2002年06月30日(日曜日)

 (10:56AM)太平洋の真ん中(はじっこ)を航行中のヨットの白石さんから「太平洋から」というタイトルのメールが届きましたので、ご紹介します。

 伊藤さん、こんにちは。

 出港前にはパーティーにご出席頂きましてありがとうございます。 伊藤さんのおかげを持ちまして、多くの人と知り合うことができました。 感謝しております。

  どんどん仲間が広がり、そのおかげをもちまして、こうして太平洋を横断しておりま す。もうすぐシスコに到着です。

 これからもがんばって参ります。 今後とも応援よろしくお願いいたします。

        太平洋にて、康次郎

 ヨット冒険家。今回は世界一周だそうです。優勝は難しいと。タンカーなど大きな船にネットが装備されたのは随分前ですが、小型の船は最近ではないでしょうか。海が今は静かなのかも知れない。不慮の事故なきよう、頑張って欲しいと思います。

 しかし、太平洋の真ん中にいるときにHPでも作って公開したら、アクセスが急増すると思うのですが、白石さん、どうですか。(11:02AM)


2002年06月30日(日曜日)

 (08:56AM)韓国の表記に関して、石川さんからメールを頂きました。たまたま、イタリア語では韓国は「corea」と表記するらしいのです。

 テレビで韓国の試合を見てたとき、結構多くの韓国サポーターが、"Corea" と書かれたマフラーみたいなもの(よくサッカー場で売っている)を掲げてました。

 これは、イタリアに住んでいたときもよく見掛けたのですが(すべてのサッカー チームのものがあるはずです)、イタリア語表記だと韓国は"COREA"、韓国人男性はCoreano、韓国人女性はCoreanaです。

  「現在 アンジョンファンがペルージャに行ってることを考えると頷けるね」 、と妹と試合を見ながら話しておりました。

 とのことでした。昨日の韓国ートルコのスタジアムでも「corea」と明確に文字が刻まれた応援グッヅを掲げて応援する若者の姿が映されていました。韓国の若者が「korea」を「corea」に書き換えるのを望んでいることと、イタリア語の韓国の表記が「corea」なのとどのくらい関係しているかは不明です。

 まあでも世界の新聞で「corea」を採用しているのは、このイタリアの新聞くらいでしょう。表記としては依然として「korea」がプリベールしているというわけです。(09:05AM)


2002年06月28日(金曜日)

 (13:56PM)今朝のこのラジオ番組ズームアップ+αという音声コーナーでも取り上げたのですが、この記事が示唆しているアルカイダによるサイバーテロの可能性は、考えてみれば恐ろしい話です。すこし長い記事ですが、この数日間に読んだ記事の中では一番面白かった。

 例えば、日本の新幹線コンピューターシステムにテロリストが入ったとする。新幹線がどんな日本に批判的な人でも賞賛する世界に誇るシステムですが、言うまでもなく緻密なコンピューター・システムとして存在する。その正常なテロ行為によって機能を停止できるとしたら、大事故に繋がりかねない。

 具体的なリスクは今のところアメリカに向いている。しかし、サイバーテロは優秀なコンピューター技術者一人でも出来るのが特徴です。日本もこの問題は十分考えて置いた方が良いと思う。(14:03PM)


2002年06月27日(木曜日)

 (06:00AM)予想通り、FOMCは政策金利を据え置き。今回の場合、声明の内容だけが注目の的でしたが、そのコメントは「景気拡大の勢いの鈍化」を認めるものとなった。

For immediate release

The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate unchanged at 1 3/4 percent.

The information that has become available since the last meeting of the Committee confirms that economic activity is continuing to increase. However, both the upward impetus from the swing in inventory investment and the growth in final demand appear to have moderated. The Committee expects the rate of increase of final demand to pick up over coming quarters, supported in part by robust underlying growth in productivity, but the degree of the strengthening remains uncertain.

In these circumstances, although the stance of monetary policy is currently accommodative, the Committee believes that, for the foreseeable future, against the background of its long run goals of price stability and sustainable economic growth and of the information currently available, the risks are balanced with respect to the prospects for both goals.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Alan Greenspan, Chairman; William J. McDonough, Vice Chairman; Susan S. Bies; Roger W. Ferguson, Jr.; Edward M. Gramlich; Jerry L. Jordan; Robert D. McTeer, Jr.; Mark W. Olson; Anthony M. Santomero, and Gary H. Stern.

Voting against the action: none.

 前回(5月7日)の声明の第二パラは以下の通りでしたから、その違いは明らかです。
The information that has become available since the last meeting of the Committee confirms that economic activity has been receiving considerable upward impetus from a marked swing in inventory investment. Nonetheless, the degree of the strengthening in final demand over coming quarters, an essential element in sustained economic expansion, is still uncertain.
 今回の声明の第二パラをちょっと翻訳してみると、分裂症気味な今のFRBの景気判断が明らかになる。FRBも困っているのでは。
 前回のFOMC以降に入手が可能になった情報は、アメリカの経済活動が引き続き拡大していることを確認している。しかしながら、在庫投資の変化と最終需要の伸びからの景気拡大の勢いは、ともに緩やかになってきたように見える。FOMCは、生産性の力強い、そして基調的な伸びを一因として、今後数四半期に最終需要の伸び率が上昇すると予想しているが、景気拡大の程度は依然として不明だ。
 「強→弱→強→不明」の文章。最終需要の伸びが鈍化しているとしながら、「この後数四半期は最終需要の伸び率は上昇する.....」と。それじゃ一体、最終需要の現状をFOMCとしてどう判断しているのか。まあ at a glance の印象ですが。(06:17AM)


2002年06月26日(水曜日)

 (20:25PM)26日の朝10時前にホテルを出て、関空経由だったので東京に着いたのが午後5時。ちょっと時間がかかりましたが、羽田が到着空港だったのは良かったのか。

 ところで、帰着した後でチェックしたら私がソウルのホテルを出た直後の午前11時前に韓国の女の子からメールを貰っていた。どうしてそういう経緯になったかというと、私と内藤さんがサッカー観戦を終え、あちこちをビデオ撮影して地下鉄で市庁舎前に着いて、まさに地上に出ようとしたとき。25日も26日に日付を変えようとしていた頃です。

 ソウル市庁舎前で、ドイツ・韓国戦後の深夜にちょうど地上に出たときに、向こうから来た女性3人組が私に近づいてきて、ポラロイドを出して「写真を撮って...」と。言葉はなかったかな。ま、状況で分かった。で、「いいよ」と撮ってあげようとしたのですが、フィルムがなかったのかなにかの理由で撮れなかった。可哀想だったので、「じゃ、僕ので撮ってあげる」と言って、ビデオカメラに着いているメモリースティックでデジタル写真を2枚撮ってあげた。で、「それぞれメールアドレスを書いたら、送ってやるよ....」と。

 3人ともすらすらとアドレスを書いてくれたので、ホテルに帰ってメモリースティックに入っていた写真を3人に送ってあげたのです。直ぐに。メールは、そのうちの一人からのもので、まあ言ってみればお礼。その3人は写真の通りです。興味深かったのは、その文章です。メール全文は以下の通り。

thank you for your favor
i received my poto very well.
i was very nice to meet you.
i hope you have a good time in corea.
(Korean likes called "Corea" more than "Korea")
What do you think of corea?
corea is very passionate country.

welcome to corea (^-^)<-- this is smile mark.
see you some other time.

ps.. in picture i have a long and permanent wave hair.

 このメールで一発で分かることは、今の韓国の若い連中は「Korea」より「Corea」が好きだと言うことです。彼女は理由は書いてこなかった。これは面白い問題です。先日も書いた。それに関しては何人もの人からレスを貰いました。順番で言うと、まず福田さん。
 さて、Coreaなんですが、これはフランス語でもありません。定説ではないのですが、Koreaは日本の植民地時代にKとなったもので、 植民地以前、李朝末期まではCだったという説があります。 それで、日本が強制的に表記を変えたと。JapanのJよりCoreaのCが アルファベット上先に来るのはけしからん、だからKに変えよと日本政府 が強制的に変えさせた、という話だそうです。

 それで、Cにして、韓国民族の自尊心を満足させようというわけです。 そんな順序がどうだこうだというのは、韓国人的な考えで日本人は考えな いとは思うのですが・・・。 しかも、李朝末期の表記も、日本以外の外国の文献でもCだったりKだっ たりしているそうで、これもあやふやなままです。

 この福田さんのメールを貰ってから、このリンクの存在を教えてくれるメールがある方から届いた。なかなか説得的です。しかし、どうもはっきりしない。で、私としては彼女に「なぜ韓国の人は corea が好きなの....」とメールをリターンしようと思っているのです。英語もちょっとは出来そうですし。理由が分かったらまた皆さんにも紹介しましょう。

 しかしこの写真でも分かるとおり、彼女らは実にあっけらかんとしていて、しかもかなりのケースで女の子同士でサッカーを観戦しに来ている。好きな選手比べをしながら、わくわくドキドキ。日本の女の子達と、その意味でも何ら変わらない。午前零時前後。親も公認の夜遊びだったと言うことでしょう。(20:43PM)


2002年06月26日(水曜日)

 (07:58AM)朝起きて7時半過ぎにもう一度見てみようと、朝飯の前にホテルを出ました。。昨日あのすさまじい数の若者を飲み込んだ市庁舎前の広場に行くため。歩いて2分。改めてよく見るとあそこは「広場」ではない。道路なのです。大部分が。それを車を止めて「広場」を作った。

 一部でゴミは残っていました。しかし、大部分は昨日深夜に通りかかったときに受けた印象通り、綺麗に片づけられていた。正面を広場に向けているプラザホテルの両翼には、大きなサイン・ボードが二つ設けられていた。

 ホテルのボーイに聞いたら、ゲームの前・後にサポーターが書き込んだものだそうですプラザホテル前のメッセージボード、いろいろな思いが.....。「Corea Fighting」と英語(?)で書いてあったり、「韓国 絶対優勝」と書いてあったりと外国語も見られますが、大部分はハングルで。だから私には読めないのですが、彼らが残した思いは分かるような気がする。

 「corea」のスペリングはどこでも目立ちました。腕にこの綴りでペインティングしている連中が多かった。フランス語か何かのスペリングですかね。日本人でも「k」をあえて「c」に置き換えている人はいる。「hiraco」のように。
 ――――――――――
 韓国にはこの大会で何が残ったか、と考えています。「pride」とBBCは解説している。それはそうだ。チケットも大量に売れ残るほど、日本と比べればまだ豊かではない韓国。初戦からこれほど盛り上がったわけではない。勝ち進むについては彼らも言っているように「ラッキー」もあった。誤審は韓国に大筋において味方した。しかしベスト4だ。ドイツにも惜敗。サウジとは違う。

 あの試合が進むにつれての強烈な、そして一体化した応援の盛り上がりは、底知れぬ一種の「パワー」を示しているように思えたし、選手の粘りには目を見張るものがあった。昨日はさすがに疲れているように見えたが、パス回しと足を使ったボールハンドリングは実にうまい。世界もそれは認めただろう。今後の日本と韓国の戦いは楽しみだ。

 その一方で、スタンドに詰めかけた、また街に繰り出した大勢の若い女性を見ていると、日本の女の子達とのあまりの違いの少なさに驚く。韓国の女の子の方が「応援に徹底」しているだけです。表情も豊かだし、本当に楽しんでいる。日本で一緒にサッカー観戦に行った日本の女の子達も楽しんでいた。

 ヨーロッパでは女性や子どもはスタンドには行かないそうで、これは彼らにとって驚きだったそうだ。こちらからしてみれば、それこそ驚きだが、スタンドに大量の女性が集まるのは「日本・韓国的現象」、「アジア的現象」と言えるだろう。

 試合の後の敗戦の受け入れ方、ending の迎え方は、韓国の方が綺麗で、日本を上回るように思える。ミョンドン(日本の新宿、六本木 ?)などの繁華街には行っている暇がなかったので分かりませんが、韓国の若者の方がうまく終わりを受け入れたのでは。まあ、日本より二つ多く楽しみましたから。

 韓国の人たちは2002年のワールドカップを日本の人々より末永く語り継ぐように思う。日本人として悔しいと思うか、韓国も良かったじゃないと思うのか、それは一人一人の考え方、感じ方でしょう。しかし、国際スポーツ大会成功の一つの条件は、開催国が活躍することだそうですから、今回の日韓共催は成功した。

