2007年01月31日(水曜日)

 (18:23)インターネットで航空券を予約して、手元に航空会社のカードを持っており、かつ航空券の発券を受けていなかったので、「チケットレス」をやってみようと思って試してみました。いかほどに便利であるか、逆にいかほどに不便であるかということを調べ、体験するために。

 少し前に予約したので、当日になってまず「あれ!」と思ったのは、「何時を予約したっけ」ということ。はっきり思い出せないので、しかたなくネットの航空会社のHPにメンバーで入って「予約欄」をチェックしたりして。これは不便でした。これからは手帳か何かに書かないと。まあ航空会社からケイタイにメールも入ってくるようにしておいたのですが、やはり手元に紙(航空券)を持っているのは、それなりに便利だなと。

 空港に行くときにまず不安になったのは、「まずどこに行けばよいのかな」ということ。空港で航空券の発券を受けたり座席指定してもらうためには、今までは当該航空会社のカウンターに行っていた。チケットレスだから直接ゲートに行けば良いのかな、と思ったのですが、まあ最初だからカウンターで「今日はチケットレスでやりたいのですが....」と言ったら、案の定「それではゲートに」と。

 次に問題が生じたのは、ゲートに行ってカードをかざしたら認知してくれない。ゲートの人がANAの人を呼んできてくれて、その係の人がカードをもって中に入っていく。私は手持ちぶさたにそこに待たされたんですな。「うーん、航空券の方が便利かな.....」と。

 原因は、私が以前のANAカード番号を使って予約していたことで、「今度は460で始まる番号で予約して頂ければ、問題なく通過できます.....」と。うーん、でもそういうのは引き継ぎしておいて欲しいな。まあ自分の手元になる Edy-ANAカードを見たら、番号は確かに460で始まっていましたが。

 チケットレスでなにも紙が出てこないのかと思ったら、そこでにゅるっと紙が出てきて「搭乗口案内」と書いてある。「7」とでかく。その下を見ると、座席番号も書いてある。やはり紙は必要でした。

 さらに最終の搭乗ゲートに行ったらカードは凄くうまく機能したのですが、また紙が出てきた。つまり、一枚の航空券がなくなった代わりに、実際に飛行機に乗る前に2枚の紙が出てくる。二枚目の紙には座席が大きく印刷されている。「さっきの紙に書いてあったのにな」「これではちっとも資源の節約になっていない」と。手元には「搭乗口案内「搭乗券」の2枚の紙が今も。

 一人だったから良かったのですが、例えばある一人のカードで3人の搭乗券を予約した場合はどうなるのか、それぞれの人が入会していればまだしも、入会していないときは各ポイントでの認証はどうするのか、などいろいろな問題がありますな。航空会社としてはそれぞれに対策はあるんでしょうが。またそういう事態になったら実際に実験しようかと。

 言えるのは、JRでもそうですが、カウンターが混んでいるときほどいらいらすることはない。時間がない場合の飛行機もそうです。カウンターを通さなく乗れるというのは確かに便利。しかし、チケットという目で何回も確認できるものも、それはそれでありがたいなと思いました。ま、これからは一人で旅をするときはチケットレスの方が良いかな、と思いました。


2007年01月30日(火曜日)

 (23:23)「大阪の食べ物」というと、たこ焼きとお好み焼きを思い浮かべる人が多いようだ。この話しを大阪の人に言うと、かなりの人が「あれはおやつ。大阪にそれ以外の食べ物がないと思われたら迷惑」と言う。

 私も約一年大阪に毎週来ていて、この大阪の人々の反論はよく分かる。大阪の食文化は深い。去年の9月末に出した本も日本料理の一つの形としてのカウンター料理に関してだが、本の半分以上は大阪の話しだった。そんな料理を生んだ大阪が、関東やその他の地域に比べて劣っていて、「たこ焼き」「お好み焼き」しかない、ということはない。大阪は多様な、素晴らしい食文化を持っている。

 しかし、日本の他の地域で食べる「たこ焼き」や「お好み焼き」以上にまた大阪の「お好み焼き」「たこ焼き」が美味しいことも確かなのである。やや全国展開気味なのですが、千房(?)という店は比較的安定した味を出しているし、ちょっとした大阪のお店でも結構美味しいその手の食べ物を出してくれる。

 その大阪で有名なお好み焼きの店といえば、やまもとがある。この店の名前はずっと聞いていました。大阪に勤務したことのある人や、放送関係の人から。タクシーの運転手の方まで、「あそこはおいしい」と。でいつか行こうと思っていた。新大阪駅の近くなのです。

 ずっと行こうと思っていたのですが、ついに火曜日に実現。市内でタクシーを拾ったのですが、スリーメーター位で到着。近い。阪急京都線の駅から3分だそうですが、タクシーで降りたところからは1分でした。

 うーん、しっかりと焦げを付けた焼き方といい、個性が強い。何と言ってもねぎすじといったか、すじねぎといったか、それが逸品だと聞いていたのですが、確かにうまかった。ネギがよく効いているのです。お好み屋さんの焼きそばが好きな私としては、ちょっと多いかなと思いましたが、焼きそばも。太めの麺で、これも美味しかった。

 先週は広島に行きましたから、「お好み焼き食べ比べ」状態だったのですが、まあ私に言わせれば両方美味しいですよ。大阪のお好み焼きは混ぜ合わせますから、「これが何」と掘り起こす形となる。広島はそのまま重ねて焼き、食べます。食材が非常に明確に出る。そう言えば広島には「お好み村」というのが出来ていたな。

 私はお店に入ると、店で働く人々の表情をじっとみる。イキイキしていれば、食べ物を作っている人も楽しんでいる証拠であり、プライドと自信があるということで、その店はたいがいうまい。その意味でも「やまもと」は合格です。真ん中に焼きテーブルがあって、そこで「山本」と名札を付けた女性がお好み焼きを一手にやっている。経営者か、経営者の奥様か、それか親戚か。ははは、全く別人かもしれませんが、店が混んでいて話は出来なかった。

 しかし店の男の子達とは話しをしました。皆表情がよい。「ネギ焼き」は「この店が元祖で」という。元祖なんて数多くあるなと思ったら、「商標登録してあります」と。ははは、そりゃ本物だ。この本店以外に、近くに「西店」とか言ったかな分店があって、それから梅田にも店を持ったそうです。

 まあ新大阪の駅に近いし、今度はまた行こうと思っています。店は混んでいるが、まあお好み焼き屋で長居する人は少ない。結構回転しています。


2007年01月29日(月曜日)

 (23:23)無駄な動きに見えますが、福山を経て福岡に来ています。いろいろ用事もあって。福岡は出張するには非常に良い場所で、食事が美味しいし、いろいろ変化がある。

 それにしても、ウィンドウズ・ビスタの発売がついに明日ですか。95の時の興奮を覚えている人間としては、どう考えても当時の盛り上がりはないんでしょうな。私も少しソフトをいじってみたのですが、それほど見たところの変化があるわけではない。

 興味があるのは、このビスタが家電、特にテレビなどをどのくらいコントロールできるのかです。アップルのアップルTVはTVと名前がついていながら、実はDVDなど映像関係全体をコントロールする機能を持っていることは明確。

 まあ出たら少し研究してみたい。


2007年01月28日(日曜日)

 (23:23)今日は本当にびっくりしました。久しぶりに午後、床屋さんに行く必要もあったし、JRのチケットも変更する用事があったので高円寺駅に行ったのです。そしたら、ドーンと駅の上にMETSというホテルが出来ている。いや、正確には出来つつあった。

またまたNHKに出たクマール先生とその弟  出来るって言う情報も知らなかったな。そう言えば最近高円寺駅の付近には行っていなかった。いかん。まあ街なんてしばらく行かなかったり注意深く見ていないと、直ぐに変わってしまう。今日も、「あれ、この店なくなった」といったのが南の商店街に結構ありました。おもちゃ屋さんとか、本屋さんが消えているケースが多い。

 駅員さんと話したら、「3月開業」とのこと。北口に回ってみたら、まだ建築の仕上げの最中。そういえば、高円寺にはこれまでこれというビジネス・ホテルはなかった。中野にはサンプラザの中にある。駅の上にホテルが出来、駅の中に商店街が出来る。街との共存もなかなか難しいだろうに、と。

 もっとも高円寺の街は、特に南は「古着屋さんの街」になりつつある。といっても結構高い。顧客は、若者が圧倒的。今日も夕方チャリで走ったら、若者の行列。以前から洒落た店が多い。私もたまに寄ってみているのですが、商品が突然床に置いてあったりしてびっくりすることある。

 夜9時からのNHKのインドの衝撃は面白かった。いきなりクマールさんが出てきて、最初私が6月に行ったときの絵(BS1の地球特派員用の)でも使っているのかなと思ったら、全部新たに取材し直していました。スーパー30の顔ぶれが全部変わっていましたから。私たちが行ったのは、IITに28人合格した直後だった。彼等は卒業し、そして新しい30人が選ばれた。

