2007年12月31日(月曜日)

 (07:54)30日の夜のNHKのBSでアメリカで活躍する大リーガー達(松坂、岡島、イチロー、松井の順だった)の話を見ていて、「あ、これで今年の謎の一つが解けた」と。それはイチローがなぜマリナーズに残ったのかについてです。

 この番組はなかなか面白かった。あれだけスポーツ・ニュースがいろいろ取り上げてやっていても、その時点では公表されなかったことがいっぱいあるのだなと分かる。例えば岡島がシーズン最終盤を控えて登板しなかったとき。一般的には、というかこれまでは「疲れから」と見られていた。しかし岡島は「肩に違和感があった」「これ以上投げると壊れると思ったのでトレーナーに言った」と告白していた。

 でイチローです。彼がなぜマリナーズに残ったか。これは私にとって一つの大きな謎だったんです。ところがその理由について、彼はこう述べた。

だめだろ、このチームは。俺がいなきゃ、と思ったんですよ.....
 ハハハ、WBCのころから「熱い奴」だと思っていましたが、「俺がいなきゃ、このチームは駄目」というのは、ある意味で欲しくてしょうがないMLBの頂点での優勝(ワールド・チャンピオン)については諦めても、大リーグでの戦績をマリナーズで終えると言うことだし、私が何よりも強烈なに感じるのは、彼の自負心です。ある意味で呆れるほどの。「そこまで背負うのか」という。

 むろん、そこには「このチームでも優勝できるのかもしれない」という想いはほんのちょっとはあるのでしょう。しかし実際の所、今年の最終盤の戦いを見ても今のマリナーズの選手構成、特に投手陣でMLBでの優勝が出来るとは思えない。しかも、アメリカ人やアメリカのシアトルの人から見れば、あくまでもイチローは助っ人です。

 しかしイチローはそうは考えていなかった。自分は助っ人ではない。自分は大リーガーとしてマリナーズに入ったのだ、と強烈に思っている。はっきり言えば、イチローはマリナーズは「自分のチーム」だと思っている。

 イチローも今のマリナーズではなかなか優勝は難しいと知っているのでしょう。しかしそれよりも、マリナーズへの想い、「6年半ここで戦った」という時間の重みの方が、優勝への願望を上回ったと考えることが出来る。

 これは実は私にとって大きなサプライズだった。WBCは国、彼にとっての母国である日本がかかったから熱くなったと思った。韓国のマスコミとの言い合いもあった。しかしアメリカでの自分の目標(MLB優勝)の為には、アメリカ国内でのチーム移籍は厭わないだろうと思っていたからです。見事に予想を裏切ってくれた。

 それが良いのか悪いのかを判断するのはイチローで我々ではない。私はMLBの頂点に立って、そこでMVPを獲得するイチローを見たかった気もするのですが、それは彼の選択だと思うし、案外マリナーズで出来るかもしれない。それはそれで良い。しかし最後の最後に今年の謎の一つが解けた。私にとっては、それが良かった。

 ああそうだ、もう一つ彼は「なるほどね」ということを言っていた。それは今年のオールスターの時のランニング・ホームラン(英語では inside the park homerun)について。

 あの試合、イチローは3安打放ったのです。最後の一本がフェンスの加減(変形外野フェンス)で野手が走った方向とは別の方向に運ばれた。それを見て、「あこれはホームランだ」と思って、かつ「俺には何かある」と思った、と言ったのです。

 まあ優れたスポーツ選手には皆そういうのがなければやっていられないんでしょうね。「俺には、他の人にない何かがある」「だからこそ、出来ている」という。それが心の高揚を生み、成績を他の人が達成できない高みに引き上げる。それを語るイチローの顔と口は、「俺がいなけりゃ、マリナーズは駄目だろ」発言の時と同じように、「ちょっと自分でも言い過ぎているかな」という想いが出ると同時に、何とも言えない内に秘められた含羞がありました。

 というわけで、2007年も暮れていきます。いろいろありました。2008年はどんな年になるのでしょうか。今年は夏に母をなくして、誰にも賀状を出してありません。この時期に必ず会わねばならない人がいない、というのは正直言って寂しい。

 賀状は出してありませんが、皆様にとって今日、そして明日の年末・年始、そして来年一年が良い年になることを祈念します。


2007年12月30日(日曜日)

 (23:54)洞爺湖サミットを控えた動きが活発化してきた。政府はこの日、日本における一般住宅への太陽光パネル設置を現在の約40万戸から2030年までに全世帯の約3割に当たる1400万戸に拡大する方針を策定したという。

 地球温暖化に歯止めをかけるための日本の一つの措置としてサミットで大きくアピールする予定だという。このため、目標は洞爺湖サミットでうたわれる予定の「エネルギー革新技術計画」に盛り込まれるという。日本もそろそろ品揃えをしないと、サミットは悲惨なものになるから、良いことでしょう。しかしあくまでサミット狙いであって欲しくない。

 日本はかつて太陽光発電の設置数で世界一だった。それがドイツに抜かれた。それは経済産業省が太陽光発電に対する補助金を財政再建の人質にしたから。今でも日本は太陽光発電施設の生産高では日本が一番で、世界の5割近いシェアを持っている。しかし、個別メーカーとしてはこの過程でドイツの新興企業であるQセルズが今まで首位だったシャープを追い抜くと見られる。

 政府は、太陽光発電装置を一般家庭でも購入できるように、低コストの新型太陽光パネル開発を促進する方針を固め、内外の専門家を集めた国際研究機関を08年度に設立する意向という。関連経費として08年度予算に20億円を計上した、という。

 標準的な3・7キロワットの太陽光発電設備を導入した場合、4人家族の消費電力がほぼ賄える予定だという。今の住宅用の太陽光発電設備は200万円程度と高く、発電コストも含めた低価格化が課題だが、そこに日本の技術を使おうという訳だ。これが出来れば素晴らしい。

 しかしそれにしても、1400万戸というのは凄い数字ですね。あとどうでしょうか。マンションやビルの壁に太陽光発電装置を埋め込むというのを実施したら。ドイツなどではもうそれを行っています。東京都などはそれを既に法制化しようとしているようですが。


2007年12月29日(土曜日)

 (08:54)「ああ、終わった」って感じ。仕事はです。2007年としてはまだ数日残っているのですが、この数日と2008年の年初はちょっとゆっくりしようかなと。移動はしますが。

 考えたら28日はちょっと大変だった。スタンバイで朝5時起きして8時に終わり、その後少し間を置いて同番組の年末年始用の収録。9時半から2時間ちょっと。それが終わってちょっと雑用を片付けて日経本社に。6階で日経CNBCの年末特番。

 久しぶりに会う人が多かった。吉崎という名字でちょっと心配したkanbei君、クーさん、森永さん、竹中さん、草野さん、フェルドマンさん、蟹瀬さんだったかな。スタジオが小さすぎて入りきれないので、テーマごとに4人。議論は私のパートはアメリカだったのですが、中国にも絡みたかったな。

 一番収拾が付かなかったのは私が出なかった中国パートじゃないかな。誰と誰が論争したかは書きませんが。それにしても、株式関連の番組なのに一貫して「Risk」の文字が画面に出る仕組みになっていて、聞かれることもリスクのみ。あれじゃ、見ていた人が「リスクしかないのか」と思ったのではと心配。リスクもチャンスもあるから投資なのに。ま、企画した人の意図は分かりますがね。

 それが終わって年末年始に備えて床屋に行き、その後午後5時からはラジオNIKKEIのラウンドアップに。昨日伊藤 洋一のビジネストレンドの話を書きましたが、この番組もベスト・ポッドキャストには入りませんでしたが、またテーストが違って良いのでは。この番組は、今ipod touch のプレゼントをしている。

 最後が渋谷に行ってのNHKの番組の音入れ。午後7時前から。私にとって正月元旦午後7時過ぎからのBS1の「地球特派員」関連の最後の仕事です。うーなんか、オタクの館みたいな謎めいた場所で。ここで音入れをするのは、今年の6月に続いて2回目かな。思ったより短く済んだ。イントネーションをいくつか直されたな。

 今年これまでの地球特派員に関しては、29日の深夜、実質的には30日の早朝に8本あったものを総集編的に総合テレビで放送するそうです。

 てなことを書いていたら、隣にあるテレビのNHK総合が午前7時前に例の「BSがゆく」式のBS番宣で、元旦の「地球特派員」のそれが。「ああこれか」と。というのは、この番宣は数日前から出ていたようで、それを見た人が「正月の番組は面白そうだね」と何人かから聞かれていた。でもこちとら見ていないので「どんなんかな」と思っていた。これで合点がいきました。

 柴田さんが書いた水戦争を読み始めた。面白い。発売日は12月30日と書いてあるが、私が買ったのは確か27日。これとは別にあと4冊ぐらい一緒に買ったので、年末年始はこれらを読もうかなと思っています。

