だから夜遅くでも外国人は女性でも平気で街を歩いているという。

 共産主義国家なのに、CNNは自由にみれる、NHKもみれる、インターネットも自由で、世界との壁はなく、その「自由な経済」と「政治のイデオロギー」のギャップがあちこちに出てきているという。で日本人はどうしているか。相も変わらず「村」だそうです。日本人学校も40人くらいの規模であるのだそうです。驚くなかれ、週末に飛行機で片道2時間をかけてバンコクの塾に通わせている親が居るらしい。ははは、ハノイ日本人村の住民も、相当過激ですな。困るのは文房具だそうです。全部ある。しかし、性能がちょっとレベルに達していないという。ベトナムの女性が何を欲するか。「Made In Japan」「Made In U.S.A」だそうですが、日本でおみやげにふさわしい彼女ら向けの両国製を見つけるのは大変だ(^_^)(^_^)と。彼女らは、「Made In Korea」「Made In Malaysia」はあまり好きではないらしい。

 あと一年半くらい居るらしいので、必ず一回は行こうと思っていて、その場合は夏と年末年始を外せば(つまり日本の旅行シーズンを外せば)、滞在費はかなり安くなるそうです。安いから、欧米の連中にえらく人気があるらしい。彼らは我々が見慣れた「見渡す限り田園」といった風景、牧歌的なベトナムの農村風景に偉く感動するらしい。私が見たいのは、普通のベトナム人がどんな暮らしをしているか、国の経済の建設がどういう経路で行われているかなどです。ベトナムといっても直ちに「観光」も思い浮かべられませんから。
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 ところで一つ質問です。我が家の何台かのコンピューターは LAN で繋がっているのですが、例えばコンピューターAのFDD内のフロッピー・ディスクに入っているファイルをコンピューターBのファイル削除機能を使って削除した場合は、どちらかのコンピューター(つまりAかB)の「ゴミ箱」に入るのでしょうか。それともなくなってしまうのでしょうか。私はこれを何回かやりましたが、どちらのコンピューターの「ゴミ箱」を探してもいつも残っていない。

 ファイル削除の時には「まあいいややっちゃえ」というのがあるじゃないですか。ゴミ箱に入っていれば、「元に戻す」をすれば良いと。一つのコンピューターで仕事をしている時はこれで問題ない。しかし、コンピューターの「A と B の間」でうっかりこれをやってしまってファイルがなくなってしまった。後で考えたら残しておきたかったファイルなのに。LANにおけるファイル削除の基本がどうも分からないのです。どなたかこの問題に詳しかったら是非教えてください。どちらのコンピューターの「ファイルやフォルダ」を全検索しても、削除したファイルは消えてしまう。(?_?)
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 最近の東京は寒い....という話を書いたら、シカゴのしらちゃんからイエローカードを出されちゃいましたよ。

 今日もシカゴは寒い一日でした。日中の気温も華氏5度ぐらいで、摂氏だとマイナス15度ぐらいです。まあ、当分、氷点下の世界が続く見通しです。東京の冬ぐらいの寒さはまだまだです。
 ハイはい。うーん、今朝の東京は−0.9度いうてました。FMラジオが。確かに。でも思い出すな、あのニューヨークの肌を刺すような寒さ。気持ちが良かった。レストランから出た時に温まった肌が締まるのが何ともいえないのです。ただしニューヨークは雪はあまりない。いいのは東京や日本の冬の寒さは、露天風呂に入るにはちょうど良い気温ということです。ニューヨークやシカゴの寒さの中では、露天風呂に入る気にはならない。日本の程度の寒さもメリットはある。

 そういえば弟がおもしろい話をしていた。ベトナムの夏のオフィスでは日本人が冷房を強くする。すると、ベトナム女性(OL)が「寒い、寒い」という。で、日本人が日本に帰国すると彼女ら用の「ちょっと羽織るもので日本製、アメリカ製を買い求める羽目になる」と。相対体感温度というやつですか。


99年01月09日(土曜日)

 Nandoの経済ニュース・ページを見ていたら、面白いニュースにぶち当たりました。ちょっと引用すると以下の通りです。

 NEW YORK (January 8, 1999 3:59 p.m. EST ) - An Internet chat program owned by America Online has nearly doubled its membership in six months, helping AOL increase its presence in cyberspace.