 たった2日間ですが、何か非常にいいものを見させてもらった気持ちです。このチケットを持っていたのは幸運でした。(08:34AM)


2002年06月26日(水曜日)

 (00:35AM)ドイツの勝ちがかなり確実になった段階で、私の一番の興味は試合が終わったとき、韓国の人たちがどういう反応を示すかでした。泣くだろうか、荒れるだろうか、ものすごく悔しがるだろうか....と。

 ドイツサイドにいましたが、周りは「Be The Reds」だらけ。西欧人の多くもこのTシャツを着ていて、赤いシャツを着ていない人を捜すのが難しい状態。ドイツ人は本当に数少なかった。スタンドに、彼らの二つの固まりがあっただけ。

 で、問題の試合が終わった瞬間です。韓国の人たちは、確かに悔しそうな顔をした。しかし、ほとんど時を置かずに、実にさわやかに勝者のドイツと、敗れた韓国の選手達に拍手を送り始めたのです。ヤジもなく、ただただ両方のチームの選手達を讃えるために拍手。涙など誰にもなし。そして両方を讃えた後は、韓国チームに再び熱烈声援。

 英語が出来るペアを探して聞きました。どうして、と。彼らの答えは

 韓国がここまでこれたのはラッキーだったと思っている。自分の国のチームのこれまでの活躍に満足しているし、チームを誇りにも思う。負けたのは悔しいが、ここまで良くやった
 と。つまり、韓国の人たちはある意味でこの試合が始まる前から満足していたのです。帰りも誰も荒れるでもなく、時々散発的に地下鉄の中でも「テーハンミングク」が起こり、それに唱和するくらい。皆静かに帰っていきました。

 国民も選手も満足してしまったから負けたのか、力が足りなくて負けたのかは即断できない。しかし、例えばスペイン戦での相手の零封には「ラッキーがあった」というのは、韓国の人たちの間でも一般的な見方でもあったようなのです。よくここまで来てくれたと。

 だから最近の映画の題名を借りれば、韓国の人々の気持ちはたぶん「Thank You Boys for The Dream」というものに違いない。地下鉄の中で彼らの顔を見ながら、同じ時間と夢を共有できた満足感と倦怠を両方感じることが出来た。女の子のサポーターの方が多かったように思えるな。女の子同士で来ている人たちが多かった。

 帰りは結構たいへんでした。スタジアムにだけ「Be The Reds」がいたわけではない。市内の数多くの場所で彼らは集まっていた。市庁舎前が代表的ですが。で、地下鉄の各駅で乗ってくる。地下鉄の中まで真っ赤です。

 着ているものが赤なら、応援も熱い。私の斜め前にいた女の子など、もう痙攣しながら応援していた。何度後ろの人に注意されても、飛び上がり、体を震わしながら応援する。男はぶっとい声を出すのです。審判にブーイングを飛ばし、選手を激励する。騒音たるや、宮城球場の日本戦の比ではない。確かに熱いのです。しかし、終わったらさっと引く。それが見事でした。

 地下鉄での帰りしな、じゃ市庁舎の前はどうなっているのかとあえて見回りに行ったら、実に見事に誰もいなくなっていて、清掃作業がほぼ完了していた。こちらの撤収も実に見事。総じて非常に良い印象が残った準決勝戦でした。(00:55AM)


2002年06月25日(火曜日)

 (14:24PM)えらいことになってますな。今姜さんのオフィスで2時間弱おしゃべりして戻ってきたのですが、なんと市庁舎の近くにある宿泊ホテルには車で近づけない。すでに道路にはすべて警察官が出ていて、歩道のサポーターが車道に出るのを止めようとしている。

 地下道といい歩道といい、「Be The Reds」を来た連中が闊歩。まだ5時間以上先だというのに。陣取りして、その時を待っている。スタジアムに行くより彼らを見ていた方が楽しいかもしれない。午後3時前の時点で、時々ホテルの部屋に居ても、下の大きな声、歓声、そして「テーハンミングク」という合唱が響く。

 実は午前9時頃ロッテホテルを出て、市庁舎の前のプラザホテルの近くまで歩いた。その時でもすでに行列を作っている連中がいた。顔にペインティングをして。しかし今は降りていったら、すごい人出になっているに違いない。

 昨日の天気がウソのように今はお日様が照っている。どう考えても、そして負けても、勝っても今夜の韓国は大変なことになりそう。携帯はもっていますから、熱気を感じたい人はどうぞ。自動転送されて、こちらに到着します。(14:29PM)


2002年06月25日(火曜日)

 (06:45AM)たった3000円で買ったマシンですが、Global Passportは使える。韓国にいても、携帯の使い勝手は日本にいるのとほぼ同じ感覚。

 何よりも良かったのは、ドコモの携帯に入っているデータをすべてこのGlobal Passpotに流し込んだ、流し込めたことです。携帯が一番便利なのは、端末がキャリーしているデータを簡単に再使用できると言うことですが、いままではドコモのワールド・ウォーカーにしても、電話帳のないマシンを海外に持ち出していた。入れれば返さなくてはならないマシンですから、消すのが大変。データ(電話帳など)のない端末など、使い物にならない。利便性が著しく落ちる。

 Global Passport では国モードを選択して、あとは移植した電話データを出して、それにファンクション・キー一つで操作できる付加番号を頭に与えて、日本に電話すれば済む。早く世界中が一つの端末で用が済むようにならないかと。ベルリンの杉岡さんが先日メールをくれて、「ヨーロッパはトルコからウラルまで一つの端末で....」と。それが当然です。

 ドコモの端末に入っているデータをauの端末(例えばGlobal Passport)に移すのは結構大変だろうと思っていたら、店舗にもっていったら10分もしないうちにやってくれた。第二、第三電話番号、第二メールアドレスなどが別項目で立ってしまうのがたまに傷ですが、また入れ直すよりもはるかに便利。消えはしません。

 ただ一つ違うのは、リモートメールの機能は使えない点です。この機能故に、日本にいればどこにいても自分のメールに何が入ってきているか捕捉できるのですが、韓国では無理。まあそのうち、リモートメール機能も海外で使えるようになるでしょう。

 実は、Global Passportにぶち当たる前にドコモのワールド・ウォーカーにも申し込みをしていたので、韓国で使える携帯端末が二つあって、一つを内藤さんにもってもらっている。これは便利ですよ。日本に居るとき以上に、海外の見知らぬ国でもお互いに電話が出来れば便利。例えば25日に競技場でお互いが迷子になっても、お互いに直ちに携帯電話が出来て、何も問題が起こらない、というわけです。

 もうそういうシステムが生まれているかどうか知りませんが、例えばちょっと高級な海外ツアーなどだと、参加者一人一人に携帯を持たせるといった動きが出てくるのでは。だって、添乗員やコンダクターにとって便利でしょう。時間に遅れている人をいちいちホテルの部屋まで呼びに行かなくて良いし、誰がどこにいるか捕捉できる。(07:15AM)


2002年06月24日(月曜日)

 (11:45PM)雨の、そして準決勝当日ではなく前日の24日のソウルは静かでした。「Be The Reds」の赤いTシャツを着ている人もいない。韓国も「ようやく梅雨入りした」と高校生までを京都で過ごした姜さんの部下の人は言っていました。25日の天候は雨がちとも。

 仁川の空港に降り立ったのは初めて。これまではソウルに入るときは私は金浦空港を使っていた。この空港は、出来てすぐにアジアで一、二を争うハブ空港になったそうだ。空港の一パーツを通過して直ぐに迎えの車に乗り込みましたから、空港の中をウロウロして「これはでかい」と実感したフランクフルトの空港のような印象は少ない。しかし、たぶん全体規模は成田よりかなり大きいのでしょう。韓国のWoo Lae Oak で

 ソウルの街に来たのは久しぶり。また綺麗なビルが多くなった印象はするが、街の所々に残っているくすみのある商店街はそのままで、懐かしい。懐かしいと言えば、姜さん、金さんら韓国の友人3人と私、内藤さんで行ったレストランの名前は、懐かしかった。「Woo Lae Oak」というのです。

 いまもあるかどうか知りませんが、ニューヨークの46か47丁目に同じ名前のレストランが出来たのがたぶん1977年頃。オフィスが近くだったので、焼き肉を食べに昼・夜と良く行ったのですが、24日の夕食はその「Woo Lae Oak」本店でした。ソウルでも古い街にあるちょっとくすんだ店。ソウルの人々にとっても伝統的な焼き肉屋らしく、姜さん曰く「(韓国の)古い人は、懐かしがってここに来る」と。

 この店を漢字で書くと「又来屋」と。「日本の人たちは、この店を”またきや”と読む」(姜さん)と。まあそりゃそうだ。この焼き肉を日本にもっていったら、ちょっと質素な感じがするんでしょうね。おいしかったが。店も本店らしい風情があるといえばそうだし、ちょっと古くさいと言ってもおかしくない。
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 日本でも「国旗」がワールドカップの期間中売れた事実がありますが、韓国では「30年分の国旗が売れた」(姜さん)と言われているらしい。明日見れば分かるのですが、国旗をまとって応援に行く連中が多いから、頷ける。25日は4700万〜4800万の国民の六分の一に相当する700万人が街頭に繰り出して応援を展開するそうだ。街のあちこちに巨大スクリーンが登場するらしい。どうなるか楽しみ。

 ドイツを相手に勝ったりしたら、競技場からホテルまで帰れなくなるかもしれない。地下鉄は26日午前3時くらいまで動いているそうだ。車は無理でしょう。内藤さんと二人で、地下鉄を利用します。ホテルには、ドイツ人と見られるサポーターもすでに数多かった。

 では韓国の人々は、それほどプロスポーツ好きか。「いいえ、普段は」と。ワールドカップ開催中の韓国プロ野球の悲惨な観客状態は、日本にも伝えられている。いつもは満杯になるスタジアムに300人もいなかったとか。では、サッカー好きかと言えばそうでもなくて、今回は「急速な盛り上がり」というのが当たっているらしい。日曜日のEZ!TVの資料にもありましたが、初戦(対ポーランド)はせいぜい街頭応援に繰り出した国民は10数万人。それに勝ったから火がついた。それが倍々ゲームと言ったら大げさだが、25日の700万人(予想)までふくれあがっている。スペイン戦は500万人だったそうだ。どうやって数えたか知りませんが。

 ではワールドカップ以前のKリーグ(韓国のプロサッカーリーグ)はどうだったのか。「たいして人気はなかった」(韓国の人々)、といろいろな人が解説してくれた。ワールドカップは、勝ち進むほどに人気が急上昇した、一種の特殊現象ということでしょう。韓国の人も、口々に「信じられない」と。信じられないことが起きて、それが国民全員が慶賀できることだったことから、急速に盛り上がったというのが自然な見方でしょう。韓国経済は数年前を振り返ればIMF管理を経て、日本よりも閉塞状態があった。加えて福田さんが指摘する国民性もある。

 対ドイツの準決勝のチケットは、「おそらく100万ウォンになっている」とキムさん。円貨は十分の一です。つまり、10万円。「30万円で売れる」という人もいる。街頭に繰り出す人だけでも700万人らしいから、チケットを欲しいという人の数はおそらく1000万人を超えて、さらに想像を絶する。うち、スタジアムに入れる人はごく一部。プラチナチケットになっているのは当然。30万円だったら、売れば旅費が全部出て、さらにかなりおつりが来る。5月の半ばに予定を立てて内藤さんと「久しぶりだから行きましょう」「姜さんもこいこいといっているし」と決めたときにはこんなことになるとは思ってもいなかった。

 スタジアムに入らずに、市庁舎の前とかソウル市内を抜ける大きな川のほとりで観戦するのも面白いと思っているのですが(韓国の一般の人に会えるという意味で)、まあでもスタジアムに行くのでしょうな。日本は例えば国立競技場に数万人集まるといったことはあったが、公的広場に数万人の人間が集まるという事態はなかった。25日が雨でなければ、大量の人が集まる状況は昼前から見られそう。

 25日は、せっかく私と内藤さんが来たのでということで、姜さんが10人程度の近しい人を集めてくれて、ちょこっと講演まがいのことをしてあとはランチ。韓国の経済に関して意見を出し、意見を聞ける貴重な機会になると楽しみです。試合は夜の8時過ぎからですから、十分に時間はある。