 帰省する方はお気を付けて。


2007年12月27日(木曜日)

 (23:54)相変わらず忘年会や収録が続いている。今日の忘年会はスタンバイのそれだったのですが、面白かったな。特に森本さんの競馬に関する話しが興味深かった。凝り性の人なんですよ。突き詰めないと済まないような所がある。

 ところで嬉しいことです。itunes store のポッドキャストのところに、「2007年のベスト・ポッドキャスト」(Best of 2007 podcasts)というコーナーがあるのですが、そこには私の伊藤 洋一のビジネストレンドが入りました。数えたら全部で20。経済というジャンルから選ばれた20ではなく、全ジャンルの中からのベスト20なので、ちょっと価値が高いかな、と思っています。

 この私のポッドキャスト・シリーズはもう楽に100回を越えている。一年は52週ですから、ということは2年間は続いたと言うことです。毎週話題を一つに絞って、それを詰める、考えるという古典的な手法。特に華々しいことをしているわけではないのですが、ちらっと見たところ「経済」のジャンルからはベスト20に入っているのは私のと、「聞く日経」という番組だけですので、ある意味では非常に嬉しい。

 ベスト20に選ばれている他の番組は、爆笑問題のそれだったり、クリームシチューのそれだったり。伊集院光、junk雨上がり決死隊などなど。英会話のcasts も二つ入っているように思う。

 あとエッセイのアップです。開始してから13回にもなったということです。収録などは明日がピークです。


2007年12月26日(水曜日)

 (23:54)将来は写真とどの車種に乗れるかの表示だけになるかもしれないそうです。

 何の話しかというと運転免許証です。5年たって更新の時期になって新宿都庁第二庁舎の2階に行ったら、相当変わっている。やはり時間の経過は変化をもたらしたと思いました。何が変わったか。

  1. 免許証にICチップが入った。空かしてみるとブルーに見える
  2. 免許証の表示から本籍が消えた(ICチップに収納されている)
  3. 「普通」と「大型」の間に「中型」という区分が置かれ、これまで「普通」の人は「中型」に分類された
  4. 免許証にICチップの中味を見るための暗証番号が4桁の数字で二組設定する方式になった
  5. 免許証を渡すときにも名前を呼ばなくなって番号で呼ぶ方式に移った
 などでしょうか。私の新しい免許証では本籍だけが消えてなくなったのですが、将来は、ということはパトカーから何から免許帳の読み取り装置が設置出来たらと言うことでしょうが、住所とか公布日とかがチップの中に入って、免許証からはかなりの表示が消えて、一見しただけでは分からなくなると言うことです。

 「優良」なので講習は30分で終わったのですが、行き帰りを含めると相変わらず時間はかかる。しかしその日のうちに免許証ももらえるし、行政の敏速化は進んだと思う。もっとも従来から「普通」を持っている人は「中型」に分類されましたが、免許の条件のところに『中型車は中型車(8T)に限る』と書いてあって、それは今までの普通免許の条件と同じ。免許表示が「中型」になったからといって、乗れる車が大きくなったわけではない。


2007年12月25日(火曜日)

 (23:54)ハハハ、本当に日本は忙しい国だな、と25日の夜に思いました。

 何故かというと、25日の深夜になって一挙にクリスマス・ツリーの飾りを多くの人出を使って取り除き、その後トラックが乗り付けてツリーの撤去と続く。どの場所でも同じような撤去が25日に行われているわけではありません。しかし、いずれにせよここ数日でツリーの撤去は完了しなければならない。

 その次はもう正月の飾りです。これも1月1日の数日前には完了しなければならない。クリスマスの飾りが終わるのが25か26日、その後数日での正月飾りの準備。つまりほとんど重なっているのです。

 そう言えばクリスマス・ツリーの飾りの撤去はそれはそれで大変な作業です。飾りは一つ一つは小さい。それを来年また使えるように丁寧にしまいながら除く。飾り付けに時間がかかったのと同じくらい、飾りを取り除くのには時間がかかる。

 考えたら、この時期に二つのお祝いを相前後して行うのは日本だけでは。韓国や中国は正月は旧正月ですし、海外には正月という風習がない。その二つを短い期間に行う日本の器用さは、それはそれで特筆に値する。


2007年12月24日(月曜日)

 (15:14)もうここ何年になるか忘れましたが、中野坂上を通りかかると必ず見てきた工事がどう仕上がったのかと知りたくて、日曜日に首都高速道路 山手トンネルを走って見ました。最初入り口が分からなくて探すのに苦労しました。行けば直ぐあると思ったのに。

 結局、初台で都心方向で首都高に乗って、暫く走って西新宿ジャンクションで左側にある上りランプのルートから入って、その後池袋方向に向かう形で走りました。入りは凄いカーブで、しかもランプはアップダウンが激しいし単線なので相当圧迫感がある。都心から池袋に向かうルートはまだ開通していないようで、道は空いていました。

 本線は片道2レーンで、ほとんどトンネルを走っている以外は、他の首都高とあまり変わりはない。まあでも天井も結構高くて、しかも綺麗でした。まだいろいろな工事関連車輌が止まっていたりしていて、「出来たて」を感じる。

 西新宿から行くと、山手通りの下を走っているわけですから、上には東中野、青梅街道、その下を通っている丸ノ内線、それに早稲田通りなどがあるはずですが、山手トンネルをまたその下を通っている。走りながら、「今どの辺かな」と。しかし実は自分がどこを走っているかは良く分からない。

 GPSで見れば分かるのですが、周りを見るのに忙しくて、GPSで居場所を確認する暇はなかった。どのくらい渋滞が解消するんでしょうね。私が走ったルートでは、確かに外環以降で都心に向かう形で首都高に乗って、その後関越、東北道、常磐に抜ける車はこの山手トンネルを使うでしょう。その意味では、山手線内に入ってくる車の数は少なくなる。

 地下を通っているのも、景観を壊さなくて良いのですが、では地震の時は、大きな事故の時はなど、心配は尽きない。やはりあまり地下は気持ちよいものではないか、というのが実感でしょうか。といって、まり高いところを走るのも考えれば怖いのですが。普段は考えずに走っていますが。


2007年12月22日(土曜日)

 (23:14)昼前から元旦の夜7時過ぎから放送される「地球特派員スペシャル」の収録。午後3時ちょっと前までかかりました。まあ100分番組だから、そのくらいはかかります。CGと発言との整合性とかが難しいようです。

 司会は寺島さんで、いつもは発言者のイメージが強いのですが、今回は司会という役割に徹しておられた。もっと言いたいことはあったのでしょうに。カメラから見て右手から榊原さん、金子さん、江上さん、江川さんと私、それに司会の寺島さんですから、発言が途絶えると言うことはない。面白かった、というのが私の印象。

 まあ収録が終わると、「あそこはこういえば良かった」「もっとうまい表現があったはずだ」「あの話は別の処に回せば良かった」と色々考える。遅いですがね。これは永遠に続きそうです。寺島さんの司会は見事でした。

 ドイツでの取材で一緒だった原田さんやアメリカ取材で一緒だった渡辺さんと会えたのも良かった。まあ一週間から10日近くも一緒にいて取材を一緒にすると一種の戦友のようなものですから。彼等も自分が担当した部分のV作りを一生懸命に終えた直後。今日はナレーション代行ということで、本番ではどうなんでしょうか、道傳さんがやることになるのでしょうか。

 この番組で言えば、私は28日に音入れをして終わりです。一週間前はテレビ朝日の朝の番組の収録だったし、もうちょっと続く。テレビ朝日の番組は31日の午前中に4時間以上もやるそうです。

 今回スタジオ収録した「地球特派員スペシャル」の放映予定は以下の通りです。

放送日時        放送時間

1月1日(祝・火 BS1) 19:10 〜 21:00
1月2日(水 BS1)   10:10 〜 12:00
1月6日(日 BSH)   23:00 〜 24:40
1月19日(土 BS1)  13:10 〜 15:00

 BS1の放送ではそれぞれニュース中断が入ります。BSHでは中断はなし。お楽しみに。

 今日までに手元に届いていた雑誌では、「日経ビジネス」の「日本発 もう一つのサブプライム」が面白い。パチンコ人気の急速な落ち込みが関連業界に及ぼしている影響を取り上げている。日本のパチンコ人気の低落が果たして「サブプライム」と言うほど世界的な影響力を持つとは思いませんが、まあ面白い特集だと思う。

 そう言えば我が家のある東高円寺の駅から歩いて2分のところに青梅街道沿いにあったパチンコ店、ガーランドは開店からあまり調子が良くなく、つい最近閉鎖した。以前は焼肉店だったが、パチンコもダメ。次は何が出来るのやら。


2007年12月21日(金曜日)

 (13:14)まさに行列状態ですな。今度はメリル・リンチがシンガポールの政府系ファンドから最高50億ドルの資本注入を受けるかもしれない、とウォール・ストリート・ジャーナル。

 まずはシティ、次いでUBS、その次がモルガン、そしてメリル。こうなってくると、「ハイ、次はどこだい」という感じ。それはそうと、今朝のFTにはUBSの一部株主が「今回の資本注入は透明性に欠ける」と反対ののろしを上げているという。

 これだけ続くと、「これで欧米の金融市場も落ち着く」なんてとても言えなくなって、「そんなに悪いのか」という印象が強まる。今の世界の金融市場がそうです。メリルの損失など、「倍になるのでは」という見方が強まった。その中での資本注入なので、ちっとも安心感がない。

 FEDやECBは必死で短期金融市場に資金注入し、政府系ファンド(SWF)は10%内外の利回りを求めて資金を名前の通った世界的な金融機関に注入する、という構図。それにしてもゴールドマン以外はサブプライムローン関連証券で討ち死にの様子。証券化と慢心におぼれたという印象が強い。人間は、そして会社もいつまでたってもなかなか賢くはならない。

Merrill Lynch & Co., facing the likelihood of billions of dollars in additional mortgage-related write-downs in the fourth quarter, is expected to become the latest financial firm to get a capital infusion from an Asian government investment fund.

