2006年03月31日(金曜日)

 (08:45)ちょっとドジしちゃいました。VIEWカードを一ヶ月くらい前にView Suicaカードにしたのです。その時クレジットカードの番号が変わったのは知っていました。直接関係するhttp://www.jreast.co.jp/のクレジットカード登録番号はちゃんとアップデートしましたから。

 しかし、プロバイダーの代金も古いカードからの支払いになっていたことをすっかり忘れてしまっていたのです。それを知らせなかったから、「支払いが出来ていません」と英語で警告が来ていた。でもプロバイダーさんからのメールなんて、いろいろあるからあまり見ていなかった。で、突然「http://www.ycaster.com/」のサイトが、「Sorry, this site is temporarily unavailable.Please check back later.」となった。いや、皆さんがご覧になる頃には回復している可能性もあります。

 最初見たときに、「こりゃなんだ。プロバイダーの調子が悪いのかな....」と。しかし、考えてみたらおかしいのでプロバイダーからのメールを検索して見てみたら3通か4通同じ警告メールが。「declineされました...」というやつ。そりゃそうですわね。古いカードでの支払いは止まっている筈。メールもしっかり見なければならないのですが、一方でジャンクもいっぱいくる。

 それにしても、「花冷え」とはよく言ったものだと。毎年どこかで花見をしているのですが、いつも寒い。一昨年なんか、凍えるほど寒かった。今年も木金と寒いようで、実際に木曜日は寒かった。今日も寒い。「花冷え」ね。なかなかいい言葉ですな。土曜日も花見を予定していますが、それは温かそう。今がピークですかね。ライトアップした花を見るのは楽しい。


2006年03月30日(木曜日)

 (09:45)今朝の新聞では、「セブンイレブン 弁当・総菜宅配を年内に全国展開」が面白い。やっと小売業の方々もこれからの時代の「配達」の重要性に気がついたのか、と。

 日本は既に人口の増えない時代を経験している。それは江戸時代で、1720年から130年ほど。その間に日本の商売のしかたが大きく変わった。人口が増える成長経済の時代と、人口が増えなくなった低成長経済で人口に占める老人の割合が増える時代の商売とは全く違う。

 ご用聞きとか出前は、江戸時代に始まった商売慣行だと言われている。顧客が増えずに、商店としてお客をしっかりつかまなければならない時代には、店の側がただ店を開いているだけではなく、客の手元にちゃんと商品を届けると言うことが必要になる。ましてこれからの日本は外をあまり出歩かない老人が増える。配達は非常に重要になる。

 人口が増えている成長経済の中では、店は店舗を構えるだけでよい。むろん場所選びは重要だが、基本的には人口が増える時は待っていればよい。客の数が増えるのだから。日本の戦後の小売業の歴史はこれだった。ダイエーなどが伸びたのはその代表。しかし、明らかに時代は変わりつつある。その変化をきちんと読めるかどうかだ。ダイエーの苦闘を聞くたびに、店舗をよくするよりもなぜ配達を商売の大きな柱にしないのか、と思う。


2006年03月29日(水曜日)

 (25:45)日下公人さんとの対談が本のゲラになって出版社から届けられたので、それに赤を入れる仕事をしています。基本的にはゲラはしゃべり言葉から起こしているので、時々そのままでは論理がうまくつながらないところが多い。で、そこにちょっと言葉を入れたりして。

 しかし、全体を組み直すことはしていません。だいたい基本は「対談」ですから、変えるとおかしくなる。予定より早く4月末には本になるようです。読んでいて、「結構面白い」と思いました。どのくらい売れるのかは知りませんが。最初から自分で書いた「日本力」と違う味わいがある。

 どんな本になるのか楽しみです。


2006年03月28日(火曜日)

 (30:45)うーん、これをまともに読むと市場が「次もあり」と読んだのは自然なんでしょうな。いくら「may be needed」になっていても。ニューヨークの株はダウで100ドル近く急落し、債券相場も下がって、10年債の利回りは4.79%、30年債は4.80%。かろうじてインバージョンは免れている。債券相場の下げには、コンファランス・ボードの消費者信頼感指数の大幅上昇(2月102.7→3月107.2)も打撃。

 FF金利はこれで4.75%になったが、この水準は2001年の春以来の高さだそうだ。FRBはこれで15回連続で0.25%の利上げをしたことになる。声明の第二パラグラフはグリーンスパンが最後に主宰した1月31日のFOMCと全く同じ文章で、その結果今回のこの利上げですから。バーナンキはいろいろな意味でグリーンスパンを踏襲している。

 違ったのは景気認識です。第一パラグラフ。すっと読むと、バーナンキ初のFOMCは1月時点のFOMC判断より強気に見える。「strongly」といった単語が使われているし、昨年最終四半期の成長率低下については、「temporary or special factors」だと言い切っているからです。その後のインフレに対する認識は前回とあまり変わっていない。

The Fed's Statement
March 28, 2006 2:36 p.m.

The Federal Open Market Committee decided today to raise its target for the federal funds rate by 25 basis points to 4-3/4 percent.

The slowing of the growth of real GDP in the fourth quarter of 2005 seems largely to have reflected temporary or special factors. Economic growth has rebounded strongly in the current quarter but appears likely to moderate to a more sustainable pace. As yet, the run-up in the prices of energy and other commodities appears to have had only a modest effect on core inflation, ongoing productivity gains have helped to hold the growth of unit labor costs in check, and inflation expectations remain contained. Still, possible increases in resource utilization, in combination with the elevated prices of energy and other commodities, have the potential to add to inflation pressures.

The Committee judges that some further policy firming may be needed to keep the risks to the attainment of both sustainable economic growth and price stability roughly in balance. In any event, the Committee will respond to changes in economic prospects as needed to foster these objectives.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Susan S. Bies; Jack Guynn; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Jeffrey M. Lacker; Mark W. Olson; Sandra Pianalto; Kevin M. Warsh; and Janet L. Yellen.

In a related action, the Board of Governors approved a 25-basis-point increase in the discount rate to 5-3/4 percent. In taking this action, the Board approved the requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve Banks of Boston, New York, Philadelphia, Cleveland, Richmond, Atlanta, Chicago, St. Louis, Minneapolis, Dallas, and San Francisco.

 公定歩合は5.75%。いずれにせよ、アメリカの金利もかなり高くなった。この声明を読む範囲では、異議を唱えたメンバーはおらず、また主要な連銀は公定歩合の引き上げを要請している。前回のFOMCの景気認識は以下の通りです。
Although recent economic data have been uneven, the expansion in economic activity appears solid. Core inflation has stayed relatively low in recent months and longer-term inflation expectations remain contained. Nevertheless, possible increases in resource utilization as well as elevated energy prices have the potential to add to inflation pressures.


