2014年04月30日(水曜日)

 (11:03)今朝の新聞記事では、むろん見た範囲ですが、朝日の「のまれるロボット日本」が一番面白いな。一面のトップと二面のほぼ全部を使った記事。

 グーグルが日本のロボットベンチャー企業「シャフト」を買ったとき以来、「グーグルは何を考えているのか」とずっと思っていましたが、今回の記事はその私の疑問に対する一応の回答になっている。

 シャフトは東京大学発ベンチャーです。福島原発の事故で日本製のロボット(世界的に有名で、日本人も自信を持っていた)が全く役立たなかったことは記憶に新しいのですが、「それが悔しい」と東京大学をやめてベンチャーを立ち上げた人達が作った会社。

 去年の12月に行われたアメリカでのロボコンで並み居る強豪を打ち破ってぶっちぎりの優勝をした。それは良いのだが、それに先立つ11月に同社はグーグルに買収されていた。「なんともったいないことを」とその時思ったことを思い出す。

 この朝日の記事は、グーグルは「家庭内の執事」を想定してロボットへの投資を続けているのではないか、との見方。それもあるかも知れない。しかしロボット兵器などが広がる中で、ロボットの応用範囲は実に広いと思われる。

 日本は「もの作り」の延長線上にロボットを置いた開発を続けてきた。私もロボットベンチャーはいくつか番組で取材してきた。この分野では依然として日本がリードとも言われる。

 しかしグーグルは、ソフトウエアのサイドからどうやらロボットを考えているようだ。当然ながらロボットには両サイドが必要。日本の技術とグーグルのソフトウエア的発想が合体すれば面白いものが出来るのは明らかだ。

 結局はシャフトを運営しているのは日本の研究者だから、別に買収されても良いという考え方は成り立つ。しかし、「国内で育てられなかったのか」という気も強くする。産業政策だとかいいながら、結局「もっていかれちゃった」という気がしないでもない。

 多分資金調達とかがシャフトとして国内では難しかったんでしょうね。そういう資金的問題と、ハードとソフトのうまい融合が出来ないと、進んでいたはずの日本のロボット技術が、気がつけば「よその国のもの」となってしまうかもしれない。

 それはとっても残念だ、と思うわけです。


2014年04月29日(火曜日)

 (09:03)うーん、考えたら京都というのは「なかなか本店には遠くて行けない、しかしとっても良い店」が、駅や駅回りのデパートなどあちこちに出店を構えていますね。和菓子でも、鯖寿司でも。

 最近美味しいと思ったのは茶寮 宝泉「赤ざやもち」かな。これはかなりの数量限定で、私が食べたのは京都駅の構内にある京 下鴨 宝泉の店内。丹波の大納言小豆を使っていて、もっちり優しく、そして甘い。

もっちり優しい、美味しい和菓子でした  店内でお茶を飲む人だけのメニューに入れてある。入り口にある店舗でも売っていない。私が聞いたときはお昼でしたが、「あと三つしかありません」と言われたので、「じゃ、二つ」と控えめに。おいしかった。今度いつか本店にも行きたい。

 和菓子はそうは言っても日本全国美味しい店がありますが、 「鯖寿司は誰がなんと言っても京都」ですよ。鯖寿司は大阪にも東京にもデパートに置いてあるが、店員が鯖寿司そのものを知らない。

 法律的にはそうなんだろうけども、「(鯖寿司は)今日中に食べて下さい」とか言われるとがっくりくる。鯖寿司はそういうものではないはずなのに。その点京都は良い。店員が皆、鯖寿司を知っている。やはり「その地」で生まれたものはその地でゲットしないと。

 で一番好きなのは、鯖ずし 朽木旭屋のそれかな。本店は大阪からでも車で2時間近くかかるので、本店には行ったことがありません。しかし京都の伊勢丹の地下2階に店を置いている。京都に寄った折にはなるべくここで買う。注文を受けてから作ってくれる。

 同じくらい好きなのは下鴨神社近くの「花折れ」のそれかな。最初に紹介した「茶寮 宝泉」も下鴨。そして「花折れ」も下鴨。なんか良いことありそうな下鴨。

 通常は京都駅から下鴨神社まで行かないと買えないので、なかなか行けない。しかし良いのは、この店は時々東京のデパートに出店する。よくこの店を東京に呼ぶのは高島屋さんかな。その度にお店から葉書が届くので、機会を見ては行くようにしている。

 やっぱしね、関西は美味しいものがありますよ。


2014年04月28日(月曜日)

 (19:03)今日改めて「今年は連休の日並びが悪い」と思いました。というのも、曜日依存の番組単位で行動している私のような人間には、「祭日」というのは全く関係ない。で実は今日の昼間まで「今日が休みで、明日が平日」かと思っていた。

 むろん、「今日が平日で明日が休み」ですが、それに気がついたのはスマホか何かで株価が動いていることに気がついたため。のんびりしたものです。こりゃJRの予定旅客数が減る(6%でしたっけ)わけだ、と思いました。

 そうですか、韓国の首相が辞意表明ですか。でも、見ていると韓国の今回の事故(事件と呼んでも良いと思いますが)は、要するに「韓国という国の文化やシステムが抱えているのかも知れない問題」だとも思えるので、「誰かがやめれば済む」という問題ではないと思うのですが。

 むろん、「誰かがやめなければ、収まりがつかない」という議論は分かる。しかし「誰かがやめて、この事件は終わり」と言ってしまうのはかなり問題でしょう。ここ数日でもいろいろ映像やらでびっくりするような事実が出てくる。

 韓国のマスコミも先に触れたように「大反省会」の模様継続ですが、システムが抱える問題だとしたら、なかなか一朝一夕には変わらないとも思える。大統領が今の状況をどうやって変えていくのか、首相を変えた後どうするのか。韓国という国にとって大きな変わり目になると思う。

 28日にG7が個別に、しかし調整して行うとなっていた対ロシア制裁はどうなったのだろうと見たら、ニューヨーク・タイムズに「President Obama, declaring that Russia was continuing to bully and threaten Ukraine, said here on Monday that the United States would impose additional sanctions on Russian individuals and entities, as well as freezing some exports of military technology.」という記事が。

 ということはもうすぐ発表になる、ということですか。ウクライナ東部で人質になった8人の欧州サイドの監視員のうち解放されたのは一人。相変わらず緊張の中にあるのですが、「今の情勢をどう捕らえるべきか」という点ではいろいろ難しい問題がある。

 それは一つには「プーチンの腹次第」ということがあるのですが、私は以前もこのサイトで指摘しましたが、ウクライナ東部にロシアが正規軍を進めるメリットとデメリットを考えると、やはりデメリットが大きいと思う。

 確実にロシア人の生活レベルは下がる。今でさえ資本が逃げ、ルーブルは下がり、金利は上昇し、物価は上がっている。先にフェースブックで紹介したニューヨーク・タイムズの記事もその見方です。週明けの欧州市場は、「週末何もなかった」と一安心の様相。

 しかし、正直なところ確信を持って今後を予想するのはなかなか難しい。何事も起きうる、と考えておいた方が良いと思う。


2014年04月26日(土曜日)

 (19:03)ほう、対ロシアでの新しい西側の制裁実施が決まったんですね。ホワイトハウスが金曜日の夜に発表した。日本時間では土曜日になってから。

 中味は月曜日に発表になるらしいが、今読んだFTには面白いことが書いてある。「Each country will decide which targeted sanctions they will impose, according to a senior US administration official. The sanctions would be co-ordinated and complementary, but not necessarily identical.」と。

 つまり、各国が制裁内容を決め、他の国と調整し、そして発動するということ。つまり制裁参加国が全部同じ制裁をするのではなくて、調整はするが個別制裁がありうるということらしい。じゃ日本はどうするの、ということになる。

 制裁理由は、「ロシアが先の4者協議での合意事項(ジュネーブ合意)を遵守せず、ウクライナを巡る情勢を緊迫化させた」こと。G7諸国はまた、来月25日の大統領選挙の完全、安全履行を要求した。

 この大統領選挙については「(ウクライナから逃げた)ヤヌコビッチ氏が正式な大統領で必要ない」(プーチン)と反対の姿勢。ロシアは今考えているんでしょうね。どうするべきか。

 今見た日経の記事には、「ウクライナ治安部隊が親ロ派武装勢力の強制排除を始めたことで、ロシアは反発を強めている。ロシアは軍事介入も視野に、24日からウクライナ国境付近で軍事演習を開始。ヘーゲル米国防長官はロシアのショイグ国防相に対話を呼びかけたが、返答はないという」と。今朝も書きましたが、これは懸念すべき事です。


2014年04月26日(土曜日)

 (09:03)金曜日のニューヨーク株式市場の株価下落(ダウで140ドルほど)もそうですが、ウクライナ情勢がどうみてもきな臭くなってきている。一気に正規軍同士の衝突という感じはしないし、「こうして右左に揺らしながら、実は大きな事変なく過ぎる」という見方も出来るが、それにしては客観的に見て対決状況は深まっているように見える。

 今朝のBBCの報道では、ロシア機がウクライナの領空を何回にもわたって侵犯したという。「国境を接しているわけだからそういうこともある」ではすまないだろう。状況が状況だけに。米政府の高官がBBCに語ったと言うことになっていたと思う。ということは、米政府としてはこれを公表したかったということか。