 Mirabilis, an AOL-owned company that produced ICQ - Internet-speak for "I Seek You" -announced Friday that it had 25 million registered users, 11 million active, daily users and up to 800,000 simultaneous users chatting away at any one time.

 The ICQ software allows users to chat privately with other members over the Internet in real time, much as AOL's members can do using the service's Instant Message function.

 It has proven wildly popular with young, computer-savvy people who aren't members of America Online. Also, ICQ is free and can be downloaded by anyone, while AOL charges its online service members $22.95 a month.

 Mirabilisが AOL の傘下に入ったとは知りませんでした。それ以上に驚いたのは、ICQの登録者が2500万人になっていて、実際の利用者(active user)が1100万人に達しているということです。この後者の数字は、日本のインターネット人口に近い。Mirabilis から Netscape までを手に入れた AOL がそのシステム下に置いているネット人口は、5000万人に達するという。これは世界のネット人口の三分の一だ。

 Mirabilis のフロント・ページを注意深く読むと、上段右の方に登録メンバーが2300万人になったこと、それにこのソフトウエアを同時刻に同時に使用している件数が80万件に達していることが記されている。私もこのICQは以前コンピューターに入れていたし、数ヶ月間実際に使った。結構楽しかったし、ネットの醍醐味も味わった。今でも登録番号は持っていますが、コンピューターが多分このソフトウエアのせいで malfunction をしたことや、オンラインにしたときに急いでいても知ってる友人がオンラインになっていると話さなければならずに時間をとられたことからソフトウエアを外してしまった。それ以来使ってないのですが、「It has proven wildly popular with young」という記事には同感できる。結局、ネットは「情報」を得るよりも、「つながり」を求める人の力で力強く普及するのです。

 ちょっと調べたら、ICQを売り物にするページは日本でも数多く立ち上がっている。そこには、自分のICQ番号をハンドル名で登録して、「アクセスしてください....」などというメッセージが一杯ある。最近の事件を考えると、伝言ダイヤル、インターネットと来て、次はICQか....と思ったりするが、実際に使ったことのない人間がこれを解説するのは大変だろうなと思う。だからとんでもない的外れな解説が出てくるのでしょう。新しいものを、ただ単に「胡散臭いから駄目」と斬りつけるような。しかし、ICQにせよつまく使えば素晴らしい可能性を秘めている。技術はいつでも「両刃の剣」なのです。
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 寒い一日でしたね。ちょい体の休憩日で、午前と午後に二回風呂にゆっくりつかって日中は一度も外に出ず。午後から新宿・伊勢丹会館の「三笠会館」に行きました。ベトナムに行っている弟が二週間ほど帰国しているので、兄弟家族で食事会です。ここで兄弟会をやるのはもう4回目でしょうか。何よりも「魚介スープ」と「ペペロンチーネ」、それに三崎の魚(>゚))))彡)を使ったサラダが好きなのです。で、二世達もこれがすっかり気に入って、驚くほど食べる。ははは。

 この時期にこういう会合を開けば、たかられますね、彼らに。財布が軽くなる。時期が悪い。まあ、いいですけど。今年も結構取られた。だから、正月はポーカー、花札なんでも彼らと真剣に対決して、私が勝ったらちゃんとチョコレートを取り上げるのです。その方が彼らの将来にとって良い(^_^)(^_^)。「天和」を上がられても、負けない気持ちを持たなければ。ははは。


99年01月08日(金曜日)