2006年03月27日(月曜日)

 (25:45)ははは、屋久島に行っておりやした。前回鹿児島に行ったとき、確か秋だったと思ったのですが、台風接近で天候が悪化して行けなかったことから、いつか有名ないくつかの杉を見てみたいと思っていたのですが、今回機会が出来て。鹿児島空港からプロペラ機で25分。種子島を左手に見て土曜日の午後に屋久島の空港に到着。その日は晴れていたのですが、それは「屋久島にしては珍しい」ことだったそうで、日曜日は雨。しかしラッキーなことに月曜日はまた晴れ。月曜午後まで屋久島にいました。

 林芙美子だそうですが、「屋久島では一ヶ月で35日雨が降る」とまで誇張されているらしいのですが、実際のところ屋久島の森に入ると本当にそうだと分かる。木々を初め苔など植物が本当にいろいろな形で雨、または水分を含んでいる。まさに水分の島です。山腹のあらゆるところで水が噴き出していて、それが無数の小さな川になっているのが分かる。

 何故雨がそれほど降るのかについてはホテルのロビーに有力な説として説明があったのは、「小さな島なのに九州一高い山=1936メートルの宮之浦岳があって、それが雲を作り、それが海岸線の人が住んでいるところでは雨でなくても、山の上では雨が降るという気候を作っている」とある。

 冗談ではなく、屋久島の山腹は急峻です。山には雨の中に日曜日と月曜日の午前と二回分け入りましたが、それはそれは驚くべき急峻さです。とにかく道から下を見ると、まるで足下がないかのような道がいっぱいある。道なき道のような道が踏み固められているのですが、そこは必ず湿っていて滑りやすい。登山靴、または少なくともスニーカーが必要です。

 有名な杉の中では、紀元杉にはちゃんとご挨拶して参りました。巨大です。ヤクスギランドにも行きましたし、白谷雲水峡にも行きました。杉やその他の木々はよくここまで生きてきたという印象。縄文杉には会いに行く時間がなかった。日曜日が雨でしたので。

 しかし屋久島にはその他にも一杯名前のついた杉があるのです。奉行杉とか、くぐり杉とか三本足とか。面白かったのは、水分の多い島なので、巨木が倒れるとその上に別の杉の生えてくる。それは「倒木上更新」というのです。つまり別の生命が宿る。切り株の上にも別の生命が宿る、という形になる。それは「切り株上更新」というのだそうです。豊かだな、と思う。

 屋久島の魅力は山にも海にもある。ウミガメの一斉産卵場所なんてのもありました。一周が200キロくらいの島ですが、特に島の北西の方向の道は非常に狭い。車が行き交うことが出来ないくらいです。ですから、スピードを出しては運転できない。その結果、スピードを落として運転するので、結構一周するのに時間がかかるのです。しかもものすごく絶壁に道が切ってある。レンタカーのメーターを見たら、2日ちょっとの間に350キロも走っていました。

 しかし、そこに屋久鹿とか屋久猿がいっぱいいる。実際に道を走っていると、鹿はでてくるし、猿はいるし。猿の数は、屋久島の人口(1万5000人くらいですか)より多いという人もいる。猿口調査はないのでしょうが。屋久島を一周している県道77号は、一杯見所がある。

 世界遺産の島になってから、観光客が多くなったらしい。私たちもその仲間ですが、そうはいっても凄い自然が残っているし、行って良かったと思っています。とにかく自分で動かないと行けない場所が多い。車で行って見てきて終わりというのは少ない。二時間とか三時間自分の足で歩いて山の中の杉やその他の木々、その周りの苔、それに鹿や猿を見るのは楽しい。ちょっと気分転換になったかな、という印象です。うーん、しばらくしてまた行きたい。


2006年03月24日(金曜日)

 (00:45)ちょっと時間が経ったのですが、バーナンキが20日にニューヨークの経済クラブで行った講演「Reflections on the Yield Curve and Monetary Policy」を読んでいるのですが、なかなか問題意識に直接切り込んでいて面白い。

 のっけから「As you will see, in my remarks I will do a better job of raising questions than of answering them.」と言っているので、金融市場が彼のこの講演を聴いて「次の次のFOMCの利上げはありやなしや」と議論したのは時期尚早だと思うが、考え方を見るには非常に良い。その評価はまた別に置くとして、私としては非常に「これは面白い」と思った表現があるのです。

 それは「Great Moderation」です。彼自身のこの単語に関する説明は、

「an important change occurred in the U.S. economy (and, indeed, in other major industrial economies as well) sometime in the mid-1980s. Since that time, the volatilities of both real GDP growth and inflation have declined significantly」
 そうなんですよ、私も金融市場に関わる人間としてずっとこの問題を考えてきた。むろん「Great Moderation」なんて表現はしませんでしたが、70年代の前半から市場を見ている人間としては、70年代と80年代の前半が「凄まじいタービュランスの時代」だったとすれば、その後今までの20年間は正に「moderation」の20年だったといえる。

 むろん、その時その時に市場は大きく動きましたよ。日本の去年のように株が40%も上がるとか、一次産品が大きく値上がりするとか。しかし、そこでバーナンキが言っているように、成長率とインフレ率、特にインフレ率は非常に顕著な「moderation」のプロセスにあった。だから為替相場の動きも鈍ってきた。

 バーナンキはこのモデレーションが、長期金利の最近になっての超落ち着きの一つの要因だと考えているのです。私もそう思う。これだけ落ち着いてくると、多少一次産品価格が上がっても市場にいる人間としては「まあインフレ率に大きく影響することはないだろう」と考えてしまう。期待インフレ率は高まらない、というわけです。

 70年代の二度の石油危機の時代に比べて、あちこちに安全装置が設けられ、また経済の規模も大きくなって、経済がショックを吸収しやすくなっているということはあると思う。加えて言うならば、70年代の二度のショックは本当に投資家や企業家を驚かせたが、この二回を過ぎて投資家や企業家が変化に強くなったと言うことも言えると思う。

 むろん、この「moderation」がいつまで続くのかは分からない。それ次第で、長期金利は大きく動くかもしれない。しかし、私たちの心に刻み込まれた「moderation」は、比較的長く期待インフレ率を抑えた水準に置くような気もする。今後を考える上で非常に重要な問題です。

 まあ、まだ詳しく読み終えていない。しかし一つ思うのは、グリーンスパンというのは気になる単語を持ち出すことで有名だった。しかし、バーナンキもちょっとそういうところがあるとしたら、結構面白い議長になるかもしれない、と思いました。やっぱ、話題を作ってもらわないと。もっともこの「Great Moderation」は「a phenomenon that economists have dubbed the "Great Moderation."」となっていて、彼の創作ではないことを明確にしているのですが。


2006年03月23日(木曜日)

 (18:45)ハハハ、今日は驚きました。そして私は彼等(彼女等 ?)を「オーバッカナルの雀たち」と名付けました。

 というのも、凄いんですよ彼等。何と人間の目の30センチ前、テーブルの上に来て平然と餌(パンの粉やケーキの食べかけ、食べ残し)をついばむのです。総勢10匹くらいですかね。雀より一つ大きい鳥も来ている。

 今はオーバッカナルは清水谷公園の前、紀尾井町通り沿いで、ニューオータニの一階という位置にある。店員の方に話しを聞いたら、「こうなったのは最近」だそうで、レストランに来た人が接近してきた雀に餌をやったのが最初だそうです。店が原宿から移った後はしばらくこんなことはなかったそうです。しかし、去年の秋くらいから餌をやる客、それを狙って集まる雀の組み合わせが出来たそうな。

 まあでも、雀ですからね。見ていてかわいい。都会の雀だから汚れているのかと思ったら、よく見ても結構綺麗なんですよ。東京の空気が相当綺麗になった証拠のように思った。時々雀より一回り大きな鳥が来る。彼等は大物餌狙い。時々餌を雀と取り合う。

 ただし、いつ行っても彼等を見られるのかは私には分かりません。雀にも時間時間で何をするのか決まっているのかもしれないので。でも、機会があったら見てやって下さい。面白い。ついでに四谷の土手もちょっと散歩しましたが、咲いている桜はまだ少ない。今週末にはいい感じになるのでは。


2006年03月22日(水曜日)

 (07:45)今朝の新聞は面白い記事が少ないのですが、その中で気になったのは日経産業新聞の「JR東日本 モバイルスイカ 出足快調 ?」でしょうか。

 まあはっきり言って快調じゃないでしょうね。スタートが1月28日で現在(3月19日)の利用者が4万9000人と。目標は来年3月末で100万人と。この記事は「静かなスタート」と書いてある。その通りでしょう。まだ使っている人を見かけるのも少ない。

 この記事には、二つの「静かなスタート」理由が書いてある。一つはJR東日本のクレジットカードに加入する必要があること、二つはICを搭載した携帯電話が少ないこと。それはそうで、私もそう思う。