 私は中村君からおみやげでもらっていましたから持っているのですが、「Be The Reds」のTシャツはもうホテルなどきちんとしたところでは売っていない。持っていなかった内藤さんは焼き肉屋の近くにあった街の店で買っていたが、白く抜いた部分がくすんでいた。急ごしらえで作ったのでしょう。

 24日現在の韓国の人々の合い言葉は「横浜へ」ですが、この国は7月1日を休みにした。25日も休みにするという案があったらしいが、それは「ちょっと休みすぎ」ということで取りやめ。7月1日休みの論拠は、「なるべく多くの人が横浜へ....」ということらしい。横浜の試合は夜ですから、帰ってこれない。従って1日は休みと。決勝になったら、6月30日日曜日、7月1日月曜日は韓国の人々で横浜は結構たいへんなことになりそう。

 準決勝でドイツに負けても、韓国は7月1日を休みとするそうだ。加えて2日以降にソウルW杯競技場で、選手や監督も参加する官民合同の「W杯成功開催記念国民大祭典」の開催を予定している、という。まあ日本じゃやらないでしょうな。

 食事の最中に「12月の大統領選挙で次の大統領は誰 ?」と韓国側の人々に質問したら、ハンナラ党(野党)の李会昌(イフェチャン 66)が有力だと。いまの韓国の政界は、昔だったら誰も相手にしなかったような金額の授受で検察に引っ張られる空気があるという。金大中大統領の次男、三男がやられた。長男も疑いが掛けられて離党(千年民主党)を迫られそうだ、と。

 小さな正義と大きな正義の議論からすると、政治のスケールが小さくなりはしないかという気がするが、姜さんは「いままでがあまりに酷かったから、一度逆に振り子を振らないといけないという意味では、良いことだと思う....」と。ワールドカップに優勝しても、元FIFA副会長さんの大統領就任はないそうだ。彼らの話によれば。

 韓国はワールドカップ後は、急速に今度は「政治の季節」に入る。(00:25AM)


2002年06月24日(月曜日)

 (06:45AM)昨日のEZ!TVはほぼ全編「韓国特集」でしたが、番組の途中で

 改めてみるとおもしろいっすね〜。 ただ国のレベルで日韓を比較するのはどうか、と思いますが・・・・。 やっぱり、まだ発展段階が違うと思うんですよ。 日本の方が価値観の多様化というか、好みの多様化というか・・・。 まだ韓国は単純な社会ですしね・・・。

 「ウリ」(われわれ)という、意識から出ますから、「ウリ」のことと なるとすぐに一体感が生まれるんです。

 と福田さんからメールが。まそうですな。日本の選手は良い悪いは別にしてはるかにクールだった。中田がその代表ですが。ファンにもそういうところがあった。

 「ウリ」に関しては、以前本で読んだことがある。しかし、今回は実際に韓国の人にいろいろ聞いてこようと思っています。しかしこのチケットを手配したときには、まさか韓国が勝ち上がってくるとは思いませんでした。


2002年06月23日(日曜日)

 (08:45AM)土曜日の夕方新宿を車で通りかかったら、「デーカンミンゴ」(私にはそう聞こえた)と何回も繰り返す集団がいくつも。ちょっと職安通りの方に行ってみたら、もっと数多くその集団がいて、見ていると職安通りから歌舞伎町を抜けて新宿駅の方向に進むルートを取っている。日本戦の時ほどではないものの、新宿はさぞ騒がしかったでしょう。

 25日の韓国での準決勝には最初から行く予定にしていますので、あの烈々な応援ぶりが見れるのかと思うと楽しみですな。ドイツースペインになるより良かった。「横浜へ」というのが今の韓国の合い言葉だそうで、そうなれるかどうか。

 しかし、第一回のウルグアイ大会を例外に、それ以降は欧州と南米に独占されてきたベスト4に韓国が入ったのは、世界の他の地域のサッカーにとっても良かったのではないかと思う。スペインー韓国の試合はテレビでは詳しく見ていないので、スペインのゴールが取り消された二つのシーンが実際にどうだったかは分かりません。ニュースの短い絵を見ると、一点は入っていたように思う。まあ、それもサッカーでしょう。

 日本の選手団は解散しましたが、今代表選手達はどこで何をしているのでしょうか。休暇で日本にいない選手も多いに違いない。数人はソウルに行きそうだ。練習を再開した選手をいるでしょう。しかし、韓国が勝ち進むに連れて彼等の空虚感は増しているのに違いない。日本のサッカーファンも「喜べる対象」「ワクワク出来る対象」がなくなったと思うのだから、選手はもっとだろうと思う。もっとやっていたかった....と。

 日本の選手達はもしかしたら「自分達の方が上」と思っていた韓国の選手達の続いているプレーと歓喜を、羨望を持って見つめているに違いない。しかし、例えば次のドイツ大会で彼等と韓国選手の立場が入れ替わることも十分可能性がある。終われば次に向かった時代は出来事を刻む。次は日本の選手達がスターになるかも知れないのだから。
 ――――――――――
 「場について」については、私のサッカー観戦の指南者であるTBSラジオの中村さんから、以下のメールを頂きました。

 「場」ってありますよね。やはり宮城スタジアムは、サポーターにとって遠かった。 選手もしかり。地元のJチーム、ベガルタ仙台は、仙台スタジアム(こっちは市営)を使っているため、県営の宮城スタジアムでの試合経験がある選手は、殆どいなかったのでは。使った事のないスタジアムって、イメージトレーニングしにくいはず。 選手にとって、その意味でも、ホームという感じから遠かったのでは。 本当なら、行政の宮城県と仙台市が協力して、 仙台スタジアムを大きくしていたら、街中の、いつも使っているスタジアム、 という条件でしたのに。

 あと、宮城より、東京スタジアムのが良かったかな。とも。 韓国行って思ったのが、やはり首都でやるか、やらないかは、 国民的の盛り上がりが違ってくるということ。 首都でやらない大会というのは、74年西ドイツ大会でのボンだけです。

 また、ボクの田舎の豊田スタジアムでも良かったな。とも。 ここは、超本格的なサッカースタジアム。45000人入るし。 サッカー専用スタジアムだったら、もっと直接相手チームに、 応援でプレッシャーを与えれたのに。 また、ここは屋根付き。雨の影響もなかったのに。

 普通、スタジアムは、開催国に有利に選ばれるはずなのに、 日本サッカー協会も、FIFAも、日本が予選1位で通過すると、 思っていなかったのでしょうね。 とにかく、何を思っても、「・・・だったら」と思ってしまう毎日です。

 そうですか。「(開催国の)首都でやらない大会といのは、74年西ドイツ大会でのボンだけ」ですか。ボンはベルリンがああいうことになって臨時に作った首都。ですから、ボンにサッカー場がなかったとしても不思議ではない。

 しかし、東京は違う。東京で一戦もしない日韓共催のワールドカップは、日本にとって集中力が欠けたのではないかという気がする。韓国の選手は「ソウルに戻る」を合い言葉にしていたそうだ。首都の魅力は誰にとっても大きい。(07:38AM)


2002年06月21日(金曜日)

 (08:45AM)「場」という問題を考えています。ワールドカップ決勝リーグの初戦で負けた日本チームの敗因を考えているうちに。

 一つの仮定をしてみましょう。もしあの対トルコ戦が代々木の国立競技場だったらどうだっただろうか、横浜だったら、大阪・神戸だったら....と。もっと言えば、日本の中心的都市の中心部、またはそれに近いところに位置する競技場、選手が何回も使って慣れている競技場だったら、ということです。

 宮城球場に行かなかった人に少し説明すると、確かにスタジアムそのものは素晴らしい。しかし、その周辺は恐らく日本の選手達も驚いたであろうような場所にあるのです。仙台駅から車で40分以上。近くは見渡す限り畑などの緑。競技場の近くにある建物といえば、競技場から歩いて5分以上もかかるコンビニだけ。民家も農家もないのです。

 J1に昇格したベガルタ仙台からも「ホームとしてはちょっと....」と断られた球技場。日本の代表選手でも、あのスタジアムに行ったことがある人は少なかった筈です。で、仙台入りしてスタジアムに向かうバスの中での代表選手達の会話を想像してみると.....

選手A えええ、まじ....すげえ田舎だな.....
選手B コンビニが一軒しかないよ......あそこにさ.....
選手C どうするんだよ......
選手D (気合いがはいらんな......)
 恐らく何もしゃべらない選手も、あのスタジアムの位置取りには驚愕したに違いない。そして選手の気持ちは、むしろ試合よりもそちらに散る。短時間でも。

 日本の決勝リーグ進出を決めた試合は大阪でした。そこでガンバの森島は出るなり大活躍した。振り向きざまのシュート。あのスタジアムと観衆、そして自分が生まれ育った土地と大都会に近いことから生ずる雰囲気。親戚も来ていたかもしれない。森島選手にそうした空気が影響したことは確かでしょう。人間というのは、そういうものです。

 残念ながら、宮城球場にはそういう空気は漂っていなかった。どの選手にとっても、宮城球場は観客は別にしてブラジルの荒野で試合をしている雰囲気だったのではないか。しかも降りしきる雨。東京や大阪に多い熱狂的ファンの「気」はどうしても届きそうもない場所だった。勝手な想像だが、あれが国立競技場だったらあんな、気の抜けた試合運びは選手もしなかっただろうし、サポーターも怒り狂っていたでしょう。

 試合後も、観客は残って選手やトルシエにエールを送った、とマスコミでは流れている。しかし実際には、あまりにも駅から遠いので、終わった瞬間にかなりの観客は帰りを急いだ。一瞬でも遅れると、バスは満員となり、タクシーも一巡してこなくなる(事実そうでした)。観客の知恵は、「早く帰れ」と命じていた。

 あれが国立競技場だったらそんなことはなかったでしょう。観衆の大部分は残って応援した筈です。応援にも腰が入る。日本はホームでありながら、どこか大都市の周辺でやるのに比べて、選手もサポーターもよそ行きであり、ビジッター気分だった。宮城球場とはそういうスタジアムでした。

 トルシエが記者会見で、「もっと他に競技場はなかったのか.....」と言ったそうだ。これは我が儘ではないと思う。だってそうでしょう。人間が力を発揮する環境というものは、ちゃんとある。逆に、気が抜ける環境もある。宮城球場はどちらかと言えば、後者だった。あれでは、ホームの意味がない。

 トルコの選手も驚くような大都会の中の、これまた素晴らしい、例えば横浜国際競技場だったら、試合の雰囲気も随分と違ったものになっただろう。それこそ、ホームの利というものだ。それはまた、大部分の代表チームの選手が育った環境にも近い。あんなコンビニが一軒しかないような場所で育った代表選手は少なかった筈だ。

 早すぎる達成感もあっただろうし、最後のところは力不足もあるかもしれない。しかし、神戸や大阪や、そして横浜、東京での試合だったら、違う結果が出たかもしれないと思うと、かえすがえすも残念だ。(09:00AM)


2002年06月20日(木曜日)

 (21:25PM)リストラ、リストラ。買ったけれども半年間ほとんど使わなかったFOMAをドコモの支店で返却。「何回使ったかな.....」と考えてしまうほど、役立たない存在だった。あれが売れないのは分かる。重い、反応が鈍い、そしてメリットが少ない、高い。また使いやすくなったら買えば良い。まず軽くならないと。それらが分かったことだけが買ったメリットだったというのは寂しい。

 で、必要性のより高いという観点から、auの「Global Passport」という機種、この機種ですが、を買った。ドコモ以外の携帯電話を買うのは初めてですが、その安さには驚愕した。一回あるお客に売られて、それが「自分の行った海外では使えなかった」ということで返却されたわけありの端末だったのですが、それでも新規購入でなんと3000円。今後の月額基本維持費も3500円程度。FOMAの10分の一以下。

 なぜこの機種を一時的にも買ったかというと、そのまま韓国やアメリカで使えるからです。来週前半、勝利に沸く韓国に.....という訳ではないのですが、ワールドカップの準決勝見学と、姜さんに久しぶりに会おうと思って、内藤さんと一緒にソウルに行く。で、要するに欧州人の気持ちになろうというわけです。欧州の連中は自国の携帯を近隣諸国に持ち出して、そのまま使っている。しゃくに障るじゃないんですか。

