2001年05月31日(木曜日)

 またまたウィルスが跳梁跋扈しているようですな。31日の夜ある方から「アメリカの友達からウィルスを間違って送ってしまったが..というメールが来てどうしたら良いでしょうか..」と相談されたのですが、1日の朝になって私のところには以下のメール。

Dear my friend,

I got an e-mail with virus in the morning on May 31.
I opened it by accident.
It automatically went to my mailing address and sent a mail to you as if I sent it.
Please don't open my mail in the morning of May 31.
I am very sorry about it.

Regards,

 実は、31日の夜「National Bureau of」というタイトルで中に「ADDREG.EXE」という添付ファイルがあるメールが私のところにも来ていた。怪しいので添付ファイルを開かなかったのですが、メールの送り主から来たのが、紹介したメール。

 多分、送り主も知らないうちにその人のメーリングリスト送られてきたのでしょう。この送り主とは、かなり昔にメールを交換した記憶がある。

 しかし、31日の夜相談された人のファイル名とは違っている。いろいろなウィルス・ファイルが飛び交っているようですな。この「ADDREG.EXE」がどういういたずらをするのか調べてありませんが。ウィルス・チェッカーにはひっかかりませんでした。


2001年05月30日(水曜日)

 日経産業新聞で何気なしに人事の欄を見たら、見かけたお顔が....。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの社長になられた(といっても辞令ですが)町田 治之さん。今まで社長だった細田さんという方がスカパーの社長になり、その後任ということらしい。

 町田さんは今までソニー・オーストラリアの社長だった。「いる間にいらっしゃい...」と何回も誘われていたのですが、行けないまま。70年代の後半にニューヨークに居たときに、アパートが隣の部屋だった。一緒によく遊びました(^o^)ハハハ。

 「ピクチャーズエンタテインメント」は、「映画配給会社」と説明が出ている。はちゃめちゃなアメリカ人が、彼のことを「HE IS CRAZY !」とよく言っていた。まあ、愛着を込めてですが。オージーはまだ行ったことがない。一回行きたかったのですが。
 ――――――――――
 夕方、約束があって新宿御苑の方向から三丁目に向かって歩いていたら、左側のCDショップ(もうレコード店とは言えませんよね)から懐かしい歌声。井上 陽水の声で、アルバムが並べて置いてある。

 「UNITED COVER」というのです。久しぶりだな、と思って急いでいたこともあって見もせずに買ったのです。で、夜帰って聞いてみたらびっくり。なんと最初の曲が「蛍の光」で「いつしか年も すぎのとを....」と。

 声は相変わらず素晴らしく良い。そういえば、3曲目に入っている「花の首飾り」が何かのコマーシャル・ソングになってましたな。うーん、買って損したという気持ちと、久しぶりの声だから許せるかという気持ちと。

 しかし、ざっと見たところ新作は一本もなし。彼は一体今いくつなんでしょう。


2001年05月29日(火曜日)

 水曜日の朝に「おやっ」と思ったニュース。NASDAQが1200〜1400人の従業員のうち60〜70人のレイオフを検討している、というもの。従業員の数を「1200〜1400」(ウォール・ストリート・ジャーナル)という幅で表現するというのがアメリカらしいのですが、市場としてのNASDAQの低調の証でしょうね、このニュースは。

 一時指数が5000に行っていたNASDAQも、今は2000を超えたぐらい。ダウが一時のピークに接近しているのと比較すると、NASDAQ銘柄の低迷は明らかなのですが、レイオフまで検討せざるを得なくなったのは、「issuer businesses」の伸びと収益率が大幅に落ちたことだという。

 まあそれはそうでしょう。発行者市場は今のアメリカでは特にハイテク部門では死んでいるに違いない。2000年の初めまで、業界全体に対する期待の強気化が極端に進行したが故に、米ハイテク業界(日本もそうですが)では資金調達も投資も過剰に進んだ。先週デービッド・ヘールがファイナンシャル・タイムズに書いていた通りです。

 しかしデービッド・ヘールが書いていたもう一つの面白かった点は、1840年代のイギリス、ビクトリア時代の鉄道ブームとのアナロジー。当時英国の鉄道株には90年代のハイテク・ブームに似たようなブームがあったのだそうです。鉄道会社はこぞって(この記事には hundredsとある)上場し、これらの会社は最初は利益を上げ、彼らの会社の株は大幅に上昇した。

 その結果生じたのは、過度な投機であり、国際収支危機で金利が上昇した段階でこのバブルは破裂したのだという。デービッド・ヘールは「In spite of the crash, the spread of the railway continued to transform the British economy.....」と書いている。ハイテクもそういう種類のモノだと筆者も思う。

 「Nasdaq市場の高値からの下落のかなりの部分は、シスコ、インテル、ルーセント、マイクロソフト、それにノーテルなど25のハイテク企業の株価下落によって生じている」というのがデービッド・ヘールの見立て。まあ、そうでしょう。

 1840年代のイギリスとのアナロジーで思い出しましたが、5月24日にニューヨーク経済クラブで講演したグリーンスパンが、一言

The answer, in my judgment, is no, because there is no tool to change human nature or to predict human behavior with great confidence.
 と言っていたのを再び思い出しました。その時の彼の自問は、
Do we have the capability to eliminate booms and busts? Can fiscal and monetary policy acting at their optimum eliminate the business cycle, as some of the more optimistic followers of J.M. Keynes seemed to believe several decades ago?
 でした。新しい産業が生じてきて、それに関する人々の期待が膨らみ、その期待が実体を追い抜いて行き過ぎになるのは「human nature」のなせる技で、止められないのです。1840年代にそれを経験した人が今でも生きていたら、「ああ、あれか」と90年代末のハイテクブームを冷静に判断できていたかもしれない。

 しかし、人間はせいぜい100年しか生きられない。1840年代のイギリスと鉄道ブームを知っている人は今は誰も生きていない。人間はどのくらい覚えていられるか。出来事によって人間が覚えていられる事は多分違うのでしょう。ブームとその破裂の記憶は、悲惨な戦争などよりも比較的素早く忘れられるような気がする。10年くらいでファンドマネージャーが全部入れ替わると、「いつかまた来た道」になるような気がするのですが。


2001年05月28日(月曜日)

 夕方だったと思ったのですが、新潮社「FORESIGHT」の伊藤編集長から電話をもらいまして、「異動になりました。出版の方をやることになりました......」と。創刊以来の編集長であられた。私は創刊以来ずっといろいろな形でこの雑誌には関わってきて、伊藤さんには随分とお世話になりました。ご苦労様でした。スタンスが一貫して変わらない、情報満載の月刊誌だったと思います。

 そういえば、ここ数日にあちこちで役職を変わられている人がいる。そういう季節なんでしょう。伊藤さんは「FORESIGHT」の生みの親で、ずっと編集長さんかなと思っていたのですが。後任は、これも私がよく存じ上げている出版にいた寺島さん。ねじめ正一さんの「高円寺純情商店街」でしたっけね、ああいう本も手がけてきた方、という記憶があります。

 最近では、ローグ・トレーダーという女王陛下の銀行をつぶしたイギリスのトレーダーの話を映画化し、それを日本に持ち込むときに接点があった。伊藤さんには「ご苦労様」と、寺島さんには「おきばりくだされ」と。
 ――――――――――
 出会い系であろうと入ってくるメールは社会現象を表す鏡と思っている私ですが、最近私をアメリカ人だと思ってか、以下のようなメールが彼の国から結構な頻度で入ってくる。注意深く読んでいると、つまり多重債務者向けのお助けメール。お助けにならないのがどの国でも通常なのですが、メールの出足はいつも「Are you behind in bills ?」となっている。

Are you behind in bills?
Late on a payment?