 しかし実際に使っている人間として、もう一つ言いたいことがある。それは、JR東日本のシステムそのものがまだモバイルスイカを新規参入者扱いしていることだ。例えば横須賀線のグリーンチケットを買おうとしたら、カードスイカしか使えない構造になっていた。あれだと何のためにカードをやめてモバイルスイカにするのか分からない。だから、JR東日本はもっと体制を整えないといけないと思う。

 しかし全体に言うなら、モバイルスイカは今後劇的に利用者が増えると思う。なぜなら、今年の秋にはスイカとパスネットが一体化する。その過程でカードを通す方式の乗り物利用から非接触型に主流が移る。そうしたら、カードを出すよりモバイルスイカ搭載の携帯電話を使うのが圧倒的に便利になる。あとはワンセグなどその他の利用パターンとの組み合わせで、いかにケイタイを便利に出来るかでしょう。何が出来るか、ちょっと楽しみです。

 ところで、二回もの取材を行った秋葉原に関する番組は、このサイトを中心に番組が作られ、ポッドキャストのファイルにもなる予定です。ご興味のある方はお楽しみに。


2006年03月21日(火曜日)

 (23:45)ははは、ワイはガキかと。家で日本が2点取るまでテレビを見て、列車の予約状況から見てギリギリのタクシーの中ではワンセグを見て、中央線の列車の中では聞けるところではラジオを聞き、日本の9回表の攻撃は上諏訪駅の駅レンタカー事務所で顔見知りのオジさん達と一緒に騒ぎ、優勝の瞬間は父方の叔母さんの家で一緒に喜び。要するに、移動はしていたがずっとWBCとともにいました。

 それにしても、劇的な大会でした。もう我が日本チームは終わりか、という瞬間もあった。しかしそれが故にこのチームの強さが素直に表に出てきた印象がする。イチローがあれほど熱い奴だとは初めて知ることができたし、本当に日本チームには力を与えてもらいました。TKS。日本チームは、韓国に二回も負けたが故に、最後のキューバチームとの闘いまで緊張感が保てた印象もする。

 アメリカは一生懸命負けた言い訳を探しているように見える。やれ、シーズン開始前の大会だったとか、チーム結成が遅れたとか。しかし、もともとアメリカ主導の高い運営方式だったのだから、言い訳はないはず。今ちょっと読んだワシントン・ポストもそういう分析だ。決勝に残ったのは、メジャーリーガーが多いことから下馬評の高かったドミニカでも、アメリカでもなかった。

 メジャーリーガーが二人しかいない日本チームと、誰もいないキューバチーム。野球が個人技ではない証拠が、この二つのチームの勝ち残りに示されていると思う。それはまた巨人、ヤンキース野球の見直しの理由とも重なると思う。つまり、強い選手を揃えるだけではダメ。結局は個々の選手のケミストリーを全体に一番うまく合致させることが出来たチームが強い、と。王さんはその点がうまかったのだと思う。

 今回の大会はまた、もっぱら大きいのを狙うアメリカのベースボールと、キューバや日本のようなつなぐ、王監督風に言うと small baseball の違いでもある。勝者は明らかで、振り回しているだけのアメリカは負けた。ドミニカもそう。大リーガーを5人も揃えた韓国も負けた。

 チームスポーツの難しさを選手の組み合わせで乗り切ろうとした日本とキューバに勝利を与え、スポーツの神様はこの二チームを決勝に残したのだと思う。それにしても、日本チームにはおめでとうございます、と言いたい。楽しませてもらいました。


2006年03月20日(月曜日)

 (24:45)ハハハ、実に面白い番組に参加しました。収録所要時間は実に夕方5時前から午後10時前まで。待ち時間が長かったんですよ。しかし番組そのものは面白かったので、あまり長くは感じなかった。

 なんていうタイトルの番組かというと「マンガノゲンバ」というのです。NHKBSがやっていた「BSマンガ夜話」の特番として去年に放送された同名の特番の、今年の春からのレギュラー版。私が出たのはその第二話で、取り上げたのは増える経済マンガについて。放送は2006年4月11日火曜日で、放送時間は

 NHKBS-2     23:30-24:00
 NHKハイビジョン 18:00-18:30

。  MCは細川茂樹さんで、収録の直前に会って「ああ、仮面ライダー、それとも日経CM...」と。日本の俳優には珍しい背の高い人でした。もう一人の番組キャラクターは「神宮前なまこ」というCGキャラクターで、声はだいたひかるさん。彼女にもスタジオでお会いしました。小柄な人でした。

 取り上げたのは二つのマンガでした。鈴木みそ「銭」と秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。この二つを題材に、マンガのおもしろさ、作者の狙い、なぜうけるかなどなど。思ったままを言ってくれれば良いという話だったので、直前にVTRを見て、思ったままをそのまま。

 面白かったのはスタジオです。番組全体がマンガの見開きページのコマにはまったような形に設定されている。でスタジオの私と細川さんは対面するわけではなく、お互いにテレビカメラのちょっと上とか、下を向いて喋るのです。基本的にはお互いに顔を会わせない。そしてその絵を上のコマに入れたり下のコマに入れて全体の構図を作り出すという点。

 仕上がってみなければどういう構図になったかは分かりませんよ。でもなかなか面白い構図でした。私自身としても仕上がりがどうなるか分からないので、できあがりを是非見たいと思う番組です。お楽しみに。

 ところで、収録があった千代田放送会館に入る前は横須賀に行っていたのですが、そこでスイカの用途がまた一段と深化しているのを発見しました。疲れていたので1000円もしないと知っていたので横須賀線のグリーンに乗ろうと思って切符を買おうとしたら、「スイカで買えます」と表示。まあスイカを入れて行き先を押しますよね。出てきたのはスイカのカードだけ。

 「あれ、切符は.....」と思っていると、サービスが始まったばかりなのでしょう、駅の方が「それをお持ちになって社内で天井に.....」と言っている。よく理解しないままに、車内にカードの読み取り装置があるのだろうと思って社内に入ると、何とそれは天井にありました。入金したスイカカードをそこに近づけると、今まで赤だったランプが緑になった。なるほど、というわけです。

 このランプ緑化をしておくと、車掌さんが来てのチケット確認が省略される。つまり席に座ってランプを緑にしたら、そのまま眠りに落ちることが出来るというわけです。ははは、ナイス。


2006年03月19日(日曜日)

 (20:45)家に帰って最初にしたことはシャワーを浴びて、髪の毛などに付いた埃を落とすことでした。なにせ風が凄くて、体中が埃だらけになった。酷い風でした。体をもっていかれそうな。

 一日ほぼずっと秋葉原にいたのです。10日ほど前に行った秋葉原特集の一回目の取材に続く二回目。秋葉原にはずっと以前たまに行っていました。90年代の初めから。主にPCを見に行ったり、そして時にはジャンガラを食べに行ったり。しかしこの数年は新宿にも大きな店が出来たので行かなかった。

 今回もラジオNIKKEIの特集の録音と写真撮影の為。ところが凄い風。体を持って行かれそうになった。特に秋葉原の電気街口前の広場なんて、人が立っていられないほどだった。今回の取材で秋葉原の魅力を改めて見直しました。変遷を生き抜く底力と柔軟さ。底力とは、部材では絶対に負けないという集積度と、専門知識かな。

 その集積度と専門知識を失わない中で、例えばメイドカフェなど新しい潮流が出てきている。この場に長く住んでいた人達の思いが複雑なことは分かりましたが、私はそういう新しい流れを入れていくのも、秋葉原の魅力だと思う。何せこの街が発展したのは戦後です。敗戦で帰ってきた旧日本軍の通信兵などが戦前から多少ラジオ部品屋が集まっていた秋葉原に集まって商売を始めた。

 今店をやっている人達は、大部分がその二代目か、初代から何らかの形で商売を譲ってもらった人です。大きな店も出来ていてそれが街の新しい魅力になっているが、一つ一つの部材を集めたい小さな店がこの街の本当の命のような気がする。ラジオ会館ラジオセンター、そしてラジオ・ストアー。ラジオの街であったことが鮮明に分かるビルの名前です。また機会があるごとにこの街を訪ねたいと思う。