 ウクライナの暫定政府は、今朝のウォール・ストリート・ジャーナルによれば、「 Defying warnings from Moscow not to confront pro-Russian militants entrenched in towns across eastern Ukraine, the interim central government in Kiev on Friday threatened to “blockade” the Kremlin’s allies in the eastern city of Slovyansk, and told Russian troops on maneuvers that any crossing of the border would be seen as an invasion.」というスタンス。つまり、ロシアの警告にもかかわらず、同国東部の親ロシア派をブロックする(動けなくする)と警告し、ウクライナとの国境一キロ以内に入ったロシア軍が国境を越えたら、侵略とみなすと警告。ロシアは地上軍ではなく、空からウクライナを侵犯したという形。

 言葉の戦争は激しさを増している。互いに相手を非難。アジア歴訪中のオバマは英、独、仏、イタリアの4カ国首脳に電話して、「新たなロシア制裁措置を詰めている」とも言われる。この「新たな制裁措置」は、ロシアの重要産業への制裁ではなく、依然としてロシアの政治家や実業家に対する渡航禁止とか西側銀行にある資産凍結らしいが、「対ロ制裁が一段階進む」ことには間違いない。

 もっとも「では誰を」というところでは、欧と米で依然として意見相違があるようで、金曜日の段階ではまとまらなかったらしい。対してロシアは、「新たな西側の制裁には準備は出来ている」(メドベージェフ首相)と述べる一方で、ウクライナ暫定政府に対して、東部の親ロシア派に対する排除行為は、「国民に対する暴力」と述べている。

 ロシアが「暫定政府の行為をロシア系住民への許されざる行為」とすることで口実を作ってウクライナに侵攻するのではないか、というのが最大の懸念。もしそうなったら、事態の落とし処は見えなくなる。マーケットが懸念して当然だ。

 最近気になるのは、4者会談(日本時間の18日でしたかね)以降、それまでは頻繁に行われていたクロス系での face to face や電話での会談があまり行われなくなったこと。メルケルとメドちゃんとかの電話会談は行われているようだが、アメリカとロシアの外相レベルの会談は途絶えている。会話がないのは、関係悪化の一つの要因となる。

 もっとも、この緊張でロシアの経済もマーケットもがたがただ。週後半(25日)にはロシアの中銀が突然、主要政策金利である1週間物入札レポ金利を7%から7.5%に引き上げた。

 「ルーブル安→輸入物価の上昇→国内インフレ懸念の増大」を防ぐためだが、これはただでさえ後退色が強まっているロシア経済への打撃になる。その直前だと思ったが、アメリカの格付け機関S&Pがロシアを「BBB」に格下げした。これは”ジャンク”級の一歩手前。当然ながら、クリミアからもロシアからも資本は逃げ、金利は上がり....という事態が発生している。この状況をロシアの指導部がどう読むか。

 経済の混乱が深まれば、「クリミアではプーチンはよくやった」と評価している国民の支持も下がりかねない。ロシアに行くと直ぐ分かるが、製造業が強くないロシアは、ありとあらゆるものを輸入している。輸出はもっぱらエネルギーだ。車はほぼ100パーセント輸入。アメリカのほぼ半分の人口(1億4400万ほど だから日本よりちょっと多い程度)で、欧州全体(4億以上)やアメリカ(3億強)を相手に本格的に戦うことは無理だし(相互消滅を覚悟しないなら)、プーチンもそんなことは考えていないだろう。

 結局は「ウクライナの連邦制への移行」だが、今のロシアの戦略がそれに向かっているのかどうか。向かっているように見えもするし、逸脱しているようにも見える。その不安感が世界のマーケットを揺さぶっている。


2014年04月25日(金曜日)

 (22:03)冬の間は通過していた軽井沢に今年初めて立ち寄りました。仕事があって。人影はまばらで、しかしそれなりきの雰囲気はあって「早春の軽井沢もいいな」と思いました。

 駅の手前に見えるスキー場にはまだ雪が残っている。タクシーの運転手さんが、「人工雪を降らせた上に、さらに今年は結構自然雪が降りましたから」と。そりゃそうだ。ということは、越後湯沢とかガーラにはまだ雪はまだ少しはあるのかな、とも思いました。

 「恐らく明日くらいから人が増えるんじゃないですかね」と運転手さん。そうか、明日は土曜日で、多分天気が良い。明後日はどうか。GWが始まる。今日は金曜日で人が少なめなのは当然でした。軽井沢はこれからが季節です。

  ところで、英語バージョンの日米共同声明を列車の中でつらつらと読んでいました。今朝は、スタンバイで、当然ながら朝から「日米から共同声明は出るだろう、しかし「TPPが大筋合意にも至らない中でどう出るのか」などがポイントでした。

 声明を読むと、オリジナルとどう違うのかは分かりませんが、尖閣という単語は二回出てくるし、TPPに関しては前向きなイメージが残るように書かれている。「なんとかうまく纏めるものだな」とある意味感心しました。

 だって、アメリカサイドはオバマ大統領を始め「苦々しい気持ちで日本を離れた」のではないか、と思う。アシモとのサッカーや抹茶富士山型アイスは良かったにしても、です。アメリカには、「TPPの交渉に入ると決断したときに、大幅な関税の引き下げは決意したんじゃないのか....」という思いがあったはずです。

 しかし日本政府は「攻めの農業」と言いながら、結局守りに終始したという印象がしたのではないか。日米の首脳が親密さをアピールする国賓会談をするのだから、かっこよく「合意」と行きたかったはずです。

 そりゃ両国とも国内事情を抱えているから簡単にはいかないのは分かっている。しかし、もうちょっと進展しても良かったのでは、と思う。尖閣とTPPに関する箇所を抜き出しておきます。

Given the common security challenges our two countries face, the United States and Japan are strengthening and modernizing our security alliance as directed by the Security Consultative Committee, including through the revision of the Guidelines for U.S.-Japan Defense Cooperation. The United States has deployed its most advanced military assets to Japan and provides all necessary capabilities to meet its commitments under the U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security. These commitments extend to all the territories under the administration of Japan, including the Senkaku Islands. In that context, the United States opposes any unilateral action that seeks to undermine Japan’s administration of the Senkaku Islands. The United States appreciates Japan’s establishment of a National Security Council and creation of a legal framework for information security that will facilitate enhanced policy and intelligence coordination between the two countries. The United States welcomes and supports Japan’s consideration of the matter of exercising the right of collective self-defense. The United States and Japan reaffirmed the importance of the U.S. extended deterrence to maintain regional security. The United States and Japan are also making sustained progress towards realizing a geographically distributed, operationally resilient and politically sustainable U.S. force posture in the Asia Pacific, including the development of Guam as a strategic hub. The early relocation of Futenma Marine Corps Air Station to Camp Schwab and consolidation of bases in Okinawa will ensure a long-term sustainable presence for U.S. forces. In this context, we reaffirm our commitment to reducing the impact of U.S. forces on Okinawa.
 と声明の中に尖閣への言及がなされている。日本にとっては心強いことですが、オバマ大統領の記者会見での発言もそうですが、「だからといって、アメリカは尖閣で自国の軍隊を動かしたいとは思っていない」ということでしょう。日中には喧嘩しない程度の仲でいて欲しい。
The United States and Japan also coordinate closely in multilateral financial and economic fora to advance trade liberalization and promote economic growth. Our joint efforts are grounded in support for an international economic system that is free, open, and transparent, and embraces innovation. In order to further enhance economic growth, expand regional trade and investment, and strengthen the rules-based trading system, the United States and Japan are committed to taking the bold steps necessary to complete a high-standard, ambitious, comprehensive Trans-Pacific Partnership (TPP) agreement. Today we have identified a path forward on important bilateral TPP issues. This marks a key milestone in the TPP negotiations and will inject fresh momentum into the broader talks. We now call upon all TPP partners to move as soon as possible to take the necessary steps to conclude the agreement. Even with this step forward, there is still much work to be done to conclude TPP.
 「identified a path forward on important bilateral TPP issues」という言葉は美しいし、前向きですが、「さて具体的には」というと、それぞれの問題の落とし処は難しい。


2014年04月24日(木曜日)

 (23:03)日本の野球では決して見られない光景でした。投手が首の周辺を審判からチェックされる。そして見つかった異物。よって退場。今日のヤンキース対ボストン。名門ヤンキースにとっては「一選手が退場させられた」以上の打撃でしょうね。ピネダの「異物」(foreign substance)利用投球。

 ヤンキースのピッチャー、ピネダは前回の登板があった10日にも手に「何か塗って投げている」ところをテレビカメラに写されていた。それは「松ヤニ(pine tar)」のようにも見えた。そして今回。ニューヨーク・タイムズの記事には写真もありますが、明らかに異物が。「(今回は)否定のしようがない」という状況を自ら作ってしまった。

 アメリカのプロ野球のボールは「滑りやすい」と言われている。日本に比べてです。そこでアメリカの投手は、結構ぎりぎりのことをしている。手に汗を付けたり、つばを付けたり。それは頻繁に見るシーンです。暗黙のうちに許される範囲がある。しかし度を超すと、審判から咎められる。

 ピネダが使ったのは前回も今回も「松ヤニ」だったとされる。彼の首には一回のマウンドでは何もなかった。ビデオを繰り返しテレビが出しているので分かる。しかし2回になったら首筋に明らかに暗い横帯が。1回に点を取られて、「もう点をやれない」と思ったのか。