 「Global Passport」が面白いのは、起動すると国モード選択という画面が出てくる。F+94で設定を変えられるのですが、対象国には

  1. 日本
  2. アメリカ
  3. カナダ
  4. オーストラリア
  5. 韓国
  6. 中国(香港)
 と出てくる。つまり、これだけの国で使えるのです。で、来週の初めに使い勝手をチェックしようと思っているのです。日本の携帯にかかってきた電話は、「転送」の予定。ですから、ご用のある方は私の携帯に。韓国でちゃんと取る予定。

 auがいいのは、ドコモは直ぐに通信停止状態になるのに、なかなかならない点です。ワールドカップの競技場の近く、花火大会などにもっていく機種としては、ドコモよりもはるかに優れている。まあしばらく使ってそれから継続するかどうかは決めます。

 手続きに長く時間がかかったので、ドコモの支店で504iを見せてもらっていた。実際に使えるマシンを。各メーカーの機種がそろっている。あれは人によって買う価値があると思う。なぜなら、今までの i mode の通信速度は9600で遅かった。しかし、504iは初期のインターネットの接続速度である28.8kを実現している。FOMAよりは遅いのですが、FOMAはつながるまでに時間がかかる。しかし、504iはアクセスが素早い。で、実際に使った感覚から言うと、FOMAより504iの方がはるかにスグレモノに見える。

 しかし504iの問題は重さです。100グラム前後する。しかも、シャープだったか一機種以外は、大きくて厚い。つまりキャリーしにくいのです。ですから、私はドコモの機種としては当面SO211iを変えるつもりはありません。この機種はメールの入力速度といい、軽さといい優れものです。(21:52PM)


2002年06月20日(木曜日)

 (21:04PM)株主でもあるし、久しぶりで見てみたかったこともあったので、午前10時からの新高輪プリンスでのソニーの株主総会に行きました。終わったのが午後零時10分過ぎ。2時間ちょっとの総会でしたが、まあまあ滑らか。会場の外では騒いでいる人がいましたが、中は静か。

 第一会場、第二会場、第三会場の三つの会場を絵で結んで、あとの二会場は第一会場の進行具合をビデオで確認しながら進むという形式。質問のレベルも総じて高かったし、何よりも意外だったのは北京で倒れた大賀さんが多少足取りは不安定でしたが、両手の指を動かしてみせたりしながら登壇され、株主からの指名でのご質問に答えていらっしたこと。大賀さんの容態に関する報道は、あれ以降絶えていたので。「何の後遺症もなく回復しました」「ありがたいことです」とおっしゃっていた。

 気づいたことは二つ。参加株主の中で、10人に一人ぐらいの割で非常に若い人がいる。見ると入り口まで手を握ってきたのではないか、といったペアもいる。これは従来の株主総会では見ることが出来ない光景でした。時間帯が時間帯ですから、大体がお年寄りや主婦がこれまでは多かった。中には学生風の連中もいる。

 どうしてかと考えたら、ハッと思いついたのがネットで株を買っている連中の存在。こうした連中は、大体が若い。ソニーの株は100株単位から買えますから、それほど高くはない。少なくともトヨタを1000株単位で買うよりは。で、彼らは恐らくネットでネット証券に出会い、ネット証券を経由して株を買って、送られてきた「株主総会通知」に、「行ってみる」ってな感じで来ている。

 第二は、ソニーサイドの問題として、もうちょっと時間をかけてやっても良かったのではないか、という点。第一会場からいくつか、第二会場からはその半分くらいの質問が出ましたが、まだ時間を取って質疑を続けるのだろうと思っていたら、ではここで打ち切りと出井さん。実は、誰も質問しないので、ソニーのナノテクとの取り組みは.....といった質問を用意した。モノづくりの方法を劇的に変えるナノテクはソニーにとっても非常に関係のある事項だと思うのですが、従来のマスコミ報道ではソニーとナノテクの取り組み関係は分からない。

 まあ正直言って、私は質問しようとして手も挙げたのに時間切れになったことを残念に思っているのです。ソニーの関係者がこの文章を読んだら、何らかの示唆をもらいたいものだとも思っています。

 質問もいろいろなタイプがある。ああこの人は企業の財務をよく知っている人だな、という人からの質問には好感が持てる。ソニーの総会では、為替差損に関する質問が面白かった。答えていた近藤さんという人は、小生の目から見るととても為替のプロとは言えない。いただけない回答だった。よくあるのは、「自己顕示的な質問」です。これは聞いていて飽きてくる。この手は大体が長い。質問は短いのが良い。

 ドコモやNECの株主総会は、そこそこ荒れたようだ。来年は別のところの株主総会に行ってもいいなと思いましたが、結構大阪開催が多い。これには付き合えない。(21:20PM)


2002年06月20日(木曜日)

 (08:29AM)大国が対立した冷戦の時代から、民族対立などを背景とする地域紛争の時代、そして様々な形でのテロの時代。むろん、最後のテロの多くにも、理由はある。中東などで起きるテロの理由ははっきりしている。しかし、予測可能性という点では、前二者に比べて最後のテロは極めて低い。つまり、いつどこで起こるか分からないのである。

 暴力発生の理由を考えてみると、「冷戦の時代」はイデオロギーや国の利害対立が多く、民族対立の時代は枠組みが崩れた後の歴史的記憶の再現、それに憎悪と恐怖があった。その上で、ではテロの時代は....。と考えると、これが実に幅広いことが分かる。

 むろん、イデオロギーに根ざしたものもあれば、憎悪や恐怖もある。しかし、テロには自己顕示欲からいたずら心、社会に対する不満、脅し、自らの欲求不満、貧困、サイバーワールドからの連想、などなど実に多様な理由がある。理由が多岐だから、それに基づく行動も多様で発生予測は難しく、行動者の単位も1人、グループから、グループ間協力まで多様。

 大阪市中央区の「あさひ銀行御堂筋出張所」の現金自動預入払出機(ATM)コーナーが爆発・炎上し、男性4人が重軽傷を負った事件は、ある意味で不気味だ。普通ATMを狙うのだったら、目的ははっきりしている。お金だ。しかし、今回の事件はどうもガソリンは使って爆破しただけ。恐らくお金を取る目的ではない(直接的には)。それで、重軽傷者が出た。恐らくただそこを通りかかった人、利用しようとした人だろう。

 理由の中で一番考えられるのは、「脅し」である。犯人は脅し(例えば銀行に対する)の具現化を狙って、行為を行った可能性があるが、それは推測の域を出ない。声明文もない。一般の人間には、「予測可能性の極めて低い事件」だった。世の中鈴木議員の逮捕が今一番のニュースになっており、それは理解できる。しかし、理解の範囲の、そして予測可能性の高かった鈴木逮捕事件に比べて、通常の理解を超え、予測が不可能だったATM事件は不気味だ。

 経済を支える一つの大きなファクターは「予測可能性」である。給料が増える、経済も拡大する、自分の職は10年後も大丈夫。となれば、人々は家を買い、車を買い、そして結婚もする。今の日本経済の苦境は、80年代まで持っていた日本人の経済に対する「予測可能性」が崩れ、リップサービスでは戻らない為に起きている面が強い。実際には「予測可能性の低下」に慣れなければならないのだが、日本人や政治家はそれに気づいていない。

 それはそれとして、従来の暴力行為に比して「予測可能性」の著しく低いテロの増加傾向は、世界経済にも大きな影響を及ぼす。少なくとも当初は。なぜならそれは、経済に対する予測可能性を低下させるからである。ちょっと穿った見方かも知れないが、今の世界の株式市場の低調は、テロの拡大(地域的)、増加(件数の)と関係ある気がする。

 人間とは恐ろしく(ある意味で)、そして同時に素晴らしい(同)存在で、恐らく「テロ慣れ」はあると思う。しかし、イスラエルを狙った自爆テロの拡大は、世界経済にとって決して良い事ではない。カシミールでも自爆テロが起きている。私の心配は、まずはアメリカや欧州にこれが飛び火しないかである。まだその兆しはない。しかし、世の中に不満を持つ人の自己表現的最終手段として認知され始めることは、危険だ。

 大きな枠組みと、それに関してリーダーシップを取る「機関」、「人」が必要なような気がするが、枠組みのベースになるイデオロギーはまだ確立されていない。そして、リーダーシップも欠如している。多分、しばらくは世界は「漂流の時代」なんでしょうな。(08:42AM)


2002年06月19日(水曜日)

 (08:39AM)イタリアが勝ち、スペインと戦い、その勝者がドイツと闘ってイングランドかブラジルと決勝戦.....という昨日の昼現在の世界のサッカーファンが大概に持っていた夢(再現願望、リピート願望)は、韓国の勝利でまたも修正を余儀なくされました。

 一時リーグで既にフランスやポルトガルが消える番狂わせを続けるワールドカップなのに、世界中のサッカーファンはそれでもある種自分の(私もそうですが)既成概念(強いチームはこことここという)を持って試合に臨み、それがうち砕かれたことにある種腹を立てている。BBCは「今大会一番のショック」という表現を使い、試合を中継していなかった欧州中のテレビは「イタリア敗れる」をテロップで速報したそうです。

 韓国の勝利をNHKのアナウンサーは「表現する言葉が見つからないほど(素晴らしい)....」と表現していた。アナウンサーが表現する言葉が見つからないほどとは....。まあ、そうですね。あの最後までの粘り、闘争心。前半絶好のPKを外したアンジョンファンのサヨナラ・ヘディング。日本とトルコの戦いとはひと味違ったものがあった。日本がトルコに勝っても、欧州のテレビはテロップを流さなかったでしょう。

 韓国の勝利にある種の「憎悪」と「羨望」が充満している。世界に、しかしより強く日本に。しかし、そうだとしても、韓国の前進は日本にとっても、世界のサッカーファンにとっても素晴らしいものだと思う。そうだ、既成概念など破ってしまえ。これで日本チームの「決勝トーナメント進出の価値が霞む」などという小さい料簡は捨てた方が良い、と思う。

 韓国にはアジアのサッカーに対する世界の見方を変えるためにも、もう一段進んで欲しいと思うようになりました。夕べ韓国戦を見てしばらくして。それまでは、日本がなぜトルコを破れなかったのかと考えた。しかし韓国のスタジアムには「Again 1966」と応援幕が出たそうだ。北朝鮮がイタリアを破った歴史があった。日本より韓国ははるかにサッカーでは伝統がある。

 日本チームもよくやったと思う。しかし、どこかに一次リーグを勝ち残ったことで、早すぎる満足感が選手の間にはあったのではないか。前半のミスからのトルコのコーナーキックは、「(日本の)ミスが生んだコーナー、まずいぞ」と思って見ていました。

 野球でもそうですが、自軍の選手のミスで相手にチャンスを与えた場合には、与えた方の動きは鈍くなる。後悔の念が先に立ち、また選手の間にはミスをした仲間を責める心の動きがあるからです。あいつのせいだ、と。だからチャンスを貰った方は一段と動きやすくなる。ヘディングを決めた選手は完全にフリーでした。

 韓国にスキがあるとしたら、ここでもある種の満足感だと思う。またはこれ以上世界のサッカーファンの既成概念を破る事への恐れ。ポルトガルを破り、そしてイタリアを破った。「勢いは止まらない」という表現がマスコミで出始めると、実は選手達は一番疲れている。選手は自分たちの勢いに酔ってはいけないと思う。

 今回の大会の解説者の言葉を聞いていると、やはり岡田さんの見方が一番しっかりしている。将来の日本チームの監督候補の一人なんでしょうが、彼は夕べのNHKの番組でははっきりと口では言っていなかったが、「スペイン勝利」を予想していた。今回は外れて欲しいと思う。

 日本もサッカーでは身近に韓国という目標が出来たというものだ。日本人は明確に目標があれば、強くなる。隣国同士でワールドカップの決勝リーグにでられる世界の地域と言ったら、今までは欧州と南米しかなかった。しかし今回は極東に出来、北米にも出来た。将来はアフリカも十分可能性がある。ナイス。「Be the Reds」には、これに満足せず赤くなって戦い続けて欲しい。韓国チームにはエールを送ります。(09:08AM)


2002年06月17日(月曜日)

 (09:39AM)今朝の日経のスポーツ欄にちっちゃいが、非常に面白い記事がある。「フィーゴがドロー提案か」というのです。

 というのは、あれは金曜日でしたかね、韓国―ポルトガル戦を見ていて、明らかに後半の頭の所でポルトガルの選手の動きが鈍かった時期がある。さかんにボールを回して、動かす気配が見えなかった。