Let us help you get out of debt NOW!

If you are interested, we invite you to request free
information at the end of this form.

What we can do to help YOU!

* Stop harrassment by creditors.
* Reduce your principal balance up to 50%
* Consolidate your debts into one low monthly payment
* Improve your credit rating
* Lower your monthly payments by 40% - 60%

* There is no need to own property
* There is no need to own any equity
* This is not a loan

This is a program that has helped thousands just like YOU!

If you are interested, we invite you to read our free
information please provide the following information:

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
Full Name:
Address:
City:
State:
Zip Code:
Home Phone:
Work Phone:
Best Time to Call:
E-Mail Address:
Estimated Debt Size:
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

(All information is kept securely and never
provided to any third party sources)

To unsubscribe please hit reply and send a message with
remove in the subject.

This request is totally risk free.
No obligation or costs are incurred.

 はっきり分かりませんが、つまりアメリカでは今「behind in bills」な人が結構居て、そういう人相手の商売が十分成り立っているということでしょう。私の記憶だと、2000年まではこういうメールはほとんどなかった。急に増えだしたのは今年に入ってからです。二つの理由が考えられる。
  1. 商売としては昔からあったが、何らかの形で私のメールアドレスがその手のリストに載ったのが今年に入ってからだった
  2. 急激な景気後退で behind in billsで late on a payment の人が増えたのが2001年に入ってからで、そのメールリストに私のメールアドレスが何らかの形で載った
 どちらだか知りません。しかし、「ああ、今アメリカではこういう商売が隆盛なんだ」ということは分かる。アメリカに居る人で、消費者の債務の増加に関して何か資料をお持ちの方は。消費者の信用残高が増えているのは知っていますが。
 ――――――――――
 内藤君から、「見ましたか、これ」とメール。実物は初めて。癒し系とあるが、小生には彼はテフロン系に見える。


2001年05月26〜27日(土〜日曜日)

 土曜日の夕方7時からの回だったと思ったのですが、韓国映画「JAS」を伊勢丹の前で見ました。初日だったので混んでいるかと思ったら、楽勝でした。劇場に入っていた人は、5分の一くらい。最近の映画館は空いていますね。

 シュリはDVDを借りてきて見ていたので、その比較もできてなかなか面白かった。どちらも朝鮮半島の分断を扱った映画です。「JSA」は「JOINT SECURITY AREA」の頭を取っている。

 多分98年だったと思ったのですが、38度線には行って来ました。板門店が見下ろせる展望台のようなところから、北側のアパートに洗濯物が干しているのを見た。映画の中身には入りませんが、シュリがCTXとかいう現実に存在しているかどうか怪しい液体爆弾の攻防を題材にしていたのに対して、JSAは「そういうことはあったかもしれない」という気がして見ていました。

 38度線を挟んで、南北2人の歩哨がいるのです。その間隔は100メートルもない距離。橋で繋がっている。いやいや中身に入りそうになった。その歩哨同士が仲良くなってしまうことから話は始まる。何十年も分断されていた両方の兵士が仲良くなる。むろん、内緒で。明かな軍紀違反です。

 北の将校がばったり来て、そこから物語は急展開。シュリよりも現実的で、心に残る映画の気がしました。シュリもそうですが、この映画も対立はしているが「要するに同じ民族、感情も同じ」ということを強調しているように見える。つまり、ある意味でこういう映画は「融和」への橋になるのではないか、と思いました。

 男臭い映画で、記憶だと目立つ女優は一人しか出てこなかった。結構かわいかったな。なかなか ending が決まっている。この手の映画の作り方は、日本の監督よりうまいかもしれない....なんて思いながら見ました。

 知らなかったのですが、シュリとは、朝鮮半島固有の澄んだ川の水にのみ生息する体長7〜8cmの淡水魚らしい。映画の中では北朝鮮スパイの作戦名、及びコードネームとして使用されているのですが、まあ>゚)))彡だから南北を自由に行き来できる。「自由と統一の象徴」らしい。しかし、「シュリ」は日本人が発音しやすいように表記しているそうで、「シリー」に近いらしい。

 韓国の映画では、「八月のクリスマス」も良かったな。かなり古いのですが。


2001年05月25日(金曜日)

 佐々木君とは別の、ニューヨークの熱烈な野球ファンである三浦君が以下の文章をメールでくれました。前半のイチローの記録の部分は日本でも結構騒がれていますが、後半のサヨナラの部分は知りませんでした。そのまま掲載します。為参考。

 帰国準備でてんやわんやしていますが、忙中閑あり、気分転換で調べました。イチローが今のペースで打ち続けると年間安打数は273本(257本)、年間打席数は756打席(705打席)、年間得点は151点(192点)です。カッコ内は大リーグ記録です。

 史上最多年間打席はゆうゆう達成、史上最多の年間安打も濃厚、年間総得点はちょっと 無理かというところです。現在の年間安打数記録は1920年の数字ですから、これを書 き換えるとなると大変なことです。第二次大戦後に限れば年間最多安打数は240本。 242本でも歴代ベスト10に入ります。

 9月になってこの記録がクローズアップされるよ うになると日本中えらい騒ぎになるのでしょうね。私の世代では王選手の756本目の フィーバーをよく覚えていますが、イチローの258本目はそんなレベルでは済まない かもしれませんね。最多内野安打というのがあれば文句無しに大リーグ記録を作るで しょうが残念ながら内野安打というカテゴリーは記録に残らないそうです。

 知ったかぶりついでに余談をひとつ。ベーブ・ルースの生涯ホームラン本数は今の基 準では714本ではありません。714本以上です。昔はサヨナラで勝負がついた場合、勝 ち越し点までしかカウントしないのでホームランでも安打と記録されることがありま した。

 例えば1点差で負けている状況でサヨナラの3ランホームランを打った場合は走 者2名がホームインした段階でゲームオーバーとなり、ホームランは2塁打または安 打と記録されたそうです。

 勝敗がつけば個人記録はどうでもよいという大リーグの伝 統は今でもあって、99年のナ・リーグ優勝決定戦でMetsのVenturaがサヨナラ満塁 ホールランを打った時、1塁を回ったところでチームメートの祝福に囲まれ立ち往 生、そのままゲームオーバーとなりました。従って公式記録はシングルヒット。イン タビューで満塁ホームランという記録を失っていいのかと聞かれ、そんなのどうでも 良いんですよと明るい表情で語っていたのが印象的でした。

