1999年12月31日(金曜日)

 1999年の最後の一日。といっても特別のことはなく、昼はあちこちにメールを書いたり、グリーンスパン本の翻訳をしたり。これから出かけますが、街はめちゃ空いているのでは。

 このサイトを読んでいる全ての人に、良い年越しが訪れますように。ではまた、2000年にお会いしましょう。<^!^>


99年12月30日(木曜日)

 いよいよ31日。30日の夜中に書いていて、あと2000年まで24時間を切ったタイミング。イギリスの銀行のカード読み取りの機械が誤作動するなど、Y2Kもその兆候が出ていますが、まああれくらいだと年間のイギリスのGDPを動かすようなものではないでしょう。時間で解決できるものは良い。問題は、人の命にかかわる誤作動です。

 心配だから出歩かないという人もいるでしょうが、小生は逆に31日の夜がちょうど金曜日の夜で番組が一つある(通常時間から繰り上げ放送)ので、それを終えたあとタストバンの姉妹店である「The House of 1999」(電話03-3498-3000)で午後10時から開かれる2000年のカウントダウン・パーティーに立ち寄る予定。

 ははは、1999年の最後を飾るにふさわしいレストランでしょ。名前が。料理もおいしいんですよ。何人かに声を掛けているのですが、考えたら大勢の方が盛り上がって良い。紅白なんて面白くもない番組を見ていても仕方ないでしょう。読者の皆さんも、一人でも、ペアでも、家族でも良かったら、渋谷区渋谷4丁目のこのレストランに来ませんか......。o○ レストランも「予約なしでもどうぞ...」と言ってます。(ははは、ただし各自お金は払って。たしか8000円だと思った)

 立食パーティーで何人でも入れますから。まあ、私とあと5〜6人は10時からこのレストランでワイガヤしてます。ルーレット(むろん模擬)などの余興もある予定。終わったら、靖国神社でもどこでもお参りにいくというのも楽しい。

 しかし、ちょっと準備が必要でしょうね。小さなナップにデジカメと携帯ラジオと、それに携帯電話などを入れて。何かあったら、取材しちゃおうという態勢。ラップトップは重いな.....。歴史的瞬間ですから、街をうろついていた方が面白いことに出会えるような気がするんです。

 まあ、あまり急激に人間が増えてもあれですから、急遽参加....という人はメールでもください。私がレストランに連絡します。私の携帯を知っている人は、そちらでも。明日か明後日はその時の写真でも掲載しましょう。この1999レストランに初めて行ったのはいつだったか。1999年なんて、随分先だなと思ったのです。でも来るんですね。で、来年からどうするかって。名前は変えないそうです。<^!^>


99年12月25〜29日(土〜水曜日)

 随分と「ハードル」の高い遊び道具だな.....と思いました。何かというと、ソニーが予定より遅れて12月の下旬に発表したメモリー・スティック・ウォークマン。メモリー・スティック(MS)と言っても、今までの青い奴ではなく、著作権を守る工夫をしてある白いマジック・ゲート(MG)のそれ。

 ウォークマンなんですよ。しかし、これは買っても唖然とする人が多いのでは。なにせ、例えば一番単純に自宅の音楽 CD から音をこの MS ウォークマンに落とそうと思ったら、以下の条件を整えないといけないのです。

  1. 一番肝心なのは、IBM PC/AT互換機(NEC−98 シリーズとその互換機では動作保証しない。マックでは動作しない)があること
  2. しかも、CPU がペンティアム 233メガヘルツ以上(推奨はペンU 400メガヘルツ以上)
  3. ハードディスクの空き容量 15MB 
  4. RAM 64MB以上 
  5. CD-ROMドライブ
  6. サウンドボード:creative 社 soundblaster 16 互換
  7. USBポート
  8. OS:WINDOWS98標準インストール(95、3.1、NTでは動かず。98でもアップグレードでは動作保証せず)
  9. ディスプレー:(16ビットカラー)以上(800×480ドット)
 冗談ではなく、きつい条件だと思う。私がもっている何台かのマシンでも、適合するのはわずかしかない。つまり、ウォークマンを使うには、十分な PC 環境と、付随のソフトウエアを使いこなす能力が必要なのです。きついのは、WINDOWS派でなければという点、CPUの能力、98標準インストール(アップデートは動作保証せず)、それにUSBポートでしょうか。

 さらに、インターネット音楽配信サービスを利用する場合はインターネットへの接続環境となる。従来のウォークマンは、言ってみれば誰でもマシンを買ってくれば音を移植するのは簡単に出来た。中学生でも、高校生でも、お年寄りでも。しかし、この MS ウォークマンを店で買ってきて、直ちに音楽の移植が出来て、しかも楽しめる人は少ないのでは。まあだから当分は商品としてブレークしないと思います。

 しかし、そのハードルを越えたときには、この商品は実に魅力的です。何せ主さが今までのMDでもCDでもウォークマンに比べると抜群に軽い。80グラムくらいしかないのでは。駆動装置がありませんから。首にかけて全く違和感がない。音も良い。しかも、大きさはタバコを5本くらい束ねた程度。だから、やはり製品としては画期的です。しかし、ハードルは高い。

 最近アメリカの新聞を読んでいると、digital divideという単語が出てくる。今度のウォークマンを見ると、この divide を感じざるを得ない。使える人と、使えない人と。digital divide とは、デジタルを扱えるかどうかで出来る所得の格差、地位の格差、それの世代間パスオーバーを言う。つまり、デジタルを扱える人間が所得の大きい、地位の高いところに登れる社会になって、場合によってはそれが世代間で固定化する、という社会現象。