 そりゃボストンのファレル監督でなくても分かるでしょう。前回の今回だし。多分ボストンの3塁コーチャーが一番分かったでしょう。正面に見えるので。ファレル監督が審判にそれを告げて、審判がチェック、そのまま退場。

 ピネダは「チームの皆に謝った。皆が許してくれた」と言っているが、そうは簡単ではないような気がする。恐らく何試合か「出場停止」になる。不正投球で。その結果は、先発陣の手薄となって、マー君や黒田の投球間隔に響いてくる危険性がある。

 髭を許さないなど選手教育が行き届いていると思っていたヤンキースだが、思わぬところから水が漏れてきた感じ。今年はジーターの引退の年なので、スキャンダルは避けたいでしょうに。


2014年04月23日(水曜日)

 (10:03)タクシーの運転手さんが怒るんですよ。「もう嫌になりますよ。外国人を乗せていたら、直ぐに検問に呼ばれました。商売になりませんよ.....」と。

 まあとにかく、大使館周りとかは凄い警戒ですよ。あらゆるルートに警官が配置されていて、ヒト止め、車止めがある。私は荷物を持って歩く事が少ないのでその経験はないが、バッグの中味を検められたという人もいる。

 当然東京の警察官だけでは足りない。うろ覚えですが、「1万8000人体制で警備」といっていたので、万の単位で地方から警察官を呼び寄せているのでしょう。ご苦労様な事です。

この日の朝は綺麗でした。旗も気持ちよさそうにたなびいている  あるタクシーの運転手さんが、「地方ナンバーのマイクロバスの”わ”が多いんですよ」と。「恐らく警察が借りて移動しているんじゃないですか」と彼は言う。真偽は知りませんが。

 街に立っている警察官の中には、必ず地方から動員された人が一部は居る、ということです。皆さん真剣な顔で警備されているのですが、ちょっと「東京見物の気配」がする人もいる。まあ自然でしょう。

 「大変なコストだな」とも、「これだけコストをかけて成果は....」という気がしないでもない。同盟関係の確認という意味はむろんあるし、それには価値がある。しかし「そこから何か生まれるか」と聞かれれば、「うーん」という感じ。かつ二回目なので、「for what?」 というイメージは残る。ま、期待しましょう。

 それから、新幹線の行き帰りに時間を見つけては人に借りた「女のいない男たち」(今回は買わなかった)を読んでいるのですが、最初の2本を読んだ段階で、「もういいか」という感じ。うーん、どうもね、オチがいまいち。

 読みながら、「俺だったらイエスタデイじゃなく、let it be を翻訳付きで歌える」とか考えながら読んでいて、ふと「村上春樹的小説にちょっと疲れているな」と思いました。彼が何に関心があるかが鮮明になる中で、「まだそこから出られないでいるな」とも。

 「彼はいつノーベル賞をとるのか」という関心はあるが、「もうちょっと枠を出ないと、最後のプッシュが足りない」というイメージもする。これから時間があれば、他の作品も目を通します。


2014年04月23日(水曜日)

 (06:03)あそうそう、「AOLのなりすましメール増加 注意呼びかけ」というサンケイ新聞の記事を見て、「俺にも来たな」と思いました。つい最近です。URLしかなくておかしいと思って直ぐに削除しましたが。皆さんもお気をつけを。

 記事は『インターネットサービス大手のAOLオンライン・ジャパンは22日、同社が提供するメールサービス「AOLメール」を装った「なりすましメール」が増えているとして、ホームページ上で注意の呼びかけを始めた。同社は「なりすましメールに返信したり、メールに記されているリンク先をクリックしたりしないようにしてほしい」と話している』となっている。

 さらに同紙の記事は、『同社によると、今月10日頃から、利用者から「送信した覚えのないメールある」「送信した覚えのないメールに関するエラーメッセージが届いた」などの報告が寄せられるようになった。これらは送信元を偽装した「なりすましメール」の可能性が高く、これまでに日本と米国で被害が報告されている』と。

 私の場合、よく知っているテレビ出演者として有名な人の名前が@マーク以前にあり、@マーク以後が「aol.com」だったと思った。宛先(ccではなく)がずらっと20くらい並んでいて、その中にはよく知った名前も。

 しかしメールの中味は何のサイトか知らないが、リンクだけ。そりゃおかしいでしょう。何か文章がなければ。たしか使っている一台のスマホで最初に受信した。しかしおかしいので削除。他のPCなどでも直ちに削除。

 その事は忘れていたが、昨日のサンケイの記事。AOLが『被害件数は「明らかにできない」』としているのは、「というより、わからないんでしょ」という感じですが、この手のくだらんメールは山ほど来る。しかし知った名前があると「つい」ということもあるので、ご注意を。


2014年04月21日(月曜日)

 (22:03)高速道路を走っていて、もし逆走車と対面したら......と。想像しただけでも恐ろしい。右に寄れば向こうも同じサイドに寄るかも知れないし。自転車で結構あるじゃないですか。

 そんな想定の話が、実際に日曜日の夕方に起きたんですね。多分車の量は多かったでしょう。名神だから。私はこの二〜三日あまりニュースもチェックしないでのんびりしていて、月曜日の夕方に気がついた。二階建ての大型バスが逆サイドから走ってきたら.....もういちかばちかでよけるしかない。

 どうも入り口から逆走したんじゃないらしい。「中央分離帯のガードレールを突き破って上り線に進入した」と書いてある。「中央分離帯って、そんなに弱かったっけ」とまず思いました。だって、一応ははね返すでしょう。

 それを突き破って反対車線に出て、かつ200メートル走り続けた、と。そりゃ進入された車線を走っていた車の運転手さん、同乗者は仰天したでしょうね。死者が出なくて良かったというレベル。一つ間違えば多くの犠牲者が出た。

 「居眠りの可能性がある」と一部の新聞には出ている。そうだとしたらとんでもない。高速は流れに乗って....が原則ですから、そこに突然対向車線から車が進入してきたら、できる事は限られる。急停車すれば追突される。車線も変更できるかどうか分からない。

 一つの手は、中央分離帯を「とても乗り越えられないものにする」があるが、これは相当コストがかかる。しかしこれから増えそうですね。逆走。いつでもどこでもなんですが、リスクは見えないところに潜んでいる。こわいこわい。


2014年04月20日(日曜日)

 (06:03)「あれ、操船していた3等航海士は行方不明の人々に入っているんじゃなかったのか」とその瞬間思いました。だってそれまで、「3等航海士の名前は救出者名簿の中にはない」と伝えれていて、「まだ船の中か」と思われていたし、私もそう思っていたのに、韓国の警察が「船長や当時操船していた3等航海士など3人を業務上過失などの容疑で逮捕」とニュースが流れたからです。

 「あれ、地上にいたんじゃん」という印象。真相は、この20代女性、同航路を初めて操船した航海士は、船長らと最初に救出されたグループに入っていたものの、自分の名前をちょっと音違いに発音し、操船していた航海士ではないような申告をしていた疑いがある、というのです。まだ疑いですが、自分の名前を発音違いするなんてまずないでしょう。

 加えて、「乗客をほっておいて船から最初に逃げた」と非難されている船長は、救出されたときに「船長」と申告せず、「一般人」と述べたと韓国のメディアで報道されている。これには驚く。

 直ぐバレるのに、「よくそんな嘘をつくな。この大事故の中で」と思う。大体日本の船ならどんな船でも船の運航関係者はそれなりきの制服を着ているので、「運航関係者ではない」などと絶対に言えない。そうでなくても言わないでしょう。

 不思議に思っていたのは、当初から行方不明者の数が大きく修正されたり、その後も微修正が続いていることです。日本でも行方不明者名簿が改定されることはある。しかしそれは事故のごく初期であって、その後は名簿が全部読み上げられるほど完成します。

 しかし今回の韓国のフェリーの事故では、当初救出された人の数は非常に多く報道され、その時点で「死亡が確認された人以外は全員助かったのか、良かった」と思えるような数字だった。

 この問題について韓国の朝鮮日報は「乗客の数も477人から始まり、その後459人→462人→475人と何度も訂正した。当初368人と発表された救助者の数は、2時間後には200人以上少ない164人へと減った。安全行政部は、救助者の数を集計する際のミスは海洋警察の責任と主張したが、これに海洋警察が反発したため、後に自分たちの計算ミスだと説明を変えた」と伝えている。

 それは日本にいる私のような部外者にも、「あれ、なんでこう変わるのだろう」と思うほどだ。韓国の新聞は、今政府に対する批判と当時に、「自己反省大会」の様子。「IT先進国の韓国はどうした」「何が間違っているのか」「基本がなってない」などといった。

 しかし肝心の救出活動は、3人の遺体が見つかっただけで、まったく進展がない。先日も書いたが、時間がかかりすぎじゃありやせんかね。


2014年04月19日(土曜日)

 (06:03)今朝私が注目したニュースは「日本勢、HV現地化を計画 中国が補助金検討」かな。日経が報じている。「中国政府がハイブリッド車(HV)に購入補助金を出す検討に入った」と。

 そりゃそうでしょう。あの空気、どうにかしないといけない。「割高な価格がHV販売のネックになっていた日本勢には追い風だ。トヨタ自動車は2015年をめどにHVの基幹部品、ホンダが16年からHV車両の現地生産を計画しており、現地シフトによるコスト削減に今回の補助金が加わる。世界最大市場で欧米勢とのエコカー販売競争が激しくなりそうだ」と日経の記事は続く。