 ヤンキースがユニフォー ムの背中に選手名を表示させないのもチームの前に個人は問題ではないという伝統を 重んじているからです。ですからイチローの個人記録に拘るのは野球の楽しみ方とし ては邪道なのでしょうね。彼がチームの勝利にどれだけ貢献しているかだけで良いの でしょう。

 なるほど。「ヤンキースがユニフォー ムの背中に選手名を表示させないのもチームの前に個人は問題ではないという伝統を重んじているからです」というのは、そういう事だったのですか。今のアメリカの大リーグの中では、選手名を記さないチームがあといくつかあったような気がしました。tks 三浦君。


2001年05月23〜24日(水〜木曜日)

 新聞の早とちりが目立つ。ハンセン病に関して、23日の朝刊段階では「国は控訴へ」という見出しの新聞が多かった。しかしフタを開けてみたら、「控訴せず」。政府サイドのニュースの出し方がうまかったのか、新聞の取材が足りなかったのか。

 一つ言えるのは、前例がないことが起きている、記者さんの頭もそれについていっていないということでしょう。ある意味では、常識に拘束されている。小泉さんが自民党の総裁選で勝つことも、私が見るところ大部分の政治記者、特にベテランほど予測できていなかった。政界にはごくわずか、小泉さんの勝利を予想する向きがいたが、彼らも自信は全くなさそうだった。しかし、それが現実になった。

 ハンセン病に関しても、従来の国の考え方で行けば控訴だと読める、と新聞は読んだ。だから一面の見出しも、社会面の記事もそれが前提で書かれている。不作為の罪を責められれば、国は困るから控訴と読むのが今までの筋だろう。

 しかし、小泉首相の判断一つで「控訴せず」に決まった。日本という国の意志決定プロセスが変わってきている兆候が見える。どのくらい長続きするかは分かりませんが。支持率が80%以上という数字が、小泉首相の判断を担保していると言える。

 「早とちり」という意味では、最近で記憶に残ったのは速水日銀総裁の辞任報道。これは全紙横並びだった。実に不可思議な印象がした。しかし、こういうことが続くと、新聞の信頼性は傷つく。そのためには、事後の検証を日本の新聞で見たい。いままでそうした記事は、あまり見たことがない。


2001年05月22日(火曜日)

 まったくもって、使っているアメリカのプロバイダーが不安定。昨日も午後5時過ぎから今朝の何時までか知りませんが、サーバーがうまく動かなくて妙なメッセージが出て、何人かの人からメールをもらいました。

 彼らが何をしているかというと、「より優れた、より速いサーバーに移転作業」をしていると説明しているのです。ホームページのオーナーの方は「何もしなくて良いですから」と。ではと、何もしていないと昨晩起きたようにHPが見れなくなったり、FTPに障害が出たりする。本当に困ったモノです。

 で、済みませんが今後も不安定なら、グローバル・オンラインに置いてあるhttp://www2.gol.com/users/ycaster/の方を試していただければ、と思います。アメリカの方がいままでは digiweb と言ったのですが、どうやら買収されたらしく interliant という名前に変わった。digiweb の頃から不安定だったのですが、どうやらそれは変わっていない。

 どうでもいいときに返事が速くて、肝心な時に返事が遅い。たかだかサーバーの移動でこれほど手こずるのでは、この会社のレベルも大したことはないと思うのですが、サーバーを引っ越す面倒を考えると、まあもうちょっと待ってやってもいいか、という感じです。
 ――――――――――
 「私も一言」ということで、広島県福山市の三谷 正登さんから、この前からのテーマの一つである「広島発のアパレル産業発展の理由」に関して、以下の文章を頂きました。「経路依存の経済」ということを考えさせられる。

 伊藤様 私も一言

 広島県東部や岡山県西部の繊維・アパレル・ジーンズのルーツについては、綿花の栽培が起源です。

 江戸時代に入り福山湾 松永湾など瀬戸内海沿岸で干拓が進み米作に先立ち塩害に強いわた作が始まり徐々に内陸部に及んでいきました。

 18世紀後半にはあいの栽培も広まり1860年代に先染めの技術から芦田川中流部で富田久三郎が備後がすりを創出、久留米や伊予と並ぶ三大ブランドを形成しました。

 明治中期には細番手広幅織物でも近代工場を擁し全国的生産基地となり、縫製業も起こり府中市や新市町には強力な販売力を持つ問屋が多数生まれました。

 ジーンズ生地では新市町の貝原職布という会社が日本最大手でジーンズの織りはかすりの先染め技術から派生したものだそうです。

 岡山県の倉敷市児島は学生服の生産日本一ですが調べてみるとやはりこれも児島湾干拓地での綿花の生産隆盛が起源のようです。

 ちょっと硬いレポートになりましたが全国的に知名度が低いのでこの際とインパクトをもたせたつもりです

 三谷さん、お久しぶりです。ありがとうございました。


2001年05月21日(月曜日)

 おめでたい数字を通過しました。777777。いつ通過したかというと、日曜日の夜にフジテレビでEZ!TVをやっている最中。森本さんがいなくて小島さんが頑張っていて、小生はその横でなんとかアシスト...と思っていてそれなりきに大変だったのですが、それでもネットはオンにしてずっと監視していた。

 21日になる直前だったと思ったのですが、このサイトの下に付けてあるカウンターがちょうど「777777」を記録したので、「ctrl+alt+prtsc sys rq」を操作して、画面コピーを取り、それをjpegに転換した。それがこのサイトの写真です。

 最近は面倒で数日分が貯まるとそれをまとめて月ごとのファイルに落としているので、777777の上はFRBの利下げの声明になった。私も多少知恵が付いてきて、画面コピーが出来るようになりましたから、それをjpegに変換することぐらいは出来る。縁起がいいから、残しておこうと思っています。
 ――――――――――
 昨日ドコモに行って、携帯電話の中身のバックアップを取ろうと思ったら、「お客様、こちらでございます...」と言って、ある機械の前に案内してくれた。それは何と、携帯電話に接続して、

  1. 中身のデータをFDに落とす
  2. 手持ちのデータFDから携帯電話にデータを流す
  3. ある携帯電話から、別の携帯電話にデータを移す
 の三つの事が出来るマシンだった。

 店の人にちょこっと教えてもらえれば、簡単に画面の案内に従って自分で操作が出来るマシンなのです。多分二つの狙いがある。

 一つは、携帯電話を店の奥に持っていかれてデータを操作されるのは、客として気分良くないから、それを店頭に持ってきて公開性を高める。

 第二は、お客に自分でやってもらって、店の人間の仕事を軽減する。

 FDはドコモが用意してくれます。だから客としては携帯電話をもっていって、「バックアップを取りたい」と言えばよい。あとは、もらったFD(またその中身のファイル)をしっかりと保管することです。

 私は、メモリー・スティックに落としてありますから、FDに落としたデータをもう一度スティックに落として終わり。入れたファイルは一度として使わない方が良い。しかし、思ったのは、これだけ簡単に携帯電話のデータを残せるなら、年に数回は立ち寄ってデータを残して置いた方が良いのではないか、という点です。