 実際のところ、いろいろなところで社会のハードルは高くなっている。そういうハードルをより多くの人が越えられるように、そして相互に助け合える社会を作ることが、実は繁栄を長続きさせる一つのポイントでしょう。むろん、ハードルを越える能力のある個人は、それを自ら越えていく努力が必要ですが。
 


99年12月24日(金曜日)

 金曜日にある銀行の方から電話がかかってきました。「いつも伊藤さんが書かれたものを、楽しみに読んでいます....」から始まって、何の話かと思ったらシンガポールの話なんですよ。11月の初めに行った。メールが来ることはよくあるのですが、突然電話がかかってくるのは珍しい。私が書いているレポートにはオフィスの電話番号が書いてあるものもありますから。

 どういうことかというと、シンガポールの人口統計の話。このコーナーでは11月11日に「シンガポールの人口は、私が昔知っていた300万人から380万人に増えていた....」と書いた。私はその時は「あの小さな島で埋め立てを一生懸命やって、土地を増やして住宅を造り、景気が良いんだ...」という印象で書いた。そしてもっと言うならば、日本を国民一人あたりのGDPでまっさきに追い抜くのはシンガポールかもしれない、という気持ちで。

 しかしその人は、自分が聞いた裏話として非常に面白いことを言っていた。「私が聞いた話ですが...」とその人。「シンガポールはどうも、国民一人あたりのGDPを低くするために、最近は国の人口を多めに発表しているらしいのですよ....」と。なぜかというと、「国民一人あたりのGDPというのは、国の規模に関係なしにその国の豊かさの度合いを測るもっとも信頼できる尺度で、国際貢献のいろいろなケースでこの数字が引き合いに出されるのだそうです。「いろいろシンガポールに滞在している外国人まで含めて380万という数字を作っているらしい....」と。

 そこでちょっと関心があったものですから、調べてみました。ネットですぐ調べられるので便利なのですが、まずシンガポール政府のこの公式統計ページを見つけた。ここの数字を見ていくと、1998年現在(mid-year)で同国の人口は total population (推定総人口)で 386万5600人、singapore residents (永住居住権保持者)で 316万3500人。総人口の推計の中には、1年以上シンガポールに居住している外国人(日本人ビジネスマンなどを含むのでしょう)を含むと説明がある。ですから、確かにこの人の言うとおり、380万という私が今年覚えた数字には「(シンガポールにとっての)外国人」が含まれることは確かです。政府はそれを認めている。

 最近2年くらいの伸び率を見ると、年間でシンガポールの総人口は12〜13万人増加していますから、1999年にはおそらく総人口で400万人になるかならないかの国になっていることになる。私が覚えた「シンガポール300万人は、1990年の初めの数字としては確かにある。だから、10年で人口をシンガポールは30数%増やしたと言うことと、私は覚えたばかりの「シンガポールは380万人」というデータをもう書き換えねばならない(T_T)。

 次にここのページでシンガポール政府が国民一人あたりのGNPなどの統計を出すに当たって「総人口」を使っているのか、「永住居住権保持者」を使っているのかを調べる。簡単に出てくる。1998年については、明らかに386万人という数字を使っていることが分かる。1998年のGNPを316万人で割ると、4万ドルの大台深くに乗ってしまいますから。98年のGDPを386万ちょいの人口で割ると、ちょうどここに出てくる per capita になる。

 しかし、人口一人あたり3万ドル、4万ドルというレベルは国際的には非常に高い。そこでこの数字を見ながら、「ありゃ、シンガポールは実はもう日本より上なのでは...」という思いが巡った。1万ドルが一つの目安で、2万ドルは立派な先進国です。シンガポール政府のページには主要国との比較というページがあって、ここでは1996年の数字が使われているのですが、このページでは日本の国民一人あたりのGNPは4万ドル台、シンガポールは2万6000ドル台。随分と差がある。しかしこれはどう見ても統計としても古い。

 そこで思いついたのが、CIA の World Fact Bookで、ここには購買力平価で見た各国のGDPや per capita が掲載されている。1998年の推定で日本は23100ドル。これに対して、シンガポールは26300ドル。ありゃ、もうここでは抜かれている。ここでまた私はメモリーを入れ替えないといけない<^!^>。

 ......とまあ、延々と調べていきたいのですが、やらねばならないことがまだたくさんありますので(年賀状も書いていない....)、今日はこの辺で the end にします。CIAがどうやってこの per capita を出しているかなどは、非常に興味ある問題ですが。これ以降にご興味がある方で、「こんなことが分かった」という方があったら、お知らせください.....<^!^>。


99年12月22〜23日(水〜木曜日)

 ブルームバーグ・テレビを日中横で鳴らしていたら(音で聞いていることが多い)、面白い事実を言ってました。「これで、NASDAQは今年に入って56回目の高値更新です.....」。東京の日中の話ですから、22日の4000ドルに迫る上昇(26.15ドル高→3937.30ドル)、高値更新はカウントしてない筈です。つまり、22日でNASDAQは今年57回目の高値更新。

 一年は52週、営業日は5日、しかし休みの日もあるから、市場が開いているのはニューヨークの場合は250日くらいでしょうか。ということは、ニューヨークのNASDAQ市場は5日に一日の割合で高値を更新してきたことになる。しかし、チャートを見ると、上げに著しい傾きがあることが分かる。これがそのチャート(NASDAQは上の黄色の線)で、見ると10月の末からが大部分。

 NASDAQには、FRBが気にしているY2Kも全く関係ないようだ。投資家の多くは、Y2Kで何かあったら(下がったら)、そこは絶好の買い場と考えているのでしょう。このニューヨークのハイテク関連株中心の指標を見て、世界中のハイテク株が再び上がり始めている。多分今の調子だと、NASDAQは今週中に4000ドルの大台に乗るでしょう。