 私が昨日書いたことに関して、ある生保で運用をされている方から以下のメールを頂きました。 momentum investor に関してです。

 1月7日のdiaryに書かれていた momentum investor ですが、私の理解では、この単語は、value investor に対比して使われる単語で、特に最近の新語というわけではありません。意味合いは、伊藤さんが書かれていたように、勢いでrally に乗ろうとする投資家、と言う意味に近いですね。すなわち、株式の value や valuation に関係なく、上昇・下降傾向にある株価そのものに着目して、売買する投資家のことであり、trend follower ともいわれます。ファンド・マネージャーの定性的判断を加えて、投資を行うタイプとシステムを使う投資家の両タイプがあります。いづれも、トレンドが崩れると、一斉に反対売買に回りますので、相場のボラティリティを上げることになります。
 なるほど。よく分かりました。TKS TKS。私の金融市場に関する知識(主に英単語の)は基本的には為替で成り立っていますから、やはり株には落とし穴がありました。でも、こういうことを直ぐ説明してくれる方がいるのがネットの良いところです。この単語に関してはもう一つ「 momentum investor とは俗な日本語でいうとちょうちん買いをする人と翻訳するんでしょうが、英語の表現はポジティヴな印象ですね。me too investor というとちょうちんに近くなりますか」というメールも頂きました。こうしたメールは大歓迎です。(この文章を書いた直後にこの問題に関してぼぶちゃんからも詳細なメールをもらいました。tks)
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 勉強会の仲間で今はコンピューター・ソフトウエア企業の幹部となっている人と金曜日に昼飯を食べながら話していたら、アメリカのインターネット業界で始まった面白いサービスの話を聞きました。「One To One」というらしい。

 こういうことです。今は例えば私が伊勢丹のホームページに行っても、女性のあなたがこのページを訪れても、差別なく女性が少しスカートを上げて迎えてくれる。同じです。性別、年齢で変化はない。しかし男性である私はちょっとだけれども、「やっぱしこのデパートは女性物中心か」「ターゲットは女性か」と思ってしまう。しかし、実際には私はこのデパートで既製では絶対合わない(首廻りの割に手がちょっと短い(^_^;))ワイシャツなどを毎回作っている。だからワイシャツの生地には興味があるのです。逆に、それ意外では伊勢丹はあまり使わない。

 で例えば、私が伊勢丹のホームページに渡ったときに、ホームページがそれを知っていて、何も指示せずに「伊藤さん、今度こんなワイシャツ生地や色が入りました」と最初から知らせてくれたら、何と嬉しいことか。私の伊勢丹に対するロイヤリティーは一段と強まるというものです。今はまず女性がスカートをちょっと上げているホームページから入り、あとを探し回って目的地(あるかどうかしりませんが)に到着しなければならない。

 「One To One」とは、「ユーザー1に対して専用のホームページ1」という技術です。ポイントは、ユーザーと、今まではマス相手だったホームページの間に cookie(インターネットにおけるコンピューターのハードディスク残存の接続記録) のようなエージェントを入れることです。単なる接続記録ではなく、例えばデパートが持っているその顧客に関する販売データ、購買傾向などを入れるのです。その客がアクセスしてきたら、フロントをその人用に素早く組み立てて、「その人専用のフロント」を構成してしまうのです。具体的に言えば、「伊藤洋一専用の伊勢丹フロント」という訳です。「マス」から「個」へ、と。

 この技術は、応用範囲が実に広いと想像されます。例えば金融機関だったら、アクセスしてきた人が資産家かどうか、過去にどのような投資性向を持つか、不動産を探しているのかどうか、預金はどのくらいで今流動性預金がどのくらいあるかなどをデータに入れておき、個人を認証できた段階で素早くフロントを入れ替えてその人専用のフロントにすれば良い。今は有名なホテルではフロントでもルームサービスでも電話をすると、「伊藤様、なにか....」と言ってきますが、それのインターネット版かつ自動応答システムというわけです。

 こうしたことは、言ってみれば「サービスの個化」です。むろん cookie と同じように、便利さと危険が同居している。しかし、私の予想では主要なサービス企業のフロントページのかなりの部分は、数年後にこうした「個化したホームページ」と「マス対象のホームページ」の二本立てになっているような気がする。


99年01月07日(木曜日)

 週刊ダイヤモンドの「超情報源 2600」がやっと送られてきて、昨年末に書いた短い原稿がどうなったかを確認しました。32から33ページにありますから、ご覧ください。まあ実際に私がどのように経済情報の取得においてインターネットを使っているか、ということです。これ以外にもインターネットは多様に使っていますが、「経済情報の取得」を切り出したら、まあこうなるということです。
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 ニューヨークの株価に関する記事を見ていて、あまり見かけない表現にぶつかりました。

 「Analysts say there was little news to spur Wall Street's earl advance other than the continued euphoria in the technology sector. They noted that index-fund managers and so-called momentum investors are the primary driving force. Fund managers are flush with cash from individual investors aiming to get in on the market rally, while momentum investors are eager to jump on the Net stock rally.」
 注目したのは、 momentum investors 表現です。今までお目にかかったことがあまりない。理屈は抜きにして、勢いでrally に乗ろうとする投資家という意味でしょうか。それともチャートのモメンタムなどを見て投資する向きでしょうか。もし前者だとしたら、そうした投資家が増えることは、相場上昇の持続性の点では疑念が残る。日本の80年代の後半の株投資は、かなりの程度 momentum investors の所業だった。