 アメリカがポーランドに予想外のことながら2点差で負けていることが伝わった後です。「ああ、ポルトガルの選手は韓国に無言で"ドロー"を呼びかけているな」と思った。引き分けなら、韓国もポルトガルも決勝トーナメントに行ける。ポルトガルの選手の常識だったのでしょう。ともに行けるのなら、何を争うのかと。

 しかしこの記事によれば、韓国のヒディンク監督(オランダ人)は韓国選手にアメリカが負けていることを教えず、最後まで選手には「勝ってこい」と言っていたそうだ。加えて、球場にはサッカー大国であるポルトガルに勝つことを期待して詰めかけている熱烈な韓国サポーターが盛り上がっている。あれやこれやで、韓国選手はあくまでも勝ちに行った。

 フィーゴが英語で「ドローにしよう」と話しかけた李選手は、「彼の提案の理由が理解できなかった」らしい。確かに韓国のゴールが決まった段階で、ポルトガルの選手は茫然としているように見えた。信じられなかったのでしょう。他のポルトガルの選手がフィーゴの提案を知っていたかどうかは分かりませんが、少なくとも「ドローの互恵的な効果」を知っていたと思われる。

 私としてはポルトガルが一押しだったので非常に残念ですが、まあこれも試合のアヤでしょう。韓国チームの監督がラテン系だったら、話は違ったかも知れない。(09:49AM)


2002年06月16日(日曜日)

 (11:13AM)土曜日の夜の「イングランド vs デンマーク」の試合は地上波では日本テレビ、衛生デジタル放送ではBSジャパン(テレビ東京系)が中継していました。こういうことが普通にあるのかどうかは知りませんが、同じ絵を同時に地上波とデジタル波の両方で見れるのは珍しい。

 「デジタル画像は特にスポーツ番組を見ると地上波との差が明確」と聞いていたので、しばらく両方の差を見るために切り替えながら見たのですが、確かに違う。画面の精度が全く違うのです。今まで地上波ばかりを見ていてそれが普通だと思っていたのですが、その絵の違いに愕然としました。選手の顔の輪郭からして違う。

 まあいずれ地上波も今のアナログからデジタルに変わる。ちょっともめているが。そしたら、テレビはすべてあの綺麗な画像になると言うことです。レコードはLPからCDに切り替わるのにあまり時間を必要としなかった。

 まあテレビは出すようも、受ける方も設備投資が結構大変ですから、レコードのようには行かずに、テレビはもう少し時間がかかるんでしょうが。(11:44AM)


2002年06月16日(日曜日)

 (09:51AM)土曜日のネクスト経済研のゲストは、フリージャーナリストの重信メイさんでした。同じ番組でも、誰がゲストかで雰囲気は違ってくる。

 正直言って、今回のテーマは今までに増してわくわくするものだった。本人が非常に美人であるということを別にして、私を含めて日本には殆ど伝わらない情報を持っている人だし、このテーマの行方は私の考えによれば今後の世界経済の行方を大きく左右しかねないものだからです。

 彼女は日本人で恐らく一番パレスチナの人々の生活、その心象風景、怒り、自治政府の内実などを知る人だ。今回は、日本赤軍の最高幹部として知られ、現在収監中の重信房子さんの娘さんというよりは、私を含めて日本人の中東問題への理解を助けてくれる人としてお呼びした。むろん、彼女の立っているサイドはパレスチナということを分かった上でだ。

 彼女が番組の中で言ったことで印象に残ったことを記すと

  1. ユダヤとパレスチナの共存は可能で、実際に1900年代の初めまで今のイスラエルの地で仲良く暮らしていたが、その地に関係ないユダヤ人移民が欧州、東欧、ロシアから大量に来たし、来ている。このイスラエルの人口的膨張が問題を抜き差しならないものにしている

  2. アラファト議長の人気は危機の時には上がる傾向があるが、全体的には高いわけではない。しかし、ナンバー2は常に消されてきた。主にイスラエルの仕業と思っており、これはパレスチナを代表できる声をなくそうという動きだと考えている。今のところ、アラファトに代わる人はいない

  3. 中東和平はアメリカが指導力を発揮すべきだという声が強いがそうは思わない。アメリカは明らかにイスラエル寄りで、日本のように直接的な関与を持たない国が共同して指導力を発揮すべきだ

  4. 今のアラブ諸国は、アメリカに対してモノを言う立場にない。従って、例えば70年代のようにパレスチナ問題を契機にアラブ諸国が日本を含む西側諸国に石油を武器として使う可能性は小さい
 番組の前にも最中でも、私の心に一番へばりついていた問題は、「自爆テロ」である。自爆テロはインド・パキスタン紛争でも起きている。それが世界で日常化しないかという問題が頭を巡っていたのである。例えば不満な人々が自分の主張を世に訴えようとして「自爆テロ」をターゲットを選びながら、また無差別に起こしたら、世界経済は大きな不安要因を抱える。そして、その兆候はある。

 彼女は、パレスチナ問題を契機に自爆テロのターゲットが例えばアメリカの国内のターゲットに移行するようなことはない、との見方を表明。パレスチナの人々はそうかもしれない。しかし、私の懸念は残ったままだ。少なくとも日米の株式市場の動きからすれば、世界経済には黄色信号が点灯している。その一つの理由は、世界的なテロ行為の増加だからだ。
 ――――――――――
 彼女が日本国籍を取得した上で来日したのは、去年の春だった。それから一年ちょっと。だいぶ日本語もうまくなってきたようだ。しかし、今でも英語で文章を書いて、それを日本語に通訳の人に訳してもらって日本向け記事を書いているという。日本語の新聞も読めない漢字が数多いとか。

 インタビューしていて、時々彼女が頭の中で日本語に変換できなかった英語の単語が彼女の口から直接出てくる。私が翻訳しながらインタビューが続いたのだが、良い悪いの問題は別にして普通の日本人の20代後半とは違う印象。多分今でもイスラエルの公安当局からその動静を追われているだろう。危機の中で生きてきた人と言える。(10:04AM)


2002年06月13日(木曜日)

 (23:26PM)決勝戦が行われる横浜国際競技場を見ておきたかったので、エクアドルとクロアチアの戦いを横浜まで見に行きましたが、あの球場は立派ですね。ライトアップも綺麗だったし。国立競技場に比べても新しいにおいがして、駅からはちょっと歩きますが、それほど気になる距離でもない。20分くらい。

 今日の試合は6万5860人くらい入っていましたか。最高7万人入るらしい。ただし、完全にサッカー競技場としては建てられていないので、ピッチとスタンドとの距離はある。その分競技場が大きくなっている。サッカー専門の競技場、例えば鹿島スタジアムに比べればその分だけ遠目に試合を見る形となっているわけです。

 座った席はエクアドルの応援団のサイドだったので、うるさいうるさい。後半の開始直後に点が入って、その後は試合が動いたのですが、この大人数に巻き込まれては大変と、私だけ試合が終わるであろう7分くらい前、つまり午後10時8分くらいに競技場を出て新横浜駅に向かい、ちょうど来たこだまに乗って帰ってきたら、午後10時40分には東京駅に着きました。

 試合の途中で気になったのはイタリア戦の模様で、一緒に行った一人がその模様を中継してくれて(ラジオを聞いていて)、最初はイタリアは負けていた。イタリアも消えるのかと思っていたら、私が競技場を後にしてからイタリアは同点に。エクアドル・クロアチアは私が見ていたときのままで THE END。

 決勝戦は30日ですか。まだチケットはあるらしいが、私は無理ですな。でもあの競技場での決勝戦は凄まじいと思う。日本が出ていれば最高ですが。ゲームが始まるときにたかれるフラッシュの数の夥しいこと。それが綺麗なのです。

 ぜひ良い天気の下で決勝戦をして欲しいと思いました。(23:41PM)


2002年06月13日(木曜日)

 (09:25AM)フランスやアルゼンチンが敗退したことを嘆くマスコミ報道などを見ながら、人間には「リピート願望」といったものが強くあるのではないか、という気になりました。確かにこの二カ国のサッカーには特徴があり、他のチームには代え難い。しかし、我々の心の底には「強いフランス」「強いアルゼンチン」を繰り返し見たい、という欲求があったのではないか、と。

 フランスやアルゼンチンが敗退した理由は、今回の大会という限定状況の中で、他のチームより勝ち点を挙げられなかったという明確な理由がある。これらの有名チームに勝った他のチームは賞賛に値するが、世の中の反応は勝者を祝うよりは、フランスとアルゼンチンの敗北を大きなニュースとして扱う。

 なぜかと考えと、従来から他のチームよりフランス、アルゼンチンの露出度が高くて、一般の人々もこのチームとそのメンバーを良く知っているし、その知っている人たちが活躍するのを何回も(リピートして)見たいという欲求があったと考えられます。それが断ち切られたことに人々は失望する。

 「リピート願望」に沿って進行する事態は、実は情報を分類する場合に使われる言葉を使うなら、「快楽情報」です。つまり、受け取る側にとっての期待した方向の情報。快楽(情報)なのだから、いつまでも余韻に浸っていたい。

 では、新しい人物、チームの登場は情報としては何なんでしょうか。恐らくそれは、「不快情報」なのです。良く知らない、理解しなければならない、それに親しまねばならない。「快楽情報」の対象のチームが敗れたとき、人間の心に潜む勝ったチームへの一種の反感は、自分の「快楽情報」が拒否されて、「不快情報」と接しなければならなくなったことへの反発だと考えられる。

 しかし、世の中というのは決して同じ形では「リピートしない」のが常で、人間は常に不快情報をこなしていかなければならない。自分にとっての不快情報をこなせる速度というのは、それぞれの人によって違うのでしょう。人間は、最終的には自分にとっての「不快情報」を受け入れて、逆にそれを「快楽情報」として受け取るようになる。

 話は変わりますが、小生が相場を長くやっていながらチャートが嫌いなのは、チャートというのはどこか「リピート願望」を確認する作業のように思えるからです。世の中は全く同じ形では繰り返さない、というのが小生の基本的な考え方で、あの時こうだったから、というのは参考にならないと考えている。人間の希望は繰り返しを望むが故に、繰り返しはそうは起こらないと考えるのです。

 ということは、今回のワールドカップは人々の嘆きにもかかわらず、新たな歴史を刻みつつあると考えるのが自然で、フランスやアルゼンチンのことは早く忘れて、新しいチームの名前は、その主要なメンバーを覚えた方が楽しめるということになる。私も残念ですが。
 ――――――――――
 ところで話は変わるが、先日テレビを見ていたら野村左知代(でしたっけ)さんが、再びテレビに登場していて、彼女を登場させたテレビが「裁判後初」とうたっていた。見る側にすると、彼女の毒舌は期待した方向の情報で、一種の「快楽情報」です。

 このテレビは、彼女を再び登場させたという品性を捨てて、見る側にとっての「快楽情報」の発言、映像をキャリーしたことになる。それが良いか悪いかの問題は別にして、人々が自分が期待する方向での野村さちよを期待し、それを彼女が満たす限り、彼女は再びテレビに登場することになるのだろうと思いました。

 なぜなら、逮捕前の彼女があれだけ売れたと言うことは、彼女のどこかにその条件を満たすモノがあったからです。これはテレビ局としては見逃しがたい。彼女が改心してしまっては、彼女の価値はない。「リピート願望」に乗っている範囲で、彼女への関心は高いでしょう。それが良いことかどうかは別にして。

 しかし繰り返しますが、「リピート願望」「快楽情報」への誘いが如何に絶つかが、日本全体にも企業にも、そして個人にも小生には必要なことなように思えるのです。だから、フランスやアルゼンチンの敗北をあまり嘆くのも問題だし、野村なにがしの出演番組などやはり復活させてはならない、と思う。べき論から言えばそうで、しかし世の中「べき論」では動かないのも事実。さて。(09:51AM)


2002年06月12日(水曜日)

 (14:24PM)大学で授業をやっていて一番イライラするのは、自分の身の回りにある環境を大学の中になかなか作れないことです。ただ喋って聞かせると、実際にやってみせるでは全く効果が違う。今日は「マルチメディアを読む」の授業ではインターネットのイントロをやったのですが、本当は教室の中に、いつも自分を取り巻いているようなネット環境の中で教えたかった。

 しかし、今の大学はそれからほど遠い。インターネットの話をするのに、回線がつながっていない教室で話をしているわけです。いつもはFOMAのカードを使っているので、どこででもつながりそうなのですが、コンクリートの谷間にある私が行っている大学では、特に下の階には電波も入らない教室がある。