 まあでもストーリーは同じです。今日の番組は私のインド本 ITとカーストと重なるところが多かった。「フラット化する世界」を引用しているところなどが。

 特集がフォーカスしていた生徒もクマールさん。彼の田舎の話は良く理解できました。あの通りの悲惨さんがインドの農村にはある。NHKの特集は明日が消費、その次は政治・外交らしいので、農村の悲惨さは小生の本で見て頂ければと思います。

 まあ興味の尽きない国です。本を読んだ方からいろいろメールをもらっていますが、そこにもインドに関する情報が色々入っている。機会があったらまた読み物にしたいと思います。


2007年01月27日(土曜日)

 (21:23)せっかく久しぶりに広島に来たのだし、そう言えば厳島神社をまだ自分の目で見たことがなかったと思って午前中に宮島口に。対岸に宮島、別名「厳島」が見える。フェリーが15分置きに出ているというので、せっかくだからと行ってみることにしました。

 宮島は周囲が約30キロの島だそうで、その一角に厳島神社がある。島でもっとも高い山は標高が500メートルを越すそうで、そこからの眺めは凄くよいそうですが、そこまで上がる気はしなかった。ロープウェーがありましたが。

 神社は思ったより小さい感じでしたが、何せあの朱色が印象的。テレビで何回も見ていましたが神社全体を彩るあの鮮やかな赤い(少しダイダイ)色に感心しました。そしてやはりあの鳥居。潮が引いた状態の時だったのですが、下の方の太さは今まで気が付かなかった。平安時代から数えて、今は7代目の鳥居だそうです。長持ちするんですな。

 NHKで見た番組は一昨年だかの台風で、あの神社の土台が高潮と重なって海の荒波に洗われてかなり破壊されたという話しだったと思う。しかしもう修復は完了しているようで、破壊のあとはなかった。床が浮いているような感じで、それが歩いていて印象に残りました。次は、満潮時に、そして季節は秋に見に行きたいと。

 帰りは広電の電車で。えらく時間がかかったのですが、市電好きとしてはやはり乗らなければ。タクシーの運転手さんが、「私も乗ったが、狭いところを移動するので怖い」とか言っていて、「そうかな」と思っていたのですが、そんなことはなかっった。いろいろなタイプの電車が同じ線路の上を走っていて、一番新しいのは緑色でした。あれは乗り心地が良さそう。

 松山といい、あの辺は市電が多く、街に雰囲気がある。


2007年01月26日(金曜日)

 (25:23)昼前から広島に。羽田の待合室で、二人もの知り合いにばったり。お一人は桂馬蒲鉾商店の、東京から尾道に婿入りしたご主人。ここの蒲鉾は美味しい。久しぶりでした。もう一人は、JPモルガンの菅野さん。菅野さんとはバスで飛行機に乗るまで暫く話しましたが、「ロンドンの地下鉄の初乗り4ポンドは、1000円だ....」と言った話しで盛り上がりました。

 そう言えば、円安が進む英ポンドについては、最近ロンドンの今西君が

 ちなみに、現在朝マックが£2.49、スタバ等のコーヒーは£1.4〜1.8と比較的割安感があります。これが、クリーニングになると、ワイシャツ1枚£2.7となります。(1枚千円のユニクロワイシャツを愛用している私はなんと、2回に一回は新しいものに変えたほうが良い?と真剣に考えることがあります。)

  今のところ、年央までにCPIが3.1%以上に上昇し。BOEがインフレ対策の書簡を書かされ、6%超への金利上昇、2008年にバブル崩壊・ポンド下落というのがリスクシナリオでしょうか。

 というメールをくれていました。日本の地下鉄の初乗りは、東京の場合は160円ですか。日本は急速に「物価の安い国」になりつつある。円安の加速で。まあでも、歪んだ円安とそれがもたらす海外から見た場合の物価下落現象と言える。年間1000万人の安倍政権が掲げる海外旅行客目標も、円安が続けば達成が可能かも。

 へそ曲がりの私は、広島ではもっぱら牡蠣を食べました。こだにという当地では比較的有名な川魚の店らしいのですが、勇気をふるって牡蠣を出している店は今は牡蠣処である広島でも少ないらしい。そこで牡蠣一貫コースを。牡蠣しぐれ煮から始まって、牡蠣酢、牡蠣フライ、牡蠣の昆布焼き、殻付き牡蠣、牡蠣鍋、そして牡蠣雑炊。まだあったな。ははは、デザート以外は牡蠣の行列。

 しかしよく見ると、殻付き牡蠣でもしっかりと火が通っている。広島市内の店でも、牡蠣をまったく出さなくなったところもあるらしい。ノロの原因が牡蠣というのは間違いで、広島に元気になって欲しいという気持ちもあって、総勢13人で。昔から体が小さいのに声が大きかった河村君は、「そのまんま」。彼の部下達はちょっと危険なのもいたが、面白かった。

 後、流れ川など繁華街をちょっと視察しましたが、金曜日の夜と言うこともあって人出も多く「広島は元気」という感じ。実際にその通りだそうで、名古屋と同じ自動車の街として徐々に盛り上がってきているそうだ。消費も強いそうで、中央通りの地価も徐々に上がってきて、一番広島の元気さを裏付ける動きは、住宅建設の意欲が街全体を覆っているようで、金融面の特徴では住宅ローンがかなり勢いよく出ているそうです。

 広島は何年ぶりだろう。5年ぶり。楽しゅうござんした。まあでも13人もいて、ipod や itunes の話しにしっかり乗れてきたのは2〜3人。ちょっと近代化に遅れていないかい......。しっかりせいや.....(愛のムチ)。


2007年01月25日(木曜日)

 (25:23)コンビニもここまで来ていたとは。

 木曜日に収録した日経ビズポッドキャストは、「変化するコンビニ」ですが、私は知らなかったのですが相方の岸田さんが、「面白いコンビニがあります」と。

 そのコンビニがここだそうです。なんと、子供を預かるコーナーがある。日本橋三越の直ぐ隣。三越や、その近くのデパートで買い物をする奥様方が、子供を預けて....ゆっくり買い物が出来るように、ということでしょうか。

 店のイメージまであって、実際に見てみたない。ベビー用品を一緒に売っているというのがミソかも。まあ最近は本当に多様化していますよ。既存店の売り上げが落ち続ける中で、各チェーン、各店工夫を凝らしている。最近私がコンビニで便利だと思ったのは、写真のプリント。

 海外でデジカメで写真を撮る。それを富士フイルムのサイトなどで送っておいて、「コンビニ受け取り」にしておくと、帰ったらもう写真が出来ているという具合。参加者がばらばらでも、その参加者の住所近くのコンビニを受け取り場所にしておけば、その参加者が勝手に受け取れる(番号を通知しておけば)という仕組み。大学の近くのコンビニだと、文房具がまず置いてあったり。

 ちょっとした厨房を設置するコンビニも増えている。ま、私からのコンビニに対する要望も入れて番組を作りました。来週の月曜リリースかな。お楽しみに。


2007年01月24日(水曜日)

 (00:23)大阪で非常に珍しい魚を頂きました。新地に進出してきている四国は愛媛県八幡浜の料理や「八幡浜 はなれ」で。

 ははは、「八幡浜」ってどこ。実は私もぴんと来なかった。店での会話で、「人口三万」とは覚えましたし、吉富さんが関係のある宇和島のご近所さんだってことはわかったのですが。グーグル・アースで調べたら八幡浜が天然の素晴らしそうな漁港であることは分かったが、四国のどこに八幡浜があるのかは細かすぎて分からない、鳥瞰図は八幡浜市のHPでも分からなかった。でもうちょっと見付けたらこの地図が良かった。よく出張に行った松山市の南西、宇和島の北。

 まあそんなことはよいのですが、この店はもともと八幡浜にあったらしいのですが、そこを「はなれ」て、大阪は新地に店を出した。感覚としては「はなれ」。吉富さんが「いい店を見付けました」と言うので、魚を食べたかった私も大賛成で、この店での食事となった。

 店は5人座れるカウンターと、あとは全部で4人がけのテーブルが六つくらい。だからまあ30人入る店です。私たちは当然カウンターに。目の前に朝注文した魚たちが八幡浜から届いて、おろされないままに前に並んでいるのが良い。「これはなに、これはあれ」とか魚を指さしていたら、「珍しい魚が入ってます」と。

 その魚の図を見せてもらって驚いた。まるで一刀の刀のような形をしていて、名前が「矢柄」というのです。そう言われれば「矢」に似ていなくもない。だから名前が「矢の柄」。多分私は初めて見ました。ネットを探したら、このサイトの写真が一番良く「矢柄」の形状を表している。

 実はこの魚、こう見えて高級魚らしい。房総半島から鹿児島まで時々上がるらしい。この店に入るのも二日にいっぺんだと。どう食べたかというとぶつ切りにして、多少の生姜と砂糖と醤油、それに少しの塩で煮て、という形。食べてみたら、肉が締まっていて美味しい。刺身もいけるそうです。

 この店は、八幡浜の高校の同級生3人でやっているというのが面白い。女性二人、男性一人。その男性と女性一人は結婚していて、1年ちょっとここ(新地)で頑張って店をやってきたという。仲良さそうに三人で店をやっていたな。