 ハイブリッドでもいろいろ方式がある。一番複雑なのはトヨタのそれと言われているが、実績が一番あるのもトヨタ。私もハイブリッドに乗っていたことがあるが、エンジンの中味は全く分からない。むかしの車は「これがこうで、あれがこうなって」と一応理解が出来た。しかし今はもう無理です。

 中国と言えば、「China Details Vast Extent of Soil Pollution」も想像を絶しますね。中国の野菜が食べられないというのは当然でしょう。なにせ、人間が生活や農業の対象とすることが出来る中国の土地(使用可能土地)の5分の1が重金属で汚染されている、と。

 これは70年代からの高度成長の中で汚染されたものでしょう。せいぜい40年。人間はこんな短期間に使用可能国土の5分の1を汚染させることが出来る。恐ろしい話です。一旦汚染されるとそれを戻すのは大変になる。

 だからハイブリッドに一台25万円の補助金を出しても、中国が抱える環境問題は解決しないし、経済構造を変えなければ高度成長を目ざすようなことをしてはいけないと考えられる。しかしある程度の高度成長をしないと、「共産党の統治の正当性」が失われるという矛盾。

 「統治の正当性」とは、「おまえ達に任せているのだから、当然我々を豊かにさせてくれるよな」という国民の期待です。中国の場合は国民が選んだ政府ではない。与えられている。だから何かメリットがなければ、国民から捨てられる。習近平が取り組んでいるのは壮大な矛盾です。

 韓国では船長ら3人が逮捕。客には「船内にとどまれ」と言っておきながら、自分たちは脱出に成功、と。そりゃ罪に問われるでしょう。ウォール・ストリート・ジャーナルには「Ferry Sinking Devastates South Korea High School」という記事があるが、高校の先生が自殺したり、人的被害は甚大です。救命胴衣は定員以上にあったのだから、指示が間違っていなければ多くの方が助かった可能性が高い。

 それにしても、事故から72時間たっても船内に潜水士が入れない、というのはどれほど現場の環境が厳しいのか、とも思う。海流が早いとか、船の中に貨物が散乱しているとか、視界が悪いとかいろいろあるのかも知れないが、「あらゆる手をつくしているのかな」とも思う。日本の支援要請にも、「特段支援は必要ない」とのことのようですが、どうなんでしょう。

 ウクライナでは同国東部・南部のいくつかの共和国で庁舎や警察を占拠している親露派が退去を拒否と。そりゃそうでしょう。先の4者合意は「ウクライナ暫定政府、ロシア、アメリカ、EU」の合意。ウクライナの東部・南部の親露派は代表さえ出していない。

 なのに合意通りに退去したら「ロシアの指示で動いている」ことを自ら暴露するようなものだ。つまり、親露派として独自性を保っているということを示すためには、「退去しない」ということが必要。

 ラブロフはそれを承知であの合意文書を作った可能性がある。オバマもあの文書には最初から懐疑的。とすれば、ウクライナ問題は4者合意にも関わらず「混迷のまま」ということになる。


2014年04月18日(金曜日)

 (06:03)ジュネーブで開かれていた4者会合(アメリカ、EU、ウクライナ暫定政府、それにロシア)の会合は、3時間の予定だった協議時間の倍の時間をかけ、「ウクライナに関するジュネーブ宣言」と題する共同声明を発表して閉幕しました。

 双方の立場の違いは大きく、結局物別れに終わるのではと思われていた中では、声明を出せたことは大きな前進だと言える。むろん、4者というか、ウクライナの各勢力がここでうたったことを実行できなければ、また「あそこが破った」と言われないようにしないと、ただの声明にしかならない。

 何をするかというと、「All sides must refrain from any violence, intimidation or provocative actions. The participants strongly condemned and rejected all expressions of extremism,racism and religious intolerance, including anti-semitism. All illegal armed groups must be disarmed; all illegally seized buildings must be returned to legitimate owners; all illegally occupied streets, squares and other public places in Ukrainian cities and towns must be vacated. 」と。

 これを読むと、今テンションがハイになっているウクライナ東部の親ロシア派の人々などが「いったい守れるのかな」という気もする。一片の声明でウクライナ情勢が落ち着くと考えるのは楽観的すぎるだろう。

 「any violence, intimidation or provocative actions」を控えるというのは、相当広い範囲を行動を制約されたことになる。この合意はあくまで4者の合意であって、現地の紛争のただ中にいる人々の合意ではない。

 しかし「全てのグループの武装解除、不法占拠のビルの法的所有者への返還、道路のバリケード撤去」などは、実行できるかどうかは直ぐに検証できる。それらが進めば、ウクライナ危機は大きくヤマ場を越し、「次は5月25日の占拠を目指した動き」ということになる。

 今度はウクライナ国内の問題だ。どのような勢力がどのような公約を掲げ、どの勢力が勝つか。ただしロシアとしては「ウクライナ東部・南部の共和国の自治権拡大」は譲れないところでしょう。

 「人命を奪ったことが分かった者」以外は、今回の総合に加わった人々(デモ参加者、バリケードの内側にいた人々、ビルを占拠した人々など)が罪に問われなくなったのも、前進と言える。

 ただしロシアの態度には不明なこともある。4者合意の数時間前にプーチン大統領はロシアの恒例のテレビ番組(大統領と国民の対話番組)に出て、今朝の日本の新聞にも出ていますが、こちらはかなり強硬な発言もしている。

 国民向けのプーチンの強硬路線と、ラブロフの外交での柔軟路線。同国の株価や通貨の動きと併せて、ロシアが今後どのルートを選ぶかは実は不明。


2014年04月17日(木曜日)

 (17:03)あちこちのニュース・ソースに、今回事故を起こしてしまったセウォル号は、日本の鹿児島ー沖縄航路に使われていた船が韓国の会社に売却されたもの、と書いてあるので、鹿児島の海運関係の知り合いに聞いたのです。

  そしたらこれは一部の記事にも出ているとおり、売却される前は鹿児島のマルエーフェリー(旧”大島海運”)の定期船「フェリーなみのうえ」だったそうな。セウォル号が新造されたのは1994年6月。当時、総トン数は5997トンだったそうな。これは国土交通省発表だと関連記事には書いてある。

 しかし興味深いのは、今日の読売新聞にこの船が二回にわたって改造されたと書いてあること。その部分を引用すると

(造られた年の)同年7月に改造が行われ、総トン数は6586トンに増えた。その後、マルエーフェリー(鹿児島県)の定期船「フェリーなみのうえ」として使われてきたが、2012年10月に韓国の運航会社に売却された。今回の事故後に明らかになった総トン数は6825トンで、新造時から800トン以上増えていたf
 となっている。多分二回目の改造は韓国の海運会社がやったのでしょう。読売の記事にも「韓国に売却された後に改造したとみられ」と書いてある。それによると、「日本国内で運航されていた当時の定員804人も921人に増やされていた」とある。

 私の知り合いによると、いまその規模の船(フェリー)を新造すると50億円ぐらいかかるのだそうだ。日本で18年使うと、その価値は7〜8億に下がるそうな。そしてそれを韓国の会社が買った。買ってまた改造しているので、その改造費が4〜5億。

 結局11億から13億円かけて、「韓国の海運会社としては10年ほど使おうとしたのではないか」と知り合いは述べた。むろん今回なぜ大きな事故が起きたのかと言う問題とは全く関係ない。理由は岩礁とか運行ミスとかいろいろありそうだ。

 しかし私にとって今回関連で興味があったのは、日本で使われていたものは、実に幅広く海外で使い直されていると言うこと。ミャンマーの車の9割は日本の中古車だし、それはウラジオストックでもことだ。

 船もそうらしくて、日本の海運会社には、今でも海外から船を探しに一杯人が来るらしい。私は「そうなんだ」と改めて思った。船もそうだったのか、と。そして、なるべく多くの方が助かることを祈ります。


2014年04月16日(水曜日)

 (11:03)キエフの暫定政権は自ら設定した期限からやく一日たって「東部・南部で庁舎・警察などの施設(約10カ所とされる)」を不法に占拠している親ロシア勢力の掃討作戦」を始めましたが、実際にはかなり慎重なものになっているようです。

 その心は、「ロシアに全面介入の口実を与えないように」「17日に予定されている4者会談が実施できるように」ということにあるらしい。暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は、「"The anti-terrorist operation began during the night in the north of Donetsk region. But it will take place in stages, responsibly, in a considered way. I stress again: The aim of these operations is to defend the citizens of Ukraine."」と述べている。

 つまり段階的に、思慮を働かせながら、ウクライナ国民を守る目的で......と言っている。だから全面反抗・攻撃に出たと言うことではなく、奪還したと伝えられる空港についても、内部にはまだ親ロ勢力が残っているという報道もあるし、勢力が占拠している全拠点に対する一斉掃討でもないと見られる。

 メドベージェフは予想されたとおりキエフの暫定政権の決定に対して、「ウクライナを内戚の危機にさらすものだ」と言っているが、これは言葉のジャブでしょう。銃撃戦もあって、数人の死者が出ているという報道もある。

 当面の焦点は、そうは言ってもウクライナ暫定政府が自制を働かす中で、「今の推移をロシアがどう考えているのか」ということです。相変わらず主導権はロシアにある。ロシアがウクライナに軍を動かしたときにリスクをどう考えているのか。


2014年04月15日(火曜日)

