2005年09月30日(金曜日)

 (26:11)ライブドア・ニュースをちらっと見たら、「インドでは常識、韓国では大ブームのイクイク!」と怪しげな見出しが。なんだろうと思って本文を読んでみたら、二桁かけ算の事でした。

 そうなんですよね、インド人は全部が全部ではないが、小学校の時に二桁のかけ算を習っているところが多い。どうも世界では「九九」というのは必ずしも主流ではなくて、「世界的に見ると、必ずしも一ケタの九九が主流というわけではないんです。例えば、アメリカやイギリスは12×12まで。ドイツは20×10まで。そして、インドではところによって99×99まで習うとか」とライブドア・ニュースにはある。

 本も出ているらしい。二桁のかけ算「一九一九(イクイク)」 というのです。この表題には笑えるな。ちょっと読んでみたい本です。


2005年09月28日(水曜日)

 (23:11)「52分37秒の本」を読みました。ははは、それだけじゃ分からないでしょ。「DVDブック」というのです。つまり、本の体裁をしていているし文章の部分もあるが、一番肝心なのは同封されているDVDという本。

 少し前だったと思ったのですが、日経BPさんに頼まれて講演をしたときに、BPさんが配っていたパンフレットの中に日経ベンチャーDVD BOOKSというおもろい本が載っていた。「これなに?」「これ誰?」と担当者に聞いたら、「実績のある人で、面白いですよ....」という話しだった。先生を20年以上やっていて、公立中学の陸上部を日本一13回に導いたと。

 実績のある人なら面白いと思ったのです。本のタイトルが、「夢を絶対に実現させる方法!」というのです。これだけ読むとなんか胡散臭い印象がする。それで聞いたのです。

 ところが読んでみたら、というかDVDを見てみたらなかなか面白かった。「コップは上向き」とか、「スマイル」とか「7秒」とか、凄く納得できることが一杯登場する。「大人も生活指導」というところは、耳がちょっと痛かったな。コテコテの大阪弁で、話しもうまい。「なるほど」という箇所が結構ある。それを静かに聞いている、多分教師の方々(DVDに登場するのです)がやや滑稽に見える。皆さん一生懸命なんですが、それが金太郎飴に見えなくもない。

 「これからは脳力だ」というフィンランドを引用した話しは、「その通り」と思いました。今の世界は教育競争なんですよ。結構情熱のある人で、こういう人があちこちで講演していると知ることは、日本も力強いことだと。最後に「JAPAN AS NO1」の話が出てきたのには驚きでした。

 回し読めばよい本ですが、なかなか面白い。「DVD BOOKS」というジャンルもこれから伸びるかも、と思いました。まあ、Podcastも似たようなものです。株やチャートの本はDVDブックがいいと思うがな.....。ちょっと値段が高くなるんですが。


2005年09月28日(水曜日)

 (19:11)今朝の新聞の記事で、「へえ」と思ったのは日経の「液晶テレビ32型 20万割れ目前」でしょうかね。「1インチ5000円も視野」とある。今までの常識は、「1インチ10000円」だったから、あっという間に半分になったということだ。

 これじゃ、ほんとにハイテク機器を作っているメーカーは大変ですな。「今度こそテレビをエレクトロニクス事業の中心に再び据える」という方針を明らかにしたソニーは、この上げ相場の中で80円安の3790円。ここぞ自分の土俵といっている場所が、ぬかるみじゃしょうがない。主戦場に選んだ市場の状況は悪い、ということです。もっともソニーの株価は特殊要因が強いのかもしれませんが。松下電器は33円上がっている。

 どうしてこうなっているのかということろが面白い。第一に液晶パネルの取引価格の大幅下落。昨年夏から今年の春までに40〜50%も下落したという。競争や技術革新の結果でしょう。もう一つは、ユニデンやイオンなど異業種の参入。ああした電子製品は、部品が手に入れば比較的容易に組み立てが可能。私の友達には部品を買ってきて、PCを容易に組み立てる人がいる。そういうことは、異業種企業は簡単に出来ると言うことでしょう。

 いつでもそうですが、新規産業は競争が厳しい。次々に対して、伝統産業は厳しい競争を終えた後の企業で産業が成り立っている。今の株式市場での伝統産業優位はそういう状況を反映しているとも言える。


2005年09月28日(水曜日)

 (07:11)ははは、このかわいいコーヒー屋さんのHPは、コーヒー好きだけではなく、旅行好きにも良いサイトでしょうね。

 いや、私はこの店に本当に良く行くんですよ。オフィスの近くあって、昨日も夕方お腹が減ったので、パンケーキを食べに行った。青山のあそこらへんでは一番美味しいコーヒーを出してくれる店じゃないかな。最近は午後に行っても結構混んでいる。人の動きが出てきたな....と、たった一つの店の客の動きからも思う。以前は結構午後はガラガラだった。

 で、この店は基本的にはお母さんとそのお嬢さんが経営している店で、その両方とも顔なじみで良くああだこうだと話をするのですが、お嬢さんが無類の旅行好き。つい最近もペルーのクスコに彼女は行った。それは知っていたのです。で昨日行ったら帰ってきていた。「あれっ...」ってなもんです。

 ペルーだけではない。それ以前には、トルコにも彼女は行っていたし、欧州、中東各国を回っている。実に羨ましい子なんです。いつも行ったところの写真を見せてもらうのですが、昨日はまだ出来ていなかった。出来ていなかったが、このサイトに置いてあるというので、見に来ているのです。

 なかなかいいですね、ペルー。私が最初に祖父から買ってもらった本が、確か岩波新書の「インカ帝国」という本でした。で、ずっとペルーに行きたいと思い続けているのです。私はアメリカ大陸はエルサルバドルまでで、まだ南米に足を踏み入れていない。ところが彼女は、実に軽々と世界中のどこにでも行ってしまうのです。「ええなあ」。

 このいくつかの写真の中に、「ペルーでコスプレ中のアホな私」というキャプションのついた写真が彼女自身です。うーん、金融界の人間なら「加藤 出」君は知っていますよね。活躍していますよ。彼女は彼の従姉妹です。ははは、随分前からそれは知っている。加藤君も文章はうまいが、彼女もうまい。うーん、彼女の方がうまいかも......

***caf'e香咲***
東京都渋谷区神宮前3-41-1フラッツ矢野ビル1F
http://cafe-casa.com
shop@cafe-casa.com
***営業時間***
平日 11:00〜20:00(LO)


2005年09月27日(火曜日)

 (24:11)どこか目的がぼけているように思うな。何かというと、政府の経済財政諮問会議の「政府規模、10年で半減」という施策にしても、民主党の「闘う野党」にしても。

 つまり、何のための政府規模縮小、改革、そして「闘う」なのか、という問題です。ただ政府規模を縮小すれば良いのではないし、ただ改革すれば良いのでもない。また、ただ闘えば良いのではない。私は「何のために」という目標が必要だと考えているのです。この目標がはっきりしていないと、政府規模縮小、改革、闘いにしろ、変な方向に行ってしまいかねない、と。

 私はそれは「活力」だと思う。活力ある社会、経済だと。社会、経済に活力があれば、企業にも個人にも活力が宿る。そうでない場合よりも楽しい社会になるし、税収も生むし、それによって恵まれない人々も助けられる。外の人も、あそこは面白いとこの国にも来る。

 政府規模を縮小し、改革し、そして闘っても、社会や経済が活力を失ったら何にもならない。社会・経済が活力を失えば、税収も減り、政府や地方自治体がこれはどうしてもしたいということでも、出来なくなってしまう。

 政府規模縮小。大賛成である。富を生み出しているのは企業や個人である。政府はその富の一部を使って、全体を眺めてより良い社会や国のワーキングにつとめれば良い。主客転倒するのは間違いだ。