 ところで、ワンセグのケイタイが本当に役立つことが判明。取材の途中で時間があるときに取材陣とずっと日韓準決勝をワンセグで見ていたのです。出先、取材先、コーヒーショップの中でも、アメリカの野球場で何が起きているのか完璧に分かりました。電池もそれほど減らなかった。素晴らしい。武器になりそうです。電車にも乗れるし、買い物も出来る。ナイス。


2006年03月18日(土曜日)

 (25:45)実際には番組を見て頂くのが一番良いのですが、Gyaoの「Foreign Affairs」の今回収録分は最高に面白かったですよ。全人代が終わった直後だったので、徹底して中国を取り上げたのですが、ゲストが興梠 一郎さん(こうろぎ 神田外語大学助教授)と柯 隆さん(かりゅう 富士通総研経済研究所 主任研究員)さんという今の中国の実態を一番知る二人だったので、とてもディープな内容に。

  1. 成長率目標が7.5%ということは、実際の今後5年間の中国の成長率は9.5%に行くと言うこと

  2. 中国国内の言論統制は、週刊氷点問題で依然として実に厳しい印象は残るが、よく見ているとかなり緩和されて、実態暴露、当局批判は実に激しくなっている

  3. 中国国内で昨年一年間にあった5人以上が参加する抗議行動(スト、デモ、反対運動など全般)数として伝えられている8万7000件は当局発表分であって実際はもっと多いと推定されると言うことと、今年はもっと増えそうだ

  4. 中国の内部矛盾はますます増大しており、日本では報道されていない部分で温家宝首相は三農問題の深刻化、依然として高すぎる固定投資、潜在的な金融リスクの増大、民衆の利益に関わる問題の増加(高い病院費用、学費など)、地上げや国有企業の私物化が後を絶たないこと、などを素直に認めている

  5. 中国は共産党の一党独裁という中央集権国家だが、歴史的経緯もあり実際には中央が地方を抑え切れておらず、しかし地方の党幹部は出世を求めて数字を気にするため、実態隠蔽(SARS問題などで示された)、成長率などでも水増しが絶えない

  6. イラン問題では、中国はイランに石油輸入の17%を依存していて、中国自身が「非常に難しい立場に立っている」と認めている
 など。最近の中国の日本に対する態度としては、最近は「小泉封じ込め」の意図があって、それを除けば中国は日本との関係を良くしたがっているといった構図もはっきり見えてきた。まあ日本が中国に対してどういう態度を取るかは日本の問題だが、それはそれで向こうの意図がはっきり分かることは良いことです。

 それにしても興梠さんはいろいろな雑誌をもってきてくれたな。それがまた面白いんですよ。その分量は柯 隆さんも驚くほど。興梠さんからは本を二冊頂きました。

  1. 「現代中国」

  2. 「中国激流」
 の2冊。そのうち後者の「中国激流」は、電車の行き帰りなどで読み終わりましたが、「中国農民調査」は農業部門だけを取り上げていましたが、それを全産業的に、かつ政治体制そのものから取り上げ、今の中国を簡便に解説していて非常に面白い。「土地は公有」という前提がある中での今の中国での当局・業者結託による民衆無視の地上げの激しさ、それによって土地を失う農民の数の多さ、乱立する自動車メーカーと過剰生産危機、それに自動車ローンの急増がもたらしかねない金融危機、「政治に支配される経済」の中で官が経済を食い尽くす実態などが実に実例豊かに示されている。

 中国の政治システムは明らかに改変する必要がある。しかし、今の胡錦濤、温家宝もそれをどうやって変えて良いの逡巡しているように見える。結果は問題の先送りだ。私は中国に行くたびに思う。ちょっと先かも知れないが、あの天安門の広場に掲げられている毛沢東の肖像が撤去される日は何時だろうか、と。

 まあそんな思いを強くした収録でした。面白いこと請け合いです。


2006年03月18日(土曜日)

 (08:45)木曜日のやじうまプラスでウィニーが話題になったときに、「ウィニーが悪いわけじゃない。その証拠にウィニーを全く介さない新種のウィルスである山田オルタナティブというのが出現している」という話をしたのです。というのも、ウィニーに関しては、かなり調べてantinny という暴露ウィルスとその亜種以外にも、PC内のファイルを公開してしまうウィルスとして2月下旬に山田が登場していると知ったからです。

 「うーん、そこまで話しても分かってもらえないかな」と思いながら、「ウィニーが悪いわけじゃなくて、その証拠に山田オルタナティブというのがある」と話した。ハハハ、あまりスタジオの反応はなかったな。

 でも今朝の朝日の社会面が一面でこの問題を取り上げている。この通りです。ウィニーのあるなしに関わらず、個人情報などパソコンの中身をすべてインターネットに公開してしまう新たなウィルスが登場し、その名前が「山田オルタナティブ」と書いてある。

 このウィルスはやっかいですよ。ファイルを当該PCから流出させるのではなく、そのPCの中身を公開してしまう。自分の家が隅々まで他人に丸見えになっているようなものです。ソフトにどのように取り憑くのかは明らかにされていない。ではどうして防ぐのか。独立行政法人「情報処理推進機構」というところの花村さんが、「いかがわしいサイトには近づかない、いかがわしいファイルは手にしない、ウィルス対策ソフトを常に最新版にし、ウィンドウズも定期的に更新する」ということを言っている。

 彼も言っているとおり、これはある意味で当たり前のことです。やはり重要なことは番組でも言いましたが、ネットというのは「電子の道」であるので、極端に言えば運転免許が必要だということです。それなりきのマナーと法律を知っていない人でないと運転させないくらいのことが必要。だって現実の道路で車を捜査しようとしたら自動車運転免許証が必要です。

 ところが、私の身の回りにもウィルス・チェックをしたことがない、とか、一ヶ月に一回くらいはしているとかとんでもない方々がまだいる。私は面倒だが数日そのPCを使わなかったら、ウィルス定義の更新から必ず入る。その後にメールをダウンロードし、サイトに進む。これは確かに面倒です。しかしウィルス定義の更新だけだと3分くらいです。必ずやらねばならない。

 あとはこれはその時のテレビ番組でもTBSのラジオ番組で言ったと思ったのですが、PCをネットワーク用と情報処理用と分けることです。ネットはネットにしか使わないというような。外付けのHDを持って、それを通常はPCから外しておくというのも方法。まああとは常識ですが、会社や官庁のファイルを持ち出して個人のPCに入れたらダメです。なぜなら、会社や官庁のPCはそうはいってもシステム部門がネットワーク網全体を守っている。だからそこでやりとりされるファイルは比較的安全です。

 しかし、それを個人のPCに移した瞬間に「危険ゾーンに投げ出された貴重な宝石」のようなものだ。ハハハ、気を付けないと。


2006年03月16日(木曜日)

 (23:45)日経夕刊の「新興国投信への個人マネー流入、半年で倍」というのは、実感として分かりますな。インドの株価を見ていると、ほとんど調整のないままに上昇している。誰かが一生懸命買っていなければ、株価はこういう動きはしない。

 それがすべて日本人が買っていると言っているのではない。そうではないが、非常に大きな力になっているのだろうと想像できる。日本の新興国投信は、インド、中国などBRICsが主な対象になっているという。その主な理由は、日本の低金利。

 構図としては、量的金融緩和の解除後も、日本の低金利状況はあまり変わらない。しかし、長期金利は1.7%台に乗ってきている。必ずしも日本の低金利の持続を予想できない状況になってきている。やや行き過ぎだと思うのは、売り出す投信がかなりの部分直ぐ売り切れになる状況。ちょっと過熱している。