 当面の話は別にして、去年一年間のアメリカの株価指数の動きを比較検討していて、一つのことに気が付いた。それは、指数としてのダウが他の指数に比べてかなりラグしているということである。NASDAQ がかなり力強い上げを記録していることは既に何回も指摘したが、最終的な同指数の年間の上げ幅は40%弱に達した。コンピューターやインターネット関連、バイオテクノロジーなどの多くの新産業株を抱えた同指数の力強い上げには目を見張るものがある。

 30銘柄しか入っていないダウよりは幅広い銘柄を拾っているSP の年間上げ幅は27%となっている。NASDAQ に比べると小さいが、それでも年間3割弱の上げというのはかなり大きい。これに対して、新値を更新するたびに日本で騒がれる(7日の日本もそうだったが)ダウの年間上げ幅は15%にとどまっている。SP、NASDAQ 両指数とダウとの差は年末に鮮明になって、ダウの上げが鈍くなり、時に大きく利食われたのに対してSP と NASDAQ は堅調を維持して上値を追った。

 このことは二つのことを物語っているように思う。第一は、アメリカ経済の活力はダウに採用されいるような大企業よりも、むしろSPやNASDAQに入っているような中堅、小規模企業の中にあるということである。ダウの上げ下げを見て、アメリカ経済の活力を云々するのは従って間違っている。

 第二に、アメリカ経済の拡大の原動力が中堅企業、小規模企業にあるとしてこれらの企業の活動は低下したときに、アメリカ経済の活力が落ちると言うことである。今までアメリカ経済の屋台骨は二本あると言われてきた。Wall Street と Main Street である。しかし、見ているとシリコン・バレーからボストンの近郊までのアメリカ大陸を横断するシリコン・ストリートが徐々にアメリカの成長の源泉を担いつつある印象がする。このことは年頭に置いて置いた方が良いと思う。アメリカの成長の源泉は明らかに移ってきているのである。

 ただしNASDAQに採用されて勢いよく上がっている株の企業業績を見れば、まだ危ういものばかりである。全く儲かっていない、また事業計画を立てたばかりの会社の株が急騰していたりする。その意味では、この部門の株価上昇は将来を先取りしすぎている。僕が好きな表現を使えば、ニューヨークの株に対する正しい姿勢は  

「Enjoy the party, but dance close to the door !」
 ということになる。それにしても今日だけで、「ニューヨークの株の上げが羨ましい」というメールが何通か来ました。日本の証券関係者の本音でしょう。


99年01月06日(水曜日)

 大きく外れていても放置している人が多いので驚くのは、コンピューターの時間である。これがなぜ問題かというと、一番頻繁に起こるのはメールの授受における見落としなどの不都合。メールの授受が多い人ほどメールの昇順、降順を「日付」でやっている人が多い(小生もそうですが)と思うのですが、特に時間が実際より大きく遅れている時計を持つコンピューターから発信されたメールは、読まれもせず、気も付かれずに放置される危険性が高い。

 メーリング・リストに二つほど参加していることもあって小生のメーラーには、大体一日に60通くらいが到着する。全部「日付」(というより時間)で並ぶのですが、こうした中で例えば時計が一日遅れのコンピューターから発信されたメールが来るとどうなるか。そのメー_ルは、頭から(または下から)61番目に入ってしまう。「未読」で直ぐ分かるだろうとお思いかもしれないが、メーリング・リストのメールはしばしば開けない。「ボールド」のまま、つまり未読のままほっておく。メーリング・リストでないメールがそのなかに紛れ込んでも、なかなか見つけるのは大変なのです。

 時計が進んでいるコンピューターから発信されたメールはどうなるか。それは、実際の時間が発信時間に追いつくまで、一番頭(または下)に残ったままである。いつも目にとまる利点はあるが、読んだのにいつまでも頭(または下)に残っていて、うざったい。メールを打った人もうざったく思える(^_^)(^_^)時がある。