 改革、ナイス。しかし、何のためにを忘れたら、変えるために変えるだけの行いになってしまいかねない。人口が減ると言うことは、ある意味では活力が減る。しかし、その時にこそ生まれる活力もある。第一、韓国の出生率が1.16、中国のそれが限りなく1.00に近いときに、1.288の日本だけを嘆いても始まりはしない。きっと子供は貴重品になる。貴重品は、皆が尊ぶものだ。

 「日本力」にも書いたが、あらゆる改革、あらゆる闘いの中心にもっと「活力ある社会」を目標として明確に置いて欲しいと思う。そうすれば、議論も活発になるから、多様な意見のぶつかり合いの中で方向性が固まっていくと思う。

 だからもう一つ加えたいのは、「規制緩和」がもっと必要だということだ。活力がある社会が保証されてこそ、社会が生み出す富は多くなり、その富の一部を使って出来ることが多くなる。


2005年09月26日(月曜日)

 (24:11)びっくしりた。銀座4丁目のアップルショップで自分の声を聞くとは。

 いや、自分で発見したのではない。1階のナノコーナーで改めて新製品を何となく見ていたら、一緒にいた人が「聞いた声が聞こえている」と言い出した。何かと思ったら、そのナノからはポッドキャストが流れていて、それがラジオNIKKEIで選挙前に収録した録音だったのです。ははは、誰がダウンしたのか。まあ番組はポッドキャストの中でも一応人気ランキングに入っているらしいので。

 10月からは日経さんとのタイアップで、もうちょっと大々的にポッドキャスティングに取り組みます。短時間でどのくらい説得力のある情報を入れることが出来るのか。それが勝負だと思っています。しかも、面白く。一部の人からは、「伊藤さんの声でですか...」とか言われていますが。ははは。

 早速「八月のクリスマス」も見ました。うーん、かなり設定が変わっていますね。確か韓国のそれは、女性は駐車違反車の取締役の警官(?)だったような。日本のそれは、臨時教師となっている。日本バージョンは、韓国のそれほど「淡い」感じはない。あの映画に、「淡さ」を求める人は、韓国バージョンの方が良いかも知れない。日本バージョンはもうちょっとはっきりしている。うまく表現できませんが。しかし、まあ良く出来たリメークだと思います。日本バージョンは、あの女優の笑い顔がいい。笑い顔が、映画全体を明るくしている。やっぱり良い映画だと思いました。

 夜は末冨へ。同姓の「分とく山」の板さんが以前「分とく」のあった場所(西麻布)に10月1日に開店する店。良くできている。まあ、手際とかちょっと甘い部分はありますが。どうしても作って欲しいメニューがあるので、そのメニューが美味しい店に金曜日の昼に板さんをお連れすることに。新しいレストランのメニューになれば、ラッキー。

 久しぶりに東京駅の前の八重洲ブックセンターに。待ち合わせで時間があったので、上の8階からずっと丁寧に本を見て歩きました。医学書のコーナーに「読み物」という一角があって、そこが面白かったな。いつも1〜2階をうろうろして帰るので、しばらく本選びをして4冊ほど買ってきました。それらを読むのが、当面の楽しみ。


2005年09月25日(日曜日)

 (24:11)見終わって、「ああ、勝って良かったな。素晴らしい」という思いがある一方で、「え、チャンピオンになってもニュージャージーに家一軒と平和な暮らしかよ....」と思う部分と。

 いや、「シンデレラマン」の話です。先週のいつだったか見たのです。大恐慌時に実際にいたボクサーの話。だから新聞記事も残っている。栄光、衰退、しかし再び最強の現役チャンピオンを破る、家族と子供のため.....と典型的な話の展開。

 なにせスクリーンにボクシングの映像が嫌と言うほど出てくるので、迫力はあるし、思わず「よし」「やれ」とか声は出てしまうしで、なかなか良い映画でした。ラッセル・クローの抑えた演技も、奥さん役のレネー・ゼルウィガーも感じが出ていて良いと思いました。大恐慌時に人々が直面した困難が良く分かる。電気を取り戻すために昔の同僚にお金を無心する姿は悲しかったな。

 しかし、70年代の後半に見たチャンプという映画がなんと言っても私としては一番泣けたボクシング映画として心に残っていて、ついそれと比べると、「あっちの方が泣けたな....」なんて思いました。あのときは、ニューヨークで見たのですが、映画館中が泣いていましたから。今回はまばら。「え、オスカーかな」とも思う。

 もっともニューヨークに居た、またニュージャージーを知っている私のような人間には面白かった。バーゲン郡なんて懐かしい。ニューヨークの連中は当時ニュージャージーをああ見ていたんだ、みたいな。マジソン・スクエア・ガーデンを「the garden」というのも、そうかと思いました。

 今年はあまり良い映画がない。この次の期待は、韓国映画のリメークである「八月のクリスマス」と「春の雪」かな。でも出来はどうでしょうか。


2005年09月23日(金曜日)

 (17:11)いいですね。かなり歩いても、そしてそれによってちょっと汗をかいても夏の盛りの時のような汗ではない時期に入ってきた。気持ちの良いさらさらっとした。

 木曜日だと思ったのですが、銀座の八丁目から西麻布まで歩きましたが、なかなか快調でした。虎ノ門の岡三証券の新しいアジア株センターや溜池から六本木に抜ける道沿いにある京都館などに立ち寄り歩きましたが、寄り道せずに歩けば30分の距離です。その間にお腹の調子は整えられるし、街は見られるし。

 ところで、大リーグは面白いことになってきた。アリーグの東地区はヤンキースがレッドソックスを1ゲーム差にした。ボストンの勝率は0.579で、これは中地区2位のクリーブランドの0.586を下回る。中地区1位のシカゴは0.599で断トツ。ということは、東地区のニューヨーク、ボストンの2チームは地区1位にならなければ多分プレーオフに出られない。ということは、今後の10試合ほどはプレーオフ進出をかけた死闘が展開すると言うことです。

 先日日本のパリーグの3位争いをしているチームが首位から23ゲーム差で負け数の方が多いことを取り上げて、「これは制度設計ミスだ」と書いたら、大リーグの熱烈なファンである真野さんから、「大リーグでも起きえます。今年のナリーグを見て下さい」とメール。どれどれと私も見ました。

 確かにナリーグ西地区のトップはサンディエゴで76勝76敗。それでサンフランシスコに5ゲーム差を付けている。ということは、サンディエゴは負け越しても、地区優勝の栄冠を獲得できる可能性が高い。そしてそれがプレーオフを制し、ワールドシリーズを制して優勝.....。真野さんが言うのは、「これもちょっと」ということです。

 確かにそれは言える。どうしてそういうことが起きるかと言えば、地区で順位を争っているが、アメリカの場合地区交流戦、リーグ交流戦があって、地区全体のチームが低成績になるからです。しかし私は、それでも「地区優勝に違いはない」ということで、パリーグ3位の負け越しのチームが日本シリーズを制するよりは納得性があると思うのですが、いかがでしょうか。

 しかし、それにしても、松井も活躍しているのですが、なんか去年に比べて印象が薄い。この2試合ほども、「ここで打って...」というところで、なんか冴えない。そういう時の方が、松井はプレーオフとワールドシリーズで活躍するかもしれない、と私は期待しているのですが。


2005年09月22日(木曜日)

 (17:11)始まるプロジェクトもある。NIKKEI NETを入り口に、一週間に一度「Podcast」用の音声ファイルを作って、それを皆さんにダウンロードしてもらって通勤電車などで聞いて頂こうという企画。

 むろん、ポッドキャストのHPにも入り口を設けます。まあ言ってみれば、「声の経済解説ファイル」ということ。時々のニュースを少し長い目で見て私が解説・分析し、それを音声ファイルにしてアイポッドで聞いて頂こうと。

 通常、通勤時間って暇じゃないですか。ぼっと立っている。で、その間に音楽を聴いている人もいる。しかし、同じ音楽を聴いていても飽きる。ニュースやその解説、経済の展望や小話を聞ければそれはそれで面白い。で、せっかくアップルが用意してくれたシステムに、私の声を載せようと言う企画。