 (14:03)「やめないよ」(新潮新書)が面白かったので、その続編のように思えた「とまらない」を移動の際などに時間を見つけて読んでいたのですが、面白かったな。

 「やめないよ」は、皆が「あいついつまでやるのかな。やめないのかな」とカズの事を思い始めた最中に出たので実にタイムリーなタイトルの本だった。今回の「とまらない」はその時よりはタイトルとしてはインパクトに欠ける。

 しかし前回同様に面白い。ここまである意味「筋を通してきた男」「ひとつの事に全勢力をつぎ込んできた男」の哲学が随所に現れている。キザだけじゃない。スポーツ好きにはきっと面白い。いや彼も書いているが、ビジネスを含めていろいろな分野の人にとっておもろいと思う。

 前回の「やめないよ」(3年前)は継続宣言。今回の「とまらない」は現状告白。だから彼も本の最後で言っている通り「3年後はどうなっているか」についての決意はない。彼自身「どうかな」と自問自答している。

 現役としてやっていたらむろん凄いし、応援したい。日経の2週に一回のコラムはこれからも続けるようなので。3年後の本のタイトルはまだ見えていないそうな。彼なら原液継続も可能な気がする。だってプロ野球でも48(山本昌)がいたような気がした。

 同じスポーツジャンルの本として「4割は打てる」も読んでいる。記録を調べてもいまだに日本のプロ野球界には4割打者は一人もいない。しかしアメリカには8人いる。その8人が13回。しかし最後が1941年のレッドソックスのテッド・ウイリアムズで、それ以来ない。

 つまり日米とも近代野球では「4割打者」は夢なのです。今阪神のマートンが0.500でとんでもない打率であり、パリーグでも内川、長谷川が4割越え。しかし「シーズンを通してはどうか」という状況でしょう。

 しかしこの本は「それは出来る」と言っている。アメリカでは「ミゲル・カブレラ」「マイク・トラウト」などの名をこの本は挙げ、「では日本は」と言えば、村田修一、レギュラーでもない矢野謙次の二人を挙げている。そこでちょっと眉唾に思ったが、ま、読み進もうと思っています。

 打率が4割ということは、出塁率は5割を超えるでしょうから、確かに凄い。これから読みますが、一つの条件は「右投手が得意な左打者」と。あれ、イチローのこと、と。村田、矢野は違うけどな....と思って読みます。ははは。


2014年04月15日(火曜日)

 (00:03)夕べの大阪は綺麗な夕暮れでした。東京から早く着いたので、「そういえば大阪の夕暮れは最近あまり見ていないな」と思って、少し歩いたのです。月は「ほぼ満月」(ほぼ満)で綺麗だったし、何よりも適度に風があって、空気が澄んでいた。

暮れなずむ大坂の街 2014年04月14日午後6時半くらい  右の写真は大阪城の直ぐ袂から大阪の街の夕暮れを撮ったものです。実際にはこの写真より紅色に染まっていて、もっと綺麗だった。大阪城は建設された当時から残るものではないので国宝でもなんでもないのですが(国宝は姫路城とか松本城など)、闇夜に浮かび上がって、実に綺麗だった。

 一番綺麗だったのは、極楽橋から撮った左の写真かな。やや距離があって、闇夜にくっきりと浮かび上がっている。いろいろな角度から撮ったが、やや離れた方が良かった。一番難しかったのは「月」です。これは目で見た方がとっても綺麗。iPhoneの写真だとどうしてもぼやける。

 日経大坂支社の近くの大坂橋から「城と月」の良い構図があったのですが、近くの街路灯のオレンジ色の強い光が邪魔するのと、月がどうしてもばやけて良く撮れない。あれは多分技術が必要なんでしょうね。多くの人(大川向こうで”通り抜け”やってますから)がカメラを構えていたのですが、大部分の方が「良く撮れない」状態だったのでは。

闇夜にうまく城が浮かび上がっている 2014年4月。15夜に一日かける14日  同じ景色でも朝、昼、晩全く違う。かつこれはいつでも思っているのですが、景色というのは刻一刻変化する。ちょっと油断すると「その瞬間」が過ぎてしまう。写真の醍醐味なんでしょうが、その為にいつも首に大きな、高性能のカメラをかけている気はしない、といったところです。ランニングがてらだし。

 ところで、ウクライナ情勢。どうなっているのでしょうか。日本にいると「伝えられてくること」しか分からない。しかし世界のメディアも苦労しているようです。さっき読んだFTの記事の最後に

Are you in eastern Ukraine? Have you been affected by the unrest? You can email your experiences to haveXXXsay@bbc.co.uk using the subject line "Ukraine".
という一文を見付けた。メルアドは変えてあります。

 つまりウクライナ東部・南部に居る人に、「情報を送って下さい....」と言っている。そりゃそうだ。特派員はいても一人、二人でしょう。その場その場で何が起きているかは、その場にいる人しか分からない。

 現状はどうなっているか。退去期限の日本時間14日午後3時を過ぎること今は9時間。事態は緊迫度を増しているようです。好転がないままに。

 ウクライナの東部・南部のハリコフ、ルガンスク、ドネツクの3共和国で地方行政府の庁舎、警察署の占拠を続ける親ロシア派の武装集団は、この退去期限を無視。対してウクライナは反テロ掃討作戦の準備を進めている。

 しかし恐らくアメリカとNATOがその実施を思いとどまらせていて、しかしその間もアメリカとロシアの間の「言葉の戦争」(どちらが悪いか、どちらに事態を沈静化させる責任があるのか)がエスカレートしている。

大阪城の石垣と月 ほぼ満月で綺麗でした  一方でキエフの暫定政権は、「統治権の喪失状態」の中で、堪忍袋の緒をきらしつつあるし、それぞれの地方現場では緊張が高まっている、という状況。全体的には「話し合い解決の余地は大幅に狭まっている」という困った状況。

 今のところ17日の4者会合を「拒否する」と宣言した当事者はいない。しかしロシアとアメリカの言い合いは最近では経験がないほどの頻度と鋭さになってきていて、「落とし処」をなくしつつあるようなのが心配だ。

 ニューヨークの株式市場などはシティバンクの決算の予想より良かったことや、3月の小売売上高の1.1%増と良かったことから上昇して上げているが、先週の突っ込みを勘案すると自律反発の範囲か。


2014年04月14日(月曜日)

 (11:03)今朝ちらっとMLBのヤンキース対レッドソックスの試合を見て、「本当にイチローは偉いな...........」と思いました。どこをとってもレギュラーを張れる成績なのに、今日もセルベリ(ヤンキースの捕手)が一塁に駆け込んで足を痛めた4回に代走で出てきて、そのままライトに入った。

 だってイチローの打率は今0.444ですからね。ヤンキースのレギュラーの誰よりも高い。にもかかわらず「ていの良い使い方」をされている。にもかかわらず、彼は覚悟して残った故にくさらずに、目を鋭く輝かせてプレーしている。

 むろん今の成績だと「いつかはレギュラーに戻れる」という気持ちはあるのでしょう。しかしあれだけの成績を残した選手であり、松井のように引退の道も選べるはずです。コマーシャルもたくさん。もうなにも心配ないはずだが、引退をしない。

 むろん、「ワールドチャンピオンになりたい」という気持ちは強いに違いない。彼がやり残したことと言えば、それが一番ではないか。「もっとヒットを打つ」ということであれば、レギュラーで使ってくれる他チームの方が良い。

 「ヤンキースなら今年優勝できる」と考えるイチローの考え方が正しいかどうかは知らない。ジーターの最終年ということもあるし、ヤンキースは今年頑張るかも知れない。しかしMLBの他チームに比べてやや今年のヤンキースは線が細い感じがする。

 イチローは今年「2年契約の最終年」にあたる。ほぼ同い年のジーターは「今年限り」で引退すると表明している。松井は既に引退して久しい。時にヤンキースの臨時バッティング・コーチをしている。

 しかし当然ながらイチローは「来年どうするか」なんて決して言わない。どうするんでしょうね。まそれを考える以上に、今年のイチローには早くレギュラーに戻ってもっともっと打席に入って、そしてヒットを打って欲しい。

 こう書いているうちに、6回の裏にイチローに打席が回ってきた。2アウト3塁で。そして.....セカンドゴロ。うーん残念。しかしまだ19打数8安打。


2014年04月14日(月曜日)

 (10:03)なんだ今日は新聞が来ないな、と思ったら休刊日ですか。多いことですね。

 昨日の「いま世界は」で興味深かったのは、今年がアメリカの公民権法成立から50年というキャンベルさんの話だったな。オバマもそれで今大統領をやっている。そのうちスペイン系の大統領も出てくるでしょう。今後のアメリカを考える上でジョンソンがしたことはやはる大きかったと言える。

 一つ番組で思い出したのは「ゲオルギーリボン」かな。このリボン、「ロシアへの愛国心」の象徴だとか。リボンの出自は良いのかも知れないが、今のウクライナ情勢の中では使われ方に問題がある。反キエフ・親ロシアの象徴になった。

 我々はロシアを「北の熊」と想起するのですが、そのイメージには反して、結構警戒心と防衛本能が強い国だと私は思うのです。自分の国の周りに常にシールドを作らないと安心できないというのでは周辺国が大変です。ウクライナもそう。

 ウクライナ情勢に関しては今朝、非常に長い文章を書いたので、それを読んでいただければ良いのですが、仮に内戦状態になったとして、その影響はどのようなものになるか、コソボの時とはどう違うのかなどを考えています。

 内戦の可能性が出てきても、「慣れ」はあるのかもしれないが、全面的な「risk-off」ではない。日米の株価の下げもウクライナ問題という以上に「調整」の面がかなりある。