 ところがその教室が設備的には大学で一番進んだ教室なのです。天井にプロジェクターはあるし、それを写す設備もある。音響設備も整っている。しかし、電話線も引いてないのでネットを接続できない。FTPも見せてあげたいし、HPの作り方も出来れば教えたい。しかし、それが出来ないから、一般論になってしまう。

 何という非効率。日本の大学はいろいろな意味で「遅れ」を指摘されている。その通りだと思う。どうやっても最新の事を教えるのに難渋するような設備と環境の中では、教育が著しく劣化するのは自然だ。

 加えて、先生が先行序列よろしく大学で習ったことに多少の知識を加えて教え続けているとしたら、それはもう悲惨なことになる。授業コンテンツも設備も次々に展開しているのに、大学だけは真空地帯になっていく、というわけです。

 しかし大学もすさまじい競争の世界に突き込まれるのでしょうな。大体が少子化する。つまり、客が少なくなる。加えて、客の要望はより高いレベルに向かう。なぜなら、より高いレベルの教育を受けなければ、実社会で通用しないからです。世界はより一段と高い教育を要求している。

 日本の大学教育は目を覆うような状況にある、と大学に関わりだしてから思う。残念ながら。(14:36PM)


2002年06月12日(水曜日)

 (08:36AM)昨夜寝るときにはニューヨークの株式市場の主な指数は上昇していて、「今日は久しぶりに上げか」と思いながら寝たのですが、朝起きたら大幅安。過去12セッションで10回下げた、とウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。こんな文章もあった。

 It's in a purgatory-like existence, and if we don't get a little bit better than expected earnings, or a whiff of revenue growth, that could continue for awhile.
 あるエコノミストの話として載っていたのですが、purgatory とはなんぞやと調べたら、
  1. 《しばしばP-》〔神学〕煉獄(れんごく),浄罪界
  2. 《おどけて》塗炭の[煉獄のような]苦しみ(の状態)
 と凄まじい単語。まあ、最近は下げを見る回数が圧倒的に多いのだからそうでしょう。文頭の「it」というのは、その前の文章の「the selling trend」を指す。収益の伸びなどがなければ、この煉獄はしばらく続くと。

 しかし筆者は、非経済的要因も今のアメリカの株価の下げには大きな影響を与えていると思う。最新の見方はここに掲載してあるが、そうした見方は今日のアメリカの新聞記事にも出ている。

 The market's downturn coincided with reports of more violence in the Middle East after a suicide bomber killed himself and injured nine others in a restaurant north of Tel Aviv.

 Global tensions in the Middle East and South Asia have helped push major indexes lower for 10 of the last 12 weeks.

 Market strategists said investors remain concerned that violence could escalate or another terrorist attack could hurt U.S. markets.  "People are still looking for the next catastrophe, and whatever the next event is, they don't expect it to be a positive," Mr. Dow said.

 つまり世界各地での紛争・緊張が株価の頭を押さえているという見方である。加えて、アメリカにはテロの脅威があり、一方でブッシュ大統領の指導力の低下もある。印パ紛争は若干緊張緩和の兆しはあるが、中東はアメリカが少しも指導力を発揮できないまま事態が深刻化の方向に向かっている。

 市場に長年携わっている人間としては、こうした「悲観にしか出口が見えない」状況は、しばしば相場が反発する前兆として受け取るのですが、それを市場に素人な方々に説明するのは難しい。市場には常にレベルの問題があるからですが、環境的に見れば今のアメリカの株式市場は引き続き悪い。(08:58AM)


2002年06月11日(火曜日)

 (09:53AM)土曜日に諏訪に日帰りしたときの電車の中などを利用して、何冊か本を読みました。ちょっと簡単な新書中心に。

 「デパートB1物語」(平凡社新書)は、二点において面白かった。それは

  1. 世界的に見て、デパートというのはほぼ例外なく19世紀の後半にお目見えしていること。パリやロンドンが起点だが、世界的な売り方の革命は世界でほぼ同時に起こっている
  2. ケーキの「号」は実は寸が基準で、「5号ケーキ」といのは5寸釘の長さに等しいこと
 「売り方の革命」と書いたのは、デパートが出来るまでは完全に買う人だけが店の中に入って、その人を見て店員が品物を持ってきて決めていたというのです。全部交渉。欧州ではそうだったらしい。日本では呉服屋はお客が買わなくて帰るのを許しはしたものの、まずは店に入ってきたお客の希望を聞いて、その上で裏に行って品物をもってきて商談を進めるタイプ。つまり、ネゴだったのです。

 ということは、デパートがそれ以前の小売業と何が違うかというと、価格がネゴではなく既に公明正大に表示されていると言うこと以上に、「そこに陳列されている」というのが特徴だと言うことが分かります。陳列が生じたから、「window shopping」なんてことが出来るようになった。

 ということは、経済項目に大きく出てきている「消費」というのは、それ以前はかなり違った形で行われていたと言うことでしょう。バザールでは、商品は陳列されている。そこはデパートと同じです。しかし、価格は交渉。
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 「ザビエルの見た日本」も面白い。商人は既に何人も日本に来ていたのですが、日本に布教の為に来たのは彼が最初。その彼が日本に来る前に日本について何を聞き、どういうイメージを抱いていたのか。居たときに何を考えたのか、去った後に何を記述しているのか。

 ワードルカップには世界中の人が来ている。特徴は、この大会がなければ絶対に日本になど来ない階層(まあサッカー好きの一般人という意味ですが)の人々が来ているという点です。TVのインタビューを見ていてそう思う。彼等の日本に対するイメージを聞いていると面白いのですが、ザビエルの感想もなかなか興味深い。(10:18AM)


2002年06月11日(火曜日)

 (08:07AM)昨日の「韓国・アメリカ」戦は、見逃すにはあまりにももったいないので、知恵を絞って電波が一番集まっているところに御願いして、時間を見つけて見ていたのですが、はっきり言って韓国は勝てたのにチャンスを掴めなかったという印象でした。それを象徴するように、タイで終わった後の発言は、韓国の選手サイドからは全くでなかった。あれは喋りたくないでしょう。ポルトガルには負けられなくなった。これはきつい。

 日本の球場が真っ青なら、韓国の競技場は真っ赤。それは凄まじいもので、あの中で平然と闘うアメリカの選手を見て、なかなか強心臓だと思いました。アメリカは一点入れて優位でしたが、後半は完全に韓国が試合を支配していた。しかし、まずPKを外し、そして決定的なチャンスを二度、三度と外し続けての(一回はものにしましたが)タイ。

 韓国が一点が入ったときにはショートトラックの選手のまねまで出てきて、「そこまで持ち込むか....」という印象でしたが、結果的にはあれは勝ち越し時に残しておくべきだった。あれで、微妙にあとのサッカーがぶれた気がした。

 今回のワールドカップを見ていると、ロシアでは暴動は起こるし、フランスの世論は沸き返るしで、国家意識丸出しになっている。それだけ人々を熱くするものがサッカーにはあると言うことでしょう。ロシアとの戦いで勝ったあとの日本中の反応を見ても、日本の中には「ロシアに勝って格別」といった雰囲気が漂っていた。なにせ、六本木では普段暴走族にぞくするのではないか、と思われるような風体の連中まで日章旗を掲げて行進していた。まあ「便乗組」と言える連中でしたが、一方で日本人同士の横の繋がりのような望ましい空気も流れた。

 見ていて分かるのは、サッカーはどこから見ても「世界的なコンテンツ」だということです。他のどのスポーツよりも。FIFAの様々な面での失態は明らかですが、「ワールドカップを打ちきり」と言ったときは、世界的で大暴動が起きるに違いない。

 サッカーがなぜ世界的にそれほど人気のあるスポーツに成り得るのかは、面白い設問です。ボール一つあれば、多少の空き地さえあれば、そして誰もが楽しめる、17条の短いルールしかない、など数多くの理由があるに違いない。手を使えないのも公平感に繋がる。他のスポーツとの差も大きい。

 こんな素晴らしいコンテンツを、恣意的な団体がすべて取り仕切っていて、それに対して誰も監督権限がないのは残念ですが、それはしばらくを折に触れてお金をはらし、試合を楽しむ我々のサイドが発言して行かねばならないと言うことでしょう。

 しかしそれにしても、スカパーを契約していないとこれぞという試合で見れないのが多い。今日のフランス戦もそうです。これはいただけない。日本が活躍すればするほど、J-リーグの試合は海外で売れるんじゃないかな。我々が欧州や南米の試合を見るように。(08:25AM)


2002年06月10日(月曜日)

 (07:07AM)「まあ、初勝利ってものは、いつかくるものですから....」としらっとした顔で言う中田英寿。彼らしいですね。マスコミが「初勝利」と騒ぐのに対して。

 スタジオで次々に出てくる選手のインタビューを聞いていて、「選手のレベルのサッカー」と、「マスコミ、サポーターのレベルのサッカー」の間に格差があるのではないか、と思いました。番組の途中でそのことをラモスさん、清水さんと話していたら、ラモスさんが「選手はこの4〜5年、凄く進歩したんですよ」「マスコミの質問には、ひどいのあるね....」と。選手は国際化した。

 選手達は、決して今回の勝利に酔いしれてはいない。ワールドカップを試合の連続の中でとらえていて、「次の試合」の重要性を次々に口にする。聞いていて、「実に落ち着いている」「見かけより遙かに大人」と思いました。あの頭を真っ赤に染めた戸田選手が持ち味を出したコメントを出していたのが印象的。

 選手や監督にはチュニジア戦の先、つまりベスト16、その次のベスト8を見据えてやってほしいし、その資格はあると思います。稲本とベンゲルの関係、三都主の今後の活躍、身体能力の高いチュニジアとの戦いぶり、C組のどちらと当たるのかなどなど、楽しみは多い。その前に、今日の韓国ーアメリカが注目ですが。
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 番組を終わってから帰りに六本木を車で通過したら、午前1時45分頃ですが、ここ数日の六本木と違って日本人の若い連中が異常に多い。外国人は少ない。十分な理由がありますが。自転車に乗り、バイクに乗り、そして車に乗り、そして歩道を歩き。

 それをポジショニングして人が車道に出るのを阻止しようとしている警察官。まあ依然として大変な騒ぎでしたが、「ある程度寛大な気持ちで見てやったら....今日くらいは...」と思いました。まあでも、あのあとの掃除は大変でしょうが。(07:23AM)


2002年06月09日(日曜日)

 (18:40PM)ははは、なかなか落ち着いてはいられませんね。やっぱし決勝リーグに行って欲しい。ベスト16に行って欲しい。

 ベルギー戦は国立競技場で仲間12人くらいと見ましたが、今回は日曜日で多分フジテレビで見ることになると思います。サッカー漬けの番組になるそうな。実は我が家では一番サッカーが好きなのは息子ですが、その次に好きなのは諏訪のお袋です。(18:45PM)


2002年06月08日(土曜日)

 (18:40PM)蕎麦のファンは多いんでしょうね。「へぎそば」のことを書いたら、さっそく「それはどこですか、土曜日に四谷三丁目に行くので」と千葉ちゃん。

 「つい嬉しくなって」とメールをくれたのは、穂高さん。

 伊藤さん

 へぎそばにうれしくなってメールをしました。 伊藤さんが行かれたのは、多分、四谷新道にある店だろうと思います。 私も何度か行ったことがあります。 新潟県出身ではありませんが、へぎそばは好きです。 しかし、東京にはへぎそばを出す店は、多くありません。 へぎそばを好む人も少ないように思います。 友人を連れって行って、ほめられた記憶がありません。 私は、へぎそばが好きな人は、大食漢が多いのではないかと観察しています。 都内でおいしいへぎそばの店があれば、ホームページに出してください。

 伊藤さんのホームページで隋園別館に羊のしゃぶしゃぶを食べに3度行きました。 今年の2月に北京で五洲火鍋城という店で、羊のしゃぶしゃぶを食べ、東京でも食べ たくなり随園別館に行った次第です。 20年位前に、東来順という北京の店の羊のしゃぶしゃぶを食べましたが、その時は臭 みが強くおいしいとは思いませんでした。 今年の2月は臭みがなくおいしいと感じました。東京でも同様です。 東来順では9月か10月であり、五洲火鍋城と隋園別館は、2月、3月でした。 季節の違いが、臭みに影響していると思われます。