 日経さんから話しがあったときに、「これは面白い」と思いました。新しいことはチャレンジする価値がある。対象者は、30代、40代の経済の動きにキーンな人です。彼等に情報を提供していきたい。アメリカでも急速に伸びている領域です。10月から開始。今から楽しみです。


2005年09月21日(水曜日)

 (24:11)終わりは、いつでも寂しい。会場に最後に流れた曲は、ビートルズの「The Long And Winding Road」でした。一緒に口ずさんでしまったな......。

 いや、8年以上続いたスーパーナイトとEZ!TVの打ち上げ式が、西麻布の香港ガーデンの2階であったのです。私はちょっと遅れて行ったのですが、会場には懐かしい顔、つい数日前にも明け方まで一緒に遊んだ顔、そして番組を一貫して背負ってきた森本さんと小島さんらが一堂に。

 一つの番組に関わる人の数は、見えるところでも、見えないところでも非常に多い。作家さん、プロダクションの方々、AD、プロデューサー、番組を支えたフジテレビの人々....。出ているのはわずかに数人ですが、実に大勢の方々の努力の上に一つの番組というのは成り立っている。

 会は、スタッフによる渾身のVTRを差し挟みながらの進行となって、中華を食べながら、会話しながらの展開。私が関わったのは後半のEZ!TVだけですが、それでも4年以上やっていると、その間に異動で担当を外れた人、一度田舎に帰りながら戻ってきた人など様々。そういう人達も来ていた。ずっと一緒にいた人でも、その間に結婚、離婚...という人も。人に歴史ありという風情。そういう人達が立食で一堂に。

 今更ながら、終わるには惜しい番組でした。番組のHPにも、そういう意見が数多く寄せられているらしい。誰かが言っていたな、「日曜日の夜に大人が見れる数少ない番組だった」と。まあね、でも番組は始まり、終わるんですよ。どんな番組も永遠ではあり得ない。森本さんもそうおっしゃっていたな。

 番組の終わりが、大きな人生の転機につながる人も多い。私は時々日曜日の夜に行って参加していただけでしたが、番組に全身全霊をつぎ込んできた人々もいた。しかも8年以上です。番組に関与したすべての人にとって、良い転機になって欲しいと思う。そして、これからの「長く、曲がりくねった道」を健康で歩んで欲しいと心から思いました。

 森本さん、小島さんご苦労様でした。そして番組が終わってもきっと定期的に遊ぶであろう、めし会を持つであろう人々。ははは、まあとりあえず番組終わりですから「アディオス」ということで。それにしても、すごく温かい番組でした。


2005年09月21日(水曜日)

 (06:11)やっぱり引き上げましたね。11回連続の利上げ。この結果、アメリカの短期金利誘導目標は3.75%になった。注目された声明文は、ハリケーンの米経済(支出、生産、雇用)に対する影響が今後出てくること、それにエネルギー生産・精製インフラへの打撃で今後エネルギー価格のボラティリティが増大することを認めながらも、FOMCの認識として「they do not pose a more persistent threat.」と述べている。

 これは、ハリケーンの影響は短期的で、永続的・持続的ではないとの筆者などの見方にFOMCも与したことを意味する。FOMCは、むしろ「Rather, monetary policy accommodation, coupled with robust underlying growth in productivity, is providing ongoing support to economic activity」と述べて、今の金融政策は依然として緩和が過ぎているとの印象を与える判断を示し、今後の引き上げ継続にも意欲を示している

 さらにFOMC声明は「Higher energy and other costs have the potential to add to inflation pressures」と、エネルギー価格、その他諸コストの情報により、今後のインフレ圧力増大の可能性に言及。この結果は、外国為替市場でのドルの上昇(特に対円で、筆者の履歴スクリーンだとビッドで112円01銭がある)、それにニューヨーク株式市場での株価の続落となった。債券市場では、債券が短いところを中心に下げ、今これを書いている時点では、指標10年債の利回りは4.28%。ちょっと高い。

The Federal Open Market Committee decided today to raise its target for the federal funds rate by 25 basis points to 3-3/4 percent.

Output appeared poised to continue growing at a good pace before the tragic toll of Hurricane Katrina. The widespread devastation in the Gulf region, the associated dislocation of economic activity, and the boost to energy prices imply that spending, production, and employment will be set back in the near term. In addition to elevating premiums for some energy products, the disruption to the production and refining infrastructure may add to energy price volatility.

While these unfortunate developments have increased uncertainty about near-term economic performance, it is the Committee's view that they do not pose a more persistent threat. Rather, monetary policy accommodation, coupled with robust underlying growth in productivity, is providing ongoing support to economic activity. Higher energy and other costs have the potential to add to inflation pressures. However, core inflation has been relatively low in recent months and longer-term inflation expectations remain contained.

The Committee perceives that, with appropriate monetary policy action, the upside and downside risks to the attainment of both sustainable growth and price stability should be kept roughly equal. With underlying inflation expected to be contained, the Committee believes that policy accommodation can be removed at a pace that is likely to be measured. Nonetheless, the Committee will respond to changes in economic prospects as needed to fulfill its obligation to maintain price stability.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Alan Greenspan, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Susan S. Bies; Roger W. Ferguson, Jr.; Richard W. Fisher; Donald L. Kohn; Michael H. Moskow; Anthony M. Santomero; and Gary H. Stern. Voting against was Mark W. Olson, who preferred no change in the federal funds rate target at this meeting.

In a related action, the Board of Governors unanimously approved a 25-basis-point increase in the discount rate to 4-3/4 percent. In taking this action, the Board approved the requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve Banks of Boston, New York, Philadelphia, Richmond, Chicago, Minneapolis, and Kansas City.


2005年09月20日(火曜日)

 (23:11)合意だ合意だと騒いだら、もう合意内容を巡って日米と北朝鮮の間の齟齬が顕在化してきている。合意直後から、「実施手順が見えない」と言われていた部分が問題として浮かび上がった印象が強い。

 北朝鮮外務省の報道官談話は、「軽水炉が提供された後に核不拡散条約(NPT)に復帰する」と主張。これは、「北朝鮮が核を放棄した後に軽水炉の議論が始まる」との日米の認識と大きく異なる。日本の新聞は、「北朝鮮の外交はしたたか」と。

 確かに北朝鮮はしたかだ。しかし、経済実態がガタガタで国の経済が機能していないという点は、この国の先行きを考えるときに重要である。外交でいくら踏ん張ってみても、国民の生活が豊かになり、国の中の不満が解消されるわけではない。虚勢を張る人間は、以外に中では弱い者だ。
 ――――――――――
 ところで、今日は珍しい人と対談しました。日下公人さん。昼休みの一時間ほど。虎ノ門の日本財団ビルに出向いたのですが、予想した通りの面白い方だった。かねて「考え方が似ている」と思っていたのですが、出版社がうまく引き合わせてくれて今回の対談となった。VOICEという雑誌で、そのうち掲載されるに違いない。

 知識や考え方をぶつけ合うというのは楽しい作業です。日本の将来に楽観的な二人で言いたい放題の対談を終えて外に出たら、日経平均が4年3ヶ月ぶりに13000円の大台に乗っていた。ニューヨークの月曜日の下げにもかかわらずのこの上昇。総強気は警戒信号だ。しかし、なんとも今の日本の株価は力強い。


2005年09月20日(火曜日)

 (07:11)日本は鮮明に結果が出たのですが、ドイツの選挙は選挙前より読みにくい政局をもたらした。与党、野党とも「勝った」と主張して、自分たちが連立の中心に座るべきだと主張している。今朝の日本の新聞には、メルケル、シュレーダーがともに勝利印の花束を抱えている写真が掲載されている。不思議な光景ではある。