 ウクライナ情勢は今週が一つの山場なんでしょうね。今日の午後3時にウクライナ暫定政府が親ロシア派に対して設定した最後通牒の期限が来る。17日の4者外相会合(キエフ政府、ロシア、アメリカ、EU)が開けるかどうか。

 その先には5月25日の大統領選挙がある。それまでにウクライナ情勢はとっても動きそうな気がする。どう動くかはしかし、プーチンの腹次第の気がする。


2014年04月13日(日曜日)

 (18:03)まだ八重の季節の真っ最中ですが、振り返ってみて「やっぱし桜は枝垂れかな」と思っています。

六義園の枝垂れ 2010年に記録  なぜそう思うかと言うと、一本で立たせてみるとよく分かるのです。染井吉野は一本だと寂しい。集まってなんぼの世界です。染井吉野の有名な場所は大体において「千本桜」(日本ではあちこちにある)を中心に、集団。かつ言えるのは、染井吉野は言ってみれば「短編小説」の世界です。始まって直ぐに終わってしまう。散り際が潔いと言う面はありますが、儚すぎる。

 八重にもそういう面がある。やはり集まらなければ良い絵にならない。かつ満開の時は桜というよりは、花ぶりは牡丹という印象です。ぼてとしていて、あまり桜という印象はしない。綺麗ですし、豊かですが。「短編小説のハッピーな続き」という印象。

今年の夜に撮影した清水谷の八重  対して枝垂れは、木ぶりが大きければそれだけで大きな絵になる。六義園の一本木の枝垂れ桜など、いくら見ていても飽きない。かつこれは私の印象ですが、枝垂れ桜は中編小説くらいには長い。散り際もゆっくりしている。染井吉野がとっくに終わっても、名残を惜しんでいるように見える。北の丸公園の皇居側の枝垂れもそうです。

 ま、全部綺麗ですよ。でも私の今年の改めての印象は、「桜は枝垂れ」というものです。


2014年04月11日(金曜日)

 (18:03)今ウォール・ストリート・ジャーナルのサイトを見たら二番目か三番目のニュースに「Sony Issues Warning Over Vaio Battery Fire Risk」とソニーに関するものが。「なんてこった」「またか」という感じですね。

 トヨタが640万台のリコールを発表したと思ったら、今度はもう一方の日本を代表する企業であるソニーのまたまたのバッテリーの出火リスク。対象となる商品は「Vaio Fit 11A」と。バイオを買わなくなって私は久しいのですが、日本を含めて世界では「497 in the U.S., 7,158 in Europe, 2,088 in China and 3,619 in Japan」売れていると言う。もしかしてこのPC、ソニーの最後のバイオ?

 GMが大規模な、遅ればせのリコールをしたので、「うーん、やっぱりGMか」と思っていたら、今度はトヨタ。「あれれ」ってなもんですな。むろん部品共通化の中で「業界全体が抱える問題」になっている面もある。しかし、「日本のモノ作りの優れたところはどこに....」という印象。

 もっともいつまでもトヨタやソニーを「日本を代表する企業」と言っている私の方が時代遅れなのかも知れない。例えばアメリカを考えてみると、「GMが今アメリカを代表する企業」という人は居ないでしょう。

 しかし日本の場合はトヨタやソニーに取って代わる「凄い企業」が出現していない。でずっと、日本を代表する企業というと、トヨタであり、ソニーを思い出したりしている。「それ自体が残念」ということですが。


2014年04月10日(木曜日)

 (06:03)テレビも新聞もなにやら「小保方フィーバー」ですが、私の関心はただ一つ。「iPS細胞よりはるかに簡単に初期化が済んだ多機能性細胞となるSTAP細胞が実際にあるのか、あるとしたら本当に簡単に作れるのか」です。

 出来れば、多機能細胞はいろいろな医療に役立てる可能性が高い。それは「細胞シート」とともに、医療の革命となるでしょう。だから「作れるのか、作れるとして比較的簡単・安価にできるのか」がポイントだと思っています。

 その意味で、小保方さんの昨日の記者会見は物足りなかった。どこで涙が出たとか、テレビが映像として使えたとかは関係ない。彼女が「コツ」とか言っている部分が共有化できて、人類の医療に役立つ「万能的に分化可能な細胞」が容易に作製可能か。その一点だけです。

 だからノートが何冊あるとかのどうでも良い議論は差し置いて、彼女にはなるべく早く再現実験を公開してやって欲しい。あっても「ある人の職人的コツ」でしか出来ないとしたら、それはあまり意味がない。それを小保方さんには御願いしたいと思っています。201回目は是非それで。

 ところで、昨日のニューヨークの株の大幅続伸(ダウで180ドル以上)の一つの原因となった3月のFOMCの議事録で私が注目したのは、「利上げの判断に関して雇用の質重視か、やはり数値重視か」の対立があったことです。もっとも後者の立場に立ったのは一人でしたが。

 マーケットも材料にした部分は、「With respect to forward guidance about the federal funds rate, all members judged that, as the unemployment rate was likely to fall below 6-1/2 percent before long, it was appropriate to replace the existing quantitative thresholds at this meeting. Almost all members judged that the new language should be qualitative in nature and should indicate that, in determining how long to maintain the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate, the Committee would assess progress, both realized and expected, toward its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. However, a couple of members preferred to include language in the statement indicating that the Committee would keep rates low if projected inflation remained persistently below the Committee's 2 percent longer-run objective. One of these members argued that the Committee should continue to provide quantitative thresholds for both the unemployment rate and inflation.」この部分は全員一致だった。6.5%のフォワード・ガイダンスの撤廃に関して。しかしこれは別に意外なことではない。

 私が興味を持ったのは、直前の文章が「One of these members」と直接言及していないコチャラコタの「反対理由」です。「Mr. Kocherlakota dissented because, in his view, the new forward guidance in the fifth paragraph of the statement would weaken the credibility of the Committee's commitment to its inflation goal by failing to communicate purposeful steps to more rapidly increase inflation to the 2 percent target and by suggesting that the Committee views inflation persistently below 2 percent as an acceptable outcome. Moreover, he judged that the new guidance would act as a drag on economic activity because it provided little information about the desired rate of progress toward maximum employment and no quantitative measure of what constitutes maximum employment, and thus would generate uncertainty about the extent to which the Committee is willing to use monetary stimulus to foster faster growth. Mr. Kocherlakota strongly endorsed the sixth paragraph of the statement because providing information about the Committee's intentions for the federal funds rate once employment and inflation are near mandate-consistent levels should help stimulate economic activity by reducing uncertainty.」

 だから彼は最近の講演で、「5.5%がいい」と言っている。最近のイエレン議長のシカゴでの講演では「5.2〜5.6%」となっていた。確かに数値としての失業の目標はあっても良いと思う。

 ま今朝もIMFが「アメリカの金利引き上げは早ければ来年の春から夏にかけて」といったどうでも良い予測を公表していますが、そりゃまあ当たり前の話で、問題はそこまで失業率が下がるのはいつ頃か、ということでしょう。

 3月の雇用統計で分かったことは、「率が下がると、労働市場に参入してくる人が増える」ということです。これは考えてみれば当たり前。だから私は「今後はアメリカの失業率の低下はそれほど順調ではない」と考えているのですが。

 加えて、コチャラコタも言っているが、今後問題となるのはインフレでしょう。今は「2%」という目標の半分以下。今のインフレ率で短期金利を上げるのは違和感がある。日本は賃金に官製の圧力をかけていますが、アメリカは最低賃金の引き上げ以外にマーケットが「賃上圧力」に直面するかでしょう。

 しかしそれは今の段階ではなかなか難しい。


2014年04月09日(水曜日)

 (13:03)逆に言えば、XPの後に出た三つのOSがいかに出来が悪かったのか、実は何も改善していなかったのかということでしょう。「vista」「7」はまだ許せるけど、「8」は入れた瞬間から「こりゃダメだ」と思った。

 「XP」は実はまだ我が家に一台あります。非常に特殊な使い方をしていて、ネットにはほとんど繋がない使い方。先日2年ぶりくらいに繋いでアップデートを全てして、それでそのままにして、ネットに繋がないままに時々使おうと思っています。

 あとはアップル数台と「8」が一台。だから「サポート終了」には影響されないのですが、数字は雄弁です。個人はまだPCの9%がXP、事業者は7%がそうだそうな。先日XPのサポート終了に関する英語の記事を読んでいたら、イギリスとかデンマークだったかな、国として特別にマイクロソフトと契約を結んで、XPのサポートを続けるようにしたと書いてあった。

 日本ではそんな話は全く聞きませんでしたね。「早く切り替えないと....」といった一辺倒の状況。正直言って、私はPCのOSが世代ごとに大きく進歩する時代はとっくに終わっていると思うのです。

 「95」が出たときは衝撃的でした。しかし最近は WindowsでもマックのPCOSでも、スペックの変更はあっても非常に小さい。「あ、こんなとこ」という程度。去年の秋出た薄いマックの最大の売りは「バッテリーが長く持ちます」ということでした。

 そもそもOSは基本ソフトですから、PCが仕事を行うベース。それほど本当は脚光を浴びるものではない。一応の水準に達すれば、そしてセキュリティが確保されれば何でも良い。乗っているお仕事ソフトがうまく動けば良いのです。しかしそのセキュリティが確保出来なければ、the end でしょう。