 全体的な状況を見るならば、日本からの資金の流出は続くのでしょう。途上国投信も意味があることだと思う。しかし何でもそうだが、過ぎたるは及ばざるがごとしになりつつあるような気がする。一端警戒ポイントに接近しているとも思う。

 ま、長期的な観点から投資をしているケースは、あまり心配がないと思いますが。


2006年03月15日(水曜日)

 (23:45)4月1日からの正式放送開始を前に試験放送が始まっているので、携帯電話で受ける「ワンセグ放送」(テレビ)とはいかなるものかと思って調べているのですが、なかなか使える感じがする。

 とにかく写りが鮮明なのと、音声が良い。FM放送を聞いても綺麗だし、テレビの音声も素晴らしい。電波も都内であったらかなり広範囲に拾う。というか、車に付いているカーナビに入っているテレビ(アナログ)に比べると、デジタルの分だけ極めて鮮明。さすがにエレベーターでは床の部分に入ると電波は途切れるが、その他はちゃんと電波を拾っている。

 車の中でテレビを見るなら、このワンセグの方がはるかに綺麗です。車のTVは今どこにいるのかで写りが全く違う。しかし、ワンセグならほぼどこでも非常に綺麗に映る。ネットテレビも出てきているが、携帯性という点ではこのワンセグの方がはるかに優れている印象がする。

 私が持っている端末では、1、4、6、8の各チャンネルがそのまま。NHK教育テレビが2に入って、5にテレビ朝日、7にテレビ東京。9以降は空きチャンネルになっている。まだ使えるのは、東京とか大阪とかの一部になっているのですが、いよいよ携帯電話端末は「万能の端末」になりつつある

 スペックが利用可能になっているので、「モバイルスイカ」も使ってみようと思っています。ソフトのダウンも比較的楽でした。あと同じ端末でエディーも使えるのが良い。


2006年03月14日(火曜日)

 (23:45)帰りの新幹線でも米原の辺で雪が降っていました。13日の大阪は一時的に凄い雪でしたし、今年は暖かくなるのが遅いという印象。雪はもう一回来そうですな。

 ところで、米商務省が発表した昨年一年間の米経常収支を見ながら、「やっぱしちょっと大きいな」と思いました。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事から引用すると

The Commerce Department reported Tuesday that the current-account deficit rose 20.5% to $804.9 billion during 2005, an all-time high, from $668.1 billion in 2004. The deficit widened to $224.9 billion during the fourth quarter, up 21.3% from a revised $185.4 billion in the third quarter. The current account combines trade of goods and services, transfer payments, and investment flows.

The 2005 current-account deficit was a record not only in dollar terms but also as a percentage of the total economy, at 6.4% of economic output, up from 5.7% in 2004. The fourth-quarter gap amounted to 7.1% of gross domestic product, which was reported at $12.760 trillion in current dollars for the three months ending Dec. 31. The third-quarter gap represented 5.9% of GDP.

 20.5%増加して8049億ドルの赤字。対GDP比が6.4%。2004年は6681億ドルの赤で同5.7%だったのが、みるみる膨らんでいるという印象。なぜなら、第四・四半期を見ると赤字は2249億ドル(2004年同期は1854億ドル)に達し、これは対GDP比で7.1%になる。つまり赤字の出方が対GDP比でみて加速していると言うことである。

 ドルが119円に乗ったもののその後上がりきれないのをみながら、ちょっと頭が重くなるかなと思ってみていたらこの数字。その後円が117円台の前半まで円高になったのは非常に理解できる。貿易赤字が出るたびにドルはやはり下がる。しかしその後ドルは上昇するわけです。なぜなら、金利差が大きい。

 しかし、この膨大な赤字を埋め合わせ国内投資と消費を維持するためにはアメリカが毎週100億ドルの新規資金の調達を必要とすると聞くと、そりゃまあ大変なことだと思いもする。

 いつの間にやら、ユーロ・ドルが1.20ドル台に乗ってきたのはじわりとしたドル回避の雰囲気が市場に出ていると言うことでしょう。しかし、ある通貨が大きく売られるには売った資金を投資させる代替通貨がなければならない。今はこれがない。ユーロも円も実力不足。

 まあしばらくチキンレースですな。


2006年03月13日(月曜日)

 (25:45)日本対アメリカ戦での明らかな誤審は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がその名前に恥じるべき、とても「世界的」とは言えない大会であることを明確にしたと言うことです。

 比率で言って審判の4人に3人がアメリカ人、37人の審判のうち22人がマイナー・リーグの審判。サッカーのワールドカップでの審判の選出方法からすれば、杜撰もいいところ。アメリカがからんだ試合の審判をアメリカ人がするなど、サッカーでは考えられない。

 メジャーの審判がすべきだという意見がある。しかしメジャーの審判だってアメリカ人です。アメリカがからんだ試合には出すべきではない。大体が、アメリカの選手そのものが判定がひっくり返ったのに驚いている。

 ''It gave us a huge lift. I mean, it changes the game,'' said Team USA first baseman Derrek Lee, who hit a two-run homer in the sixth to tie the game. ''You don't see a call like that overturned very often, so we definitely got a gift right there.

''But we'll take it, it worked out for us.''

It didn't appear Nishioka left before Winn made the catch on the television replay, and Japan manager Sadaharu Oh argued to no avail.

''It's just unimaginable that this could have happened, or this did happen, in the U.S. where baseball is very famous and popular,'' Oh said through a translator. ''And it's a pity that it was overruled.''

Team USA manager Buck Martinez said he didn't know if he's ever had a call like that reversed.

 ニューヨーク・タイムズも、USA TODAYもそうらしい。当たり前でしょう。あれでアメリカが優勝しても、色褪せる。

 コールをしてみるのは普通のことです。しかしそれが通るとは想像もしていなかった様子が伺える。リーにしても超ラッキーという風情の発言。王監督の取った態度は立派だと思う。まあ、勝てた試合。日本の力が上がっていることを確認できたことは良い事だと思うが、大会の運営方法(審判の選出方法を含めて)を変えないととてもサッカーのワールドカップに比肩できるような大会にはならない気がする。


2006年03月12日(日曜日)

 (25:45)京都に来ていますが、底冷えがする。例年ならもうとっくに咲いている梅がまだのようで、タクシーの運転手が「今年は寒かったですから」と。しかし3月という月の特殊性があるのでしょう、旅行客が多い。卒業旅行でしょうか、家族づれというより若者達が大挙して来ている。

 観光客がもの凄かったのは、やはり通りかかった祇園でしょうか。特に一力の前は凄い人出で、舞妓さんの登場でも待っているのでしょう。私が京都にいつも来るのは秋ですから、全く人の流れが違う。ちょっととまどいました。

 久しぶりに、しかも突然ですがくしかんざし久に行きました。私のサイトには写真がないのでこのページの方が良いかもしれない。一人でフラッと言って、ご主人と喋りながら食べられるカウンターの店です。

 日曜日だったせいか、また早い時間だったせいか、客は私一人しかいなくて、のんびり喋りながら食べられて良かった。月曜日は大阪に行きます。


2006年03月11日(土曜日)

 (09:45)今朝の新聞では、朝日の国際面に載っている『中国都市に「三大難」』というのがなかなか面白い。かつては帝国主義、封建主義、そして官僚資本主義が三大大敵だった中国だが、今では医療、教育、住宅の分野に存在する「新三大難」が克服すべき最大の問題だと。

 中国農民調査を読んだときに、地方官吏のでたらめな口実をつけた税の徴収は目に余ると思ったのですが、同じようなことは都市でも起こっているらしい。この記事には「学校を大きな財布と見なす幹部が多い」という全人代代表の言葉が引用されている。それによると、中国ではこの20年間に大学の学費が25倍になったという。日本でも上がってはいるが、それほど大きくはない。

 問題は違法な学費の徴収。農村起きている不法な税金徴収のように、親の弱みにつけ込んで生徒から、よって親から「乱収費」を徴収しているという。なぜ親に弱みがあるかと言えば、親側に一人っ子が基本の中国ではなるべく良い教育を子供に与えたいという親心があるからだという。