 ドイツの政党は色で分ける。党の色であり、キリスト教民主・社会同盟(CDU・SCU)が黒、自由民主党(FDP)が黄色で、これが黒・黄連合を形成し、社会民主党(SPD)が赤、緑の党が文字通り緑で、選挙前はシュレーダーが赤・緑を率いて与党を形成していた。その連立与党に挑戦したのがCDU・CSUのメルケル党首。女性である。

 選挙結果は、どちらの連合も613議席の過半数を取れなかった。小泉自民党の大勝に比べれば、いかんとも今後を予想しがたい結果。ドイツを中心に株価が下げ、外国為替市場ではユーロが対ドルで大きく下げたのは頷ける。

 今朝の日経新聞を見ると、連立の可能性として

  1. 大連立
  2. 信号連立
  3. ジャマイカ連立
  4. 左派連合
 など、ちょっとクビを傾げる連立名がある。信号はなんか分かるな。赤(SPD)、黄(FDP)、緑。ジャマイカは何....。同国の国旗が黒、黄、緑であることから連想されている連立のようである。日経にはそう書いてある。そうだったかな...という印象。

 それにしても、ドイツではまずまずの議席を持つ政党が全部で5個ある。日本はまずまずの規模以上の政党は三つしかない。日本の方が政党の数が整理されていると言える。まあ、その中で連立の話し合いがしばらく続くのでしょう。しかし、連立政権というのは政策をまとめにくい。二つでもそうだから、信号だジャマイカだでは政策立案が難しい

 しかもキリスト教民主・社会同盟(メルケル)、社会民主党(シュレーダー)両党とも今回の選挙では、ともに3〜4%得票率を下げたという。伸びたのが、FDPなどの中堅党。ということは、ドイツの政治は一時のイタリアのように不安定になる可能性が出てきたと言える。

 うーん、ヨーロッパはなかなか難しい。株も為替もしばらくは冴えない動きか。


2005年09月18日(日曜日)

 (07:11)仰天するようなことが起きていますな。

 その1。新聞のスポーツ面を久しぶりにまじまじと見ていたら、驚くべき事に気が付いた。それはパリーグでプレーオフ進出の最終座席を争っている西武とオリックスがともにチーム成績として四つの負け越しであり、状況的には負け越しのままプレーオフ進出できる可能性が高く、よってこのどちらかがパリーグのプレーオフを制し、その上でセリーグ優勝チーム(恐らく阪神)に勝てば、レギュラーシーズン負け越しのまま日本のプロ野球界の頂点に上れる、ということだ。

 こりゃ、仰天でしょう。レギュラーシーズンで負け越したチームが日本のプロ野球のトップに....。制度設計をした人は考えたんでしょうな。「まあ、3位は少なくとも勝ち越しているだろう」と。しかししかし、今のパリーグ3位の西武は62勝66敗、4位のオリックスは60勝64敗。勝率では西武が上だが、ともに首位からのゲーム差は23。ゲーム差が23もあって、まだ3位。これも制度設計者は考えなかったかも知れない。

 西武、オリックスはともに残り試合は8。ということは、シーズン5割に戻すにはともに6勝2敗が必要になると言うことだ。可能だろうか? 分からんが、難しいと思う。まあこの2チームは出来て5勝3敗だろう。

 ということは、プレーオフ進出の権利が生ずる「3位以内」に、西武かオリックスのどちらかのチームはシーズン負け越しで臨めることになる。プレーオフ権既獲得のソフトバンクやロッテは強い。しかし、短期決戦は何が起きるか分からない。そこで3位チームが勝ち抜き、阪神の可能性が高まっているセリーグの優勝チームを撃破することだってありうる。

 阪神の今の勝率は6割を超えている。136試合戦うパリーグのレギュラーシーズンで5割にも満たなかったチームが、146試合を戦って勝率6割のセリーグ優勝チームを差し置いて日本シリーズ勝利なんて。そんなのあり...... 実際にそうなったら、大きな議論を呼ぶだろう。

 仰天その2。金曜日の巨人ー横浜の試合。観客はなんと7489人だったそうだ。土曜日の朝刊に出ている。土曜日の試合は回復して16641人になったが、同じ土曜日にヤクルトー阪神は47306人の観客を集めている。なんじゃこりゃ、ということだ。もう阪神は、セリーグ1の人気球団だ。中日ー広島の試合は観客11279人で、ジャイアンツの試合の観客数はこれを上回っている。しかし、16641人では球場の収容能力の半分も埋まらない。ということは、空席が酷く目立ち、恐らく球場には厳しい秋風が吹き、売り子も「今日は暇。儲からん...アルバイトにもならん....」ということだったに違いな。

 ちょっとこだわって、土曜日の、本来なら優勝争い真っ盛りのこの時期の、セリーグ全体の観客動員数とパリーグのそれを比べてみた。セリーグは3試合合計で75226人を集めている。さてパリーグは、と計算し始めたらドキドキした。最初、「あ、パリーグが上か」と思ったからである。実際は、パリーグの土曜日の3試合合計は73416人で、セリーグが上だった。しかし、その差はわずかに1810人に過ぎない。3球場で割れば、603人だ。

 つまり、セリーグは終わっている....ということだ。どこが「人気のセか」と思う。人気もない。パリーグがこの時期にセリーグに観客動員数であわやの成績を残しているのは、一つにはプレーオフの制度があると思う。これが最後まで優勝争いを分からなくしている。なにせ、負け越しのチームが優勝するかも知れないのだから。当該チームのファンは力が入る。偉大な逆転を信じて.....。あと言えば、ソフトバンクなんかには、本当に「見てみたい」という選手がいる。福岡の人たちはいいな。

 しかし、それでいいの....。レギュラーシーズン負け越しチームが日本シリーズ優勝で日本一になるかもよ。レギュラーシーズン負け越しで。アメリカのプレーオフ制度では、こんなことはまずありえない。3地区の優勝チームと勝率で争う3地区共通のワイルド・カードの勝者がプレーオフに進出する。日本の制度は、制度設計ミスとしか言いようがない。

 しかし、そうした制度設計ミスを取り除いた上で、セリーグもプレーオフの制度を設けることだろう。人気復活の第一の施策だ。巨人の監督は火曜日に決まるらしいが、プレーオフ制度も来年は見送りだそうだ。セリーグの試合はスピード感に欠けるが、機構もスピード感なく停滞している。

 最後の仰天。2票差。昨日の夕方ケイタイに第一報が入ってきたとき、「へえ.....」と思いました。なんと言ってもこの「96対94」という票差に。

 しかし驚いたのにはもう一つ理由があって、金曜日の夜に一緒に食事をした民主党の元幹部は私に民主党の各グループ(六つあるのかな)の構成を示しながら、「だから菅氏が勝つ.....」と説明してくれていたのだ。私は、そうかな...と思っていたのだが、見事にこの予測が外れた。ほんまに政治の世界では、この人の話を聞けば良いという人が全くいないな、という印象。まあ、自分の頭で考えるからいいですわ。

 今朝の新聞を読むと、どうやら前原氏勝利の決定打は投票の直前に彼が行ったスピーチにあったらしい。菅支持を表明していた鳩山氏も、「前原氏のスピーチは素晴らしかった」と今朝の新聞に語っている。ということは、全体的なイメージとしては、私が会った人を含めて「菅氏が有利かな....」と考えながら両院議員総会に臨んだ人が多かったということだろう。

 しかし、「今度なれば3度目の代表の菅氏で本当にいいのか。民主党は変われるのか.....」と出席者は考えながら会場に入ったと言うことだろう。前原氏にも気持ちを残しながら。で、始まったら菅氏のスピーチより前原氏のスピーチの方が遙かに良かった、だから「まあ菅さんが勝つだろうが、私の一票は前原氏に」と投票した人が多かったのではないか。私はそう想像する。

 ははは、明けて!?玉手箱。まあでも私は印象として、「民主党の議員さんたちは、与えられた選択肢の中では、分裂の危険性もあるが、結果論的には今後に繋がる賢明な選択をした」と思う。政党が分裂することが必ずしも悪いことではないことは、今回の小泉さんが立証した。

 まあ前途は多難ですよ。前原さんは。任期は岡田さんの残り部分で、あと1年。そういえば、小泉さんも「あと一年」と言っている。日本の政治状況は、あと1年後には相当変わっているということです。今回の小泉大勝利以上の変化かも......