 上のチャートを5年のタームにして見てみると、面白いことに気がつく。96年、97年、98年の大部分において、ニューヨーク・ダウとNASDAQは in tandem に動いている。乖離が生じたのは、98年末からです。NASDAQが猛烈に上がった。99年も年初から暫くは in tandem に動いていて、99年の場合も年末を控えて猛烈に上げている。ということは、「ハイテク株は年末を控えて上がりやすい」

 考えてみれば、ダウを構成する30銘柄の多くは最近大きく下げている。だから、指数全体としては上がっていない。ダウには、11月01日からインテル、マイクロソフトなどのハイテク株が四つですか入ったのですが、最近のNASDAQの値動きには付いていっていない。市場の上げだけをうまく示すことが出来る指標だけが素晴らしい指標なわけではない。しかし、想像するに「ダウの悩み」は大きいでしょう。

 マザーズがスタートして、やはり値が付かず。私が心配しているのは、今のブームにはのちのち「買えるが売れない株」が跳梁跋扈しているではないか、という点です。NASDAQをインデックスとしているファンドがインデックスに勝とうとしたら、この前私が調べても分からなかったようなIPOの新銘柄をどしどし入れて行かねばならない。しかし、それらの銘柄についてはしばらく後の「流動性」はどうでしょうか。市場をやっている人間にとって一番怖いのは、「売りたいときに売れない、流動性のない市場」です。

 多分今のハイテク株ブームは2000年代に必要な技術、著しく普及する製品をある程度見ていて合理的なものだと思う。問題は、個々の銘柄を取り引きする総合的市場としての株式市場が一番肝心な「流動性」という点であちこち劣化している、またはいざというときに著しく劣化する恐れがないか、という点です。まあこれは、株を専門としている人にご意見を聞きたいものですが。私は市場で一番大事なのは、「流動性」だと思っている人間ですから、流動性がなくなる可能性があるものを買うにはそれなりきの覚悟がいると思う。
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 22日は一日プロバイダーのメールサーバーが動作不良(出が良く、入りが悪い→私にとっては最悪)で、もしかしたら失礼した人がいるかもしれません。グローバル・オンラインは最近ダメですね。ブルームバーグのテレビと言えば、昨日は大和の藪中さんが何回も出てました。見方はちょっと私とは違いましたが。


99年12月20〜21日(月〜火曜日)

 「seeing is believing」ならぬ「doing is believing」ということで、非常に少額ですがネットでの投資信託の買い付けを実際にやってみました。夜中に。日中に証券会指定の口座にお金を振り込んでおいて。紀伊国屋に行って本を買うのと同じ感覚。まあ多少値段は違いますが、操作としてはほとんど変わらない。

 証券会社の店頭にわざわざ出かけなくても良く、いつでも取り引きできるのと、取引手数料が安いというのが売りでしょうか。あと考えながら出来るという点が良い。店頭に行って女性を前にして一度口にした事は撤回しにくかったのですが、ネットだと一人で考えながらということで、事前にいろいろな資料に当たれる。投資家の数のベースで見ると、この方式で取り引きする人が多数派になるのではないでしょうか。近いうちに。しかし、金額ベースではまだ非ネット取引がしばらくは主流な気がする。

 購入すると見る見るネット上に自分のポートフォリオが出来上がっていくのが、ネットの時代だと想わせてくれる。もっとも夜中に買っていますから、値段は付かない。投信の購入額は暫定です。まあ、明日の日中になれば持ち値のはっきり出るポートフォリオが出来上がっているというわけです。遊びで作りましたから、本当に少額ですが。手数料が安いから出来る。
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 あまり根を詰めてもいけないと想って、今野さん推薦の「ファイト・クラブ」を見ましたが、なかなか良くできている、しかし難しい映画ですね。懲りに凝っている。並の映画ではない。しかも長い。体調の良い時に見てください。今の物質文明や価値観に対する反逆の意味合いが色濃く出ている映画で、アメリカからこういう映画が出てくると言うは意外なようで、実はよく分かる。

 マトリックスとは全く違った面白さがある。たっぷり時間がある時に、どうぞ。
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 FOMCの21日の発表文。金利、バイアスともに据え置きですが、渋々でしょうね。バイアスについてもY2Kを懸念しているというのはちょっと意外です。

Release Date: December 21, 1999

For immediate release

The Federal Open Market Committee made no change today in its target for the federal funds rate.

Based on the available evidence, however, the Committee remains concerned with the possibility that over time increases in demand will continue to exceed the growth in potential supply, even after taking account of the remarkable rise in productivity growth. Such trends could foster inflationary imbalances that would undermine the economy's exemplary performance.

Nonetheless, in light of market uncertainties associated with the century date change, the Committee decided to adopt a symmetric directive in order to indicate that the focus of policy in the intermeeting period must be ensuring a smooth transition into the Year 2000. At its next meeting the Committee will assess available information on the likely balance of supply and demand, conditions in financial markets, and the possible need for adjustment in the stance of policy to contain inflationary pressures.