 この店は、なかなかうまい。調理される魚が目の前にあるというのが良いのと、「矢柄」もそうですが、結構珍しい魚がある。急遽鯛の頭の煮付けを作ってもらったのでそれは味が若かったのですが、お造りを含めてあとは美味しかった。印象に残ったのは「矢柄」の他に、最後に出てきた鯛飯かな。

 鯛飯といっても私が大好きな「鯛茶」に近い。普通(かどうか知りませんが)、鯛飯は東京などで食べると鯛を蒸して、その白い鯛肉がご飯の中にまぶして入っている。しかし、「はなれ」の鯛飯は、鯛の切り身をご飯の上に乗せて、それを卵をとじた美味しいだし汁を軽く掛けてある。その点では、食べた印象が鯛茶に近い。東京の鯛飯は食べていると喉につかえるような所があるが、「はなれ」の鯛飯にはそういうところがない。半分「鯛茶」だから。エンディングとしては良かったな。

 まあ日本全国、鯛飯といっても鯛茶といっても実に様々なタイプがある、と改めて思った次第。正直美味しかったな。それだけ食べて、一人6000円ちょっと。ビール、焼酎を飲んでの価格だからリーゾナブルです。また大阪に良い店を見付けた感じ。また行きたいな。

 店の場所は店のHPを見て頂ければ良いのですが、以前毎日新聞があった場所の近くで、一本歩くと新地中央通り。ビルの地下一階にあって、電話番号は06-6345-7017。


2007年01月23日(火曜日)

 (09:23)今朝の新聞記事の中で、「そうだ」と拍手をしたのは二本。日経金融新聞の最終面の「スクランブル」と、日経本紙の「消えた2200億円」。

 利上げは日本経済にマイナスとばかり書き立てられる。しかし、利子率の上昇は預金をしている人にとってみると、収入の増加を意味する。高齢化が進み、預金の利子や取り崩しで生計を立てている人にとっては、多少でも利子率の上昇は生活や、自分の生活の先行き見通しに対するプラスになる。そして、日本ではそういう人が多い。

 この記事には具体的な数字がある。内閣府の調査では、1996年度に役18兆5000億円あった家計の利息収入は、2005年度にはなんと3兆円に減少したという。配当増加分を入れても、この10年の間に「日本の家計の収入は10兆円減少した」という。消費が伸びを欠くはずだ。

 ということは、利子率の上昇に繋がる金利の引き上げは、実は利子手取りの増加→消費というパイプを通じて景気を引き上げる要因になるということだ。日本のようなストックとしての資産が多い国では、金利は高い方が良い。イギリスの預金者と日本の預金者が置かれている状況を比べると、日本はあまりにも悲惨である。

 0.25%の政策金利の引き上げがどの程度の預金利子の上昇に結びつくのか、という疑問はある。しかし確かなのは、経済状況に応じて一歩一歩引き上げるしか、利子率は変更できないと言うことだ。この記事は最後に良いことを言っている。市場があって当然という利上げを見送るようでは、「外国人投資家が日本経済に不信感を抱く」と。その不信が円安を招来する。

 もう一本の「消えた2200億円」は14面にある。この数字は、「昨年一年間でみるとスーパー、百貨店売上高は合わせて2246億円減少した」から来ている。それだけ見ると、「日本の消費は弱い」となる。しかし私はずっと、この「スーパーやデパートの売り上げを見る」消費測定方法はおかしいと思っているし、この記事は私と同じ思いを共有してくれている。

 自分の事を考えてみる。一番大きな出費は、サービスに対して払うお金だ。毎月一回は「整体」に行っているが、これは結構高い。その他にマッサージも好きだ。髭も剃らねばならないし、時には足の角質も取る。手の爪を揃えることもある。重要なのは、こうしたサービスは繰り返し発生すると言うことだ。モノは値の張るものほど一回買えば長く使う。繰り返し使うものは安い。

 一日に食べられる食料を二倍にすることは不可能だ。クルマを10台持つのも今の日本の都会では不可能だ。つまりモノには限界がある。しかし、整体を月二回に増やしても違和感はないし、足裏マッサージならもっと好きな人もいるだろう。つまり、消費の形は変わってきているのだ。にもかかわらず日本は相も変わらず、「デパートが」「スーパーが」と騒ぐ。

 モノの消費のルートも全く多様化している。専門店の売り上げは増えているし、そちらで買う方が消費の満足度が高い。美意識にもかなう。ネットでも結構大量の買い物をしている。音楽のダウンロード、CDやDVD、それに本の購入、各種のチケット。JRのチケットや航空券。それらがどう統計に反映しているのか。去年は国内だけで大きな旅行を二回した。屋久島と石垣島・波照間だ。私の消費は明らかにサービス志向している。

 それをこの記事の言うように「メリハリ」と呼ぶかどうかは別にして、身体が欲するものを素直に具現化していけば、「サービスこそ消費」と言える状況になっている。整体を何回もやっても、部屋が狭くなると言うことはない。

 「金利の引き上げは景気に悪い」とか、「デパートやスーパーの売り上げが落ちれば消費は不振」とか。政治家を含めて、もうちょっと経済の現実を見て欲しいものだ。


2007年01月22日(月曜日)

 (24:21)家に帰って日経の夕刊を見たら「キャリアの軌跡」に江川雅子さんが。もうあまり最近は開催しなくなった(幹事がアメリカに行ってしまった)勉強会の仲間。しかし昨年の暮れは、彼女の本の出版計画の件で確かお会いした。

 「キャリアの軌跡」と言われてみて「そういえば彼女は結構移動しているな」と思って読んだのですが、「ああ、そういうことだったのか」と。今のハーバード・ビジネス・スクールの初代日本リサーチセンター長への就任に関してです。

 一応存じ上げている方でも、普段は結構合目的的に会っている、例えば勉強会というような会合では、方向性のある話はするがそれ以外の事は機会もないからあまり話さない。結局、今回のような記事を読んで「ああ、そうだったのか」ということになる。同じ言語を使っていてもこうなのだから、違う言語で通じあうというのはなかなか難しい。

 なんでこんなことを書くかというと、今年のゴールデンウィークにリリースされる「バベル」の試写会を六本木で見たからです。心に残る映画の一つになりそうです。

 北アフリカ(モロッコ)、日本、そして私が去年末行ったアメリカとメキシコの国境地帯という遠く離れた三つの地点(それぞれ砂漠地帯、ビルが林立する大都会、そして砂漠含みの草原)で起きることが、結果的には一本の糸で結ばれていて、その糸に絡んだ人間達が運命のいたずらに翻弄される。そこで示される人間の孤独と、加えての誤解、過失、そして行き違いの連鎖。

 よかれと思った感謝の気持ちが悲惨な事故の遠因になり、善意が思わぬ形で悪しき結果をもたらす。誰がとりわけ悪いという分けではないが起きる事件、惨劇。人間の社会の宿命のようなものです。勧善懲悪、悪者と善人またはヒーローを分けるような幼稚な過去のハリウッド映画ではない。

 言葉を使えない人間(聴覚傷害者)としてのチエコの絶対的な孤独。海外の新聞は菊池さんという日本の女優を絶賛しているらしい。確かに印象に残った。言葉はあっても違う言語でいざという時に言いたいことが通じない、我々普通の人間が時に抱える孤独も。言葉が一緒だったら解決するというような問題でもないが、それにしても言葉さえ時に通じない今の世界のややこしさが良く出ている。

 こんなスケールの大きい映画を考えた人は素晴らしい。脇役者も素晴らしい。アラブの人達も、そしてメキシコの人達も。私の記憶に残ったのは、昨年メキシコに行ったばかりだったので、アメリア役をやったアドリアナ・バラッザかな。必死でメイド先のアメリカ人の二人の子供を守ろうとするが、所詮不法就労者。「16年も働いてすべてがアメリカにあるのに」という彼女の言葉が痛々しい。去年の11月はまさにそういうことになるかもしれない人達を私は見てきたのだから。

 正式にリリースされたらまた見ます。いくつもの疑問点が残ったので。でもいい映画ですよ。通じ難い中でも、ちゃんと言葉を超越して通じるものもあると、我々に勇気を与えてくれるシーンもいくつかある。救われもするのです。最近見た中では一番良い映画でした。


2007年01月21日(日曜日)

 (19:21)日曜日は毎年恒例の鍋コンテストでした。パークハイアットの裏側にある東京ガスのショールームに午前11時に6組の参加鍋メンバー第11回鍋大会集合写真 が集まって。そういえば、去年よりも参加者は少なかったかな。まあ、こじんまりでも毎年この大会でしか会えない人に会えるのは良い。参加者は、見学者を含めて40人くらいですかね。毎年この時期にやっている。自分たちでも「物好き」だと思う。

 私たちの鍋は、「坦々鍋」といって、担々麺のつゆを想像してもらえれば良かったのですが、ちょっと目立つ具がなかったことがあったのかな、私は参加鍋の中でもおいしかったと思ったのですが、人気はなかった。一位から六位まであまり差はなかったのですが、結局5位でした。昨年までは、2000年に優勝したあとは2位が多かったのですが。反落してしまった。