2005年09月17日(土曜日)

 (07:11)毎週金曜日はちょっとドキドキして楽しい。というのも、3週間前から東京新聞の「本音のコラム」というコラム欄を担当しているのです。普通コラムは事前に思ったことを書き、相手先に送っておく。

 しかし、このコラムは実は掲載日前日の昼頃決まる「こちら特報部」という同じ紙面の特報面のテーマと同じ事を書くというつもりで始めた。話があったときに、「普通じゃ面白くない。どうせだったら、新聞社の特報面のテーマと合わせよう」と思って、私から試みとして新聞社の担当者の方に提案して始めた。だから、金曜日の昼頃になると東京新聞(中日新聞)の担当者の方から来る「今日はこの問題やります」というメールが待ち遠しい。

 送られてきたテーマを見て、「こうきたか」と思いながら、「じゃ俺はこう書こう....」と一気に書き始めるのです。もう先週のテーマだから良いと思うのですが、先週は10日で投票日前日と言うことで選挙について特集するというので、「じゃ、私も選挙関係を...」ということで、次のような文章を書いた。タイトルは、「不安との闘い」

 知り合いの有名なお寺の和尚さんと話していたら、興味深い話しをしてくれた。「最近相談が多いんですよ....」と。「何の相談ですか....、誰からですか....」と私。「郵便局の方々からです」と和尚さん。

 聞くと、「今度公社になった、そして次は民営化して公務員ではなくなる。心配で心配で....。職を失うのではないかと....」といった相談が多くなったのだそうだ。つまり「不安だ」というわけだ。国鉄が済み、そして電電公社が済み、今は郵便局の人々。

 公務員の地位に慣れてきた人達には、確かに不安だろう。しかし、と思う。90年代の初めからこの方15年間、民間企業や中小企業につとめるサラリーマンは皆、その「もしかしたら」という不安と闘ってきた。不安と闘いながら、ではもっと会社に、そして自分に自信が持てるようにするには何が必要か、と考えてきた。その不安こそ、会社の革新と自らの向上心につながり、それが日本の企業を強くし、それが社員の自信につながりつつある。

 「郵政民営化」という単語を聞いたときに、都会のサラリーマンは皆思った。「今時、"民営化"は当たり前だろう」と。だから最初から、ビジネスマンの民営化支持率は高い。 不安と闘うのは時に厳しい。しかし、不安と闘い、それを乗り越える努力をしてこそ、自信は生まれる。企業にも、そして個々の働く人にも。「安心な社会」は、何もしないではなく、不安と闘ってこそ生まれる、と私は思う。さあ、この問題を国民はどう審判するだろうか。  

 まあ、私の予想は当たって、民主党は都市で惨敗。結局民主党は都市の政党を目指しながら、都市に住む人間の気持ちが全く分かっていなかったと言うことです。金曜日も民主党の国会議員前職の方と食事をしたのでそう申し上げた。

 それはさておき、テーマさえ決まれば書くのには時間があまりかからない。30分もあれば書ける。最短ではもっと短いかも知れないが、時間がかかるのはトリミングである。なにせ字数が600字と決まっている。それに合わせるのである。削ったり、単語を代えたり。キレをよくする算段をしたり。

 いろいろやりながら、いつも思う。文章の人間だな....と。祖父も父親も文章の人だった。良い文章を書けたときが、自分自身で一番じわっと嬉しい。文章は何回でも自分で読み返せる、それに酔えるのが良い。今後文章を書く機会が増えてくれたら、増やしたいと思う。

 今日のテーマは、「選挙と若者」です。うーん、ちょっと自信がある。興味のある方は、東京新聞をお読み下さい。


2005年09月16日(金曜日)

 (18:11)最近、私が松井君に付けた名前があります。それは「Double King」。double は英語で「二塁打」の意味です。だって、最近の松井は本当に二塁打が多い。日本時間の昨日は2本。今日も1本左に打ってなんと今シーズン42本目。確かアメリカン・リーグ1なような。

 たぶん、松井の打った球は真を食っていて、外野手の間や一三塁手とラインの間を素早く抜くんでしょうね。これはA-Rodの打球などと比べると質的な違いがあると思う。彼のHRは本当に滞空時間が長い。対して松井のHRは一直線に飛んでいく印象。

 打点が110の大台に乗るのは時間が問題だから、あとはHRは去年の31本に届かないとして、打率ですよね。今日がちょうど0.300。うーん、3割を固めて欲しいな。

 ヤンキースはいいですよ。ボストンが負けてゲーム差は1.5。シーズンの最終局面でボストンとの3連戦が組まれているので、そこで決着か。ワイルド・カードも可能性がある。今日の時点ではクリーブランドが0.575でヤンキースの0.572を上回っている。まあ、こちらはゲーム差はもっと狭い。苦労してプレーオフに出た方が、結果が良いかもしれない。

 長いシーズンもあれよあれよともう終幕近し。なるべく日本人選手の活躍を見たい。田口のカージナルスはもう地区優勝を決めた。井口のシカゴもいい。楽しみです。


2005年09月15日(木曜日)

 (11:11)選挙などで日本力のことを少し忘れていたら、出版社から嬉しい知らせ。「4刷りが決定しました」と。

 刷りは「1」が確か「2000冊」だと思ったので、重なれば重なるほど印刷される総数が増えると言うことで、書いた甲斐があるというもの。ハハハ、まだ10万冊には遠い。

 この本に関しては、もう一つ嬉しい事がありました。火曜日に岐阜の中津川に講演に行ったのですが、講演先の若手重役会(?)とかいう団体が、なんと400冊も一括注文してくれました。講演会のあとちょっと質問の出方が少なかったので、「あれ、どうしたのかな」と思っていたのですが、すっごくきちんと聞いていてくれたんですな。

 結構何冊も本を書いていますが、「400冊一括注文」というのは初めてだな。嬉しい。


2005年09月15日(木曜日)

 (09:11)朝日新聞の33ページから3ページに渡る虚偽メモ事件の検証記事を全部読みました。どういう手順で新聞社が新聞を作っているのかが分かるし、その過程でどうしてこういう事件が発生したかがかなり手に取るように分かる。なかなか読み応えのある記事です。

 メール更新が記事の中でどう使われているか、双方の思い違いがどう生じたのか、N記者がどういう心理状態だったのか、そして相互の認識の齟齬の中で間違った、ねつ造記事が全国1000万人以上が読む記事にどうしてなっていくのか。小事が大事になるプロセス。

 「なぜそんなことをしたのか」と聞かれたのに対してN記者は最初は、「功名心」と答えていたそうだ。しかしこの記事の中の一問一答を読むと、必ずしもそうではない。この記事の中では、「自分でも説明できません」と答えている。これはこまった問題です。功名心があるなら、ばれたときのことを考えれば思いとどまると言うこともある。しかいs、「自分でも説明できません」では止めようもない。

 いろいろな教訓を残してくれました。記事として出る前の検証プロセスの必要性。しかし、あまり検証しているとニュース(news)ではなくなる。新しい事だから報道される価値がある。しかし検証も必要。まあ、永遠の課題でしょう。しかし、報道に何らかの形で携わっている人間にとっては、心しなければならない問題が多い、と思う。


2005年09月13日(火曜日)

 (24:11)日帰りで岐阜に。例の激しい闘いが展開されたところですが、私が行ったのは中津川の先の恵那。恵那峡で有名なところです。岐阜とは選挙区が違う。まあ時期的には岐阜市に行くのが、「その後」みたいな取材では良かったのですが。