 機種によって違うのですが、携帯電話の大部分の機種について第一電話から第三電話まで、第一から第二メールアドレスをこのファイル群は保持してくれる。


2001年05月20日(日曜日)

 やっぱし同じようなことを疑問に思う方はいらっしゃるようですな。日曜日の朝に町田市にお住まいのトヨというネットワーク名の方からメールを頂きました。

 伊藤洋一さま

 毎週金曜、森本タケロー・スタンバイ拝聴させていただいています。
最近、疑問に思うことがありメールを打ちました。
今人気のユニクロ、これ中国地方(山口宇部)の会社ですよね。
日本のカジュアルアパレルメーカーって昔からどうして中国地方
から発祥しているのでしょう。GパンのBIG−JOHNやBOBSONも
岡山が発祥ですよね。紡績会社が昔あったからその土壌が根付いている
からなんでしょうかね。

 このメールには共感がもてましたね。というのは、小生も全く同じ疑問をもう数ヶ月前ですがもって、尾道の友人の方々に疑問をぶつけたことがあるのです。私の場合は、ダイソーを含めて小売業全般がなぜ中国地方から出てくるのか、に関してだった。で、いつも親しくしていただいている尾道の方々とメール交換をした。そのなかから、二つほどメールを紹介します。
石井さんの意見

いしい@尾道です
伊藤さん。早速のお返事ありがとうございました。
広島県や山口になぜ、目新しい小売業が開花するのか・・・・・・

  1. 立地=今は販売流通形態が変わったので、確かではないのですが、 メーカーが新商品を出す前にモニターをするわけですが、 そのモニターに一番適しているのが、 広島県で、タバコの新商品・お菓子の新商品などが まず、広島県で試され、広島県でヒットしたら必ず全国販売しても 同じ、ヒット商品となったという話がありました。

    これは日本の都市地形の、海があり平野があり。山間部があり 盆地ありと、全国の生活の縮図として「広島県」で試す価値があった。 ということでした・・・・・・・・

    2時間以内で、平野部、雪深い山間部、広大な盆地、離れ島、を 一回りして、商品動向を試すには絶好の地形と言うことでしょう。

  2. 性格=たまたま、女流画家 平田玉蘊・頼山陽物語として、昨年末 徳永さんが、灰屋、橋本吉兵衛を演じましたが、 http://www.urban.ne.jp/home/tokuo/ 今で言う廃品回収業の灰屋が、全国をまたに事業を展開し、 その余得で、文化事業を推進し。その資産で子孫たちが現在の広島銀行を 作ったという話は、大江戸の支配とは、全く違う世界が尾道にあった証拠。
 徳永君や演劇のスタッフたちと、「次は尾道の豪商から見た江戸時代」を再現してみてはどうかと、けしかけています。

 そうなると瀬戸内海を股に掛けた「村上水軍」や北前船、堺の豪商たち すばらしい、江戸文化を尾道から、商人の目を通じて、かいま見る・ 愉快愉快 (おっと主題からそれてしまいました・・・)(笑)

で、その徳永さんの意見

 何故広島や中国地方にに素晴らしい企業が生まれるのか?

 特に広島に限らないのではないでしょうか。  日本各地には、それぞれの土地にそれぞれの英雄伝がありサクセスストーリーがあり ます。 今NHKでやっている「菜の花の沖」高田屋は淡路ですし、大三菱は岩崎家、高知です。 ダイエーは神戸。博多商人、近江商人、大阪商人、という名称はあっても、江戸商人 というものは昔から無いのではないでしょうか。

 当県の場合、広島や呉や福山ははあまり歴史がありませんが、それでも毛利を生み、 山口へ追いやられはしましたが、300年耐えた後に長州を歴史の主役に送り出しま した。(今は逼塞していますが・・)尾道には1200年におよぶ輝かしい歴史があ ります。お隣の岡山は、古墳の時代からの長い歴史を持っているし、神話の国、出雲 は言うまでもありません。

 ですから、東京より劣っていると言うことは本質的にないわけで、東京が自分だけが 特権地域であるはずなのに、地方から新しい風が吹くのは何故と発想する方がおかし いのです。

 逆であります。

 我々としては、優秀な次男三男を送り込んでいるのだから、もっと東京にしっかりや って欲しいと期待しているというのが本音であります。 直近のバブルとその崩壊にしても、本質的には東京ローカルの問題(大都市特有のマ ター)であったはずが、首都東京故に全地方にその影響が及び、我々地方は迷惑した というのが本当ではないでしょうか。

 腐敗した官僚、いまだに護送船団でしか生き延びれない金融機関など、日本人として の品格にかけるやつらが大手を振っているのは、ほとんど東京に原因、温床がありま す。

 優れた芽は人口比例に応じて平等に萌芽するはずですが、あまりに恵まれている東京 は、その恵まれた環境故に、自分が特権階級であるかのような錯覚に陥り、おごって しまうのかハングリー精神が欠落するのか、花を咲かせる確率が低いと言うべきなの ではないでしょうか。

 フムフム、そういえば洋服の青山もそうだったな。エドウィンも関西だった。「エドで勝つぞ」という名前。徳永さんの意見との関連で思い出して面白かったのは、中国地方出身の青山が銀座に店をもった。非常に話題になった。でも、その時があの会社のピークだったように思う。

 パチンコ屋の当時最大手だったチェーン店が、渋谷に大きな店を出した。しかし、後塵の会社にトップを抜かれたときがあった。ユニクロはどうだろうか。確かに、東京は起業の先陣を走っているわけではない。


2001年05月18〜19日(金〜土曜日)

 へえ、航空業界にも collision course という単語があるんですな。この単語は、政治や経済の文章を読むと結構出てくる。対立関係とか、対立路線と訳せるが、まあ二つの政党なり勢力(国でも良い)の位置関係が衝突を回避できそうもない状態にあると、この二つは collision course にある、と。

 19日の朝日新聞の航空業界の collision course に関する説明は、「人間の目は動く物体は見つけやすいが、止まっているものには気づきにくい。異なる地点から2機が、同じ一点に向かって方向を変えずに直進飛行を続けた場合、操縦席から見える相手機の機影は停止しているように見える。このため接近していることに気づかず、回避操作が遅れる場合がある。こうした2機の位置関係が collision course で有視界飛行の視覚とも言われている」とある。
 ――――――――――
 今これを書いているのは、ICHIROの安打連続試合数が23でストップした時点ですが、佐々木は打たれるし、まああまり良い日ではなかった。しかし、シアトルの連中はこの対ヤンキース3連戦を、「October Test」と読んでいるそうで、どういう事かというと東のアリーグ代表がヤンキースになり、西がマリナーズ。でこの両チームがプレーオフで対戦するだろう......。そのテストだ、というのです。

 アリーグの東は今は野茂、大家のいるボストンが走っている。しかし、西と違って東のゲーム差は小さい。実力のあるヤンキースですから、これから出てくるだろうという予想です。まあ、マリナーズの西地区優勝は間違いないでしょう。