Temasek Holdings Pte. Ltd., a Singapore state-owned investment company, is in advanced talks to inject as much as $5 billion into Merrill, a person familiar with the situation said.

The news comes amid analyst predictions that mortgage write-downs at Merrill may double with another $8 billion or more in the fourth quarter -- the latest sign that Wall Street isn't out of the subprime woods yet. Temasek's board has given preliminary approval to the investment in Merrill, although pricing, timing and regulatory issues remain to be negotiated, the person familiar with the situation said. As such, a deal may still not materialize.


2007年12月20日(木曜日)

 (13:14)おやおや、今回の日銀金融政策決定会合は水野審議委員も賛成しての「据え置き」ですか。まあそうですな、今の欧米の金融機関が置かれている状況を見れば、日本の金利を当面据え置かざるを得ない理由は十分にある。これには水野さんも抗しがたかったということでしょう。福井さんの任期内には利上げは無理かもしれない。

 それにしても、モルガン・スタンレーの昨日の発表は凄まじかった。サブプライムローンに絡んで94億ドル(約1兆1000億円)の損失が9〜11月決算で発生した、という内容。こうした中で同社は、中国の政府系ファンドから50億ドル(約6000億円)の出資を受け入れると発表した。

 大幅な欠損が出たのは、保有するサブプライムローンを裏づけにした金融商品(仕組み証券が主でしょうが)が大量に格下げを受けたためで、これを減損処理をした結果大幅な損失が出た。

 米欧金融業界では既に、メリルリンチ、シティグループなどがサブプライム問題に関連して既に巨額な損失を発表している。うちいわゆる政府系ファンド(SWF)に支援を求めたのは3社目でしょうか。シティ、UBS、そして今回のモルガン・スタンレー。

 モルガンは米金融業界でも超優良銘柄です。そこに9.9%にしても中国の資金が入る。今私の手元にはどういう内容の資金であるかは資料はありませんが、多分調達金利は高いでしょう。シティはアブダビに11%、UBSはシンガポールでしたっけ、9%の金利を支払う合意内容だと記憶している。

 SWFを先のG7で目の敵にした姿勢は、今後はすっかり変えざるを得ないでしょう。自国の銀行や証券がこれだけ助けてもらっておいて、あまり目の敵には出来ない。無論、武器製造会社などへの出資には文句をつけるでしょうが、それ以外は感謝の気持ちを持たざるを得ない。

 日本も1兆ドル近い外貨準備を持つ。政府系ファンドを持ったらと言う意見も政界に出てきているようだが、ニューヨークの金融業界のメルトダウンのような事態が予想されるようなら、使っても良いかもしれない。今だと米金融市場が混乱すると日本が持っているような債券は値上がりするのでそれはそれで良いのですが、そういう問題ではない事態も予想される。


2007年12月19日(火曜日)

 (10:14)今月3〜9日の東京の1台当たり営業収入が前年同期比3.6%減少した、とのニュースは業界関係者にはショックでしょうな。東京のタクシーの話しです。値上げ後の動向が注目されていたが、「12月は横這い。落ち込みは1月に入ってから」との見方が強かった。

 12月は何かと多忙で、都民は交通機関を選んでいる暇はないだろう、タクシーにも今まで通り乗るだろうと思われていたため。実際に先行値上げした大分と長野ではタクシーは増収になっていた。しかし東京はそうはいかなかったということ。

 原因は、東京は代替交通機関が多いと言うことと、やはりガソリンなど物価全般が値上がりする中で、消費者が値上がりしたものを使うことに慎重になっているということでしょう。私も最初が710円はまだ納得するとして、それが上がると800円になるというのにはビックリする。

 サンプル調査ですが、値上げ後に東京のタクシーが顧客を乗せて運行した回数も10%は減ったという。「運転手さんの待遇改善」は賛成ですが、それを値上げで....という戦略はちょっと無理がある。折しも景気もちょっと下を向いていますから。

 それにしても、今日投票日を迎える韓国の大統領選挙は壮絶ですな。いつものこととは言え、「熱い」というか「ハチャメチャ」と言うか。李明博候補を見ていてあまり良くないアナロジーかもしれませんが、タイで失脚したタクシンさんを思い出しました。経済が売りで、多分成果は上げると思う。盧武鉉政権には経済政策はなかったようなものですから。しかし、問題はその後です。

 株価操作の問題は選挙ではあまり影響はないでしょう。なにせ直前過ぎる。あのテープも今まではどこに眠っていたのか、という気がする。国民もそう思っているでしょう。問題は大統領になってからです。田中角栄さんもそうでしたが、出世の過程でやっぱりいろいろあったと考えるのが自然でしょう。BBKを巡る問題も「自分が設立した」と言った限りは改めて調べられる可能性が高い。

 大統領が決まっても、韓国の政治はまだ安定しないと考えるのが自然です。


2007年12月17日(月曜日)

 (23:14)久しぶりに500キロも運転をしました。入っていた予定がなくなって一日空いたので、その時間を利用して。行ったのは諏訪。今年一年いろいろなお世話になった人にご挨拶を、と思って。お袋が亡くなったのは今年です。実家から持ってきたいものもあった。

 車がプリウスだったので、燃費チェックも面白いと思って、ずっと注目していました。行きは上りです。標高800メートルは上がる。流れに乗った運転をして200キロ余を走りきったら、平均燃費はリッター当たり16.7キロと出た。上りだから比較的プリウスにしたら少ない。

 さて帰り。同じく200キロ余ですが、平均いくらだったと思いますか。19.8キロ。リッター3キロも違うんです。プリウスには瞬間燃費という表示があるのですが、それを見ていると面白い。坂道の下りはいっぱいの40まで上がって、それをスタートに暫く下って平均燃費を見ると、65とかとんでもない数字が出る。

 その代わり、上りでエンジンをふかすと燃費は10キロ以下になります。長い上りが続くと、平均燃費がみるみる下がる。非常に微妙な展開です。今ガソリン・エンジンが動いているのかどうか、パワーがどの方向に動いているのかが分かる。

 プリウスはよくリッター35キロとか言いますが、あれはよほど環境が良い時。つまり、電気をもっともよく使える状態の時です。高速で走るにはどうしてもガソリン・エンジンを使わないといけないので、燃費は悪くなる。街をゆっくり走っている方が燃費は良い。ブレーキの使用回数が少なく、よって加速の少ない方が良い。

 まあでも久しぶりに500キロも一日で運転すると疲れる。10年ぶりくらいですかね、こんなに走ったのは。しかし車と一日付き合うと、最近の車の特徴や進化が分かって面白い。


2007年12月16日(日曜日)

 (23:14)いろいろな方にメールを頂きましたが、私の次期ケイタイに関しては、大きさや厚さ、海外での使用、お財布ケイタイなどなど諸条件を勘案して、来年1月に発売される705シリーズにすることにしました。N905iに関しては、薄いのは良いのですが、ちょっとボタンが押しにくいなどが馴染めない感じ。あとの機種は厚い。

 705に関してはまだ手に取ってないので何とも言えない面があるのですが、大きさは厚さなどで見ると、「N」がいいかななんて考えてます。まこれも、実際に出てからまたチェックと言うことになりますが。

 そう言えば、アマダナとのコラボでデザイン重視で作ったと言われ、5000台限定ということで話題となった「N705i」の限定バージョンはネット上では売り切れと言うことですが、先日伊勢丹の8階に立ち寄ったら展示してあって、「限定バージョンもあと10台くらいあります」と店員の方が言っていました。

 まあでも今のケイタイは機能的には極めて似てきていますね。海外で使えるのは当然、カメラもあって、ワンセグも使え、お財布ケイタイにもなる...など。でも私はワンセグは殆ど使ったことがない。テレビは今どこにでもあるじゃないですか。PCにも付いている。カメラはたまに使います。何かをどうしても映像に残したいのに、専用カメラを持っていないとき。HP用の写真にはちょうどいい、ということもある。