 一つ失敗。毎週火曜日はマネックス・メールのコラムを書いているのですが、ごちゃごちゃしていたのか、すっかり失念。ははは。はっきり言って忘れ物は多い方です。どこかに行くと、必ず何かをなくす。しかし、単発の原稿の締め切りはあまり忘れたことはない。しかし定期的だと手帳にも書きませんから、まあ忘れることはままありますよ。ごめん。

 ところで、韓国情報に詳しい人から、以下のメールをもらいました。インターネットの匿名性を変えるような動き。それが良いのかどうかは議論の余地があるのでしょうが、面白い動きだと思う。

 お疲れ様です。今日プサンから帰還しました〜

 韓国ではインターネット実名制(掲示板等への)が部分的に、早ければ年内に施行されるようです。大手ポータルサイトが対象ですが、事業制限になると業界では反発してます。あと、テレビで、一般ニュースの中にネットコーナーを作ってネット内の話題を報じているのを見ました。一般ニュースでも取り上げるんだぁ、と感心?でした。日々のネットの話題もニュースですよね。

 へえ。まあ日本ではまだでしょうね、この動きは。インターネットが使われ始めた頃には、「ネットでは何を書いても良い....」てな発言をよく見ましたが、公共的メディアになった今は事情が違うでしょう。議論の余地のあるところです。


2005年09月12日(月曜日)

 (06:11)自民党の大勝利で終わった衆議院選挙。連立与党で衆議院議席(480)の三分の二(320)を獲得した。これをどう考えるか。一つ参考になる文章を以下にアップしておきました。

 選挙結果分析

 それにしても、与野党両方にとってこの結果は重い。民主党はなぜ負けたのかを分析しなければならないし、与党は国民から預けられたマンデートを重く受け止め、「手順とスピード」で今回自民党を選んだ選挙民の期待に応えねばならない。

 重要なのは、選挙民は「swing voter」だということだ。次も自民党を支持するという保証はない。しかし今回の選挙は「民主党の失態」という色彩が強いと思う。「一度は政権交代を」ということをいつも考えている多くの選挙民も、今回は「not now」と民主党には票を入れなかった。

 もうちょっと詳しい数字が出たら、その面からも分析したいと思います。


2005年09月11日(日曜日)

 (14:53)日本の新聞、テレビは選挙日が接近すればするほど表現が慎重になるのですが、海外の新聞は自由です。今読んだFTのウィークエンド版には、「Koizumi tipped for victory」という活字が、彼のポスター写真とともに一面トップになっている。

 今回の選挙に対する海外の関心は高いですよ。海外の新聞を読んでいて分かる。まあ同様に、東京の在外公館も情報収集に忙しいようですが。まだ出口調査の結果も出ていないので、結果を正確に予測するのは難しい。

 ところで、今回初めてテレビ東京の開票速報にコメンテイターとして出ることになっています。他の局よりちょっと遅めの午後9時45分からの放送開始ですが、私が尾道に行ってロケをした非常に興味深いVTRもありますので、是非チャンネルを合わせて下さい。


2005年09月09日(金曜日)

 (16:53)二つの更新情報と、一つのおもしろフラッシュ・ムービーのお知らせです。更新情報は

 韓国情報

 松井情報

 です。韓国情報は8月下旬のソウル訪問をまとめたもの。松井情報は、400号を扱った部分を文章にした部分。

 それから、今日は面白いお知らせがあります。知人が教えてくれたフラッシュ・ムービー。結構面白い。70〜80年代の西ドイツのアーティスト、ジンギスカン(Genghis Khan)の「めざせモスクワ」という曲の空耳Flashムービー。もとの曲は「めざせモスクワ」。具体的には、下のようにいくつかのバージョンがあるようです。

 もすかう

 別バージョン

 結構面白い。ヒップポップ調なんですかね。よく知りませんが。


2005年09月09日(金曜日)

 (06:53)ほう。今朝の最大のニュースは、NHKが朝から報じている鴻池発言でしょうね。参議院においてもっともボーカルに郵政民営化法案に反対した議員です。番組に来て頂いたことがあるので知っているのですが、意志の強そうな方です。彼のホームページには、郵政民営化に関して以下のように書いてある。

郵政事業は国家が責任を持たなくてはならない。
それは国民との信頼関係がしっかりしているからだ。
それは国営ではなくてはあまねく公平に出来なくなる時がくる。
民営化すれば僻地や離島へのはがき代や手紙、切手代は高くなりますよ。
特定郵便局は地域住民との信頼のシンボル。国づくりの歴史がある。
民営化には反対だ。     
 しかし、今朝のNHKニュースによると鴻池氏は、「今回の衆議院選挙で自公連立が過半数を取ったら、それは民意だから郵政民営化法案について必要な修正を施すことを前提に賛成に回る」と述べ、「その旨を党の執行部に伝えた」という。他のメディアが報じていないので、NHK種ですが、私は彼の行動が一つの目安になると考えていたので、この報道が正しいとしたら大きな意味を持つ。

 「衆議院で自公連立が過半数を取ってもう一度郵政民営化法案を通しても、参議院が再び否決する可能性がある」というのが、小泉戦略の一番大きなネックだと見られていた。しかし、数日前にどこかの新聞が調査したところ、自公が過半数をとっても郵政民営化に反対すると言明した自民党籍の参議院議員(いわゆる造反議員)は3人で、あとは様子見だったという。

 その記事には、「3人が誰か」は書いてなかったような気がした。だから、その3人に鴻池さんが入っているかどうかは知らない。しかし、もっとも郵政民営化法案にボーカルに(声高に)反対だった鴻池さんの選挙後の行動に関する意思表明は、「参議院でも郵政民営化法案通過」を予想させる。

 私が興味があるのは、小泉自民党・公明党が大勝したときに民主党、または民主党の心の中では郵政民営化に賛成している人達がどうするかだな。衆議院でも参議院でも。負ければ岡田代表は辞めるので、その後釜が誰になるか。民主党は深刻な identity crisis 、それに指導者不足に見舞われる。

  むろん衆議院通過法案には、いくつか不満足な点がある。まあ最初の一歩に過ぎない。その後も我々がよりよい民営化を監視していくということでしょう。


2005年09月08日(木曜日)

 (21:53)ずっと気にしていたSENSEX(インドの株価指数)が8,052.56( +105.78  +1.33%) が8000の大台に乗った。強いままでの推移。大台乗りにちょっと逡巡が見られたのだが、8日の市場では一気に高値を抜いてきた。当然、高値警戒感はあるのでしょう。

 先日書いた通り、インド人のチャタルジーはこちらの目が飛び出すような高値予想を出していましたが、まあそこまで行くには紆余曲折はあるのでしょう。しかし、per はまだ全般に低いし、経済にも活力はある。要チェックですな。昨年の1月は5000くらいでした。
 ――――――――――
 FTに面白い表現があった。今回の日本の選挙は海外でも非常に関心が高いのですが、ホリエモンに関する記事の中で面白い表現を発見した。それは、「dog-eat-dog capitalism」というのです。まあ、文字通りの荒々しい資本主義ということです。でも表現は面白い。

 同じFTには、今月同じように総選挙を行うドイツと日本を比較した記事があって、これも面白かった。統計を見ると、日本の方が失業率が低下を始めていたり、成長率が高いなどかなりフェーバーな状況にある。

 しかし、戦後の華々しい成長から成長鈍化に見舞われたこと、人口の老齢化に見舞われていること、各種社会保険支払いが巨額に上っていることなど共通点が多い。同じ問題を抱えているのです。ドイツの投票日は確か一週間後だったと思った。このドイツの選挙結果も重要です。


2005年09月08日(木曜日)

 (10:53)