 お礼というわけではありませんが、私が一押しの店をお知らせします。 もうご存知かもしれません。 芝パークホテルの前にある「味芳斎」という店です。 台湾出身の人が経営するラーメン屋に毛の生えたような店ですが、隋園別館に負けな いくらい安くておいしい店です。 電話 03-3433-1095

 おすすめは、キャベツの漬物、酢豚、レバニラ等、庶民的などこにでもあるメニュー がおいしい。 豆腐料理も良い。牛肉飯はここの名物料理ですが、とても辛いので辛いものが苦手の 人はやめたほうが良いでしょう。知人の中国人の留学生いわく「これを食べるとき は、水を飲まないこと」。 この店は、本来、薬膳料理の店ですが、これは食べたことがないのでわかりません。 小さな店で、お客も多いので予約していったほうが良い。 この店の欠点は、お客の声がうるさくて、一緒に行った友人の声が聞きづらくなるこ とです。 年中無休。

 使い情報も入っていて、なかなか中身のあるメールです。「味芳斎」は確か行ったことはない。試してみます。あと何か蕎麦でメールをくれた人がいましたが。いずれにせよ、tks。私が行った四谷三丁目の店は、「匠」と言いました。(20:43PM)


2002年06月07日(金曜日)

 (16:29PM)ずっと気になっていたのです、この蕎麦が。火曜日だったと思ったのですが、kanbei田中両氏と韓国料理を食べた後、仕上げに四谷三丁目の蕎麦屋に入った。名前は忘れましたが。そこにあった蕎麦が、この「へぎそば」だった。

 二人はあまり気にならなかったようだが、小生はこの「へぎ」という言葉に非常に興味を持った。最初「辺木」だと思っていた。「へぎ」とは入れ物のことらしいので、辺を形作っているからですが、金曜日にちょっと暇になって調べたら、さっきのサイトのように「剥ぐ」から来ているという。

 蕎麦が一つ一つ固まって出てくるのは、例えば私が良く行く赤坂見附の「信州坊主」などがそうなのです。あそこの蕎麦もおいしい。ちょっと太めですかね。まあ、日本中を探せばいろいろな蕎麦がありそうですが、この蕎麦「へぎそば」は今回その語源まで含めて覚えました。ご両人には、tks(16:35PM)


2002年06月07日(金曜日)

 (13:49PM)心配していたのです。電話を。そしたら、ドコモを中心に、東京の電話はすべて正午から極めて繋がりにくい状況になっている。皆チケットが欲しいのです。大混乱。携帯で指定された電話番号に掛けている人が多いのでしょうか。

 テレビが軒並み電話番号を昨日の午後から宣伝し始めたときから、「これは大惨事になる」と思っていたら、その通りだった。だって4日の国立競技場だって、試合が始まるとかかったが、前後、途中は全く繋がらなかった。ちょっとあの電話番号を宣伝しすぎたんじゃないかな。

 もっとも、今頃になってチケットを売っていること事態が問題ですが。(13:54PM)


2002年06月07日(金曜日)

 (10:00AM)何がアメリカの株の下げが原因かな、とニューヨークの市況を読んでいたら、次のような単語が出てきていた。

  1. questions about the chip industry
  2. weak retail sales
  3. flagging investor confidence
  4. accounting issues
  5. weak earnings
  6. investors are more risk-conscious
 まあ、理由を並べればこのくらいはすぐに挙がるということでしょう。最初の questions about the chip industryは具体的にはメリルリンチのインテルなど半導体メーカーに対するダウングレードが発端。メリルは
  1. high valuations
  2. limited visibility about the sector's prospects
 などの要因も挙げているが、これに関連したあるアナリストは"We believe that the early cycle semiconductor upturn has now played itself out. There's little doubt that a recovery should occur in the second half of 2002 ... unfortunately, we believe revenue and earnings estimates already reflect any reasonable recovery expectation."」と述べている。

 しかし、経済以外の要因もあるのではないか、とも思う。投資家の株への熱意の喪失。これは、企業会計に対する不信も背景でしょうが、株価そのものがダウントレンドにあることも影響している。テロの直後に株価が下がるのはアメリカの評価が下がることでどうしても回避したかった。しかし、その影響も消えてきた。投資家は、市場を市場として見れるようになっている。

  1. ブッシュ政権の外交問題での指導力のなさによって、中東、カシミールなどでの緊張が増加している
  2. 相対的にヨーロッパ、日本、アジアへの評価が変わってきて、資本の流れがアメリカ離れを示している
  3. アメリカ経済をひっぱる次の産業の姿が見えないことが、市場への熱意を低下させている
 などでしょうか。一つチャートを見て心配なのは、長く続いた10000ドルから11000ドルのレンジを確実に下放れしてきたこと。このレンジに戻るのには、相当な力が入りそうなことだ。今のニューヨークの株価は、テロの直後よりも心配だと私は思うのですが。(10:19AM)


2002年06月06日(木曜日)

 (22:25PM)和歌山毒入りカレー事件の公判で、裁判所はカメラ付の携帯電話の持ち込みを禁止したそうだ。禁止しなければ、一般の傍聴人を含めて裁判所内の人が、持っている写メール機能付き携帯電話などを使って写真を撮り、瞬時に外部に送ってしまう危険性がある。今は日本の裁判所では裁判が始まる前の段階の法廷内写真しか許されていないから、その原則を守るためには、この措置を取らざるを得なかったのでしょう。

 法廷内の写真撮影が禁止されているのは、被告の人権を守るため。あくまで被告であって、犯罪人ではない。被告の様々な表情を撮るのは人権違反である、という論理は根拠があるし、当然でしょう。誰であろうと、勝手に肖像を撮られない権利はある。しかし、それは法廷内だけでしょうか。

 写真が撮れる携帯電話は、近くドコモからも発売される。i shot というやつですが、写メールを一二度いじった印象で言えば、今は写真はそれほど鮮明なものではない。しかし、それは非常に近い将来、鮮明さにおいてかなり優れたものになるのでしょう。デジカメもそうだった。

 ということは、これからはカメラだらけの世の中になるというわけです。別に裁判所内に限らない。電車の中、教室の中、仕事場、あらゆるところでカメラの目が光っていると思った方が良い。すでにビルの階段などには、かなりカメラの目が光っている。

 携帯電話に限らず、機動性は落ちるが、PCにもカメラは付いているし、他の何にでもつけようと思えばつけられる。IPV6が普及すれば、もっと多くのものにデジタルカメラが付くでしょう。それがバイオメトリックスの技術と繋がれば、恐ろしい世の中になる危険性がある。

 写メールが今のところそれが悪用されたという話はあまり聞かない。鮮明さが落ちるからでしょう。しかし可能性はいつでもある。最初はマナーが求められ、その次には法律論が展開されるんでしょうね、こうした機器とその使用に関しては。これを自由に跳梁跋扈させたら、あまりにも問題が大きい。世の中、とんでもない映像が飛び交うことになってしまう。それはある意味で人間の行動の自由に対する侵害ともなる、と思うのですが。(23:44PM)


2002年06月06日(木曜日)

 (06:22AM)僕はこの写真が好きだなあ.....。この左の女の子はSarah Smalleyさんと言うのだそうですが、アメリカとポルトガルの試合を見ている時のシーン。顔が驚きながら嬉しがっているのが見えるのが良い。なかなか笑える。良いショットだと思う。

 それにしても、今朝はさすがにワールドカップに関するアメリカの新聞の記事が面白い。この大会など申し訳程度にしか載せていなかったのに、ポルトガルとの試合での勝利はよほど嬉しかったらしくて、ニューヨーク・タイムズもワシントン・ポストも大きく載せている。

 知りませんでしたが、アメリカ・チームは主力の2選手を欠いていたらしい。

The United States prevailed without its injured captain, Claudio Reyna, who had a strained thigh muscle, and without its most reliable scorer, Clint Mathis, who has shown insufficient fitness. Six starters had never participated in a World Cup match. What the Americans lacked in experience, they made up for with an attacking mentality, the fast and fearless legs of the youngsters Landon Donovan and DaMarcus Beasley, the adamant defense of Eddie Pope and Tony Sanneh, the professional tranquillity of goalkeeper Brad Friedel, the dangerous head of Brian McBride and a heavy dose of the eccentric.
 このアメリカは来週の月曜日に韓国と闘う。韓国は冬のオリンピックのショートトラックの恨みもあって、対アメリカ戦にはかなり強い気持ちを持って対決する意向のようなので、面白い試合になる予感がする。
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 もう一つ面白かったのはウォール・ストリート・ジャーナルの記事。開会式にテレビの形をした人形が出ていたので、「何だろう」と思っていたのですが、その謎が今日分かった。韓国は、隣国(日本)より劣る技術国というイメージを払拭するために、このワールドカップをテークチャンスして、韓国の技術力を世界に宣伝したかったらしい。つまり、あのテレビの形をした人形達は、韓国がフラットパネル・テレビで世界の先端を行っていることを宣伝したかった、ということ。ウォール・ストリート・ジャーナルには、以下のような文章がある。
Korea's efforts to portray itself as a high-tech innovator can seem overzealous. At the ceremonies before the opening game in a Seoul stadium Friday, Martian-like figures with flat-screen heads danced under fireworks, while the giant stadium screen flashed images of spectators using a new mobile video-phone technology.
 期間中に韓国はハイテクがらみの世界的な大会をいくつも開いている。いくつかの面で韓国は日本にかなり追いついていると宣伝したかったのでしょう。まあ確かにそういう面はある。

 しかし、夕べkanbei や田中ちゃんと行った四谷の韓国料理屋で働いていた韓国の女の子と少し話をしていたら、日本に縫製・服飾の勉強に来ているそうで、「だってソウルだって結構ファッショナブルでしょう」と言ったら、彼女は静かに首を振っていました。(06:44AM)


2002年06月05日(水曜日)

 (10:11AM)秘密という本を読みました。「パレスチナから桜の国へ母と私の28年」という副題が示すとおり、重信房子さんの娘さんの本。もう28才だそうです。

 近々テレビで取り上げるかも知れないテーマなので読んだのですが、どこか日本語がたどたどしい。漢字も少ないので、直ぐに読める本です。内容はもうちょっと彼女が考えたパレスチナ問題の本質とか、今後の和平プロセスのシナリオなども読みたかったのですが、要するに自分が今までどうやって生きてきたか、自分の回りの人々がいかに素晴らしかったかという本。

 もう一つという感じがするのですが、自分で選ぶことが出来ない子供が、厳しい環境のなかでどうやって生きてきたかは、かなり良く書かれている。まあ、次作期待ですかね。(10:16)


2002年06月04日(火曜日)

 (16:48PM)




2002年06月04日(火曜日)

 (15:10PM)おお、すごいすごい。午後3時前に新宿から電車に乗って千駄ヶ谷に向かったら、すでに電車の中には「NAKATA」だの「ONO」だののブルーのサッカーシャツを着た連中が山ほど。方向からして埼玉に向かうのではない。彼らが向かうのは、国立競技場です。

 電車を降りて千駄ヶ谷の駅の中に降りようとしたら、人の山。そして競技場にぞろぞろと向かう人の波。オフィスに向かう途中にあるので、競技場の周りも見たら、もう人が幾重にも球場を取り囲んでいる。

 夕立が来そうだったが、一見去った感じ。もう5時頃から盛り上がるんでしょうな。熱心でいいが、あの人の波を見て球場には行かずに、6時半の約束に行くことにしました。でも、彼らが喜ぶような結末を小生も期待します。出来れば引き分けではなく、勝って欲しいのですが。(15:15PM)


2002年06月04日(火曜日)

 (08:57AM)日本対ベルギーの試合ばかりが騒がれていますが(それはある意味で当然ですが)、今日が面白いのはアジアの三カ国(日本、韓国、それに中国)が一気に初登場するという点です。

 日本はベルギーと対戦するが、韓国はポーランドと、中国はコスタリカと。セネガルのフランスへの勝利でアフリカ旋風の予感ですが、アジアはサウジがドイツに惨敗して良いところがない。全体にアジアは背が低い。これをどう克服するかでしょう。身体能力はアルゼンチンと闘ったナイジェリアの選手も高かった。アジアは特に良くはない。

 最後は頭の良さを武器に闘うしかないか。頭が固まったら、アジアには勝ち目はないとも思える。国立競技場では埼玉に行けない人々が集まって大応援大会をやるそうだ。チケットも発券されるという。大スクリーンの前で。「家に帰っていたら間に合わないので....」と言う連中が行くらしい。私も誘われたが、どうしようかと。