 ところで、掲げた写真はニューヨークの佐々木君が送ってくれたものです。ニューヨーク・メッツがチーム誌を出しているらしいのです。その表紙。50年ぐらい前の日本文字の活字を使っているような気がしますね。

 まあでも、昨日でしたっけ紹介した新庄のお母さんの記事はなかなか面白かった。佐々木君が送ってくれというので、最初ファックスで送ったが字がにじんだりしてよくないだろうと思って、スキャナーで読み取ってjpg にして送った。慣れると、スキャナーで記事を取るのは非常に楽です。

 ある特定の個人に送ったのだから、文藝春秋も許してくれるでしょう。それにしても、文藝春秋はこういうインタビューものがうまい。記者がうまくまとめているのですが、以前宇多田ヒカルが登場していたのには驚いた。スキャニングさせてもらったから、ちょっとよいしょ。


2001年05月17日(木曜日)

 今日読んだ文章で「一番いいな」と思ったのは、文藝春秋に載っていた新庄文子さんのそれです。新庄のお母さん。ほのぼのとして良い文章です。というか、彼女が喋ったのを記者がまとめたのでしょう。

 新庄のお父さんも大の野球ファンなのだそうです。プロ野球選手になりたかったとある。内蔵の病気をして、子供に夢を託した。二番目の子供が新庄。褒めて、褒めて、褒めて伸ばしたのが新庄だそうです。そういう面影はある。

 おかあさんが新庄について「まあいい線いったかなあ.....」と言っているのがええですな。新庄は悩みを抱える時期も反抗期もなかったそうで、「悩むほどの頭脳も無いですし....」とこれまた、あっけらかんとしている。

 今後について彼女は、「もう日本に帰ってこないのでは....」と言って、「第一仕事がないですよ...」と。ご実家は植木屋さんらしい。そこでお母さんは、「家業を継いでもいいし、タクシーの運転手だってできるでしょう」と。うーん、新庄がタクシーの運転手始めたら、客が殺到するかもしれませんね。
 ――――――――――
 執筆が終わったので本を無性に読みたくなって、日経の桜井さんと話していたら「働くことがイヤな人のための本」がまあ売れているというので読み始めたのですが、なんかしっくりこない。

 まあ、斜め読みする予定ですが、こういう本が売れていると言うことは悩みを抱えている人が多いと言うことでしょうね。やることが一杯ある人間には、あまり必要ない本です。


2001年05月16日(水曜日)

 はは、やっと次の本の形が整いました。木曜日に全部出版社に渡して、あとはゲラを待ってまた直します。えかった。


2001年05月15日(火曜日)

 やっぱししましたか。私は利下げ幅を縮小したり、あえて一回休む可能性もあると考えていたのですが。4月18日の声明と今回の声明を読み比べて、非常に面白いことに気づいた。二つの声明はイングリーディエントの文章は極めて似ている。並びを変えている点以外は。2パラと3パラが入り組んでいるのです。

 ここから入って二つの声明をプリントアウトして比べると面白いのです。まず落ちたフレーズ。4月18日には、 threatens to keep the pace of economic activity unacceptably weakとアメリカ経済が受容し難いほど弱いという文章が入っていた。米経済はとんでもなく弱いから緊急利下げした、と言っていた。今回はそれがない。

 今回何が入ったかというと、With pressures on labor and product markets easing, inflation is expected to remain containedと、アメリカのインフレ圧力は引き続き弱い、という部分です。その他に掲げている利下げ理由は同じですから(設備投資が弱い、今後も弱い、株価下落の逆資産効果、海外市場の軟弱)、FRBは現在の経済活動は「unacceptably weak」という状況は変わったが、利下げをやめるまでには回復しておらず、今回はインフレが落ち着いており利下げのリスクはないから利下げした、と読める。

 しかしその上で、将来へのリスク評価は前回と全く同じ文章で、「予見しうる将来、経済を弱くする状況」を見ている。この部分が指摘した今回の文章変更とちょっと整合性が欠けるように思える。ですから、アメリカのFRBの決断に関する記事も、この点を指摘している人が何人かいる。あえて読めば、

  1. 景気判断としてunacceptably weak という判断状況からは脱したが、しかしだからといって今後のリスクを下方から撤回する状況にはない
  2. せっかく利下げしているのに、その効果を減殺しかねない先行き判断の引き上げはすべき状況ではない
  3. その支援材料は、インフレが引き続き落ち着いているからだ
 ということでしょう。しかし全く市場予想通りの措置だったから、将来のリスク評価を据え置いたにもかかわらず、株式市場の反応は4月18日の inter-meeting の時とは全く違った。今回はダウが小幅安で、nasdaqが小幅高。アメリカの経済や市場は、利下げ慣れしてきた。これが利下げの効果を減殺している。だから今回は一回休めば良いと思ったのに。為替も動かず。

 いずれにせよ、引き下げの結果FF金利は4%になった。1994年5月以来の低水準。つまり、アメリカが90年代初めの軽い、しかしブッシュの父親を大統領の座から追ったリセッションの後の状態にまで戻した。金利水準はこうした歴史的経緯から言えば、かなり良いところまで来た。あとのポイントは、アメリカ経済が日本がそうなったようにデフレ的なトレンドを抱くかどうかです。

Release Date: May 15, 2001

For immediate release

The Federal Open Market Committee at its meeting today decided to lower its target for the federal funds rate by 50 basis points to 4 percent. In a related action, the Board of Governors approved a 50 basis point reduction in the discount rate to 3-1/2 percent.

A significant reduction in excess inventories seems well advanced. Consumption and housing expenditures have held up reasonably well, though activity in these areas has flattened recently. Investment in capital equipment, however, has continued to decline. The erosion in current and prospective profitability, in combination with considerable uncertainty about the business outlook, seems likely to hold down capital spending going forward. This potential restraint, together with the possible effects of earlier reductions in equity wealth on consumption and the risk of slower growth abroad, continues to weigh on the economy.

With pressures on labor and product markets easing, inflation is expected to remain contained. Although measured productivity growth stalled in the first quarter, the impressive underlying rate of increase that developed in recent years appears to be largely intact, supporting longer-term prospects.

The Committee continues to believe that against the background of its long-run goals of price stability and sustainable economic growth and of the information currently available, the risks are weighted mainly toward conditions that may generate economic weakness in the foreseeable future.

In taking the discount rate action, the Federal Reserve Board approved requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve Banks of New York, Richmond, Chicago, St. Louis and San Francisco.