 良くあるのは、時間が半日違っているケースだ。設定の時に例えば、「午後2時」を14時ではなく、2時で入れたケースである。ひどいのは、一年違っている。私の場合はメールは三ヶ月分しか基本的に残さないので、一年前の時計を持つコンピューターから発信されたメールは何百とあるメール outstanding の一番下(または上)に付くことがある。一週間に一度くらい最後を見るようにしているが、これでは速報性のメールの役割を果たしていない。

 まあ相手の為、自分の為にコンピューターの時計はなるべく時間を合わせるようにしましょう。簡単ですよ。Windowsの場合は、右下の時計をダブルクリックすれば「日付と時刻のプロパティー」が起動して直ぐに直せる。気持ちを入れて書いたメールも、相手に気づかれないままでは、いかにもかわいそうですから。こんなことを書くのも、最近時計の合っていない人からのメールを何通かもらいましたから。それから、メールの「昇順」「降順」はメーラーの「日付」のところをクリックすれば交互に入れ替わります。ご存じでしょうが。
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 生まれて初めて見ました。年明け早々に。時間は5日夜の9時30分を過ぎたあたりです。まあ今年最初の出社記念(?_?)で「今日は麻雀だ....」とやったのです。最初からあまり調子はよくなかった。国士無双と4暗刻を一回ずつテンパッタ(聴牌)のにこちとらは上がれず。こういうときは駄目なのです。その時は私から親が流れて、下が親になった。下は我が敬愛する Mr.Yamaguchi。

 配牌、理牌が終わったところで彼が唸りだした。そのうち「さん、さん....」とか数え出す。流すのかなと思いました。ところが彼の口から出た言葉は意外にも、「いや.....上がってる」でした。冗談かと思ったが、倒したらこうなっていた。見た瞬間に記憶に焼き付きましたから。私の方から見て

北北北 2ピン2ピン 123万 678万 567竹
 親ですから「天和」です。我々の麻雀は満貫が12000点で役満は4倍ですから、親で24000通し。私は割れていて48000。そりゃ飛びますよ。

 ははは、最初に思ったのはなんでこの手が自分が親の時に来なかったんだろう.....。後生楽ですな(^_^)(^_^)。しかし、麻雀は18の時からやっているから、何十年という長さですが、初めて見た。「天和」を。で被害にあった3人が言ったことは、「今日の所場代は Mr.Yamaguchi の持ちでしょう....」。ははは、彼は素直に「わっかりやした」と。ご馳走様。この方はおもろい方なのです。ゴルフもうまいとはとても言えない。が、パー4のところで「第二打が入っちゃったんだよ...」というイーグルをやっている。まあゴルフ場を歩いていて、そのまま池に入ったという人ですから何をしてもこちとら驚きませんが。

 自分でない人が上がったというのはしゃくですが、まあいいじゃないですか。年初から「天和」なんて。実は終わってしゃくだから飲みに行ったのです。八丁目の馴染みの店に。そこのマスターに言われた。「そりゃ、目撃できただけで幸せですよ...って」。そりゃそうだ。
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 週刊ダイヤモンドに私が書いた記事を見て、ウォール・ストリート・ジャーナルのKENNEDY(恐らく)という若者(多分)から電話。来週の月曜日にメシを食うことにしました。同紙の記者から電話をもらったり、会ったことは何回もありますが、その他の部門の人と食事をするのは初めて。楽しみです。えらく日本語が巧かった。この記事については、日本の通信社の友達から、「日本の通信社は付け足しでしたね....」と。当たり前じゃないですか。世界の情報の9割は、英語で表示されている。この世界は英語の世界です(^_^)(^_^)。


99年01月05日(火曜日)

 予想外の人からも年賀状が来て、「あれ......もう葉書ない」ということはよくありますね。小生もそう。で青山三丁目の郵便局に行ったのです。ベルコモンズの前の。そこにはなかったのですが、面白い張り紙が。「はす向かいの東急ストアの地下一階の売場に年賀葉書あります」....と。