99年12月15日(水曜日)

 月曜日に金曜日のNASDAQ市場の出来高上位10社のリストを調べたら「ESPEED」というのがあって、この会社は調べたがなかなか分からなかった。で、ここでは「不明」と書いたら、今日 NOYAMA さんという方がメールをくれて、ここで調べられます、と。TKS

 私もヤフーファイナンスのアメリカからこの会社の TICKER NAME(ESPD) を入れて調べたら、月曜日の段階ではなかった企業紹介ができあがっていて、概要はつかめました。

 eSpeed, Inc. operates global interactive electronic marketplaces that enable the trading of financial instruments and other products instantaneously, more effectively and at lower cost that traditional trading methods. For the period from 3/10/99 to 9/24/99, total revenues totaled $24.1 million. Pro forma net loss totaled $6.8 million. Results are not comparable due to the 3/10/99 inception of operations.
 急いでアップしたのでしょう。(T_T)ヒドイ英語ですが、まあ何をしている会社かは分かる。マンハッタンの南端の ONE WORLD TRADE CENTER に本社があって、従業員は330人とある。

 日本では IPO といえば、ここ数日ではこの会社の上場が大きな話題でしたが、これもヤフーで見てみると、こうなっていて、大した情報はない。CTC の場合はホームページが充実しているのですが、ESPEED の場合は、その単語で調べるとアリゾナのインターネット・プロバイダーが出てきてしまう。ネット時代になっても、その場その場の情報にはラグがある。そこら辺をどう捕まえるかでしょうな。
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 もう一つ、サイト情報。「伊藤@スタジオブックマーク」さんから。

 いつも楽しませていただいてます。

ブリタニカが無料化されて喜んでいたら,今度は平凡社の世界大百科事典もネットで利用できるようになったそうです。こちらは有料ですが,5分間は無料で使えます。

 ということで、平凡社のURLはhttp://www.hdh.co.jp/release/net/index.htmlとなっているそうです。ネットは便利になる。


99年12月14日(火曜日)

 そろそろ年賀状のことも考えねばな.....と思い始めていたら、松山の川口えーちゃんから以下のメール。そうなのか、という情報。

 今年も残りわずかになりましたね。

 我が家は今年は珍しく年賀状を書き終えました。天変地異が おこらなければいいけど、と思っています。

 しかし、これには理由がありまして、12月20日までに 差し出すと、今年は2000.1.1. 年賀と消印を 押してくれるのです。

 しかも、希望の郵便局に「2000年引受消印係」と朱書きで書き、年賀状を封書に入れて差し出すと、その郵便局の名前の入った 記念の消印を押してくれるのです。(配達は1月3日)

 うちは、埼玉の川口郵便局へ自分たち宛と、川口の両親宛のものを 送る予定です。(夫は全然興味がないようでした)詳しくはhttp://www.postal.mpt.go.jp/index.htm に出ています。

 郵便局へは郵便番号だけで届くそうです。伊藤さんは漢字が違うけど、伊東郵便局がありますね。

 へえ、知らなかった。期限は20日ね。それには一部は間に合うかもしれない。もらった方も、「2000年1月1日」という消印は嬉しいでしょうね。「伊東郵便局」ね。それはあるでしょう。伊豆でしょう。「伊藤郵便局」はない。地名と同じ名字の人は遊べるという訳です。

 「えーちゃん」はむかしは「工藤詠子さん」だったのですが、ある日突然その時上司だった私の所に来て、「結婚します....」と。全く兆候がなかったのですが、何となくそんな気がして「川口か.....」と言ったら、向こうが仰天していた....ということもありました。けとられない付き合いだったと思っていたらしい。しかし私はこの子が結婚するならあいつ...と何となく思っていたのです<^!^>。

 川口君もディーリング・ルームで働いていた。今でも時々メールをくれるのです。そうですな、年賀状も刷らないと。


99年12月13日(月曜日)

 2000年対策も少しはせねばと思って3台のコンピューターの OS を従来のWindows98 から同 second edition に代える作業をしたら、気が狂いそうになりました。時間がかかるんですよ。ちんたら。場を離れていることもなかなか出来ない。ダイアログ・ボックスが結構出てくるので。

 最初にするのは、Plus や Anti-virus ソフトを PC から抜くこと。この二つが入っていると、あとで必ず何事か起こる。どのコンピューターからもこの二つを抜いて入れ替えを行ったら、あとは何も問題は起こらなかった。これで Plus を入れ直し、ノートンなりを入れて、年末まではソフトウエアの追加はいっさいなしとする。あと、一週間に一度ウィルス定義を更新して、ハードディスクにぶっかけて終わり。まあ、大丈夫でしょう。不明なメールを開けなければ。

 最近自らのサーバーを構築してサイトを開いている友だちと話をしていて、「そうだメールを送ったが戻ってきたぞ」と言ったら、その友だち曰く「今、攻撃されているんだよ.....」と。アメリカからメールが矢のようにふってきて、メール授受が出来なくなっているのだそうです。うーん、素人だし私はサーバーまで自分で運転する気はないので、「そりゃ大変だ」というわけです。メールアドレスも携帯のやホットメールを含めると今ではなんだかんだ言ってたら片手以上になった。メールという手段を寸断されることまずないでしょう。Y2Kでも。
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 second edition はマイクロソフトからは8月くらいですかね、こちらが手続きをしたので送られてきたのですがほって置いた。別にシステムも全体にはスムーズに動いていましたから。Y2K もかなり先だったし。今回入れたのは、Y2K が接近したのと、もう一つ「インターネット接続の共有」というのが出来るので試したかったこと。

 これは、ネットワークの何台かのコンピューターのうち、インターネットに繋がっているコンピューターの「windows ファイル」→「インターネットツール」→「インターネット接続の共有」をチェックすると出来る。ふつうネットワークを組んでいるコンピューター同士では、TCP/IP など必要な接続手続きは済んでいますから、簡単な作業で出来る。

 これが便利なのは、今使っているコンピューター(そのコンピューターがインターネット接続していなくても)がいつでもマザー経由でインターネットに接続できて、そこでネット経由で資料を取り出すことが出来るという点。ちょっと反応が遅いのと、エクスプローラーに比べてネットスケープの使い勝手が悪いのが気になりますが、別にお金もかけないで、家でもオフィスでも LAN で繋がっているコンピューター群があれば、一台のコンピューターのインターネットに接続で全部で使えるという便利さはあります。これはまた、money saving でもある。


