2005年04月28日(木曜日)

 (24:11)正直言って、心配していました。殴り殺される覚悟で書いた親日論の著者である趙英男(チョヨンナム)さん。本を読みましたが、「今の韓国では反発が強いのでは...」と思った。

 その通りでした。28日の日本の新聞によると、世論の総反撃を受けて10年以上続けてきた人気テレビ番組の司会を降りたというのです。本が出たのは今年の1月。だから、その時点では今年春の一連の騒動の前の本だと言うことになる。しかし彼は今月24日付けの産経新聞とのインタビュー記事で、「(靖国神社は)普通の神社と変わらなかった」「(日韓の摩擦について)冷静に対応するなら日本の方が一段上だなと思う」などと述べて、それを韓国のメディアが批判的に伝えた。

 彼の番組のネット掲示板には、抗議や降板を求める書き込みがたくさん寄せられたそうです。だから、「世論を負担に思う。しばらく休みたい」と趙さん。

 こういうのは悲しいですな。本音を言えない社会。かつてより簡単に(ツールがいろいろ出来ましたから)抗議が出来る社会そのものは良いのだが、批判が一辺倒になりやすい体質が強く見て取れる。多様な意見が許されてしかるべきネット社会ですが、現実はそうは動かない。ツールが多様なだけに、意志を持って動く人間の持つ影響力は、ある場合には非常に大きくなる。


2005年04月27日(水曜日)

 (24:48)「もう数年前に見たからいい」と思っている人も、まだ一回も見たことがない人も、これは是非見るべきだと。キャッツです。素晴らしかった。日本で行われるミュージカルであれだけ拍手が続いたのを見たことがない。日本人はスタンディング・オベーションをしないので普段はあまり分からないが、あれは客の舞台への感謝の気持ちが伝わっていた。

 とにかくEnjoyableなんです。しかも、very very に。専用劇場だから、本当に猫のキャラクターが生きるように作られている。照明もライティングも素晴らしい。あとは、本当に踊りがうまいんですよ。まあ、昔の四季のダンサーのレベルを知っている身としては。誰が誰だか私は良く知りませんが、「(日本人の踊りも)ここまで進化したのか」と。

 どうも何人かはゲストダンサーだったらしい。しかし、全体が非常の統一が取れていて、しかも軽妙で見ていて気持ちがよいのです。歌もうまい。ニューヨークで見た、とか、ロンドンで見たとか、劇団四季のキャッツももう見たとか、いろいろおありでしょう。しかし、私は専用劇場での今やっているこのキャッツをもう一度見ることを勧めます。

 たぶん私はキャッツを見るとは3回目です。しかし、以前のどれとも違った。それはストーリーからして今回の公演のそれはかなり変えているからだと思う。確かな知識ではありませんが。「いいものを見せてもらった」という感じ。tks


2005年04月26日(火曜日)

 (24:35)久しぶりに、対談をしました。まあ、インタビューと言っても良い。場は銀座の学校です。私にとっても興味深く、かつ楽しかったし、会場にいらっした方も大満足(アンケートを見る限り)という内容でした。

 経営、人事管理、対顧客管理、長期にわたる顧客グリップなどなど銀座のクラブの経営・維持には、多くの企業やビジネスマン、それに働く人が直面する問題が凝縮的に発生する。それをどうやってオーナーママは管理しているのか、その為に何を勉強して、店の女性達に何を教えているのか、などがテーマだった。

 ゲストは、望月 明美さんで、彼女はLe Jardinの経営者。銀座の学校は既に47回やっていたそうですが、今回の分は一番顧客反応が素早く、直ちに定員一杯の応募を集めた。それだけ、銀座のクラブ、その経営者やその手法に関心が高かったと言うことでしょう。そりゃそうだ。

 銀座(の夜)は、明治時代の洒落たビアホール誕生から大正時代のカフェ登場で文士達が集う場が出来、それに対してお酒の相手をする知的女性が入ったことが発祥の切っ掛けになったと言われる。現在のクラブの原型が登場したのは昭和30年代。その後の高度成長の波に乗り、銀座の各クラブが一番景気が良かったのが80年代で、しかしその後、具体的には90年代半ばからは生き残りをかけた厳しい時代に入っている。

 銀座の、今でも一般的なシステムは、「完全指名制度」「経営者が別にいる雇われママ制度」であり、それを背景に時々起きる「引き抜き」など。この方式に対して、望月さんは銀座では珍しいオーナーママとして、「準指名制度」「全員ミーティング」「(プロを雇うのではなく)素人を教育」などのシステムを取り入れた。それが今の「銀座の勝ち組」につながっている、という。

 まあ、優雅な人ですよ。「いかにもママ」という感じのしない。まだ本当にお若いし。その美しさに惚れ惚れしていた会場の方も多かったな。私は世界各地に行って、銀座のような店と客の微妙な距離感の取り方を特徴とするシステムは非常に珍しいと思うし、そこで店をもう長く張っているというのは、凄いノウハウがあると思うのです。それが対談の中で少しでも明らかに出来たらと思っていました。

 私にとっても初めての話しが多かったし、楽しかったな。望月さんにも忙しい中お店の時間に食い込む形での対談とその後の打ち上げにご参加頂き、感謝しております。企画した大日本印刷さんにも Many Tks。


2005年04月25日(月曜日)

 (24:35)やっぱりそれが「知恵」なんでしょうな。GMやフォードの不振を聞かれた奥田経団連会長が、「技術提携とか、値段をいじる」ことに言及。「いじる」というのは、値上げを意味する。

 このコーナーで繰り返し取り上げているとおり、今のGMやフォードの不振に日本車メーカーの好ましくない行為、例えばダンピングとかが行われたことはない。それは日本車メーカーばかりでなく、アメリカの消費者やビジネスマン、それに政治家も知っている。しかし、だからといって、日本車メーカーが黙っていられる問題ではない。