 近いので行ってみました。たくさんありました。そこの売場の女性に、「どうしたんですか」と聞いたら、「うちは、仕入れすぎちゃって....」と。私は50枚ほどしか買いませんでしたが、ちらっと見たところあと1000枚はあったな。外苑前郵便局から回ってくる人が多いようです。市販の年賀葉書は不必要な印刷がしてあって値段が高い。近くに住んでいたり勤めている人、それに時間がある人は銀座線「外苑前」で降りて渋谷方向に歩き、外苑西通りを突っ切って(ベルコモの前を通る)その先にある東急ストアで何も印刷してない年賀葉書をゲットしてください。
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 株が日経225で二日連続、合計600円以上も下がるなど、日本経済は sour note での幕開けとなりました。しかしこれはある意味では予想通りです。今後数ヶ月間、日本経済は大きな波をくぐることになるでしょう。問題はこの大きな波乱の時期に、次の展開への準備をすることができるのか、それともただ次の衰退を用意するだけかです。今は隆盛のアメリカ経済も1970年代後半から80年代前半の10年はひどいものでした。

 今振り返ってみるとアメリカ経済はあの時期に次の飛躍への準備をしていた。だからこそ、90年代の力強い成長の時代を体験しているわけです。短期的な痛みを恐れずに、経済の活力を維持するにはどうしたら良いかを念頭に置くべきだと思います。経済成長率は、「人口の伸び×生産性の伸び」とされる。少し先を見れば人口が増加する見通しが極めて薄い日本では、成長を欲しようとすれば生産性を上げるしかない。

 しかし今の日本は、生産性を低くする方向にベクトルが向いているものが依然として多い。規制はだいぶ緩くなったが、ルールの運用で人々の自由な活動を縛っているものも多いし、国民一人一人が自分勝手に自己規制しているものもある。こうした縛りを自ら解いていくことが、「活力ある経済」につながると考える。

 重要なのは、単なる数字に過ぎない「成長率」に拘泥しないことだと思う。人口が減少する中で成長率の数字を維持するのは容易ではない。人口が増えればそれだけ消費者が増えると言うことで、ほっておいても経済は成長する。しかし、人口が増えない、むしろ減少する中では生産性がよほど上がらなければ日本経済の数字の上での成長は望めない。

 筆者は望むべきものは「活力ある経済」だと思う。活力とはチャンスであり、チャレンジであり、それを許す社会である。成長率が低くても、活力があれば何かが生まれてくる。人為的に作った、活力のない高い成長率は持続しない。数字にこだわるあまりに経済が何のためにあるのかを忘れてはならない。それはその中で生活し、活動している人間の福祉を測るものである。このポイントを忘れてはならないと思う。


99年01月04日(月曜日)

 本に関する話題が多かった正月休みでした。なんと言っても驚いたのは、14歳違いで小生が大学に入ったときにまだ4〜5歳だった従姉妹が、国土社という会社から「それぞれのベースボール」というおそらく小学校の高学年用の児童文学の分野でデビューしていたことでした。本人も出版社勤めですが、この本は自分が勤めているのではない出版社からの出版。

 本名は「伊藤 美保」と言うのですが、ペンネームは「立花 美帆」となっていて、本の帯はこうなっている。

スポーツを通じて少年達の心の響きあいを描いた、
立花 美帆デビュー作を、
「巨人の星」の川崎のぼるが、
ダイナミックな絵で飾る!
 なかなか凄いですね。川崎のぼる。懐かしい。絵を見て直ぐ分かります。お袋から1月4日の朝になって見せてもらった。児童文学だから一気に読めますが、あの子が野球が好きだったとは知らなかった。そして今でも好きだとは。

 まあ少女(といってもかなり歳ですが)が「少年達の心の響きあい」を描いたというわけです。でも結構男というか、少年の心理を読んでいる。どこで知ったんだろう (^_^)(^_^)。まあ野球では、レギュラーの座を巡る争いは熾烈なのです。私も中学までは野球をしていましたから、少年野球のこの辺の事は実感がある。この本に出てくる高瀬君のような「コンピューターが好き」というような少年は当時の小生の周りにはいませんでしたが。ははは、我が家のどら息子も野球三昧です。

 贔屓目で言うのではなくて、「それぞれのベースボール」は野球のドラマチック性がよく現れていると思います。大人が読めば昔がなつかしく思い出される。野球好きの子供さんがいたら見せて上げてください。まあ自分の例を引くまでもなく、野球好きの子はその時は本嫌いが多い。この本など良い活字へのイントロになるかもしれない。彼女の親は娘に向かって、「二作目が真価を問われる」と脅しをかけているようですが。
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 負けじと私の親父は自分の名前を冠した全集を出すとか言っておりました。今年の春頃から。地方史、特に諏訪神社の研究をずっと続けているのです。祖父も政治家をやめた後はもっぱらこれにはまっていた。祖父の名前を冠した全集はもう出ているのですが、今度は親父が出すというのです。