 乱収費の徴収方法でも、「腐敗型」と「生存型」があるらしい。腐敗型とは、いろいろな名目で多額の費用を徴収する学校。生存型とは少子化による経営難で、不当な学費のつり上げや寄付金の徴収に走る型。

 その他中国では、医療が都市への施設集中、そして医療費の高騰が起きているという。つまり、医療にかかれない人が急増しているという。まあ中国の都市に働きに出てきている農民工などは、社会保障はない医療は受けられないで悲惨な状況に置かれているだろうと想像できる。おまけに、都市戸籍がないから子供を小学校にも上げられない。住宅も中国の都市部では大きな問題でしょう。抱える問題は大きい。

 だから私はいつも思うのです。中国経済は問題を抱えている大きさ故に、成長率は下げられないのではないか、と。この記事を読んで、その思いを一層強くした。一方では中国では、「金領」と言う言葉が頻繁に使われているという。30〜40代の成功した民営企業家や外資系企業の中国人幹部など大金持ちを指す言葉だという。日本だと、「六本木族」か。


2006年03月10日(金曜日)

 (09:45)大きな問題になっているウィニー(winny ファイル共通ソフト=P2Pソフト)。でもこの議論には混乱があると思う。日本ではウィニーの制作者そのものに罪を与えているが、私にすればこは無茶な話だ。あらゆる技術やソフトウエアにはリスクがある。問題はそれをどう使いこなすかだ。自動車だって日本だけで年間7000人が死亡する事故を起こしている。それを自動車を作っている会社のせいだという人はいない。ソフトにも同じ事が言える。

 ウィニーの制作者が、「逮捕されなければ、悪用されるのを防ぐ、またはウィルスに感染して悪さをするのを防げた」ということを言っているのは、ある意味で当たっている。ウィニーそのものが悪事を働くわけではない。ウィニーに暴露ウィルス(例えばアンティニー antinny)が取り憑いて、ソフト保有者が希望しない名簿などのファイルが外に出て行ってしまうことが問題なのだ。ウィニーは感染しなければ基本的には有用なソフトだ。

 一番責められるべきは、ウィニーに暴露ウィルスが取り憑くのを許した人だ。PC使用者の中でも、買ってからウィルスソフトを起動させたことがないだとか、ウィルス定義を更新したことがないとか、「そういうものがあるんですか」といったとんでもない発言をする人がいる。車を買って運転技術も運転法規も知らずに街に運転に出るようなものだ。その人が悪い。

 ウィニーが悪くない証拠に、最近は「山田オールタナティブ」という新型のウィルスが報告されている。これはウィニーがそのPCの中になくても、そのPCの情報を外に持ち出す。直近でこのウィルスに感染した報告はまだ出ていないと言うが、ウィニーが悪いわけではない有力な証拠だ。加えて、直接ファイルを持ち出さなくても、パスワードやゲームのライセンスキーを盗み出す機能を持つ「RBOT(アールボット)」なるウイルスも報告されている。

 要するに、ウィニーがあるなしにかかわらずPCの中のファイルや情報は、ウィルスに感染すれば出て行くということだ。ウィルス定義を定期的に更新することが出来ないような人には、PCを持たせるべきでないし、そういう人に重要なファイルを与えるべきではないと私は思う。


2006年03月09日(木曜日)

 (25:45)0〜2%と数値を置いたことから、今回の日本銀行の政策が「インフレ・ターゲット論」に立ったものか若干の議論が起きる余地は残しましたが、福井さん自身が午後3時30分からの記者会見で、「何かのルールで政策が縛りを受けることは排除した仕組み。(欧州中央銀行が採用しているインフレ参照値とは)概念的に大きく異なる」と強調していることを見れば、少なくとも日本銀行サイドではそういう見方に立っていないことだけは確かなようです。この曖昧さが、決定会合で合意を得られるポイントになったような気がする。

 一つ言えることは、今回の日本銀行の決定は政治的に見れば危ない橋を渡りながらも、政策の決定事項はかなりアイデアに富んだ、巧みなものだったのではないかということです。数値を入れながら、「それには縛られない」と言えるところなど考え抜いたあとが伺える。どのような議論が展開したのかあとで見てみたい気がする決定です。会合後の小泉さんの反応を見てもそれが伺われる。

 重要なのは、ゼロ金利が暫く続くという認識と日本はデフレ脱却の大きな曲がり角を曲がったということです。ゼロ金利継続の見方から、日本の株式市場など各市場は決定に反応した。まあ不安心理がなくなったという意味が大きいのですが、株高、円安、そして債券高はそれを表している。ゼロ金利解除の枠組みも示されたのだから、不安心理がなくなって当然と言えば言える。

 ところで昨日は、いろいろな取材をし、そして取材を受けました。昼間は「変わる秋葉原」を現地取材。また秋葉原には新しいビルが出来たのです。クロスフィールドという。しかし取材したのはむろんビルではなく、変わる秋葉原。そのうち番組になりますから、それを期待して欲しいのですが、メイド喫茶を含めた取材をするなかで、この変わりゆく街の魅力に改めて感心しました。

 特に東京大学先端科学技術研究センターの妹尾堅一郎特任教授の話は面白かった。自身が神田の生まれ(むろん出は名前の通り中国地方ですが)のこの人が秋葉原創造に掛ける夢は壮大だが、結構地に足が付いていた。

 夜からは、今度は受ける立場。「人に教えたくない店」を「教える」という矛盾した企画。プレジデント誌がずっとやっている企画で、ちょっと気恥ずかしかったのですが、私なりに紹介しておきました。まあ私は夜は店の組み合わせだと思っているので、食べてその後ちょっと音楽でも聞くというパターンを紹介しておきました。参考になるかどうか。


2006年03月08日(水曜日)

 (25:45)「国家の崩壊」を読み始めた。これまでの佐藤優さんの本は非常に面白かったので、この本もと思っているのです。佐藤さんが単独で書いた本ではない。宮崎学さんが問いかけるように疑問を投げ、それに佐藤さんが答える、自分の考えを述べるという対応をしている。

 まだ読み始めたばかりですが、「ええ、そうなんだ」というような部分が結構出てきている。例えば、ソ連共産党は最後の最後まで、つまりソ連という国が経済的にも非常に困窮して崩壊寸前近くになっても「世界革命」を志向していたし、そのために世界各地に資金を供給していた、なんて出てくると「へえ」と思ってしまう。

 ソ連邦の崩壊に関しては、国内経済に疲弊、アメリカとの軍事力競争での敗北、アフガニスタンでの敗北による国民の対政不信などいろいろな説がある。私は共産主義は行き詰まるべくして行き詰まったと思っているのですが、この本を読めばもうちょっと深い、そして具体的な事例が出てくるのではないか、と期待しているのです。

 もっとも、佐藤さんを外務省のラスプーチンを呼び、今になって彼をちょっとした英雄のように扱うことには賛成派出来ないのですが、これまでの本を読むと一級の語り部であることは間違いないと思う。先が楽しみ。


2006年03月07日(火曜日)

 (17:45)バーナンキに関する本というべきか、FED(米連邦準備制度理事会)についての本というべきか。まあバーナンキにかけてFEDを解説しているという本ですから、どうしてもこうなるのかも知れない。今日読んだ「バーナンキのFRB」についてです。

 紀伊国屋書店の検索サイトで「バーナンキ」と入れると二冊しか出てこない。つまり、日本ではバーナンキの研究がまだ足りないのです。「グリーンスパン」と入れると無数に出てくるのに。私もグリーンスパンに関しては確か2冊も本を書いた。

 本の著者名を見たときに、「えっ」と思いました。二人ともよく知っているのに、この二人が本を一緒に書くほどの知り合いだと言うことを知らなかったからです。ひょっとしたら加藤君から聞いていたかも知れない。しかし、山広君は長くワシントンに居るからずっと会えていない(山広君....元気 ?)。