 しかし、このまま行けばGMやフォードの不振は経済問題を通り越して、確実に政治問題になる。クライスラーの経営不振が表面化したときにも、アメリカではこれは政治問題になった。このメーカーに対する連邦融資(アメリカでは非常に珍しい)などが行われたと覚えている。アイアコッカという会長が確か一年間の報酬を1ドルにしたっけ。

 しかし、それでアメリカの消費者が納得するのか、それにGMやフォードが立ち直るのかは不明であるし、筆者は怪しいと思う。なぜなら、独禁法の問題があって日本車メーカーが一斉に値上げするのは難しいし、消費者もそういう経緯で値上げがあったのなら、「それほどアメリカの車は悪いのか」とむしろ日本車に向かう可能性もある。

 最近JAFの人と会って話しをしていたら面白いことを言っていた。これだけ車が出ているのに、業績は不振なんだそうです。なぜなら、「車が故障しない....」。そういう状況では、。故障しない車と故障する車を比較したら、しない車を選ぶ消費者が多くなる可能性がある。導入価格が多少高くても、です。

 やはり、問題はGMにしろフォードにしろ、トヨタを初めとする日本車メーカーと同様の技術水準の高い車を作れるのか、消費者の環境志向に会った車を作れるのか、です。それがないと、いかなる措置も一時的に終わってしまう。

 「それにしても」と筆者は思う。「企業はちょっと油断すると、どうしようもなくおいていかれる」と。GMもフォードも哀れみを持って見られるような会社ではなかったのに、今は見る影もない。これはアメリカの製造業全体にとっての大きな問題です。


2005年04月24日(日曜日)

 (21:25)夕方はやや雲が多くなったが、日中は非常に良い天気。八王子の両親のところに行った後、久しぶりに狭山湖畔霊園に。八重桜が綺麗でした。色がピンクにはっきりしていて、花もぼてっとしていて大きい。

 ここには尾崎豊のお墓があるのですが、その前には何人もの人が。動く気配もなくじっと佇んでいる。一人の若者は、ギターを片手にお墓の真ん前で歌っていました。「何かの記念日かな....」と思ったら、命日だそうです。

 尾崎豊の墓は、霊園の中でも非常に良い場所にある。春のうららかな陽気の中で、思う人と時間が過ごす。なかなか良い時間の過ごし方かも知れない。明日は尾崎の命日だが月曜日。人出はどうなるだろうか....なんて思いながら霊園を後にしました。


2005年04月23日(土曜日)

 (22:25)金曜日だったと思ったのです、赤坂見附のレストランで面白いものを発見しました。それは、「白焼きウナギの櫃まぶし」。今まで、名古屋でも食べたことがなかった代物でした。なかなかさっぱりしていて美味しかった。

 匠屋松兵衛にはたまに行くのです。名古屋でしか食べられないと思っていた櫃まぶしが食べられるからですが、今まではずっとタレ焼きのウナギを食べていた。しかし、メニューを見るのが好きなので改めて見ていたのです。そしたら、「塩焼き櫃まぶし」と。ああ、白焼きだ...と思った。

 試しに頼んでみたのです。塩焼きだからちょっと塩っぽいが、うまく緑もののまぶしも入って美味しかったな。発見、発見と思いました。名古屋にはあるのかな...。ま、あるでしょうな。


2005年04月21日(木曜日)

 (22:25)ソニーの新しいWalkmanはナイスなトライかもしれないと思いました。通りかかったので、銀座のソニービルで聞いてみたのです。良い音でした。特に魅力を感じたのは、スティックになっているやつですかね。

 また、木曜日の日経の朝刊トップには、次世代のDVD規格について、ソニーと東芝の両陣営が共同で新規格を開発とある。非常に重要なことだと思う。両陣営に意地もあり、また自信もあると思う。自分の方式が優れていると。しかし、両方が市場に出てくれば消費者は大混乱する。もうベータとVHSで痛い目に遭っていますから。

 ですから、両方が意地を捨てて新方式に相乗りの形にするのが一番いい。特に両方のメリットがともに生きれば素晴らしい。まあ、そういうことが可能かどうかは別にしてです。


2005年04月20日(水曜日)

 (23:24)「なんかおかしいな....」と最近本当に思うんですよ。なんで日本のプロ野球は皆企業名が付いているのかと。だってそうでしょう。アメリカの野球チームだって都市の名前しか付いていない。サッカーだって都市の名前がチーム名になっている。逆に日本のプロ野球球団で企業名が付いていない球団を探すのはかなり難しい。

 まだ交流試合をしていないので分からないが、今ひとつ日本のプロ野球の人気が出ない。試合によっては1万人を下回る試合もある。横浜のジャイアンツ戦なんて1万2000人台の観客だった。

 都市の名前にするとその都市の人しかファンにならないという人もいる。しかし、ヤンキース人気はアメリカ全土のあちこちで強いのを見れば、その球団が持つ魅力で全国的な人気を持ちうると思う。やはり、球団名に会社の名前が付いているのは、その名前が新顔であればあるほど違和感がある。

 勝手にですが、日本のプロ野球がいかに人気を回復できるかを少し考えたのです。その一つの結論は、「球団の名前を都市や地域の名前にする」こと。実施してみると、なかなかワークすると思うが。
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 ところで、久しぶりに東京ドームに行きました。去年の春に大リーグの試合を見て以来。狙いはエクサイトメント・シート。どんなもんじゃ、と思って。行って分かったのは、あそこにはA列とB列があるが、まだしもA列の方が安全だと言うことです。なぜなら、フェンスに隠れられる。BはAより高くなっていて、避けるものがない。

 行くと全ての席に、ヘルメットとミットが置いてある。ナイキの製品でした。ちょっと皮がかたいな。いつくるかとファウルボールを待っていたのですが、こないんですよ。ははは。私が見ていた範囲では、細長いシートにボールが入ってミットに入ったボールはたった一つでした。

 しかし、危険性から言えば、あそこは危ない。これからトライする予定のある方は、身軽な格好で行って、絶対ボールから目を離さないことです。万が一です。


2005年04月19日(火曜日)

 (17:24)今日読んだ文章では、このワシントン・ポストのエディトリアルが一番すっきりしているな。別にワシントン・ポストの見方がアメリカを代表する見方だとは思わない。こういう見方が出てくるのは、至極自然だと思う。また、当事国以外がどう見ているかは興味がある。  

"Facing up to history squarely" isn't easy for any country. Americans don't agree on how to remember the Confederacy. Russia can't yet admit to Soviet depredations in the Baltic republics. And, yes, Japan too often sees itself purely as a victim of World War II.