 劇的で創造的なOSが出れば、多分仕事もしやすくなるのでそちらに乗り換えるんでしょうね。例えばそれは完璧に誤字脱字を直してくれるとか。それは「お仕事ソフト」の仕事かも知れないが、OSベースのインテリジェンスも必要なんでしょう。

 ま、まだXPをネットワークに繋いでお使いの方は急ぎ切り替えを。日本は政府も企業もマイクロストとは特別契約は結んでいないと思うので。


2014年04月08日(火曜日)

 (14:03)新大阪の駅。帰ろうと思ってプラットフォームに上がったところでしばらく22号を待っていたら、反対側の線路に黄色い電車が。「おお、ドクターイエローか」と思ったらそうでした。

取材では見たことあるが、線路を走っているのは初めて見ました  ラッキー。取材では何回も見ていますが、実際に使われている線路の上を走っているのは初めて見ました。そして新大阪の駅にしばらく停車の様子。と思っているうちに、子供達の大きな歓声が。「あ、ドクターイエローだ!!!」。その後に続いたのはカメラのシャッター音です。大人も子供も。

 ラッキーと言えば、朝から天気が良かったので午前9時になるのを待って大阪造幣局に。今年は「桜の通り抜け」は11日から17日までの7日間ですが、1号線のサイドから造幣博物館に入る手続きをすれば、その大部分は今でもゆっくり見ることが出来る。通り抜けの最中はとてもゆっくりは見られませんから。

今年の局の桜に選ばれた松前琴糸桜  9時ちょっと過ぎくらいでしたから、人は本当に少なかった。しかしこの局の庭にある131種、350本の八重桜のほとんどはもう既に8分〜9分。うーん、11日くらいが一番良いのでは。去年はちょっと遅すぎた。

 実は毎年造幣局の桜は見ているのですが、やはり一年に一回しか見れないので、「今年も」と思う。小手鞠、御手鞠、大手鞠の手鞠シリーズを初めとして、花びらの数や色彩の違う桜がたくさん。

 局が毎年「今年の一本」ということで選んでいるそうですが、今年は「松前琴糸桜(まつまえこといとざくら)」がその桜だそうです。これはまだ2〜3分というとこ。しっかり綺麗に咲いていたのは、「太白」という日本からは一回なくなった桜など。

白い太白の後ろにはピンクの様々な桜が  今日も造幣局を含めてあちこち歩いたのですが、一つ思ったのは「どこに行ってもたくさんいる外国人の需要が、消費税の引き上げに伴う景気の落ち込みを緩和してくれるのではないか」という点。

 去年日本に来た外国人は、私のうろ覚えだと1046万人ほど。日本の総国民数から見ても凄いし、丈夫で旅行できるという限定条件を付けると、日本人の一割ほどの人が海外から来ていることになる。

 これは大きな消費の元になると言えるでしょう。97年の時はそれほど海外の観光客は多くなかったように思う。とにかく大阪城に行っても、心斎橋筋を歩いても、海外の観光客が多かった。それは東京も同じ事です。さてどうなるか。


2014年04月08日(火曜日)

 (06:03)「個性で伸びて、しかし少し荒々しいその個性が行き詰まりを呼んだ」という印象です。渡辺喜美・みんなの党代表の辞任です。

 個性があり、それが面白いから8億円ものお金を貸す人が居たのでしょう。普通だったら、そんな大金を貸さない。何かしそうだから貸した。借りる方も、「必要だから借りる。何が悪い」というイメージだったのではないか。

 しかしそこにはやはり常識が必要だったし、「お金がかかる政治の改革」が旗印だったわけだから、もっと革新的な、「みんなの党」的な発想の転換があっても良かったと思う。例えばネットで集金するシステムとか。しかし頼ったのは篤志家の個人。

 事件発覚後の渡辺さんの行動も理解を超えるものがある。幹事長が、「ここにきて会えていません」というくらい連絡が取れなかった、という。自分で選んだ幹事長だから、会ったり、いろいろ相談するのが普通だと思うが、stand alone を貫いた。そして面会拒否。

 辞任記者会見もどのくらい党と相談したのかも不明。これでは、新聞に「個人商店故に党の存続も問われる」と書かれても仕方がない面がある。渡辺さんとは二回ほどお会いしたかな。

 一度は確かテレビ東京の朝の番組でご出演になったとき。もう一度は赤坂のレストランに行ったら、別の離れた席に渡辺さんと秘書の方が食事をしていて、テレビでご一緒した関係で、「やあやあ」という感じ。

 一緒に居ると愉快な方です。良く喋り、良く笑い。座持ちも良い。今の政界にあっては「面白い存在だな」と思っていた。まだ渡辺さんが自民党で頭角を現し始めた頃でした。その後自民党を出て、江田さんと「みんなの党」を作った。

 江田さんともテレビの仕事でご一緒して、その範囲で存じ上げている。しかし当初から「あの二人、うまくやれるんだろうか」という印象がした。全然系譜が違う感じです。江田さんは官僚出身。確実に手堅い面がある。渡辺さんにはややその点に難点があったように思う。

 一兵卒でとおっしゃっているが、江田さんも抜けて「みんなの党」は完全に「渡辺商店」ですからね。浅尾幹事長もいますが、はっきり言って存在感は薄い。そういう意味では確かに「党存続の危機」と言える。

 残念な気もするが、ここは一回出直さないと、政治家にとって一番大事な選挙を戦えないでしょう。ご本人は「議席安泰な選挙区に居る」と言われているものの、政党を率いる存在ですから。これからの振る舞いが「政治家・渡辺喜美」の正念場なんでしょうね。


2014年04月06日(日曜日)

 (06:03)あれれ、今日は寒いんだ。スマホの温度計はとっても寒い7度を指している。かつ雨。しかし変な天気ですね。11時、12時、13時の3時間だけが「晴れ」マーク。その後はまた雨。荒れた天気、ということですか。

 外に出たりしていたので、マー君の試合はやっと全部見れたところですが、カブレラに打たれたMLB初対戦の第一打者からのホームランは、ご本人も「ビックリ」だったのでは。あれは球が完全に抜けて、やや高めに行った。ヤンキースに居た昔からカブレラがホームランするとしたら、あの手の球が多かった。そこに行った。多分ボールです。

 2回の2点はタシエラの送球ミスが痛かった。ランナーの走塁もうまかった。ちょっと右手を挙げたようにも見えた。タシエラの投げた球がそれに当たった。だから彼は3点とられたような印象だが、自責点は「2」です。

 しかし4回からは見事だった。球数も少なかったし、最小打者数でこなした。終わってみれば97球、ストライク65球で良いペースで7回を投げ終えた。8奪三振。

 ニューヨーク・タイムズの田中の第一戦での投球で分かったこと、というのが面白い。

  1. Tanaka is not unhittable
  2. He can overcome adversity
  3. He can settle into a smooth rhythm
  4. He can pitch
 最初の「not unhittable」は笑える。「unhittableという印象もあった」ということでしょう。アメリカに。そんなことはない。日本での24連勝の間も彼は打たれて何点も取られている。大体打たれないピッチャーなんていない。歴史を見ても。しかし彼は連勝を続けている。それが重要です。アメリカではポスト・シーズンを含めて、「これで彼は27連勝」と伝えられている。

 次からが重要です。ジラルディ監督が言っている。「“It’s one thing to get yourself back on track in spring training,” Girardi said. “But this opening day, huge crowd, all the excitement from the Toronto fans. And he was able to fix his mistakes early on, and that’s the sign of a mature pitcher.”」

 「春から自分のペースを試合中でも取り戻すと言うことは、一つのテーマだった。しかしそれをこのオープニング・ゲーム、トロントファンの熱狂の中で彼はやった。試合の早い段階でミスを修正した。それは彼が成熟したピッチャーである兆候だ」とちぎっている。

 15日間のDLに入った一塁手のタシエラも言っている。一番近くで田中を見ていたヤンキースの選手です。「“He was awesome,You definitely don’t want to see him give up a home run in his first at-bat in the big leagues, but what a great way to bounce back.”」 そりゃそうだ。MLBで対戦した最初のバッターにホームランなんか打たれたくない。しかし「そこからのリカバーの仕方、ありようが凄い」とタシエラ。

 奥さんの里田まいさんを始め、いろいろな人が行っていたようですね。あの寒いトロントに。風が強いんですよ。五大湖からの。アメリカ人には馴染みの田口さんがNHKの解説でしたし、野球映画に出てアメリカではこれも有名な石橋貴明もいたようです。

 私的に懐かしかったのは始球式に出てきたハラデーかな。松井とよく対戦した投手です。ピッチャーですから、始球式の球もコーナーをついたストライクだった。

 ま、マー君にはこれからも連勝を伸ばしてもらいましょう。


2014年04月04日(金曜日)

 (13:03)ほほー、舞台は整えられたという感じですね。明日のマー君MLB初登場に向けた。

 開幕から2連敗していたヤンキースは3日、イチローが初先発する中でアストロズに4−2で今シーズン初勝利。イチローは4打数2安打。彼はシングルと二塁打で出た二つのチャンスに、二回ともホームに帰ってきた。

 特に二回目(7回だったかな)は彼が2塁にいるときの内野フライをアストロズがお見合い・落球する中でのホームイン。ついている男です。明日もジラルディーは出さざるを得ないでしょう。イチローを出したら勝ったわけですから。