99年12月12日(日曜日)

 外に出かける予定も久しぶりになく、「Greenspan Effect」の翻訳を時間を見つけてはやる一方で、サッカーなどを見てました。サッカーにはそれほど詳しくはないのですが、土曜日の試合は面白かった。ところどころ、「日本のレベルも上がったな...」と思うシーンもあったし、NHKのアナウンサーも民放のアナウンサーのような絶叫状態がなく、見やすかった。

 それにしても、あの PK 戦を見て「なんと皮肉な」と思いました。清水で PK を外したのがサントスとファビーニョだったこと。澤登の見事なフリーキックもありましたが、やはりゲームを作っていたのは、清水サイドではサントスであり、途中から出たファビーニョだったと思う。後者は勝利(第二戦の)を決めるゴールもしている。

 しかしその勝利からわずかに5分ほど。サントスもファビーニョも顔が青ざめていた。他の日本人選手が平気な顔をしていたのと対照的に。そして、二人とも失敗した。特にファビーニョは全く□の中に入らないキック。見ていて、「かわいそうに」と思いました。清水の監督の気落ちした顔が印象的。

 それにしても、年間王者の決め方にしてはちょっとお粗末では。PK 戦は確かにおもしろい面もあるが、どこか味気ない。清水には天国と地獄が一緒にあった土曜日だが、来年はもうちょっと考えたらどうだろう。
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 NHK のスポーツ中継は好きだし良いのですが、あの日曜日の大河ドラマ・シリーズはいただけない。いつまでたっても時代劇。「殿の為に死ぬ....」だとか、「忠義を尽くす...」だとか。たまに見ても、どうしても波長が合わない。来年はまた「葵 徳川三代」で江戸時代の初期をやるという。何回同じものを見せるのだろうかと思う。

 多分、今年も悪かったらしいがNHKの日曜日のあの時間帯の視聴率は、今のままだと下げ続けると思う。最近は歌謡曲が瀕死の状態だそうだ。一番のヒット曲のレコード売上高は10年前は例えば150万といった単位だったのに、今年の場合は17万といった水準で桁が違ってしまったらしいが、NHKのあの8時台の番組の視聴率も今後急速に低下すると思う。

 いつも思うのですが、あの日曜日の人々が一番テレビを見る時に何の工夫もなく延々と「時代劇」を続けている。少なくとも、日本をよくしているとは思えない。


99年12月10〜11日(金〜土曜日)

 携帯電話メールの不便なことの一つは、来たメールに返信することは非常に簡単だが、自分からメールを起こす(新規作成する)のが大変だということでした。特にメールアドレスを打つのが大変だった。だから今まで発信ではあまり携帯メールは使っていなかった。

 しかし、昨日ふと思いついたのです。済みません、凝り性なんです。どういうことかというと、パソコンから携帯に送った電話番号から一発で電話が掛けられると言うことは、送ったメールアドレスから、それを使ってメールを送れるはずだと考えたのです。それを延長して考えると、パソコンから名前とメールアドレス(当然ですがよく使うやつ)を含んだメールを送っておけば、携帯からメールをするにはそれを起こして、そこから簡単に、つまりアドレスをそのたびに打つことなくメールが打てるのではないか、と。

 やってみました。見事に出来ました。名前とメールアドレスの入れ方にはちょっと工夫が必要で、「アドレス 名前」と入れるとハイパーリンクしてくれない。「名前 アドレス」と入れるとハイパーリンクしてくれて便利。あといろいろやって見ました。

 で、携帯メールからメールを発信して有用になるアドレスを集めたら、かなりの数になった。携帯電話メールはちょっとしたメッセージを送るのに便利なのです。しかし、携帯の文章には字数制限がある。やってみたら、20アドレスくらい入れると一つのメールの限界を超える。そこで、グループ分けをして、パソコンからメールを3通、グループごとに送ったのです。

その(1)
○○ xxxxxxx@nifty.ne.jp
03-3333-4444
○○ xxxxxxxxx@bsland.com
03-6666-7777
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・

その(2)
○○ yyyyyyyy@nifty.ne.jp
03-8888-8888
     ・
     ・
     ・

その(3)
○○ zzzzzzzz@tky2.3web.ne.jp
○○ zzzzzzz@sky.tu-ka.ne.jp
     ・
     ・
     ・

 ○○は名前。これを携帯メールに送信して入れて、それを「保護」するのです。つまり、間違って削除しないように。そうすると、この3本のメール(メールアドレスや電話番号を一杯に含んだ)は常に携帯メーラーの中に残っていつでも便利に使えると言うことです。メールアドレスと電話番号には別々にハイパーリンクしてくれます。使って一日ですが、どこからでも簡単に連絡メールが打てるのが非常に便利。メールは作成するにしても、電話と違って周囲には全く迷惑にならない。

 だから新幹線やその他の電車の中で、「携帯電話はデッキで」と言っているのは、携帯電話を電話としてのみ使っていた時代の遺物になりつつあるということでしょう。消音してメールを受け、それに返信しているぶんには携帯を使っていても周囲の迷惑にはなにもならない。多分、2年後には全ての携帯端末(携帯電話を含む)にはメール機能が付くでしょう。そしたら、いつも言っているように「携帯電話」という呼び方は古色蒼然としたものになっているに違いない<^!^>


99年12月09日(木曜日)