 この本を読む前にバーナンキに関して私が持っていた一番の疑問は、バーナンキはどういう生まれの人なのだろうか、ということです。その人の考え方の源流は、その人の生まれと非常に深い関係がある。だからグリーンスパンを調べたときにも、彼がニューヨークの北の生まれの人で、音楽が好きで、数字を異常に覚えてと分かってきたときに、彼のその後の考え方と繋がって面白かった思い出がある。しかし、バーナンキについては、私の怠慢ですが、まだこの点を調べていなかった。

 この本には、ゴルフの聖地として有名なジョージア州オーガスタで生まれた新FED議長について、「両親は熱心なユダヤ教徒であった」と書いている。これは知りませんでした。自分の知らないことが書いてある本は良い本です。その他にも、この本にはいろいろ面白い視点が入っている。58ページにある「インフレ・ターゲットのまとめ」は、今の日本でも理論上盛んなこの問題を巡る議論の本質を提示していて面白い。私もこの立場です。

 ターゲットとしての数字が持つ意味合いをどの程度重視するか、それを中央銀行に押しつけるかという議論を続けていくと、結局押しつけられる筈もないということに気が付く。結局は強制はありえず、目安にしか過ぎないのです。それをFEDの場合について検証している。同じ事は日本でも言えるはずです。日銀の解除三条件など、考えてみれば極めて厳格な条件と言える。それでもいろいろな解釈は出来るし、だから政府と日銀の間で綱引きが行われている。

 付録のコラムも面白い。加藤君の本のおもしろさは、このコラムに象徴される箇所にあるのですが、今回のコラムでは「4」の「FOMC vs 日銀政策決定会合」が面白かった。各理事、審議委員の独立性の程度などに関しては、私も知らないことが多かった。

 本全体はちょっと急いで書いたのでしょう、散逸的です。しかし、短時間でよくバーナンキのこれまでの証言をまとめ、ワシントンの一線で活躍している山広君はこの本にFED取材の現場感を持ち込めたと思う。ナイスな本だし、皆さんにお勧めです。


2006年03月06日(月曜日)

 (23:45)そこは冗談ではなく、本当に「氷の世界」でした。「氷の世界」を赤くするのはおかしいので、「氷の世界」とした方が良いかも知れない。

 西麻布の行きつけのバーで軽く飲んでいたら、「評判がいいですよ」とバーテンダーさん。全く知らなかったのですが、新しいバーが出来たとのこと。西麻布に新しいバーが出来るなんて別に珍しいことはないのですが、「icebar」と聞いて、「なんだそりゃ」という感じ。じゃ、行くかと言うことに。

 場所は西麻布の交差点を広尾方向に向かって左側。店の外から中の氷がもう見える。寒そう。店の中はマイナス5℃と聞いていた。「そんなところに入れるか」と半分思いつつ。そしたら入り口でポンチョのような防寒服を貸してくれるのです。入り口でチケットを買って。一人1800円くらいだった。

 二重扉になっていて、最初のドアを閉めたら二つ目のドアを開けて下さい、と。ははは、入ったらまさに氷の世界。壁からバーカウンターからグラスから何もかも氷。icebar とはよく言ったものだ。

 氷はスエーデンから持ってきているそうです。半年に一回変えて内装を変えると。カクテルはすべてウォッカベース。防寒服を着ていると言っても、なにせ店の中はマイナス5℃ですから、そりゃ寒い。一時的に頭がスッとするが、その後は寒くなる。

 「交代は2時間ごとですが、2時間中に居ると手の感覚がなくなります」とバーテンダーさん。「客で一番粘った人は1時間30分です」とも。「客の滞在最長記録に挑戦」などという気力など全くなし。もう一杯飲んだだけで出てきました。

 サイトはこんな感じです。どうもアサヒビールのアンテナショップらしい。スウェーデンにあるIcebar Hotelの指導の下に出来ているようで、従業員にはスウェーデン人が居た。

 はっきり言って、風邪引いている人はこのバーに行けば風邪が悪化すること間違いなし。好奇心と寒さに耐えられる自信のある人だけ行って下さい。あたしゃ保証しません。まあ二度、三度と行く気にはなれない。話の種的なバーですな。


2006年03月05日(日曜日)

 (23:45)久しぶりに「デーハミンゴ !」(私にはそう聞こえる)を聞きました。レフトの一角に陣取った白と青の応援団。韓国の応援団でした。

 いえ、久しぶりに東京ドームに行ったのです。日韓戦を見たのです。皇太子夫妻もご来場されていた。まあでも多くの人が見たのは雅子様のご様子でした。お元気そうでした。5回が終わったところでお帰りになったのかな。私は気が付きませんでしたが、長島さんも来ていたようです。

 韓国の応援団は本国からも相当来ていたようで、後で聞いたのですが東京ドームの近くにあるドームホテル(って言いましたっけ)は満杯だったそうです。日本はまとまった応援はなし。自然発生的な応援が主だった。

 試合は最初は日本が優位。ヒットも日本の方が良く出ていた。しかし、3回だったか二死満塁でのライトライナーを韓国の右翼手が横っ飛び一番取ったところから、試合の流れが変わった。渡辺が出した三つのデッドボールからか、試合の前の韓国チームに対する刺激的なイチローの言葉からか、韓国チームは奮い立っていたように見えた。

 見ていて、韓国に二番手のピッチャーが時に85キロといった緩い玉を投げていて、それが非常に効果的だった。日本のバッターが打ちあぐねていた。そのうちに、試合の流れは韓国に。結局はそれまで当たっていなかったアジアの大砲にHRを打たれて逆転。最後のバッターがイチローとは。

 球場を見渡して気が付いたのは、特に三塁側(韓国チームサイド)の内野と外野の切れ目付近の空席が目立ったこと。一塁側にも少し結構あった。WBCを知らない人も大勢いる中での開催。まあ日本は二位ながらアメリカに行く。この敗戦で日本チームが逆に一つになる、油断が消えるとも思う。だから良かったとも言える。今年の結果から見ると、韓国とは毎年アジアのチャンピオンを争う関係になるでしょう。力はまだ少し日本の方が上に見えるが、拮抗はしている。


2006年03月05日(日曜日)

 (01:45)ボーダフォンは日本の子会社を放ち、そしてGMはスズキを手放す。ちょっと整理の時代ですかね。基本は、株を持っていた方の経営が良くないと言うことです。

 こうした企業の再編は、経済の構造が変わってくる中では一層加速するでしょう。しかし、整理が効果を出す企業があれば、それがさらに苦境を深める企業もあるに違いない。その辺が難しい。

 それにしても、今一番日本で経営難になっている組織は民主党でしょう。その民主党で渡部恒三さんが国対委員長に。この人は方言丸出しで面白い。

 「未熟ながらお引き受けした」

 「息子を社長にして、おやじが営業しないと成り立たない中小企業もある」

 なかなかいいじゃないですか。前原さんにもこういう人間味があったらな、と思う。どういう教育になっているのか知らないが、松下政経塾の出身者は全般に味がない。若いと言うこともあるのでしょうが。

 土曜日は昼のGyaoと夜のWBS土曜日の二つがあったが、ともに面白かった。Gyaoは中国と中東にフォーカス。イラクからの日本の自衛隊の撤退が我々の知らない間に難しくなってきているという話、それに中国に党中央宣伝部に対する批判の裏側などが面白かった。この番組には、いつも中味がある。

 WBSの土曜日版は、あっという間に時間が経つんですよ。「あれれ、もう終わり」と言った状況。ちょこっと飲みに行ってもいいなと思ったら、「番組が終わった後2〜3時間は打ち合わせです....」と。(;´д`)トホホ。


2006年03月04日(土曜日)

 (07:09)ボーダフォンが日本子会社をソフトバンクに売却 ?