 こういう人もいる。「4時から社外営業に行くと言って、そのまま家に帰る...」と。まあかってにしなはれ。私は今思いだしたが、6時半に約束があった。国立競技場で応援しながら酒を飲むというのもいいな....。(09:08AM)


2002年06月03日(月曜日)

 (16:40PM)韓国のミュージシャン、グループの日本への進出に関するテレビ番組を立て続けに2本見た。一本は、NHKのそれ、もう一本は日曜日の私も出ているフジテレビ(EZ!TV)のそれ。ボアだのシンファだの。なかなかリズムもいい。

 ワールドカップ共催で日本で韓国への関心が高まっていることもあるが、実際問題として韓国のミュージシャンに対する日本での関心が高まっていることも確かなようだ。彼らを追う日本のファンの姿が映像には出てきているし、実際にレコードも売れているらしい。特に、若い世代で。

 何事もそうなのだが、物事が起きる背景には数多くの要素がある。決して一つではない。しかしそれでも推測すると、いくつかのファクターが指摘できると思う。

  1. 欧米への関心が一巡し、日本にとって今まで一番近くでありながら遠かった国である韓国への関心が新たなものとして日本人の間で強まっているし、実際に韓国との距離(数多くの問題が生じているが故に)は徐々に狭まっている
  2. 韓国の音楽は映画がそうであるように、日本のそれと少しテーストが違って目新しい。映画を見ると、韓国の方が分断国家、緊張下の国家ということもあってどこかに日本にない緊迫感があるし(それが日本人には新鮮)、儒教が決めている人間関係、家族関係の濃密さから、人と人との関係にも激しさがある(それも日本人には新鮮)が、それが音楽にも出ている
  3. 日本の映画や音楽にない、こうした「緊張感」「厳しさ」「異なったテースト」に惹かれる日本人はこれからも増加するだろう
 という点である。筆者がもっとも直近で見た韓国の映画はチングで、そのことに関してはここでも以前書いた。あの4人の男の間の人間関係の濃密さは、今の日本にはない。ほんまかいな、と思いながら、お互いが相手に対して持つ感情の強さに圧倒される部分があった。韓国が日本と同じように経済危機に直面しながら、それを乗り越えつつあるかのように見える部分も、日本にとっては目新しい。

 日本にない部分を韓国という国、文化、映画、音楽が持っていることは確かだ。しかし、これらの番組が同じように指摘しているように、韓国の人たちの日本に対する関心も強まっている。「自由」という点では、日本の方が数歩先を行っている。豊かさも違う。それはワールドカップのチケットの売れ行きを見れば、一目瞭然である。

 韓国の人口は4500万強。日本の半分以下。音楽マーケットとしても韓国のミュージシャンが日本を目指す理由は十分だ。おそらく、人口と富を勘案すると、日本の音楽市場は韓国の20倍はある。その意味では、韓国勢の対日攻勢の方が、日本勢の対韓攻勢より暫くは強いだろう。

 韓国は依然として日本の大衆文化の流入に一定の歯止めをしている。実際にはインターネットなどでかなり確実に入ってきているのだが、本番はこれからだ。しかし、ワールドカップの成功などで一段と垣根は低くなるだろう。

 韓国には今月の24日から三日間くらい行くが、そうした点も見れてこれたらと思っている。(16:55PM)


2002年06月03日(月曜日)

 (07:01AM)こちとら、旅行社経由で高いチケットで来ているのに、会場に行ってみれば開始時間になっても、試合が進行しても空き席が目に付いた鹿島スタジアム。本当に腹が立ちました。むろん、怒りが向かった先はFIFAとそのチケット販売代理人であるバイロム社。

 ブラッター会長の縁戚とのうわさもある個人経営会社、家族経営会社のバイロム社は、手数料収入を確保する意味でも、海外販売分を全体の半分も持つと言われる。しかし、昨日の鹿島スタジアムを観ても、高いお金を持って日本にまで来る人は少ない。どうしても売れ残る。

 売れ残ったチケットは各国のサッカー協会から日本の旅行社に流れたり、街のチケット屋に流れたり。日本人で実際に見たかった人は多かったはずなのに、手数料も取れない形で日本のサッカー協会に渡したら、一銭にもならないとバイロム社は会場に空席が出ることを知りながら、黙りを決め込んでいたのでしょう。

 やはり、FIFAというのはあんな大きな国際大会をする資格はないのです。私が経験した限りでは、ワールドカップというのは人種のるつぼを一瞬にして作るレアな集い。その「るつぼ」ぶりは六本木などに行けば、会場でなくても見れるのですが、価値ある大会なのに、もったいない。
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 試合を見終わって、あとで加わった一人を合わせて4人で電車で帰ってきたのですが、また座れず。我々の前には、ナイジェリアのユニフォームを着た黒人4人。うるさいうるさい。話しかけたら、てっきりナイジェリア人と思ったらアメリカのテキサスから来たと。

 午後6時過ぎから始まったイングランド・スエーデン戦を時間の関係から成田近辺で観て、それから六本木に行くと。外国人の間では、六本木は日本の代表的な歓楽街と思われているようです。

 31日に大人数で六本木を通ったときは凄い人出だった。しかし、実は昨夜はフジテレビの番組が終わってからやはり様子を見に六本木に行ったのです。車で通過しただけですが。そしたら、一番目立ったのは警官の数で、街の様子は宴の後の様子。フーリガンを警戒しすぎている様子がありあり。もっと楽しめば良いという印象もする。

 アルゼンチンの夫婦ではないが、やはり彼等は来るにしてもお金を本当にけちってきている。来たくても来れなかった人は多いに違いない。そこまでして来てくれた人は大切にしないと行けないという気持ちもある。

 それにしても、外国人を見かけるとなるべく話しかけるようにしているのですが、香港、アメリカ、アルゼンチン、イギリスなどなど、実に多くの人が来ている。英語も、同じ言語かとおもうほど違う。サッカーをただ観ているだけではなく、彼等に話しかけると面白い。(07:14AM)


2002年06月02日(日曜日)

 (10:56AM)東京駅から鹿島スタジアムへの行き。私と息子、その友達の3人。まず、9時30分の直通電車(東京駅発鹿島神宮行き特別列車)に乗ろうと思ったが、ちょっと東京駅に到着するのが遅れて、もうアウト。超満員。東京始発だったので、座れると思ったが、思惑外れ。その電車は考えて見送り。

 20分ほどあとの次の久里浜発東京経由(これも直通)はもうちょっと空いているかもと頭をよぎったためですが、待っている最中に「これは座れないな」と覚悟した。久里浜から来るということは、各駅で人が乗る。これはもう無理だろうと。

 たぶんグリーンも駄目だろう、という判断だった。鹿島神宮までは2時間以上かかる。1600円強のグリーン券を支払う人は大勢いるだろう。「座れないな」と覚悟した段階で、それでも人が少ないグリーン車両で立ってでも移動しようと思った。

 案の定座れなかったのですが、途中で非常に興味深い、普通ではあり得ないことが起こった。私が立ったところの目の前の席に、アルゼンチンから来た夫婦が座っていた。彼らは、「期間中移動フリー」のJR切符を持っていた。グリーン券は持っていない様子。その夫婦とは話をしていました。どこから来たとか。

 で車掌が来た。東京駅から鹿島神宮までの二人のグリーン券料金が3240円だったと思った。車掌が英語がしゃべれないので、私が通訳してやっていた。しかし、このアルゼンチンからの夫婦の財布からは3240円が出てこない。財布の中身を見ても、1000円ちょっとしかない。

 私に「お金を払わないで良い方法は...」と聞くので、隣の普通車車両ならと教えると、「ありがとう、君がここに座れ....」「3000円は too expensive」だと。うーんと考えてしまいました。アルゼンチンは経済危機だとは知っている。しかし、3000円を支払えないのは、国の問題なのか、この夫婦の問題なのか。

 彼らが去った後、彼らが小生(達)を指名してくれたので、遠慮なくそれから鹿島神宮までは座っていきました。支払えない夫婦の代わりに座っていいのかなと思いましたが、せっかくですから受けることにしました。その夫婦が席を立つときに、「thank you !」と言ってくれたのが、救いでした。

 すでに東京駅の段階で、非常に多くの国からの人が来ているのが分かる。列車の中も、人類博物館の様相。比較的多くの人に声を掛けて「どこから...」と。メキシコ人の集団がいたな。アルゼンチンを応援するのかと言ったら、「いやナイジェリアだ...」と。

 この文章はアルゼンチンの夫婦が「払えない」と言って譲ってくれた座席で書いていますが、まだまだいろいろなことが起きそう。(11:23AM)


2002年06月02日(日曜日)

 (07:56AM)FIFAっていうのは、本当にこんな大きな大会を主催する資格があるんですかね。出てくるわ出てくるわの失態。

 今朝の朝刊には、「売り切れ」の筈のチケットが実は売れ残っていたと報じられている。開会式の31日にFIFA理事会はブラッター会長と対立していた事務総長とその代理の大会後解雇を決めた。しかし分裂状態の理事会を象徴するかのように、事務総長は辞めないとの意向を示している。

 あまりにもの大混乱。2150億円にも上るお金の流れの不透明さも指摘されている。土曜日のBSJAPANネクスト経済研ではこの問題を扱ったのですが、番組での結論はその資格なし。「今が混乱の極み」(ゲストの石井さん)。

 IOC(国際オリンピック委員会)にしろFIFAにしろ、国を越え、国を手玉にとれる力を持ちながら、誰もこれらの団体を監督する権限がないことだ。

 株式会社なら、資金を出している株主が一定程度の発言権を持つ。しかし、FIFAやIOCにお金を出しているテレビ局(代理店)や企業、それに観客(チケット)は、皆この二つの団体に今のところ手玉に取られている。これでは、この二つの団体の鼻が高くなるのは自然というわけだ。

 しかし、石井さんも言う。出せるお金にも限度がある。法外な放映費、企業協賛金もそろそろピークではと。今回のワールドカップの放映費は1040億円で、前回フランス大会の108億円のほぼ10倍。チケット価格にも高騰が見える。

 スポーツは間違いなく、今後のマルチメディア社会で最大、最良のコンテンツ。需要は強い。だからこそ供給サイドの放漫が許されて良い訳はない。盛り上がるワールドカップを見ながら、このビジネスが持つ大きな問題点をも考えざるを得なかった。(08:31AM)


2002年06月01日(土曜日)

 (07:05AM)フランス対セネガルの試合が終わったときにセネガルが何時だったか知りませんが(31日の午後)、大騒ぎだっただろうなと想像したら、今朝のNHKのダカールの絵がその模様を伝えていた。大統領まで出てきて、まさに大喜び。もともとはフランスの植民地。フランスチームの中にも、セネガル出身の選手がいた。初戦で世界の目が集まっている中でのフランスに対する勝利ですから、嬉しかったでしょう。

 試合を観た場所は、東京タワーの近く。午後8時過ぎまでBSJAPANの収録がらみの仕事をしていたので、その仲間と食事をしながらレストランのテレビで。普段はカラオケに使われているテレビですが、この日はむろんテレビに。我々以外のお客さんも居ましたが、部屋の中はサッカー一色。

 それを見終わった後、カラオケの為に9人くらいで近くの六本木まで出かけましたが、既に異常な警備状態。道路はいつもは車が止まっている歩道寄りの一車線が完全に立ち入り禁止になっていて、車が立ち止まれないようになっている。要所要所には複数の警察官がチームを組んでいるのでしょうが、立って人の動きを観ている。確かにいつもより外国人の数が多い。

 警察の人と話したら、やはり彼等の認識としてもヤマ場は2日の鹿島と埼玉での試合のあと。時間にすると午後11時過ぎ。鹿島の試合は午後2時30分からですが、アルゼンチン(対ナイジェリア)が出る。埼玉の試合には、イングランドが出る。その試合が終わるのは10時過ぎ。それが終わって、両国のサポーターが集結するのが六本木とみられている。「正念場は2日です...」と。

 私は2日の鹿島での試合を観る予定ですが、席はアルゼンチン・サイド。経済危機ですが、どのくらいの連中が来ているのか。ナイジェリアもそれほどサポーターを出す余裕はないでしょうから、日本人中心の観戦になるでしょうが。(07:29AM)



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