 昨日の話の続きですが、私はこうすることに決めました。オフィスに私宛に電話がかかってくる。居れば良いのですが、出張とか外に出ていていないとする。今まではメモにして書いて机の上などに置いておいてもらった。私が帰ってくるまでは、何時間もほって置かれることが多かった。途中で「何かあった」とこちらから電話を入れて聞けば別でしたが。メモを残す場合は、私の代わりに電話を取ってくれた女性陣などは、それを書く作業をしていた。

 で考えた。メモを書く代わりにその場で携帯にちょこちょこっとメールを入れて貰おうと。まず私の携帯メールアドレスを PC に辞書登録して貰うのです。「いとう」でも何でも良い。メールの宛先のところで「いとう」と打って変換すれば、小生の携帯メールアドレスが出るようにしておくのです。そして、本文のところは「○○様から電話あり。03-3333-4444です」みたいな簡単なメールで良いのです。これなら、今までメモを書いていたのとあまり変わらない。

 私がオフィスに戻ってくるのをメモが待っている必要はない。メールなら、途中に入った人が送信キーを押した瞬間に私の手元に届いている。急ぎの場合は今までは携帯に電話をもらっていた。しかし、電話だと出られない場合もある。メールなら、音をオフにしておいても、メールマークで確認できる。そのときに、誰と話をしていても、話を中断する必要はない。もうこうなったら、直ぐに実行です。メーラーはいつでも起動していますから。
 ――――――――――
 アップル、IDO と相次いで公正取引委員会の調査や勧告を受けた。何をしているんじゃと。ともに人気商品の販売において、価格固定を行った容疑。気持ちは分かりますね。人気があり、売れる商品。価格を崩したくない。

 しかし、アップルの i mac が出たときに、どこの店に行っても同じ値段だったことに違和感を覚えたことは確かです。cdmaOne は使っていないので知りませんが、発売当初2万円近くしたものが、価格固定を止めたらしばらくして3500円になったというのは笑えますね。今のハイテク機器の値下がりというのは、ほっておくとそれほど凄まじい。

 多分メーカーにとっては「勘弁してよ....」という価格環境だろう。しかしそれはムーアの法則がまかり通るデジタルの世界では避けようがない面がある。消費者の立場から言うと、価格からすると新商品は避けろ........ということになる。なぜなら、半年もしたら同じ商品が大幅に値下がりする。間違いなく。特に電話関係はそう。パソコン関係でも2割、3割はざら。新商品を買うのは馬鹿....ということだ。

 しかし、止められないんですよね.....新しい商品をつい使ってみたくなる。12月に入って発売されたばかりのF502i (カラー液晶携帯 i mode 電話)をもう持っている人が身近にいることを発見した。

 気持ちは分かるな。多少高くたって、出たモノを買いたい。しばらく使わせて貰ったのですが、結構面白い。スヌーピーが入っていて、それが2時間とか3時間置きに別のことをやるのです。夕方になったら風呂に入って、夜になったら寝る.....。ははは、凄く欲しい。しかし、機能は F501i とそれほど変わらない...ようだ。だから、IMT2000のような画期的に新しいモノが出るまでは換えないつもりなんですが。

 話が飛びましたが、「価格固定」はようない。人気商品で儲けたいという気持ちはわかりますが。


99年12月08日(水曜日)

 宴会の多い季節。呼ばれたり、企画したり。で、非常に便利な携帯電話の使い方を思いつきました。自分で結構「これは便利だ」と勝手に納得しているだけで、もうなにげにやっている人もいると思いますが、まあ参考までに。

 これは、携帯にメール機能があれば直ちにできます。場所を企画して何人かの人に例えばメールで連絡するとする。私の場合、今まではメール送信後にそのメールをプリントして持ち歩いていた。あとで自分が場所や時間を分からなくなるといけないので。しかし、気づいたのです。cc か bcc で自分の携帯電話メールにもこのメール送るのです。そうすれば、場所も時間もばっちりいつも携行しているケイタイ電話の中に残る。紙など持ち歩く必要がない。

 便利なのは、その場所に何かの用で電話する時です。メールで携帯が発信できる形で電話番号を入れると(つまりエアリア・コード付きで)、着信したメールからハイパーリンクの感じでボタンを押すだけでそこに電話をかけられるのです。ですから、必ず例えば東京だったら「03」を入れて電話番号をメール(携帯電話に送る)文中に打つのです。ただ単に「3333-4444」では携帯電話はこれを電話番号だとは認識しない。必ず「03-3333-4444」というように入れる。そうすれば、この電話番号は携帯メールの着信のところではリバースしている筈です。(少なくとも i mode の場合はそうです)

 同じように、宴会の場所、時間は教えてもらったが自信がない場合。つまり、メールかなにかで宴会に誘われた場合です。頼りは地図とともに電話番号ですが、自分に来た案内メール(電話番号、住所入りのもの)を自分の携帯電話に転送しておくのです。これも同じ事です。むろん、携帯電話に新しい電話番号として入力する手もあります。しかしこれは面倒です。

 まあやるかどうかは別にして、こういうこともできる。

  1. 朝出かけるときにその日に必要な電話番号(複数なら複数)をPCからメールを打って、事前に自分の携帯メールの中に入れておいて、必要なときはそこから電話をする
  2. オフィスに何かの電話番号を問い合わせるにしても、オフィスの人には口で言ってもらうのではなく、携帯メールにメールで電話番号を入れて貰う(ペンで書き写す必要がない)
 などなど。

 宴会の場所や電話番号を紙でいちいち携行するのが嫌で、思いついたこと。その他でも、いろいろアイデアあると思います。あったら教えて下さい。どうせ身近にあるのだから便利に使ってやらねば。<^!^>


99年12月07日(火曜日)