 皆さんには、情報有り難うございました。通信端末についてはまだ検討中です。速いのがいいんですが、使用エリアの問題が......。


2007年12月15日(土曜日)

 (14:14)新しいエッセイがアップされました。バリ会議は結局数値目標を掲げられないままに2年後を合意の目標とした。ツバルの訴えは聞き逃されたと言うことです。

 そう言えば、2002年にベルリンでお世話になった杉岡さんが日本で働き始めたので、久しぶりにお会いしました。「本をお書きになったら」と言いたくなるほど(実際に言ったのですが)面白い話がいっぱいあった。

  1. ロシアの石油・資源主導の成長の凄まじさ(資源関係の活況→建設産業の盛り上がり→モスクワやペテルスブルクの活況など)
  2. 不十分な法体系
  3. プーチン政権の特質
 などの話が面白かった。ロシア人が東京で寿司を食べるためにプライベート・ジェットで飛来して、一晩だけ寿司を食べて帰ったという話が紹介されていましたが、確かに凄まじいことがあるようです。モスクワには美味しいお寿司屋さんがあるそうな。

 ロシアでは所得税が貧富の差を問わずに13%一律で、累進制はゼロ。そういう意味では、お金持ち天国です。ただし国情はそうとう酷いようで、「行くなら6月から8月初めまで」ということで、いつか行ってみたいと思っています。


2007年12月13日(木曜日)

 (00:14)中央銀行サイドも必死ですな。千住真理子さんのCDを聞きながらネットを見ていたら、ニューヨークの株の寄り付き気配が非常に高く、かつ各国通貨に対して円が急落している。ドル・円で112円、ポンド・円が230円。

 どうしたんだろう、と改めて見たらちょっと驚く以下の発表。朝には市場はどう変化するか分かりませんが、とにかく昨日のFOMCの公定歩合、FF金利引き下げに続く連打としての発表。日本は入っていませんが、「4カ国協調」というのがまず目新しい。昨日のニューヨークの株の落ちを見て、ニューヨークの市場開場前(米東部時間の午前9時ごろかな)に発表した印象。

 声明文は以下の通りですが、要するに年越しの資金供給をいかにするか、ドルが足りない国の金融機関にドルをどう流すかの工夫をしているように見える。以前韓国の銀行がドルが調達できないという話しが出ていましたが、欧州でもそれは出ている。とにかく今の世界の金融市場では疑心暗鬼が強くて、資金の出してがいないのです。市場が非常に逼迫している。

 で中央銀行が公的金利を下げたり、この声明の中に出てくる「the Term Auction Facility (TAF) program」のような特別な制度を作って資金の供給ルートを造っている。今回のFOMC声明では、公定歩合の引き下げは0.25%に過ぎなかった。この点を市場は失望した。

 で今回のTAFシステムでは、銀行が担保を持ち込んで中央銀行から直接資金を調達できる金利をFF金利か、時にはそれ以下に出来るらしい。担保も幅広いものを認めるという。ウォール・ストリート・ジャーナルには以下の記事がある。

The new loans will be auctioned off with a minimum rate linked to the expected actual federal funds rate over the duration of the loan. Since the federal funds rate is expected to decline over the next two months, when the loans will be outstanding, the loan rate could end up being close to or even below the current federal funds rate.
 中央銀行間の通貨スワップも資金融通という意味では同じ事です。資金、特に年越し外貨資金の流れを作ると言うことです。

 しかし今回の協調に参加したのは、カナダ中銀、イングランド銀行、欧州中央銀行、それにFRBだけ。その他の国にも、年末の資金を取れない国の銀行はいっぱいある。それをどうするのか。まだ課題は山積みです。

Release Date: December 12, 2007

For immediate release

Today, the Bank of Canada, the Bank of England, the European Central Bank, the Federal Reserve, and the Swiss National Bank are announcing measures designed to address elevated pressures in short-term funding markets.

Federal Reserve Actions Actions taken by the Federal Reserve include the establishment of a temporary Term Auction Facility (approved by the Board of Governors of the Federal Reserve System) and the establishment of foreign exchange swap lines with the European Central Bank and the Swiss National Bank (approved by the Federal Open Market Committee).

Under the Term Auction Facility (TAF) program, the Federal Reserve will auction term funds to depository institutions against the wide variety of collateral that can be used to secure loans at the discount window. All depository institutions that are judged to be in generally sound financial condition by their local Reserve Bank and that are eligible to borrow under the primary credit discount window program will be eligible to participate in TAF auctions. All advances must be fully collateralized. By allowing the Federal Reserve to inject term funds through a broader range of counterparties and against a broader range of collateral than open market operations, this facility could help promote the efficient dissemination of liquidity when the unsecured interbank markets are under stress.

Each TAF auction will be for a fixed amount, with the rate determined by the auction process (subject to a minimum bid rate). The first TAF auction of $20 billion is scheduled for Monday, December 17, with settlement on Thursday, December 20; this auction will provide 28-day term funds, maturing Thursday, January 17, 2008. The second auction of up to $20 billion is scheduled for Thursday, December 20, with settlement on Thursday, December 27; this auction will provide 35-day funds, maturing Thursday, January 31, 2008. The third and fourth auctions will be held on January 14 and 28, with settlement on the following Thursdays. The amounts of those auctions will be determined in January. The Federal Reserve may conduct additional auctions in subsequent months, depending in part on evolving market conditions.

Depositories will submit bids through their local Reserve Banks. The minimum bid rate for the auctions will be established at the overnight indexed swap (OIS) rate corresponding to the maturity of the credit being auctioned. The OIS rate is a measure of market participants’ expected average federal funds rate over the relevant term. The minimum rate for the December 17 auction along with other auction details will be announced on Friday, December 14. Noncompetitive tenders may be accepted beginning with the third auction. The results of the first auction will be announced at 10 a.m. Eastern Time on December 19. The schedule for releasing the results of later auctions will be determined subsequently. Detailed terms of the auction and summary auction results will be available at http://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/taf.htm.

Experience gained under this temporary program will be helpful in assessing the potential usefulness of augmenting the Federal Reserve’s current monetary policy tools--open market operations and the primary credit facility--with a permanent facility for auctioning term discount window credit. The Board anticipates that it would seek public comment on any proposal for a permanent term auction facility.

The Federal Open Market Committee has authorized temporary reciprocal currency arrangements (swap lines) with the European Central Bank (ECB) and the Swiss National Bank (SNB). These arrangements will provide dollars in amounts of up to $20 billion and $4 billion to the ECB and the SNB, respectively, for use in their jurisdictions. The FOMC approved these swap lines for a period of up to six months.


2007年12月12日(水曜日)

 (23:44)千住真理子さんのヴァイオリン、それもストラディバリウスでの演奏をわずか3メートルしか離れていないところで聞くことが出来るとは思いませんでした。

 9月に講演したことがあるダイヤモンド・フロンティア倶楽部から案内を頂いたのは二ヶ月ほど前でした。「千住さんの生演奏がある」ということで、出席の予定を出していたのですが、行って良かった。40人ほどが入れるだけの小さな会場で、本当に私の直ぐ前で千住さんが演奏をしてくれたのです。曲目は以下の通りです。

  1. G線上のアリア(J.S.バッハ)
  2. 主よ、人の望みの喜びよ(同)
  3. 愛の挨拶(エルガー)
  4. 夜想曲 第二番(ショパン)
  5. ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
 J.S.バッハについて言えば、11月の19日にライプチッヒの聖トーマス教会(バッハが教会音楽を取り仕切り、その付属小学校の教職にも当たり、さらにはライプツヒィ街全体の音楽監督も兼ねるトーマスカントルだった教会)に行った折り、その彫像に会ったばかり。なにか縁を感じました。

 これらの曲は本来はピアノと一緒に演奏されるのですが、今回は会の事務当局に千住さんと小学校の同級生の方がいたりして、「特別演奏」ということになった。演奏後にほんのちょっと話す機会があったのですが、サインをしてもらったり。こちらのいくつかの番組を見てくださっているとのことでした。

 千住さんが手にしていたストラディバリウスがまた素晴らしい。以前千住さんが入手されたことは報道された事がありましたが、今回はそれを実際に目にすることが出来ました。名前は「デュランティ」とフランスの貴族の名前が付いている代物。ローマ法王を経て、約200年の間その名前のフランスの貴族が持っていたそうです。

 ヴァイオリンの名器中の名器と言われるストラディバリウスは、アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644年 - 1737年12月18日)の作になるもので、本人は70才を過ぎて「やっと良い音の出るヴァイオリンを作れるようになった」と言ったと伝えられる。職人だったんですね。