 まだ本決まりではないのでしょう。しかし、土曜日のFTにも一面トップに載っている記事。「Vodafone in talks on Japan sale to Softbank」と。全体的な状況を考えれば、そうなる可能性が高いとも思える。

 実は今週水曜日にボーダフォン日本の津田会長とお会いしたのです。ドコモから移られた方ですが、周知の通りボーダフォンはドコモ、auに続く3位だが、かなり差を付けられた3位。どう日本の事業を立て直すかの模索の最中におられた。

 一つお話を伺っていて思ったのは、ボーダフォンのように広く世界で営業している会社としては、日本の携帯電話市場にとまどっているなかで、どこにビジネスの柱を置いていたら良いのかをつかめないでいるのではないか、ということでした。

 日本の携帯電話メーカーが、世界で高いシェアを取れないでいるのはよく知られている。その一つの理由は、日本の消費者が携帯電話に求める仕様が世界では突出して高いレベルにあり、その仕様では逆に世界では売れないという矛盾。ボーダフォンは本体は世界(主に欧州ですが)で闘い、頑張って日本市場では日本仕様で闘おうとしている。しかし、どうしてもその調和が出来ないのだろうと思いました。

 ボーダフォンの株主は、これに不満だったのです。日本市場での闘いをやめれば、本体の闘いは楽になると。津田会長はこういうプレッシャーと闘っているかのように見える。だからこのニュースに、先週末のボーダフォンの株価は9%も上がったとFTには書いてある。矛盾が解けなかったと言うことでしょう。

 しかし私はいつも思うのです。日本人が携帯電話市場に求めている仕様、レベルは、いずれ世界の消費者のニーズになると。よって、はっきりいってボーダフォンの日本撤退が本当だとしたら、ボーダフォンの将来にとっては大きなマイナスになるのではないか、と。まあそれは時間が証明する問題です。

 ソフトバンクは欲しかったケイタイ電話市場への参入を果たす。買収価格が妥当かどうかは私は知りません。しかしソフトバンクなら何か新しいことをするでしょう。実はライブドアも携帯電話市場への参入を狙っていたという説が選挙当時にはあった。

 恐らく、携帯電話番号のポータブル制が始まると、自社のシェアが著しく下がる危険性があるとボーダフォンは考えたのかも知れない。ソフトバンクとしては、このポータビリティ制度の発足が、携帯電話市場に参加する大きな誘因になる。

 今見た読売新聞のネットサイトによると、ボーダフォンは日本法人の株を100%ソフトバンクに売るのではなく、一部を保有したい意向をソフトバンクに伝えているという。その理由は「ケイタイ先進国の日本市場から完全撤退せず、影響力を残す考え」と書いてある。

 うーん、ボーダフォンの今回の決定全体は同社にとって長期的に当たっているのか間違っているのか。どうでしょうか。私は頑張った方が良いと思うのですが。


2006年03月03日(金曜日)

 (07:09)どこかの新聞のネットサイトに載っていた「夢の循環型エレベーター、世界初の実験成功」というニュースは面白かったな。実験に製作したのは日立製作所だそうです。今までのエレベーターは箱一つずつを一本のロープで上げ下げしてきたが、この循環型エレベーターでは

 従来型と同様にロープを使うのが特徴だが、上下を固定するのでなく、4組のロープを輪にして回す。各組に対角線の位置に2台の乗りかごを設置し、各組を独立して運転させ、計8台を循環させる。同一組の2台は同時に動くので、一方のかごが停止したら対のかごも停止するが、循環するのでダブルデッキ方式より効率的に運転できる。20階建て、乗りかご8台を想定して開発、それ以上の構想の場合は、複数重ねる
 という。そういわれても直ちには想像できないのですが、「乗りかごは頻繁に到着するため、1列1台の乗りかごがそれぞれ上下していた従来型に比べ2.5倍の輸送力を確保できるという。同じ輸送力なら従来の3分の2のスペースですむ」と言われれば、「へえ、面白い技術じゃない」ということになる。ビルがエレベーターに取られるスペースが減り、利用できるスペースが増えると言うことです。

 従来から上海などでは、「ダブルデッキ方式」が輸送力増強や待ち時間短縮のニーズに応えてきた。東京でも私が知っている範囲では、六本木ヒルズの中心のビルで「ダブルデッキ」が使われている。あそこのエレベーターに乗ると、いつでも「上階が乗降中です」と言う?。あれ、上のデッキに乗ってしまうことはないのか、と思ってしまう。

 ロープで繋いでいながら、「乗りかごを独立して動かす技術」というのに興味がありますね。電磁石で浮かせて自走する「リニアモーター」方式が考案されたこともあるらしいが、電力消費量が膨大で経済性に難があり、さらに「リニア」方式は停電時の安全確保が未解決だったという。

 まあ実験段階ですから、いつビルに実装されるか分からない。しかし、「毎度お馴染みのエレベーターでも技術革新の波が.....」と思うと、面白い。せいぜい、上下運動の高速化が課題かと思っていましたが。


2006年03月02日(木曜日)

 (14:09)今ちょっと面白い本を書いているので、日によって時々抜けたりします。内容は申し上げられません。ハハハ。ご容赦を。

 ところで、自民党の公開質問状を受けて民主党は2日に回答を自民党に提出した。「メール」や送金したとしていた「口座」の存在について「疑惑の論拠が消滅した」として、送金疑惑そのものの存在を明確に否定したそうです。同日夕の衆院本会議で改めて謝罪を表明する、という。

 回答は、党と永田氏がそれぞれの名前で出され、党の回答では「自民党、武部幹事長、ご子息に改めて陳謝の意思を表明する」としたうえで、「メール、及び、それにかかる口座問題を前提とした疑惑はその論拠が消滅した」と明記したという。永田氏との食い違いについては「永田議員の発言には混乱と矛盾がある。懲罰動議の審議を通じて本人に発言撤回、陳謝させる」と。

 全面降伏ですか。どったんばったん。二大政党制の維持の観点から言うと、何とか民主党を応援したい気持ちが正直あります。一つの政党がその存在さえ危うくなるような今の状態は危うい。日本の政治にとってです。

 しかし今の民主党は、その言葉の使い方があまりにも軽い。重いことをあまりにも軽く言う。私から見ると鳩山さんも言葉は軽目の方(事業組合に関してもそうです)だが、その鳩山さんが「これはこうだから、こう言わねばならない」と説教しても、今の民主党の幹部はなぜそうなんだ、という風情だという。

 もしそうだとしたら、この政党は今後もこの「重い言葉の軽い使用」によって窮地に陥ることになるのかもしれない。ある人が、言葉の重みを失った場合、周囲の信頼を取り戻すには時間がかかる。そういう苦しい時期に民主党は立ち至ったと考えることが出来る。しばらく、民主党は大変ですね。

 ところで、数日前に銀座3丁目のアップルショップに立ち寄ったときにvpod(ビデオが移るipod)を売っていたので、衝動的に勝ってしまいました。60ギガなので、ちょっと厚い奴を。30ギガはちょっと格好いい。しかしアップルサイトに行ったら、あまりコンテンツがない。仕方がないので、スティービー・ワンダーやスパイス・ガールズを入れて、今はその状態。

 私はその時思いついたのです。私がギャオでやっている番組をこのvpod サイトに落とせば面白いかもしれない、と。今ギャオは面白いですよ。午後10時台に生のニュースも始まっている。中井ちゃんが頑張っておるんです。

 2月26日から放送開始分の私の番組では、私がニューデリーのテーラーで作ってチャタルジーさんから送ってもらったインド服を着て見ました。ははは。ちょっと見てくれたら嬉しい。まあいろいろ試しているのです。

 この番組は、30分弱。vpod に入れれば良いのにと思っているのですが、著作権とかいろいろ問題がありそうです。しかし、やれることは全てやるのが面白いと思う。



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