2001年05月14日(月曜日)

 世の中面白いですね。月曜日の朝ですが、このサイトの所有者から、以下のメールを頂きました。彼とはごくたまにしか会わないのですが、為替の頃からの昔からの知り合いで同じサイト更新継続者として気持ち的には近いのですが

 昨夜の「EZ!TV」で、PC画面を見てらっしゃる伊藤さんがCM明けなどにちらっと映ってて、「Web Radio or TV をされてるのかな?」と思ってました。

 今、私が担当している業務ですが、埼玉の関東財務局への有価証券報告書等の提出が、6月からインターネット経由でも可能になります。EDINET(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)と呼ばれているものの第一弾です。

 その際、提出書類はHTMLで記述するのですが、趣味でやっていたサイト作りの知識が、まさかこんなところで生かされることになるとは思ってもいませんでした。7月の年報交渉時には、しっかりアピールしようと思ってます(笑)

 ともあれ、サイトに書かれていたように、何をするにもブロードバンドとりわけ通信速度の速い次世代携帯電話が早く普及して欲しいですね。

 昨日見た新型のiBook(ノート型Mac)がかわゆくて、やっと私もモバイラーになる決心がつきました。また、いろいろ教えて下さい。

 彼はマック派で、それでノート型も ibook の話をしているのですが(マックはノートのラインアップが貧弱でした)、私が興味をもったのは関東財務局への有価証券報告書等の提出がネット提出の場合はHTMLで記述という部分でした。このメールをサイトで紹介してよろしいか、とメールで打ったら、次の返事。
 もちろんOKです。改正関連法規が6月1日から施行です。とりあえず、3年間の移行期間が始まり、HTML形式での書類提出が任意で可能となります(3年後には義務化)。関東財務局の関連ページのURLを添付しておきます。

 私は投信関係ですが、有価証券報告書は、資本金5億円以上の一般企業も提出しなければならず、関係者はおおわらわだそうです。亜細亜証券印刷や宝印刷などが、目ざとく(必死で?)HTML化の委託業務を始めるのですが、問合わせが殺到しているそうです。(きっと、経理関係の部署が主管しているからでしょうね)

 関東財務局の担当官も、「いやー、私たちも気が重いんですよ」って言ってたのには、思わず笑ってしまいました。やっぱり、初めてHTMLを見ると、そう思いますよね。

 おやおや、3年後には義務化ですか。HTMLの委託業務を開始した会社もあると。HTMLなんてその気のある人間には一週間もあれば分かるのですが、慣れることができる人と、そうでない人がいることは確か。私もフレーム関係は忘れたな。文章書くのは全く問題ないが。世の中いろいろなところでハードルが高くなっていきますね。ま、彼はその意味で raise を要求する正当な資格を持っているσ(^^)ということになる。


2001年05月13日(日曜日)

 日曜日の夜は番組(フジEZ!TV  昨晩は夜10時30分から)のスタッフの要請で小生のPCをスタジオに持ち込んでネットをオンにし、番組の中でネットを使って何ができるかを今後検討していこうと言うことになってずっとインターネットをオンにしていたのですが、自分のサイト(http://www.ycaster.com/)にごく短時間それを告知したこともあるし、またテレビを見て気づいた人が番組途中でメールを何通かくれて面白かったですな。

 私も番組の途中でメールにはリターンした。番組では何も使いませんでしたが、私は途中でレッサーパンダを検索して見ていたり、新入社員の初任給の推移をチェックして居ました。そこで私は、レッサーが絶滅危険種・希少動物であることを初めて知りました。

 番組の最中にネットをオンにしているのを見たのは随分前の大前研一さんですが、それ以降はあまりない。ネットをオンラインにした講演を盛んにやったのは数年前の私ですが、講演の時でも望みの画面を呼び出すまでのちょっとした「間」の問題があるのです。つまり、レスポンスの問題。どうしても空間があく。瞬間だれる。それを講演なり、番組の中でどう消化するかがポイントです。レスポンスが速くなれば、この問題はある程度解決する。

 昨日の番組の話の一つはカラスでした。番組でも言いましたが私は本当に子供の頃カラスを育てたことがある。近所の大きな木の上の巣から落ちていた一匹を拾ってきて。完璧に我が家に住み着きました。人間の顔を一人一人全部覚えた。自分で拾ってきたのに意地悪をしたから、私は嫌われた。結局おばあちゃん子になった。人間の口まねができる。賢いのです。「カー子ちゃん」という名前でした。

 番組の中で紹介した本(「カラスはどれほど賢いか」 中公新書)は私が5年ほど前に買って読んでいたもの。85年にものずきに東京のカラスの数を調べた人が書いた本で、その時の推計(もちろんですが)は7000羽。昨日春日アナウンサーが説明していたのでは、それが30000羽になっていた。5〜6月はカラスが子育ての時期。危ないですよ。

 番組の中で紹介したのですが、本の表現(186ページ)を借りれば

 「カラスくらい賢い鳥は他にはいないだろう。何事にも好奇心が強く、大胆にして細心、団結心が強く、常に果敢で積極的な生き方をしている」
 という。番組の最後の話題は新入社員の話で、私は「雀や鳩はもう駄目。雑食性でチャンスを逃さない賢さを持つカラスの生き方を参考にしたら....」と新入生の皆さんに言おうと森本さんとも話していたのですが、もう時間がなかった。まああの黒ずくめは良くないのですが。生き延びる人種(鳥種)の気はする。


2001年05月12日(土曜日)

 ええ天気でしたね。日帰りで諏訪に行って来ましたが、行き帰りのあずさの中ののどかなこと。夏になっちゃうと暑い。今が一番良い季節かもしれない。東京には夕方帰ってきたのですが、それからこの本の出版記念パーティーに。馴染みの人が多いパーティーで、会場も東京湾を見下ろす33階で。

 先日書いた「Homepage ウィルス」に関しては、このパーティーの出席者の一人が自らのHPに詳しく書いていました。彼のメールによると、「9日時点では上記ウィルスの定義が反映されたウィルスチェックデータは配布されていませんでした」ということで、小生のところに来たのは10日。私は被害を免れましたから、その間にチェックデータができたのでしょう。被害は大したことはないが、暗号化技術を使ったウィルスだったそうだ。私は助かりました。
 ――――――――――
 それにしても、笑っちゃいましたな。諏訪に出かける前にトロントでのシアトルの試合を衛星放送で見ていたら、ICHIROの5打席目。セカンドゴロだったのですが、テレビの解説者が一言「ハリー!」と。「急いで投げろ...ヒットになっちゃうよ」という意図だったと思う。

 その前の第四打席でICHIROがショートゴロを打った。別になんてことはないゴロだったのです。しかしそのゴロがセーフになった。最初ショートエラーと発表されたが、その後 base hit と訂正された。ショートが投げた投球がワンバウンドになったんですな。しかし、普通のバッターなら確実にアウト。この時のアナウンサーの言葉は、定かではないが「This guy has wings out on hit feet.....」と言った気がした。<^!^>

 それと同時にアナウンサーが使った言葉が、「incredible speed」だったと思う。おったまげるほど速い...ということでしょう。私の目には、ICHIROはショートへのbase hit の時、特に意欲満々に走っているようには思えなかった。それでもセーフ。

   知らなかったのですが、夜家に帰ってスポーツニュースを見ていたら、ブルージェイの監督が「今日はICHIROの足にやられた。対策を考えなければ.....」と。へえ、どうするんでしょうね。


2001年05月11日(金曜日)