 宮廷時代の音楽は、音楽家を直ぐ目の前にして聴く人(多くは貴族、宮廷の人々)がいたそうで、今回はまさにそう言う音楽会でした。耳にしたストラディバリウスの値段には驚きました。こういう才能のある人が出てくるのは大歓迎です。


2007年12月12日(水曜日)

 (06:54)ある意味では、FRBの敗北宣言かもしれませんね。今回のFOMC声明は。景気判断を大きく変え、10人の議決権のある理事のうち一人はもっと大幅な利下げを求めて分裂、そして先行き見通しについても「これで落ち着いてくれれば」と言いながら、実際にその通りに事態が進むとは確信が持てない。それが伝わってくる。次回(確か来年1月29〜30日)も、今回と同じような状況の変化の中で、またまた利下げを余儀なくされる可能性もある。

 信用リスクという軽量化できない危機の中で、通貨当局が今までの知識の範囲を超えた事態に、先行きさえ見失いつつある印象さえ感じる。それを悟ったのか、ニューヨークの株価は発表直後から大幅に下げた。むろん、下げ幅が0.5%でなかったからと言う理由はつけられるが、しかし「0.25%の下げ」は予想の範囲で、発表直前には40ドル近く上がっていたダウ平均が発表からあまり時間を置かずに一時的にも250ドル以上下げる理由はないように見える。外国為替市場ではドルも急落。ただしこれは、やや抑制気味の動きである。

 声明を見て直ぐに分かるのは、FRBが米景気の先行きに対する見方を変えた、ということである。「米景気は住宅市場の調整加速と企業と消費者の支出の減少によって鈍化しており、最近の市場では金融市場の緊張も高まっている」と冒頭から述べている。全文は以下の通り。

Release Date: December 11, 2007

For immediate release

The Federal Open Market Committee decided today to lower its target for the federal funds rate 25 basis points to 4-1/4 percent.

Incoming information suggests that economic growth is slowing, reflecting the intensification of the housing correction and some softening in business and consumer spending. Moreover, strains in financial markets have increased in recent weeks. Today’s action, combined with the policy actions taken earlier, should help promote moderate growth over time.

Readings on core inflation have improved modestly this year, but elevated energy and commodity prices, among other factors, may put upward pressure on inflation. In this context, the Committee judges that some inflation risks remain, and it will continue to monitor inflation developments carefully.

Recent developments, including the deterioration in financial market conditions, have increased the uncertainty surrounding the outlook for economic growth and inflation. The Committee will continue to assess the effects of financial and other developments on economic prospects and will act as needed to foster price stability and sustainable economic growth.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Charles L. Evans; Thomas M. Hoenig; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Frederic S. Mishkin; William Poole; and Kevin M. Warsh. Voting against was Eric S. Rosengren, who preferred to lower the target for the federal funds rate by 50 basis points at this meeting.

In a related action, the Board of Governors unanimously approved a 25-basis-point decrease in the discount rate to 4-3/4 percent. In taking this action, the Board approved the requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve Banks of New York, Philadelphia, Cleveland, Richmond, Atlanta, Chicago, and St. Louis.

 重要なのは先行きに関して「the uncertainty surrounding the outlook for economic growth and inflation.」は増していると認めていることと、エリック・ローゼングレン理事が「0.25%という利下げ」に反対を唱え、「0.5%の利下げ」を主張したこと、公定歩合の引き下げ幅をFF金利の下げ幅と同じ0.25%にとどめたと言うことだろう。市場ではFOMCが公定歩合の0.5%引き下げに踏み切るという見方が多かった。市場が全般に「物足りない」という感じを持ったと思われるのは、この辺にも原因があるかもしれない。

 詳細な分析は後日に回すが、バーナンキ議長の試練は続くということだ。


2007年12月11日(火曜日)

 (23:54)今日はたまたま乗った列車がN700系だったのですが、大阪までお隣の席は誰も来ませんでした。珍しい。やっぱり景気は下降気味 ? それともN700系の人気が陰り気味。

 そう言えば、この週末に久しぶりに車の給油をした時にスタンドの店員の方と少し話しをしていて、「どうですか、最近は」と聞いたら、「1000円分入れて、とか2000円分入れて、という人が増えています」と。そうなのかもしれませんね。満タンにすると、直ぐ一万円札が出て行ってしまう。ちょっと痛い。暖房に灯油を使っている人は大変です。

 ところで、小生のケイタイ電話と通信端末に関する質問には、N905iμがまだ売り出されたばかりでレスは少ないだろうと思っていましたが、早速いくつかのメールを頂きました。ありがとうございました。以前携帯電話に勤めていたことがあるという方が、以下のコメントを送ってくださいました。

 私は以前携帯電話会社に勤務していたことがあり、また販売の仕事もしていていた関係で、携帯電話等を勉強しておりましたので、今回の日記につき、感想をご連絡させて頂きたいと思います。

 まず、携帯電話ですが、現在販売されているドコモでは、やはりN905iμがいいと思います。シートキーですが、キーの押下感もあり、使いやすいです。また、薄い携帯は男性の方(特にビジネスの方)が多く購入されてます。私も購入を検討しています。

 通信端末は、料金の安さではイー・モバイルがいいと思います。また今月12日からは下り7.2Mbpsのデータカードも販売が開始され、スピードでは一番早く、またドコモのように制限が殆ど無いのも魅力です。ただ、サービスエリアがまだまだ狭いのがデメリットです。エリアの広さでは、ドコモがいいと思います。

 新幹線で使われるとのことですが、A2502では、下り3.6Mbpsの速度で使うことが出来ます。ただハイスピード対応のエリアはまだ都心部のみで、W03Hより速度が遅くなります。(384Kbps)。また、高速移動中では、周波数の高いFOMAやイーモバイルでは通信が 遮断・速度低下が起きやすいという問題点もあります。(Airedgeもつながりにくかったですが…)

 ※なお、ドコモの通信端末は現在ハイスピードで下り3.6Mbpsですが、来年4月以降は倍の7.2Mbpsサービスが開始されるようです。

 また、auでは今月下旬にデータ定額プランも開始されます。W05K専用のプランですが、W03Hよりも高速化(下り3.1Mbps)されており、ドコモのように制限も殆ど無く、また定額制・全国エリア対応です。お急ぎでなければ、販売されるまで待つのもいいかと思います。

 ※W05K発表・データ定額の記事が↓のホームページで確認できます。 http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1129/index.html

 N905iμについてご自身が検討なさっていたのですね。私は加えて、来年の1〜2月に発売される705iも視野に入れているのですが、その点に関してもお二人の方にメールを頂きました。「N705も気になってはいたのですけど、側面から見るとヒンジのそばにワンセグ用のアンテナを処理するために微妙にくの字になっています。ジャケットから取り出しにくそうなので、止めました。」という意見もありました。

 いずれにせよ、情報提供有り難うございました。携帯として出来ることは、905も705も極めて接近している。まあいずれにしても、あと一ヶ月くらいでは決断することになります。

 通信端末のイー・モバイルについては、今日たまたま大阪の地下鉄に乗ったら、でかでかと「7.2Mbps」の広告が載っていました。スピードはものすごく魅力的ですが、ご指摘のように接続可能範囲がまだ限られていると思います。うーん、auの定額プランは魅力的ですね。


2007年12月10日(月曜日)

 (14:54)ところで既に検討したことがあったり、使っている人がいたら感想をお聞きしたいと思います。それは私が今検討しているケイタイ電話と通信端末の次候補についてです。もしご意見があれば。

 ケイタイは今までプレミニの最初のやつ(海外ではボーダフォンを使っています)、通信端末(屋外や新幹線の中で使うモノ)はauのW03HやAiredgeの第二世代機を使ってきました。プレミニが良いのは小さいこと。W03Hは新幹線の中で通信するには必要で、Airedgeは補助通信手段といった位置づけでした。

 プレミニは実はぼろぼろになったのです。もう販売中止になってから時間がたつ。電池の持ちも短い、ということで今実は「Foma N905iμ」を検討しているのですが、もう使っている人がいたら、ご感想を。「ワンセグはいらず、お財布ケイタイであり、世界中で使えて薄い、小さい」が条件ですが、それに合うのは今のところこのケイタイかな、と。

 通信端末は定額で安い「A2502」がいいな、と思い始めているのですが、このドコモの端末をお使いの方はいらっしゃるかどうか。どうやら動画などには対応していないようで、まあメールと静止画だけでも新幹線の中でも使えれば良いのですが、いかがなものかと思って。

 どなたか、既にお使いの方がいたら、感想やご意見などお寄せいただければ幸甚です。アドレスはここです。よろしゅう。


2007年12月09日(日曜日)

 (22:54)昼前から長野新幹線で長野市に。11月のドイツ・ロケ中にお父さんを亡くされた原田家の葬儀出席で。

 偶然にしては凄い確率の話なのです。今年5月のアメリカ・ロケの10日間くらいも彼と一緒だったのですが、この期間中に彼はお母さんを亡くされた。ワシントンでさあ昼飯と言うときに日本から電話。そしてまた一緒の11月のドイツ・ロケ。今度はお父さんで、彼のケイタイ電話が鳴って訃報がもたらされたのは、確かライプチッヒで一緒に街を歩いていた時だったと思う。