 こちとらは絶対大量にははけない本ですね。まあその地方の歴史好きにせいぜい1000部とかその二倍の規模とかで売れるに過ぎない。そのかわり価格は高くなる。まあでも好きなことをして毎日を過ごしているわけですから、ナイスです。諏訪に行くと必ず今度の本はいつ出て、いくらくらいになるという話をしばし聞かされる。「よしよし」という感じです。

 まあいいんじゃないでしょうか。酒を飲むわけではなく、博打もしないで、起きれば古文書を開き、疲れると寝、また起きれば古文書を読んで自分の文章にまとめ、時に歴史勉強会に参加したり、会をオーガナイズし、時に呼ばれて話をする。それにつきあうお袋も大変ですが。彼女から見れば、趣味がある男は御しやすい(^_^)(^_^)。
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 上諏訪発午後4時半ごろの列車で東京に移動しました。今日も列車が立ち往生するのではないか(^_^)(^_^)と心配しながら。当たり前ですが、皆が心配しているときには事故は起きない。順調でした。

 4日間に四回異なった温泉に入ったら、風邪気味だったのが完全に直りました。世の中狭いもので、4日に列車に乗る前に入った「ぬのはん」に正月2日間宿泊していたという人からメールをもらいました。四カ所の温泉に入りましたが、同じ「上諏訪温泉」でもやはり微妙に違う。「ぬのはん」の湯が一番好きですね。ただし、道後の湯のようなぬめらかさには欠ける。

 ニューヨークの4日の市場が開いて、株がまた高値を追っている。日本の株価はまだまだ先行き波乱があるでしょう。ニューヨークの方はしばらく大丈夫な気がする。


99年01月03日(日曜日)

 ちょっとへそ曲がりなのでそう思うのかもしれませんが、U ターン・ラッシュ関係のあの決まり切ったニュースはどうにかなりませんかね。毎年同じ事を聞かされている気がする。「疲れましたが、明日から仕事なので....」。どうでも良いコメントが一つ二つ付属する。同じニュースを昨年やっても、来年やっても使える。

 交通情報は必要だと思います。刻々と違いますから。これは必要です。しかし、毎年年末・年始休みの最後の日がラッシュになることなど分かり切っている。あと晴れた日の日曜日の昼のニュース。良い天気の時の。これも毎週使える。まあ聞く人は、「ああ、今年も同じなんだ」と安心感を持つかもしれませんが。
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 日産自動車を巡る動きが激しくなっているようです。今日も共同通信のサイトには、同社が欧米の三社と提携の道を探っているという話が載っている。

 日産が3社と合併交渉か=ルノー最有力と英紙が報道

 【ロンドン3日共同】三日付の英日曜紙オブザーバーは、日産自動車がルノー、ダイムラークライスラー、フォード・モーターの三社を相手に、合併か大型業務提携の交渉を進めており、月末にもいずれか一社との交渉結果が発表される見通しだと報じた。日産自動車に近い複数の筋の話として伝えた。日産の欧州での販売力を強化できるフランスのルノーが最有力候補とみられている。ルノーにも日産のアジアや北米の販売網を活用できる利点がある。同紙によると、日産が事実上吸収合併される可能性もあるが、販売部門などでの業務提携にとどまる公算がより大きいという。

 などと続く。98年は世界にとってもっとも M&A が件数と規模で史上最高の年になったそうで、これは日々のニュースを足し合わせていっただけでも分かることですが、おそらく今年はもっと加速するのではないかと思います。去年までの特徴は、日本は蚊帳の外でしたが、今年は日本企業も巻き込んだうねりになると思う。年初の日本企業の動きとしてはもっとも注目されるものとなるでしょう。
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 ところで今交通情報を聞いたら、中央線は夜7時30分ぐらいから5時間以上たった時点でも小淵沢と甲府の間で列車故障で列車が完全に止まっているそうだ。私は4日の午後に東京に戻る予定ですが、もしかして......