 金曜日の朝のラジオ番組でも言いましたが、木曜日の昼間だったと思います。私の所にも「Homepage」ウィルス(そういうのかどうか知りませんが)が送られてきました。日本ではJR東日本などが被害を受けているらしい。

 発信人が知っている人の名前だったので、ついリンク先をクリックしたらノートンがびしっと警告してくれたので、検疫して、残しておくのも気持ちが悪いので削除。その後コンピューター全体をチェックしましたが、傷跡は残っていなかった。入り口でチェックできたということです。

 あとで考えてみれば、最近のウィルスは必ず知っている人間の名前で送られてくる。コンピューターにとりついた後、メーラーのリストに複製を送りますから。実はちょっと開けるときにメールの様子が「変だな」と思ったのですが、結局知っている人の名前についクリックした。ちょっと反省です。

 しかし助かったのは、ノートンから連絡があればコンピューターの anti-virus のソフトを常に更新していることです。ADSLでコンピューターを立ち上げると更新ソフトがあればノートンから自動的に連絡してくれる。クリックして最新版にするだけです。これで今回は助かりました。

 もっとも私はメーラーでマイクロソフトを使っていませんから、普通の対マイクロソフト・ウィルスには強い筈なのですが。


2001年05月09〜10日(水〜木曜日)

 NHKの海老沢勝二会長は10日の定例記者会見で、4月のBSデジタル受信機の出荷台数が約1万9000台(NHK調べ)にとどまったことを明らかにした。昨年12月にBSデジタル放送が開始されて以来、月間の出荷台数が2万台を下回ったのは初めて。

 内訳はチューナーが9000台、チューナー内蔵型ハイビジョンテレビが約1万台で、累計出荷台数は計約60万台。「1000日で1千万台」の普及を目指す海老沢会長は「数字を聞いてがく然とした。受信機の値段が高いのか、放送しているソフトが悪いのか。これでは大変なことになる」と話した。

 というニュースを見て、おやっと思ったのです。思い違いされているのですな....この方は。私を含めて、テレビの視聴時間は全く延びていない。可処分時間が限られている中で、ネットの時間が増えている。そうした中でBSというテレビが伸びるためには、よほど良くないと駄目。しかしBSがそれだけ魅力があるとは思えない。

 自分の場合を当てはめてみると、例えばネットをしながらラジオを聞くといった聴取慣習が出来上がりつつある。テレビは目と耳を全部を取られる。しかし、ラジオは非常に有効です。多分人々が時間を使う視聴対象は、多様化してくると思う。1000日で一千万台というのを本当に信じているとしたら、ちょっと風呂敷の広げすぎでは。
 ――――――――――
 ところで、先日携帯電話の番号のバックアップは絶対とっておいたほうが良いと書いたばかりで、私のサイトの読者はぬかりないだろうと思っていたら、TBSの小生の担当者の並木君が、「実は、バックアップに行こうと思っていた前日に、携帯をなくしまして.....」と。あああ、やちゃったねってな感じですな。可哀想に。

 まあ出てこんでしょうな。「伊藤さんに言われていたのに.....」と。もう遅い。まあ、またしこしこお入れなさい.....。


2001年05月08日(火曜日)

 アメリカ経済には悪いニュースが増えてきました。先週末発表になった雇用統計もそうでしたが、今週もシスコの大幅欠損発表、生産性の6年ぶりの低下などの経済指標が出てきている。

 明らかなのは、企業の設備投資の落ち込みです。シスコの決算(同社第三・四半期)はリストラクチャリングに伴う一時的な損失計上もあるのですが、販売高も減少している。重要なのは、同社が収益回復への道筋を示せないばかりか、いつ企業の設備投資などからみた景気の回復がいつになるか見通しさえ示せていない点。

 実は今ちょっと迷っているのです。5月のFOMC(15日だと思った)で利下げがあるかどうか。4月の緊急利下げは5月に予定していた利下げの先取りだというのが今までの私の理解だった。しかし、これだけ景気悪化を示す材料が出てくると、再び利下げせぜるをえないのではという気にもなる。

 設備投資が出ない中で金融緩和が進んでいることから、ニューヨークの株式市場は一種の金融相場のような状況になっている。ダウは既にかつての取引水準を回復してしまった。今度利下げをしても、緩和状況が進むだけで景気の支援にはならないような気もする。ゆがんだ形で景気を急速に回復させるよりも、時間をかけた方が良い気もする。

 まあ、もうちょっと様子を見てありやなしやを詰めますが。


2001年05月07日(月曜日)

 ほう久保田ちゃん会社を辞めるの。 なになに、6月からホームページを更改とな。どんなんなるか、楽しみですな。


2001年05月06日(日曜日)

 連休中に6月に出すグリーンスパンに関する本の原稿の80%を仕上げる予定だったのに、まだ半分かな。結構、一生懸命やっていたのですがね。出版社に怒られそう...........。いろいろ調べていると、時間がかかるのですわ。

 過去の事というのは、調べれば調べるほど面白いのです。どこまで書くか、何を取り上げるか....と選択の連続なのです。調べても、文章をだらだらさせるようなことはしてはいけない。あくまで切れ味良く....と思っているのですが、そういきますかどうか。


2001年05月04〜05日(金〜土曜日)

 連休中、特に後半は新聞にろくな記事がのっておらず面白くない....と思っていたら、土曜日の朝日新聞のウィークエンドに長島茂雄巨人軍監督の文章が載っていて、この人の文章を読むのは久しぶりだな....と思いながら、興味深く読みました。

 見出しは「プロ野球 松井よ、君は残って欲しい」とある。「ちょっと待ってよ....」ってなものですな。監督の発言としては分からないでもない。しかし、個人の将来を決めてしまうような、もしこれで松井が「大リーグに行く」と言ったら、彼を裏切り者のようにしてしまう発言を今からするのはどうかな...という印象。

 野球ファンの一人として言うと、イチローのように抜群のバットコントロールができる選手というのは、一種の天才で日本人とかアメリカ人、ドミニカ人とかいう区別とは別物だと思うのです。a laser beam strike from ICHIRO とアメリカのアナウンサーに言わせたように肩も素晴らしい、そして既に3盗を含めて6盗塁を記録するなど足もある。一種の天才だから、野球という世界では彼はどこでも通用する。これは分かった。

 で私が見たいなと思うのは、今度はバットを強く振るタイプの松井のような選手がアメリカでどの程度通用するか、日本と同じようにホームランを打てるかなのです。想像しても面白い。松井が大リーグで40本のホームランを打つシーンを。

 そういう可能性があると思えるから日本のプロ野球も面白いのに、「この選手は大リーグに行ってはいけない...」というのは、やはり言い過ぎだと思う。長島さん自身、「私も現役のころ、ドジャースから誘いを受けました」「環境が許していたらチャレンジしたと思います」と言っている。だったら、「松井、君は駄目よ....」という理由は何もない。

 松井には既に大リーグから誘いがかかっているに違いない。イチローとカズの日本人カード二枚(実に絶妙の組み合わせだが)でマリナーズは驚異的な勝率を誇っているのを見れば、大リーグの各球団は日本人選手に注目しているに違いない。営業的にもメリットが大きい。