 私は7月に母親を亡くしていますが、その時は私は日本に居た。彼は両方とも海外滞在中でした。まあ伊藤・原田で今年は3人の親を失っているわけで、何かの縁というか。ですから今回は長野市まで足を延ばしました。やや日延べした上で、9日の本葬となったもの。

 6月にお亡くなりになった母君が製作されたブーケや刺繍、父君が書かれた文章や写真の数々が葬儀場の前に飾られていて、故人を忍ぶ興味深いやり方だなと思いました。式場に入ったら故人の10枚くらいの写真がデジタルで繰り返し表示されて、これも私には初めての方式でした。

 葬儀は私が慣れた方法や手順とは相当変わっていて、「日本各地の葬儀には何百通りあるんだろう」と思いました。祭壇は極めて立派で、それは司法関係に携わっていたというお父様の仕事ぶりや人柄が伺えるようでした。

 葬儀は全国何処でも約1時間です。せっかく昼の時間に来たわけで、そこから40分くらい足を伸ばして善光寺に行きました。もう覚えていないくらい前に来た記憶しかない。もう一度どういうところだったか思い出そうと思って。

 ゆったり上がっていく参道とか、周りの門前町に特徴的な商店街など、思い出したというか、新鮮だったというか。もちろん参拝しましたし、内陣に入って、「お戒壇めぐり」もしました。最初はただ真っ暗な道を歩いてしまって、もう一回やり直して「極楽の錠前」にしっかりタッチ。ははは、何か良いことがあるのでしょうか。

 それにしても、長野市は寒い。特に夕方は刺すような寒さです。ドイツのどういうかどんよりしたシワリとくる寒さとはまた違う。善光寺からまた長野駅まで歩いたのですが、ちょっと歩いただけで体が冷えてしまった。まあでももう風邪は大丈夫でしょう。「歩こう」という気になっただけで。


2007年12月08日(土曜日)

 (17:54)ははは、自分でもびっくり。寝始めたときから10時間以上たっていました。はっと気がついたら。そんなに長時間一気に寝れたのは久しぶりです。その前数時間は起きていましたが、その前にも4時間近く寝ていたのに。長時間寝られるのは.....と言いますが。

 経験から言うと、だいたい馬鹿寝(中断なく長時間寝ること)が出来れば、大分身体の調子が戻る。飛行機のなかから声がちょっとおかしくなって、金曜日の朝のラジオの聴取者の方々、その後の越谷の講演会の皆様、それに夜のラジオとポッドキャストをお聞きの皆様にはご迷惑をお掛けしちゃいました。今夜のワールド・ビジネス・サテライトからはもうちょっとまともかと。

 帰ってきて貯まっていたものは、来年のカレンダーとか手帳とか。カレンダーとかは「これはいい」というのがあるのですが、手帳は毎年同じのを買っているので、大体誰かにやるということになる。

 パイロットの三分割手帳、PD-07-65っていうのですかね、ずっともう20年近く使っている。パイロット製なので、私の経験だと本屋には売っていない。文房具さんしかないのですが、その他は使ったことがない。これは継続ですから、どうしもそれになってしまう。

 まあでも、お疲れにならずに送ってくるものですね。かなりの部分が廃られると言う事実を考えると、もうあまり強制的に送らない方が良いのでは、と思うのですが。送る方はサービスだと思っているのかも知れないが、あまり送られると迷惑になる。必要な人にだけ送る、というのが合理的かも。

 戻ってきたと言えば、賀状欠礼のハガキ。住所管理は比較的しっかりしているつもりですが、変更手続きをしないで移られる方もいるし、海外に行かれた方もいる。これをもとに住所変更したり削除したりしても、また来年も同じ事が起きる。まあこれはしょうがないですね。


2007年12月06日(木曜日)

 (20:54)アトランタからの13時間はやはり遠い。映画も見飽きたし、風邪気味でもあったので、じっとしていました。それで余計退屈したんでしょうね。偶然だと思うのですが、来るときに一緒になった男性乗務員とまた一緒で、「あれ奇遇ですね」という感じ。

 知り合いがいないかとちょっと見回したら、ヤンキースの井川慶君が奥さんとおぼしき人と一緒に乗っていました。ヤンキースはポストシーズンで早々に負けたし、井川君は締め切りの時にポストシーズン試合への出場可能・不可能を分けるロースターに入っていなかったので、もっと早く帰国できたはずなのに、タンパでずっと秋期キャンプをやっていたのでしょうか。それとも個人的な旅行でしょうか。タンパとアトランタは近い。

 悪いと思って話しかけませんでした。空港ではほとんど誰も待っていなかったようです。松井秀樹の帰国もユニフォームを着て待ち構えていた人は誰もいなかったと寂しいモノだったそうで、井川もちょっと寂しかったのでは。

 アメリカは今年6月以来ですが、その時はものすっごく移動が多くてあまりその時のアメリカをよく把握できなかったのですが、今回は一カ所にとどまったこともあって、新聞などをじっくり読む時間がありました。

 来年の今頃はもう次期大統領選挙が終わっている。新しい大統領が決まっているわけです。アメリカも相当変わる気がする。


2007年12月05日(水曜日)

 (01:54)火曜日は一日動いていました。田中さんの思い入れが強いデューク大学にも行きましたし、その近くにあるノースカロライナ州立大学にも。プログレス・エナジーという電力会社が持っているハリス原発にも行きましたし、学生にも会って、教会の会合にも出席した。

 まあアメリカも揺れているんですよ。来年実質的に終わるブッシュ政権には、よく知られているようなエネルギー政策がある。しかしその後になると、特に民主党候補の誰かになると、アメリカのエネルギー政策は劇的に変わる可能性がある。オーストラリアの新政権が発足後直ぐに京都議定書に署名したようなものです。

 まあそれでも、州レベル、大学レベル、一般市民レベルの考え方も聞いたので、正月の番組では面白い議論を展開したいと思っています。残念なのは、アメリカの田舎町というのはどこから切っても同じようなもので、ドイツの時のような写真を一定程度の枚数掲載できなかったということです。

 いろいろな議論というものがあるもので、この数日のうちに見たネットでのニュースで面白いと思ったのは、「離婚の増加が地球温暖化の一因になっている」という分析。理由を聞くと、「そういうこともあるかも」と思うのですが。

 離婚の増加が地球温暖化の一因になっているという分析結果を、米ミシガン州立大の研究者らがまとめた。

 人数の少ない家庭が増え、エネルギーなどの利用効率が悪化するためで、離婚の影響で増えた米国内の電力消費は、原子力発電所6基分にあたるという。近く米科学アカデミー紀要電子版に発表される。

 ジェングオ・リウ特別教授らは、冷蔵庫の消費電力など、各家庭の維持に必要な資源量は、家族が少なくてもさほど減らないことに着目。離婚による環境への影響を調べるため、米国の約1万家庭について、2005年の統計から、資源の利用状況を分析した。

 その結果、結婚が続いている家庭に比べ、離婚した家庭では、1人あたりの部屋数、電力消費、水消費がいずれも約1・5倍に上っていた。

 米国の離婚率や再婚率から計算すると、離婚していなければ節約できた05年の資源量は、部屋が3851万室、水が2兆3800億リットル。電力は735億キロ・ワット時で、日本の大型原発(135万キロ・ワット)6基分の年間発電量にあたる。

 木曜日の午後には日本に戻ります。年内に仕事で海外に出ることはもうないでしょう。この次にアメリカに来るときは、指10本の指紋を確認されるんでしょうな。それで本当にアメリカが安全になっているのかどうかはまた別問題として。


2007年12月03日(月曜日)

 (07:54)おや、じゃ例えば小指のない人はこれからアメリカには入国できないのかな......と新聞記事を読んで。

 何の話しかというと、今朝のUSA Todayの記事です。「Customs to collect visitors' 10 prints」が見出しで、要するに「今後アメリカに入国するには10本の指全部をスキャンされる」「指紋を採取される」というのです。

 私が今回アメリカに入ったのは11月30日。入国審査はアトランタでしたが、そこでは今まで通り左と右の人差し指のスキャンをさせられた。あと目。これだけでも結構時間がかかる。しかしこれからは10本すべての指のスキャンをするというのです。9.11以降強化されてきたテロ防止、Homeland Security、アメリカの保安対策の一環。

 「これから」というのが直ぐなのです。この記事では「今週からワシントンのダラス空港で実施」とある。「今週」って、今日はアメリカは月曜日ですから、もう始まる。ワシントンに今週からいらっしゃる方は覚悟を。来年3月までにはアトランタ、デトロイト、ヒューストン、JFK(ニューヨーク)、ローガン(ボストン)、マイアミ、オヘア(シカゴ)、オーランド、サンフランシスコの8空港もこれに加わるという。なぜロスがないのか知りません。