But in countries that permit open debate, historical interpretations can be constantly challenged, revised, maybe brought closer to the truth. In dictatorships that use history as one more tool to maintain power, there's no such hope.

China's Communists used to find it useful to vilify Russia in their history texts. These days, for reasons of China's aspirations to lead Asia, Japan makes a more convenient villain. Next year might be America's turn. The reasons may be complex, but none of them has much to do with facing history squarely.

 最後の三パラですが、ワシントン・ポストの文章は一つの説得力のある考え方だと思う。それにしても、デモや破壊行為があったことを一切報道せずに、町村外相の「謝った」との理解を報道するという中国の報道姿勢には、かなり無理がある。国民はそのままだと何のことだか分からない。だからこそ、中国ではネットやケイタイが重要な情報ツールになるのでしょう。

 多様な意見が飛び交い、事実が提供される中で真実が見つかるというは、ワシントン・ポストが言う通り。中国もそれに近づくべきだが、それが体制を揺るがす危険性があるという矛盾。今回の一連の事件を通じても、中国が抱える矛盾は深い。


2005年04月18日(月曜日)

 (17:24)フジテレビとライブドアが共同発表したIR資料をつらつら見ていたら、かねて言われていた業務提携に関して、以下のような文章があった。  

(3)フジテレビおよびニッポン放送とライブドアとの業務提携

 フジテレビおよびニッポン放送とライブドアは、今後の業務提携の構築に関して、下記の通り基本合意いたしました。

業務提携の目的: フジテレビおよびライブドアは、放送・通信融合領域での個別の業務提携に向けて友好的な協議を開始します。この協議には、ニッポン放送の参加を求め、ニッポン放送とライブドア間のかかる業務提携の可能性も協議する予定です。

委員会の設置: 放送・通信融合領域での個別の業務提携の方向性を探るため、「業務提携推進委員会」を設置し、プロジェクトチーム毎に定期的な協議を行ってまい ります。

 「友好的な協議を開始」という文章は発展性を示唆したものです。だから今後どんな内容が出てくるかは分からない。しかし、逆に実際には何も行われずに、ライブドアの子会社の売買や株のやりとりで全部終局という可能性もあるということ。

 ホリエモンがずっと「ネットと放送の融合で凄いことが出来る」と言っていたので、「何が出来るのか」と思っていた身としては、大いに肩すかしを食らったというか、「こんな落としどころかな」という印象。ライブドアとしては、フジテレビから1000億以上のお金を引き出したという点では、「損はなかった」と言えるかも知れないが、これだけの大騒動のあとの幕引きとしては何とも中味がない印象がする。

 ビジネス・モデルとしては、最近読んだオーマイニュースの方がすっきりしているかな。ま、ライブドアはもともと利益のほとんどを金融で稼いでいる会社ですから、違うのでしょうが。


2005年04月18日(月曜日)

 (09:24)今朝のCNBCのニュースによれば、中国の胡錦濤主席が「対日デモを許しておけば、それは反体制派に口実を与えるだけだ」と述べたという。もしそうだとすると、にもかかわらず主要都市でデモが起きたということは、国内政治的にも中国の情勢は不安定になった、ということでしょう。

 反日デモと同時に、中国では台湾企業に対する大規模なストや破壊行為、農村における当局と農民の衝突などが起きている。日米外相会談も、日本はこの3週間のことを取り上げているのに、中国側は戦後ずっと問題になってきた大きな問題を出してきた。かみ合っていない。

 「愛国無罪」「日本製品排斥」「中華振興」などのスローガンは、「尖閣列島や教科書、それに安保理常任理事国入り問題」などを巡る日本関係のスローガンとは別に、中国のデモ参加者が何を考えているかが分かる。「日本製品排斥」と「中華振興」はワンパッケージになっていて、中国の家庭や身の回りにあまりにも日本製品が多くなったことを背景に、日本製品を買うのをやめて中華、つまり中国の製品を振興してそれを買おうということでしょう。

 日本のオーバープレゼンスの問題はあるが、だからといって中国の企業に日本の企業と同じような製品を作れる技術があるわけではない。昨日のテレビでもやっていたが、日本製品排斥を叫んでデモ隊に参加した中国人の家に行ったら、テレビなどはしっかり日本製品だった。予想されたことだ。「排斥」というのは、それだけ身の回りに溢れている、ということだ。

 中国においても、ネットサイトや新聞、テレビ、ラジオは中国だったら統制できる。しかし、ケイタイが社会の主要交信ツールになっている社会において、北朝鮮のようにケイタイ電話の使用を禁止するわけにはいかない。政権が変わるたびに中国の政治の正統性は問い直されるなかで、「単位」を脱し「砂」になった中国の若者達の動向は、案外予想外の方向に行くかも知れない。


2005年04月15日(金曜日)

 (19:24)出版社の方からこの本を頂いたので読みましたが、なかなか面白かった。そうなんですよね、その国に行くことがその国に対する印象をがらっと変えることにつながる事が多い。著者である「韓国芸能界の重鎮として確固たる人気と地位を築いているチョ・ヨンナム氏」もそうだったとこの本で書いている。