99年01月02日(土曜日)

 正月は鋭気を養う期間ですな(^_^)(^_^)。1日、2日とそれぞれ違う温泉宿を見つけて、1〜2時間の休養。泊まるのではないのです。かなり有名な旅館も、時間によってお風呂を申し込みがあれば非宿泊客にも開放している。値段は一人1000円から2000円の間です。伊豆の旅館もそう。あまり宣伝していないところもありますが。数年前から馴染みのところや、新しく見つけた宿の温泉に入りに行くのが楽しみなのです。

 2日は下諏訪の「かめや」旅館さんに一族郎党で入りにいきましたが、この旅館はかなり由緒がある旅館でした。幕末には皇女和の宮が降嫁する際に宿泊したし、芥川龍之介や与謝野晶子、島崎藤村が宿泊したとあり、事実それに関する古い文書も飾ってありました。「上段の間」というのがあって、昔は殿様が泊まったとある。まあ、そんなことはどうでもよいのですが、ちょっと温度を低めにした長居ができる風呂でした。

 温泉とは不思議で、直ぐ近くでも湯質が違ったりする。例えば、松山では道後温泉が有名ですが、実は私はその近くにある「鷹ノ子温泉」の方が好きです。湯質が後者の方が全然良い。入っただけで肌がすべすべになるのです。女性にはお勧めです。諏訪の温泉もそうです。いろいろなところをトライする価値がある。3日、4日も別の温泉をトライする予定。
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 久しぶりにテレビを見ていたら、「カウントダウン200」とかいう番組があって最初の方を見ていたのですが、まあ出てくるグループの名前の多彩なこと。曲はどこかで聴いたことがあるのですが、要するにランキング番組。何十年も前に歌謡ランキングの番組があちこちでやっていた頃を彷彿とさせるような。

 しかし最近のグループは大部分は3年と持たない。人気が離散するのです。その中ではELT などは続いているほうかもしれない。90年代の年間ベストテンというコーナーがあったのですが、90年代の前半に隆盛を極めたグループはほとんど消えている。わずかに生き残っているのはサザンくらいでしょうか。こんな消長の激しい曲を覚えるのはなかなか難しい。最近やっと「Time goes by....」が歌えるようになったのですが、まあこの曲も消えるのは速いでしょう。


99年01月01日(金曜日)

 (^_^)(^_^)非常に面白い年になる気がする。98年など問題にならないくらいに。何が面白いかと言って、「変化が加速する」ということだ。常識の範囲では予想もしないことがいくつか起こって、しかし「しなやかで」「ファジーな」人間達がその事態に最初はとまどいながらも、最後は結構うまく対処するシーンが見られるような気がする。

 大丈夫ですよ。まだ地球は爆発しないし、株が落ちたって世の中終わるわけではない。円高になっても円高にはメリットもある。アメリカも貿易黒字が大きすぎると怒るかもしれないが、日本製品を買っているのは彼らの国民なんです。「...が懸念される」「....が心配である」という表現が今年も多くなるでしょう。しかし、なるようにしかならないこともある。

 ちょっと計算しました。切りがよいので25年ごとに新しい世代が生まれるとすると、100年に4世代が登場する。ということは、1000年には40世代。ということは、いわゆる1000年紀を迎えられる人類は、1000年の間に生きる45〜6世代のうちわずか6世代くらいなのです。2000年を迎えられる年代に生まれたと言うことは、ラッキーなのです。

 この1000年という時間の流れの間にどのくらいの大きな変化が起きたか。想像を絶するくらいです。普通の人は、自分の4代前のおじいちゃんやおばあちゃんのことは知らない。偽の家系図があってもです。そう、たった4世代前(100年前)は想像を絶する世界だったのです。ましてや、西暦1000年は、まだチンギス・ハーン前後の時代です。

 だから思う。おそらく西暦3000年という次の1000年紀は、今から想像も出来ない時代になっているだろうと。でも見えないのは、近未来も同じではないかと思うのです。実は人類は2000年に何が起きて、どうなっているかも知らないし、従って1999年に何が起こるのかも実はわからないのではないかと。

 だからせいぜい出来ることは、頭を柔らかく柔軟にしておくことくらいでしょうか。体を健康に保つ以外は。とまれ、1999年が皆様にとって良い年になるように祈念します。



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