 これまで出番がなかったリベラ後のクローザーとして指名されたロバートソンが、これも初登場。3者を無事に押さえて初セーブ。マー君が勝てばヤンキースは2勝2敗のタイに戻る。ちょっと心配なのはヤンキースの中軸が全く存在感ないこと。打てていない。

 今シーズンからMLBは相当変わった、と思える。チャレンジが1試合2回出来るようになって、それはストライク、ボール以外のかなり多くのプレーについて監督はチャレンジできる。昨日の青木はそれで一安打失った。でもいいことじゃ。日本でも目を疑うような誤審が結構ある。

 チャレンジがあるということだけで、審判団も「気が引き締まる」ということがあると思う。西友の生鮮食品に不満足なら返金制度では店側も引き締まるでしょうから。日本の審判団も引き締める必要がある。

 青木がどうなったかと思ったら、試合は「postponed」になっている。ということは、彼は依然今シーズンはノーヒット。しかしボストンは田沢、上原の好投で初勝利。上原は初セーブ。ナイス。


2014年04月03日(木曜日)

 (06:03)その根拠のほどは必ずしも明確ではありませんが、アメリカの株式市場には「マネーが流れ込んでいる」ということでしょう。またまた史上最高値更新が出た。今回もS&P 500 index。といっても、ダウ工業株30種平均も史上最高値に極めてニアミス。

 今朝のウォール・ストリート・ジャーナルは以下のように報じている。「The S&P 500 index added 5.38 points, or 0.3%, to 1890.90, marking its second consecutive all-time closing high and its eighth so far this year.The Dow Jones Industrial Average advanced 40.39 points, or 0.2%, to 16573.00, its highest close this year. The average ended the session less than 0.1% shy of its Dec. 31 record high of 16576.66.The Nasdaq Composite Index edged up 8.42 points, or 0.2%, to 4276.46.」

 厳しい冬が終わって、その後のアメリカ経済に関する統計が出始めているのですが、「それが総じて良い」というのは確かです。しかし「これだからアメリカ経済は絶対大丈夫」なんて統計は出てきていない。昨日も工場受注が良かったくらい。

 結局はニューヨークの株式市場は、FRBの金融政策の姿勢を読んでいると言うことだと思う。それはイエレンFRBの「雇用環境が、その内容まで含めて良くなるまで”超”金融緩和を続ける」との姿勢が大きい。それに安心してお金が動いている。

 世界が地政学的に不安になっているときですから、「この際お金をアメリカに置いておきたい」という向きも多いのかも知れない。しかし最近は欧州の株も上がっていますからね。つまり、今の株式市場はその高い流動性故に、世界の余裕のあるお金が「無視できない市場」になっているということです。

 先週のシカゴでのイエレンFRB議長の講演をじっくり読めば、FRBが目指しているところは良く分かる。確かにそうだ。一方で世界のインフレ率は低い。ダブルマンデートの内の一方は確保されているのだから、「今は雇用だ」という気持ちなのでしょう。加えてイエレンさんは労働問題の専門家だ。

 今回のニューヨークの株価指標の史上最高値更新とかニアミスは、「相場が苦しい局面を超えてきた上の」という意味では、フレッシュ感がある。全般的な印象としては日本の株にも好影響ではあるでしょう。

 ただし日本の株には、「今は消費税が上がったばかりで、その影響は今後出てくる」ということと、「円相場が今後どう動くか」という問題がある。消費税の上がった当初は円高になりやすい。消費が抑えられて輸入が減少し(駆け込みで既に入っている)、輸出は押し出される。収支は改善する。

 今年の株式相場は「予測家泣かせ」かな。年初は予想外に安かった。消費税の引き上げが実施されたら暫くは株は安い....と思っていたら、4月に入ってニューヨーク株が新値を取ってくる。暫く面白い局面が続きそうだ。


2014年04月02日(水曜日)

 (12:03)今週も大阪に移動したりあちこち仕事の関係で動いているのですが、「こんなに子供が多かったかな」と思うほど。春休みはいつまででしたっけ。今週末まで ?

 特に「子供が多い」と思うのは駅です。家族であちこち移動して、それも終わりに近づいているんでしょうね。基本的に子供は好きなので、「大勢いてよしよし」と思うのです。だって子供が100年間生まれなければ、その民族は滅ぶ。そりゃ確実なことです。ですから、子供は大勢いたほうが良い。

 ただし子供は「行動が予測できない」という難点がある。キャリーバッグなどはどう動かすか気にしますよね。子供の足に引っかかってもいけない。まあ新幹線的子供過多異常事態ももうすぐ終わりです。

 4月に入ると、急に見るテレビ番組の数が多くなる。多くはスポーツです。MLBが入ってくるのがやはり大きい。今年はなかなか日本人選手が出てこない。青木も多三振スタートですから、あまり良くない。イチローは出ていたかな。レギュラーではない。

 やっぱり「いつも出てくる松井」のような選手が欲しい。サッカーでは本田と香川がなんだかんだ出てこられる状況になって「良かったな」と思ってます。二人とも「シュートの成功」がほとんどない。それが残念。

 ほう今終わった高校野球は、龍谷大平安(京都)が優勝ですか。京都の優勝というのはどうなんでしょう。珍しい?履正社(大阪)の方が強いと思ったが平安が6対2で。京都勢と大阪勢の決勝は珍しいのでは。


2014年04月01日(火曜日)

 (12:03)多分、このシカゴでの講演は彼女がFRB議長になって初めて、自分の考え方を体系的に、かつ素直に述べたものと言えるのではないでしょうか。とっても分かり易く、「議長としての彼女が何を考えているのか」を知りたがっている人には、是非読んでおいて頂きたい文章になっている。

 読めば前回の議会証言でつい口を滑らせ、アメリカや日本の金融界やマスコミが大騒ぎした例の「六ヶ月(six months)」発言が、実は何の意味もないことが改めて明確になったといえる。その点を私は彼女の議会証言の直ぐ後に指摘したが、いまだに「彼女は六ヶ月と言った」とバカな解説をする人がいる。呆れますね。

 さっと読んだだけであとで詳しく読んでみようと思うのですが、直ぐにいくつか彼女らしい発言が出てくる。「Although we work through financial markets, our goal is to help Main Street, not Wall Street.」はある意味痛快です。ウォール街の対岸(ブルックリン)で生まれながら、一度としてウォール街で働いたことのない彼女にしか言えない。その前の議長は何代にも渡ってウォール街との関係が深かったから。

 「FRBの金融政策は金融市場を通じて米経済に働きかけるが、FRBの目標はあくまでメイン・ストリートを助けることにあって、ウォール街を助けるためではない」と喝破。そりゃそうだ。地道に働く人のサイドにFRB議長は立つと言っているに等しい。

 次に興味深いと思った発言は、「The recovery still feels like a recession to many Americans, and it also looks that way in some economic statistics.」だな。これは一般庶民の感覚です。つまり、「今のアメリカ経済は回復してはいるが、実は多くのアメリカ人にとって依然としてまるで”リセッションの最中”にいるような感覚であり、いくつかの経済統計も今がまだリセッションの最中のように見える」という部分です。

 まあこれは解説する必要もないのでしょう。日本でも「アベノミクスで経済は良くなった」と言われるが、「贔屓目に見て、過去の回復時とは感覚が違う。まだ不況が続いているような気がする」という感覚があるのと同じです。アメリカもそう。それは技術革新が激しく経済が形を変えていく今という時代の世界的な特徴です。

 彼女はさらにこう続ける。「Most of my colleagues on the Federal Open Market Committee and I estimate that the unemployment rate consistent with maximum sustainable employment is now between 5.2 percent and 5.6 percent, well below the 6.7 percent rate in February.」

 この部分は、考え方とかではなくて、数字的に一番重要な部分です。つまり、今のアメリカにおける「持続可能な最大雇用状況」(完全雇用状態と言っても良い)を指し示すアメリカの失業率は、今年2月の6.7%ではなく、5.2〜5.6%だと推測している」という部分。以前コチャラコタ(FOMC委員)が、フォワードガイダンスにおける失業率ターゲットを外すべきではなく「5.5%に置くべきだ」と言っていたこととと軌を一にする。これは極めて興味深い。アメリカの失業率がそこまで下がるには相当まだある。時間もかかる。

 さらに講演全体の印象を言うと、まるでアメリカ大統領の一般教書演説のように、講演の中で3人もの実在の個人の名が使われて、「雇用を巡って彼女、彼はどういう事態に直面したのか」という話が出てくる。

 これは過去のいかなる時期に比べても今のアメリカの雇用情勢がいかに異なっているのか、厳しいかを例示するものだ。しかし私の記憶ではこれは過去のFRB議長にはなかったことだ。彼女は名前を挙げて、「これらの助けを必要とする人達と一緒に戦っている」と言いたかったのだろう。あとは「労働市場のslack」に関する彼女の解説は良かったな。

 ところで最近日銀の理事の中には、今の日本の失業率は「完全雇用に近い」と発言する人が出てきている。イエレンのように不完全雇用とかパートタイムの多さにはあまり触れずに「完全雇用」と使っているようだが、この観点から日米の金融政策を比べると、大きく齟齬していることが分かる。

 むろん日本は20年にわたるデフレに苦しんだという経緯はあるが、「完全雇用は今の失業率より遥かに下だ」(アメリカ)という国がQE3の縮小に着手し、一方で「失業率は完全雇用に近い」(日本)とする国が、金融市場から「追加緩和」を期待されているという大きな齟齬。面白いですね。



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