 まあそれとの関連で言うと、木曜日のラジオ番組は大阪市の上海事務所の方に電話でお話を伺ったのですが、少なくとも上海という大きな国際都市では駐在員の方が気が付くような動きはなくて、日本のBS放送を見ながら「凄いな」と言っている状況だそうです。

 テレビの画面というのはある局面を切り取ったもので、見ている人に世の中が全部そうなっているような印象を与える。しかし、テレビのフォーカスしないところにも人間の生活や考え方があるのは確かで、まあ見る方としては「映っていないところはこうなっているのだろうな」といった想像力を働かせながら、そして出来ればいろいろな人が話を聞きながら全体像を知る必要がある。日中関係が大変な時代に立ち至っていることは明らかですが、そうしたトンボの目(複眼)が欲しいものです。

 それはそうと、木曜日のこの番組は、ゲストが上戸彩ちゃんというタレントさんでしたが、VTRの合間などにほんの少し話しを聞いていて、「そりゃ、大変だ....」と思いました。だって、一日に20分か30分しか寝れない日もある、というのです。そりゃ、死にまっせ。

 彼女は「だから、休みの日と一日中布団から出ない....」と。「じゃ、その休みは一ヶ月に何回あるの.....」と誰かが聞いたら、「月に1とか.....」と。過酷ですな。そりゃ大変だ。カメラには付きまとわれるし、誰かのように辞めたい...という人は出てくるんでしょうな。


2005年04月14日(木曜日)

 (23:24)ついにケイタイ(FOMA)から自分の声を聞くようになるとは。インターネットラジオが携帯に入り込みました。

 このシステムを開発したのは、Taff.Co.,Ltdという会社です。サイトを見てもあまり充実していない。実際に発足したばかりの小さな会社らしいのですが、Itmediaの記事にあるような新システムを構築した。

 つまり、FOMAの所有者がまずインターネットラジオを聞くために(ストリーミングの為に)必要なiアプリをダウンロードし、それをやや時間をかけて多めにダウンした後で放送(聴取)を開始するという方式。ここにもあるパケットラジオです。私の番組がインターネットラジオとして流れるのはこのサイトで月曜から。

 重要な点と特徴は、Itmediaの記事にもあるのですが、

  1. 「ストリーミングで流しっぱなしにすると、すぐパケット代が何万円の単位になる」(同)ため、ユーザーは別途各キャリアの定額プランに加入する必要がある

  2. インターネットラヂヲならチューナーを内蔵しない携帯でも、アプリをダウンロードするだけで「ラジオ携帯」になる
 ということ。パケットのパケットが定額でないととても恐ろしくて聞けない。『タフがフォーマット変換のためのゲートウェイシステムを管理しており、ここに各ラジオ局のインフラを接続するイメージ。「現在、放送局と交渉を進めている段階」(林氏)』と書いてあるように、例えばタフはラジオNIKKEIとばかりでなく、ニッポン放送などともケイタイでのインターネットラジオの可能性に関して交渉しているという。

 試聴的に自分の番組を聞きましたが、声も非常に鮮明で使えるという印象を持ちました。ただし、ストリーミングで多めにデータの取り込みをしてから放送しますので、定時より番組のスタートが2〜3分遅れる。普通のブロードバンドのラジオ放送は実際の時間より20〜30秒遅れて始まるらしいので、それよりは随分と時間がかかるということです。

 大業に構えなくても、技術の進歩とともにメディアは限りなく多様化している。いいですな、多様化は大賛成


2005年04月13日(水曜日)

 (19:18)ははは、懐かしい人に会ったな。私が70年代の後半にニューヨークに居た時。会社の先輩の山本さん(今はカジノ関係の本を書いている作家です)というパリの特派員が帰りに寄ってくれた。山本さんもそのずっと以前にニューヨークに居た。自分が住んでいたところなどを懐かしく見るためでしたが、その時にお子さんが二人いた。お嬢さんと男の子。

 そのお嬢さんが大きくなって、テレビ東京にいることはずっと知っていました。「へえ、大きくなったな」とずっと思っていた。その時は確か小学生の高学年くらいだった。ははは、自由の女神を見に二家族で船に乗ったのを覚えているな。

 で、数日前ですがオープニング・ベルという番組の末武ちゃんから電話が来て、「山本さんがプロデューサーだから来ませんか....」と。うまい誘い方をするね。そんじゃっていうんで、出かけていったのです。まあ話の内容は為替。

 当時の面影が残っているような、残っていないような。しばらく番組の話はさしおいて懐かし話に花が咲きました。彼女のお父さんとは本当によく遊んだんですよ。特に麻雀かな。ははは。最近の山本さんは海外のカジノに行っては、それを新潮社などから本にしている。なかなか魅力的な人生を送っている人です。ああ、懐かしかった。
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 「インターネットと放送の融合.....」ははは。どこかで聞いたような。その実験を実際に私が毎週金曜日に出演している森本毅郎スタンバイが今週、来週とやってます。案内をよく読んでやって下さい。音楽以外のコンテンツは日本中のみならず、世界中の方々に聞いて頂けます。この番組は、ライブでハワイでもやっていますが、今度はネットでということ。

 良いか悪いかの問題は別にして、今の著作権体系では音楽はネットに流せません。TBSでもそうなんですな。私がネット放送局を企画したときにも一番大きな問題は音楽の著作権だった。だから、朝の6時45分過ぎの「歌のない歌謡曲」は聞けません。

 しかし私を含め週5人のコメンテーターの午前7時からの解説、その後のスポーツ、さらには現場にアタックは聞ける。今のスタンバイの午前8時までの部は、関東一円でしか聞こえない。ラジオの電波の波及力の限界です。