 「こういうの、好きなんで。毎日ビリビリしながら頑張ります」

 おめでとう、松井君。とうとう日米通算400号。「知ってましたが、まあ長く出なかったんで。通過点.....これからも、どんどん打っていきたい....」と君は試合後のインタビューで言っていましたね。笑いながらの、時にユーモラスな発言。イチローが君を評して今年の初めだかに「ユーモラスの加減が増した」と言っていたのが、分かるような。

 それにしても、4回の今季通算21号は見事な当たりでした。ファン的には最近見なかったので、イライラしていたのですが。そして、ライト線への2塁打で2点を入れた6回。0−4で厳しい試合、しかも今季苦手のデベルレイズ相手の試合。この4、6回で松井君がたたき出した3点で、チームの逆転のレールが敷かれました。

 最後の仕上げも君にして欲しかったけど、まあチャンスに弱いA-Rodとジオンビーがヒット、HRで二点をあげ、そしてリベラが完璧にクローザーの役割を果たした。ヤンキース的には、はらはらするがナイスな勝利でした。

 それにしても、ボストンは強いですね。今日も勝って、ヤンキースの試合が終わるまではなんと4.5ゲーム差。勝ったから4ゲーム差ですが、レッドソックスは本当に負けない。去年の熱が残っている印象がする今年です。

 まあ go wild でもいいですよ。ワイルドカードで出た方が、去年のボストンのように油断なく戦えていいかもしれない。でも、シェフィールドの怪我は大丈夫ですかね。

 今日の「3」を加えて、これで君の打点は104。うーん、今年は是非3割も打って欲しいんだけど、今はちょっと安心できないな。もうちょっと上にいて欲しい。そして、HRも30の大台には乗せて欲しいな。あと20数試合。チームだけではなく、君にも「go wild」を期待しますね。インタービューでの「ビリビリ」という言葉通りの。

 君は負けられない試合が続くことに関しては、「こういうの好きなんで...」と。いいね。でも、そろそろ結婚も考えたら....。いくつだっけ。ハハハ。よけいなお世話だが。敬具。


2005年09月07日(水曜日)

 (23:24)ハハハ、アジア・ミニサミットを開催....。といっても、どうということはない。中国四川省成都出身の趙楊さんの店で、日本と韓国とインドの出身者が食事をした、というだけのことですが。

 火曜日に富山に帰っていたチャタルジーから電話があって、「木曜日に帰りますが、その前二日間東京に居ます」と。火曜日は私が詰まっていたので、「じゃ、水曜日に」ということになっていた。そこに、姜さんの紹介で、韓国の中央日報の記者の李さんが取材に来日。私と内藤さん、下村さんで水曜日に対応。

 韓国からの客人に「今宵は...」と聞いたら空いているという。で、「じゃ、食事しましょう...」ということになった。趙楊は私が選びました。日・韓・インド、そして中国のアジア・ミニサミット。チャタルジーは奥さんの久美さんを伴って登場。ロンドン帰りの小林君もジョインしたので、ヨーロッパの香りも。

 これといった具体的な事を話したわけではない。ああだ、こーだと話しただけ。しかし、全体的な印象としては、下村さんがインドに強い興味を示したと言うこと。趙楊さんも時々話しに来るので、本当に4カ国出身者の話になった。

 手での数字の数え方から始まって、文化人類学的な興味も。どうも下村さんは、インドへの投資を考えているらしい。ハハハ。ちょっと遅いんじゃ....。そういえば、インドの株価指数であるSENSEXは、限りなく8000に接近した。


2005年09月06日(火曜日)

 (23:12)新宿のビッグカメラに買い物に行ったついでに最上階のソフトコーナーに行ったら、新譜CDとして長渕剛の「Close Your Eyes」があったので、一つゲットして、夜に聞きました。尾道で見たロケセットの男たちの大和の主題歌。石井さんが「いいよ」というので、買おうと思っていた。

 6分42秒の長い曲です。長渕には7分47秒という非常に長い「Mother」という曲がある。どこのカラオケに行ってもない曲(まあ、歌えないのでどうでもいいのですがちょっと残念)で、題名の持つせつなさと台詞のアンバランスがなかなか良い曲なのですが、「Close You Eyes」は、数回聞いて判断すると、まあ鎮魂歌ですな。

 そりゃ、大和のロケセットの中でだってそうだし、鹿児島県知覧町の特攻隊基地でもそうですが、遺書や写真を見れば目を見開くと同時に目を閉じたくなる。彼らが生きていたらどのような人生を送っただろうか、と。

 だから、「Close Your Eyes」というのは、中味の詰まった言葉だし、思い言葉・行為です。ただし、まだ映画が封切られていないので、どういうシーンで歌われているのか分からない。多分最後に出てくるのでしょうが。

 日本の戦争映画は、むろん全部見たわけではなく、私が見た範囲で言うとイマイチなのが多い。感情が入りすぎているのか? 最近見た「亡国のイージス」も、映画としてはもう一つの印象だった。大きな映画館に数十人しか観客がいなかったこともあるが、ちょっと寂しかったな。

 12月に封切りになるこの映画を見て、そしてまたこの長渕の歌を聴くと違った印象がするかも知れない。でも、メロディーはなかなかいいし、歌詞もいい。ただし、歌詞に無理があるような気がする。映画を見るとしっくりくるのかもしれないが。

 それにしても、「亡国のイージス」にしろ、「男たちの大和」にしろ、のっけから「国」とか「死」を取り上げるテーマの映画で、最近はそういう映画が多くなった。時代背景もあるかもしれない。いろいろな意味で、「国とは」とかを考えるのは必要だし、自然だとも思う。今の日本はそういう雰囲気にあるのかもしれない。


2005年09月05日(月曜日)

 (23:12)どちらかといえば海外に良く行く私から提案があるな。というのは、尾道の中学校の二人の先生がアフガニスタンで死体で見つかる事件があったので。どうも、殺害を行うと犯行声明を出すようなそういうグループではなく、例えばタクシーの運転手・転じて強盗など物取りの可能性が強いと思われているからだ。

 提案とは、海外では必ずタクシーは遠出をするときにはホテル経由で頼んだらどうだろう。私は実際そうしている。移動するのにレンタカーを運転しても良いのだが、道をさがすのも面倒だ。そこで円海外ではタクシーを本当によく使う。しかしあまり街流しのそれは使わない。ホテルを通じてタクシーを調達する。

 ホテルは、海外においても一応一目置かれる存在である。そこ経由のタクシー依頼については、タクシー会社としても重きを置かねばならないはずだ。私はだから、例えば韓国に行って少し長い時間タクシーを借りるときにはホテルのフロントに、「英語か日本語をしゃべれるタクシー運転手をお願い」と頼む。頼むとさがしてくれるが、その際にホテル側は運転手の顔ぐらいは確認するでしょう。ホテルの客とタクシー運転手の顔がそこでホテルの従業員の頭に刻み込まれる。タクシーの運転手も、「ホテル依頼」と思うと軽視できないだろう。

 街でひょっとひろったタクシーの運転手と客の関係は、ホテル経由の時よりも薄い。薄い上に、誰にも見られなかっただろうと運転手が思うと、運転手は欲望を抑えきれなくなるときも出てくる。ホテルというワンクッション置いておけば、タクシー運転手も思いとどまる可能性も出てこようというものだ。

 それから、日本人が気を付けなければいけないのは、日本人というだけで「お金を持っている」と周囲から思われていると思った方が良い、ということだ。ニューヨークには4年間暮らしたが、その時の経験でもアメリカ人というのは、ほんとうにキャッシュはもたない。せいぜい20ドル、2000円ちょいくらいだ。

 ところが、日本人は大体最低でその10倍はキャッシュを持ち歩いている。これは、強盗、窃盗、詐欺グループいは美味しい。世界には、5ドル、10ドルでも人を簡単に殺す輩は結構いる。ましてや、200ドル、300ドルは当たり前に持っている日本人は、格好のターゲットになり得る。