 ということは、来年の春までには必ずアメリカに戻る松坂、松井、岡島などなどの日本人メジャーリーガーは10本の指のスキャンをされる可能性が高いと言うことです。2008年末には全アメリカの空港に10本スキャンシステムを導入し、その後は陸路、海路の入国ルートにも全適用するという。

 実は、各国間の入国審査の厳格化は様々な面で厳しくなっている。例えば今回ドイツから日本に帰ってくるときには、何の書類準備も必要なかった。しかし今回アメリカから日本に帰るときには「携帯品・別送品」の申告書を出すように求められた。

 法律ではまだこの書類の書き込み義務はないそうだが、航空会社によると「なるべくそうするように」と求められているという。乗務員に対する監視も従来になるきつくなっているとも聞く。

 アメリカの10本指紋採取システムは、USA Todayによると年間約3500万人のアメリカへの旅行者に影響するという。今でもアメリカ入国審査は便が重なると長い列が出来る。10本採取になると、あのポイントを通過するには場合によっては非常に時間のかかる作業になるかもしれない。

 もっとも例外はある。10本指紋スキャニングは「US-VISIT」と名付けられているようですが、80才以上13才以下には適用されず、また国境パスを持っているメキシコ人、それにカナダ人の大部分はこの計画から除外される、という。日本人には全適用ということです。


2007年12月03日(月曜日)

 (00:54)ここまでノースカロライナで時間を過ごしてきて、「あれ、今回は写真が少ないな.....」と自分ながらに。まだ一枚も掲載していない。ドイツではあれだけアップしたのに。

クリスマスパレードを1時間後に控えたノースカロライナ州アペックスの街  ははは、アメリカの地方都市は残念ながら変わり映えがしないのです。どこに行っても同じに見える。バッハが音楽監督をした聖トーマス教会があるわけではなく、何百年という歴史があるわけでもない。国が出来たのがせいぜい1783年ですから。

 まあでも、土曜日にAPEXという街に行ったときの写真を一枚アップします。まだ3週間もあるというのに「あと1時間ちょっとでクリスマスパレード」という時の街の様子です。直ぐ近くのおじちゃんに「何が出ると・・・・」と聞いたら、「消防隊、警察......あらゆる部隊」とかなんとか。まだ1時間以上あるというのに、場所取りしてじっと待つ。一年の楽しみの一つなんでしょうね。

 そのアペックスという街のホームページを見ていたら、水に関する制限というリンクを発見しました。Q&Aのところには、「なぜそんなことをするのか」に関して  

Due to a prolonged period of less than normal precipitation in this region and in much of North Carolina, Governor Easley recently called for a stop to all non-essential water use.
 という説明があった。先日紹介した早魃はノースカロライナの州全体に重くのしかかってきているようです。

 地元の新聞を読むと、嫌と言うほど「The Triangle」という単語が出てくる。「当然お前も知っているだろう」てな具合に。いや知りません・・・・・とは口答え出来ない感じ。で、調べました。グーグルで「the triangle nc」として。「NC」を入れないとおかしなところに飛んでしまう。こう書いてありました。

The Research Triangle, commonly referred to as "The Triangle", is a region in the Piedmont of North Carolina in the United States, anchored by the cities of Raleigh, Durham, and Chapel Hill. The region is comprised of two Metropolitan Statistical areas, Raleigh-Cary, NC, and Durham, NC. Its estimated total population as of 2005 was 1,509,560. The research universities of Duke University, North Carolina State University, and the University of North Carolina at Chapel Hill are located in this region. The "Triangle" name was cemented in the public consciousness in the 1950s with the creation of Research Triangle Park, home to numerous high-tech companies and enterprises. Although the name is commonly used to refer to the cities, "The Triangle" originally referred to the universities, whose research facilities and the educated workforce they provide are the major attraction for businesses located in the Park. The Triangle's population is among the most educated in the United States, with one of the highest number of Ph.D.s per capita.
 三つの都市を結ぶ線だったのですね。最後が凄い。「この地域の人口は、アメリカで最も教育レベルが高い人々の仲間に入り、人口比当たりでもっともPHDの数が多い」と。だったら「The Research Triangle」と最初から書けばよいのに、略すから「何の三角だ」と思ってしまう。

 確かに、粗暴な印象が何処にもない街である印象がする。インテリが静かに住んでいるということか。それにしても地元の人々の「言葉、なまり」は分からない。外から来た人の英語が実に心地よく聞こえる。それで少し自信を取り戻す毎日。


2007年12月02日(日曜日)

 (07:54)日本人はノースカロライナの州都であるRaleighについてなんかあまり知らないだろう、自分が知らないんだから、と思ったら大間違いでした。二人の方から日本でローリーと表記されること街に関する熱いメールを頂きました。許可を得ましたので、転載します。どちらもこの南部だが北に位置する州や州都に関する思い入れが伝わってくる。

伊藤 様

 お元気そうで何よりです。おぼえていらっしゃいますでしょうか? 住信ロンドン支店で貸し株をやっています伊藤さんのかつての部下、田中です。2年くらい前に伊藤さんがロンドンにいらした際にお会いしたと思います。

 20年以上前、私は伊藤さんが今いらっしゃるローリーダラム(ダラム)のデューク 大学に学生としておりました。 前回ダラムを訪れたのはNY支店勤務中の10年前で すが、きっとずいぶん変わっていると思います。 

 当時は日本の自動車会社などがようやくアメリカに進出し始めたころで私がダラムの ショッピングモールで日本人だと言うと珍しがられた頃です。若かったので当時の ことは今でも鮮明に記憶に残っています。まず、広大で美しいキャンパスの中の近 代的な設備、院生の寮に24時間無料で自由に使えるよう設置された当時は高価で あった何台ものPC、モノレールやヘリポートまである大学病院、高学歴で豊かな大学 関係者。一方で寂れたダラムのダウンタウンとその周辺で慎ましく暮らす黒人、さ らに西の山岳地域へ行けば貧しい白人(Poor White)。 実際に行った訳ではありませ んがTVで"Heart of North Carolina"と言って地元の人々が誇る、まるで西部劇の町 のようなKellyとかいう町、素朴な人々。 NYやLA、或いはNew Englandとも異なるア メリカの原風景を見たと思っています。

  North Carolinaは他の南部の州より北に位置しますが、他の南部以上に南部の面影を 残した州で人種差別のKKKの本部もあります。デュークの日本人学生でKKKの町へ迷 い込みガソリンを売ってもらえなかったという話も聞いたことがあります(ホン ト)。また、南部の大都市以上に地元の人には「なまり」があります。例えば日 本語発音で言うと「チェックダ オウ ファラ ヤ?」ってなんの事かわかりますか ? これはガソリンスタンドで店員が"Check the (that) oil for you?"と聞く時の発音 です。なまりについては東部から来た人は皆苦労するとのこと。

  当時の私のルームメート(NY出身ユダヤ人&オランダ系金持ちの子弟)は2度とこん な田舎はいやだと言っていましたが、私は好きでした。全米有数の低犯罪率、素朴 な人々、すばらしい自然,、大学という知的環境。 日本と同じにNorth Carolinaに は四季がありますが、春と秋が短いところが違います。 秋から冬にかけては香ばし い松林の香り(巨大な松ぼっくり)、森の枯葉の中のリスの音、寒く凍る冬の終わる 頃、朝起きて外に出るとたった1日で突然春になってしまっていて、むせ返る花の匂 いと舞う蝶。

 すみません、思い出話になってしまいました。 伊藤さんの取材がどのようなものか わかりませんが、North Carolinaはかつてのジェシーヘルムズのような頑迷な保守 の地盤から貧しい白人であっても教育を得て身を起こしたエドワーズのようなリベラ ルな政治家を出す州へ変わりつつあるのかもしれません。是非取材の成果をホーム ページへアップして下さい。たった2年、しかも20年以上前なのに、今だに North Carolinaのことを思い出すので....