 各地方の放送局はその時間帯は各局の放送をしている。しかし、私はスタンバイは午前8時までの部も全国放送の価値は十分にある放送だと思っていた、東京、関東一円以外の人達にも一度聞いて欲しいと思っているのです。この2週間の実験の結果、TBSラジオがどういう結論を下すかは知りません。まあ、地方放送局との競合の問題もある。

 しかし、ラジオ放送をネットでも聴けるという環境は既に多くの番組で実験しているとはいえ、全ラジオ番組の中で一番聴取率が高いことが通常のスタンバイでネット放送を実験することには価値があると思うし、この機会に全国の方々に聞いて頂いて、ご意見をTBSラジオの方にお寄せ頂ければと思います。出演者の一人としてのお願いです。ははは、きっと楽しいですよ。

 ところで、私の出番は毎週金曜日の午前7時からで、ネットで聞ける今週と来週も当たり前ですが金曜日です。


2005年04月13日(水曜日)

 (19:15)プロとは何か。非常に身近なところで、一つ発見をしました。レストランで肉を隣の人よりほんの少し多く食べたい人は飢える、おっと「ウエルダン」を注文すること.....。冗談のような、ほんとのような....いや半分冗談です。

 編集の人と3人で食事をしたのです。鉄板焼屋さんで。皆ちょっと小腹が空いている程度だった。で、レディース・ランチを頼んだのです。軽量で野菜が多い。不断草とか茴香(ういきょう)などの野菜が出てくるなかなか魅力的なコースだったのですが、お肉はサイコロ(ステーキ)だった。

 全く偶然なのですが、私がウエルダン、左の佐々木さんがレア、右の小俣さんがミディアムレアを頼んだのです。で、話しながらシェフの腕裁きを見ていた。ふっと浮かんだのです。もしかしたら、ウエルダンを頼んだ人のサイコロは、他の人のサイコロよりほんの少し大きくカットされるかもしれない、と。なぜなら、何でもそうですがよく焼けば焼くほど小さくなる。もし最初から同じカットで焼き始めれば、3人の仕上がりがちょっと不均衡になるじゃないですか。

 思いついたことは直ぐ聞くのは私の習性で、三人で話しながらちょっと聞いてみたのです。そしたら、そのシェフはほんの分からない程度ですが、焼きのクラスによって多少サイコロを切るときに仕上がりの均等を考えて大きさを変える、と言った。「やはりそうか....」ってなもんです。つまり、ウエルダンのサイコロステーキの大きさを少し、ほんの少し大きくする。それはウエルダンは良く焼くわけだから、仕上がりが縮む可能性が高いからです。

 まあ、レアとミディアムレアの差もあるんでしょうな。そこの鉄板焼屋の区別の差は、レアとミディアムレアは切り口は赤く残っていたが、ウエルダンは全面(各面)焼いていた、焼けていたという点。

 まあ私がウエルダンを頼むのは非常に珍しい。どちらかと言えば、Mレアかレア。今日はちょっと寝不足だからと思ってウエルダンを頼んだ。まあ、仕上がりの均等性というのは重要だから、プロだったらそういうことを考えるんでしょうな。あと一つ当たり前ですが、レアは他の誰よりも鉄板から最初に離して皿に盛る。最後に皿に乗るのはウエルダンの肉です。

 だから、3人に一緒にお肉が乗った皿が配膳されるとしたなら、ウエルダンの人が一番熱々の肉を食べられると言うことになる......いや失礼......。


2005年04月12日(火曜日)

 (08:18)いよいよ中国とインドの協調路線が形をとりだした。国境紛争の集結努力、繁栄に向けた協調など。加えて中国はインドの安保理常任理事国入りへの支持も暗に表明。これは、温家宝のインド訪問によって具体化してきたもので、むろん世界が注目する中での両国の接近である。

 去年の正月にインドに行き、「二匹の巨像」の話を紹介してから、私にとってもこの二つの巨大国の関係は、個々の動きと並んで興味があった。ついに始まったか、という印象。中国とインドは相互依存性を高めてもおかしくない状況がある。両方とも複雑な国内事情を抱える国だが、とにかく合わせると世界の三分の一の人口を持つ。その二つの国がどういう関係にあるか、というのは非常に重要です。

 温家宝首相は、「両国の関係が改善すれば、両国間の貿易は劇的に増加するだろう」と予測しているが、この両国の関係改善はむしろ2000年に年間30億ドルに過ぎなかった両国貿易が2003年には130億ドルに急増したことで加速した面がある。

 両国関係の進展は、世界に影響を及ぼす。両国は将来はFTA(自由貿易協定)締結を念頭に置いているが、その結果として両国の経済発展が加速すれば、世界において資源に対する需要は大きく増加する。人口が多い両国での生産活動が伸びれば、世界における労働供給量という面でのデフレ圧力は増加する。その他、様々な影響が出るだろう。

 今起きている中国での状況に関しては、月曜日の朝に文章を一つ書きました。中国の民衆が怒っているという視点だけではなく、色々な角度からこの問題は考える必要があると思う。むろん、中国の国内事情に密接に関連している。それを忘れてはならない。


2005年04月11日(月曜日)

 (23:18)4月6日に掲載を告知した香西春明(かさい しゅうんみん/はるあき)さんの小説二本ですが、文章の差し替え依頼がありましたので、friendsのページに改めて掲載します。

 一本は「こころの数列」、もう一本は「夢の会社」。「こころの数列」の頭には、「作者による読者ガイド」が付いている。まだの方はどうぞ。
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 今日読んだ文章で一番面白かったというか、気持ちの中で残ったのは文藝春秋にあった「目をつむれない子供たち」かな。驚きました。この文章を読んだ人は私と同様に驚くのでは。いろいろなところで、驚くことが進行している。でも、そうやって育った子供はどうなるのか ?