 結局急遽参加が決まった「ザ・女将」の辻さん率いるチームの鍋が優勝。ポンポコ鍋とか言ってました。シンプルで、食材が目立つ鍋でした。珍しい鱈を使っていたこと、それに豆腐を使ってシンプルな味が皆の支持につながったと思われる。

 もっとも個性の強かった鍋(?)は、シグナルサンデーチームの「ほとんどデザートではないか」と思える鍋(?)。まあいいんですよ。みんなで楽しめれば。私は何位とかいう意識はもうあまりなくて、冬の一月の東京でおいしい鍋が食べられて、毎年この時期にしか会えない人と会えれば良いではないか、と。

 ただし、優勝チームに与えられる書は毎回いいんだな。今回の書は、「口福」(こうふく)でした。口が幸福。鍋大会の優勝チームに与えられる書にふさわしい。

 ところで、私が最後の集合写真を撮ったのですが、それぞれのチームにメールで送るのはネットワークの負荷にもなりますから、ダウンロードの入り口を作ります。重いですよ。軽くしてありませんから。これを写真にしたい人は、ダウンロードして使ってください。二枚入れておきます。

 この二枚の写真は、大会への参加者用ですし、重いのでサイトをご覧になるだけの方は、上記の写真をご参照ください。約一週間サーバーに起きます。その後は、小生へのメールでお願いします。


2007年01月20日(土曜日)

 (23:21)来年に迫ったのは、北京でのオリンピックとアメリカの大統領選挙。後者も本格的に動き出した。20日にはヒラリー・クリントンがこのサイトで正式に2008年の大統領選挙出馬の可能性を探るための委員会を設置すると発表した。 

  1. イラクでの戦争からの正しい出口の模索
  2. アメリカへの(世界の)信頼の回復
  3. 海外石油依存のないエネルギーの自律
  4. 社会保障関係の資金不足への対処、ヘルスケア問題
 などを国民、すべてのアメリカ人と「コンバセーションしたい」とビデオで彼女。このconversationという単語が何回も出てくる。仮に正式出馬して大統領になれば、アメリカ初の女性大統領、アメリカで初めでファースト・レディー出身の大統領となる。もっとも、以下のように大勢さんが立候補したり、立候補するのではないかと言われている。
DEMOCRATS

OFFICIALLY ANNOUNCED
Senator Christopher J. Dodd of Connecticut
John Edwards, former senator from North Carolina
Gov. Tom Vilsack of Iowa
Representative Dennis J. Kucinich of Ohio

ESTABLISHED EXPLORATORY COMMITTEES
Senator Barack Obama of Illinois
Senator Joseph R. Biden Jr. of Delaware

WIDELY MENTIONED
Senator Hillary Rodham Clinton of New York
Senator John Kerry of Massachusetts
Al Gore, former vice president; from Tennessee
Gov. Bill Richardson of New Mexico
Gen. Wesley Clark, retired NATO commander; from Arkansas

REPUBLICANS

OFFICIALLY ANNOUNCED
None to date.

ESTABLISHED EXPLORATORY COMMITTEES
Senator John McCain of Arizona
Rudolph W. Giuliani, former mayor of New York
Senator Sam Brownback of Kansas
Tommy G. Thompson, former governor of Wisconsin
James S. Gilmore III, former governor of Virginia
Gov. Mitt Romney of Massachusetts
Representative Tom Tancredo of Colorado

WIDELY MENTIONED
Senator Chuck Hagel of Nebraska
Mike Huckabee, former governor of Arkansas
Representative Duncan Hunter of California
Gov. George E. Pataki of New York
Newt Gingrich, former House speaker from Georgia

 まあ数ある候補者の中でも、クリントン上院議員(ニューヨーク)が注目されるのは目に見えている。台風の目でしょうね。そろそろ彼女の政策を検討しようかと思っていました。彼女が大統領になれるかどうかの一つのポイントは、同姓の支持をどのくらい確保できるか、でしょうね。ビデオを見て思ったのは、「ちょっとふっくらした」ということ。亭主はもし彼女が大統領になれば、First Husband or First Gentleman ?
 ――――――――――
 あらら、というニュースが二本。一本は韓国からで、「韓流、いまや寒流」と。もう一つは、私は見ていなかったがあまりにもネットにその関連が多かったので、「そうかな」と思っていた納豆に関して。

 『韓国映画いまや「寒流」・06年輸出額、3分の1に』というニュースが韓国から。ネットサイトによると、『韓国映画の海外輸出額が2006年に2451万ドルと、05年(7599万ドル)の3分の1に急減したことが20日、韓国側の調べで分かった。韓流ブームの陰りが指摘される日本向けが同82%減と落ち込みが激しい。韓国メディアは「韓流映画、海外で『寒流』」(中央日報)と』報じているという。

 一本当たりの販売価格が落ちたらしい。輸出価格は昨年が11万7000ドルで、05年の37万6000ドルを大きく下回ったという。韓国の映画輸出額全体に占める日本向けの割合も、05年の約8割から昨年は4割強に下がった。日本のおばさま達の熱意は、今度はどこに向かうのか。

 そう言えば、最近韓国からの良い映画はあまりありませんね。「なぜ」と思うほどNHKが一生懸命韓国ドラマを週末の夜にやっていますが、それ以外は映画館には見ない。まあ私は今まで数多くの韓国映画を見ましたが、一番記憶に残っているのは「おばあちゃんの家」かな。それと「チンク」。「冬ソナ」を含めて、ドラマはあまり面白くない。人の動きにちょっと明確な癖があって。

 もう一つは、5つの点で事実と異なる報道をしてしまったという「あるある大事典」の納豆報道。あの報道がネットを駆け巡り始めたとき、冷蔵庫の中を見て「納豆はないか」と見ましたよ。ありましたが、賞味期限切れでした。

 いろいろ問題がありそうですな。『番組は、同局から制作を受注した「日本テレワーク」(東京)がさらに別のプロダクションに再発注して制作されたという』という点に大きな問題があったと思う。投げれば投げるほど、責任感は希薄になる。そういう番組が多い。


2007年01月20日(土曜日)

 (11:21)カーギルはアメリカの穀物商社として以前から知っていましたが、AMDならぬADMは知らなかったな。日経ビジネスの最新号の「エタノールメジャー ADMが食糧も燃料も支配する」は面白かった。去年11月にNHKの仕事で取材したアメリカのエタノール産業を一段と高い目で見れる記事で、興味深く読みました。

 「ADM」は「アーチャー・ダニエル・ミッドランド」というらしい。多分、メリル・リンチ......というイメージで、人の名前を連ねた会社でしょう。この会社が面白いと思ったのは、カーギルに続く穀物商社でありながら、石油メジャーの社長候補だったパトリシア・ウォルツ女史を引き抜きCEOに据えたこと。そこにはアメリカにおける「食糧と燃料」という今までかけ離れていた産業の「エタノール」を通じての重なり合いがある。

   特集の最初の2ページに渡ってアメリカにおけるトウモロコシ価格の上昇チャートが掲載されている。「地球特派員スペシャル」で11月にアイオワ州やシカゴのCBTを取材したのはちょうどこのトウモロコシ価格の上昇途上だった。

 なぜこんなに上がるかと言えば、記事の見出しの一つになっている「食糧と燃料、高い方に流す」ということに尽きる。この間の事情は、チャットのサイトに入れた「エタノールと移民」(2006年冬の米墨)でも書きました。

 どうなるかというと、原油が上がるとエタノール需要が増えて、そうするとトウモロコシ価格が上昇する。同時にそれは、トウモロコシを重要な食糧としていた国の支払いが増える、場合によっては買えなくなるという事態が生ずる。サトウキビをエタノールの原料としているブラジルを経由しては、「原油が高くなれば、砂糖が高くなる」という方程式が生まれる。だから去年は日本のケーキの価格が一部で上昇した。

 人間の数も増え、豊かな食事をする層は厚くなり、そして石油と並ぶエネルギーの原料ともなった穀物。日本は米が余っていますが、世界の穀物需給の見通しは「確実な需要の増加」の中にある。バイオ技術が発達して「供給も増加のトレンドにある」ことは確かなのですが、水資源の問題、そして土地の生産力の低下の問題などを考えると、「不安が需給逼迫」に向かうのは自然でしょう。価格調整が働くことは確かなのですが、価格の上昇について行ける国とそうでない国がある。

 ところで、この日経ビジネスの記事を見て、またNHKの番組も終わったことだしということで、今朝急遽さっき紹介したサイトを作りました。まだちょっと直さねばならないところがあるかも知れない。あしからず。

 日本が中国に米を輸出するというニュースは、正しい方向への一歩なんでしょうな。日本の農業には競争力があってしかるべきだと思っているのです。


2007年01月19日(金曜日)

 (23:20)今まで数多く頂いた引退、退職のお手紙の中で一番心に残る、綺麗な手紙を京都から頂きました。

 「月日の小車は流るゝ舟よりも早やしと申します」で始まり、「ありがとうさんでございました」で終わる。「出させて頂き」「衿替させて頂いた」正確な日時を記し、そしてあとは簡単な挨拶文。一枚に収まる文章の量。綺麗だな、と。