 いやお久しぶり。突然のメールで驚きましたが、そう言えば田中君が「デューク大学留学だ」と言っていたことを思い出しました。

 ははは、私は別に東部から来たわけでもなく日本から来たのですが、ここの人の発音、というか英語にはえらく苦労しました。いえね、土曜日は72才の田舎の農家のおじいさんにインタビューしたのです。正直おじいちゃんの言っていることの9割が分からない。言いだしは比較的分かる。しかし言葉が繋がり始めるとお手上げなのです。

 コーディネーター件ディレクターとしてアメリカに住み渡辺さんに、「今なんて言ったの」と聞くことしばしば。だって相手がなんて言っているか分からないと、インタビューも前に進まないじゃないですか。彼はもうおじいちゃんと3回も会っている。だから私よりは「慣れた」と。しかしその彼でも往生するらしい。何回も聞き直している。南部なまりは本当に凄いのですが、田中さんのメールで「アメリカ人も苦労して居るんだ」と納得。

 KKKの本部がノースカロライナだとは知りませんでした。関係ないかもしれませんが、今日行ったApexという街では、黒人を一人も見かけませんでした。クリスマス・パレードの直前で、道に簡易椅子がずらっと並んでいる不思議な後継の中を歩きましたが。

 田中さんが熱く書いているダラムは今は早魃で大変らしいですよ。早魃といえば日本では松山とか福岡のホテルで「今夜はなるべくお風呂はシャワーで」というほど深刻な事態はもう数年前に経験しただけです。ローリーのこのホテルでは今は何の問題もない。

 今ロンドンですか。自分の住んだ街は時間が経過するほど懐かしくなる。アメリカでは私にとってのニューヨークが、田中君にはローリーダラムなんでしょうね。またいくか来てやってください。もう一つ。時々メールをいただけるMLBファンの真野さんです。

  ノースカロライナでの取材、ご苦労様です。さて、州都の発音ですが、昔地元の人(英語教師)から「モンテカルロラリー」のラリーと同じ発音だよと教えられたことがあります。日本ではあまりなじみがない土地でもあり、ローリーと表記されても特に支障はない のでしょうが、今まで役所もメディアも自分の耳で確かめたことはなかったのでしょうね。

  私が昔勤務していた銀行は比較的鷹揚な職場で、当時のNY支店長は人繰りに余裕があ るときはNY支店に赴任した社員を語学学校に送り込んだりしていました。 私はシャーロットにある英語学校に2ヶ月間滞在し、アラブ系の金持ちの息子やPLOか ら派遣された若者たちに混じり、めったに味わえない経験をしました。 ラリーの発音もそこで教わったのですが、もう20年以上昔(プラザ合意の1年前)の ことなので今ではすっかり様変わりしているでしょう。

  当時NCNB(North Carolina National Bank)と名乗っていた小さな地元の銀行は、今 ではBank of Americaという大銀行になっていますし、Wachovia Bank(この銀行をワ コービアと発音するのもこの地で教わったものです)もNCNBと同じシャーロットを本 拠とするファーストユニオン銀行が近隣銀行を吸収して一大勢力に成長したもので す。

  昔からタバコの産地として有名でしたが、比較的保守的な、貧しい州のひとつでし た。今は金融が加わり、MLBを除くメジャープロスポーツも揃ってかなり活気のある地域 ではないでしょうか。

  取材の成果をお待ち申し上げております。

 シャーロットはローリーよりちょっと南です。「タバコ」は昨日会ったおじいちゃんも「作っていた」と過去形で言っていました。今や全米の名前が轟くWachovia Bankがこの州出とは知りませんでした。「プロスポーツ」と言えば、土曜日の昼も夜も多くの人がテレビにかじりついていました。地元のチームがアメフトで出ていたようです。

 アメフトの「フト」で思い出しましたが、今泊まっているこのホテルには女子サッカーチームが宿泊している。多分高校生くらいです。土曜日の夜はそのメンバーの一人が誕生日だったらしく、ロビーは大騒ぎだったのですが、アメリカでは「サッカーママ」という言葉があるくらい「サッカー」という単語が日本と同様に使われる、というのです。イギリスはサッカーのことは「フットボール」と言う。ベッカムも聞いていると普通は「フットボール」と自分のやっている競技を表現する。しかしアメリカではあのスポーツは常に「サッカー」です。

 なぜなら、アメリカで「フットボール」と言えば、「アメリカン・フットボール」になってしまうからだと。渡辺さんが言ってました。今回のメンバーは私を入れて4人で、昨年11月のアメリカ取材で一緒だった彼と、あとは地球特派員ではご一緒3回目となる江袋さん(彼の紹介は2006年06月15日木曜日)、それに彼の会社の新人で海外初めてという竹内さんです。こじんまりしていますが、機動力のあるチームです。

 真野さんが言う「取材の成果」は、その大部分が2008年元旦の午後7時からNHKBS1でご覧に頂けます。ちょっと先ですが、お楽しみに。


2007年12月01日(土曜日)

 (23:54)実に暖かい。地元の人は「おかしい」と言っているのですが、まるで春のようです。紅葉が真っ盛りなのに。いくらワシントンの南、フロリダの北と言っても、地元の人が「今年は異常だ」というのですから、そうなんでしょう。

 一日の大半を、ローリーの街やその周辺で移動したり取材したり。今回の取材の目的はアメリカのエネルギー政策の変化を現地から見ようと言うことです。ドイツからの取材の繋がりでもありますが、今年の6月はワシントンやカリフォルニアなどの連邦・州政府レベルの取材が主だった。今回は地元、現場、地方レベルで何が起きているのかを見ようと言うわけです。取材が本格化するのは週末明け月曜日からですが、アメリカ人の考え方を変えつつあるかもしれない現象は、日本で報じられている以上に各地にあることがわかりました。

 例えば当地のTHE NEWS & OBSERVERという新聞の金曜日の一面トップは、「Droutht's direst blow may hit durham first」というのです。「direst」という単語はブックシェルフを見てもないので、多分「direct」の間違いでしょう。まあアメリカの新聞にはたまにある。

 Durhamというのはグーグルアースで調べるとローリーから北西に少し行ったところです。つまり、今私が今いるローリーの直ぐ近くで、「早魃が起きている」ということです。地元の人も、「酷い」と言っていて、この街にはにはデュークという有名大学もあるのですが、記事の書き出しはこうです。

DURHAM - With central North Carolina suffering through the worst drought on record and a projected dry winter ahead, the Triangle is as close as it has ever been to severe restrictions limiting water use to hygiene and extinguishing fires.

Durham, with just 59 days left in its main water supply, could be on the front lines of this worst-case scenario.

Up to now, the prospect has been too far-fetched to entertain in detail, which is why there are few specifics in Durham ordinances about what would happen if the drought doesn't let up. Raleigh also lacks a set plan for an end-times-type drought.

 最近ではカリフォルニアの山火事、数年前にメキシコ湾岸を襲ったカトリーナほどではないが、「史上最悪の早魃」がノースカロライナ州の中部を襲っているなんてのは、たまたまここに来なければ分からない。新聞記事によると、お隣のジョージア州でも雨不足は深刻なようです。彼の地の新聞をネットで読むと、「水不足にはこれこれをしてこう対処」といった記事がある。この早魃の影響を受けた池も後日見る予定です。

 他に気になった記事には、「Going Wheatless」がある。「小麦抜きで行く」というのは「なんじゃこりゃ」と最初は思った。しかし読み進むうちに、これが数多くのアメリカ人にとって大きな問題だということに気が付いたし、気になる単語も発見した。「China-free」に続く「Gluten-free」です。以下に紹介する記事は「グルテンなし」がウリになって商売が出来ているという話。

Going wheatless

More businesses cater to the $696 million market for gluten-free foods

David Ranii, Staff Writer

Some people just don't get it when Nell Killette tells them she can't eat foods that contain wheat or other glutens.

"People look at you like they are shocked that you can be gluten-intolerant," said Killette, a retired accountant who lives in North Raleigh. "Wheat is in everything."

Despite such reactions, Killette is among a growing group of folk who are becoming a potent consumer force.

Gluten-free menus have cropped up at restaurants. National chains such as Outback Steakhouse and Chick-fil-A have them -- online and, if you request one, on site. So does the Red Bowl Asian Bistro, which has locations in Cary and Charlotte.

Meanwhile, sales of packaged foods labeled "gluten free" are booming.

"We have doubled our sales in the past year," said David Pelfrey, assistant regional manager at Kroger.

Increasing awareness and diagnosis of celiac disease is a major factor in the trend. The recommended treatment for celiac, an intestinal disease that affects an estimated 3 million Americans -- most of whom haven't been diagnosed -- is avoidance of gluten. That includes all types of wheat, rye and barley.

 この中に「gluten intolerance」とあるのは、「グルテンが耐えられない」ですから、要するに日本語流に言うと「グルテンアレルギー」です。正式には「セリアック病」と呼ばれるらしい。しかし、日本ではあまり馴染みがなかったと思う。少なくとも私は直ぐには分からなかった。あるサイトには、「セリアック病の人がグルテンを摂取すると腸からの正常な栄養の吸収ができなくなってしまい、時には命に関わることもある」と書いてある。

 この記事には、「このアレルギーに悩むアメリカ人の数は300万人」とも。確かにそれだけいたら、レストランにしろ、クッキーにしろ「グルテン抜き」を売り物にするところも出てくるだろう。「グルテン抜きのパン」はちょっと考えられないのですが、アメリカでは出来てきているし、日本のメーカーも特殊なパン焼き機を考案しているという。

 「セリアック病」(celiac disease)はなぜか日本人には少ないらしい。しかし日本にもあるのでしょう。帰ったら探してみよう。



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