2005年04月09日(土曜日)

 (11:18)昨日読み終えた本です。「オーマイニュースの挑戦」。一般的には、韓国の盧武鉉大統領が就任後に最初のインタビュー相手としてこのインターネット・メディアを選んだことで有名になった。

 私にはこのメディアはずっともう少し深く知りたいメディアだった。2002年の末に韓国に行って盧武鉉の当選がなぜ可能になったかをいろいろ取材していたときに、多分毎日新聞の記者の方からその存在を聞き、それ以来ずっと調べたいと思っていた。サイト(国際版はここ)に何回も行ったのですが、当時はハングルのページしかなくて、内容が分からなかったのです。最近ある方からその創設者の本が出版されたことを教えてもらったので、早速買って読んだもの。この本がそうです。

 私もインターネットとの付き合いは長いし、サイト更新をずっと続けていますから、ネットをどう考えるか、それをどういう役割のメディアと考えるか、その今後の可能性や限界などは良く考えるのです。その意味で、この本で出てきた「標準」とか「読者の二重性」などの単語は、「同じ事を考えているんだ」と非常に興味を持ちました。

 韓国でだけなぜ有力なインターネット新聞が生まれ、影響力を維持し、経営的にも成り立っているのかについて、創設者であるオ・ヨンホ氏は以下の要因を指摘している。

  1. 韓国ではこれまでのマスコミに対する不信と不満が、数十年にわたって歴史的に積み重なってきたこと

  2. 若い人達の政治への参加精神がどの国よりも高いこと

  3. インターネットのインフラが世界のトップレベルにあること(具体的にはブロードバンド)

  4. 韓国では一つの問題に対する「集中度」が高いので、「オーマイニュース」のような小さなインターネット・メディアが選択と集中戦略をとったとき、その効果がかなり大きい

  5. 韓国の土壌が「オーマイニュース」のような市民記者制を切実に望んでいたということ
 とある。なるほど。まあ私は日本にもアメリカにも本格的には生まれなかったインターネット新聞の韓国での誕生は面白い問題だと思う。それを比較対照的に日本やアメリカと比べてみるのは面白いと思う。

 「標準」というのは、報道やその評価につきもののものです。むろん、標準もいろいろある。日本では朝日新聞とサンケイ新聞がいつも角を突き合わせているように、「標準も多様」です。しかし、新聞経営という面では非常に似た面があって、土俵(ビジネス・モデル)は同じであるとも思える。

 ネット新聞のビジネス・モデルはかなり違う。将来は同じような形になるかも知れないが、今は違うわけです。ビジネス・モデルが違えば、今までの「標準」的な見方からは異なった見方が出てくるし、それはナイスな挑戦になりうる。

 どちらが正しいと言うことはなくて、「様々な考え方」「様々な人間の活動に関する見方」の表明と言うことです。オーマイニュースの挑戦は、そういう面で価値があるし、それは見事だということ。しかし、一方で「標準」は必要と言うことになります。それが「読者の二重性」につながる。

 私はこの本が指摘していていない一つの非常に重要な現代社会のポイントとして、何か新しいメディアが出てきたからといって古いメディアが消え去る必要はない、という点を強調したい。ネットがテレビやラジオを吸収するといった議論には全く賛成できない。

 ラジオ放送は確かにネットで聴けるが、やはりスイッチ一つで聴取を開始でき、どこにも持って行ける専用機の方が便利だ。コンピューターは立ち上げだけで時間がかかる。テレビも同じ。テレビ受像専用機の美しさ(PDP、液晶など)は捨てがたいし、ここでも利便性が全く違う。

 これは私の持論ですが、メディアは限りなく多様化すると思う。人類の歴史を見れば明確です。そしてそれは今後も続くでしょう。そしてその大きな根拠は、昔から人間の顔には二つの目と二つの耳とそして一つの口しかないが、人々の情報消費量は飛躍的に増加している、ということです。消費が増えれば、供給や供給のルートも多様化しておかしくない。

 一人の人間には24時間という時間しか与えられていない。しかし、例えば自分の生活スタイルを考えてみても、ネットをしながらラジオを聞くといった情報の消費の仕方をしている。またはネットで文章を書きながら、ラジオで情報収集をしている。時にはテレビを見ることもある。人類の情報消費量は劇的に増えている

 まあこの問題は何かにまとめたいのですが、需要の増加とともにメディアも多様化する、というのが私の判断です。


2005年04月07日(木曜日)

 (23:18)夕方のラジオ放送は面白かったな。最近ロシアと言えばプーチン政権の強権的な国内政策運営や国内政局掌握術、周辺国の政変とそれに伴うアメリカなどとの軋轢などが話題になる程度。まあ石油や天然ガスの輸出国ですから、今のエネルギー資源価格高は追い風だろうという程度の知識しかなかった。まあ私の今年の一番手海外取材候補はロシアですから、「実態はどうなんだろう」という気持ちもあってかなり力が入りました。

 インタビューの相手をして下さったのは北海道大学スラブ研究センター田畑伸一郎センター長。その話の柱は以下のようなものでした。

  1. ロシアの経済成長率は2003年、2004年とも7%台で順調であり、失業率も日本との集計方法の差があるので単純には比べられないが、8.5%前後と二桁が珍しくない欧州などと比べると、特に悪いわけではない。「経済は順調」という人もいる

  2. しかし、成長の原動力はもっぱら石油・天然ガスの輸出(主に欧州向け)によるものであり、ロシアの輸出の6割はエネルギーである。その他のめぼしいロシアの輸出品はない

  3. エネルギーの輸出が価格高騰もあって順調であるが故に、ルーブル高が進み、それがロシアの輸入の増加につながっている。輸入が増加するので、国内産業は競争力を失い、エネルギー部門を除くと「これ」というような国内産業、製造業はない。「ある」と言えるのは金属だが、それも鉱石からインゴットを作るまで