 「引かせて頂く」「きばらして頂く」と、「頂く」が続く。いいですね、この「頂く」という心持ち。「寄らせて頂く」とも申しますな。相手に対する感謝の気持ちが良く出る言葉だと。

 ご苦労様でした。また寄らせて頂きます......。


2007年01月18日(木曜日)

 (13:20)日銀はミソを付けましたね。6対3の「現状維持」の発表を受けて、日経平均で100円近く上がっていた株は少なくともknee-jerk reactionとしては急落し、外国為替市場ではどう見てもたちの悪い円安が進行した。海外の新聞には「政府から日銀に対する圧力」をことさら取り上げられる記事があちこちに。

 市場の反応は明確でした。日銀の内部でさえ意思統一が出来ていないし、反対の「3」という数字は大きい。これまで反対があっても、せいぜい「1」が多かったように思う。それだけ現状認識が割れても仕方のない微妙な時期に来ていると言うことはわかるが、市場への不要なメッセージを出すべきでないという原則に反したし、その上にそのメッセージを途中で変えるという惨状。

 アメリカのFOMCが会合を開くときに、誰が確信をもって「今回はこう」と言えているだろうか。FOMCの決定は、予想はあるが取材は出来ない中で発表される。日本での一連の報道を見ていると、会議を開く前から日銀の誰かがマスコミに「ああだ、こうだ」と喋っているとしか思えない。「意志決定が決まるまでは何も公表しない」という金融政策運営の原則に沿っているとは思えない。インサイダーの疑いだって生じかねない。

 「政府の圧力で」というイメージが残ったところが問題だと思う。福井さんが投資話で政府で借りがあったから今回決断出来なかった、というような見方が広がれば、日銀にとってはさらにややこしい話しになる可能性がある。今回の「据え置き」は、その決定とその過程において後に禍根を残す可能性が高い決定だと思う。


2007年01月17日(水曜日)

 (24:32)利上げを見送るんですかね。私は後々のためにやった方が良いと思うのですが。まあ経団連の会長が、「一律は駄目」とか言っている時には、消費は盛り上がらないでしょうな。「出来るところは賃上げすればよい」と言った方が良いのに。ちょっとしたワーディングの問題で、受けるイメージは全く変わる。

 ワーディングということで言うと、「ホワイトカラー・エグゼンプション」は笑える名称ですな。なんでそんな名前をアメリカから直接もってくるのか気が知れない。「自由裁量労働制」とかいくらでも馴染みのもてる名前に出来たものを。「ホワイトカラー・エグゼンプション」なんて名前を持ってきたところから敗北ですよ。言葉の使い方が下手だと思う。

 ところで、大阪の友人からNHKの地上デジタルが先日放送した1966年、東京オリンピックの2年後のビートルズ来日の時を振り返る番組を録画してくれたので、DVDで見ました。面白かった。当時このロック・グループの持っている意味を日本の大人はほとんど理解していなかった、ということがよくわかる。

 体感的にこのグループの持つ影響力を感知していたのは、若者達、しかも女性でした。ここが面白い。三島由紀夫のビートルズ感が雑誌に記されていて、それがテレビのアナウンサーによって読まれるのですが、全く勘違いしている。まあ孫を「ビートルズが来たから」といって、幼稚園に迎えに行ったおじいさんがいたという話しは笑えた。「そんなに悪い奴が来る」と。

 社会的「受容」には時間がかかる。その後三島由紀夫がこのグループに関して何か書いていたら読んでみたい気がするな。「ベトナムで殺し合っているより、こっちの方がよほど良い」という記者の発言は、その通りと。

 彼等が日本滞在中いかにキャピトル東急で閉じ込められ生活をしていたかがよくわかる。お気の毒に、と。その後メンバーは個々には来日しているが、グループとして来たのはあれが一回きり。もっと自由に日本を見たかっただろうに、と。そのキャピトルは昨年末で取り壊し。有名な人が数多く泊まったホテルなのに、今考えるともったいない気がする。


2007年01月16日(火曜日)

 (24:45)今週のアンカーでは非常に珍しいものを見せてもらいました。まだ許可取得中で掲載できないのですが、チンパンジーが描いた絵です。実にうまいのです。この研究所から絵はもたらされた。

 実はその絵は、同研究所のロイ君が描いた絵なんですな。何点か人間から見ても非常に面白い絵が数多く紹介された。「天才」がいるかも、と思った。なぜなら、類人猿と人間の遺伝子の違いはわずかに3%程度というのが定説です。加えて、彼等の目にも我々と同じ外界が見えているはずです。だったら、筆を持たせたら人間に劣らない絵(書)を描いてもおかしくない。そういう特殊な個体がいても自然だということ。

 笑ったのは、彼等に例えばクレヨンを渡しますよね。彼等は色に好き嫌いを示す。確かVTRに出てきた人類の一世代前の仲間は、ブルーのクレヨンを嫌がった。むろんなぜその色が嫌いなのかは説明しませんが、見ていて面白かった。

 私はいつも思うのですが、恐竜の仲間から発達した鳥、例えばカラスでも時間の経過や進歩の歩みの中で、非常に発達した彼等なりきの脳みそや感覚を維持・発展させているはずです。動物や鳥の多くが地震を事前に関知すると見られるのも、あながちおかしな事ではない。彼等は生存競争を生き残ってきた。その分の、また時間の経過の中で知恵を蓄積しているはずです。

 ましてや、人間と遺伝子ベースでわずかに3%程度しか違わない類人猿は、我々人類がが持っている能力(潜在を含めて)のかなりの部分を内に秘めていると言える。違うのは言葉が使えるとかなど、わずかな条件の違いです(そこが大きいのは言うまでもないが)。人間は言葉をまるで他の動物にはない遺伝子のようにして、種の中で進化してきたとも考えられる。だからその分は類人猿にはないが、基本的には人間が持っている能力のかなりの部分を潜在的に持っていると考えられる。道具を使う類人猿がいたからといって、温泉に気持ちよくつかる猿がいたからといって、そしてタバコに習慣的に入れ込むチンパンジーがいてもちっともおかしくない。

 言葉が使えるかどうかは、喉のほんのわずかな構造の変化なんだと言われている。あとは直立歩行による手の開放ですかね。しかし類人猿もかなり立ち上がる。立ち上がると、ほとんど人間と同じ格好をしている。ははは、面白かった。

 ところで、大阪に移動する電車の中で、「迷いと決断 ソニーと格闘した10年の記録」を読みました。どちらかというと、経営者失敗とも見なされる出井さんが、その時その時に何を考え、迷いながらどう決断したかを記した本。全体を読んだ印象としては、日経の「私の履歴書」をちょっと事前に書いた、とも言える内容。

 14人抜きで平取から社長になったときの話しを中心に記述は始まるのですが、お兄さんが早くしてなくなったといった生い立ちまで少し書いてあるので「私の履歴書」的な面が強い。むろん、興味深いのは社長、会長になってからの10年が中心です。

 私が面白いと思ったのは、当時のソニーが本気でアップルの買収を考えていたという点とか、VHSとの競争においてベータで負けたことに対するソニーの吹っ切れない気持ちが「泥棒も盗まないベータ」という一事で社内の空気が代わっていく過程、出井さんが社長になったときのソニーの生き残り確率の低さに関する出井さんの認識、degital dream kids とか re-generation という言葉を作った経緯、安藤さんと一緒に辞める決断を下したいきさつなど。

 「CEOの孤独」「やり残したこと」の二つの最後の方の章は面白いな。まあ経営者は孤独なんでしょうな。「やり残したこと」の中にクオリアの話が出てくる。ソニービルのクオリアコーナーも、もうないのかな。数年前は4階か5階に結構大きなスペースを占めていて、立ち寄るのが楽しみでしたが。

 今は丸の内に両手ほどのスタッフを置いて、全く新しいことを手がけていらっしゃるようです。世界漫遊の旅にでも出ればよいのにと思うのですが。結局仕事人間なんでしょうね。

 読み終わって思ったのは、創業者世代ではない初の、出井さんに言わせればプロの経営者の第一世代として、肩に力は入っていたんだろうな、という点。あとやはり14人抜きというのが、最後はやはり社内の「反感」として業績が悪くなると同時に噴出したのかな、という点。この本の中には、「私はこれをやった」という主張が数多く出てくる。そうなんでしょう。しかし、ソニーに対する期待が大きかったが故に、日本のマスコミはソニーの業績悪化に寛容ではなかった、という点はある。

 出井さんのソニーにおける10年は、もうすこしたって歴史がその価値を決めるんでしょうね。決まる前の、当事者からの発言としてこの本を読みました。


2007年01月15日(月曜日)

 (24:45)三井住友銀行の初任給アップは、久々の明るいニュースです。いえ、日本経済全体にとってという意味です。企業から勤労者への好景気の果実引き渡しが遅れている中で、企業がいよいよ人材確保のためにも勤労者の所得引き上げをせざるを得ない状況になってきたということでしょう。