 私は松井にも当然ながらチャンスを与えるべきだと思う。この選手も大リーグに行ってやるかもしれないと思える選手だからこそ、日本にいても興味深く見れるという面もある。イチローはどこでプレーしても奥さんの作ったおにぎりを食べる日本人なのだから、いつでも我々の関心の対象にある。彼が存在すること自体が、我々には楽しい。

 日本のプロ野球を、そして野球を面白くするには長島さん自身が言っているように「改革」しかないように思う。グローバライゼーションは不可避だ。子供達にもっと面白い、と思ってもらうような体制を作る必要があるのでは。長島さんは「社会人野球はひどいが、高校野球が人気で安心」というようなことを言っている。しかし非常に身近な問題だから思うが、日本の高校野球の抱える問題も実に多い。


2001年05月02〜3日(水〜木曜日)

 興味のない人には、「なにそれ....」と言われそうですが、私にとってずっと不思議だったことが一つ謎解きが出来ましたので紹介を。葉山に日影茶屋という名の通ったレストランがあるのです。和食、洋食、そしてケーキハウスと三つ揃っている。逗子からバスで5つ目の停留所「鐙摺(あぶずり)」で下りると、三つのレストランがそれぞれ50メートルと離れていないところにある。

 このレストランは去年の12月27日まで広尾でも店を開いていて、私はよくそこに行っていたのです。和食が好きで。特に梅ワインが良かった。料理もバランスが取れていた。しかしもうない。そこでいつだったか、今度は葉山の店に行ったのです。広尾の店で馴染みだった従業員も葉山に移ったので。

 疑問だったのは、なぜ「日影茶屋」なのか、という点です。だってそうでしょう、「ひかげ」なんてあまりレストランの名前としてはいただけない。「茶屋」は分かります。昔お茶を出していたところなのです。で、いろいろこれを機会に聞いてみた。

 葉山の「日影茶屋」は300年以上続いている。もともとは船宿だったそうです。洋食レストランは今でも海に面しているし、海とは切っても切れない関係にある。そしてもう一つ行って分かったことは、街道沿いにあると言うことです。三浦一族とか言っていましたが、そういう連中が往来した。この街道はその大部分において海沿いの陽当たりの良いところにある。夏は暑い。

 で、角田という経営者の祖先は、ほっとするところで旅する人々にお茶を飲んでもらおうと思った。そこで、あえて旅人がほっとする日陰になりやすい場所を選んで茶屋を作ったというのです。客達は「日陰にあるお茶屋」ということで、この店をずっと「日陰茶屋」と呼んでいたというのです。

 行ってみると分かるのですが、今でも「日影茶屋」のある場所は、街道添いの後ろが直ぐに高い山になっている場所にある。その昔は道を挟んだ対面にも小高い丘があったのだそうです。一日中陽が当たらなかったのではないかと思わせる。確かに、夏でも涼しかったかもしれない。

 「鐙摺(あぶずり)」の一つ手前のバス停は、「切通し」とか言うのです。そこは結構厳しい関所かなにかで、通過するのが難儀だった。そこを通過して、「ほっと一息」ということもあったらしい。とにかく、「日陰茶屋」は繁盛した。それがいつ「日影茶屋」になったのかは明かではないそうです。しかし、常識的に考えても分かる。事情を知っている人だったら「日陰茶屋」でも納得するが、知らない人は「日陰茶屋」と聞けば、あまり良い気がしない。

 「するめ」のことを花柳界では縁起が悪いと言って、「あたりめ」と言った。今では、店で「するめ」頂戴という人は、珍しい。「むらさき」もそうです。そりゃそうだ。少しは気取らなければ。日陰が日影になっても何の不思議もない。

 はっきり言って、広尾の店よりリーゾナブルです。部屋もいろいろあって楽しめる。昔のお蔵を改造した「久楽」(”くら”と読みます)も良かったな。まあ、東京からは遠いのですが、近くを通ったら一度行ってみても良い店ではないでしょうか。


2001年05月01日(火曜日)

 4月26日に「権力の集中現象」という話を書きましたが、123/141がそのまま世論調査結果に現れ始めました。恐ろしいほどの人気政権。すぐ連休に入ってしまって具体的な動きはあまりありませんが、連休後の動きが見物と言うことでしょう。

 はっきりしているのは、小泉首相はこのもの凄い人気を take chance できるということです。何に使うかは彼の力量でしょうが、小生が思うのは消費者や企業の中期的、長期的な confidence につながることをしてほしいと言うことです。今発売中の日経ビジネスの書評欄にリチャード・クーさんの「良い財政赤字 悪い財政赤字」を取り上げて、その中で confidence という観点からこの本を批評しました。

 今まで日本の経済論議の中で、忘れられていた動的要因だと思っているのです。小泉さんが人気を企業や消費者の confidence に変えることができるなら、長期政権を担うに値する首相となる。
 ――――――――――
 「速水騒動」の真相はまだ見えませんな。2日の朝日の記事などで少し視界は晴れてきたような気もするが、まだはっきりしない。この記事によれば、速水さんは「辞めたい」と思ったことは実際あって、それを何人かに喋ったよう(たとえば愚痴のように)なのです。それがあたかも「確報」のようにして流れた。

 しかしその後は気持ちがまた揺れ戻った、と思える状況になったと理解できる。しかし、金融政策のトップは「辞める辞めない」で本人の気持ちも揺れているようでは足場がしっかりしない。迷うくらいだったら首相が替わって新しい気分にこの国がなろうとしている時でもあり、きっぱり後進に道を譲るのも一つの考え方では、と思う。

 一つ思うのは、新しい日本銀行の総裁には経済の現場をより身近に見ていた人が良いということです。今グリーンスパンの本を書いていますが、彼の最大のメリットは「市場」と「経済」を現場から知っていると言うことです。知り合いも多いし、情報収集のネットワークもある。

 アメリカでも「市場の感覚」が入ったのはグリーンスパンが議長になってかららしい。87年はアメリカでブラックマンデーがあった年ですが、彼はその6月に議長になって、株価が異常な勢いで上げていてそれが経済に与える影響が大きかったので当然FOMCでもその話が出るかと思ったが、「FOMCの場では”株式市場”という単語が一回も出てこなくてびっくりした」らしい。

 今は日銀の内部で評判が良いとか、官僚として順調に出世してきたというだけ日銀の総裁をやるのには荷が大きすぎる。それは日銀の職員全員にも言えることで、株の取引の経験もないような、失業のリスクを全く負っていない、起業や企業分析の経験もない人たちが金融政策をマクロの知識だけで動かすにはあまりにも経済は複雑になっている。次々に出現する新しい技術に対する知識も欠かせないでしょう。経済の形を変えるのはテクノロジーで、それに対する知識がないのはセントラル・バンカーとして大きな欠点となりつつある。

 全部を揃えている人は少ないだろうが、より多くの要件を満たし、かつ新しい知識の吸収力がある人が妥当だろうと思います。



ALL RIGHTS ARE RESERVED.Copyright(c)1996〜2002 伊藤 洋一