  4. つまり、ロシアとはBRICsの一員には入れられているが、インドや中国とはかなり意味合いが違う。多様な産業を育てているわけではなく、これといった産業のない、しかしエネルギー資源が豊かにある開発途上国である。宇宙、軍事産業など多少の得意技はあるが、ではそれが世界的な競争力があるかと言えば必ずしもそうではない

  5. ロシアの経済政策は、「自由」と「統制」の間を振れ大きく揺れている印象がする。エリツィンの時代は自由放任が過ぎており、現在は統制色が強まりすぎていると思う。それもあって、諸外国からの資本輸入も滞っている

  6. 大きな問題は、死亡率が高くて人口の減少が見込まれる点だ。現在は1億3000万程度だが、30〜40年で1億人を割ると見られる。これは、出生率が低い(1.20を割るらしい)上に、死亡率が高い点。男性の平均寿命は58才くらいである
 ということだった。結構驚く内容だった。まあ天然ガスの埋蔵量など世界一らしいから、安楽な経済運営を当面は続けられるのかもしれませんな。しかし、何かを作る、それを世界に売ると言った経済運営は当面出来そうもない。同じBRICsといってもかなり違う。


2005年04月07日(木曜日)

 (15:11)昼の約束が増上寺の近くにあるクレッセントだったので、御成門の駅を降りて歩いていたら、あのあたりが素晴らしい桜の名所であることに気が付きました。それはそれは素晴らしいのです。東京タワーをバックに今が満開という状況。

 食事が終わった後にせっかくだからと思ってまた増上寺に戻ったら御忌大会(ぎょきだいえ)の真っ最中で、ちょうど真っ正面のまっすぐに伸びた道からお練り行列が寺に到着するところだった。これは珍しい機会とお坊さんの近くに陣取って彼と話しながら見ていたのです。暑かったですね。

 結構長い列でした。晴れていたし、風が強かったので非常に鮮明で、東京の中心で昔の絵巻が見られたような。「雨の日はどうするのですか」と聞いたら、「雨の日はお練りも規模を縮小します....」とのこと。しかし、それにしても桜満開の中のお練りはなかなか迫力があった。

 このレストランは実に久しぶりでした。全く昔のままの佇まい。聞けばあそこに移ってからでも30年以上になるそうで、その前の一軒家の時期もあったそうな。以前に比べても少し美味しくなったような。

 帰り際に後ろを見たら、今朝のテレビ番組で見かけた新しいホテルが。ホテル戦争への参戦です。ホテルはイメージが大事。それとリピーターをいかに獲得するか。そういう意味では、来週の11日開業後暫くが非常に重要なんでしょうな。東京駅の近くにはまたラファイエットだったか、あと六本木の防衛庁跡地にはリッツだったか、高級ホテルがラッシュで開業する。「2007年問題」の発生かも。そういう意味では、海外からのお客をどのくらい引きつけられるかがポイントでしょうね。開業前のホテルに行っても仕方がないし、所用があったので帰ってきましたが。どんなホテルになるのか。


2005年04月06日(水曜日)

 (23:11)ははは、もう一冊知り合いが書いた本を読みました。「虚飾のメディア」というのです。もちろん実名では書いていないし、出てくる人も少しずつ変えてある。しかし少しでも事情を知っている人にはそれが「どの局で」、登場人物の一人一人が「誰はだれ」というのは直ぐ分かる。書かれた人がどう感じているか知りませんが、一部の人は「迷惑」と言っていた。

 私が見ても、小林という名前の自分を投影した主人公を少し美化している印象がする。書いた人を知っているだけにそう思う。まあでもそれは小説ですし、実態とは違う面があるのでしょう。しかし本当に局を辞めた彼がこんなことを考えていたんだ、という意外性はある。今は僧侶となっているようです。まあ一部の人には面白いかもしれない。

 この本は、「社長解任動議」と同じく、「ダイヤモンド経済小説大賞・佳作受賞作品」。社長解任動議の著者はkinちゃんでよく知っている。ということは、この佳作受賞のニ作品の著者をともに知っていたことになる。ははは、結構面白い。

 ところで、GMの経営危機が深まっている。ムーディーが5日に同社の格付けを引き下げBaa3とした。これは本当にジャンク(機関投資家にとっての投資不適格債)一歩手前。SPでも一歩手前だと思った。「新車販売の不振や固定費負担の増加によって競争力が低下している」ため。同じ理由で、同社はフォードの格引き下げも検討しているという。

 その国の代表的業界の、代表的会社が軒並み悪くなると言うのは、業界全体が抱えた問題が大きいと言うことです。しかもその国全体の特定セクターが全体として抱えている問題のようにも思える。今は気が付いていない人が多いのでしょうが、大きな問題になると思う。

 その国の基幹産業は何か、それはもう変わっていないのか、という問題は今から考えておく必要があるし、アメリカが騒ぎ出した時に何をすれば良いのかは、日本の業界はだいぶ分かっている気はするが、準備しておく必要があると思う。


2005年04月06日(水曜日)

 (08:11)友人である香西春明(かさい しゅうんみん/はるあき)さんから小説二本の掲載依頼がありましたので、friendsのページに掲載します。

 一本は「こころの数列」、もう一本は「夢の会社」。最初の「こころの数列」は読みました。私にとっても懐かしい。「夢の会社」はまだ読んでありません。

 小説ね。私も書いてみたいなと言う気持ちはあるが、なかなか踏み出せませんな。書ける人が羨ましい。まあいつかは、と思っているのですが。

 ところで、今「モードの方程式」という本を読んでいるのですが、これは面白い。横浜に4連敗した巨人の清原の耳にはダイヤモンドが輝いているのですが、今は女性の友達と思われているダイヤモンドは実は昔は男の親友だったとか、サンドイッチのみならずカーディガンも伯爵としてイギリスに実在し、彼が来ていたものが我々が冬に時に着る「カーディガン」になったとか。

 この本を読んでいると、「いかに常識は変わるか」ということが分かる。ピンクという色についてもそう。あとチノパンという名前がどこからきたのか、サッカーで1試合3点入れることをなぜハットトリックというのか、など。