 二人の尾道の先生のうち、男性の方は海外に行き慣れていたと言われる。しかし、そうはいっても情勢の刻々と変わる紛争地帯だ。出来たら、一人ガイドを付けて欲しかったな。私はインドに行ったときには、ずっと一人に付いていてもらった。お金はかかったが、それの方が遙かに効率的な旅が出来た。


2005年09月04日(日曜日)

 (20:12)たこしゃぶ用の皿尾道には非常に珍しいモノがありました。タコのしゃぶしゃぶ。右の写真がタコしゃぶ用のお皿です。フグではない。明らかにタコの薄切りです。

 東京で「尾道の食べ物」と言えば、目に付くのはラーメン。私のオフィスの近くにもある。正直言ってあまり美味しくなかった。しかし、やはり本場に行ったら有名な店が二軒あって、一軒は閉まっていたが、もう一軒はやっていて、無愛想な店だが、確かに美味しかった。

 なかなか尾道もやるな、と思っていたら、尾道の知り合いが教えてくれたのがこのタコしゃぶ。この一切れ一切れを普通のしゃぶしゃぶのようにさっと湯を通してポン酢に着けて食べるのです。結構切り身にするのが難しいらしい。

 いやもちろん、仕事で言っているのですよ。しかし、ご当地モノを食べるのも仕事の一種です。広島ということで、お好み焼きも頂きましたが、なぜ広島風と関西風がああまで違う形態になったのかについては、いろいろ街の人に聞いたのですが、分からなかった。

 肝心の選挙情勢はなかなか難しい。亀井同情票は凄い。しかし佐藤さんに対する支持は、昔からステルスと言われているらしい。父親の代からしっかり根付いている。まあ彼は比例との重複ですから。堀江支持は、若い連中とおばちゃんに広がっている。

 あと「伊藤 洋二」という人が立候補したのです。尾道の人は「知らん....」と。いえ、私の親戚でも、子供でもありません。やっとポスターが貼られ始めていて、見ると若い。まあ波乱要因にはならんでしょう。


2005年09月02日(金曜日)

 (20:12)また昼頃から尾道に来ています。テレビの仕事もあって。午後になって、尾道出身の先生二人がアフガニスタンで行方不明になった事件に関して、「それらしい遺体がアフガニスタンで見つかった」との報道。この街の人も不思議がっているのです。記者とカメラマンはそちらに飛んでいきました。

 街の人も不思議がるのは当然です。だってそうでしょう。なぜ男女の先生が二人きりでアフガニスタンへ。タクシーの運転手と話をしていたのですが、運転手さんが「噂では.....」の連発。ははは、そりゃそうですが。尾道はあと「男たちの大和」「亀井ー佐藤ー堀江」の三つどもえ選挙と話題が多い。ある街の人は、「尾道は今話題の三冠王」とか言っていた。

 ところで、今週火曜日でしたが、マネックス・コラムに以下のような文章を書きました。「定点観測」に関して質問を受けることが多いので。別に難しいことではない。定期的にそこの場所に行くだけで、いろいろなことが分かる、という話です。

 コラムと言えば、2日の土曜日の版から東京新聞の「こちら特報部」だったかな、見開きのページの左上に毎週コラムを書くことになりました。尾道で第一回を書いた。どこにいてもコラムくらいなら書ける。便利な世の中です。

 週末。1年半ぶりのソウルだった。目的は「定点観測」。姜さんに「それって何 ?」と聞かれた。簡単である。

 例えば上海でずっと続けていること。それは、あの急発展の街の中心にあって、比較的人気の高いあるバーに行き、毎回「カンパリソーダを」と注文することだ。最初に上海に行ったとき、確か6〜7年前だったと思うが、店員は私が言っていることが理解できず、カウンターの中にも知っている人がいなくて、「どうやって作るのか」と逆に聞いてきた。

 一昨年同じバーに行って「カンパリソーダ」を頼んだら、理解もしたし出てきたが、すごくまずかった。去年も上海に行ったが、残念ながらその店には行かなかった。今年末か来年の初めに行ったら、今度はどんな「カンパリソーダ」が出てくるのか楽しみだ。

 文化や食のレベルというのはちょっとしたところに現れる、というのが私の持論だ。こうした観測から得た私の結論は、文化大革命で中国における街の食文化はいったん死んだ、というものだ。戦前から国際色の豊かな街だった上海が、「カンパリソーダ」の知識も共有できない街になった理由は、文化大革命しか考えられない。

 韓国では、人を定点観測している。この国に行くと、必ず以前大宇証券の東京駐在代表だった姜さんに会う。もう20年くらいの付き合いだ。子供さんが二人いて、お嬢さんは結婚され、もう一人の男の子である信榮君は大学を出て大宇証券に就職した。投資教育の姜さんの仕事は、超多忙になってきたという。韓国では二桁が普通だった金利が一桁の下になった。皆、個人金融資産を持つ人も増える中で、何に投資したらよいか悩んでいる。そこで姜さんの出番だ。韓国は投資ブームだ。

 結婚されたお嬢さんには子供さんが一人。つまり姜さんにとって初孫。おじいちゃんの目から見て、「韓国で子供を育てるには本当にお金がかかる」らしい。韓国の出生率は1.16で世界最低に近い。情報とは、言葉の端々に潜む。息子の信榮君とは2002年以来の付き合いだ。その時は、ノサモの若手を紹介してもらった。今回も「若者と会いたい」と言ったら、男友達を一人と彼女を連れてきてくれた。

 ソウルの高騰住宅価格地域「江南」の、芸能人(日本で言う韓流スター)もたくさん来るというイタメシ屋で、2時間以上4人でくっちゃべりながらいろいろ意見交換した。韓国でイタメシを食べたのは初めてだったが、おいしかった。そして彼らの話も面白かった。私も姜さんや息子さんに「定点観測」されている。

一つ分かったことがある。それは、盧武鉉は誰にも相手をされなくなっている、ということだ。あれだけの盛り上がりの中で大統領になり、そして弾劾裁判を乗り切ったのに。あまりの経済政策の混迷が、彼の人気を容赦なく奪った。それが、今回の、ごく短時間のソウル訪問の成果の一つだ。


2005年09月01日(木曜日)

 (24:12)CNNやCNBCを見ていると、「これがあのアメリカでの惨状か」と思う。まるで、先の津波に完膚無きまでに叩きのめされたスリランカとかインドネシアの海岸のように見える。おまけに起きているのは、大津波に見舞われたこれらの地域と同じような略奪。

 アメリカは、もともと日本にないタイプの天災が多い。野茂の投法の語源になったトルネード(竜巻)などは、日本にはほとんどないタイプの天災です。そのすさまじさはテレビを見るだけでしたが、ニューヨークに居てずっと「凄まじい」と思っていた。しかし竜巻は局地戦というか、点とか線の天災です。

 今回のハリケーン・カトリーナは、広いエリアに対する凄まじい天災になっている。もともと石油の掘削地域。地面全体が低下していたとも言われるし、海面より低い土地がかなりあったことが災害を大きくした。ハリケーンがたまたま人口密集地域を直撃したのもあまり例がないらしい。湿地帯で、湖水・湖沼がこの地域に多くて、水の制御を難しくしているようでもあったらしい。

 それにしても、数千人の死者が予想されるとは。神戸・淡路の地震の時もそうでしたが、自然の力は恐ろしい。備えても備えきれない面がある。中国を台風が襲い....と。まだまだ人間の力の限界ばかりが目立つ。
 ――――――――――
 ところで、韓国の年金制度に関しては姜さんに聞きかじったことを書きましたが、いろいろ複雑なようなので、もうちょっと調べてから改めて書きます。日本でもそうですが、年金システムは複雑。私ももうちょっと理解する必要がある。

 しかし、我々があまり気が使いな社会システムの違いが、その国その国の人々の心象風景を大きく変えている、という見方に変わりはありません。



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