 御手洗さんは、「(賃上は)一律には無理」と言っているが、これはちょっと修辞法が悪い。「できる企業はやればよい」という表現が妥当だと思う。ちょっとした言葉の使い方で、イメージは大きく変わる。

 大学の同期だった村山君が特捜検察 vs 金融権力を送ってくれたので、電車の中などで読み始めました。おもしろい。当時の記憶が蘇ってくるし、大蔵省をはじめとする官庁や、やはり官庁としての法務省や検察までを巻き込んだ一連の不祥事がなぜ起きたのかがよくわかる。

 当時に金融に関わっていなかった人にはちょっと詳しすぎるかもしれない。しかし金融に携わってきた人間には、「あのときはそうだったのか」という感慨がある。実に丹念にできた本だと思う。取材力には舌を巻くし、よくこれだけこまめに調べ、証言を拾っていると思う。

 金融関係者には一読をお勧めです。


2007年01月14日(日曜日)

 (18:45)時間が立てば、今まであった店がなくなり、今まであった店も形を変える。

 例えば今はBody and soulの近くにあって、料理はともかくバーは良かったNOBUは綺麗になくなって、工事の最中だし、それはかつてはこのコーナーに入っていた月の庭がなくなったこともお伝えしました。

 しかし成長する店もある。石頭楼は、今までの六本木の龍土町の店に加えてプラチナ通りの杉の木屋の近くに、新しい店を出しました。実は先週そこに行ってきた。

 なかなか良い雰囲気です。一階に3席(12人程度)、二階は二席しかないが、こちらも12人くらいは楽に行ける。料理の説明は、サイトで見て頂ければ良いのですが、とにかく冬にはいいし、夏も夏ばて防止に効く店です。エンジョイしました。


2007年01月13日(土曜日)

 (18:45)昨年の6月にNHKの取材もあって行ったインド。そのインドに関する私の本が、金曜日の段階でできあがりました。日経の堀口さんがわざわざ赤坂まで届けてくれた。tks。

ITとカースト インド・成長の秘密と苦悩  書き上げたのは秋でしたし、できれば11月頃に出版と思っていたのですが、日経さんの出版局が年明けで別会社化(名称は「日本経済新聞出版社」)するという計画の中で、「1月に点数を揃えたい」という要請があったので、2007年の年頭での出版となった。

 写真をここに掲載しましたが、まだネット本屋(紀伊国屋やアマゾンなど)にも土曜日の段階では載っていない。たぶん来週になれば予約が始まり、19日以降になれば全国の本屋に実物が並ぶと思います。

 この本は、「私の目で見たインド」ということですが、2004年の年初から合計3回取材に行った私のインド論、インド観の集大成です。中国の次の世界経済の主要プレーターを切ってみました。都市を見、そして農村を見、ITの現場を見、そしてインドの政治について取材した。

 インドは複雑な国ですが、いくつかの大きな仮説を立てながら、なぜ戦後も低成長が続いたインドがここ15年くらいで急成長したのか、その間のインド社会の動きはどうだったのか、そして今の成長に乗れずに置いて行かれているインドの農村の現状などを分析してあります。

 いろいろおもしろい視点があると思います。インドの最大の財閥がなぜイラン系なのか、インドがオリンピックでなぜメダルが取れないのか。今までのインド本にはなかった視点を入れました。また日本のエコノミストとしては実際にインドの農村にまで足を運び、そこで取材をしたということで、幅に広い本になっていると思います。

 来週の末から本屋に並ぶと思いますので、手に取っていただければ幸甚です。題名は「ITとカースト インド・成長の秘密と苦悩」です。日本経済新聞出版社から。


2007年01月12日(金曜日)

 (23:45)ははは、LANケーブルに「ストレート」と「クロス」の二つがあるなんて知りませんでした。しかしあるんですね、機能も違う。

 1ヶ月前から家のネット接続が調子が悪くなることがあったんです。全く繋がらなくなったり、繋がっても遅くなったり。フレッツの光だから遅いわけはないし、異常なのは朝繋がっていても夕方に調子が悪くなったり。

 そこで、NTT東から係の方に来てもらったのです。まず最初の白いボックスにデータが来ているか見ている。その次はルーターを見て、そこまでは問題ない。問題はルーターからハブに入ったデータが、うまくコンピューターに出て行かないことだと分かった。

 NTTの人が、「伊藤さん、このケーブルはストレートですよね.....」と。知りませんでした、LANケーブルにストレートとクロスがあって、機器と機器を結ぶときはクロスの方が良いとは。ハブに書いてあるそうです。どこを見るかと言うと、両サイドの配線が順になっているかクロスになっているか。確かにクロスはタスキ掛けです。

 そう言われたので、新宿のビッグカメラに行って「クロス」のLANケーブルを買い、加えてハブが全体としてもいかれていたらいかんと思って、安い、しかし新しいハブも購入。ハブも安くなりましたね。

 家に帰って接続し直したら、okです。ハブなんて簡単な機械だから故障するなんて思っていないじゃないですか。てっきり、調子が悪いのはルーターだと思っていた。ハブにストレートケーブルを読み取る装置(本来クロスなのに利用者がストレートを使った場合の)があって、それが転換機能を持っていたらしいが、それがうまく機能していなかったらしい。しばらく古いハブを休ませて、また利用します。

 でもいつも思うが、トラブルがあると本当に勉強になる。


2007年01月11日(木曜日)

 (23:45)「笑い」を取り上げた日経ビズポッドキャスト(来週月曜日リリース)は、やっていたなかなか面白かった。発想は、「伸びゆく産業としての笑い」です。リリースは数日先ですからここでは何も言いませんが、日本も世界も笑いをもっと使うべきだし、産業として伸びると思う。

 ところで、ポッドキャストはまだまだ伸びるでしょうね。アップルの新製品群は、言ってみれば「何もかもソフト中心にオーガナイズします」という発想で、当然製品(iPhoneやiTV )ではポッドキャストが聞けるようになる。

 機能をぶち込んだのに、アップルが新製品にphone とかTVとか馴染みの名前を入れたのは、要するに既存製品の分野にアップルが殴り込みを掛けたかったからでしょう。面白い発想です。iTVに関してリリースを読んでみましたが、要するにDVDなんですよ。iTunes の中に入っているソフト群を家庭のワイドスクリーン・テレビに飛ばすための。今のiPodがそうであるように、そこにはラインが必要ではない。アイデアです。

 夕方収録が終わった後近くなので銀座2丁目のアップル・ショップに行って店員と話しをしていたら、「日本で何時出るか分かりません。また発売されるかどうかも」と。そうでしょうな。日本のキャリアのどこが受け入れるのか、ワンセグはどうなるのか、おサイフ機能はどうするのか、と問題が多い。しかし、アップルの製品群に関するリリースを見ましたが、大きな発想が面白い。

 まあシスコがiPhoneに関しては商標チャレンジしていますから、どうなるか分かりませんが。しかし製品の名前がどうであれ、製品は発売になる。アメリカで6月から。


2007年01月10日(水曜日)

 (16:45)大阪への行き帰りで、英国のバランス 日本の傾斜と「笑いの経済学―吉本興業・感動産業への道 」を読みました。前者の本は小林君から借りたもので、いわゆる「英国もの、ロンドンもの」。以前はいろいろあったが、最近はなかっただけに面白かった。

 「英国もの、ロンドンもの」のかねてからの特徴は、英国はこんなに柔軟で受容性が高いといった見方のものが多いが、まあ全体的にはこの本もその部類に属する。しかしこの本が良いのは、たった数ヶ月のロンドン滞在でイギリスやロンドンを割り切った本とは違って、著者がシティできちんと仕事をして、同僚とのやり取りの中でイギリスを、そして日本を考えている点だ。

 日本に居ない分だけちょっと思い違いの分もあるな、と思うのは例えば電車を降りるときには日本でも最近は「降ります」とか「ごめんなさい」という言葉を使うことが多くなっているのに、依然として日本は「言葉がない」と言っている点など。まあ確かに日本人はインナーサークルでは豊穣な言葉を使うが、対外的、特に国外に対しては言葉を惜しむ傾向がある。いつでも言葉を惜しまずに使う必要は、私もあると思う。

 この本が面白いのは、イギリスの人達がヨーロッパでの自分たちの位置づけをどう考えているのか、という点を扱っている点。これは日本にいてはなかなか分からない。EUの一員でありながら、ユーロには参加していない。当分イギリスはこの状態を続けるんでしょうな。英国の人達の自信には充分な根拠があるとこの本はいう。そりゃそうだ、欧大陸の都市でシティに代わるような金融市場を発展させつつある国はない。

 この本で非常に役立つフレーズというか、引用を見付けた。それはゲルマン民族についてタキトスが残した有名な著作「ゲルマーニア」に出てくる一説。アングロ・サクソンはゲルマン民族の一部族です。この本によると、ゲルマーニアには次のように出てくるという。