 チノパンは chinos と書くことから分かるように中国に関係していて、hat trick は帽子に関係している。目から鱗の本。

 そう言えば、今日の朝日新聞に大人コギャルの話しが載っていて面白かった。ファッションほど変わるものはない、ということでしょう。


2005年04月05日(火曜日)

 (07:34)今年のこのサイトは充実している。映像が増えたのが特徴。去年もあったが、今年は映像が去年より綺麗になったような。

 左の下にある「video」という蘭を見ると、5日の早朝現在「matsui」の文字が二つ見える。ミラーのホームランをもぎ取ったナイスキャッチと、2005年シーズンの松井の第一号であると同時に、チームの第一号、全球団を通じたシーズンの第一号でもあったホームランのシーン二つがストリーミングされている。「サヨナラ、松井さん....」とアメリカのアナウンサー。

 今年も、ここに書くことが多そうで良い。


2005年04月04日(月曜日)

 (08:34)朝日新聞のネットサイトを見たら、「大和証券、7月にインド進出 アジア戦略強化へ」という記事。まあそうでしょう。ちょっと遅いという印象。日本の市場も面白い。しかし、アジア各国の市場はリスクもあるが、成長性という点では注目に値する。記事の頭は以下のようになっている。

 証券大手の大和証券グループ本社は3日、インドに本格進出する方針を明らかにした。7月、現地に駐在員事務所を開設し、現地資本との合弁証券の設立をめざす。大手証券は、97年のアジア経済危機を機にアジア地域の海外拠点は中国など一部地域を除き縮小していた。その後、インド経済が急速に成長し、資金需要も旺盛なことから、進出を検討していた。

 インドには欧米の金融機関が30社程度進出しているが、日本の金融機関は出遅れが目立っている。しかし、最近になって、大和以外でも日興コーディアルグループがインド進出に向けた検討に入ったほか、野村証券も1月に専属スタッフを配置してインド研究を本格化するなどインド市場重視の動きが活発化している。

 7月に大和が開設する駐在員事務所は、証券取引所があるムンバイに置く。現地スタッフを含めて10人程度を配置する。現地の証券会社や調査会社などと合弁会社設立に向けた交渉を進めており、06年度中に立ち上げたい考えだ。

 インドは中国とともに新興経済大国グループ「BRICs」の一角を占める。日系企業の進出も自動車や化学など一部にとどまっているが、現地企業の資金調達意欲は旺盛だ。このため大和は、日本の投資家向けに円建ての「サムライ債」やユーロ円債の発行を手掛けるなどの収益機会が増えると判断した。

 ムンバイは私も行きましたが、海沿いの北のインド諸都市と比べると非常に暖かい。印象では冬でニューデリーと5度以上の温度差がある。ムンバイにはインド最大の証券取引所がある。BSEというのは、恐らく「ボンベイ Bombay」から来ている。それはこのサイトを見ても明確です。

 インドの諸都市は、ここ数年ですが名前を変えた。日本人もよく知っているところでは、カルカッタはコルカタになった。BSEと呼ばれる証券取引所には私も中に入りました。活気があったな。当時BSEの指数であるSensex は6000をちょっと下回ったところだったと思った。去年の1月です。

 日本の証券会社が扱う国、証券取引所が増えるのが資産の多様化をしなければな日本の投資家にとって重要なことだと思う。もっといろいろな日本の証券会社に海外に進出して欲しいと思う。


2005年04月02日(土曜日)

 (18:34)ははは、今年も松井ページを作りますよ。今年こそは優勝して欲しいな。

 松井と言えば、コマツの新しいコマーシャルに出ているのです。子供の頃の写真をかざしている。それを良く見ると、多分小学生2〜3年の松井のバットを構えた姿勢は、右打ちなんですな。

 依然本かなにかで読んだことがある。彼はもともとは右打ちだったが、あまりにも打つので兄に「お前は左で打て」と言われて、それで左で打った、と。ということは、松井がコマツのコマーシャルで使っている写真は、彼が左打ちになる前の貴重な写真だと言うことです。

 彼は今でも右投げです。お兄ちゃんも「左投げ」を弟に強要しはしなかったということでしょう。もし彼が右打ちを続けていたらどういう野球選手になったのか。今より凄かったのか、それとも並の選手になっていたのか。それは分からない。

 一人の野球選手が出来るにも、いろいろな偶然が重なるものです。


2005年04月02日(土曜日)

 (11:34)今朝の日経の一面トップの記事には賛成だな。「電子カルテ 病院の6割に」と。私はずっと思っていたのです。「あの病院のカルテというものは何とかならないか」と。

 自分はあまり病気をする人間ではないのですが、両親が病弱になってからは本当によく病院に行ってカルテを見せられる。しかしあの代物は一体何が書いてあるのか、とんと分からない。まずドイツ語を書く人が多い。ドイツ語は大学で2年間やったが、自慢ではないが全く分からない。基礎的な単語くらい。

 日本語で書いている人もいる。しかし、綺麗に書いてあって読める文字は非常に少ない。病名など単語を知らないこともあるが、本当にわかりにくい。あれでは、カルテを見せているから情報公開しているとは言えない。記事の中に患者側の不満として

  1. 文字が読みにくい
  2. 内容がわかりにくい
 とあるのは、非常に分かる。デジタルデータ化すれば、患者や患者の家族サイドがそのデータを保持できるし、他の病院に転院するときも「じゃ、簡単な紹介状を書きますから」といったいい加減な橋渡しが必要なくなる。だって、新しい病院だって旧病院のデータは役立つはずじゃないんですか。

 うーん、出来たら病院ごとに違うデジタル・カルテじゃなくて、日本中の病院のデジタル・カルテのフォーマットがある程度統一されると嬉しいな。一目で分かるように。



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