 忘年会やらなにやらで、結構忙しくなりました。先まで予定が詰まってきている。「Greenspan Effect」の方も力を入れてやらねばならないので、時間の調整が結構大変になってきた。<^!^>
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 人の動きからすると、ホテルのイリュミネーションは綺麗なのですが、街の年末らしさはあまりないらしい。昨日もタクシーの運転手と話していたら、例えば銀座などでは12時を過ぎると人影が消えるらしい。まあこれは数年前からの傾向ですが、運転手に聞くと「来年もどうなんでしょうか.....」という人が多い。人の動きは、彼らが一番知っている。渋谷は多いが、商売にはならないらしい。

 7〜9月のGDPは1.0%の実質マイナス成長で、外需は良いが内需は全滅状態。ちょっと心配なのは、GDPの6割を占める個人消費が何をきっかけに上向くかと考えると、あまりない。一つきっかけになるかと思うのは、2000年の開始。Y2Kも終わるし、目はどうしても「今後」に向く。自分の今後、家族の今後に目を向ければ、それなりきの消費が生まれてくるかもしれない。

 お祭りとしては、日韓共催のサッカーのワールドカップが迫っている。ただし、需要喚起という意味ではどうでしょうか。サッカーは、道具もそれほどいらない。国民的なイベントになるかどうかはまだ分からない。日本の景気も何かプッシュするものが必要で、それが公共投資だけというのは寒い。
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 7日の朝日の朝刊を読んでいたらふっと知った名前が。「王様の耳」のコーナーに。「35歳定年ね」。ケース・バイ・ケースですな。3回続くそうです。楽しみ。


99年12月06日(月曜日)

 昨日紹介した「BOOBY」や「BOOBY MAKER」に関連して、MS96 さんが非常に興味深いサイトを紹介してくれました。

  1. http://home.att.net/~keiichiro/index.html このページはアメリカの中西部に4年間住んでいる日本人ビジネスマン(マラソンと写真が好きなシカゴ在住者)の方のホームページです。「JANGLISH」という単語を使って、おかしな日本語化した英語のリストを作ったり、「誤解」のコーナーを設けている
  2. http://home.att.net/~keiichiro/janglish/list.html そのリストの最初のページです。全部で3リストある。
  3. http://www.asahi-net.or.jp/~UD3T-KRYM/013-kinyuu/kinyuu06.htm ここは、ゴルフに関する和製英語のコーナー。野球と同じで日本人は英語もどきの単語をゴルフでもいっぱい作っているのが分かる。このページのホームはhttp://www.asahi-net.or.jp/~UD3T-KRYM/002-mokuji/p002.htmここです。
  4. 日本ゴルフ協会のサイトにあるhttp://www.jga.or.jp/rulebook/index.htmlルールブックのサイト
  5. それに社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会のホームページで、ゴルフ用語の解説が一部ある
 などです。圧巻なのは、シカゴ在住の日本人ビジネスマンのサイトでしょうか。まあ、4年間かけてこつこつと集めたのでしょう。今でも発見したらメールくれとある。私も協力して、「BOOBY」「BOOBY MAKER」を登録しました。なぜなら、この一連のリストの中には入っていないからです。

 眺めていくと、「そうそう」というやつと「そうなの」というやつと、「へえ」というやつがいろいろ出てくる。しかしこれを全部覚えるのもなかなか大変です。このビジネスマンの方は、ここで

Janglish are English/Englishlike words which can not be understood by English speaking people. Janglish words are obstacles when you need to learn or speak English. Japanese mass media seems to have invented lots of them knowing that they were incorrect just because the words sound cool.
 と。「JANGLISH」を「英語を母国語としている人々から理解されない英単語、英単語もどき」と定義。「日本のマスメディアは、それらが間違いであると知りながら、sounds cool 、つまりかっこいいという理由だけでたくさんの janglish を作ってきた」と書いている。まあそういうメンもあるでしょうね。私の考えでは、メディアばかりでなく、企業もこうしたおかしな英語の作成に一役買っていると思う。それが必ずしも悪いというわけでもない。この人の作っているリストが全部正しいかどうかは検証してありません。しかし、プリントしてじっくり眺めるには値する。結構笑えるものもある。Mr.kimura tks


99年12月03〜05日(金〜日曜日)

 ネット上でパソコン雑誌を読んでいたら、韓国ではテレビを受像できる携帯電話が近く発売されるという記事を見つけました。

韓国Samsung、テレビ番組を受信できる携帯電話機を開発

 韓国Samsung Electronicsがテレビ番組を表示できる携帯電話機「SCH-M220」を開発した。韓国で放送している地上波テレビ番組を受信する。CDMA方式に対応した携帯電話機で、外出先でニュースやスポーツ試合の中継を見ることができる。韓国で2000年初頭に出荷する予定。

 SCH-M220は、1.8型のTFTカラー液晶ディスプレイにテレビ番組を表示する。テレビ放送と電話回線からの信号の両方を受信できる統合アンテナを開発したため、これまでの携帯電話機とほぼ同じ大きさを維持できたという。テレビ受信と通話のスイッチング機能独自に開発し、テレビ受信中に電話がかかってきた場合は、自動的に通話モードに切り替わるようにした。Samsungの説明によれば、テレビ受信機能を統合した携帯電話は世界で初めて。テレビ番組は200分間連続で受信できるという。大容量バッテリーを使用すれば、連続して170分間通話ができる。連続待ち受け時間は180時間。

 Samsungはこれまで、MP3対応の音楽データを受信できる携帯電話機や腕時計型の携帯電話機を開発しており、多機能な携帯電話機の開発に積極的。しかし残念ながら、今回発表したSCH-M220が使えるのは韓国だけ。日本を含め、他国への展開は未定という。