「食事は簡素であって、野生の果実、新しいままの獣肉、あるいは凝乳。彼等は調理に手を掛けず、調味料も添えずに飢えを癒やす。しかし彼等には渇き(飲酒)には節制がない」
 なかなか面白い指摘です。しかし、私の二年に一回くらいのロンドン訪問の印象によれば、どうしようもなくまずかったイギリスの食事は、一部で着実に食べられるものになっている、と思う。改善しているのです。それももしかしたらこの本が指摘しているロンドン地区の多民族化の影響もあるでしょう。私はイギリスの地方都市にはほとんど行ったことがないので、ロンドン外がどうなっているのかは不明です。

 イギリスの外交がうまいと褒めている点は、その通り。しかし日本とイギリスでは歴史が違いすぎる。これはこの本も指摘している。日本は海が砦だった。しかし、囲まれているイギリスの海は砦ではなかった。その分、多民族が次々に訪れて覇権争いをしたイギリスは外交が磨かれた。日本はまだこれからです。

 「笑いの経済学―吉本興業・感動産業への道 」は今週木曜日収録の日経ビズポッドキャストのテーマ(来週月曜日リリース)を「産業としての笑い」に設定したため。「笑い」はずっと私にとって気になるテーマでした。それを今週いよいよやろうというわけです。で、木村さんがまだ吉本にいたころの本で、笑いそのものを分析したと言うよりも吉本ベースの産業基盤とか日本のあるべき姿を論じた本。しかし参考になりました。ははは、わたしの「笑い論」がどう落ち着くのか。

 そういえば、火曜日に関西テレビの番組が終わった後、天満天神繁昌亭で初めて上方寄せを聞かせてもらいました。歩ける距離にあった。160席の劇場で、座っていたのは64人だったらしい。私が数えたわけではなく、座でそういう話しになった。

 夜席はだいたい駄目だそうで、逆に昼席(午後1時から)が立ち見が出るほどだという。桂きん枝さんの「幽霊」の話しは聞いたことがありましたが(最後はこっちがはまったで終わる)、表情が面白い。その前の桂あやめさんは、「大阪に落語家は200人以上いるが、女性は4人しか」といううちの一人。桂福車さんの「つまらん」と「一杯行く」の漫才も聞いたことがあるな。まあでも面白かった。

 繁昌亭は大阪天満宮の直ぐ隣(えべっさま(えべつ祭)というのをやってました)。みんなで葉っぱ(笹)を振っていたな。天神橋筋で言うと「2」の近くで、南森町の交差点から歩いて1分ほど。直ぐに分かります。


2007年01月10日(水曜日)

 (07:45)ははは、スティーブン・ジョブズが発表記者会見で使った曲は、ビートルズのサージャント・ペッパーの「Lovely rita」だったらしいですよ。このアップルの新製品、同社が携帯音楽市場で巻き起こした嵐をケイタイ電話市場でも呼べるのかどうか。早く実際に自分の手で持ってみたい気持ちがする。

 やはり「i」を使って、「iPhone」というのだそうです。ジョブズがサンフランシスコでのマックワールドの会場で発表した。音楽をダウンロードし(多分 iTunesとリンクするんでしょうな)、インターネットをブラウズし(かなり高速のようです)、そして電話としても使えるマシン。面白そうじゃないですか。株式市場もそう思ったらしく、アップルの株価は一日だけで8.3%も上昇して引値は92.57ドルに。

 iPod の時もしばらく使って思ったのですが、アップルには日本企業にはない「身近な製品を極めて魅力的に見せるマジック」がある。技術的にはそれほど特筆して目新しくなくても、デザインやカラーを含めて極めて消費者訴求力が強いのです。それがケイタイ電話市場でも通じるかどうか。

 ウォール・ストリート・ジャーナルのサイトには新しいマシンの写真があったのでそれをまじまじと見たら、大型のiPod にいろいろなタッチボタンを載せた面白い形をしている。特徴的なのはテンキーが一見ないこと。掲載されているのはベースが真っ黒で、そこにカラフルなボタンが付いている。いろいろなタイプが出てくるんでしょうな。

 記事を読んでいくと、「アメリカでは6月、ヨーロッパではその後」とあって、日本に関する記述はない。多分電波とか映像をとばす環境が大きく違っているので、予定が立たないのでしょう。日本のケイタイは、フェリカ機能とかいろいろ付いていないと普及が望めないという面もある。ワンセグ対応の必要もある。ただしカメラは背面に付いているようです。値段はメモリーが4ギガのマシンが499ドル、8ギガが599ドル。iPod に比べると高い。

The iPhone, which is less than a half-inch thick, has no keyboard or dial pad. Instead, it uses a 3.5-inch wide touch-sensitive screen to make calls, watch videos or listen to music. It comes with a two-megapixel digital camera built into the back and can connect to the Internet using Wi-Fi wireless technology, or a high-speed cellular connection offered by Cingular in many big cities.

The device, which will be available in the U.S. in June and later this year in Europe, will come in two versions. A model with four gigabytes of storage space will cost $499, while a version with eight gigabytes of storage will cost $599. By comparison, Apple has sold its four-gigabyte iPod Nano player for $200 and eight-gigabyte iPod Nano for $250.

Mr. Jobs demonstrated the phone's music capabilities on stage by playing "Lovely Rita, Meter Maid'' from the Beatles' "Sergeant Peppers Lonely Hearts Club Band" album. The phone should deliver five hours of talk time, or 16 hours of music playback, Mr. Jobs said.

 私がこの記事をちらっと見た限りでは新製品の重量に関する記述はない。私が今でも「premini」を使っているのは、もっぱら軽いからで、フェリカ機能がないなどの不便はあるのですが、重さ(軽さ)が一番と思っている。ま、楽しみに待ちましょう。

 今アップルの本社サイトを見たら、iPhoneがドーンと目前に出てきた。このサイトはもっと製品のコンセプトが分かる。ははは、結構面白い。機能の中では、地図から電話番号を呼び出していくのが面白かった。

 あとアップルは、社名をいままでの「Apple computer」から「Apple」にし、さらにiTVというテレビへの進出も検討しているという。「Apple also outlined its plans to enter the interactive television business with a product named Apple TV. The company showed a prototype of this device, then code-named iTV, in September. It allows users to play television shows and movies downloaded from the Internet on their TV sets. The device, which contains a 40 gigabyte hard drive, will cost $299 and begin shipping in February, Mr. Jobs said.」と。


2007年01月09日(火曜日)

 (13:45)いろいろと知恵を貸して頂いてありがとうございます。またしても、なかなか良い解決方法が見つかりました。それは、ブックオフの関連会社であるハードオフという会社の存在です。

 何人かの方から、この会社の存在を教えてもらいました。町田市にお住まいのSさんからは、

 この近所では古本屋チェーンのBOOKOFF系列のHARDOFFというPC,音響製品等の中古屋チェーンがありますので そこに持ち込むことが可能です。

 古いケーブルですと、値段がつかない(引き取りのみ)ケースも あるようです。その手のものは、ジャンクコーナーで有効活用されています。 店内には、中近東、インド方面の方々も含め、外国人も よく来られていますので、使い道はまだあるのかと思われます。

 というメールを頂きました。またTさんからは、この店に関して「音響製品等の不要品を引取り(買取り)してもらえます。自宅まで来てもらえるので、大変便利だと思います」というメール。ありがとうございました。早速最寄り(あまり都心にはないようです)の店に電話してみるつもりです。時間指定で自宅まで来てもらえるなら、こんな便利なことはない。確かブックオフでは自宅に来てくれるのは「50冊以上」だった。ハードオフもそういう条件があるかもしれない。

 あと今日は、「新幹線の中でテレビを見る」ということに挑戦していて、どうしているかというとまずロケフリでどこでもネットを繋げば自宅のテレビが見られる状態にしておいて、その上で昨年末買ったW03H(auの高速通信カード)で新幹線の中でPCをネットに繋げ、そこでテレビが見られるかどうかを試すと言うことです。

 実は新幹線の中から自宅のロケフリに接続するまでは成功しました。しかしどうやら映像を即座にやり取りするスピードではW03Hはなかったようで、映像の取り込みに時間がかかっている間にトンネルに入ってしまった。そこでおじゃんです。

 だから、本格的に新幹線の中でテレビをPC経由で見ようと思ったら、JRさんが新幹線用の無線高速LANを開始してくれるのを待つしかない。ということが分かった。まあそれも間近いでしょう。スイカとパスネットももう少しで一体化するし、想像したことはかなり実現する世界ですから。


2007年01月08日(月曜日)

 (24:21)またまた質問です。皆さんは一体どうしておられるのか、と。

 何かというと、時代・世代遅れになったPCとか音響製品、それに関連した各種ケーブルです。いえ、三日も休みがあったのでここは一つ部屋の掃除をしよと思って部屋を片づけしていたのです。紙の類はシュレッダーで裁断しても良いし、だせるものは新聞と一緒にしてリサイクルしても良い。しかし、使わなくなった古いPCや音響など各種製品、それに付随するケーブルをどう処理したらよいのか、と。

 懐かしいものが出てきたんです。確か90年代の初めに使った、ネット回線のないところでネットを使うためPCと携帯電話を繋いだケーブルとか。エッジとかが出てくる前の話です。ははは、北海道でネットを使った最初の講演をしたことを思い出しました。だからそれは取っておいたのですが、まだ他にいっぱい時代・世代遅れで使わなくなったケーブルがある。