 なかなかおもしろそうじゃないですか。これは売れるかもしれない。数年前に韓国に行ったときに見た携帯電話は大きいやつでしたが、その後どうなったか。まあこうした各国が新しいサービスの提供で頭をひねっていれば、消費者にとっては便利なツールができるという訳です。
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 私のサイトのこのコーナーをもう2年も読み続けているという川村さんという方からの
 つまらね疑問ですが、先日ブ−ビ−賞を英和でしらべたら”最下位賞”となっていましたが、われわれは普段ビリから二番目としています。どこで変わってしまったのか博学な伊藤さんなら御存じかと思いまして。"DIARY"の適当な話題のおりに取り上げて頂けたら幸いです。
 というので、私も興味があったので調べたのです。以前からゴルフの関係は日本ゴルフ協会に聞くことにしていて、この問題をぶつけたら「それは日本における誤用」ですとの答え。つまり、英語圏の国々では「BOOBY」は「最下位選手」を指すのです。今でも。研究社の英和辞典では、「ただし日本では下から二番目を指す」と注釈がついている。いつから、何故かは書いていない。

 いつから、何故なんでしょうね。ということは、「ブービーメーカー booby maker」という単語もおかしいと言うことになります。booby が下から二番目だから「booby maker」と単数で済むが、booby が最下位賞だとすると maker というのは必ず複数でなければならず賞にならないと言うことになる。

 おかしな和製英語だということです。はっきりしたのは、日本人が言う「ブービー賞」というのは、英語を母国語とする人々には通じない言葉だと言うことです。ご注意を。


99年12月02日(木曜日)

 目を覚ましたときにはまだ1ユーロ=1.0012ドルでしたが、それから30分もしなうちに、ユーロは対ドル1ドルを割りました。まあまたその後ユーロは戻っていますが。一時は1ユーロ=0.9995ドル程度まであったらしい。「99 in 99」の完成というわけです。

 1ドル=100円と1ユーロ=1ドルのどちらが先に実現するかと年初は思いましたが、最近は1ユーロ=1ドルが先だと予想できた。ECBと日本の通貨当局の通貨に対する考え方が全く違うからである。

 まあ日本は為替に対する諸方面の反応がキーン過ぎる面がありますから、1ユーロ=1ドル割れを欧州の連中がどう受け取るかは一つの目安になるかもしれない。むろん、向こうはユーロ安、日本は円高という違いは大きいのですが。


99年12月01日(水曜日)

 シアトルで開かれた WTO 閣僚会議が NGO 、環境保護派、自由貿易に反対する労働組合、無政府主義者などなど多様な団体の抗議行動に巻き込まれて大きく開催日程を狂わしたり、ロンドンでは資本主義に反対するデモが行われたり。ロンドンでのデモの件はあまり日本では取り上げられていませんが、私はテレビで見ました。

 シアトルの事件に対する評論で今のところ一番面白かったのは朝日新聞の「日本@世界」の船橋洋一さんの現場からの文章でしたが、産業革命に対してラダイト運動が起きたように、ある意味では予想された動きだと言える。NGO の運動はクリントン政権が支援していたという事情もありますが、何よりも今の急速なグローバライゼーション、大競争の時代、コンピュータライゼーション、ネットワークの発達、企業活動優先主義、環境に対する慇懃なる無視などなどに対して世界中で反発、反感が強まっていることは十分予想できるし、それが噴出したのでしょう。

 今回の抗議行動は、どうも自然発生的にあそこまでエスカレートしたようだ。雑多な団体の集まりで必ずしも統一はされていなかった。しかし、手を繋いだり、シュピレピコールをしていたら感情が高まってきて、行動が過激化したのではないかと思う。そしてその「感情の高まり」を呼んだのは、あらゆる面で急速に変化する経済への「深く沈殿した不適応感」「失われつつあるとされる(一部は思い込みや思い違いだと思うが)環境への思い」だと思われる。

 シアトルで中心になった NGO の主張の中では次の二つが目立ったという。

  1. 多国籍企業は、途上国の低賃金労働者を使って安価な輸出攻勢をかけている
  2. 企業の環境破壊をWTOは容認してきた
 前者の主張が強まったのは、13億の人口を抱える中国がWTOに加盟したことが大きい。また安い労働力が世界に出てきたということである。先進国の労働者にとっては、看過できない面がある。

 しかし、大部分のケースにおいて企業が進出先で人々を雇えるのは、その地では今まで考えられなかったような高い賃金を払うからである。先進国との比較では安くても、現地の人々にとっては海外からの進出企業は垂涎の的の働き場所である。3週間前に行ったベトナムがそうだった。ということは、先進国の労働者は「我々の労働環境を破壊する」と主張してそれはある程度事実だとしても、途上国にはちゃんと恩恵に浴している人々がいて、企業のグローバライゼーションは地球経済全体で見れば途上国に雇用と賃金をもたらしているのである。だからシアトルの運動には「身勝手」の面もある。

 しかし一方で、遺伝子組み替えに対する反対や、環境に対する配慮など私自身として賛成できる部分も入っている。また先進国の労働者の懸念は「身勝手」な面もあるが、だからといって全面的に否定することもできない。だからこそアメリカでも政治家が「やさしい保守主義」(ブッシュ)とか「落ちこぼれなき繁栄」(サマーズ)と言っている。

 多分経済活動も、大きな意味でのバランスの中で考え、そのバランスを取りながら進むことが必要なんでしょう。時間がないので詳しくは書けないのですが、シアトルとロンドンでのかなりの数の人間の行動は、報道されている以上に考えるべき問題を多く含んでいると思う。



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