 実は新宿の二つの量販店(ヨドバシカメラとビッグカメラ)に相談したのです。「いらないケーブルとかPCがあるが」と。そしたら冷たいことに、「当店で新しいPCなどを購入された方に限って」と。

 PCや各種IT製品、それにケーブルはこのどちらかの店で買っていますから、今ではないがこちとら購入者なんですよ。しかしどうやら「今回これを買ったのでこれがいらない」という形でしか古いPCなどは引き取ってもらえないらしい。

 どうしたらいいんでしょうかね。電線や鉄道軌道まで盗む奴がいる時代ですから、ケーブルの中の銅線などは使えるとも思うので、業者さんに回収してもらえれば良いのですが、そういう業者さんはいないのですかね。あと、PCを責任を持って処分してもらえる業者さんとか。

 さおだけ屋のように街を回ってくるIT製品回収業者さんもいますが、いったいいつ来るのか分からない。ケーブル(PC周りのものが多い)なんて、けっこう使ってないいいのがあるのですが。IT機器も、何世代にも渡って使うと過去の遺物の処理には困るな、と思っているのです。


2007年01月07日(日曜日)

 (22:22)携帯電話のアドレスなど管理に関しては、大勢の方からメールを頂きました。二つのことが分かりました。

 一つはそれ専用のソフトがあること。そういえば耳にして事がある。例えば

 携快電話

 といったソフトです。いろいろある。それとドコモのマシンを作っているメーカーもいろいろソフトを用意していることが分かりました。例えば

 これを経て
 ここ

 に到達するなど。というのも、昨年までは手帳にずっと番号を残しておいたのです。いろいろな。しかし今や携帯のアドレス帳が非常に優れた住所録というか番号録になった。これをうまく使おうと言うアイデアです。この休み中にゲットして、使い方をマスターする予定。


2007年01月05日(金曜日)

 (22:22)ちょっと質問です。通常使っている携帯電話はドコモ(mova premini)のものですが、時々データのバックアップを取っています。皆さんもそうしていると思いますが。ドコモの店頭に行くと、携帯電話からFDや新しいケイタイに出力できる機械が置いてある。

 それはそれでいいのですが、そこでケイタイからFDに移送される8つくらいのファイルのうち、電話番号(ホームとケイタイ)、メルアド、時には住所など項目が入ったファイルを我々が通常認識できる文字のフォームで紙にプリントしたいのです。

 今まで自分がもっているどのソフトウエアでも、解読可能な文字の形で認識できたためしがない。つまりそのままではプリントしても何ら意味のないものしか表示できない。ケイタイに入れれば認識できるのですから、それを認識できるソフトは存在しているはずで、それが出来ないのは私がソフトウエアを知らないだけなのではないかと思っているのです。

 私もこれから「窓の杜」などで調べようと思っていますが、どなたか知っていたら教えて下さい。いえね、プリントアウトしてちょっとケイタイの中身を整理しようと思っているし、ケイタイの中のデータをプリントしておくのも何かの役に立つと思うのです。去年まで使っていたノートのデータがあまりにも古くなって役立たなくなったと言うこともありますので。


2007年01月04日(木曜日)

 (24:21)出社した人も午前中を中心に動き回って、夕方には帰ってしまった、店も7割はまだ休み......というのが4日という一日でした。証券市場も午前中だけ。夜の街には人影がまだまだ非常に少ない。

 店もやっているところがが少なかった。こういう時は、やっているかどうかは行ってみないと分からない。そして、探し当てた店で食事を済ませると言うことになる。外で食事をしようとしたら、です。街がある程度本格的に動き出すのは、5日でしょうね。

 大部分の人が静かに過ごした正月も、一部の人々にはすっごい忙しい期間だったんだと思います。例えば有名ホテルの厨房。昨年末にある関係者と話しをしていたら、31日の夜から1日の夕方までは、厨房関係の人はまず大部分は徹夜だそうです。ホテルは満杯、しかも食事時間の感覚がなくなるので、24時間臨戦態勢だそうです。考えてみればそうだ。

 まあそう言う人の努力のおかげで、一般の人は正月をゆったり過ごせるのだと言うことが分かる。4日にダーウィンの悪夢を見に渋谷に行って西武に寄ったら、「9時まで営業」が既に始まっていた。多分2日からそうなんでしょう。正月は働いているかなりの数の人にとって、普段以上に忙しい。

 この映画は、強烈な映画です。地球特派員スペシャルでも取り上げたグローバライゼーションとその中で生きる人々の関係がよく分かる。タンザニアに住む人々の悲惨は強烈です。ここで取り上げられているのはヨーロッパとアフリカの関係ですが、日本もそういう状況を持つことは想像できる。

 画像が悪いのがまた事態の深刻さを示している。ザウバー監督が「アフリカの現実をそのまま映し出しているのではなく、私の目で見たアフリカを描いている」と言っているので、主観は入っている。映画の中でも、マイナスの面ではなくプラスの、産業の側面を見せて欲しいという場面も出てくる。

 魚をヨーロッパに輸出する産業がなかったらもっと今のタンザニアは悲惨なのか、そうではないのか。正月から重い映画でしたが、しっかり記憶に残る映画でした。


2007年01月03日(水曜日)

 (24:22)「東京タワー オカンと僕と....」を読み終えて、いよいよ塩野さんの本に取りかかっています。そう思っていたら、NHKに五木さんと対談で出ているのを発見。ははは、塩野さんの方がやはり政治というのを理解しておられる様子。

 「東京タワー」は本当に面白かったし、文章はうまいし、素材はいいしで泣けました。オカンの最後の方なんか、涙なしでは読めません。どうやら、九州の女性は「小説になりやすい」と気が付きました。佐賀のがばいばあちゃんもそうですし、今までの日本の小説にもたくさんの九州の女性が重要な役割で登場する。銀座のママの半分は九州出身という未確認情報もある。まあ、日本中のオカンは強いと思うのですが。

 ネットを見たら、海外の株がいやに高い。インドの株はSENSEXで14000を超え、香港のハンセン指数は20000を超えている。ニューヨークも高いし、欧州も高い。東京市場は4日からですが、どうでしょうか。商品に行っていた国際的な資金が、徐々に株に戻って来つつある兆候も見える。日本が休みの間に、ポンドやユーロなど欧州の通貨に対して円安が進行した。対ドルでも多少。

 海外に行かなかったので、三が日は充分な時間があり、2日に横浜に出かけた以外はずっと家にいて、読書をしたり、去年一年間たまった領収書の整理をしたり。税務署に出す関係でちょっとは整理しないと税理士さんに悪いじゃないですか。領収書は、去年の自分の行動がわかる面もある。

 明日から早くも日常的な番組がスタートする。本が読めたのは良かったな。あとは、テレビを少々。今夜の北アフリカ三都物語などは面白かったし、青海鉄道の番組なども良かった。地上波デジタルは綺麗なので、見ていて爽快感がある。あれは実物より良く映っているのではないかとも思う。


2007年01月01日(月曜日)

 (18:22)「インテリジェンス 武器なき戦争」「東京タワー オカンと僕と....」の順番で読んでいて、インテリジェンスは31日の午後に読み終えました。今東京タワーの中頃。

 インテリジェンスは面白かったですよ。本当にキモイところは出していないので、所々ぼかしが入った写真を見るような気分ですが、それでも面白い。特にイントロの100ページは。最後の方でお互いが新しい諜報員育成の学校の校長の座を巡って譲り合っているのはちょっと本のエンディングとしてはくどいと思いましたが、今の日本が直面している問題が分かる。

 佐藤さんが、「インテリジェンス能力は、経済力に比例する。しかし日本の問題点は、外務省、内調、通商産業省、警察、検察、商社、その他の企業などが持っている情報が糾合されて国家にとって価値あるものになっていない」というのは本当なんでしょうな。それが問題。

 日本の情報収集能力で一番歯がゆい思いをするのは、北朝鮮情報です。あれだけ近い国なのに、あの国が60年代からやっていたことがやっと分かってきつつある。あの当時、きっちりと彼の国がしていることが諜報で分かっていたら、拉致被害者も少なくて済んだはずです。まあ大して取引のない国だし、あまりにも異常な行動ですから情報も入ってこなかったかもしれない。それにしても残念です。

 「東京タワー.....」は読み出したら止まらない。うまい文章だし、その記憶力は佐藤ラスプーチン並です。とってもとっても面白い。なんでもっと早く読まなかったのだろう、と思っています。まだイントロを読んでいるところなので、当時の九州、特に北九州の雰囲気というか、人間関係が非常に良く分かるし、当時の人々の、特に九州の人々の美意識や、どこにいい加減かなどが分かる。

 まあ読書で時間を過ごしている年末年始と言うことです。うーん、3日までに「ローマ人の物語」が終わるかどうかは分からない。しかし、いずれも読む価値のある本ではなかったのか、と思う。最後になりましたが、明けましておめでとうございます。



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